西鉄9形蒸気機関車

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西鉄9形蒸気機関車(にしてつ9がたじょうききかんしゃ)はかつて西日本鉄道に在籍した蒸気機関車の1形式である。

目次

概要

第二次世界大戦後、佐世保海軍工廠で使用されていた蒸気機関車のうち2439 - 2441と付番されていた3両が島原鉄道に持ち込まれて一時保管の後、西日本鉄道に購入されてそれぞれ7 - 9と付番の上で非電化の大川線で使用された。

本形式はその内の1両であり、本来は佐世保海軍工廠1あるいは2[1]として高田商会の取扱で海軍省から発注され、1904年にドイツのJ.A.マッファイ[2]社で製造されたものであった。

入線後、1951年の大川線休止まで使用された。

構造

軸配置B1の飽和式単式2気筒14t級サイドタンク機関車である。

これまでに日本に輸入されたJ.A.マッファイ社製蒸気機関車は軸配置B+Bのマレー式機関車に軸重14.3tのCタンク機関車と比較的大型の設計となっており、いずれも本線での使用を前提とした車両であった。これに対し、本形式はごく小さな入れ替え用機関車であり、以後日本に輸入された同社製蒸気機関車は、国鉄4100形蒸気機関車を例外として、これと同程度の小型機が続いた。

この種のドイツ製小型蒸気機関車の場合、一般にはクラウス社が開発したウェルタンクを備えているのが普通であったが、本形式はサイドタンクのみを備える設計であった。

もっとも、基本構造そのものは当時のドイツ製蒸気機関車のスタンダードに従う極めて堅実かつ実用的な設計であり、その廃車まで弁装置やボイラーなどにはほとんど改修の手が入ることなく終わっている。

連結器は左右にバッファを備えたねじ式連結器で、これは廃車までそのまま維持された。

メーカーでの完成時には運転台後方は上半分が開放型とされており、当時撮影された公式写真でもその姿が確認できる。これに対し、西鉄入線の段階ではここは塞がれて2カ所のガラス窓のある妻板を設置、屋根が延長されてヒサシ状とされ、更に2枚の楕円窓が左右に配されていた前面妻板中央に横長の四角い窓が追加で設置されるなど、実用上の理由から運転台回りについては幾つかの点で改造が実施されていた。

主要諸元

  • 型式 : B1サイドタンク式
  • 全長 : 6500mm
  • 全高 : 2850mm
  • 全幅 :
  • 動輪径 : 775mm
  • 従輪径 : 600mm
  • 軸配置 0-4-2(B1)
  • 弁装置 ワルシャート式
  • シリンダー(直径×行程) 223mm×380mm
  • ボイラー圧力 11.2atm
  • 火格子面積 0.53m²
  • 全伝熱面積 22.5m²
  • 運転整備重量 : 14.0t
  • 最大軸重
  • 機関車性能:
    • 動輪周馬力 
  • 燃料種類 : 石炭

脚注

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  1. ^ 製造番号は順に2440・2441。但し残された西鉄時代の実機写真と2号機のメーカー公式写真のサイドタンクに打たれたリベット位置の相違から、本車は1号機であった可能性が高いと推測されている。
  2. ^ 現在のクラウス=マッファイ社の前身の一つ。正式社名は機関車および機械製作所 J.A.マッファイ(Lokomotiv-und Maschinenfabrik J.A.Maffei)。

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