菅生ケ丘

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菅生ケ丘
—  町丁  —
菅生ケ丘の位置(神奈川県内)
菅生ケ丘
菅生ケ丘
菅生ケ丘の位置
座標: 北緯35度35分52.26秒 東経139度32分25.53秒 / 北緯35.5978500度 東経139.5404250度 / 35.5978500; 139.5404250
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Kanagawa Prefecture.svg 神奈川県
市町村 Flag of Kawasaki, Kanagawa.svg 川崎市
宮前区
面積[1]
 - 計 0.327km2 (0.1mi2)
人口 (2017年(平成29年)12月31日現在)[2]
 - 計 2,829人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 216-0014[3]
市外局番 044 (川崎MA)[4]
ナンバープレート 川崎

菅生ケ丘(すがおがおか)は、川崎市宮前区町名1989年平成元年)9月25日住居表示実施に伴う町名整理により設置された[5]郵便番号は216-0014[3]。面積は0.327km2[1]

地理[編集]

宮前区の北西部に位置する。一帯は住宅地となっているほか、川崎市バス鷲ヶ峰営業所防衛装備庁艦艇装備研究所川崎支所[6]などが所在する。

菅生ケ丘の北部では多摩区長沢と、東部から南東部にかけて菅生と接する。南西部では水沢と、西部では潮見台と接する(特記のない町名は宮前区所属)。

歴史[編集]

江戸時代までの当地は「大野原」という入会地となっていたが[7]享保期に、江戸麻布にあった天真寺の住職、孝岳が当地を買い取って新田開発を行い、「天真寺新田」として独立した[7]。ただし、住居は天真寺の庵のみで、耕作は近隣の農民が行い、村政も下菅生村の名主が行っていた[7][8]。その開発の経緯から、霊鷲山にちなんだ「鷲ヶ峰」や、荒地にを一本植えるごとに般若経を一巻唱えたことに由来する「般若台」などの小名がついていた[9][10]

明治時代には天真寺新田が菅生村と合併し、その後は向丘村→川崎市と変遷を遂げていった。その間を通して行政上菅生の一部であった当地も、平成に入った直後に独立した住居表示となった[11]

地名の由来[編集]

当地に住居表示を施行することになった際、住民の希望が「鷲ヶ峰」(由来は前述)と「天王台」(当地に鎮座した天王社にちなむ)の二派に分裂してしまい、江戸時代の下菅生村からとった「菅生ケ丘」とすることで決着させた[10]

沿革[編集]

  • 江戸時代前期 - 入会地であった。
  • 享保期 - 天真寺の住職、孝岳により新田開発がなされる。
  • 1731年(享保16年) - 検地が行われ、天真寺新田となる[7]
  • 1875年明治8年) - 天真寺新田が菅生村と合併。
  • 1889年(明治22年) - 町村制施行にあわせ、菅生村など4村が合併して向丘村が成立。当地は向丘村大字菅生の一部となる。
  • 1938年昭和13年) - 向丘村が川崎市に編入。川崎市菅生の一部となる。
  • 1972年(昭和47年) - 川崎市が政令指定都市へ移行。高津区菅生の一部となる。
  • 1982年(昭和57年) - 高津区から宮前区が分区。当地は宮前区菅生の一部となる。
  • 1989年平成元年) - 宮前区菅生の住居表示未施行地域全域で住居表示が施行。宮前区菅生ケ丘となる。

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
菅生ケ丘 1,244世帯 2,829人

人口の推移[編集]

人口推移のグラフ

菅生ケ丘の人口は、以下の表のように推移している。

基準日 人口 人口基準 出典
1989年(平成元年) 10月1日 3298 推計人口 [12]
1990年(平成2年) 10月1日 3352 国勢調査 [12]
1991年(平成3年) 10月1日 3355 推計人口 [12]
1992年(平成4年) 10月1日 3312 推計人口 [12]
1993年(平成5年) 10月1日 3286 推計人口 [13]
1994年(平成6年) 10月1日 3263 推計人口 [13]
1995年(平成7年) 10月1日 3193 国勢調査 [13]
1996年(平成8年) 10月1日 3063 登録人口 [13]
1997年(平成9年) 10月1日 3004 登録人口 [13]
1998年(平成10年) 10月1日 3077 登録人口 [14]
1999年(平成11年) 10月1日 3042 登録人口 [15]
2000年(平成12年) 10月1日 2997 登録人口 [16]
2001年(平成13年) 10月1日 3090 登録人口 [17]
2002年(平成14年) 10月1日 3068 登録人口 [18]
2003年(平成15年) 10月1日 3021 登録人口 [19]
2004年(平成16年) 10月1日 2970 登録人口 [20]
2005年(平成17年) 9月30日 2929 登録人口 [21]
2006年(平成18年) 9月30日 2870 登録人口 [22]
2007年(平成19年) 9月30日 2851 登録人口 [23]
2008年(平成20年) 9月30日 2842 登録人口 [24]
2009年(平成21年) 9月30日 2833 登録人口 [25]
2010年(平成22年) 9月30日 2833 登録人口 [26]

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[27][28]

番地 小学校 中学校
全域 川崎市立稗原小学校 川崎市立菅生中学校

交通[編集]

川崎市バス鷲ヶ峰営業所(2007年8月4日)

バス[編集]

当地に川崎市バス鷲ヶ峰営業所が所在し、溝口駅宮前平駅生田駅など各方面へバスが運行されている。

施設[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”. 川崎市 (2015年10月26日). 2018年2月15日閲覧。
  2. ^ a b 町丁別世帯数・人口”. 川崎市 (2018年1月25日). 2018年2月15日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年2月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年2月15日閲覧。
  5. ^ 区別町名一覧表(宮前区)”. 川崎市 (2016年12月1日). 2016年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月2日閲覧。
  6. ^ 組織情報:所在地 防衛省技術研究本部、2011年8月15日閲覧。
  7. ^ a b c d 川崎市(2004)、P52
  8. ^ 角川(1984)、P614
  9. ^ 川崎市(2004)、P54
  10. ^ a b 前川(1997)、P117~119
  11. ^ 川崎市(2004)、P53
  12. ^ a b c d 川崎市発行「川崎市統計書」平成4年版、P32~34
  13. ^ a b c d e 川崎市発行「川崎市統計書」平成9年版、P32~33
  14. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成10年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  15. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成11年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  16. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成12年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  17. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成13年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  18. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成14年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  19. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成15年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  20. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成16年10月1日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  21. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成17年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  22. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成18年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  23. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成19年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  24. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成20年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  25. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成21年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  26. ^ 川崎市町丁別世帯数・人口(平成22年9月末日現在) 川崎市、2011年10月3日閲覧。
  27. ^ 川崎市立小学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。
  28. ^ 川崎市立中学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「川崎地名辞典(下)」 日本地名研究所編、川崎市発行、2004年。
  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県」 竹内理三編、角川書店、1984年。
  • 「たちばな地名探訪」 前川清治、労働教育センター、1997年。ISBN 4-8450-0283-3