菊水楼

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菊水楼(きくすいろう)は、奈良県奈良市高畑町にある料亭。創業は1891年明治24年)で、1901年(明治34年)建築の本館ならびに圓成寺塔頭から移築された表門(1615年建築)は、2000年(平成12年)12月に国の登録有形文化財に登録されている[1][2]

外観
表門

歴史[編集]

創業家である岡本家は江戸時代に大和郡山にて旅籠屋「菊屋」を経営。世間の商流を読み大和郡山から現在の奈良市内へ奈良の中心が移動することを予測した。当時の岡本善蔵は廃仏毀釈で売りに出される寺院跡の土地を4年かけて買収するとともに、菊水楼建造のために大和郡山の菊屋を売却した。1889年(明治22年)から建設開始。1891年(明治24年)7月1日に完成する。表門は円成寺から移築し、本館も寺院の部材を使って宮大工により建築された。現存する本館は当初の本館に増築する形で建設されたものである。完成したときは岡本卯三郎が当主であった。[3][4]

迎賓館として「菊水ホテル」(当時の日本三大ホテル)と名乗り、本館の増築の際、天井を高くして椅子・テーブルを設定する。ビリヤード台を館内に設置した。 二代目の岡本暢良は、卯三郎から受け継いだ菊水楼を、戦時中も高級軍人を顧客にするなどの手法で盛業させた。歌人としても活動するなど、芸術を好み、書や絵画の蒐集もおこなった。 三代目の岡本博行は、戦後の急激な欧米化と大衆化という難しい時代のかじ取りを最先端を取り入れることで乗り越えようとした。 昭和43年(1967年)欧風レストラン菊水を開業(2020年5月閉店)。昭和55年(1980年)和風れすとらん(現和食レストラン) / 別館菊水楼 開業。 2015年に株式会社Plan・Do・Seeとの共同経営となる。

建物[編集]

明治24年(1891年)本館・旧本館・正門・庭門建築。平成14年有形登録文化財指定。

昭和43年(1967年)洋食塔建築

昭和55年(1980年) 別館菊水楼建築

脚注[編集]

  1. ^ 菊水楼本館 - 文化遺産オンライン
  2. ^ 菊水楼表門 - 文化遺産オンライン
  3. ^ https://kanagawabunnkaken.web.fc2.com/index.files/raisan/shodana/shodana195.htm
  4. ^ https://www.kikusuiro.com/