藤川駅
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藤川駅 | |
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豊橋方面駅舎 (2012年8月) | |
ふじかわ FUJIKAWA | |
◄NH09 名電山中 (2.7km) (2.5km) 美合 NH11► | |
![]() | |
所在地 | 愛知県岡崎市藤川町松本182 |
駅番号 | NH 10 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 名古屋本線 |
キロ程 | 23.1km(豊橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
6,576人/日 -2019年[1]- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)4月1日 |
備考 | 無人駅 |
藤川駅(ふじかわえき)は、愛知県岡崎市藤川町松本にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。駅番号はNH10。manacaが使用可能である(無人駅)。
概要[編集]
準急と普通が停車する。かつては平日朝に急行も数本停車していたが、下りの当該列車は準急に変更され、また東岡崎駅での接続が改善されたため、急行は停車しなくなった。近隣の高校にあわせて、テスト期間中や半日授業時などには、下校時間に合わせて昼間の急行の臨時停車がよく行われている。
駅西側には踏切があったが、上下ホームを行き来するにはこの踏切を通るしかなく、反対ホームに止まっている電車に乗ろうとした高校生が閉まっている踏切に無理矢理進入することがしばしばあり、それによって電車に轢かれ死亡する事故も過去に何度も発生していた。このため、2011年(平成23年)10月に踏切が廃止され歩道橋が設置された。これは岡崎市の事業として近隣の国道1号線沿いに「道の駅藤川宿」ならびに「岡崎市東部地域交流センター・むらさきかん」を整備する「藤川地区整備事業」の一環として行われた。
歴史[編集]
- 1926年(大正15年)4月1日 - 愛知電気鉄道により開業。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1948年(昭和23年)11月1日以前 - 無人化[2]。
- 2005年(平成17年)12月14日 - 駅集中管理システム開始およびトランパス導入。
- 2008年(平成20年)12月27日 - ダイヤ改正により準急停車駅に昇格[3]。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」の供用を開始する。
- 2012年(平成24年)2月29日 - 「トランパス」の供用を終了する。
駅構造[編集]
6両編成対応の相対式ホーム2面2線の地上駅である。無人駅であり、駅集中管理システム(管理駅は東岡崎駅[4])が導入されている。かつては駅の東側に古い駅舎と構内踏切が存在したが、トランパス導入時に西側に新しい駅舎が完成したため解体された。立地としては小規模な盆地の中の直線区間上に位置する。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | NH 名古屋本線 | 下り | 東岡崎・名鉄名古屋方面[5] |
2 | 上り | 豊橋・豊川稲荷方面[5] |
当駅から豊橋駅へは直通列車が停車しないため最低1回乗り換えが必要。豊川線の各駅へは朝や夕方以降に直通列車が停車するため乗り換えなしで行ける。[6]
配線図[編集]
← 豊橋方面 |
![]() |
→ 東岡崎・ 名古屋方面 |
凡例 出典:[7] |
利用状況[編集]
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,948人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中85位、 名古屋本線(60駅)中27位であった[8]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,280人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中83位、 名古屋本線(61駅)中28位であった[9]。
- 駅周辺に学校が多数存在することから近隣の同規模の駅に比べて乗降者数は圧倒的に多いが、昼間は普通列車しか停車しない。学校が休日となる日曜・祝日や学校が長期休業に入る時期などは利用者が極端に少なくなる。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
2012年(平成24年) | 4,499 |
2013年(平成25年) | 4,948 |
2014年(平成26年) | 4,757 |
2015年(平成27年) | 4,880 |
2016年(平成28年) | 4,773 |
2017年(平成29年) | 4,891 |
2018年(平成30年) | 5,579 |
駅周辺[編集]
- 国道1号近接
- 旧東海道 藤川宿
- 松並木
- 脇本陣跡(藤川宿資料館)
- 旧野村家住宅(屋号:米屋)
- 道の駅藤川宿(隣接)
- 岡崎市東部地域交流センター・むらさきかん(隣接)
- 一畑山薬師寺
- 愛知県道327号市場福岡線(旧東海道)
- 藤川街道
- 株式会社レッドバロン 本社
- アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 岡崎工場
- 岡崎市立藤川小学校
- 愛知産業大学・短期大学
- 愛知産業大学三河中学校・高等学校、三河歯科衛生専門学校
- 愛知県立岡崎東高等学校
隣の駅[編集]
- 名古屋鉄道
- NH 名古屋本線
脚注[編集]
- ^ “令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅) (PDF)”. 名古屋鉄道. 2020年11月24日閲覧。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、866頁。
- ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、 44頁。
- ^ 共通SFカードシステム「トランパス」を名古屋本線未導入駅10駅と豊川線3駅に導入します - 名古屋鉄道、2005年11月15日
- ^ a b 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2019年3月24日閲覧
- ^ “藤川 | 名鉄名古屋本線/名鉄豊川線 | 豊橋/豊川稲荷方面 時刻表 - NAVITIME”. www.navitime.co.jp. 2019年2月18日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 岡崎市統計書<2015年版> 8 運輸・通信 - ウェイバックマシンによるアーカイブ、2016年11月16日取得、2020年11月23日閲覧。
- ^ “岡崎市統計書<2019年版> - 8 運輸・通信 (PDF)”. 岡崎市. 2020年5月3日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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