谷賢一

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谷 賢一
プロフィール
誕生日 (1982-05-11) 1982年5月11日(35歳)
出身地 日本の旗 日本 千葉県柏市
血液型 B型
主な作品
舞台 「DULL-COLORED POP」・「Théâtre des Annales」の作・翻訳・演出
受賞
第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞

谷 賢一(たに けんいち、1982年5月11日-)は、日本の劇作家演出家翻訳家。劇団「DULL-COLORED POP」主宰[1]。演劇ユニット「Théâtre des Annales」代表[2]日本劇作家協会・事業委員[3]

人物・来歴[編集]

福島県生まれ、千葉県柏市育ち。血液型はB型。身長185cm。趣味は音楽鑑賞、パソコン、読書。好きな食べ物はビールカレー

千葉県立東葛飾高等学校在籍時に演劇および文学に目覚める。明治大学演劇学専攻卒。同大学元公認サークル・騒動舎28期。大学在学中に渡英し、University of Kent at Canterbury, Theatre and Drama Study にて演劇学を学ぶ。帰国後、明治大学全学合同企画である文化プロジェクト'05『マクベス』の演出を担当し[4]、学生80名参加、動員2000名の公演を成功に導いた。

在学中に劇団「DULL-COLORED POP」を旗揚げし、主宰として全作品の脚本・演出を手がける。

2007年には千葉県からの助成を受け、市民劇団「CoTiK」を立ち上げ、代表を務めた[5]。2008年よりタイニィ・アリス職員およびプロデューサーとして活動(~2010年末)。2010年4月より青年団演出部に所属。2010年12月から2013年12月まで、アトリエ春風舎芸術監督を務め上げた。

作風・受賞歴[編集]

脚本家としては、詩的で鋭利な台詞回しと構成の巧みさが特徴。演出家としては、深い演劇知識と若く破天荒な発想が同居し、ポップに間口を広げつつ、文学的/演劇的な奥行きへ観客をいざなう絶妙のバランス感覚で、「斬新な手法と古典的な素養の幸せな合体」(永井愛)と評された[6]

近年では翻訳家としても頭角を表し、2011年には翻訳・演出を手掛けた『モリー・スウィニー』で演劇界の注目を集め、2013年には『最後の精神分析』の翻訳・演出を手がけ、第6回小田島雄志翻訳戯曲賞[7]、ならびに文化庁芸術祭優秀賞[8]を受賞した。海外演出家とのコラボレーション作品も多く、デヴィッド・ルヴォー『昔の日々』(日生劇場)、シディ・ラルビ・シェルカウイPLUTO』(シアターコクーン)、アンドリュー・ゴールドバーグ『マクベス』(PARCO劇場)などにそれぞれ翻訳・脚本・演出補などで参加している。

ポップロックで文学的な創作スタイルで、古典悲劇からミュージカルまで幅広い作品を手掛けている。

主な作品[編集]

DULL-COLORED POP公演[編集]

  • 第1回公演『東京都第七ゴミ処理施設場 ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』作・演出(2005年11月、荻窪アールコリン)
  • 第2回公演『ラパン・アジルと白の時代』作・演出(2006年3月、阿佐ヶ谷アルシェ)
  • 第3回公演『国境線上の蕎麦屋』作・演出(2006年5月、笹塚 Duo Stage BBs)
  • 企画公演 『4 nudists』作・演出(2006年8月、下高井戸 青の奇跡)
  • 第4回公演『ベツレヘム精神病院』作・演出(2007年3月、新宿タイニィ・アリス)
  • 猫道ロックフェスティバル'07参加作品『息をひそめて』作・演出(2007年5月、高円寺UFOクラブ)
  • 第5回公演『Caesiumberry Jam』作・演出(2007年10月、新宿タイニィ・アリス)
  • 企画公演『藪の中(Remix)』作・演出(2007年11月、千葉県柏市 寺島文化会館前広場)
  • 第6回公演『小部屋の中のマリー』作・演出(2008年6月、新宿タイニィ・アリス)
  • 第7回公演『JANIS -Love is like a Ball and Chail-』作・演出(2008年10月、新宿タイニィ・アリス)
  • Mrs.fictions『15 minutes made vol.5』参加作品『15分しかないの』作・演出(2009年3月、池袋シアターグリーンBox in Box)
  • 第7.7回公演『ショート7』作・演出(2009年4月、Pit北/区域)
  • 第8回公演『マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人』作・演出(2009年8月、新宿シアターモリエール)
  • 第9回公演『プルーフ/証明』『心が目を覚ます瞬間 〜4.48サイコシスより〜』翻訳・演出(2009年10月、サンモールスタジオ)
  • 第10回公演『Caesiumberry Jam』(リライト版)作・演出(2011年8月、池袋シアターグリーンBox in Box)
  • 第11回公演『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』作・演出(2012年3月〜4月、東京・アトリエ春風舎/新潟・新潟りゅーとぴあ主劇場/仙台・せんだい演劇工房10-BOX box-4/京都・アトリエ劇研/大阪・in→dependent theatre 1st/広島・レイノホール/東京・アトリエ春風舎)
  • 第12回公演『完全版・人間失格』作・演出(2012年11月、こどもの城 青山円形劇場
  • 若手企画公演『プルーフ/証明』翻訳・演出(2013年5月〜6月、シアター風姿花伝)
  • プロデュース公演『最後の精神分析 ─フロイトVSルイス─』翻訳・演出(2013年10月、日暮里d-倉庫)
  • 第13回本公演『アクアリウム』作・演出(2013年12月〜2014年3月、東京・シアター風姿花伝/福岡・ぽんプラザホール/大阪・in→dependent theatre 2nd/仙台・せんだい演劇工房10-Box box-2/岡山・天神山文化プラザ)
  • 番外公演『プルーフ/証明』翻訳・演出(2014年5月〜6月、サンモールスタジオ)
  • 第14回本公演『音楽劇・河童』作・演出(2014年7月、吉祥寺シアター
  • 第15回本公演『夏目漱石とねこ』作・演出(2015年2月、座・高円寺1)
  • Mrs.fictions『15 minutes made vol.13』参加作品『全肯定少女ゆめあ』作・演出(2015年8月、王子小劇場)
  • 第16回本公演『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』作・演出(2015年8月~9月、東京・王子スタジオ1/大阪・in→dependent theatre 2nd/岡山・天神山文化プラザ)
  • 第17回本公演『演劇』作・演出(2016年5月、東京・王子小劇場)

Théâtre des Annales公演[編集]

  • vol.1『ヌード・マウス』作・演出(2012年1月、赤坂 RED THEATER)
  • vol.2『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行──およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならないという言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか? という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』作・演出(2013年3月、こまばアゴラ劇場)
  • vol.3『トーキョー・スラム・エンジェルス』作・演出(2014年11月、こどもの城 青山円形劇場
  • vol.4『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行──およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならないという言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか? という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』作・演出(2015年10月、こまばアゴラ劇場、2016年3月、東京・SPACE 雑遊、新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館)

外部公演[編集]

  • JMS『若草物語』ミュージカル演出(2008年4月、アイピット目白)
  • 東京ギンガ堂『ねこになった漱石』 脚本提供(2008年6月、新宿大久保公園特設テント劇場)
  • 柏市民劇場CoTiK『ロミオとジュリエット』市民劇における作・演出(2008年3月)
  • 柏市民劇場CoTiK『源氏物語』市民劇における作・演出(2009年2月)
  • 日本語を読む vol.3: 三島由紀夫『熱帯樹』演出(2010年4月、シアタートラム
  • ジェットラグ『幸せを踏みにじる幸せ』作・演出(2010年6月、タイニイアリス)
  • プロジェクト文学・太宰治『人間失格』作・演出(2010年10月、ワーサルシアター)
  • Theatre Polyphonic『悪魔の絵本』脚本提供(2010年10月、サンモールスタジオ)
  • 黒色綺譚カナリア派『犬と華』演出(2011年4月、下北沢OFF OFFシアター)
  • 舞台『モリー・スウィーニー』翻訳・演出(2011年6月、シアタートラム
  • ロンドン・ヤングヴィック劇場/キャサリン・ハンター1人芝居『カフカの猿 ~フランツ・カフカ「ある学会報告」より~』字幕翻訳(2012年5月、シアタートラム
  • 石井光三オフィスプロデュース『クリンドルクラックス!』翻訳(2012年7月、世田谷パブリックシアター
  • ENBUゼミナール2012春季演劇コース昼間部公演『図書館の自由に関する戦線~北の大地・クマ死闘編~』作・演出(2012年12月、シアター風姿花伝)
  • 俺とあがさと彬と酒と『ふたりマクベス、ほか短編』作・演出・出演(2012年12月、アトリエ春風舎)
  • JOY Kids' Theater『オリバー!』翻訳・演出(2013年2月、渋谷・伝承ホール)
  • 『ストレンジ・フルーツ』演出(2013年5月~6月、東京グローブ座/大阪シアター・ドラマシティ)
  • パーシモン・パレット・プログラム2013演劇コース発表会『View::points、あるいは海ぞいのまち』作・演出(2013年8月、めぐろパーシモンホール小ホール)
  • ウォーキング・スタッフ『プルーフ/証明』翻訳提供(2013年9月、下北沢シアター711)
  • ENBUフェスタ2014/谷賢一クラス卒業公演『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』作・演出(2014年3月、シアター風姿花伝)
  • 劇作家大会 in 豊岡 谷賢一×山崎彬『恋のマジック・アワー ~私のママ食人鬼~(仮)』作・演出・出演(2014年6月、豊岡市・玄武洞公園)
  • ハロルド・ピンター作『昔の日々』翻訳(2014年6月、東京・日生劇場/大阪・シアタードラマシティ)
  • 白井晃 アーティスティック・スーパーバイザー就任 第一作『Lost Memory Theatre』テキスト(2014年8月、KAAT神奈川芸術劇場ホール)
  • シディ・ラルビ・シェルカウイ演出 鉄腕アトム「地上最大のロボット」より『プルートゥ PLUTO』上演台本(2015年1月~2月、シアターコクーン
  • 大空祐飛主演『死と乙女』演出(2015年3月、シアタークリエ
  • アンドリュー・ゴールドバーグ演出 佐々木蔵之介主演『マクベス』演出補(2015年7月~8月、PARCO劇場
  • 白井晃演出『ペール・ギュント』翻訳・上演台本(2015年7月、KAAT神奈川芸術劇場ホール)
  • LDC-Jシンポジウム2015『ロミオとジュリエットたち』作・演出(2015年9月、日本大学芸術学部・江古田キャンパス 中ホール)
  • あうるすぽっとプロデュース『TUSK TUSK』演出(2015年12月、あうるすぽっと
  • 『オーファンズ』翻訳(2016年2月、東京芸術劇場 シアターウエスト)
  • 『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』脚本(2016年2月~3月 大阪・シアタードラマシティ、東京・シアターコクーン)
  • 第3回公演 On7 feat.谷賢一『ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~』翻訳・演出(2016年7月 KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ)
  • 地人会新社 第5回公演『テレーズとローラン』作・演出(2016年9月、東京芸術劇場 シアターウエスト)
  • ミュージカル『わたしは真悟』脚本(2016年12月~2017年1月、KAAT神奈川芸術劇場、浜松市浜北文化センター大ホール、富山市芸術文化ホール、ロームシアター京都、新国立劇場)
  • 2016/2017シーズン かさなる視点―日本戯曲の力― Vol.1『白蟻の巣』演出 (2017年3月~4月、新国立劇場 小劇場、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール)
  • 『女王と呼ばれた女』脚本 (2017年3月、新宿村LIVE)
  • 『LITTLE VOICE(リトル・ヴォイス)』翻訳 (2017年5月~6月、天王洲 銀河劇場、富山県民会館、アルモニーサンク 北九州ソレイユホール)
  • 超進化ステージ『デジモンアドベンチャー tri. ~8月1日の冒険~』脚本・演出 (2017年8月、Zeppブルーシアター六本木)
  • 『リチャード三世』演出補 (2017年10月~11月、東京芸術劇場 プレイハウス、森ノ宮ピロティホール、盛岡市民文化ホール 大ホール、日本特殊陶業市民会館ビレッジホール)

脚註[編集]