西村康稔

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西村 康稔
にしむら やすとし
Yasutoshi Nishimura 20200916.jpg
内閣広報室より公表された肖像
(2020年 撮影)
生年月日 (1962-10-15) 1962年10月15日(58歳)
出生地 日本の旗 日本 兵庫県明石市
出身校 東京大学法学部卒業
メリーランド大学大学院修了
前職 国家公務員通商産業省
現職 経済再生担当大臣
全世代型社会保障改革担当大臣
新型コロナウイルス感染症対策担当大臣
内閣府特命担当大臣経済財政政策
所属政党無所属グループ改革)→)
自由民主党細田派→無派閥→細田派)
称号 修士(メリーランド大学・1992年
親族 義父・吹田愰(衆議院議員)
公式サイト 西村やすとし オフィシャルサイト

内閣 第4次安倍第2次改造内閣
菅義偉内閣
在任期間 2020年3月6日 - 現職

内閣 第4次安倍第2次改造内閣
菅義偉内閣
在任期間 2019年9月11日 - 現職

内閣 第3次安倍第3次改造内閣
第4次安倍内閣
第4次安倍第1次改造内閣
在任期間 2017年8月3日 - 2019年9月11日

選挙区 兵庫9区
当選回数 6回
在任期間 2003年11月10日 - 現職
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西村 康稔(にしむら やすとし、1962年10月15日 - )は、日本通産官僚政治家自由民主党所属の衆議院議員(6期)、経済再生担当大臣全世代型社会保障改革担当大臣、新型コロナウイルス感染症対策担当大臣内閣府特命担当大臣経済財政政策)。

衆議院内閣委員長内閣官房副長官第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣第4次安倍改造内閣)、内閣府副大臣第2次安倍内閣第2次安倍改造内閣第3次安倍内閣)、外務大臣政務官福田康夫改造内閣麻生内閣)、自由民主党総裁特別補佐・筆頭副幹事長などを歴任。

第2次海部改造内閣自治大臣国家公安委員会委員長を務めた元衆議院議員の吹田愰義父である。

来歴[編集]

2013年、日ペルー外交関係140周年記念セレモニーでの西村(左から2人目)
2018年、第44回先進国首脳会議にて(左端上)

兵庫県明石市生まれ。実家は時計店で、父親はサラリーマン神戸大学附属明石中学校灘高等学校を経て、東京大学法学部卒業。高校在籍時は野球部でサードを守っていた。大学在学時はボクシング部に所属。1985年通商産業省入省(資源エネルギー庁石油部計画課配属[1])。経済企画庁への出向や、石川県商工課長を経て、アメリカ合衆国メリーランド大学大学院国際政治経済学を専攻し[2]1992年5月修士号を取得した[2]1999年、通商産業省環境立地局調査官を最後に退官[2]

2000年第42回衆議院議員総選挙に、引退する原健三郎地盤を引き継ぎ無所属兵庫9区から出馬したが、自由民主党公認の宮本一三に敗れ、落選した。

2003年第43回衆議院議員総選挙に再び無所属で兵庫9区から出馬し、前回敗れた宮本を下して初当選。無所属の新人議員5人で院内会派グループ改革」を結成後、自民党に入党し、森派(当時)に入会。

2005年第44回衆議院議員総選挙では、新党日本公認の宮本、民主党公認の畠中光成を破り再選。2006年、自民党内閣部会産業・地域再生小部会長に就任。2008年8月、福田康夫改造内閣外務大臣政務官に任命され、麻生内閣まで務める。

2009年第45回衆議院議員総選挙では自民党に逆風が吹く中、国民新党公認の宮本を兵庫9区で6万票超で破り、3選。兵庫県の12の小選挙区の当選者のうち、西村が唯一の自民党公認候補であり、総選挙後は自民党兵庫県連会長に就任。同年9月、自由民主党総裁選挙町村派の一部議員から推される形で出馬(総裁選出馬に際し、町村派を退会した)したが、谷垣禎一に敗れた[要出典]

2012年12月の第46回衆議院議員総選挙では、民主党の浜本宏日本維新の会の谷俊二らを下して4選。選挙後に発足した第2次安倍内閣において内閣府副大臣経済再生社会保障・税一体改革TPP経済財政拉致問題防災死因究明)に任命された。2013年2月、2009年に退会した町村派に約3年半ぶりに再入会[要出典]2014年9月3日第2次安倍改造内閣で内閣府副大臣に再任。

2014年12月の第47回衆議院議員総選挙で5選。2016年1月4日衆議院内閣委員長に就任[3]。2016年8月、自民党総裁特別補佐に就任[4]。併せて、筆頭副幹事長、選対副委員長に就任[5]2017年8月3日第3次安倍第3次改造内閣において、政務担当の内閣官房副長官に起用される[6]

2017年10月の第48回衆議院議員総選挙で6選。2019年9月、第4次安倍第2次改造内閣において、経済再生担当大臣内閣府特命担当大臣経済財政政策)に起用される[7]

2020年3月6日より新型コロナウイルス対策担当大臣も兼務[8]。就任以降、土・日も含め連日記者会見を行うなど積極的な情報発信を行った[9]

政策・主張[編集]

新型コロナウイルス感染症対策担当大臣[編集]

2021年7月7日午後6時過ぎから、菅義偉首相首相官邸で、西村や田村憲久厚生労働大臣らとおよそ1時間ほど協議を行った。この協議により政府は、7月11日まで東京都に発令されていたまん延防止等重点措置を、12日以降、緊急事態宣言に切り替える方針を固めた。協議の内容は7月7日夜、すみやかに報じられた[10]

同年7月8日午後7時、菅首相は記者会見し、緊急事態宣言下での東京オリンピック・パラリンピックの開催を決定したと発表[11]

同日夜、西村も記者会見を開き、緊急事態宣言発令に際し酒類を提供する飲食店が休業要請に応じない場合、その店舗情報を金融機関に提供する考えを表明。「店舗の情報を関係省庁、金融機関とも共有し、金融機関からも応じてもらえるように働き掛けを行ってもらう」と述べた[12]。この発言に対し、立憲民主党の安住淳国対委員長は国会内で記者団に「金融機関に対し、言うことを聞かない酒屋さんに『お金を貸すな』みたいなことを政府側が言う権限は法律上どこにもない」と指摘。「単に脅している、締め付けをしようということだ」と反発した[12]。銀行関係者も「あり得ない。お酒を出さないよう融資で締め付けているように見えれば、暴力を背景に仕事をしているヤクザと一緒だ」 と強く抗議した[13]

同年7月9日午前、菅首相は西村の発言を「承知していない」と述べた[14]。同日、自民党の森山裕国対委員長と林幹雄幹事長代理は、加藤勝信官房長官と首相官邸で会談し、西村の発言について「閣僚発言は重い。誤解を招くことがないよう注意してほしい」と申し入れた。西村は同日の閣議後の記者会見で「不公平感の解消」のためだと説明し、この時点では発言を撤回しなかった[15]が、同日、加藤官房長官は記者会見で、西村からの連絡を受けて方針を撤回したことを明らかにした[16]。西村自身も同日夜のBSフジの番組に出演し「関係省庁から金融機関に何か働きかけをすることはやらない」と述べるなど、一日で見直しに追い込まれた[17]

同年7月11日夜、西村はTwitterを更新し「趣旨を十分に伝えられず反省しております」と記したが、謝罪はしなかった。大臣辞任や議員辞職を求めるツイートはその後も相次いだ[18]。7月12日、立憲民主党山井和則国対副委員長は「あまりにも高圧的に過ぎる」と国会内の記者団に述べ、同党の他の幹部は「売り上げ減で苦境にある飲食店へのどう喝だ」と辞任を要求する声を上げた[19]。酒類小売業の団体「全国小売酒販組合中央会」も、西村の発言を「乱暴な発言だ」として自民党の下村博文政調会長に党本部で抗議した[20]

同年7月12日、金融機関から順守を働き掛けてもらうよう求める政府の方針決定について、内閣官房が金融機関を監督する金融庁、財務省、経済産業省と事前に調整していたこと、ならびに内閣官房が8日付で政府方針への協力を依頼する文書を各府省庁に出していたことが分かった。西村単独の考えではなく、政府ぐるみで進めようとしていた方針決定であることが明らかとなった[21]

政府は、金融機関に事業者への働きかけを求めるとした方針の撤回に続いて、7月13日には、酒類販売事業者に対し休業要請などに応じない飲食店との取引を停止するよう求めた方針も撤回した[22]

同年7月14日、立憲民主党、日本共産党、国民民主党の野党3党の国対委員長は国会内で会談し、西村の経済再生担当相の辞任を要求する方針で一致した[23]

新聞社によるアンケートへの回答[編集]

人物[編集]

  • 日中国会議員書画展へ書画を提供している[28]
  • 座右の銘は「和魂洋才」・「断旧立新」・「晴耕雨読」・「笑う門に福来る」[29]

政治資金問題[編集]

2012年7月、所得報告書に誤りがあり、訂正を行った[30]

2014年に、西村の資金管理団体「総合政策研究会」が、会員制の「六本木ヒルズクラブ」(東京都港区)に、2007年3月に、入会費約124万円と預託金50万円を支払って会員になり、その後は毎年、年会費約19万円を支出していることが報じられた[31]。「会員権は私的にも使え、政治資金の使途に必要な公明、公正さを確保できず不明朗だ。個人で購入し、政治活動に使った場合のみ費用を政治資金でまかなうべきだ」との識者のコメントを朝日新聞報道している[31]

2016年に「統合型リゾート施設(IR)」整備推進法案(カジノ解禁法案)を議員立法で法案提出した際、大阪府内のスロットマシン製造会社から2013年度からの3年間で計111万円の献金を受けていることが報じられた[32]

日本共産党の機関紙しんぶん赤旗に、西村の関係する自民党兵庫県商工振興連盟支部への村上ファンドの関連会社役員2人からの合計200万円の献金が報道された[33]。また、村上ファンドに出資した政治家や財界人の実名及び投資の金額・投資の時期が書かれた「投資家リスト」が流出し、そのリストに西村の名前があるとFACTAが報道した[34]

著書[編集]

単著[編集]

  • 「生き残る企業・都市: ビッグバンを乗り越える7つのルール」同文書院 1999年1月 ISBN 4810380521
  • 「リスクを取る人・取らない人: しがらみを断ち切る勇気がこの国を救う」PHP研究所 2002年10月 ISBN 4569624731
  • 「新(ネオ)・ハイブリッド国家日本の活路 : 3つの空洞化を越えて」スターツ出版 2010年4月 ISBN 9784883811168
  • 「繁栄か衰退か: 岐路に立つ日本」プレジデント社 2012年12月 ISBN 9784833420310
  • 「命を守る防災・危機管理: その瞬間、生死を分けるもの」プレジデント社 2014年12月 ISBN 9784833421164
  • 「大丈夫か?マイナンバー: 使いこなせばこれだけ便利、こんなに変わる!」ワニブックス 2015年12月 ISBN 9784847065699
  • 「第4次産業革命 : ロボット、AIであなたの生活、仕事はこう変わる」ワニブックス 2016年9月 ISBN 9784847065774

共著[編集]

  • 小林温と出版)「国家の生命線 〜戦略的資源・エネルギー外交の確立に向けて〜」PHP研究所 ISBN 4569657206

所属団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2016年6月17日のツイート
  2. ^ a b c 「略歴」『内閣府副大臣内閣府
  3. ^ 衆院予算委員長に竹下氏 自公が内定
  4. ^ 自民、幹事長代行に下村氏
  5. ^ 自民党筆頭副幹事長に就任、第2次補正予算案を閣議決定
  6. ^ 官房副長官に西村氏、野上・杉田氏は留任日本経済新聞
  7. ^ 内閣改造 経済再生相に西村康稔官房副長官内定 初入閣NHK news web
  8. ^ 西村経済再生担当相を新型コロナ対策担当相に任命 FNN PRIME 2020年3月6日
  9. ^ 西村担当相、会見連続100日 政府のコロナ対策の顔に 調整不足の発言も”. 毎日新聞 (2020年8月4日). 2020年8月4日閲覧。
  10. ^ “東京に4回目の緊急事態宣言へ 期限来月22日まで 政府方針”. NHK. (2021年7月7日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210707/k10013125451000.html 2021年7月9日閲覧。 
  11. ^ “【詳報】菅首相会見 東京の緊急事態宣言を決定 沖縄は延長”. NHK. (2021年7月8日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210708/k10013128231000.html 2021年7月9日閲覧。 
  12. ^ a b “西村担当相、要請拒否の店舗情報を金融機関に 菅首相「承知せず」、野党反発”. 時事ドットコムニュース. (2021年7月9日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070900405 2021年7月9日閲覧。 
  13. ^ “西村氏「働きかけ」発言、金融機関「あり得ない」 1日で撤回”. 毎日新聞. (2021年7月9日). https://mainichi.jp/articles/20210709/k00/00m/020/266000c 2021年7月9日閲覧。 
  14. ^ 皆川剛、桐山純平 (2021年7月10日). “「どう喝」と批判を浴びた西村氏発言…それ以上に飲食店経営者を憤らせた菅首相のひと言とは”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/115692 2021年7月13日閲覧。 
  15. ^ “西村大臣「金融機関から働きかけて」発言、撤回せず 飲食店の酒類提供巡り 自民党幹部「誤解招く」と注意要請”. 東京新聞. (2021年7月9日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/115615 2021年7月9日閲覧。 
  16. ^ 酒提供で金融機関要請の方針撤回と官房長官 - 共同通信 2021年7月9日
  17. ^ 西村圭史、西尾邦明 (2021年7月9日). “官房長官「金融機関にお願いしない」 西村氏発言を撤回”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASP796FDDP79UTFK01B.html 2021年7月9日閲覧。 
  18. ^ “西村大臣「趣旨十分に伝えられず反省」とツイッターで釈明も…批判やまず、辞任求める声”. 東京新聞. (2021年7月12日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/116107 2021年7月12日閲覧。 
  19. ^ “「飲食店へのどう喝だ」 野党内に西村氏の辞任を求める声”. 毎日新聞. (2021年7月12日). https://mainichi.jp/articles/20210712/k00/00m/040/269000c 2021年7月12日閲覧。 
  20. ^ “「乱暴な発言」 酒販組合、自民に抗議 西村氏の取引停止要請に”. 毎日新聞. (2021年7月12日). https://mainichi.jp/articles/20210712/k00/00m/040/195000c 2021年7月13日閲覧。 
  21. ^ “酒類提供停止で事前調整 金融庁、財務、経産に依頼 内閣官房が8日付文書”. 東京新聞. (2021年7月12日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/116247 2021年7月12日閲覧。 
  22. ^ “酒類の取引停止依頼も撤回 政府、猛反発受け方針を転換”. 朝日新聞. (2021年7月13日). https://www.asahi.com/articles/ASP7F6KHBP7FUTFK038.html 2021年7月16日閲覧。 
  23. ^ 宮原健太 (2021年7月14日). “野党3党が西村担当相の辞任要求で一致 「司令塔にふさわしくない」”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/articles/20210714/k00/00m/010/089000c 2021年7月14日閲覧。 
  24. ^ a b c d “2012衆院選 兵庫9区 西村康稔”. 毎日jp (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A28009002002 2014年4月27日閲覧。 
  25. ^ a b c 活動報告
  26. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  27. ^ 第174回国会 128 たばこ税の増税反対に関する請願”. 衆議院. 2021年4月11日閲覧。
  28. ^ [1]NPO法人日中国会議員書画展実行委員会
  29. ^ 【ポスト安倍の夏】西村康稔経済再生担当相 コロナ対策の「顔」急浮上 産経ニュース 2020年7月3日
  30. ^ 日本経済新聞2012年7月4日
  31. ^ a b 朝日新聞、2014年11月26日
  32. ^ 「カジノ法案提案の維新・小沢氏 パチンコ大手から130万円」東京新聞、2016年12月14日 朝刊
  33. ^ 2006年6月28日(水)「しんぶん赤旗」
  34. ^ 「FACTA」2006年8月号
  35. ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日). http://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/07/2021%E5%B9%B47%E6%9C%88%E5%8F%B7_7%E9%9D%A2.pdf 2021年7月11日閲覧。 
  36. ^ a b c d e f 成澤宗男週刊金曜日編 『日本会議と神社本庁』 金曜日、2016年
  37. ^ 「安倍政権中枢に カジノ議連メンバーずらり」、しんぶん赤旗 2014年9月9日
  38. ^ 協会概要 - JeSPA 2015年4月1日
  39. ^ 国会活動 - 西村やすとし オフィシャルサイト”. www.yasutoshi.jp. 2020年11月18日閲覧。

関連項目[編集]

公職
先代:
茂木敏充
日本の旗 特命担当大臣経済財政政策
第24・25代:2019年 -
次代:
現職
先代:
萩生田光一
日本の旗 内閣官房副長官(政務担当・衆議院)
2017年 - 2019年
次代:
西村明宏
先代:
白眞勲
藤本祐司
前川清成
日本の旗 内閣府副大臣
伊達忠一寺田稔
後藤田正純岡田広
赤澤亮正平将明と共同

2012年 - 2015年
次代:
高鳥修一
松本文明
福岡資麿
議会
先代:
井上信治
日本の旗 衆議院内閣委員長
2016年
次代:
秋元司
党職
先代:
下村博文
自由民主党総裁特別補佐
第6代:2016年 - 2017年
次代:
柴山昌彦
先代:
松本純
自由民主党筆頭副幹事長
2016年 - 2017年
次代:
柴山昌彦小泉進次郎