赤毛のアン子

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赤毛のアン子』(あかげのアンこ)は、藤子・F・不二雄(藤本弘。発表時の名義は藤子不二雄)の読切漫画作品。エスパー魔美』の原型。[要出典]単行本収録の際に「アン子 大いに怒る」と改題。

概要[編集]

1974年の『週刊少女コミック』(小学館)50号に掲載された。『エスパー魔美』との共通点として、主人公が赤毛、おっちょこちょい、外国(魔美はフランス、アン子はギリシャ)の魔女の血(魔美は父系、アン子は母系)を引く超能力者、父親が画業を営むなどがある。荻野目洋子実写主演でドラマ化されビデオも発売された。

ストーリー[編集]

アン子の身のまわりでは不思議な出来事が起こるが、自身の魔力であることに気付かない。

ある日、アン子の父が詐欺に遭う。詐欺師への怒りが頂点に達した時、アン子の体が空中浮遊し、詐欺に遭ったはずの2000万円が降ってきた。

その夜、アン子は、母方の家系が由緒正しい魔女の名門であることを父から知らされる。もう魔法は使わないと約束したアン子だったが……

登場人物[編集]

青山アン子
主人公。父親と二人暮し。しっかり者だが言い間違いを連発したりと天然ボケの気がある。家事や家計やりくりの一切を引き受けて母亡き後の家庭をやりくりし、滅法頼りない父親をサポートしている。探し物が手元に現れたり(アポート)、わかるはずのないことをわかってしまうため、頭が変になったのではないかと悩む。父親が詐欺(『ルビーのしたたり』と称するインドアッサムで生産される貴重な紅茶だった)に遭い、詐欺師への強い怒りを覚えたことがきっかけで、眠っていた魔力が目覚めた。
佐倉魔美の原型。
アン子の父
絵本童話の原画を描くアルバイトをしている。家計が楽ではないことを知り、大人顔負けに家計を支えるアン子のことを不憫に思うあまり宇祖田に持ちかけられた嘘の儲け話にのってしまい、2,000万円を騙し取られる。
佐倉十朗の原型であり、十朗と同様、娘の裸体画を描いている(但し、裸体画のあるコマは単行本化の際の加筆である)。
子犬
アン子の父が拾ってきた捨て犬。
洋二
青山家の隣人であり、アン子の同級生。アン子に不思議な出来事について相談され、「まるで超能力みたい」と返す。
井狩
洋二の祖父。毎夜下手な詩吟(『菅家後集』482[1])を大声で吟じて近所に迷惑をかけているが、自分では意識していない。
宇祖田
アン子の父の友人。ロンドンで「角紅商事の黒原」と知り合い、アン子の父に儲け話を持ちかける。
詐欺師
「角紅商事の黒原」と名乗る男。アン子の父から2,000万円を騙し取り、香港へ高飛びしようとした。
先生
テストを受けるのを嫌がるアン子に超能力でとんでもない場所に瞬間移動させられる。

収録単行本[編集]

いずれも藤子・F・不二雄のSF短編を収録した短編集。

ドラマ版[編集]

赤毛のアン子
ジャンル テレビドラマ
放送時間 月曜19:30 - 20:54(84分)
放送期間 1986年11月3日(1回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビKANOX
企画 岡正、石川泰平
演出 高野正雄
原作 藤子不二雄
脚本 橋本以蔵
プロデューサー 猪原達三(KANOX)、菅野てつ勇(STAFF21)
出演者 荻野目洋子
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1986年11月3日フジテレビ系列の月曜ドラマランド枠で放映。

日本のテレビドラマとしては当時珍しい特殊メイクが使用されていた。

出演者[編集]

スタッフ[編集]

  • 原作:藤子不二雄
  • 脚本:橋本以蔵
  • 演出:高野正雄
  • 音楽:ボブ佐久間
  • 企画:岡正、石川泰平
  • プロデューサー:猪原達三(KANOX)、菅野てつ勇(STAFF21)
  • 企画協力:STAFF21
  • 制作協力:東通
  • 制作:フジテレビ、KANOX
フジテレビ系列 月曜ドラマランド
前番組 番組名 次番組
探偵桃がたり
(1986年10月27日)
赤毛のアン子
(1986年11月3日)
有閑倶楽部
(1986年11月10日)

パロディ[編集]

2017年6月9日放送のアニメ、『ドラえもん』「ウラオモテックス」において、追加されたオリジナルシーンで「ルビーのしたたり」が登場した。ウラオモテックスを貼りつけたのび太のパパが、商談をする場面で出された紅茶で、元の設定のように偽物である事が判明する。