鄭現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鄭現
Chung Hyeon
Tennis pictogram.svg
Hyeon Chung.jpg
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 京畿道水原市
生年月日 (1996-05-19) 1996年5月19日(23歳)
身長 188cm
体重 83kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2014年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 3,382,228 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2018)
全仏 3回戦(2017)
全英 1回戦(2015)
全米 3回戦(2019)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2016)
全仏 1回戦(2017)
全米 2回戦(2017)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 19位(2018年4月2日)
ダブルス 187位(2016年4月11日)
獲得メダル
男子 テニス
アジア大会
2014 仁川 ダブルス
2018年9月9日現在
テンプレート  プロジェクト テニス

鄭 現[1](チョン・ヒョン、정현, 英語表記:Chung Hyeon, 1996年5月19日 - )は、韓国・京畿道 水原市出身の男子プロテニス選手。シングルス自己最高ランキングは19位。身長188cm[2]、体重83kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。ネクストジェネレーション・ATPファイナル初代優勝者。2014年アジア競技大会ダブルス金メダリスト。韓国人初のグランドスラムベスト4進出者[2]

経歴[編集]

〜2017年 ツアー初優勝・NextGen最終戦優勝[編集]

幼少時より視力が悪く眼鏡をかけており、目の健康のためにと幼少期から兄とともにテニスを始めた。2008年からフロリダのIMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーで学ぶ。

ジュニア時代は2013年ウィンブルドン選手権のシングルスで準優勝がある。

2014年にプロ転向。4月にデビスカップ韓国代表デビューを果たす。8月のバンコク・チャレンジャーでチャレンジャー初優勝。仁川アジア大会の男子ダブルスで林永奎と組んで優勝した。

2015年のマイアミ・オープンツアー本戦に初出場。初戦でマルセル・グラノリェルスに勝利。2回戦で世界ランク9位のトマーシュ・ベルディハに敗れた。 ウィンブルドンでグランドスラム本戦初出場を果たす。1回戦でピエール=ユーグ・エルベールに6-1, 2-6, 6-3, 2-6, 8-10で敗れた。 全米オープンで1回戦でジェームズ・ダックワースに6-3, 6-1, 6-2で勝利し、グランドスラム初勝利をあげる。2回戦では世界ランク5位のスタン・ワウリンカに6-7(2), 6-7(4), 6-7(6)で接戦を演じるも敗れた。 年間最終51位でATP Most Improved Playerを受賞した。

2016年全豪オープンでは1回戦で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチに3-6, 2-6, 4-6で敗れた。

2017年全豪オープンでは1回戦でレンソ・オリボを破り全豪初勝利。2回戦でグリゴール・ディミトロフに敗れた。クレーシーズンでバルセロナ・オープンでベスト8、BMWオープンでベスト4と続けて結果を残す。全仏オープンでは1回戦で第27シードのサム・クエリーを降して初めて3回戦に進出し、第8シードの錦織圭を相手に降雨順延を挟んで2日がかりでフルセットに持ち込む善戦を見せるも、5-7, 4-6, 7-6(4), 6-0, 4-6で敗れた。11月に新設されたネクストジェネレーション・ATPファイナルに21歳以下のレースランキング7位で出場し、ラウンドロビンから全勝で決勝進出。決勝でアンドレイ・ルブレフに3-4(5), 4-3(2), 4-2, 4-2で勝利し、大会の初代優勝者となった[3]

2018年 全豪ベスト4 マスターズ1000ベスト8[編集]

2018年全豪オープンでは1回戦で第32シードのミーシャ・ズベレフに第1セットを先取したのちズベレフの棄権で勝利、2年連続の2回戦進出を果たすと、3回戦で第4シードのアレクサンダー・ズベレフをフルセットの激闘の末に破って自身初のグランドスラム4回戦進出[4]。その4回戦では第14シード、全豪オープン6度の優勝経験を持つノバク・ジョコビッチをストレートで下してベスト8を決めた[5]。準々決勝ではテニーズ・サンドグレンにストレートで勝利しベスト4へ[6]。準決勝では連覇を狙う世界ランク2位、第2シードロジャー・フェデラーと対決、1-6, 2-5で第2セット途中で棄権し敗退。決勝進出はならなかったが自身初の四大大会ベスト4を成し遂げた[7]

その後、春の北米ハードシーズンではデルレイビーチ・オープンメキシコ・オープンに出場しともにベスト8進出を果たすも、フランシス・ティアフォーケビン・アンダーソンにそれぞれ敗れた。そして第23シードとして出場した3月のBNPパリバ・オープンでは、3回戦で第12シードトマーシュ・ベルディヒ、4回戦で第30シードパブロ・クエバスをそれぞれストレートで下し自身初のマスターズ準々決勝進出。しかし、世界ランク1位に復帰したフェデラーに5-7, 1-6でまたしても敗れた。続くマイアミ・オープンでは4回戦でジョアン・ソウザを破り再びベスト8入りするも、優勝したジョン・イスナーに1-6, 4-6で敗れた。大会後の世界ランキングで19位となり初のトップ20入り。クレーシーズンはBMWオープンでベスト4に進出したが、全仏オープンは足首の怪我で欠場した[8]

人物[編集]

アジア人テニス選手の第一人者であり、ライバルでもある日本の錦織圭についてこのように語っている。

錦織圭選手がアジア人としてトップ10に入ったので、僕たちアジアの選手は皆、錦織選手を目指し、一生懸命追いかけている。彼はアジアの誇りです

鄭現、[2]

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2014 2015 2016 2017 2018 2019 通算成績
全豪オープン A LQ 1R 2R SF 2R 7–4
全仏オープン A LQ 1R 3R A A 2–2
ウィンブルドン A 1R A A A A 0–1
全米オープン LQ 2R A 2R 2R 3R 5–4

注釈[編集]

  1. ^ ATP公式サイトの中国語版でのプロフィールでは「郑泫」(「鄭泫」が繁体字) と表記されている[1]
  2. ^ a b c 山口奈緒美 (2018年1月25日). “錦織圭に憧れた韓国のチョン・ヒョン。全豪で一躍スターになるまでの道のり”. Number. 文藝春秋. 2018年1月25日閲覧。
  3. ^ “チョン、ルブレフに逆転勝利、全勝優勝で初代王者に[ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ”]. THE TENNIS DAILY. (2017年11月12日). https://www.thetennisdaily.jp/news/overseas/atp/2017/0028035.php 2018年1月23日閲覧。 
  4. ^ “鄭現、歴史的な4回戦進出=全豪テニス”. 時事通信. (2018年1月20日). https://www.jiji.com/sp/article?k=2018012000643&g=spo 2018年1月23日閲覧。 
  5. ^ “鄭現「信じられない」ジョコビッチ破り韓国勢初8強”. 日刊スポーツ. (2018年1月22日). https://www.nikkansports.com/m/sports/news/201801220000655_m.html?mode=all 2018年1月23日閲覧。 
  6. ^ “全豪オープン 鄭、韓国勢初の4強”. 毎日新聞. 共同通信. (2018年1月25日). https://mainichi.jp/articles/20180125/ddn/035/050/058000c 2018年1月27日閲覧。 
  7. ^ “連覇狙うフェデラーが決勝進出、鄭現棄権 全豪OP”. 日刊スポーツ. (2018年1月26日). https://www.nikkansports.com/sports/news/201801260000787.html 2017年1月27日閲覧。 
  8. ^ 昨年錦織を3回戦で苦しめたチョンが「全仏オープン」欠場”. THE TENNIS DAILY (2018年5月23日). 2018年5月27日閲覧。
受賞
先代:
スペインの旗 ロベルト・バウティスタ・アグート
ATP最も上達した選手賞
2015
次代:
フランスの旗 リュカ・プイユ