若駒賞 (岩手競馬)

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若駒賞
開催国 日本の旗 日本
主催者 岩手県競馬組合
競馬場 盛岡競馬場
創設 1981年
2019年の情報
距離 ダート1600m
格付け M2
賞金 1着賞金300万円
出走条件 サラブレッド系2歳オープン、岩手所属
負担重量 定量(55kg、牝馬1kg減)
出典 [1]
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若駒賞(わかこましょう)は、岩手県競馬組合が施行する地方競馬重賞競走(M2)である。正式名称は「盛岡市長杯 若駒賞」、盛岡市が優勝杯を提供している。

盛岡市長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、岩手県馬主会会長賞、開催執務委員長賞(2019年)[2]

概要[編集]

1981年に盛岡競馬場のダート1420mのサラブレッド系3歳(現2歳)の岩手所属馬限定の特別競走「若駒賞」として創設。創設当初から1999年まで特別競走として施行され、2000年から重賞競走に格上げとなり、南部駒賞への前哨戦として位置付けられ、上位2着までに南部駒賞への優先出走権が与えられる。

2002年では岩手めんこいテレビから優勝杯の提供を受け、名称を「MIT杯 若駒賞」として施行された。2004年では東日本・九州地区交流競走として施行、2005年から2006年までは地方競馬全国交流競走として施行された。

2007年では施行場を水沢競馬場のダート1600mに変更しオープン特別競走に格下げ、更に南部駒賞への優先出走権付与が優勝馬のみに変更されたが、2008年から再び施行場を盛岡競馬場のダート1600mに戻し、重賞競走に格上げされ、更に南部駒賞への優先出走権付与対象を上位2頭に戻し、この年から未来優駿シリーズに選定された。

2009年から盛岡市から優勝杯の提供を受け、名称を現在の「盛岡市長杯 若駒賞」に変更した。

2007年から2009年まではスタリオンシリーズ競走に指定され、2007年では「ファルブラヴ賞」、2008年では「ソングオブウインド賞」、2009年では「キッケンクリス賞」、2011年では「ファルブラヴ賞」として優勝馬の馬主に副賞として種牡馬の配合権利が贈られた。なお、2010年2012年以後はスタリオンシリーズ競走から除外されている。

2014年に南部駒賞の優先出走権付与対象が上位3着馬までに変更されている。

2016年に岩手競馬で重賞格付け制度が開始され、M2に格付けされた。

2017年現在本競走へのトライアル競走はサラブレッド系2歳・岩手所属馬限定の定量の重賞競走「ビギナーズカップ」である。なお、2006年以前は「若松賞」が本競走へのトライアル競走であり、上位2着までに本競走への優先出走権が与えられていた。

条件・賞金等(2019年)[編集]

条件
サラブレッド系2歳、岩手所属。
  • トライアルのビギナーズカップで上位3着までに入った馬に優先出走権がある。
負担重量
定量、55kg(牝馬1kg減)[1]
賞金等
賞金額は1着300万円、2着78万円、3着42万円、4着30万円、5着15万円、着外手当は1万5000円[2]
優先出走権付与
上位3着までに入った馬に南部駒賞の優先出走権が付与される[1]

歴史[編集]

  • 1981年 - 盛岡競馬場のダート1600mのサラブレッド系3歳(現2歳)の岩手所属馬限定の特別競走「若駒賞」として創設。
  • 2000年
    • 重賞競走に格上げ。
    • 上位2着までに南部駒賞への優先出走権が付与される様になる。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「サラブレッド系3歳の岩手所属馬」から「サラブレッド系2歳の岩手所属馬」に変更。
  • 2002年 - 当年のみ、岩手めんこいテレビから優勝杯の提供を受け、「MIT杯 若駒賞」として施行。
  • 2004年 - 当年のみ、東日本・九州地区交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系2歳の北海道・岩手・北関東・南関東・九州所属馬」に変更。
  • 2005年
    • この年から地方競馬全国交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系2歳の地方所属馬」に変更。
    • 小林俊彦が騎手として史上初の連覇。
  • 2006年 - ホッカイドウのグローリーソングが他地区の地方所属馬として史上初の優勝。
  • 2007年
    • 施行場を水沢競馬場のダート1600mに変更。
    • 出走条件を「サラブレッド系2歳の地方所属馬」から「サラブレッド系2歳の岩手所属馬」に変更。
    • オープン特別競走に格下げ。
    • 南部駒賞への優先出走権付与対象を1着馬に変更。
    • スタリオンシリーズ競走に指定。
  • 2008年
    • 施行場を盛岡競馬場のダート1600mに戻す。
    • 重賞競走に再び格上げ。
    • 南部駒賞への優先出走権付与対象を上位2着までに戻す。
    • 未来優駿シリーズに選定。
  • 2009年 - 盛岡市から優勝杯の提供を受け、名称を現在の「盛岡市長杯 若駒賞」に変更。
  • 2010年
    • スタリオンシリーズ競走から除外。
    • 瀬戸幸一が調教師として史上初の連覇。
  • 2012年 - スタリオンシリーズ競走から除外。
  • 2014年 - 南部駒賞の優先出走権付与対象が上位3着馬までに拡大される。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第20回 2000年11月11日 テイクアトリウム 牡3 盛岡 1:42.7 佐藤雅彦 櫻田浩三 山本武司
第21回 2001年11月10日 ナノテクノロジー 牡2 水沢 1:41.1 村上忍 千葉四美 池谷誠一
第22回 2002年11月3日 トキノシャトー 牝2 盛岡 1:42.9 南郷家全 城地藤男 籐井利平
第23回 2003年10月25日 シャンハイジャパン 牝2 水沢 1:41.4 草地保隆 遠藤隆夫 高橋ツメ
第24回 2004年10月17日 ウツミジョンソン 牡2 水沢 1:42.2 小林俊彦 村上佐重喜 内海政行
第25回 2005年10月16日 アテスト 牡2 盛岡 1:40.7 小林俊彦 櫻田浩三 山本武司
第26回 2006年10月15日 グローリーソング 牡2 北海道 1:42.0 服部茂史 林和弘 坂英樹
第28回 2008年10月19日 ワタリシンセイキ 牡2 水沢 1:41.5 関本淳 三野宮通 阿部茂
第29回 2009年10月19日 ロックハンドスター 牡2 水沢 1:41.2 阿部英俊 瀬戸幸一 千葉浩
第30回 2010年10月18日 ベストマイヒーロー 牡2 水沢 1:39.4 菅原勲 瀬戸幸一 千葉浩
第31回 2011年10月17日 アスペクト 牡2 盛岡 1:38.8 山本政聡 櫻田浩三 山本武司
第32回 2012年10月22日 ロックハンドパワー 牡2 水沢 1:41.4 村上忍 菅原勲 千葉浩
第33回 2013年10月21日 ライズライン 牡2 水沢 1:37.2 小林俊彦 千葉幸喜 大久保和夫
第34回 2014年10月20日 ロールボヌール 牡2 水沢 1:37.9 山本聡哉 千葉幸喜 大久保和夫
第35回 2015年10月19日 メジャーリーガー 牡2 水沢 1:41.7 関本淳 小林義明 伊藤裕一
第36回 2016年10月17日 サンエイリシャール 牡2 水沢 1:40.8 山本聡哉 瀬戸幸一 鈴木雅俊
第37回 2017年10月15日 ニッポンダエモン 牡2 盛岡 1:41.1 齋藤雄一 櫻田康二 大久保和夫
第38回 2018年10月14日 ニューホープ 牡2 水沢 1:40.1 山本政聡 畠山信一 吉田勝利
第39回 2019年10月13日 グランコージー 牡2 盛岡 1:39.5 鈴木祐 櫻田康二 布施慶士

※重賞競走として施行された2000年 - 2006年、2008年以降とする。
馬齢は2000年については旧表記を用いる。

各回競走結果の出典[編集]

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 注目レースピックアップ”. 岩手競馬オフィシャルページ. 2019年10月11日閲覧。
  2. ^ a b 令和元年度 第9回盛岡競馬改定番組 (PDF)”. 岩手競馬 オフィシャルページ. 2019年10月11日閲覧。