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轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス

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スーパー戦隊シリーズ > 轟轟戦隊ボウケンジャー > 轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス
轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス
監督 諸田敏
脚本 會川昇
製作 福湯通夫(東映)
高橋浩(東映アニメーション)
亀山慶二(テレビ朝日)
出演者 高橋光臣
齋藤ヤスカ
三上真史
中村知世
末永遥
出合正幸
斉木しげる
大高洋夫
山崎真実
音楽 中川幸太郎
配給 東映
公開 2006年8月5日
上映時間 33分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁
次作 電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦
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轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス』(ごうごうせんたいボウケンジャー ザ ムービー さいきょうのプレシャス)は、2006年8月5日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」『轟轟戦隊ボウケンジャー』の映画化作品である。同時上映は『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』。

概要

2003年8月公開の『爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!』以来、3年振りの夏休みロードショーとなった。本作品以降の劇場版も8月上旬に公開されている。

例年、エンディングに実施していたキャスト・スタッフロールをオープニングで統一する形式となり、前年まであったエンディングダンスもテレビシリーズ同様に廃止された。

監督の諸田敏は、遠方ロケや登山シーンでクレーンを6台用いるなどしたことから予算を使いすぎたが、実際にその場所にいるということを見せることが重要であったと述べている[1]。また、シリーズ30作目ということも本作品では、ストーリーの組み立ての上で意識はしていないという[2]

本作品と同時期にテレビシリーズの第19・20話を並行して撮影していたため、高丘映士 / ボウケンシルバー役の出合正幸は、本作品で先行してボウケンジャケットを着用しており、仲間となったシーンもテレビシリーズではまだ撮影されていなかったという[3]。諸田は、映士の芝居に関しても出合本人と第17・18話を監督した中澤祥次郎と話し合い、最終的なテイストは出合本人に任せたという[2]

映画冒頭にプールの排水口に腕時計が吸い込まれ取ろうと明石暁(ボウケンレッド)がもがくシーンがあり、公開日5日前の7月31日に発生したふじみ野市のプールの吸水口に小学生女児が吸い込まれ死亡した事故を考慮し、上映前に「ボウケンジャーからのおねがい」と題してプールでの事故の注意を子供たちに呼びかけるテロップが全国で順次追加され、同様の注意を呼びかけるチラシも配られた。

あらすじ

突如、街中に出現した巨大な岩山。そこに佇む謎の少女ミューズは、全世界の「最も強き方」へ向けて、自分の持つプレシャスを受け継いで欲しいとのメッセージを発信する。

休暇中だったボウケンジャーは、プレシャスを狙い動き出したネガティブシンジゲートを倒し、プレシャスを保護するため岩山へ向かう。時を同じくして、伝説のUMA(未確認生物)ハンターであり、ボウケンレッド / 明石暁の父である明石虹一もまた岩山を目指していた。

行く手に待ち受ける様々なトラップによって仲間が消えていく中、それでもプレシャスを保護するために進み続ける明石。それを目の当たりにした虹一は明石に自分にとって大切なものは何か問う。

登場人物

テレビシリーズの登場人物については、轟轟戦隊ボウケンジャーの登場人物を参照。

ミューズ
街中に出現した巨大な「岩山」に佇む謎の少女。
  • 衣装デザインは原田吉朗が担当しており、篠原保によるハイド・ジーンのデザインから逆算して描かれた[4]
明石 虹一あかし こういち
暁の父で、伝説のUMAハンター。『インディ・ジョーンズ』を彷彿とさせる格好をしている。暁を「ボウズ」、ボウケンジャーを「ボウズンジャー」呼ばわりする。人間を愚かで小賢しい存在と考えており、プレシャスの価値をも重視しない。ミューズの佇む「岩山」と生物の種とに関連する独自の説を唱えており、牧野は恐竜絶滅の原因について、自説を記した論文を所蔵している。虹一も「牧野博士」のことを以前から知っていた。おやつはピーナッツ。全てが終わった後、意外な形で書き置きを残し、直接に別れを告げることなくボウケンジャーの前から去っていった。(書置きの裏に暁の幼少時代の写真があった)暁本人は、あまり彼を良く思っていない様子でやや反発している態度を見せる。
  • キャラクターを印象付ける小道具として、洋酒の小瓶やタバコであると子供向けの作品には向かないため、時々時代劇に出てくるクルミに似たイメージで、スタッフルームにあったピーナッツとなった[2]
究極生命体ハイド・ジーン
宇宙最強の生命体に進化するため星から星へと彷徨い、強い生物を見つけるとその遺伝子を取り込み滅ぼして来た謎の遺伝子生命体。
ミューズの正体。ミューズのメッセージはより強い生物を誘き寄せるための「ゲーム」で、自らの目指す「宇宙最強の生命体」を「最強のプレシャス」と称し、ミューズのもとに辿り着いた明石を「最強の遺伝子」と呼び、取り込もうと企む。
テレビシリーズのLast Taskにて、宇宙へ旅立つ動機の1つとしてその名が明石により言及される。
再生ツクモガミ軍団
幻のゲッコウの秘術影忍法・再生の術により再生したダークシャドウの怪人たち[5]。ジャリュウ一族とプレシャスを巡って抗争するが、物語冒頭でボウケンジャーにジャリュウともども瞬殺される。
クエスターロボ・キャノン
名前の通り、頭部が巨大な大砲となっているクエスターロボ。ボウケンジャーの不在時に、シルバーのサイレンビルダーと激戦を繰り広げた。
  • モチーフは『超新星フラッシュマン』のフラッシュキングと戦車[4]。クエスターロボの中では最初に描かれたため、素体の流用などは考慮されていない[4]
巨大龍型宇宙船ストリングロス
ボウケンジャーの巨大ロボを遥かに凌ぐほど巨大な宇宙船。生命体でもあり、虹一によればこちらこそがハイド・ジーンの正体。ハザードレベルも無限大と過去最高の危険性を持つ。
  • モチーフは『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオケンタウロス[4]

キャスト

声の出演

スーツアクター

シリーズの劇場版史上初めて、本作品ではボウケンジャーの変身後を演じるスーツアクターについても、下記の通り役名とセットでのクレジット表記がなされた。

ノンクレジット[9]

スタッフ

主題歌

轟轟戦隊ボウケンジャー
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲 - 山田信夫 / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - NoB

映像ソフト化

  • メイキング・オブ 轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス ゴーゴー! 素顔の冒険者たち!!(DVD1枚組、2006年8月4日発売)
    • 本作品のメイキングDVD。
  • 轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス(DVD1枚組、2007年2月21日発売)
    • 映像特典
      • 特報・劇場予告編
  • 轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス 特別限定版(DVD1枚組、2007年2月21日発売)
    • 映像特典
      • 製作会見
      • 完成披露試写会舞台挨拶
      • 劇場舞台挨拶
      • 特報・劇場予告編
      • TVスポット集
      • 出撃! ゴーゴービークル&ロボ
      • ネガティブリスト
      • デザインギャラリー
      • プレシャスファイル
      • ポスタービジュアル
    • 封入特典
      • ボウケンジャー・ミニPEZ5体セット

漫画

デカ』、『マジ』に続き、雑誌『特撮エース』に掲載。津島直人作画。雑誌休刊とページ数による都合からか、前2作と違い単行本化はされなかった。

脚注

出典

  1. ^ 21st 6 2017, p. 33, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 諸田敏」.
  2. ^ a b c d パンフレット 2006, 「STAFF INTERVIEW 諸田敏(監督)」
  3. ^ パンフレット 2006, 「CAST INTERVIEW 出合正幸」.
  4. ^ a b c d e f 百化繚乱 下之巻 2012, p. 255
  5. ^ タクミガミ・カナデガミ・ネンドガミ・ジョウガミ・カワズガミ。
  6. ^ 個人情報”. 芸能ネット. 日本ナレーション演技研究所. 2006年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月14日閲覧。
  7. ^ a b 福沢博文”. 株式会社レッド・エンタテインメント・デリヴァー. 2011年4月27日閲覧。
  8. ^ 「LIST OF WORKS 岡元次郎」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、35頁。ISBN 978-4-7783-1210-7。
  9. ^ JAE公式サイト”. 2020年1月16日閲覧。

参考文献

  • 劇場パンフレット
  • 『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』グライドメディア、2012年10月16日。ISBN 978-4-8130-2180-3。
  • 『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 Vol.6 轟轟戦隊ボウケンジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年8月9日。ISBN 978-4-06-509517-1。