茂原市重機オペレーター殺害事件

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茂原市重機オペレーター殺害事件(もばらしじゅうきオペレーターさつがいじけん)とは2000年3月に発生した殺人事件。2005年被疑者逮捕されるまで失踪事件として扱われていた。

2000年3月10日千葉県茂原市の重機オペレーターの男性(当時49歳)が行方不明となる事件が発生。

2004年10月、男性の娘が依頼して、テレビ朝日の番組『奇跡の扉 TVのチカラ』が情報提供を呼びかけた。 番組の情報提供呼びかけをきっかけに、事件当日に失踪男性の重機の不法投棄に関する証言証拠、さらに失踪男性が男性2人に暴行を加えられていたという女性の証言が番組に寄せられた。

重要証言が寄せられた番組は、目撃証言者が1人のために危害を加えられる危険性、被疑者の逃亡の可能性、遺棄した死体の移動などの証拠隠滅の可能性から番組での放送を自粛。番組は元東京地検検事大澤孝征弁護士監修で調査報告書を作成し、11月に千葉地検千葉県警捜査1課に情報提供をした。速やかに捜査本部が設置された。その後、3か月にわたり、番組は警察と密に連絡を取り合っていた。

2005年3月16日、失踪直前に失踪男性に暴行を加えていた傷害容疑で男2人(当時38歳と30歳)を逮捕。遺体は発見されなかったが現場に残された遺留品や女性の証言等から殺害が濃厚として、4月6日に2人を殺人容疑で再逮捕した。千葉県警はこの事件の立件をテレビによる情報提供が端緒になったことを認めた。その後、番組で事件が解明された経緯を説明した。被疑者2人は自分たちが殺害した事件が取り上げられていた番組『奇跡の扉 TVのチカラ』を視聴しており、遺体を発見して移動しようとして現場で遺体を探していたが、遺体が見つからなかったことが判明している。

2006年5月23日地裁は2人に殺人罪で有罪判決を下し、主犯格の男に懲役13年、共犯の男に懲役10年が言い渡された。