若松俊秀

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わかまつ としひで
若松 俊秀
本名 若松 俊秀
生年月日 (1965-12-06) 1965年12月6日(54歳)
出生地 日本の旗, 宮崎県都城市
民族 日本人
身長 177cm
血液型 A型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ演劇
活動期間 1988年 -
配偶者 あり
主な作品
テレビドラマ
鳥人戦隊ジェットマン
炎立つ』『暴れん坊将軍VI
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若松 俊秀(わかまつ としひで、1965年12月6日[1] - )は、日本俳優。本名同じ[2]ケィ☆サイド所属。以前は東京宝映テレビに所属していた[1]

宮崎県出身[1]。身長177cm。血液型A型[2][3]

人物・略歴[編集]

高校時代は生徒会の副会長や剣道部の主将をやっており、先生に「お前の場所を空けておくから、体育の教師になって戻って来い」と言われていたことからそのために上京したが[4]、劇団にスカウトされて映画演劇の魅力に目覚め、1985年東京宝映テレビの研究生となり俳優活動を開始[3][4]1990年5月、青山円形劇場にて舞台『チャンピオン』に臨み、これをきっかけに役者として本格的に活動を始める[4]

スーパー戦隊シリーズ第15作『鳥人戦隊ジェットマン』(1991年2月から1992年2月、テレビ朝日系列)で結城凱 / ブラックコンドルを演じ、人気を集めた[4]

2011年のスーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』に井上敏樹からのオファーを受け、9月4日の放送回で1992年以来、19年ぶりに結城凱を演じた[5]。若松の希望でブラックコンドルのスーツアクターを『ジェットマン』当時と同じ大藤直樹が担当している。

既婚者で一男がいる。子供ができたことをきっかけにタバコはやめたが、『豪快演義』で井上からその事を冗談交じりに批判された[要ページ番号]。理由は「凱と言えば『酒とタバコ』」との事。兄弟は二歳年上の兄がいる[6]

趣味はサーフィン絵画乗馬。特技は剣道三段、柔道初段、空手、合気道[1]。サーフィンを知るきっかけは『ジェットマン』で天堂竜 / レッドホーク役を演じた田中弘太郎から教わったという。その後も時間を見つけては、田中とサーフィンに出掛けている。

エピソード[編集]

  • 少年時代は自身曰く、「『となりのトトロ』のメイを男にしたような子供」で「誰かの後ろから付いていく」タイプだった[7]
  • 中一の時の初恋の時に恥ずかしくて告白できなかったのがトラウマとなり、あえて女子のいない工業高校に進学している[要出典]
  • 上京後、深夜にテレビでやっていた映画『宮本武蔵』を観てこんな映画を撮りたいと思うようになるが、作りたいと考えているだけではなくまずは出てみようと考えるようになり、俳優の道へと進んだ[8]
  • デビュー作となった舞台『チャンピオン』では、当初はラガーマンの役と伝えられていたため体を鍛えて体重が75キログラムになっていたが、実際には悩み多きフェザー級ボクサーの役であったため、階級のウェイト上限である57キログラムまで一気に18キログラムを落とすこととなった[4]。若松自身は、体育会系の人間なのでストイックに体重を落とすことに苦労はなかったと述べている[4]
  • 1996年2月12日放送『名探偵コナン』第6話「バレンタイン殺人事件」で「若松俊秀」というキャラクターが登場している。この回はアニメオリジナルストーリーで脚本は『鳥人戦隊ジェットマン』の井上敏樹であり、キャラクター名は若松本人から来ている。
  • 子どもの頃に好きだった特撮作品は『仮面ライダー』『仮面ライダーV3』『仮面ライダーアマゾン』で、特にアマゾンには熱中していた[4]

『ジェットマン』関連のエピソード[編集]

オーディションでは、監督の雨宮慶太や脚本家の井上敏樹ら審査員と年齢が近かったこともあり話が合い、海外ドラマや黒澤映画の話などで盛り上がったという[4]。後に井上からは、最初からブラックに決まっていたと言われている[4]。また、雨宮は凱のメイン回は自身が担当すると宣言していたという[4]

演じた結城凱について、人間味が溢れ共感できる部分の多い好漢だと述べており、演技については凱が自身の中に降りてくる感覚で役になりきっていたという[4]。共演者の岸田里佳は、若松と凱の共通点を「ドS」と評していた[4]

作品撮影過程では演出面でも若松のアイデアは重要な場面で数多く採用されている[4]。当初の台本では変身後に「レッド」「ブラック」と呼び合っていたが、作品の方向性を考え名前で呼び合うようにした[1][4]。また、役柄に合わないセリフがあったときなどは、田中とともに監督へクレームをつけることもあったという[1]。立ち位置のバミリなども芝居のじゃまになるとして断っていた[4]。特にカメラマンのいのくままさおから自身の考えを理解してもらえたことがありがたかったと述べている[8][4]。役作りの一環として、劇中の凱と同様に他のメンバーとは距離を置くようにしていた[8]

メインライターの井上とは、若松が監督の一人と凱のキャラクター性について意見が食い違った際に井上と私的に話し合ったのをきっかけに関係が深まり、撮影当時は週に5日は作品について語り合い、それが脚本に反映されることもあったという[4]。最終話で凱が死ぬという展開も、第18話「凱、死す!」で井上が冗談で凱が死ぬと言っていたことを経て、若松が最終回に取り入れることを提案したものであった[4]。凱を刺したひったくり役をブラックコンドルのスーツアクターである大藤直樹が演じたのも若松の提案である[4]

結城凱役として初めての衣装合わせが東映大泉撮影所にて行われた日は丁度自身の25歳の誕生日だった。また、同役の最終シーンの撮影も丁度26歳の誕生日だったという。

第20話の撮影では、突風でベンチが頭に当たるというシーンで実際に流血し、撮影を中断して病院へ行ったが、白いタキシード姿で流血している特殊な状況であったため説明に困ったという[1]

バイクアクションはほとんどスタントなしで演じており、爆発のくぐり抜けや落下などもこなしていた[1][4]。若松は、最初は危険だと言われていたが一度やってしまうと次々に注文が来たと述べている[1]

第10話の挿入歌「陽気なアコちゃん」の作曲も手掛けた[1]。若松は撮影現場で依頼され、1日で仕上げたという[1]

放映当初から特撮ファンや子供と一緒に見ていた親世代(中でも母親)からの人気が非常に高く[4]、放映中は視聴者からオーダースーツや作品にも登場するジッポライター、バーボンウイスキー、そしてお米券やビール券が多数プレゼントとして贈られて来た[注釈 1]

出演[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

オリジナルビデオ[編集]

舞台[編集]

  • チャンピオン(1990年5月、青山円形劇場
  • 渡る世間は鬼ばかり(東宝現代劇2000年5月 - 6月 日比谷芸術座) - 青山公次役
  • 第8回 H〜i!Jack!!〜やぁ!ジャックさん!!〜(2005年7月23日 - 7月31日、東京・東京芸術劇場) - 機長 役
  • 近藤を待ちながら(2010年8月17日 - 8月22日 下北沢・GEKIちかリバティ) - 土方歳三役
  • Team Media Factory 第10回公演「Walk Don't Run」 (2017年6月7日 - 6月11日 築地本願寺ブディストホール) - 鷲尾仁役
  • 演劇ユニット金の蜥蜴 第13回 公演「葵上〜源氏物語より〜」(2018年2月14日-2月18日 築地本願寺ブディストホール) -横川小聖役
  • 劇団ドガドガプラス 「浅草アリス in wander land」(2018年8月18日-27日 浅草東洋館)

その他[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ プレゼントされたジッポライターは作品中の小道具としても用いられた。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 「ジェットマンメモリアル座談会」『鳥人戦隊ジェットマン スーパー戦隊超全集小学館てれびくんデラックス〉、1992年2月20日、72-75頁。ISBN 978-4-09-101430-6。
  2. ^ a b 『日本タレント名鑑2004』VIPタイムズ社、2004年、450頁。ISBN 978-4990124229。
  3. ^ a b 『テレビ・タレント人名事典 第5版』日外アソシエーツ、2001年、1177頁。ISBN 978-4816916779。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 「SPECIAL INTERVIEW '91 若松俊秀」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1991 鳥人戦隊ジェットマン講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年5月10日、18-19頁。ISBN 978-4-06-509613-0。
  5. ^ nifty. “SINCE1991JETMAN”. 公式サイト. 2011年7月15日閲覧。
  6. ^ 本人のブログより[要文献特定詳細情報]
  7. ^ 2008年10月9日.若松祭での発言より[出典無効]
  8. ^ a b c 超世紀全戦隊大全集 1993, p. 190, 「戦隊シリーズ キャストインタビュー 若松俊秀」
  9. ^ 2017-08-12 Otaku Expo Reload 2017[要文献特定詳細情報]

参考文献[編集]