近鉄不動産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
近鉄不動産株式会社
KINTETSU REAL ESTATE Co., Ltd.
UEHONMACHI YUFURA 3.JPG
近鉄不動産本社(上本町YUFURA
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 近鉄不、近不(きんふ)
本社所在地 日本の旗 日本
543-0001
大阪府大阪市天王寺区上本町六丁目5番13号
上本町新歌舞伎座ビル(上本町YUFURA)
設立 1968年昭和43年)4月1日
(創業1916年5月11日)
業種 不動産業
法人番号 6120001101143
事業内容 オフィスビル事業、商業施設運営・管理
マンション事業、戸建・宅地分譲事業
不動産仲介事業、不動産鑑定評価
駐車場事業、高架下事業
リフォーム事業、ゴルフ場事業
代表者 取締役会長 小林 哲也
取締役社長 善本 烈
資本金 120億9,000万円
売上高 1,211億3,500万円(2016年3月期実績)
営業利益 153億9,900万円(2016年3月期実績)
総資産 5,829億8,200万円(2016年3月31日現在)
従業員数 816名(2016年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 近鉄グループホールディングス(株) 100%
主要子会社 近鉄住宅管理株式会社
近鉄造園土木株式会社
株式会社近鉄ゴルフアンドリゾート
外部リンク http://www.kintetsu-re.co.jp/
テンプレートを表示

近鉄不動産株式会社(きんてつふどうさん、英名:KINTETSU REAL ESTATE Co., Ltd.)は、大阪府大阪市に本社を持つ近鉄グループホールディングス傘下の総合不動産会社デベロッパー)で、近鉄グループの不動産事業における中核会社。関西資本の不動産会社として首位、電鉄系不動産会社としては東急不動産に次ぐ規模を持つ。

概要[編集]

1968年4月1日近畿日本鉄道の不動産部門を分社化して設立。その後、住宅販売部門の「近鉄不動産販売」(2002年(平成14年)現在の近鉄不動産に名称変更)、住宅建築の「近鉄不動産住宅」(2009年(平成21年)近鉄不動産に吸収合併)、ビル管理の「近鉄ビルサービス」、マンション管理の「近鉄住宅管理」、ゴルフ場運営の「近鉄ゴルフアンドリゾート」、土木工事の「近鉄造園土木」といった関連会社が設立された。また、金沢市にあった住宅メーカーを傘下に収め、「近鉄ホーム連合建設株式会社」として経営していたが、既に解散している。この他、プライムリゾート賢島三重県志摩市)や神戸北野ホテル神戸市中央区)、湯田温泉ホテル松政(山口県山口市)といったホテル旅館の経営も行っていたがそれぞれ事業譲渡を行っている。

2015年4月、近鉄グループの持株会社化(近鉄グループホールディングス)に伴い、近畿日本鉄道の不動産事業を分社型吸収分割により承継[1]。それに伴い、あべのハルカス(ビルとして高さ日本一)を始めとするオフィスビル、商業施設、高架下の運営・管理も行うようになった。

事業内容[編集]

総合デベロッパーとして近畿圏を中心に、オフィスビルの賃貸や商業施設の運営、新築マンション・戸建の分譲事業、不動産仲介事業、リフォーム事業、駐車場事業、高架下事業、メガソーラー発電事業、農業事業、ゴルフ場の経営などを幅広く展開。マンションの販売戸数では近畿圏で首位を争う(2002年(平成14年)・2003年(平成15年)・2004年(平成16年)・2007年(平成19年)・2008年(平成20年)実績1位)。また、首都圏では首都圏事業本部、中京圏では名古屋事業本部を設置し、オフィスビル・商業施設の賃貸やマンション・戸建の分譲、不動産仲介を行っている。

近鉄グループでは4ヵ年の中期経営計画の柱として「首都圏での不動産事業の強化」を重要テーマと位置づけており、同エリアにおける賃貸用優良資産の取得を進めている。 東京都中央区に所在するオフィスビル「京橋スクエア」の取得を皮切りに、平成30年までの4年間で首都圏の不動産事業拡大に600億円を投資すると発表した。 また、保有資産の建替・再開発事業も進めており福岡市博多区に所在する「博多都ホテル」を「都ホテル 博多」[2]・オフィス・商業施設からなる複合ビル「近鉄博多ビル」へ建て替える構想も発表している[3]

沿革[編集]

  • 1916年(大正5年) - 東大阪土地建物(株)を創立し、住宅地造成・住宅建築業務を開始(大阪電気軌道[現近畿日本鉄道])
  • 1950年(昭和25年) - 「学園前住宅地」分譲開始(近畿日本鉄道)
  • 1954年(昭和29年) - 住宅金融公庫法に基づく建売住宅業務開始(近畿日本鉄道)
  • 1960年(昭和35年) - 「登美ヶ丘住宅地」分譲開始(近畿日本鉄道)
  • 1964年(昭和39年) - 「伊賀ゴルフコース」オープン
  • 1968年(昭和43年) - 近鉄不動産(株)創業(近畿日本鉄道より土地建物経営事業を承継)
  • 1969年(昭和44年) - 「賢島カンツリークラブ」オープン
  • 1970年(昭和45年) - 「近鉄八戸ノ里グランドマンション」分譲開始
  • 1972年(昭和47年) - 東京支店及び名古屋支店設置
  • 1978年(昭和53年) - 「東生駒ローレルコート」分譲開始(「ローレル」ブランド第1号)、「桔梗が丘ゴルフコース」オープン
  • 1980年(昭和55年) - 「近鉄難波ビル」竣工
  • 1983年(昭和58年) - 近鉄不動産販売(株)創業、「近鉄堂島ビル」竣工、商業施設「パラディI」オープン
  • 1987年(昭和62年) - 「四季が丘住宅地(広島)」分譲開始、浜島カンツリークラブ」オープン
  • 1989年(平成元年) - 「御堂筋グランドビル」竣工
  • 1992年(平成4年) - 近鉄不動産住宅(株)創業、会員制リゾートホテル「プライムリゾート賢島」オープン
  • 1994年(平成6年) - 「大分高江ニュータウン」分譲開始
  • 1996年(平成8年) - 近鉄住宅管理(株)創業、「花吉野カンツリー倶楽部」オープン
  • 2000年(平成12年) - 「神戸北野ホテル」の経営を承継
  • 2001年(平成13年) - 「近鉄新難波ビル」竣工
  • 2002年(平成14年) - 近鉄不動産(株)[新]発足(分譲マンション事業、不動産仲介事業、不動産鑑定評価、ゴルフ場・ホテル経営を主な事業とする。)
  • 2005年(平成17年) - 近鉄のリフォーム「NEWing(ニューイング)」始動、「近鉄あやめ池住宅地」分譲開始
  • 2006年(平成18年) - 近鉄賢島カンツリークラブにて「ミズノクラシック伊勢志摩」開催
  • 2009年(平成21年) - 近鉄不動産住宅(株)を吸収合併(分譲マンション事業、戸建・宅地分譲事業、注文住宅請負事業、不動産仲介事業、不動産鑑定評価、リフォーム事業、ゴルフ場・ホテル経営を主な事業とする。)
  • 2010年(平成22年) - 都市型コンパクトマンションブランド「ローレルアイ」始動、新歌舞伎座ビル(上本町YUFURA)竣工(近畿日本鉄道)
  • 2011年(平成23年) - 「尼崎D.C.グランスクエア」国土交通省「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択
  • 2012年(平成24年) - 都市型戸建ブランド「ローレルフォーチュン」始動、メガソーラー発電事業・農業事業へ参入(近畿日本鉄道)
  • 2013年(平成25年) - 「ローレルアイ恵比寿ピアース」グッドデザイン賞受賞、「近鉄学研奈良登美ヶ丘住宅地」分譲開始
  • 2014年(平成26年) - 「あべのハルカス」竣工(近畿日本鉄道)、「ローレルスクエア学園前」「ローレルアイ白金」グッドデザイン賞受賞
  • 2015年(平成27年) - 近畿日本鉄道の不動産事業を承継(不動産賃貸事業、あべのハルカス事業、分譲マンション事業、戸建・宅地分譲事業、不動産仲介事業、リフォーム事業を主な事業とする。)、賃貸レジデンス「k-TERRACE学研奈良登美ヶ丘」竣工
  • 2016年(平成28年) - 「京橋スクエア」(首都圏賃貸事業拡充第1弾)取得、「近鉄池の浦ソーラー発電所」発電開始
  • 2018年(平成30年) - 近鉄スマイルライフ(株)(旧:近鉄スマイルサプライ(株))を子会社化

オフィスビル[編集]

商業施設[編集]

ホテル・旅館[編集]

マンション[編集]

近畿圏首都圏中京圏の三大都市圏で「ローレル」シリーズを幅広く展開。
これまで近畿圏で47,000戸、全国で76,000戸を超えるマンションを供給しており、近畿圏ではトップクラスの供給実績を誇っている。

  • 2000年マンション供給ランキング(近畿圏5位 全国17位)
  • 2001年マンション供給ランキング(近畿圏6位 全国17位)
  • 2002年マンション供給ランキング(近畿圏1位 全国13位)
  • 2003年マンション供給ランキング(近畿圏1位 全国15位)
  • 2004年マンション供給ランキング(近畿圏1位 全国15位)
  • 2005年マンション供給ランキング(近畿圏6位 全国18位)
  • 2006年マンション供給ランキング(近畿圏3位 全国18位)
  • 2007年マンション供給ランキング(近畿圏1位 全国12位)
  • 2008年マンション供給ランキング(近畿圏1位 全国16位)
  • 2009年マンション供給ランキング(近畿圏5位 全国15位)
  • 2010年マンション供給ランキング(近畿圏6位 全国12位)
  • 2011年マンション供給ランキング(近畿圏2位 全国9位)
  • 2012年マンション供給ランキング(近畿圏3位 全国9位)
  • 2013年マンション供給ランキング(近畿圏4位 全国13位)
  • 2014年マンション供給ランキング(近畿圏5位 全国16位)
  • 2015年マンション供給ランキング(近畿圏6位 全国13位)

マンションシリーズ

  • ローレルコート
  • ローレルスクエア
  • ローレルタワー
  • ローレルアイ
  • ラフィーナ
  • レフィナード
  • エクセル

住宅地開発[編集]

1925年(大正14年)東大阪土地建物による生駒住宅地の開発以来、延べ2,857ha、170を超える住宅地を開発。
近年はローレルヒルズ、ローレルフォーチュンの名でブランド展開も行っている。

ゴルフ場事業[編集]

メガソーラー発電事業[編集]

その他事業[編集]

兄弟会社[編集]

関連会社[編集]

かつて存在した近鉄グループの不動産関連会社[編集]

  • 東大阪土地建物 - 大阪電気軌道に吸収合併
  • 宝来土地 - 近鉄ビルに商号変更
  • 近鉄ビル - 近鉄不動産に商号変更
  • 丸八不動産 - 東京近鉄不動産に吸収合併
  • 東京近鉄不動産 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 京都近鉄不動産 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 明光不動産 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 賢島ゴルフ場 - 近鉄伊勢志摩開発に商号変更
  • 福岡リコー近鉄ビル - 近畿日本鉄道に吸収合併
  • 近鉄伊勢志摩開発 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 明和興業 - 近鉄不動産販売に商号変更
  • 近鉄ホームサービス - 近鉄不動産住宅に商号変更
  • 瀬戸内観光開発 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 城東不動産 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 京阪奈都市開発 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 草津商業開発 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 三重ゴルフ場 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 京近土地 - 近畿日本鉄道に吸収合併
  • 南鳥羽開発 - 清算結了
  • 太地観光開発 - 南紀開発に商号変更
  • 南紀開発[4] - 清算結了
  • 大分地所 - 清算結了
  • 近鉄不動産販売 - 近鉄不動産に商号変更
  • 近鉄不動産住宅 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 近鉄ホーム連合建設 - 近鉄ホーム建設に商号変更
  • 近鉄ホーム建設 - 清算結了
  • ケーアール不動産 - 南勢地域開発へ商号変更
  • 南勢地域開発 - 近鉄不動産に吸収合併
  • 湯田温泉 - 清算結了

注釈[編集]

  1. ^ 純粋持株会社制移行に伴う会社分割に関するお知らせ (PDF, 近鉄グループホールディングス 2014年5月13日(発表時点では近畿日本鉄道))
  2. ^ 2019年秋開業予定 「都ホテル 博多」名称決定について - 近鉄・都ホテルズ 2018年8月3日(2018年8月14日閲覧)
  3. ^ 博多駅筑紫口駅前に、上質な都市型ホテルを中心とした新たなランドマークとなるビルを建設します ~「(仮称)近鉄博多ビル」計画概要~ (PDF, 近鉄不動産、近鉄・都ホテルズ、近鉄グループホールディングス 2017年4月19日)
  4. ^ 1988年3月31日までは「吉野熊野観光」のブランド名でバス事業も行っており、そのうちの一部路線は奈良交通の路線として運行されている。