荒野の用心棒 (テレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

荒野の用心棒(こうやのようじんぼう)』は、『荒野の素浪人』の後番組として、1973年4月3日から12月25日まで、火曜日の21時から21時55分にNET(現テレビ朝日)系列で放送されたテレビ時代劇。全39話。

概要[編集]

同じ火曜21時枠で前週まで放映されていた「荒野の素浪人」(第1シリーズ)の続編。

時は天保年間。新型の連発式ライフル銃の名手・秋月左馬之介、爆雷の使い手・速見雷蔵、剣の達人・谺鬼十郎(こだま・きじゅうろう)ら三人の浪人と、行く先々の宿場や村で彼らを用心棒として売り込むマネージャー役・すっぽんの三吉たちの活躍を描くマカロニ・ウェスタン調の時代劇。坂上二郎演じる「すっぽんの三吉」は、前作「荒野の素浪人」で自身が演じた「すっぽんの次郎吉」の瓜二つの弟という設定。第27話より篠ヒロコ(現・篠ひろ子)がレギュラーに加わった。

三船敏郎が前作「荒野の素浪人」で自身が演じた峠九十郎(クレジット上は「旅の素浪人」)役でゲスト出演している。

キャスト[編集]

通称「鉄砲の旦那」。連発式ライフル銃の名手。主にライフル銃を使用するが、短銃も携帯しており不測の事態になると使用したりする。腰に刀を差しているもののほとんど抜くことはないが、第21話において、島抜けの罪人である岩村大吾(今井健二)との戦いの際、銃ではなく、刀を用いて大吾を刺殺している。
通称「雷の旦那」。手製の爆雷投げの名手。情に熱く涙もろい性格で、また農村出身のため、百姓のように権力や立場の弱い者に対して優しく、己の利害ために虫けらのように踏みにじる悪党には激しい怒りを露にする。爆雷を主な武器として使うが、接近戦の際には刀を使う事もある。
通称「埃(ほこり)の旦那」。剣の達人。常に寡黙でニヒルな性格。右の腰に水の入った瓢箪を提げている。三吉が眼鏡を掛けている際、三吉の事を「メガネ」と呼んでいる。
左馬之介ら用心棒たちの交渉人。前述の通り、前作『荒野の素浪人』に登場した坂上二郎演じる「すっぽんの次郎吉」の瓜二つの弟であるとの設定が成されている。次郎吉同様、金に眼がなく口八丁手八丁で相手の懐に入り込み、仕事を手に入れるが、あまり良い結果を得られていない。常に色違いの西洋傘を何本も携帯し、眼鏡を掛けることが多い。また、「花子」と言う名前の小馬を連れている。
  • 流れ星のおりん:篠ヒロコ(第27話よりレギュラー)
女賞金稼ぎ。左馬之介たちの行く先々で現れ、左馬之介たちを助けている。
  • 旅の素浪人:三船敏郎(第3、5、7、9、11話)
峠九十郎その人。左馬之介らの力になったりする。

スタッフ[編集]

  • プロデューサー:勝田康三、田中壽一、安井治、菜穂進
  • 脚本:サブタイトル参照
  • 監督:サブタイトル参照
  • 音楽:菊池俊輔
  • 撮影:坪井誠、斉藤孝雄、村野信明、内海正治、坪井春樹
  • 美術:石田良之、安部衛、木村晃广、大橋豊一
  • 録音:大野久男、田中信行、吉沢昭一
  • 照明:佐藤幸郎、安藤禎洋、宮川和美
  • 編集:阿良木佳弘
  • 助監督:宮越澄、天野恒幸、内藤三郎、鹿島章弘、白山一城
  • 記録:照井鈴子、堀北昌子、内田絢子、山本礼子、中川節子、浅野秀子
  • 製作担当:太田喜十郎、中沢敏明、原田昇、河井正一
  • 殺陣:宇仁貫三高倉英二
  • 演技事務:中沢敏明、佐々木健一
  • 効果:東宝効果集団
  • 整音:トリッセン・スタジオ
  • 現像:東洋現像所
  • 装置:三船プロ
  • 小道具:高津映画装飾
  • 装飾:三度屋美術工房
  • 衣裳:京都衣裳
  • 美粧:山田かつら店
  • 制作:NET、三船プロダクション

サブタイトル[編集]

サブタイトル 放送日 脚本 監督 ゲスト
1 死の砲撃は冥土に吠えて・・・ 1973年
4月3日
池田一朗 村山三男 宮口精二工藤明子草薙幸二郎嵐芳三郎大木正司、ロルフ・ジェサー、磯村千花子江藤潤、尾型伸之介
2 魔の国境いに砂塵が舞って・・・ 4月10日 津田幸夫 土居通芳 田村亮真山知子深江章喜永野裕紀子、夏川大二郎、堺左千夫片岡五郎、有泉隆、沢美鶴
3 兇弾は女地獄に炸裂して・・・ 4月17日 石川義寛 石川義寛 三船敏郎、地井武男、小林裕子、寺島達夫香川良介中田浩二浅野進治郎池田駿介宮川洋一
4 黒い野望を砂丘に埋めて・・・ 4月24日 池田一朗 吉川一義 寺田農三条泰子内田朝雄田口計市原清彦、園千雅子、池田生二、加藤真知子、伊藤漠、永谷悟一
5 風神峠に群狼を待ち伏せて・・・ 5月1日 土居通芳 三船敏郎、内田良平北林早苗小林昭二庄司永建、木村博人、野呂圭介、桔梗恵二郎、吉村景文、大塚朝光
6 鮮血は魔の谷を染めて・・・ 5月8日 木下亮
・高畠久
渚まゆみ中山昭二小瀬格渡辺高光中庸介岡部正純明石勤、土方弘、菊地英一井野口一美
7 鷲ノ巣谷に死の影が走って・・・ 5月15日 津田幸夫 吉川一義 三船敏郎、垂水悟郎水上竜子八名信夫黒部進佐々木孝丸、京春上、西郡英利、永井柳太郎明石潮、井手良男
8 銀山地獄に悪の華が散って・・・ 5月22日 池田一朗 村山三男 神田隆上野山功一松山照夫中村是好、北城寿太郎、相原ふさ子梅地徳彦当銀長太郎辻しげる
9 女豹は黄金の嵐を呼んで・・・ 5月29日 安藤日出男 土居通芳 三船敏郎、宗方奈美三谷昇、晴海勇三、山口博義、花巻五郎仙波和之杉義一、森下明、伊奈貫太
10 兇悪の罠が欲望の野に仕掛けられて・・・ 6月5日 須崎勝彌 石川義寛 小栗一也菅貫太郎、原田あけみ、寺田誠中井啓輔久野聖四郎、古川義範、高木門、瀬良明
11 タ武器なき闘いに怒りをこめて・・・ 6月12日 池田一朗 村山三男 三船敏郎、見明凡太朗牧紀子川辺久造穂積隆信藤岡重慶加地健太郎浜田晃井野口一美伊奈貫太
12 群狼の宿に愛と死の花が散って・・・ 6月19日 津田幸夫 吉川一義 生田悦子長谷川明男高森玄荒木保夫森山周一郎、柴田英子、石島房太郎田中筆子、田辺進三
13 必殺の剣が地平線に甦って・・・ 6月26日 池田一朗 石川義寛 大友柳太朗戸浦六宏三浦真弓村上冬樹、外野村晋、城所英夫中島元、石光豊
14 黒豹は死の追跡を狙って・・・ 7月3日 木下亮
・高畠久
土居通芳 村井国夫竹下景子須藤健田中浩細川俊夫六本木真武藤章生辻萬長
15 賞金首に群狼が吠えて・・・ 7月10日 安藤日出男 土屋嘉男、槙麻耶、庄司永建松川純子丹羽又三郎、桔梗恵二郎、片岡五郎加地健太郎、尾型伸之介、久野聖四郎鈴木和夫
16 烈風輸送隊に白馬が嘶いて・・・ 7月17日 池田一朗 吉川一義 安田道代井上昭文深江章喜、亀田秀紀、滝川潤浅香春彦、八木啓子、稲川善一
17 死の谷に必殺弾が走って・・・ 7月24日 津田幸夫 丸輝夫 竜崎勝水上竜子勝部演之庄司永建伊吹徹滝恵一長谷川弘今村源兵、山田禅二
18 黒い陰謀は波涛を越えて・・・ 7月31日 池田一朗 早瀬久美北沢彪久保明菅井一郎中田浩二西田昭市福山象三、桔梗恵二郎、吉田友紀丸山詠二
19 女囚は残酷の沼に沈んで・・・ 8月7日 北一郎 土居通芳 亀石征一郎伊藤孝雄光川環世天本英世野口元夫明石勤、晴海勇三、近藤玲子水中バレエ団渡辺高光
20 城攻め必殺を狙って・・・ 8月14日 橋本功柴田侊彦大宮敏充川合伸旺、加藤小代子、堀辺隆一、仙波和之、倉島襄、清水昇
21 山峡に脱獄犯を追って・・・ 8月21日 石川義寛 吉川一義 今井健二川崎あかね五味竜太郎大木正司浜田晃堀田真三辻萬長関口篤
22 謎の密輸地帯に潜入して・・・ 8月28日 安藤日出男 赤座美代子石山律須藤健中田博久中山昭二片岡五郎、木村博人、江藤潤、真木弘美、久本昇
23 叛逆砦に陽はまた昇り・・・ 9月4日 尾中洋一 森次晃嗣、荒牧啓子、渥美国泰黒木進小林勝彦松川勉、高木門、目黒幸子鶴丸睦彦伊奈貫太
24 女豹は白銀峡に吼えて・・・ 9月11日 北一郎 宮越澄 京春上、菅貫太郎原田清人松山照夫今井健二高城淳一安芸晶子、園千雅子、田中浩、山田禅二
25 廃墟の宿に母恋唄が聞えて・・・ 9月18日 土居通芳 桂小金治、勝田啓司、鳥居恵子内田勝正佐々木孝丸岡部正純加地健太郎団巌里木佐甫良
26 火薬輸送に兇弾が炸裂して・・・ 9月25日 高原駿雄睦五郎北川美佳鈴木智、堀辺隆一、杉江廣太郎浅野進治郎杉義一三夏伸久世竜岩城力也
27 火の砦にオロシャ砲が轟いて・・・ 10月2日 吉川一義 宮越澄 今福正雄長谷川明男大木正司、ラーナ吉川、鷹市太郎、武田一彦、オスマン・ユセフ、ピーター・ウイリアムス、木村博人
28 虐殺の丘に女の復讐が燃えて・・・ 10月9日 安藤日出男 吉川一義 三浦真弓岸田森、千葉敏郎、日高吾郎小野川公三郎中庸介五月晴子小倉雄三小瀬格、吉中正一、加藤茂雄
29 黒い葬列団は夕陽に映えて・・・ 10月16日 木下亮・
高畠久
原良子織本順吉森山周一郎堺左千夫隅田和世真木沙織、荒牧啓子、戸島和美、小堀ふみ江、木原正二郎
30 死神の刃は闇を裂いて・・・ 10月23日 北一郎 土居通芳 若林豪中田喜子稲葉義男武藤章生、関戸純方、上田耕一春風亭橋之助、伊藤漠、安田隆
31 女怨み唄 地の果てに流れ・・・ 10月30日 尾中洋一 宮越澄 稲野和子、原田あけみ、深江章喜永井柳太郎今村原兵菊池英一戸島一実松尾文人、山田禅二
32 肌色の影は過去を秘めて・・・ 11月6日 北一郎 吉川一義 待田京介藤木敬士安部徹倉野章子伊藤圭介[要曖昧さ回避]滝川潤高松政雄、山下勝也、根岸美恵子、竹田将二
33 反逆の牙は暁を裂いて・・・ 11月13日 津田幸夫 光川環世山本紀彦三上真一郎浜田寅彦増田順司三遊亭遊三(三代目)久野聖四郎、本田みちこ
34 山峡の黄金に女豹が走って・・・ 11月20日 北一郎 土居通芳 藤岡琢也戸部夕子田中浩、榊原史子、皆川妙子、田中芙美代、じん弘亀井三郎
35 赤い殺意は死の谷に燃えて・・・ 11月27日 北一郎・
石森史郎
浜村美智子渥美国泰三角八郎金井由美蟹江敬三三重街恒二神弘無岩城力也
36 死の廃坑に地獄火が吠えて・・・ 12月4日 木下亮・
高畠久
吉川一義 長谷川明男蜷川幸雄、片山真由美、田口計、外野村晋、須藤健阿部六郎、伊藤比南子、本島一宏、西田勇三
37 さい果てに若獅子は雄叫び・・・ 12月11日 尾中洋一 長谷川裕二、横山リエ山谷初男奥村公延穂積隆信、近藤準、園千雅子、北山年夫佐藤宏之新井つねひろ佐藤賢司、森正親
38 暗殺の兇弾は暁に炸裂して・・・ 12月18日 北一郎 土居通芳 森次晃嗣原田清人、桔梗恵二郎、中庸介黒部進中山昭二丹羽又三郎、蟹沢良恵、仙波和之
39 荒野の果てに陽はまた昇り・・・ 12月25日 安藤日出男 水谷豊仲谷昇小栗一也浜田晃見明凡太朗小沢紗季子、大川義幸、木村博人、明石勤津路清子木下陽夫、高橋義治

関連項目[編集]