藤倉勇樹
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藤倉勇樹 五段 | |
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名前 | 藤倉勇樹 |
生年月日 | 1979年10月23日(38歳) |
プロ入り年月日 | 2002年10月1日(22歳) |
棋士番号 | 245 |
出身地 | 東京都新宿区 |
師匠 | 桜井昇 |
段位 | 五段 |
戦績 | |
2016年6月12日現在 | |
この表について
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藤倉 勇樹(ふじくら ゆうき、1979年10月23日 - )は日本の将棋棋士。棋士番号245。桜井昇八段門下。東京都新宿区出身。
棋歴[編集]
第30回(2001年度下半期)三段リーグでは5勝13敗と低調だったが、翌第31回(2002年度上半期)は一転して13勝5敗の好成績で、1位で四段昇段を果たす。
第19期竜王戦(2005~06年)6組で、ランキング戦で準決勝まで進出し、昇級者決定戦でも勝利して5組に昇級する。
しかし、順位戦では7期在籍していずれも指し分け(5勝5敗)以下の成績しか収められず、第68期(2009年度)C級2組の順位戦で3つ目の降級点を取り、熊坂学(27歳で順位戦の制度上最速の3期在籍で陥落)に次ぐ史上2番目の若さ(30歳)、本間博と並ぶ史上2番目タイの速さ[1]でフリークラスに陥落した。
2015年度には、第66回(2016年度)NHK杯将棋トーナメント予選の決勝で梶浦宏孝四段に勝ち、初の本戦出場を決めた。(本戦では1回戦で、第40回優勝者の先崎学九段に敗れた。)
棋風[編集]
振り飛車党の棋士で、四間飛車を駆使した対トーチカ・対居飛車穴熊・相振り飛車などの戦形を得意とする。
人物[編集]
- 初心者(特に、小中高生)への普及に力を入れており、その指導はアマチュア目線に立っていて丁寧であると評されている。
- NHK杯の記録係を担当した時期があり、四段昇段(プロ入り)後も継続した。
- 愛棋家として知られる作家内館牧子[2]に中村太地と共に指導対局をしたことがある。内館は藤倉と中村を「棋界屈指の美男子」と持て囃した。
- 2010年9月12日に、女流棋士安食総子を講師として迎え入れ、「志木こども将棋教室」を開室。
- 2014年8月に、弟子の和田あきが女流棋士となり、弟子から初のプロが誕生した。
昇段履歴[編集]
- 1992年 6級
- 2002年10月1日 四段
- 2012年4月1日 五段(フリークラス昇段規定)
主な成績[編集]
在籍クラス[編集]
竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。
著書[編集]
- 新・振り飛車党宣言!1(共著、2005年9月、毎日コミュニケーションズ、ISBN 4-8399-1861-9)
- 新・振り飛車党宣言!3(共著、2006年8月、毎日コミュニケーションズ、ISBN 4-8399-2132-6)
- 相振り飛車 基本のキ(2007年9月、毎日コミュニケーションズ、ISBN 978-4-8399-2587-1)
- 美濃囲いを極める77の手筋 (2016年9月、毎日コミュニケーションズ、ISBN 978-4-8399-5844-2)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
脚注[編集]
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第31期竜王戦ランキング戦(2017年冬 - 2018年秋)(第30期竜王:羽生善治)
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1組 | ||||||
2組 | ||||||
3組 | ||||||
4組 | ||||||
5組 | ||||||
6組 | ||||||
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詳細については将棋棋士の在籍クラスを参照 * 加藤桃子は奨励会員であるが、女流タイトル保持により女流棋士枠で出場 |
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