茶内駅

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茶内駅
駅舎(2018年9月)
駅舎(2018年9月)
ちゃない
Chanai
糸魚沢 (9.6km)
(7.0km) 浜中
所在地 北海道厚岸郡浜中町茶内緑113
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線(花咲線)
キロ程 375.2km(滝川起点)
電報略号 チナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1919年大正8年)11月25日
備考 無人駅
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茶内駅(ちゃないえき)は、北海道厚岸郡浜中町茶内緑113にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)のである。電報略号チナ事務管コードは▲110445[1]釧路駅根室駅のほぼ中間に位置する。

歴史[編集]

1978年の茶内駅と周囲約750m範囲。右上が根室方面。千鳥状にずれた相対式ホーム2面2線と駅裏側に副本線、駅舎横の根室側に櫛形の貨物ホームと引込み線を有する。貨物扱いが廃止される1年前だが、既に駅表裏共にストックヤードは全く使用されていない。
貨物ホーム側のヤードに接して、この写真の6年前に廃止された浜中町営軌道の停車場が設けられ、数本の側線も有していたが、設備は全て撤去されて跡形も無くなっている。この軌道は本線に沿って少し根室側に向かった後、ほぼ90°のカーブを描いて西北にある分岐点の秩父内停車場へ向かっていた。写真中央よりやや右上にカーブする軌道跡と上端中央より左側に用水路状の小川(風蓮川の支流ノコベリベツ川)を渡って行く軌道跡が残されている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

1972年までは駅前に軌間762ミリの簡易軌道茶内線(浜中町営軌道)の事務所と車庫がおかれており、奥地の西円朱別、厚岸町の別寒辺牛、別海町(運行当時は別海村)の上風連との間を結んでいた。

年表[編集]

駅名の由来[編集]

所在地名より。アイヌ語で「サケの産卵場のある・川」を表す「イチャンナイican-nay)」に由来するとされる[3]

駅構造[編集]

相対式2面2線ホームの地上駅。駅舎側が1番のりばとなっており、2番のりばにも待合所が設置されている。その2番のりばを挟んでもう一本側線があり、保線のために使用される。1番のりば、2番のりばともに構内踏切がある。線内を運行する普通列車、快速列車ともに全て停車する。

釧路支社での集中制御による無人駅厚岸駅管理)。駅舎は有人時代の建物を補修して、そのまま使用している。旧駅務室は浜中町の展示コーナー「ふれ茶内(ちゃう)館」となっており、浜中町営軌道の写真、資料が展示されている。

ルパン三世の作者であるモンキー・パンチの出身地であることから、出入口にルパン三世の看板と、1番のりばに銭形警部の看板が設置されている。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 根室本線
(花咲線)
下り 根室方面
2 上り 釧路方面

利用状況[編集]

  • 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は17.2人[4]
  • 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は17.2人[5]

駅周辺[編集]

駅前は茶内優良商店会を中心とする比較的大きな市街を形成している。

  • 浜中町茶内合同庁舎(茶内栄)
    • 浜中町役場茶内支所
    • 釧路東部消防組合浜中消防署茶内分遣所・浜中消防団第3分団
  • 厚岸警察署茶内警察官駐在所(茶内橋北東)
  • 茶内郵便局(茶内本町)
  • 浜中町茶内コミュニティセンター(茶内若葉1丁目)
  • 浜中町農業者トレーニングセンター(茶内橋北東)
  • 浜中町立茶内診療所(茶内緑)
  • 浜中町立茶内歯科診療所(茶内緑)
  • 浜中町立茶内保育所(茶内橋北西)
  • 浜中町立茶内小学校(茶内橋北西)
  • 浜中町立茶内中学校(茶内橋北西)
  • 浜中町茶内スケートリンク(茶内橋北西)
  • 浜中町農業協同組合(JA浜中町)本所(茶内栄)
    • コープはまなか
  • 特別養護老人ホーム「ハイツ・野いちご」(茶内緑)
  • タカナシ乳業北海道工場(茶内栄)
  • 国道44号
  • 北海道道506号茶内停車場線北海道道599号火散布茶内停車場線

また、駅裏の茶内旭地区は製材や水産加工等の工場が立地しているほか、近年は住宅の建設が増えつつある。

ダイヤ改正要請[編集]

現在の運行ダイヤでは、早朝の釧路方面への通勤・通学や特急「スーパーおおぞら」への接続に不便なため、厚岸駅6時40分発釧路行き普通列車の始発駅を変更するよう要請されている。

  • 2008年(平成20年)12月5日:始発を茶内駅に変更するよう、茶内自治体から厚岸駅長に要請。しかし、茶内駅ではポイント切り替えができないため厚床駅まで回送が必要との回答。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月9日:始発を厚床駅に変更するよう、全町署名を経て浜中町自治会連合会および浜中町PTA連合会から釧路支社長に要請。
    • 5月26日:車両運用や勤務体制に変更が生じるため直ちに実行するのは難しいとの釧路支社からの回答。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線(花咲線)
快速「はなさき」・快速「ノサップ」
厚岸駅 - 茶内駅 - 浜中駅
普通
糸魚沢駅 - 茶内駅 - 浜中駅
浜中町営軌道
茶内線 - 1972年廃止
茶内駅 - 国道駅

脚注[編集]

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  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ a b c d e JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
  3. ^ アイヌ語地名リスト セッ~ツキガ P71”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年6月10日閲覧。
  4. ^ 根室線(釧路・根室間), (日本語) (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (北海道旅客鉄道), (2017年12月8日), オリジナルの2017年12月9日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20171209102705/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/05.pdf 2017年12月10日閲覧。 
  5. ^ 根室線(釧路・根室間), (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (北海道旅客鉄道株式会社): p. 3, (2018年7月2日), オリジナルの2018年8月19日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20180818152757/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/05.pdf 2018年8月19日閲覧。 

関連項目[編集]