野球どアホウ伝

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野球どアホウ伝(やきゅうどアホウでん)は、水島新司が雑誌に連載した短編を集めた漫画。コミックスは少年サンデーコミックスより全5巻。後にワイド版にて全3巻にて再版された。

この作品に、水島新司以外の漫画家が書いた漫画もおまけとしてある。コミックスの1、2巻は短編を集めた漫画、3巻は江川卓田淵幸一のサクセスストーリーが描かれている。

収録作品[編集]

収録順はワイド版に基づくもの。

1巻[編集]

出刃とバット
主人公佐倉新吉は魚屋の息子で元野球少年だが、家庭の事情のため高校進学を断念。プロ野球チーム・城東アタックスの選手寮で賄いをしながら、いつか自分の店を持つことを夢見る。一方、新吉と同郷でアタックスの選手・中西将は手作りの木製バットで豪打を放つプロ野球屈指のスラッガー。そんな新吉と中西の2人のストーリー。
第19回(昭和48年度)小学館漫画賞受賞作品。
パンダ球団
幻球秘話
東京メッツの投手であるジャンボは、日本シリーズ第7戦登板のために球場へ向かう途中、自動車事故で命を落としてしまう。だが、天界でジャンボは天使から第7戦で負けることを条件に、一時的に命を与えられる。そして試合に臨んだジャンボは……。
東京メッツの対戦相手の大阪アパッチの選手として、岩鬼正美藤村甲子園が登場する。
酔いどれ90番
大阪の下町を舞台に、寂れた商店街に客を呼び戻すために主人公ヤスタケとその仲間たちが東京からやってきたスーパーの社長の息子の野球チームと対決する。酒を飲み、バットに酒しぶきを浴びせる背番号90のヤスタケ少年や大衆酒場・大虎の娘サチ子など、随所にあぶさんを思わせる描写がある。
なお、この話に野村克也が名前で使われている。
少年甲子園
強打者を求めて野球の試合を渡り歩く、『野球風来坊』こと藤村甲子園。そんなある日、藤村はある試合で対戦した大熊というバッターに完膚なきまでに打ち込まれてしまう。だが、そんな強打者の大熊が将来目指しているものは野球選手ではなく菓子屋。それを知った藤村は……。

2巻[編集]

赤いプロテクター
ドラフト会議で複数球団の競合の末に東京アパッチに入団した、大学野球界の金の卵・大友。一方、東京アパッチにはベテランのキャッチャー・島市蔵がいた。新人とベテラン、二人のキャッチャーを中心に語られる人間模様。
スマイル五郎
主人公平山五郎は、東京メッツに在籍する笑顔だけが取り柄の男。そんな五郎がひょんなきっかけから先発するや、前年の三冠王・大日本の王嶋を守備で、そしてワンポイントリリーフで完璧に封じ込める。王嶋を抑え続け、メッツとともに快進撃を続ける五郎だが、彼にはひとつの秘密があった。
野球どアホウ
東京アパッチの新人投手・堀田源太郎は癇癪持ちの性格が災いしてか、なかなか勝ち星を挙げられずにいた。ある日、監督の起用法に疑問を持った堀田は、真意を問うために監督の自宅を訪れる。そこで堀田が見たものは、柄に星が二つ刻まれた日本刀だった。
ルーキー30
阪神タイガースにドラフト下位で入団した五里は、子連れの中年選手。そんな五里と、甲子園球場ウグイス嬢をしている珠子との触れ合いを描く。
ああ球魂
紅南高校のキャッチャー・伴は、実力はあるもののあまりにも勝ちに執着するあまりにチームの和を乱してしまい、ついには先発を外されてしまう。そんな様子を見ていた中学時代の伴の同級生で明訓高校陸上部のスプリンター・司は、旧友のためにある行動に出るが……。
夏の甲子園神奈川県予選を舞台に、友情とチームワークを描いた作品。
ガラスのシンデレラ

3巻[編集]