若宮三紗子

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若宮三紗子 Table tennis pictogram.svg
基本情報よみがな わかみや みさこラテン語表記 Misako Wakayama生年月日 (1989-06-23) 1989年6月23日(30歳)国籍 日本の旗 日本出身地 香川県の旗香川県多度津町選手情報世界ランキング 最高24位(2015年2月)段級位 7段利き腕グリップ シェークハンドラケット スワットフォア面ラバー VICTAS V>15Extraバック面ラバー スーパースピンピップス戦型 前陣速攻型[1]ITTFサイト ITTFプロフィール経歴学歴 ITTFワールドツアー戦歴デビュー年 2004生涯成績 360試合 230勝 勝率64%世界卓球選手権戦歴出場大会数 5初-最終出場 2009 - 2016国内戦歴
 
獲得メダル
日本の旗 日本
女子卓球
世界卓球選手権
2016 クアラルンプール 女子団体
アジア競技大会
2010 広州 女子ダブルス
2014 仁川 女子団体
アジア選手権
2012 マカオ 女子ダブルス
2012 マカオ 女子団体
2015 パタヤ 女子団体
2015 パタヤ 女子ダブルス
■テンプレート ■プロジェクト:卓球 ■選手一覧

若宮 三紗子(わかみや みさこ、1989年6月23日[2]- )は香川県多度津町出身の卓球選手。前陣速攻型ITTF世界ランキング最高位は24位。段級位は7段。全日本卓球選手権の女子ダブルスで藤井寛子とのペアで2010年大会から四連覇している[3]。ドライブとミート打ちを武器としている[4]。この他、福原愛とペアを組む女子ダブルス、松平賢二とペアを組む混合ダブルスでも国内・海外の大会で好成績を収めている。2018年3月限りで現役を引退した。

経歴[編集]

多度津町立豊原小学校、三豊市立高瀬中学校を経て尽誠学園高等学校の3年次にはインターハイの女子シングルスで優勝した[5]

2007年1月の全日本卓球選手権ジュニアの部では藤井優子に敗れてベスト4となった[6]

2008年1月の全日本卓球選手権ではシングルスでベスト8に入った[7]

立命館大学産業社会学部に入学[8]、1年次の2008年に全日本学生卓球選手権大会で女子シングルス及び宇土弘恵との女子ダブルスで優勝した[9][10]。その後2009年7月卓球に専念するために同大学を退学、日本生命に加入した[11]

2010年10月の全日本社会人卓球選手権では女子シングルスでは山梨有理に破れ3位[12]、ダブルスではベスト8となった[13]

国際大会では2004年にニューデリーで行われたアジアユース選手権カデットの部で優勝、2006年から2007年にかけてワールドジュニアサーキットを転戦し2007年のインド大会で優勝している。ITTFプロツアーにも2006年から参戦し2009年の和歌山大会でシングルスベスト8、ソウル大会で女子ダブルスベスト4に入った。横浜市で行われた第50回世界卓球選手権個人戦(当時世界ランキング132位)では松平賢二との混合ダブルスで2回戦まで進んだ。12月、藤井寛子とのペアで出場した東アジア大会の女子ダブルスで銀メダル獲得。

2010年、日本選手権の女子ダブルス準々決勝で、前年の東アジア大会決勝で敗れた福原愛、石川佳純組を破るとそのまま勝ち進み初優勝。広州で行われたアジアカップのシングルスで9位、2010年アジア競技大会では女子ダブルスで銅メダルを獲得した[14]

2010年12月にソウルで行われたKALカップ(21歳未満のITTFワールドツアーグランドファイナル)の決勝ではフルセットの末、石垣優香に敗れた[15][16]。12月24日から26日に呉市総合体育館で行われた第51回世界卓球選手権個人戦ロッテルダム)の日本代表選手選考会で1位となり代表に内定した[17]。翌2011年5月の世界選手権では女子ダブルスでベスト8進出。

2012年1月、松平賢二とペアを組んだ日本選手権の混合ダブルス初優勝、女子ダブルスでは3連覇を達成。

2013年1月の日本選手権女子ダブルスで大会史上最多タイ記録の4連覇を達成[3]。同年の世界選手権には第6シードで出場した女子ダブルスでベスト8。混合ダブルスでベスト16。

2014年1月の日本選手権では女子ダブルスでは準々決勝で敗れ、5連覇はならなかった。この大会を最後に藤井寛子は引退[18]。混合ダブルスではベスト4。シングルスでは準決勝で石川佳純に敗れたが、自身初のベスト4入り[19]。6月の荻村杯では福原愛とのペアで出場し、決勝で前年の世界選手権銅メダルペアの馮天薇、ユ・モンユ組(シンガポール)を破り優勝。

2015年1月の日本選手権はペアの福原の腰痛により女子ダブルスを欠場した。松平賢二との混合ダブルスでは3大会ぶりに決勝進出し、準優勝。

2016年第53回世界卓球選手権団体戦で世界卓球の団体戦に初出場した。

2017年の卓球王国2月号で日本代表からの引退を発表し、難病であるSLEを患っていることを告白した[20]。2017年シーズンは日本生命に籍を置きつつコーチとしてジュニア世代の育成にも力を入れている。また2017年より日本卓球協会アスリート委員会委員を務める[21]

2018年3月限りで現役を引退することを発表しボディメイクトレーナーに転身[22]

2012年、全身性エリテマトーデスと診断された[23]

主な戦績[編集]

2007年
2008年
2009年
  • 世界卓球選手権 混合ダブルス2回戦
  • 東アジア競技大会 女子ダブルス準優勝(藤井寛子ペア)
2010年
2011年
  • 平成22年度全日本卓球選手権 女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
  • 世界卓球選手権 女子ダブルスベスト8、シングルス2回戦、混合ダブルス3回戦
  • ITTFプロツアー 韓国オープン 女子ダブルス 優勝 (藤井寛子ペア)
  • 荻村杯国際卓球選手権大会女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
  • 全日本社会人卓球選手権 女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
2012年
  • 平成23年度全日本卓球選手権 混合ダブルス優勝(松平賢二ペア)、女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
  • アジア卓球選手権(マカオ) 混合ダブルス銅メダル(松平賢二ペア)
  • 荻村杯国際卓球選手権大会女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
  • ITTFチリオープン 女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
  • ITTFチェコオープン 女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)、女子シングルス準優勝
  • 全日本社会人卓球選手権 女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
2013年
  • 平成24年度全日本卓球選手権 女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)、混合ダブルスベスト4(松平賢二ペア)
  • 世界選手権 女子ダブルスベスト8(藤井寛子ペア)、混合ダブルスベスト16(松平賢二ペア)
  • ITTFドイツオープン 女子ダブルス準優勝(福原愛ペア)
  • 全日本社会人卓球選手権 女子ダブルス優勝(藤井寛子ペア)
2014年
  • 平成25年度全日本卓球選手権 混合ダブルスベスト4(松平賢二ペア)、女子シングルスベスト4
  • ITTFクロアチアオープン 女子シングルス準優勝
  • 荻村杯国際卓球選手権大会 女子ダブルス優勝(福原愛ペア)
  • ITTFチェコオープン 女子ダブルス優勝(福原愛ペア)
2015年
  • 平成26年度全日本卓球選手権 混合ダブルス準優勝(松平賢二ペア)
  • ITTFハンガリーオープン 女子シングルス優勝
2016年

成績[編集]

※最高成績

シングルス[編集]

ダブルス[編集]

混合ダブルス[編集]

受賞[編集]

2017年

  • 香川県スポーツ栄光賞 特別賞[24][25]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ メンバー紹介”. 日本生命女子卓球部. 2011年1月23日閲覧。
  2. ^ 世界卓球2009 横浜 日本代表メンバー 女子”. スポーツナビ (2009年). 2011年1月23日閲覧。
  3. ^ a b 若宮組、史上2組目の4連覇達成/全日本卓球”. 四国新聞社 (2013年1月21日). 2013年1月21日閲覧。
  4. ^ フォルクスワーゲンオープン 荻村杯 2007”. ニッタク (2007年6月21日). 2011年1月23日閲覧。
  5. ^ 香川スポーツ賞・若宮三紗子(尽誠高3年)”. 四国新聞社 (2007年12月25日). 2011年1月23日閲覧。
  6. ^ 若宮(尽誠高)決勝進出逃す-全日本卓球”. 四国新聞社 (2007年1月20日). 2011年1月23日閲覧。
  7. ^ 若宮(尽誠高)貫録の3冠-卓球四国選手権”. 四国新聞社 (2008年1月28日). 2011年1月23日閲覧。
  8. ^ ダブルス優勝で本来の攻めのスタイルが復活!"勝ちたい"を貫き、手にした2冠の栄光”. 立命館大学 (2008年12月5日). 2011年1月23日閲覧。
  9. ^ ~シングルスは松平賢二と若宮三紗子が優勝~”. バタフライ (2008年10月14日). 2011年1月23日閲覧。
  10. ^ インタビュー 若宮三紗子”. ニッタク. 2011年1月23日閲覧。
  11. ^ 若宮、県人49年ぶり快挙/全日本卓球最終日”. 四国新聞社 (2010年1月18日). 2011年1月23日閲覧。
  12. ^ MIZUNO契約選手快挙!!”. ミズノ (2010年10月26日). 2011年1月23日閲覧。
  13. ^ 若宮(尽誠高出)が4強入り/全日本社会人卓球”. 四国新聞社 (2010年10月13日). 2011年1月23日閲覧。
  14. ^ 卓球、銅メダル8個と躍進、福原は金メダルへ意欲見せる”. 日本オリンピック委員会 (2010年11月22日). 2011年1月23日閲覧。
  15. ^ 世界卓球2011ロッテルダム 女子日本代表選考会”. バタフライ (2010年12月27日). 2011年1月23日閲覧。
  16. ^ Yuka Ishigaki in Seventh Heaven at KAL Cup Pro Tour Grand Finals”. 国際卓球連盟 (2010年12月18日). 2011年1月23日閲覧。
  17. ^ 2011世界卓球選手権大会(個人戦)女子日本代表選手選考会(2010.12.24-26、於:呉市総合体育館)”. 日本卓球協会. 2011年1月23日閲覧。
  18. ^ 若宮(尽誠高出)組 V5ならず/全日本卓球選手権四国新聞2014年01月20日
  19. ^ 若宮、初の4強/全日本卓球選手権第5日四国新聞2014年1月19日
  20. ^ 『卓球王国』178P(2016年、卓球王国)
  21. ^ “専門委員会および限定プロジェクト担当理事並びに委員長・委員” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 日本卓球協会, (2017年9月11日), http://www.jtta.or.jp/Portals/0/images/association/executive_committee/20170919_9senmoniinkai.pdf 2017年12月22日閲覧。 
  22. ^ 卓球の若宮三紗子が現役引退 ボディメイクトレーナーに転身 16年世界卓球団体で銀メダル - スポーツ報知、2018年1月4日閲覧
  23. ^ 「えっ。SLEって何?」 五輪めざす中、突然の診断:朝日新聞デジタル
  24. ^ 卓球・若宮(日本生命)に特別賞 県スポーツ栄光賞 14競技26人表彰”. 四国新聞社. 2017年2月9日閲覧。
  25. ^ 「香川県スポーツ栄光賞」特別賞に世界卓球2位・若宮さん - 産経ニュース”. 産経新聞. 2017年2月18日閲覧。