西川伸一 (科学者)

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西川伸一
生誕 (1948-06-03) 1948年6月3日(70歳)
日本の旗 日本 滋賀県
居住 日本の旗 日本
ドイツの旗 ドイツ
研究分野 幹細胞
再生医療
研究機関 京都大学
ケルン大学
熊本大学
理化学研究所
NPO法人AASJ
出身校 京都大学
主な業績 理研CDBの創立
幹細胞研究のマネージメント
影響を
受けた人物
山中伸弥
影響を
与えた人物
竹市雅俊笹井芳樹若山照彦小保方晴子
主な受賞歴 清寺真記念賞、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞、持田記念学術賞受賞、兵庫県科学賞
プロジェクト:人物伝

西川 伸一(にしかわ しんいち、1948年6月3日[1] - )は、日本の医者科学者医学博士京都大学[2]、京都大学名誉教授[3]。現在はNPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン (AASJ) 代表理事、JT生命誌研究館顧問。

熊本大学教授、京都大学教授、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長などを歴任。幹細胞再生医療に関する教育研究のみならず、競争的資金のコーディネーター業務や科学啓蒙活動でも活躍した。

来歴・人物[編集]

滋賀県生まれ。1973年3月京都大学医学部医学科を卒業後、京都大学結核胸部疾患研究所研修医を経て、1973年12月同研究所医員に着任。7年程医者を務め[4]、1979年京都大学結核胸部疾患研究所内科第二部門助手、1980年京都大学結核胸部疾患研究所細菌血清部門助手[2]。1980年からアレクサンダー・フォン・フンボルト財団奨学生としてドイツ・ケルン大学遺伝学研究所に留学した後、1983年京都大学胸部疾患研究所付属感染免疫動物実験施設助教授、1987年京都大学で医学博士の学位取得、同年熊本大学医学部付属遺伝発生医学研究施設形態発生部門教授、1993年京都大学医学研究科分子医学系遺伝医学講座分子遺伝学部門教授、2000年理化学研究所発生・再生科学総合研究センター (CDB) 副センター長/幹細胞研究グループグループディレクター、財団法人先端医療振興財団先端医療センター研究所所長、財団法人先端医療振興財団副理事長・再生医療研究開発部長を歴任した。2003年京都大学退官。2008年京都大学名誉教授の称号を受ける[5]

理研CDBには創立当初から深く貢献し、科学技術振興機構のさきがけ「iPS細胞と生命機能」研究統括や戦略的イノベーション創出推進プログラム(S-イノベ)「iPSを核とする細胞を用いた医療産業の構築」プログラムオフィサーなども務めた[6][7]2013年に公職を退きNPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパンを設立、同代表理事および、理化学研究所発生再生科学総合研究センター特別顧問、JT生命誌研究館顧問に就任[4]。科学技術を伝える活動でも活躍した[8]

STAP研究において論文やTCR再構成の助言を行うとともに[9]小保方晴子のユニットリーダー採用にも関わっている[10][11]。研究不正再発防止のための改革委員会で西川を含む幹部の責任が厳しく指摘された後、CDB顧問を辞職した[12]

業績[編集]

学位論文[編集]

著書(単著・共著)[編集]

  • 西川伸一 『痛快!人体再生学』 集英社インターナショナル、2003年5月。ISBN 978-4797670738。
  • 西川伸一、倉谷滋、上田泰己生物のなかの時間』 PHP研究所〈PHPサイエンス・ワールド新書〉、2011年9月。ISBN 978-4569799353。

著書(翻訳・編集・監修)[編集]

解説・報告など[編集]

受賞歴[編集]

  • 1997年 - 財団法人 日本リデイアオリリー協会 清寺真記念賞[5]
  • 1999年 - ドイツ フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞[5][4]
  • 2002年 - 財団法人 持田記念医学薬学振興財団 持田記念学術賞[5]
  • 2008年 - 兵庫県科学賞[5]

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.422
  2. ^ a b 西川伸一 1987.
  3. ^ さきがけ.
  4. ^ a b c JT生命誌研究館.
  5. ^ a b c d e さきがけ研究統括紹介.
  6. ^ 渡邉美生 2010.
  7. ^ iPS Trend(1/3) 2010.
  8. ^ 藤森恵一郎 「科学の不思議身近に 動画配信サイトを活用 神戸のNPO」『神戸新聞NEXT』、2014年4月19日。2014年8月26日閲覧。
  9. ^ 詫摩雅子、古田彩「研究倫理 緑のマウスはどこから-STAP細胞は存在したのか」、『日経サイエンス』第44巻第6号、2014年6月、 54-61頁。
  10. ^ 西川伸一. “1月30日:酸浴による体細胞リプログラミング(1月30日Nature誌掲載論文)”. NPO法人 オール・アバウト・サイエンス・ジャパン. 2014年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月25日閲覧。
  11. ^ 研究不正再発防止のための改革委員会 (2014-06-12) (PDF). 研究不正再発防止のための提言書 (Report). 理化学研究所. http://www3.riken.jp/stap/j/d7document15.pdf 2014年8月25日閲覧。. 
  12. ^ “STAP細胞:理研の西川特別顧問が辞意”. 毎日新聞. (2014年6月14日). http://mainichi.jp/select/news/20140614k0000e040171000c.html 2014年6月14日閲覧。 [リンク切れ]

参考文献[編集]

インタビュー

プロジェクト情報

関連項目[編集]

講演動画