選抜高等学校野球大会 (茨城県勢)

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選抜高等学校野球大会(いわゆる「春の甲子園」「センバツ」)においての茨城県勢の成績について記す。

概要[編集]

茨城県勢は戦後になってもなかなか出場権を得ることができず、初出場は1972年の取手一までかかった。これは山形県勢に次いで遅い初出場である。初勝利は2年後の1974年に県勢2度目の出場だった土浦日大が挙げたものの、その後も目立った成績を挙げることができず、初出場から15年が経った1987年時点ではベスト8に二度名を連ねたのがやっとという成績であった。(夏は1984年に取手二が優勝しているが、この時の取手二ですら、県勢で夏2勝を挙げたのは29年ぶりであった)。そんな中、常総学院が旋風を巻き起こす。春夏通じて初出場だった1987年の夏にいきなり準優勝を果たすと、1994年には県勢初のセンバツ準優勝、そして2001年には21世紀最初のセンバツを制した。またこの2001年の73回大会には非常に珍しい一県から3校の代表が出場し、県全体での底上げを示した形となった。そのほか、1999年にも水戸商が準優勝を果たしており、1994年からのわずか8年間のうちに、先述した常総学院と合わせて県勢から3度決勝に出場するなど、一気に全国的な強豪県の仲間入りを果たした。2002年以降は春夏通じてベスト8が最高と、やや振るっていないが、激戦の関東大会を勝ち抜き、安定してセンバツに出場校を送り込んでいることから、県勢自体の勢いは決して落ちていない。

大会結果[編集]

大会 選出校 試合結果 成績
1972年第44回大会 取手一(初出場) 1回戦 ● 0 - 3 鹿児島実 初戦敗退
1974年第46回大会 土浦日大(初出場) 1回戦 ○ 3 - 1 新居浜商 2回戦
2回戦 ● 1 - 4 報徳学園
1976年第48回大会 鉾田一(初出場) 1回戦 ○ 1 - 0 糸魚川商工 2回戦
2回戦 ● 1 - 4 崇徳
1977年第49回大会 土浦日大(3年ぶり2回目) 1回戦 ● 2 - 4 智弁学園 初戦敗退
1981年第53回大会 日立工(初出場) 1回戦 ○ 3 - 2 築上中部 ベスト8
2回戦 ○ 6 - 1 桜美林
準々決勝 ● 2 - 8 PL学園
1983年第55回大会 取手二(初出場) 1回戦 ● 5 - 6 泉州 初戦敗退
1984年(第56回大会 取手二(2年連続2回目) 1回戦 ○ 8 - 4 松山商 ベスト8
2回戦 ○ 4 - 2 徳島商
準々決勝 ● 3 - 4 岩倉
明野(初出場) 1回戦 ● 3 - 4 岩倉 初戦敗退
1987年第59回大会 常総学院(初出場) 1回戦 ● 0 - 4 明石 初戦敗退
1989年第61回大会 日立工(8年ぶり2回目) 1回戦 ● 1 - 4 京都西 初戦敗退
1990年第62回大会 霞ケ浦(初出場) 1回戦 ● 3 - 4 天理 初戦敗退
1992年第64回大会 水戸商(初出場) 1回戦 ● 1 - 2 南部 初戦敗退
1993年第65回大会 常総学院(6年ぶり2回目) 2回戦 ○ 9 - 3 宇和島東 3回戦
3回戦 ● 4 - 6 東筑紫学園
1994年第66回大会 常総学院(2年連続2回目) 1回戦 ○ 3 - 0 岡山理大付 準優勝
2回戦 ○ 2 - 0 高知商
準々決勝 ○ 6 - 2 姫路工
準決勝 ○ 3 - 2 桑名西
決勝 ● 5 - 7 智弁和歌山
1998年第70回大会 常総学院(4年ぶり4回目) 2回戦 ○ 9 - 2 岩国 3回戦
3回戦 ● 4 - 5 明徳義塾
1999年第71回大会 水戸商(7年ぶり2回目) 1回戦 ○ 4 - 2 岩国 準優勝
2回戦 ○ 3 - 0 日大三
準々決勝 ○ 4 - 3 海星
準決勝 ○ 11 - 2 今治西
決勝 ● 2 - 7 智弁和歌山
2000年第72回大会 竜ヶ崎一(初出場) 1回戦 ● 2 - 3 広陵 初戦敗退
2001年第73回大会 常総学院(3年ぶり5回目) 2回戦 ○ 8 - 7 南部 優勝
3回戦 ○ 4 - 1 金沢
準々決勝 ○ 4 - 2 東福岡
準決勝 ○ 2 - 1 関西創価
決勝 ○ 7 - 6 仙台育英
水戸商(2年ぶり3回目) 2回戦 ○ 6 - 4 東海大四 3回戦
3回戦 ● 1 - 6 関西創価
藤代(初出場) 2回戦 ○ 1 - 0 四日市工 3回戦
3回戦 ● 1 - 3 仙台育英
2002年第74回大会 水戸短大付(初出場) 1回戦 ● 7 - 12 尽誠学園 初戦敗退
2003年第75回大会 藤代(2年ぶり2回目) 2回戦 ○ 2 - 1 駒大苫小牧 3回戦
3回戦 ● 1 - 6 徳島商
2004年第76回大会 土浦湖北(初出場) 1回戦 ● 0 - 9 済美 初戦敗退
2005年第77回大会 常総学院(4年ぶり6回目) 1回戦 ● 5 - 6 市和歌山商 初戦敗退
2008年第80回大会 水戸商(7年ぶり4回目) 2回戦 ● 1 - 3 鹿児島工 初戦敗退
2009年第81回大会 下妻二(初出場) 1回戦 ● 1 - 5 明豊 初戦敗退
2011年第83回大会 水城(初出場) 1回戦 ● 0 - 10 光星学院 初戦敗退
2013年第85回大会 常総学院(8年ぶり7回目) 2回戦 ● 0 - 2 済々黌 初戦敗退
2015年第88回大会 常総学院(2年ぶり8回目) 1回戦 ○ 14 - 1 米子北 ベスト8
2回戦 ○ 8 - 1 今治西
準々決勝 ● 3 - 5 大阪桐蔭
2016年第88回大会 常総学院(2年連続9回目) 1回戦 ● 2 - 6 鹿児島実 初戦敗退
2018年第90回大会 明秀日立(初出場) 1回戦 ○ 4 - 3 瀬戸内 ベスト8
2回戦 ○ 10 - 1 高知
準々決勝 ● 1 - 5 大阪桐蔭
2019年第91回大会 石岡一[1](初出場) 1回戦 ● 0 - 10 光星学院 初戦敗退

学校別成績[編集]

順位 出場回数 学校名 全国大会成績
1 9回 常総学院 13勝8敗
2 4回 水戸商 5勝4敗
3 1回 藤代 2勝2敗
取手二 2勝2敗
日立工 2勝2敗
6 1回 明秀日立 2勝1敗
鉾田一 1勝1敗
取手一 0勝1敗
明野 0勝1敗
霞ケ浦 0勝1敗
竜ヶ崎一 0勝1敗
土浦湖北 0勝1敗
水戸啓明 0勝1敗
下妻二 0勝1敗
水城 0勝1敗
竜ヶ崎一 0勝1敗
石岡一 0勝1敗
通算:28勝31敗(勝率.475)

脚注[編集]

  1. ^ 21世紀枠での選出

関連項目[編集]