超可動ガール1/6

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超可動ガール1/6
ジャンル ラブコメディ
漫画
作者 ÖYSTER
出版社 双葉社
掲載誌 コミックハイ!
月刊アクション
レーベル High Action Comics
発表号 『コミックハイ!』2012年8月号 - 2015年6月号(最終号)
『月刊アクション』2015年10月号 - 2016年1月号
発表期間 2012年7月21日 - 2015年11月25日
巻数 全4巻
話数 全45話
漫画:超可動ガールズ〜OVER DRIVE GIRLS〜
作者 ÖYSTER
出版社 双葉社
掲載誌 月刊のアクション
月刊アクション
レーベル アクションコミックス
発表号 『月刊のアクション』2017年9月 -
『月刊アクション』2018年11月号 -
発表期間 2017年9月25日 -
巻数 既刊2巻(2019年3月現在)
アニメ
原作 ÖYSTER
監督 元永慶太郎
シリーズ構成 日暮茶坊
キャラクターデザイン 山名秀和
音楽 長田直之
アニメーション制作 studio A-CAT
製作 『超可動ガール1/6』製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2019年4月 - 6月
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画・アニメ

超可動ガール1/6』(ちょうかどうガールろくぶんのいち)は、ÖYSTERによる日本漫画。『コミックハイ!』(双葉社)、同誌休刊後は『月刊アクション』(同)にて連載された。大好きなアニメのフィギュアを買った青年と、何故か動きだしてしまったアニメのフィギュアの奇妙な日常を描く「夫婦生活ギャグ」漫画。

2017年9月より、ニコニコ静画内『月刊のアクション』で続編となる「超可動ガールズ〜OVER DRIVE GIRLS〜」が連載開始[1]。その後『月刊アクション』に移籍し、2018年11月号より連載中。

あらすじ[編集]

三次元(現実)の女性に興味が無い硬派なオタク房伊田春人は、「フィギュアに手を出すと取り返しのつかない事になる」との訓を受けてフィギュアを敬遠していたが、自分が大好きだったアニメ「少女→惑星探査」のノーナがフィギュアとして発売されたのを機にそのフィギュアを購入してしまう。そしてその夜、何故か動き出したフィギュア・ノーナとの交流から一人と一機(?)の夫婦的生活が始まる。

登場人物[編集]

声の項はテレビアニメ版の声優

房伊田 春人(ぼういだ はると)
声 - 羽多野渉[2]
自宅でプログラミングをおこなうプログラマー(SOHO)の青年で、「生身の女子にまったく興味が無い」と言い切るオタク。オタク生活を満喫するために仕事やマンションを整えるレベルで「自分の幸せ」が「オタク的人生にあり」とはっきり将来を見据えている。
中肉中背で普段はTシャツ・ジーンズ等のラフな格好。髪は前髪だけ色が違うメガネ男子。驚いた時や気合いの入った台詞を叫ぶ時は、顔が劇画調になって線が多くなる。
小さな頃からアニメや漫画、ゲームが大好きで、高校時代はアニメだけでなくTRPGビデオゲームにも夢中になっていた様子。大学2年生の時にテレビアニメ「少女→惑星探査 S.E.T.I-GIRL No.9」を見て、婚姻届を書くほどにノーナに夢中になる。
同アニメに関してはかなりのグッズを収集しており、DVDや設定資料集に始まりおっぱいマウスパッドやちょっとエッチな抱き枕シーツ、18禁の薄い本などディープな物も多く所有している。
何事にも肯定的な思考をするようで、アニメの設定等で足りない部分は自分で想像して楽しむ事が多い。その為かノーナのアニメ内での立ち位置にもかなりの思い入れを持っており、「最高にいとおしいじゃないか!!!」と作中で熱弁していた。
ノーナ
声 - 木下鈴奈[2]
正式名称は「S.E.T.I-GIRL No.9」「少女型惑星探査機九号」。金髪にビキニのような服で手足や頭には機械のような装甲を持つ。
アニメ「少女→惑星探査 S.E.T.I-GIRL No.9」の主人公のフィギュアであるが、アニメの設定通りの記憶のまま房伊田に購入されてマンションで目覚め、そのまま共同生活を送る事となる。同アニメのキャッチフレーズは「今日知った事は、明日覆る」。
序盤は春人をハカセと呼んでアニメ設定の通りに生活していたが、ひょんな事から現実との違いがばれて素のままの春人と生活することに。春人の好意を最初は拙く受け止めていたが、次第にそのストレートな思いに惹かれていく。
身長約25cm(1/6スケール)で、身体の装甲は頭以外を着脱できる。装甲は自己修復機能が付いており、折れたアンテナや変形した時に着脱した部分も元に戻っている。通常時の攻撃には手足の装甲内に火器が内蔵されており、アニメ内より威力は落ちているもののテーブル等に弾痕を付けたりミサイルで小さな爆発を起こしたりできる様子。
直情的な性格で表情がころころと変わり素直に喜怒哀楽を表に出すが、怒った時はすぐに手が出る。また、やきもち焼きで春人が他のアニメやゲームの女性を見るのを嫌がっていた。
戦闘時には非常態オペレーション「D・Pシステム」(通称『裏ノーナ』)が発動し、手足の装甲をパージして軽装・近接戦闘スタイルへ変形する。それ以外の外見も黒髪・つり目となる。この形態時の記憶はノーナには無いが、メッセージとして留守番電話のように通常時に再生できる。
アニメの「食べ物の探査のため」との理由から人類と同じ味覚を持っており、イチゴ味のチョコが好物でアポロチョコの先端やイチゴ味ポッキーきのこの山のチョコ部分だけを食べていた。また、料理や洗濯も小さい身体ながら器用にこなす。
オズマ
声 - 森川智之[3]
正式名称は「地球ロボット オズマ」。ノーナのフィギュアに同梱されていたが、ノーナ同様動けるようになる。
単眼・ツノ・触手とモンスターライクな姿をしており、魔物と間違えられて狩られそうになった事がある。自称「ノーナの一番の味方」
姿に似合わず常識的な思考をしており、ノーナの乳や尻を凝視した春人に敵意を持っていたが、春人の素直な考え方に好意を持ち色々と手助けするようになる。
特技は情報収集で現地のインフラに合わせる事ができ、無線LANのネットや春人の視覚までもデータとして収集・出力する事が出来る。また強力な視覚ステルス機能も持っており、姿を完全に消す事も可能だが「ツボ状の物につい入っちゃう」癖があり、ステルス時に捕獲される原因になっていた。
アニメの最後にある解説コーナー「オズマ博士の宇宙をアバーく!!」では「オズマ博士」として解説役をやっており、フィギュアのオズマもヒゲ・白衣・ステッキを装備すると解説口調に変わる。
全体的にヒワイなデザインをしているせいで、春人所持の同人誌ではスケベなロボットとして描かれている事が多い様子。
房伊田 ミコト(ぼういだ みこと)
声 - 松田利冴[4]
春人の妹で現在高校生。ショートカットでいつもカチューシャを着けている。
明るい性格で兄をよく理解しており、「お兄ちゃんが本物の女性と結婚するよりよっぽどありえる」とノーナの存在を簡単に受け入れる。ミコト自身も「少女→惑星探査」のアニメが大好きだった事からノーナやオズマとすぐに仲良くなる。ただし他のアニメは「美少女アニメすぎてついていけなかった」との事。
非常にノリの良い性格をしており、持参したセーラー服(バス停付)をノーナに着せてみたり、自分も長白衣+メガネでノーナ達の謎を解明してみようとしたりと生活を楽しんでいる。
春人曰く「オモチャの破壊者」としての一面も持っており、好奇心からか春人のおもちゃを良く破壊していた。本人は丁寧に扱っているつもりらしいが、ノーナの頭部アンテナを折ったり、戦車フィギュアの砲塔・車体部分を折ったりと現在も変わっていない。
冠 成次郎(かんむり せいじろう)
声 - 河西健吾[4]
春人のオタク友達にして、現在確認されている唯一の友人。
右目を前髪で隠しており、釣り目で薄い眉とかなり強面。痩せ型だがかなり迫力のある外見をしている。
中学からの腐れ縁で濃いオタク趣味を春人と共有しており、クリスマスに男二人でレストランで食事するほどの仲の良さだが顔を合わせればいつも喧嘩しているらしい。
春人と相対して否定的な見方を常とするらしく、自分の主張に合わないアニメは徹底的に否定から入るため、春人と喧嘩をしては忘れた頃にまた遊ぶと言うのを繰り返している。
「タカサゴヤ」というフィギュアメーカーを経営していることが後に判明する。
ベルノア
声 - 千本木彩花[3]
通称「勇者ベルノア」 RPG「ドラグリウス・サーガⅣ」(ハードはSUPER DOLPHIN)の主人公で、ノーナ同様春人が買って来て動きだしたフィギュアの一体。
ファンタジー世界を舞台としたゲームのフィギュアの為、剣・盾を装備した凛々しい姿の美女である。B84、W55、H86のナイスバディだがノーナと違い露出は少ない。
こちらもゲームの世界の記憶をそのまま持ち合わせているようで、尚且つベルノア自身もゲームと連動しており、ステータス画面で硬直したり装備の変更で服や武器が変更されたりする様子。
普段はゲーム内と同じ「せんとうマニア」な性格で、強そうなノーナに攻撃を仕掛けたりオズマを魔物と思って切りかかったりと好戦的。ただし露出に耐性が無く水着や肌が多く出る装備に変更された時、恥かしさから泣き出した事もある。
彼女もノーナ同様恋愛や性に関する知識は乏しく、彼女が知る最も破廉恥な行為は「胸の谷間に男性の頭を挟み、更に両側から両手で…」である。
クサビちゃん
声 - 徳井青空[4]
三体目の動くフィギュア。昔のアニメ「ジョージのトンデモ大冒険」のマスコット的ヒロイン。
「冒険好き」、「アラビアン」で「とがり耳」の女の子。フィギュアのデザインは現代風にリファインされており、キャラクターを知っていた房井田もはじめ正体が分からなかった。異世界への扉をこじ開ける楔「オカルト・コイン」の持ち主で、空間に穴を開けて移動することができる。
謎の存在として登場したが、のちに冠の持つフィギュアだということが発覚する。
天乃原すばる(あまのはら すばる)
声 - M・A・O[3]
四体目の動くフィギュア。2D格闘ゲーム「ストライキング・フィストIII」のプレイヤーキャラの1人。
元々は冠の持つフィギュアだったが、現在は春人の家に居着いている。いたってサバサバした性格。もとよりオタクであるためか、早くから自分がフィギュアであると自覚していた。調整ミスによる異常なまでの強さやいわゆる"腐女子"である点から、ゲームファンからの人気は芳しくないようで、ネット掲示板の書き込みを見て悶絶したこともある。「絶壁」とも表される胸の小ささを気にしている様子。
リンドウ
声 - 深町未紗[3]
五体目の動くフィギュア。格闘ゲーム『ストライキング・フィスト』シリーズの人気キャラであり、全世界的に人気を集めた格ゲー界のトップアイドルである。
暗殺拳法の使い手であり、「天乃原を倒す」ことが使命。クサビ同様、冠の所有。
比等間ルウ(ひとま るう)
声 - 篠原侑[3]
六体目の動くフィギュアで、ソーシャルゲーム『兵器娘ウォーズ』の登場キャラクター。ゲームのシステムと同じく、頭をなでると非常に喜ぶ。
10式戦車をモチーフとしており、「~であります」が語尾に付く喋り方をする。

書誌情報[編集]

  • ÖYSTER『超可動ガール1/6』 双葉社〈High Action Comics〉、全4巻
    1. 2013年5月10日発行(同日発売)、ISBN 978-4-575-84228-9
    2. 2014年4月10日発行(同日発売)、ISBN 978-4-575-84384-2
    3. 2015年2月10日発行(同日発売)、ISBN 978-4-575-84573-0
    4. 2016年1月12日発行(同日発売)、ISBN 978-4-575-84743-7
  • ÖYSTER『超可動ガールズ』 双葉社〈アクションコミックス〉、既刊2巻(2019年3月12日現在)
    1. 2018年9月12日発行(同日発売)、ISBN 978-4-575-85206-6
    2. 2019年3月12日発行(同日発売)、ISBN 978-4-575-85278-3

テレビアニメ[編集]

2019年4月から6月までTOKYO MXほかにて放送された[4]。同じ双葉社作品原作の『女子かう生』、『ノブナガ先生の幼な妻』を同時間帯で連結した『ふたばにめ!』として放送された。

制作を担当するstudio A-CATが手掛けたフレームアームズ・ガールと同様に、ミニサイズのキャラクターを基本的に3Dモデルで動かし、部分的に手書きを用いるスタイルを取っている。

スタッフ[編集]

  • 原作 - ÖYSTER[2]
  • 監督 - 元永慶太郎[2]
  • 副監督 - ながはまのりひこ
  • シリーズ構成 - 日暮茶坊[2]
  • キャラクターデザイン - 山名秀和[2]
  • メインアニメーター - 大河原晴男
  • プロップデザイン - 岩畑剛一
  • 美術設定・美術監督 - 滝口勝久[5]
  • 色彩設定 - 後藤恵子[5]
  • 3DCGディレクター - 後藤優一[5]
  • 3DCGスーパーバイザー - 本間貴之[5]
  • 撮影監督 - 山根裕二郎[5]
  • 編集 - 木村祥明
  • 音響監督 - 阿部信行[5]
  • 音響制作 - オンリード[5]
  • 音楽 - 長田直之[5]
  • 音楽制作 - SPACEY MUSIC ENTERTAINMENT[5]
  • プロデューサー - 岩谷能宣、桂山泰佐、佐藤俊亮、戸沼志津子、遊佐知憲、平田実、菅謙太郎
  • アニメーションプロデューサー - 金田優
  • アニメーション制作 - studio A-CAT[2]
  • 製作 - 『超可動ガール1/6』製作委員会

主題歌[編集]

オープニングテーマ「それゆけ!恋ゴコロ」[4]
作詞 - 浅野まこと / 作曲 - James Panda Jr. / 編曲 - 前口渉 / 歌 - A応P
エンディングテーマ「ONE」[4]
作詞・歌 - 東城陽奏 / 作曲・編曲 - 千葉"naotyu-"直樹

各話リスト[編集]

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督総作画監督
第1話君は超可動ガール 日暮茶坊元永慶太郎矢部隆
  • 谷口義明
  • 森口弘之
山名秀和
第2話地球ロボット・オズマ 飯田崇
第3話今日知ったことは明日覆る飯島正勝ながはまのりひこ藤田正幸-
ふたりのクリスマス
第4話勇者ベルノア 久原謙一広嶋秀樹梶浦紳一郎山名秀和
第5話ドラグリウスサーガ 東海林真一ながはまのりひこ服部益実松尾真彦
第6話ラブしても ラブしても 藤田正幸
第7話ナイショはヒミツにしておいて 恵村まお飯田崇
  • 下司康弘
  • ながはまのりひこ
服部益実
第8話ストライキング・フィスト 飯島正勝
第9話死ぬまで愛して ウソまで愛して 久原謙一藏本穂高藤田正幸
第10話別天地!フィギュアと泊まれる温泉宿
  • 日暮茶坊
  • 恵村まお
飯田崇
第11話惑星探査機(うちゅうひこうし)の歌 日暮茶坊東海林真一ながはまのりひこ園田高明
第12話君の宇宙を見せて 藤田正幸

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[6]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [7] 備考
2019年4月6日 - 6月22日 土曜 23:00 - 23:15頃 AT-X 日本全域 製作参加 / CS放送 / リピート放送あり
2019年4月9日 - 6月25日 火曜 0:00 - 0:15頃(月曜深夜) TOKYO MX 東京都
2019年4月10日 - 6月26日 水曜 0:00 - 0:15頃(火曜深夜) BSフジ 日本全域 BS/BS4K放送 / 『アニメギルド』枠
全局『ふたばにめ!』枠で、『女子かう生』、『ノブナガ先生の幼な妻』とセットで放送。
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[6]
配信期間 更新時間 配信サイト 備考
2019年4月8日 - 6月24日 月曜 12:00 更新
2019年4月9日 - 6月25日 火曜 0:00 - 0:30 ニコニコ生放送 『ふたばにめ!』枠一挙配信
火曜 0:00 更新 GYAO!
火曜 0:30 更新 ニコニコ動画
火曜 12:00 更新 バンダイチャンネル

脚注[編集]

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  1. ^ “美少女フィギュアとオタク青年のラブコメ「超可動ガールズ」Webで再起動”. コミックナタリー. (2017年9月25日). http://natalie.mu/comic/news/250131 2018年12月25日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g “アニメ「超可動ガール1/6」ビジュアル&PV公開!キャストに羽多野渉、木下鈴奈”. コミックナタリー. (2018年12月25日). http://natalie.mu/comic/news/313625 2018年12月25日閲覧。 
  3. ^ a b c d e “千本木彩花&M・A・Oが“超可動ガール”に、森川智之は「愛されキャラ目指す」”. コミックナタリー. (2019年1月25日). http://natalie.mu/comic/news/317356 2019年1月25日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f “アニメ「超可動ガール」新KV到着、追加キャストに河西健吾・松田利冴・徳井青空ら”. コミックナタリー. (2019年2月15日). http://natalie.mu/comic/news/320037 2019年2月15日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f g h i “TVアニメ「超可動ガール1/6」第2弾PV”. YouTube: 該当時間: 1:34. (2019年3月22日). https://www.youtube.com/watch?v=9DCMoWY_cL8 2019年3月22日閲覧。 
  6. ^ a b ON AIR”. TVアニメ『超可動ガール1/6』公式サイト. 2019年4月7日閲覧。
  7. ^ テレビ放送対象地域の出典: