藤竹暁

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藤竹 暁(ふじたけ あきら、1933年1月1日 - )は、日本社会学者マス・コミュニケーション研究者、学習院大学名誉教授。NHK放送文化研究所、学習院大学で長く活躍した。

1966年エヴェリット・ロジャースの訳書『技術革新の普及過程』を刊行(Diffusion of Innovations の日本語初訳)。1980年、『図説日本のマス・コミュニケーション』を山本明と共著、以降、日本におけるマス・メディア研究の基本的学習書として版を重ね、山本の死後は、藤竹単独編による後継書『図説日本のマスメディア』[1]が版を重ねた。若者文化研究や、ジャーナリズムにおける評論活動も展開した。

経歴[編集]

東京出身。1951年東京都立西高等学校卒業[2]1955年学習院大学政経学部卒業。1962年東京大学大学院社会学専門課程博士課程満期退学、1970年「 現代マス・コミニケーションの理論」で社会学博士。1962年日本放送協会 (NHK)に入り、NHK放送文化研究所に勤める。1984年退職し、学習院大学法学部教授[3][4]2003年学習院大学を定年退職[5]、名誉教授[6]2004年浜松学院大学の新設に際し、現代コミュニケーション学部長に就任するが、2005年2月に退職[7]

著書[編集]

  • 『現代マス・コミュニケーションの理論』日本放送出版協会 1968
  • 『テレビの理論 テレビ・コミュニケーションの基礎理論』岩崎放送出版社 1969
  • 『廃用の論理 行動的生活デザイン論』誠文堂新光社 1969
  • 『個性あるレジャー 余暇時代をデザインする』日本経済新聞社(日経新書) 1970
  • 『シラケ時代の文化論』学芸書林 1972
  • 『マス・コミュニケーションの社会学 系譜研究ノート』竹内書店 1972
  • 『パニック 流言蜚語と社会不安』日本経済新聞社(日経新書) 1974
  • 『テレビとの対話』日本放送出版協会 1974
  • 『事件の社会学 ニュースはつくられる』中公新書 1975
  • 『日本人のスケープゴート 皇太子田中角栄美空ひばり・自衛隊』講談社 1978
  • 『「勉強しなさい」しか言えぬ親たち 失語症の時代』講談社 1979
  • 『電話コミュニケーションの世界 藤竹暁対談集』ダイヤル社 1979
  • 『四十歳からの家族関係学』講談社 1982
  • 『現代手紙作法 よりよい関係を築くノウハウ』日本経済新聞社 1983
  • 『人気づくりの法則』宣伝会議 1984
  • 『テレビメディアの社会力 マジックボックスを解読する』有斐閣選書 1985
  • 『メディアになった人間 情報と大衆現象のしくみ』中央経済社 1987
  • 『若者はなぜ行列がすきか 当世流行観察学』有斐閣 1987
  • 『大衆政治の社会学』有斐閣 1990
  • 『イメージを生きる若者たち メディアが映す心象風景』有斐閣 1991
  • 『マスメディアと現代』放送大学教育振興会 1992
  • 『若者にとって幸せとは 満足社会のゆくえ』有斐閣 1994
  • 『生きるために必要なこと』講談社 1997
  • 『ボキャブラ社会学』毎日新聞社 1999
  • 『ワイドショー政治は日本を救えるか テレビの中の仮想政治劇』ベスト新書 2002
  • 『環境になったメディア マスメディアは社会をどう変えているか』北樹出版 2004 - 改訂版(2008)
  • 『都市は他人の秘密を消費する』集英社新書 2004

共著編[編集]

  • 『図説日本のマス・コミュニケーション』(山本明共編)日本放送出版協会(NHKブックス)1980
  • 『「昭和」の終わり 80年代の日本人』犬田充共著 講談社 1980
  • 『変動の時代 4 社会心理の変動』編 朝倉書店 1980
  • 『手紙・スピーチぴったり表現辞典』講談社辞典局編 川上裕之,島野功緒共監修・執筆 講談社ことばの新書 1999
  • 『現代のエスプリ別冊 生活文化シリーズ 現代人の居場所』編 至文堂 2000
  • 『現代のエスプリ別冊 生活文化シリーズ 消費としてのライフスタイル』編 至文堂 2000
  • 『現代のエスプリ別冊 生活文化シリーズ 流行/ファッション』編 至文堂 2000
  • 『図説日本のマスメディア』編 日本放送出版協会 NHKブックス 2000 改題『図説日本のメディア』NHKブックス

翻訳[編集]

  • エヴェリット・ロジャース『技術革新の普及過程』培風館 1966
  • J.L.アラングレン『人間コミュニケーション』監訳 鹿島研究所出版会 1971
  • ベン・H.バグディキアン『メディアの支配者 米マスコミ界を独占する50の企業』光文社 1985

出典・脚注[編集]

  1. ^ 詳細情報 図説日本のマスメディア”. 池田町図書館(岐阜県). 2012年10月25日閲覧。
  2. ^ 訪問講義の紹介 平成16年度 第4回 訪問講義「メディアの社会学」”. 東京都立西高等学校. 2011年8月23日閲覧。
  3. ^ 集英社新書『都市は他人の秘密を消費する』著者情報”. 集英社. 2011年8月23日閲覧。
  4. ^ 環境になったメディア―マスメディアは社会をどう変えているか (改訂版) 著者紹介”. 紀伊国屋書店. 2011年8月23日閲覧。
  5. ^ 藤竹暁教授 退職記念号「学習院大学法学会雑誌」2003-09
  6. ^ 学習院ニュース」『学習院広報』第70号、2003年7月1日、 32頁、2011年8月23日閲覧。
  7. ^ 浜松学院大学 設置に係る設置計画履行状況報告書”. 浜松学院大学 (2007年4月1日). 2011年8月23日閲覧。