金田一少年の事件簿の犯罪者

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金田一少年の事件簿の犯罪者(きんだいちしょうねんのじけんぼのはんざいしゃ)では、漫画『金田一少年の事件簿』およびそれを原作としたアニメテレビドラマ、スピンオフ作品『明智警部の事件簿』に登場する犯罪者について記述する。

目次

概要[編集]

作中の真犯人には怪人名とされる代名詞的な呼称が付いていることが多い。犯人が予告状や犯行現場に残したメッセージなどで名乗る場合と、その地方に伝わる怪物や幽霊等の名前や手口が類似している過去の犯人に付けられたあだ名、一ら関係者が目撃した犯人の変装時の姿などから呼ばれるようになる場合がある。

ドラマでの分類は堂本版は初代、松本版は2代目、亀梨版は3代目、山田版を4代目(無印またはN(neo))と表記する。アニメでの分類は第1期を無印、スペシャル版をSP、第2期をR(リターンズ)、OVA版はOVAと表記する。また、ドラマ及びアニメでの時系列も分類の横に記載する。

この項目では真犯人だけでなく、真犯人に従犯した犯罪者、犯した事件につながる計画発案者、事件中に別の事件を犯した犯罪者についても取り扱う。なお、真犯人の説明に載っている太字の人物は真犯人が犯した犯罪の元凶[1]となった人物とする。

重要犯罪者[編集]

高遠遙一(たかとお よういち)
関与事件 - 速水玲香誘拐殺人事件(ドラマ版は除く)、露西亜人形殺人事件※、金田一少年の決死行、獄門塾殺人事件、黒魔術殺人事件、剣持警部の殺人、香港九龍財宝殺人事件(ドラマ版のみ)、薔薇十字館殺人事件※、亡霊校舎の殺人、蟻地獄壕殺人事件(犯罪プロデューサーとしての関与。※が付いた事件は巻き込まれただけである)
殺害人数 - (原作・アニメ)4人(ドラマ)0人※犯罪プロデューサーとして
殺害未遂人数 - (原作)2人(アニメ)1人※犯罪プロデューサーとして
殺人教唆により他人に殺害させた人数 - (原作)20人(アニメ)15人(ドラマ)12人
その他の罪 - 傷害罪、死体遺棄罪、脅迫、詐欺、強制わいせつ罪、ストーカー規則法違反、住居侵入罪、窃盗罪、公務執行妨害、逃走罪等
結末 - 逮捕後また逃走中
ドラマでの分類 - 2代目(FILE7)、4代目(FILE2・6・8)
アニメでの分類 - 無印(FILE16・32)、OVA、R(FILE3・4・6・7)
通称「地獄の傀儡師」。詳細はリンク先を参照。
怪盗紳士(かいとうしんし)
関与事件 - 怪盗紳士の殺人、死神病院殺人事件、怪盗紳士からの挑戦状、錬金術殺人事件、消えた金メダルの謎
結末 - 逃亡中
ドラマでの分類 - 初代(FILE13)
アニメでの分類 - 無印(FILE4・9、SHORT FILE17)、R(FILE2、SHORT FILE6)
詳細はリンク先を参照。

漫画第1期[編集]

長編(第1期)FILEシリーズ[編集]

有森裕二(ありもり ゆうじ)〔ドラマ:有森 裕(ありもり ゆう)、アニメ:神矢修一郎(かみや しゅういちろう)〕
声 - 高木渉(神矢)
演 - 小橋賢児(有森)
怪人名 - 歌月(かげつ)[2]
関与事件 - オペラ座館殺人事件
殺害人数 - (原作、アニメ)3人 / (ドラマ)2人(緒方夏代除く)
殺害未遂人数 - 1人(原作、アニメ:早乙女涼子 / ドラマ:鷹島友代)
結末 - 自ら罠として仕掛けたボーガンの矢を受けたことによる自殺(アニメ版及びドラマ版では投身自殺)
ドラマでの分類 - 初代(FILE4)
アニメでの分類 - 無印(FILE8)
不動高校2年、演劇部所属小道具係兼役者で美術部にも所属[3]なお、神矢は照明係兼役者で部の掛け持ちはしていない。
不動高校のアイドルである演劇部の月島冬子(つきしま ふゆこ、声 - 深見梨加 / 演 - 園田亜希子)はオペラ座の怪人のヒロイン、クリスティーン役を射止めた直後、彼女に嫉妬した3人の女子部員のいたずらが原因で頭から硫酸を被り、顔に酷い大火傷を負ってしまい、クリスティーン役も降りざるをえなくなってしまった。さらに、冬子は入院先の病院で事の真相を誰にも言わなかったことを3人が笑いながら話しているのを聞いてしまう[4]。その翌日、彼女は焼けただれた素顔をさらけ出して[5]オペラ座の怪人のセリフを言い残して、見舞いに来た部員たちの目の前で投身自殺をする。全てを知っており[6]、彼女の死を目の前にした同じ部員で恋人[7]である有森(神矢)は復讐を誓い、彼女を死に追いやった3人の部員のうち、日高織絵(ひだか おりえ、声 - 永島由子 / 演 - 多田亜沙美)と桐生春美(きりゅう はるみ、声 - 熊谷ニーナ / 演 - 高原遊[8]をオペラ座の怪人に見立てて殺害。さらには、アリバイトリックに使われたある物が演劇部顧問(アニメ版ではオペラ座館専属のシェフ)の緒方夏代(おがた なつよ、声 - 富沢美智恵、ドラマ版では未登場)に見つかってしまい、口封じのために彼女を殺害して強引に見立てを行う。最後の標的である早乙女涼子(さおとめ りょうこ、声 - 松井菜桜子[9](ドラマ版では鷹島友代)に対しては、歌月が死んだと思わせ油断させて、手作りの時限装置付きのボーガン[10]の罠で殺害しようとする。『犯人たちの事件簿』では、桐生殺害のトリックを実行する際高度な動き[11]を見せたことから『SASUKE』に出られると自画自賛する描写がある。
犯行が暴かれた後、早乙女(鷹島)を刃物で殺そうとするも、一(ドラマ版では、冬子の演劇の師匠(ドラマオリジナル設定)でオペラ座館オーナーである黒沢和馬(くろさわ かずま、声 - 笹岡繁蔵 / 演 - 夏八木勲[12]))に「冬子は3人を許せるうちに自殺したのであって、復讐を望んではいなかった」と説得された後、自らが作ったボーガンの罠で自殺を図り[13]、己の過ちを嘆きながら、「恋人への想いは純粋な愛そのものだった」と言ってくれた一への感謝の言葉を言い残して息を引き取る(ドラマ版では、前述の言葉を言った後に海へ投身自殺し、ほぼ即死)。事件後、有森(神矢)が1人暮らしをしていたアパートのポストから冬子が手紙で送った遺書が未開封で発見され、遺書には「3人を許せるうちに自ら命を絶つことにした」こと、そして「あなたも3人を許してあげてほしい」という願いが書かれていた[14]。捜査の報告に来た剣持から冬子の手紙をもらった一は美雪と共にその手紙を有森(神矢)に届けるため、(美雪は初めて)学校をサボって、彼の墓参りに向かった[15]
原作の有森裕二は、一と最も多く行動を共にしており、美雪を含めた3人で事件の整理、推理をしたこともあった。事件後、彼の両親が離婚しており、1人暮らしをしていた事実が明かされた。ドラマ版では、裏方専属で冬子と交際しておらず、想いを寄せる彼女をスターにするために尽力していた[16]。アニメ版では有森は登場せず、代わりに彼に剣持、緒方夏代の要素を加えるなど大幅に変更して作られた月島亮二(つきしま りょうじ、声 - 堀川亮)が登場している。月島は冬子の兄で演劇部の顧問であり、「妹が心配で恋人もできない」というほどの妹思いで、冬子の日記を常に持参している。エピローグでは未登場の剣持の代わりに神矢のアパートに届けられていた冬子の手紙を持ってきており、一と美雪のサボり(墓参り)も黙認した。
原作の神矢修一郎は、有森とは対照的に一とはあまり行動を共にしていない。また、月島冬子が亡くなった後も彼女の写真を隠し持っており、密かに思い続けていることが窺える。アニメ版の神矢は、無口な人間嫌いと美雪から紹介されており[17]、元は不良だったが、ケンカ相手に重傷を負わせてしまってからは殴られても手を出さないようになり、以前から彼に想いを寄せていた冬子から「あなたを支えたい」と告白されて恋仲となるというエピソードが語られた[18]。ドラマ版では、準レギュラーの真壁誠、佐木竜太の登場に伴い、仙道豊(せんどう ゆたか、声 - 高戸靖広)と共に未登場である。
六星竜一(ろくせい りゅういち)〔ドラマ:神崎竜一(かんざき りゅういち)〕
演 - 東根作寿英
怪人名 - 「七人目のミイラ」(ドラマ:「五人目のミイラ」)
関与事件 - 異人館村殺人事件
殺害人数 - (原作)8人(六星詩織・本物の小田切進を含む) / (ドラマ)3人(神崎詩織を含む / 一色寅男、五塔蘭、兜礼二、連城久彦(れんじょう ひさひこ)除く)
殺人教唆により、他人に殺害させた人数 - 1人
殺害未遂人数 - (原作)1人(金田一一) / (ドラマ)2人(金田一一・兜礼二)
結末 - 風祭淳也(父親)の手で銃殺
ドラマでの分類 - 初代(FILE2)
年齢は27歳[19]。自らの母親に暗殺者として育てられた男性。当初は気弱な人物を装っていたが、犯行を暴かれた後は冷酷非道な殺人者としての正体を見せた。芸術的な犯罪に拘る所は高遠と共通するが、知的トリックではなく犯罪現場の演出に「芸術」を求める。格闘技も仕込まれており、拘束しようとした警官2人を瞬時に倒している。
27年前、大麻の密栽培(ドラマ版ではヘロインの精製工場)と密売[20]によって作られた六角村(ドラマ版では十文字村)で、その所業に反対[21]して警察に告発しようとした牧師夫婦を6人(ドラマ版では4人)の村人(ステンドグラスの館の主一色寅男(いっしき とらお)、風見鶏の館の主風祭淳也(かざまつり じゅんや、演 - 岡田真澄)、鎧の館の主兜礼二(かぶと れいじ、演 - 綾田俊樹)、ツタの館の主草薙三子(くさなぎ みつこ)、塔の館の主五塔蘭、時計の館の主時田十三(ときた じゅうぞう、演 - 三谷昇)の6人。ドラマ版では風祭時田、白い館の主冬木三子(ふゆき みつこ)の4人。一色、五塔は未登場)が射殺。さらには牧師の養女たち7人(ドラマ版では5人)を教会に閉じ込めて火を放った。その際、村人の1人である風祭淳也は仲間たちの目を盗んで教会に戻り、辛うじて息のあった恋人の六星(神崎)詩織(ろくせい(かんざき) しおり、演 - 寺田千穂)を密かに助けて病院まで連れて行き、既に息絶えていた遺体を剥製で培った技術を使い、姉妹全員のミイラに見せかけた。そして7体のミイラは、教会の中に安置した一体を除いて、それぞれ殺害に参加した主達の館に持ち帰られ、表向きは村に古くから伝わる守り神と偽りつつ、実際には誰も裏切らないようにお互いを監視する為の道具として各館の中に安置された。その後、詩織は病院を抜け出して風祭の前から姿を消し、出産した息子の竜一に殺人術を教えながら育て[22]、最後の仕上げに自分を殺させたが、「風祭だけは殺してはいけない」と約束させ、彼が父親であることは最後まで教えなかった。
母を殺害した後、六星は不動高校に赴任する予定の教師・小田切進(おだぎり すすむ)を殺害、その死体を遺棄して彼になりすまし[23]、時田の一人娘で卒業後は結婚することになっている時田若葉に近づき、彼女との交際を始める。予想より早く、小田切の遺体が見つかってしまったことから、急遽「若葉とラブホテルに同行していた写真」を意図的に学校に流出させることで[24]若葉を実家に帰らせ、計画を実行に移した。六角村(十文字村)で被害者の体の一部を各館のミイラに見立てて切り取り持ち去るという猟奇殺人でトリックをカモフラージュしながら合計6人(ドラマでは2人)もの人間を殺害する。兜霧子(かぶと きりこ、演 - 松原朋子[25]は時田若葉に殺害させ、時田若葉の父親である時田十三は自身が手を下す前に、村の過去を一達に打ち明けると心臓発作で亡くなった[26]
一にトリックを見破られた上、警察の調査で偽の小田切であることも発覚するが、格闘術で周囲の人間を牽制し、美雪を人質に取った上、場所が風見鶏の館であったことから、風祭の猟銃も手にし、形勢逆転。最後の標的だった兜礼二を殺害し(ドラマでは生存[27])、美雪を人質に連れて逃走。隠されていた大麻畑に火を放とうとするが、若葉の仇を取ろうと不意打ちしてきた若葉の婚約者・連城久彦[28]のナイフを脇腹に受けて負傷するが、反撃して致命傷を負わせる(後日、死亡)今度は追いかけてきた一と乱闘になり、一を散弾銃で負傷させ、後述の一との会話の後、一(ドラマ版では兜)に止めを刺そうとするが、その前に自身が風祭に撃たれてしまい、彼が父親であったことが判明し、驚愕しながら絶命[29]。そして、風祭も畑に火を放ち、自身の頭部を銃で打ち抜いて自殺した。ドラマ版ではヘロイン精製工場を処分しようとはせず、風祭の自殺も口の中に向けての発砲となった。
六星は最初こそ若葉を利用するために交際していたが、いつしか本当に愛するようになり、若葉も六星の真意を察しながらも言及はせずに、抵抗することなく死を受け入れた[30]。それゆえに若葉殺害時や1人になっていたときに若葉のことを思い出した際には涙を流し、一から若葉を殺したことに対する怒りをぶつけられた時も、若葉のことを貶す発言とは裏腹に泣いていた[31]。事件後、殺害した人物の遺体の一部や凶器が教会裏の墓地にてゴミ同然に遺棄された状態で発見される中、若葉の頭部だけは山頂に作った墓に丁寧に埋葬されていたことも明らかになった。
原作では結果的に六星は目的を完全に達成したことや若葉との悲恋から、一にとっては苦い事件となり、帰りの列車内で痛がるふりをして涙を流していた[32]
なお、原作においては、本エピソードに登場する容疑者リストキャラが犯人を含めて全員死亡(準レギュラーとなる俵田を除く)という異例の事件となった。
スピンオフ作品『犯人達の事件簿』では唯一登場しない犯人となっているが、もう一つのスピンオフ『金田一少年の一泊二日小旅行』には実は生存していた設定となり、本庁に連行される途中で脱走し、自身が起こした事件の謎を解いた一に復讐しようとするが、美雪の説得で動揺し、とどめにとどめに誤って見せた校長の不倫現場の証拠写真であまりの気持ち悪さで精神的に大ダメージを受けたところを逮捕された[33]
綾辻真理奈(あやつじ まりな)〔ドラマ:綾辻真理(あやつじ まり)〕
声 - 山崎和佳奈
演 - 黒沢あすか(幼少期:藤原まゆか
怪人名 - 「雪夜叉」(ゆきやしゃ)
関与事件 - 雪夜叉伝説殺人事件
殺害人数 - (原作)4人(高田洋一・実の祖父を除く) / (ドラマ)5人(比留田雅志を除く)
殺害未遂人数 - (ドラマ)1人(比留田裕子)
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 初代(FILE9)
アニメでの分類 - 無印(FILE13)
テレビ局のタイムキーパー。年齢は20歳。旧姓は「クゼ[34]」。
10年前に両親と共に飛行機事故に遭遇。彼女は軽傷で済んだが、父親は見つからず(後に死亡が判明)母親(声 - 不明[35] / 演 - 三輝みきこ)とは再会を果たしたものの瓦礫に身体を挟まれて身動きが取れない状態だった。真理奈(真理)は、その時事故現場を取材しに来ていた当時無名のテレビ局のクルーのグループ(加納りえ(かのう りえ、声 - 大塚智子 / 演 - 東てる美)、明石道夫(あかし みちお)、比留田雅志(ひるた まさし、声 - 中博史)(ドラマ版では高田洋一(たかだ よういち、演 - 加藤善博))、水沼貴雄(みずぬま たかお、声 - 鈴木琢磨)(ドラマ版では水沼正三(みずぬま しょうぞう、演 - 大河内浩))の4人)に助けを求めるが、彼らは偶然事故現場で遺体を発見した人間嫌いな有名画家・氷室一聖(ひむろ いっせい、演 - 大河内浩)と背格好が似ており[36]身寄りのいなかった水沼貴雄(ドラマ版では水沼正三)を入れ替わらせ彼の資産を横取りしようと企んでおり、助けを求める真理奈(真理)を冷たく追い返す。その直後、母親は崩れていく瓦礫を必死に支える真理奈を守るために彼女を突き飛ばし、自身はその瓦礫に潰されて死亡した[37]
その後親戚に引き取られるが彼女はその恨みは忘れることはなく[38]、長年に渡り彼らを探し出しそのクルー4人がテレビ局に勤めているのを突き止める。さらに水沼とその遺産の存在を知ったことにより、彼女は水沼を利用し、殺人の計画を練った。そして遂にクルー4人を速水玲香らのドッキリ番組[39]のロケを行なった北海道の山荘にて次々と殺害しながら、明智警視を探偵役にして水沼一人の犯行へとミスリードさせた[40]。最終的には一に事件を暴かれて逮捕された。事件後、面会に訪れた一から「母親は復讐なんて望んでいなかったはず」と告げられる。最初は突っぱねるが、面会を終えた後に後姿で涙を流しながら、礼を告げた。アニメ版では暴かれた後、幼児退行したかのように、母親を亡くしてから救助されるまでの間に行っていた雪玉投げをやり始め、彼女の過去に同情した美雪[41]が雪玉を手渡すシーンが描かれた。また、原作での面会時の一との会話も逮捕された直後に行われている。
ドラマ版では、犯行完結後、クルーたちを唆したのが事故の生存者でディレクターの比留田裕子(ひるた ひろこ、演 - 藤真利子[42]だと一から知らされ、散弾銃で彼女を殺害しようとしたが、実の祖父(演 - 谷村昌彦)が裕子を庇い、祖父は娘と孫(真理)である母娘2人を追い払ったことを真理に詫びながら命を落とす[43]。また、高田洋一の殺害後に谷底に転落した一と玲香を助ける優しさを見せる。
原作では初めて生存したまま逮捕された真犯人、かつ女性初の真犯人であり、また、初めて予定外の殺人を行わず予定通りに犯行を進めた犯人でもある[44]。4人殺した真理奈(真理)への刑について剣持は「無期懲役は免れないだろうが、所内の態度次第では早く出てくることもできるだろう」と語っている。ドラマ版「金田一少年の事件簿 永久保存版」では無期懲役の判決が下されたことが語られている。
ドラマ版・アニメ版では、舞台となった地方の出身という設定で、氷橋や雪夜叉の知識があるということになっている。
『明智警部の事件簿』の最終回エピローグにも登場。
的場勇一郎(まとば ゆういちろう)〔ドラマ:浅野令子(あさの れいこ)〕
声 - 肝付兼太
演 - 細川俊之(的場)、田中美奈子(浅野)
怪人名 - 「放課後の魔術師」(ほうかごのまじゅつし)
関与事件 - 学園七不思議殺人事件
殺害人数 - 3人(青山ちひろを含む)
殺害未遂人数 - 1人(七瀬美雪)
その他の罪 - 死体遺棄罪(10年前の青山ちひろ、および不動高校赴任前に関与した事故で死亡した人間達)、犯人隠避(不動高校赴任前に関与した事故の隠蔽工作に関与)
結末 - 立花(ドラマ版では雨宮)良造(青山ちひろの父)によって刺殺(原作・アニメ:的場 / ドラマ:浅野)・投身自殺(ドラマ版の的場)
ドラマでの分類 - 初代(FILE1)
アニメでの分類 - 無印(FILE1)
不動高校の物理教師、ミステリー研究会顧問(的場)、不動高校の化学教師(浅野)。年齢は明記されていないが、真壁の発言によれば「もうすぐ定年」という年代である。
30年前、製薬会社・高畑製薬の研究員をしていたが、治験時の事故で6人の被験者たちは全員死亡してしまう[45]。これにより、社長を初めとした社員たちは、戦時中に科学者の良心から軍に反対し、スパイ容疑で逮捕された神保博士[46]を「人体実験による殺人で逮捕された放課後の魔術師」というスケープゴートにすることで、世間を欺き、6人の死体は研究所内に隠し、そこに怪談話を流して、不動高校に寄贈。的場は押し付けられる形で不動高校旧校舎の見張り番として不動高校の教師となった。それから20年後、推理小説研究部の青山ちひろ(あおやま ちひろ、声 - 天神有海 / 演 - 田中規子)に秘密を知られてしまい、揉み合いの末に誤って死なせてしまったため、彼女の遺体をミステリー研究会の部室の壁に埋め、それにより六不思議から七不思議にへと変わった。さらに10年後、地震で偶発的に壁が崩れてしまったことで桜樹るい子(さくらぎ るいこ、声 - 篠原恵美)(ドラマ版では桜樹マリ子(さくらぎ マリこ、演 - 高橋玲奈))に青山の白骨遺体を発見されてしまい[47]、彼女を殺害し、七不思議の一つに見立てる。崩れた壁はポスターで一時的にカモフラージュするも、それを剥がそうとした尾ノ上貴裕(おのうえ たかひろ、声 - 飛田展男 / 演 - 須藤公一)を殺害し、同様にポスターを剥がそうとした美雪にも重傷を負わせた[48]
犯行を完全に暴かれた後も自己弁護を続けるが、逆上した青山ちひろの父親にして警備員の立花良造にナイフ(アニメ版ではハサミ)で刺殺された。事件後、一は的場のことを「過去に怯え、罪を重ね続けた、哀れな人間」と称し、被害者の美雪も「あの気弱そうな的場先生が犯人だったなんて」と信じられない様子を見せた。剣持によると事件の発端になった高畑製薬は当時の関係者は全員亡くなっていることや社名が変わっていること、何よりも時効を迎えていることから罪に問われることはないが、かつての事件のことが公になった為、信用が落ちるのは避けられないとのこと。
後のスピンオフ作品『犯人たちの事件簿』では、幼い孫がいる事が的場本人の心理描写で明かされており、自分の絵を描いてくれていた事からも、その家族関係が良好であった事が伺われる[49]
ドラマ版では、6体の死体を隠した関係者の一人は的場だが、青山を死なせたのは浅野である。浅野は学生時代から的場に恋心を抱いており、的場を守りたい一心で同級生の青山を説得しようとするが誤って死なせてしまった。真実を知った的場は浅野を庇うために共犯になり、自ら犯人と名乗った直後に窓から投身自殺した。浅野は一に犯行を暴かれた後、雨宮良造に刺され、雨宮に謝罪しながら絶命した。ドラマ版では的場が手をかけたのは美雪のみ[50]で、青山、桜樹、尾ノ上を殺害したのは浅野になっている。そのため、ドラマ版での的場の行為は真犯人というより、自らの意思で従犯になった事件関係者の意味合いが強い。
原作、アニメとドラマでは、ワープロに残された暗号文が異なる。どちらも“かな入力”した文章を“ローマ字入力”することによって答えが導き出されているが、ドラマ版のほうが短いものになっている[51]。原作では、的場は暗号に最後まで気づかなかったが、ドラマ、アニメでは彼は暗号に気づいて犯行を行っているためにワープロの暗号文自体は消されたが、はじめは別のルートで暗号を入手している(アニメは暗号がコピーされた紙を見つけ、ドラマは回復した美雪から直接聞いた)。
放課後の魔術師はアニメ版では、Mと呼ばれた不動高校教師、ドラマ版では自身を魔術師だと思い込んでいる入院患者に変更された。Mは怪しげな実験で殺人を行った後、姿を暗まし、魔術師を名乗っていた患者は同じ患者たちを拉致して殺害した後、自らも命を絶ったと的場(ドラマ版では浅野)から語られている。
原作では4番目の長編にあたるが、アニメ版及び初代ドラマ版では最初の事件として扱われた。また、真犯人の行為が第三者が犯した犯罪につながる犯罪者になり下がった唯一の事件であり、浅野はドラマ版としては女性初の真犯人である。
佐伯航一郎(さえき こういちろう)
声 - 深見梨加(変装時)・藤田淑子(本来の声)
演 - 山口香緒里(幼少期:ジョン・マクダモット)
怪人名 - 「招かれざる客」(まねかれざるきゃく)
関与事件 - 秘宝島殺人事件
殺害人数 - (原作)6人(4年前の伯父を含む) / (ドラマ)5人(火村康平除く) / (アニメ)5人(伯父を除く)
その他の罪 - 窃盗罪・詐欺罪(米国で浮浪生活)
結末 - 逮捕(ドラマ版では自殺)
ドラマでの分類 - 初代(FILE5)
アニメでの分類 - 無印(FILE5)
大学教授・佐伯京助(さえき きょうすけ、声 - 藤原啓治 / 演 - 伊藤幸純)の息子。年齢は13歳(アニメ版では15歳)。
佐伯教授と、アメリカの舞台女優の間に生まれたハーフ。幼い頃から優秀な頭脳を持ち、3歳にして日本語英語フランス語を自在に使いこなしたり、難しい専門書を読んだりしていた。10年前、父親に連れられ悲報島を訪れ、「佐伯古学会」の財宝調査に付き添うが、古学会会員の柿本麻人(かきもと あさと、声 - 堀川亮 / 演 - 長江英和)・八十島隆造(やそじま りゅうぞう、声 - 松田重治 / 演 - 鶴田忍)・矢荻久義(やおぎ ひさよし、声 - 松尾銀三)(ドラマでは古学会会員兼医者の矢萩久義(やはぎ ひさよし、演 - 清水紘治))、不動産屋の美作大介(みまさか だいすけ、演 - チャーリィ湯谷)と父親の間で財宝を巡って争いが起き、目の前で父親を殺害されてしまう(本人曰く「3歳の子供には証言能力がないため」で彼らを告発できなかった)[52]
母親は既に他界していた為、アメリカの伯父(演 - 邱太郎)に引き取られたが、過酷な労働をさせられたり女装をさせられ犯されかけるなどの虐待を受けたため、9歳の時に事故を装って伯父を殺害。その後、送られた養護施設を脱走して街で荒んだ生活を送ったが、アニメ版では伯父のことや荒んだ生活は触れられなかった。
事件の半年前、アメリカ留学中の美作大介の娘・碧(みどり、声 - 深見梨加 / 演 - 田村美保(幼少期:高岡佐也子))と再会。当初は復讐目的で付き合うが、次第に碧に好意を寄せていった。しかし、碧は「宝探しツアーを手伝え」とだけ書かれた父親の冷たい手紙に絶望して自殺してしまう。アニメ版では手紙に佐伯教授を殺害したことや宝を見つけた後はツアー参加者全員を殺すことも書かれており、碧は航一郎への償いのために自殺した。碧の自殺の原因を知った航一郎は悲報島の財宝そのものに恨みを持ち、碧に成り代わって日本に帰国して美作を殺害、意図的にツアーの参加客を選出した。ツアーの案内係を担当しつつ、柿本・八十島を殺害し、さらには、自身の正体を見てしまったツアー参加者である火村康平(ひむら こうへい、声 - 子安武人、ドラマ版では登場していない)も殺害。そして最後に矢荻(矢萩)を殺害しクリス・アインシュタインに罪を着せようとするが、今回の事件の殺害トリックは碧の立場を使わなければ出来ない犯行があったことから一に真相を見破られ、男だと証明させられた状況証拠から言い逃れが出来ず、自分の犯行を認めた[53]
その後、ツアーに紛れ込んでいた別件の罪人・岩田英作に腕を撃たれ、崩壊した財宝の洞窟に一と共に閉じ込められてしまう。自暴自棄となっていたが、一の一喝により、生きる意思を取り戻し、力を合わせて洞窟から脱出。その後、警察に補導された。ドラマ版では負傷することはなく岩田を止めようとした際に銃が暴発し、洞窟の仕掛けが発動。自らの意思で洞窟に残り、碧のことを想いながら最期を迎えた[54]。なお、島の財宝は国の管理下に入る事が剣持の口から語られている。
原作では一をして「恐ろしく頭のいい奴。この謎が解けたのは運が良かっただけ」とまで言わしめた。
怪人名「招かれざる客」は初めて犯人以外が名付けた名である。作中では怪人「山童」(やまわら)の恐怖が語られるシーンが多いが、あくまで本作の怪人名は「山童」ではない。 FILEシリーズの男性犯人で唯一生存している(後述の高遠以外で原作、アニメ版)。また、アニメ版では初めて生存したまま逮捕された真犯人であり、ドラマ版では初めて予定外の殺人を行わず予定通りに犯行を進めた犯人でもある。
原作では、逮捕後、少年院に送られたが、保護観察つきで出所したことが明らかとなっている[55]
「犯人たちの事件簿」では、当初はやったことのない女装になれずおかめのような化粧をしてしまったり、成長期突入寸前で筋肉が付き始めた体をごまかすのに必死だったりと悪戦苦闘の様子を見せていた。
遠野英治(とおの えいじ)
声 - 中原茂
演 - 大沢健
怪人名 - 「ジェイソン」
関与事件 - 悲恋湖伝説殺人事件
殺害人数 - (原作)4人(ドラマ)3人
結末 - 行方不明(爆弾自殺?、「黒死蝶殺人事件」で斑目揚羽と結婚?)
ドラマでの分類 - 初代(FILE3)
アニメでの分類 - 無印(FILE2)
詳細はリンク先を参照。
不破鳴美(ふわ なるみ)本名:北見蓮子(きたみ れんこ)〔ドラマ:兵頭鳴美(ひょうどう なるみ)本名:文月蓮子(ふみづき れんこ)〕
声 - 松本梨香
演 - 篠倉伸子
怪人名 - 「赤髭のサンタクロース」(あかひげの-)〔ドラマ:「冥界の道化師」(めいかいのどうけし)〕
関与事件 - 異人館ホテル殺人事件
殺害人数 - (原作)5人(10年前の殺人事件を含む) / (ドラマ・アニメ)4人(佐木竜太除く)
殺害未遂人数 - (アニメ)1人(佐木竜太)
その他の罪 - 麻薬取締法違反、公正証書原本不実記載等(不破鳴美の戸籍の乗っ取り・成りすまし)
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 初代(FILE14)
アニメでの分類 - 無印(FILE21)
北海道警(ドラマでは神奈川県警)捜査一課警視。年齢は27歳(「不破鳴美」として偽った年齢は28歳)。
元々美しい容姿であった蓮子は、7歳の時に交通事故で両親と死別し、瓜二つの双子の妹である北見花江(きたみ はなえ、ドラマでは文月花蓮(ふみづき かれん)、声 - 萩森侚子 / 演 - 美香)と生き別れになる。10年後、養父母の冷たい仕打ちに耐えかねて家出し、出会った男性に麻薬中毒にされる[56]。その事実を知って別れ話を切り出すが、男性に「売春で稼ぐために手放さない」と言われた為、衝動的に殺害してしまう。逃亡生活の途中で花江のもとに身を寄せるも、自首するように説得され、その時運悪く警官が訪れたことを裏切りだと思い込み再び逃亡、自殺を決意する[57]。その後、自殺のために訪れた崖で受験に失敗し自殺した女・不破鳴美(ふわ なるみ)(ドラマでは兵頭鳴美(ひょうどう なるみ))の遺書と身分証明書を手に入れる。そして彼女に成り替わることで、復讐のために人生を再出発することを決意する。
老け顔に整形した後は独力で麻薬を克服し、東大に入り卒業。警察官になり「不破鳴美(ドラマでは兵頭鳴美)」として、殺した男性に麻薬を売りつけた密売人「赤髭のサンタクロース(ドラマでは冥界の道化師)」を追う。単独捜査で1年前に万代鈴江(ばんだい すずえ、声 - 土井美加 / 演 - 鰐淵晴子)・虹川幸雄(にじかわ ゆきお、声 - 西村朋紘 / 演 - 小林尚臣)の二人が密売人「赤髭のサンタクロース」を殺したことを突き止めたが、万代が座長を務める「アフロディア」の一員の文月花蓮になっていた花江に正体を知られてしまい、彼女が花江の姉だと知った万代と虹川から10年前の殺人事件のことで強請られ、警察が押収した麻薬の横流しを要求される。要求を呑むつもりはなかった蓮子は、異人館ホテルで2人を殺害。その上で、トリックの証拠となるものを偶然ビデオに撮影してしまった佐木竜太も殺害[58]し、そして蓮子の一番の理解者であった妹の花江も、過去の誤解から、殺害してしまい罪を着せる。
食事時の癖がきっかけで一に(ドラマ版では美雪に)花江と双子であることを見破られ、DNA鑑定をされたことで、それが動かぬ証拠となり、逮捕される。原作においては、麻薬密売人「赤髭のサンタクロース」の麻薬ルートも異人館ホテルの秘密の地下室にあったことが、一によって、明らかになった[59]。なお、観念した後の蓮子は花江と同じ声に戻したが、アニメ版では幼い頃から花江とは別の声であり、花江の声で虹川をおびき出したことも「上手く真似た声」ということになった。
留置所で一と面会した時に花江が送っていた二重生活[60]のことを知らされ、花江を殺してしまったことを後悔することになる。ドラマ版では事件解決直後、美雪の言葉で改心した。なお、原作で一が面会した時は再整形で本来の顔に戻っていたが、アニメでは不破の顔のままだった。
犯人としては聖正景太郎や黒沼繁樹同様に社会的地位の高い人間の一人であり、ボブ・デイヴィス同様に警察関係者の一人でもある。
その後、警察の捜査で「アフロディア」の団員のほとんどが万代から麻薬のお零れをもらっていた事が判明した[61]
「犯人たちの事件簿」では四六時中カメラを回している佐木と犯人が自分であることを明らかにするためにショーのような追い詰め方をした一に対して「麻薬をやってるのではないか」という疑念を抱いていた。
原作、ドラマでの容疑者リストは不破が含まれていたが、アニメ版のリストには含まれなかった。
なお、異人館ホテルのオーナーである雪村剛三(ゆきむら ごうぞう、声 - 塩屋浩三 / 演 - 河原崎建三)は、テレビドラマの永久保存版では犯人特定の手がかりとなる、重要な証言を残す人物として再登場する。
浅野遙子(あさの ようこ)〔ドラマ:小野弓子(おの ゆみこ)〕
演 - 石野真子
怪人名 - 「地獄の子守唄」(じごくのこもりうた)
関与事件 - 首吊り学園殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 初代(FILE6)
大学予備校・四ノ倉学園[62]数学講師(小野は不動高校の数学教師)。年齢は33歳。
いじめ不登校になり、大検美術大学を目指していた予備校生徒の深町充(ふかまち みつる、演 - ヨースケ)と恋人関係にあったが、1年前に彼が突然首吊り自殺をしてしまう。しかし、深町の死は彼をいじめていた3人の生徒、古谷直樹(ふるや なおき、演 - 大地)、室井矢一(むろい やいち、演 - 佐藤広純)、仁藤伸幸(にとう のぶゆき、演 - 松山幸次)が非道ないじめ(首吊りごっこ)の最中に本当に殺してしまったものであり、それを知った浅野は復讐を誓い、四ノ倉学園に伝わる子守唄を利用して3人の殺害計画を立てる。ドラマ版では四ノ倉学園での出来事は不動高校での出来事として描かれ、成績上位者による特別クラス(一曰く「ガリ勉の集まり」)の夏期講習となった。
一連の事件で自分を犯人である噂を流したり、密室状態での首吊り殺人を起こすことで一度自分に嫌疑を向けさせて逮捕状態にした上で、殺害順番を誤認させるトリックとテストを受けた時間のトリックや自殺させたと思い込ませる偽装トリックを誤認誘導させて自身のアリバイを作り出して無実になるように仕向け、釈放させることに成功。その後、仁藤(ドラマ版では古谷)に自筆による偽装遺書を作成させた上で殺害し、全てを3人による殺人偽装(自殺)に見せかけた。
一を利用してミスリードさせた数少ない殺人犯であり、浅野が犯人ではないと信じていた頃の一からは「恐ろしく頭のキレる奴」と評されたほど。だが、推理を再開した一によって真相を暴かれた後は「偽装遺書に書かれた受取人」[63]という完全な物的証拠を突きつけられるまで、シラを切り続けた。
逮捕後は食事もろくに取らず自殺未遂を図るが、深町の残した「子守唄」[64]の真実に気付き、それを伝えに来た一の説得に涙して立ち直り始めた。ドラマ版では一に真相を暴かれた後に自殺を図ろうとするが、一がその場で深町のメッセージを伝えて自殺を止まり、逮捕された。
学園長の久米裕一朗(くめ ゆういちろう、演 - 二瓶鮫一)は深町の死をロクに調べず受験ノイローゼによる自殺と片付けていたが、事件解決後は二度とこのようなことを起こさないと決心して全力で学園の秩序の改善を目指すとマスコミに公言した。
古谷は「いじめグループのリーダー格」というのは共通しているが、原作とドラマ版では設定が異なる。原作では一貫して陰険な雰囲気を持つ不良で、室井の次に殺害される。ドラマ版では表向きは人当たりが良いクラス委員だが、本性は陰湿極まりない性格の不良で、最後に殺害される。そのため、一が真壁から彼の本性を聞かされて知った時[65]は彼が深町だけでなく、仁藤と室井も自殺に追い込んだのかと激怒して問いただしていた[66]
ドラマ版のエピローグは登校のシーンで、美雪が「よく考えてみると、みんな学歴社会に歪められた犠牲者だったのかもね」と言い、それに対して一は、「深町をいじめていた奴ら(仁藤、室井、古谷)も、本当は被害者だったのかもな」と僅かながらに古谷たちに対して同情する発言をしている。小野はドラマ版では初めて生存したまま逮捕された真犯人である[67]
永久欠番である異人館村殺人事件を除くFILEシリーズで唯一アニメ化されていない事件である。
巽紫乃(たつみ しの)
声 - 武藤礼子
演 - 真行寺君枝
怪人名 - 「首狩り武者」(くびかりむしゃ)〔アニメ:「呪い武者」(のろいむしゃ)〕
関与事件 - 飛騨からくり屋敷殺人事件(ドラマでは首無し村殺人事件)
殺害人数 - 2人
結末 - 巽龍之介によって毒殺(本人は自殺と言い切る)
ドラマでの分類 - 初代(FILE7)
アニメでの分類 - 無印(FILE7)
岐阜(ドラマ版では宮城)の旧家・巽家当主の後妻。年齢は37歳。
15歳の時に父親が多額の借金を残して他界し、病弱な母親(演 - 山本与志恵)を抱えた中、不幸な境遇を脱しようと成績トップの県立高校に入学したが、資産家の令嬢綾子(あやこ、声 - 日野由利加 / 演 - 橋本愛)から陰湿ないじめを受けた。高校2年の時に母親が病死したため止むを得ず高校を中退し、行きずりで仙田猿彦に身を任せたが、妊娠を知ると猿彦は失踪。出産で訪れた病院で旧家・巽家に嫁いだ綾子と再会して性格と境遇のギャップを恨み、綾子への復讐として我が子に良い暮らしをさせようと綾子の子供・征丸(せいまる、声 - 高木渉 / 演 - 阿久津健太郎)と龍之介を取り替えてしまう。
そばにいては取り替えたことが発覚するかもしれない危険性があると自身に言い聞かせるも我慢が出来ずに龍之介の成長を見たくなり、巽家に使用人として入って綾子が亡くなった後に巽家当主・蔵之介の後妻となった。しかし、蔵之介の死後に発表された遺言状には紫乃の連れ子(=綾子の実子)の征丸に家督を譲ると書かれていた。その時に見せた征丸の表情は虐待された者と虐待した者の境遇が逆転して当然のものだったが、綾子の顔が重なって見えるほどに過去に自身を見下した征丸の実母・綾子に対する妬みが深かったため[68]、今まで育てた義理も忘れ、龍之介に家督を継がせるために征丸の殺害を決意し、巽家使用人となった猿彦を口車に乗せて協力させて自身を母と慕う征丸を平然と殺害してしまう。彼の首から下の死体は「征丸の死産だったはずの双子の兄弟」の赤沼三郎(あかぬま さぶろう、声 - 二又一成(アニメ版)・小倉久寛(ドラマ版))という架空の人物の死体にされた。用済みとなった猿彦も殺害し、彼をくちなし村の先祖たちに殺された戦国武将の柊兼春(ひいらぎ かねはる、声 - 二又一成 / 演 - 野仲イサオ)の子孫にでっち上げて、先祖の仇討ちに見せかけた[69][70]
一に真相を暴かれ全てを告白した後、龍之介の手で毒が入れられていた紅茶を飲んだことで死亡した[71]。その為、原作では女性の犯罪者で初めて真相の解明後に命を落とした犯人となった。龍之介は事件後に晴れて当主になることになっており、その際に邪魔な紫乃を自殺に見せかけて殺そうと企んでいたが、毒を入れた後、彼女が自分の実母であることを知ったことと毒を飲みながらも自分を庇った紫乃の最後の愛情により、自らの愚かさを悔いて、罪を認めた[72]
剣持の幼馴染であり、かつては「剣持くん」「紫乃さん」と呼び合う仲で一緒に下校したこともあり、剣持にとって初恋の相手でもあるらしいことが示唆されている[73]。紫乃は剣持に偽りの推理をさせるために剣持を呼び寄せたが、剣持への罪悪感を覚えていた。剣持は彼女の豹変に驚き悔やんで「あんなことをする人ではなかった」と事件後に一と美雪に感傷を漏らしている。しかし、一には18年間大切に育てたはずの征丸を殺し、彼の心をも同時に殺したことに反発された。
ドラマ版では、巽家の血を受け継ぐ子供は紫乃の連れ子だった征丸[74]と長女・もえぎ(声 - 西村ちなみ / 演 - 大村彩子)の2人に削減された。そのため、次男・隼人(はやと、声 - 鈴木琢磨)の他に紫乃の主治医である冬木倫太郎(ふゆき りんたろう、声 - 石丸博也)と使用人・霧山環(きりやま たまき)は未登場となった。さらには、もえぎは原作よりも年齢が幼く設定されている。
都築哲雄(つづき(ドラマでは「つづく」) てつお)
声 - 堀勝之祐
演 - 山下真司
怪人名 - 「見えざる敵」〔アニメ:「見えない敵」、ドラマ:怪人名なし〕
関与事件 - 金田一少年の殺人
殺害人数 - (原作)5人 / (ドラマ)4人(時任亘・桂横平を除く)
結末 - 割腹自殺
ドラマでの分類 - 初代(FILE12)
アニメでの分類 - 無印(FILE10)
ノンフィクション作家・橘五柳(たちばな ごりゅう、声 - 岸野幸正 / 演 - 麿赤児)の誕生パーティーの参加者で、いつきの知人(ドラマでは先輩)。年齢は52歳。職業はTVディレクター。妻はすでに他界。
いつきもその実力を認める敏腕TVディレクターでありいい番組を何本も作っていたが、妻を亡くした寂しさもあって仕事に熱中するあまり娘・瑞穂(みずほ、声 - 日高のり子 / 演 - 鈴木杏)の容態変化を見落とし、手術なしでは回復できない重篤な状況になるまで気付けなかった。病状回復のために自分の腎臓を移植しようとするが医療ミスで失敗に終わり、そこを悪徳医者である前田に付け込まれ、臓器密輸に手を染める[75]
そのことを知った橘は、ある社会悪を告発するとして実名ノンフィクション[76]の原稿が存在することをパーティで発表し、それを賞品とした推理ゲームの開催を宣言してしまう。橘に原稿を渡すよう頼むが、拒否されて[77]衝動的に殺害。たまたま現場に現れた一に罪を着せる[78]。その後、原稿の在処を追って一の後をつけていき、大村紺(おおむら こん、声 - 水内清光)、時任亘(ときとう わたる、声 - 鈴木琢磨)、桂横平(かつら おうへい、声 - 桜井敏治)、野中ともみ(のなか ともみ、声 - 沢海陽子)の4人(ドラマでは赤帆紺(あかほ こん、演 - 梅垣義明)、物部真理(もののべ まり、演 - 加藤貴子)、野中ともみ(演 - MIE)の3人)を次々と殺害。しかし、伝言は野中で終わりであり、また「伝言の順番」こそが推理ゲームの答えであることがわかり、やむなく原稿を取りにいった際に[79]一の指示で警察に待ち伏せられ、捕らえられた[80]
真相を暴かれた後、自分のやっていることが最低だと改めて気付き一に罪を擦り付けたことを謝罪し、自殺した。死に際の遺言により彼のもう一つの腎臓は娘・瑞穂に移植された。その後、手術は無事に成功し、娘の瑞穂はいつきによって養われることになる[81]。また、橘の遺作でもある臓器密輸の本において都築の名はいつきが鴨下あきら(かもした あきら、声 - 柏倉つとむ / 演 - 市川勉)に頼んで伏せてもらった。
多くの罪のない人間[82]を殺害したが本質は善良な人格者であり自殺をした時はその場にいた人間全員はもちろん濡れ衣を着せられた一でさえもその死を悲しんだ。
小城拓也(こじょう たくや)
声 - 宮本充(少年期:高橋広樹
演 - 沢向要士
怪人名 - 「影の脅迫者」(かげのきょうはくしゃ)
関与事件 - 幼児二人誘拐事件(被害者)/タロット山荘殺人事件
殺害人数 - 1人
殺人教唆により他人に殺害させた人数 - 1人
殺害未遂人数 - 1人(金田一一)
その他の罪 - 犯人隠匿(自身にとって有利になるため速水雄一郎が伊丹吾郎を殺害したことを黙っていた)
結末 - 雪崩による事故死(ドラマ版では飛び降り自殺)
ドラマでの分類 - 初代(FILE11)
アニメでの分類 - 無印(FILE14)
速水玲香のマネージャー。年齢は23歳。
速水玲香の父・速水雄一郎を教唆し、玲香の身体を狙っていた(アニメ版で脅迫)社長・赤間光彦(あかま みつひこ、声 - 糸博 / 演 - 不破万作)を殺害させる。その後、自身の手で速水を絞殺。
15年前の8歳の時に妹・梓(あずさ)と共に誘拐され、目の前で父親を絞殺される。その際自身は助け出されたが、梓は連れ去られて行方不明となった。実はこの梓こそが後の速水玲香であった。この事件がきっかけで8歳以前の記憶がほとんどなくなって、居心地の悪い親戚の家に育てられる。学校の勉強では優秀な成績をキープしていき、東大に進学、そこでも優秀な成績をあげ、国家公務員を目指していた。しかし、目の前で父親が絞殺されたトラウマでネクタイが締められなかったため、志望していた官庁はもちろん、銀行や商社などの就職試験にも落ち、大学卒業後は服装に自由が利く芸能プロに就職することを余儀なくされる。芸能プロで玲香のマネージャーをすることになり、その後に玲香を育てた速水雄一郎の顔を見て、速水が父を殺害した誘拐犯であることを思い出し、玲香が自分の妹であることにも気付いた小城は速水への復讐を決意した。そして速水が芸能レポーターの伊丹吾郎(いたみ ごろう、声 - 長島雄一 / 演 - 谷村好一)の死体を運ぶ姿を偶然目撃したことをきっかけに、一連の犯行に及ぶことになる[83]
犯行をタロットカードの呪いに見立てたものの実際にはタロットに対する知識は疎く、「犯人達の事件簿」では思いつきで行った事が語られており、真相解明でも「吊るされた男」のカードの並べ方が違っていたことから犯人だと暴かれた。
真相に近づきつつある一を危険視し、殴って気絶させた上で薄着のまま吹雪の中の風車山に放置し[84]、罪を被せるために一の部屋に証拠品を残しておいたが、一が自力で生還した上に[85]、風車山の一件でトリックに気付くきっかけを作ってしまい、犯行を暴かれた。
真実を知ったことで混乱して外に飛び出した玲香を雪崩から救ったが、自身は雪崩に飲み込まれた。ドラマ版ではロープウェイの駅のプラットホームから飛び降りようとして落ちかけた小城の手を掴んだ一と玲香の決死の救助にもかかわらず、自ら手を離して自殺を遂げる。
「速水玲香誘拐殺人事件」では妹の速水玲香の実母が大女優・三田村圭子(みたむら けいこ、声 - 土井美加 / 演 - いしだあゆみ)であることが明かされたが、小城が玲香と同母兄妹であることや小城の実母が三田村であることを示す明白な描写はない。ドラマ版では、三田村は2代目シリーズ(松本潤版)に登場しているため初代シリーズ(堂本剛版)に登場した小城との血のつながりは皆無[86]となった。
多岐川かほる(たきがわ かほる)
声 - 吉田理保子
演 - 黒田福美(整形前:干潟智子
怪人名 - 「Mr.レッドラム」(ミスター - )
関与事件 - 三億円事件(ドラマ・アニメでは四億円事件)/蝋人形城殺人事件
殺害人数 - 3人
殺害未遂人数 - (ドラマ)1人(坂東九三郎)
その他の罪 - 銃刀法違反(ドラマ版ではカット)
結末 - 拳銃自殺(アニメ版・ドラマ版では焼身自殺)
ドラマでの分類 - 初代(FILE8)
アニメでの分類 - 無印(FILE3)
推理小説作家。年齢は45歳。「多岐川かほる」は偽名であり、原作・アニメ版では本名不明。ドラマ版では「保科ゆかり(ほしな ゆかり)」が本名とされている。
大学1年時に「犯罪研究会」というサークルに属しており、計画立案者で恋人・狭山恭次(さやま きょうじ)や当麻恵(とうま めぐみ、声 - 巴菁子 / 演 - 阿知波悟美)、リチャード・アンダーソン(声 - 梅津秀行[87] / 演 - ロナルド・ハルトン)、坂東九三郎(ばんどう くさぶろう、声 - 山口健 / 演 - 片桐竜次)(ドラマ版では、山田隆明(やまだ たかあき、演 - 赤星昇一郎)も加わる)と共に三億円事件(ドラマ・アニメでは四億円事件に変更)を起こす。事件後、すぐに金の配分をするよう求めた3人(ドラマ版では4人)と「完全犯罪の成立」(ドラマ版では「計画を成功させたから、金は銀行に返す」)を主張する狭山との間で意見が分裂し、アジトの外で彼らに襲撃され、建設中のバルト城の地中に狭山と彼の犯罪計画書と共に埋められる。地中で息を吹き返して脱出した後、救助されたが、酸欠とショックから記憶を失っており、半年後に記憶を取り戻し、狭山が埋められている場所に向かうもバルト城が建設された後だった為、裏切り者たちへの復讐を決意。整形をして、多岐川かほるとして生まれ変わり、狭山が残した犯罪計画書を元に人気推理作家となり、復讐のための資金を得ていき、バルト城が売りに出されたことを機に城を購入。これにより、盗んだ大金で人生の成功者となった坂東たちは、城から自分たちの過去が明らかになることを恐れ、多岐川に誘導されることになった。
「Mr.レッドラム」(スティーブン・キングの『シャイニング』に由来)として、バルト城そのものを舞台かつ賞品に、アメリカ刑事(エドワード・コロンボ(声 - 塩屋翼))(ドラマ版では銭形一族の末裔(銭形ケンタロウ(ぜにがた ケンタロウ、演 - 内野聖陽)))、英国犯罪心理学者(リチャード)、推理小説評論家(坂東(ドラマ版では当麻))、探偵社社長(当麻(ドラマ版では坂東))、推理小説家(自分自身)、ドイツ警察監察医(マリア)、犯罪ルポライター(真木目仁)(ドラマ版ではロス市警心理分析官(真木目ひとみ))、日本刑事(明智(ドラマ版では剣持))、高校生探偵とその助手(一と美雪)(ドラマ版では豪腕弁護士(山田)も登場)と、多くの名探偵を招待して推理大会「ミステリー・ナイト」を開き、蝋人形を用いた心理トリックを用いて3人(ドラマ版では第3の犠牲者が坂東九三郎ではなく山田隆明になっている)を殺害。これは狭山が残した犯罪計画書を「蝋人形城殺人事件」を元にしたものであった。坂東殺害時には「彼が犯人であり自殺した」という趣旨の偽の遺言メッセージを用意しているが、自ら「真犯人は他にいる」と発言するなど参加者を騙しきれるとは思っていなかった様子[88]
一に真相を暴かれた後に城に火を放ち、最後まで狭山の遺志を継ごうとする。一の言葉で自分たちの過ちに気付かされるも拳銃で自分の頭部を撃って自殺[89]
アニメ版・ドラマ版でも自殺するが、アニメ版では火災による瓦礫の下敷きになる形で自殺。ドラマ版では、最後の標的である坂東をナイフで殺そうとするも一と剣持の言葉で自分たちの過ちに気付き、塔の中に立て込めると、一のように心の温かい探偵を主人公にした小説が書けなかったことを心残りと言い残して、自らが起こした炎に包まれながら自殺し、一たちは炎の中で多岐川と狭山が抱き合う光景を見た。生き残った坂東は多岐川が自殺したことで開き直り、剣持親子を侮辱するが、マリアが無意識に発動させた超能力で落下してきた城の飾りの十字架に身体を貫かれて死亡。
なお、ドラマ版は初代シリーズの第1シーズン最終回として放送された[90]
和泉さくら(いずみ さくら)/蒲生さくら(がもう さくら)
声 - 皆口裕子
演 - 遠藤久美子
怪人名 - 「もう一人の怪盗紳士」
関与事件 - 怪盗紳士の殺人
殺害人数 - (原作・アニメ)2人(鷲尾除く) / (ドラマ)3人
結末 - 割腹自殺
ドラマでの分類 - 初代(FILE13)
アニメでの分類 - 無印(FILE4)
本名は前者で、後者は蒲生家に入った際の名前。この事件のわずか1ヵ月前までは一のクラスメイトであった。年齢は17歳。父親失踪後に母親を失っている。
父親の和泉宣彦(いずみ のぶひこ、声 - 田中秀幸 / 演 - 中島陽典)は天才的な才能を持った無名の画家だったが、5年半ほど前から落ち目の画家・蒲生剛三ゴーストにされ半ば監禁状態で絵を描かされていた。その後、真相を知って、利用されていたことに激怒して蒲生に詰めよったため、付き添い医師(ドラマでは秘書)の海津里美に気絶させられ薬(ドラマでは麻薬)を打たれて廃人状態になり、沖縄県の離島・波照間島の岸和田病院へ送られてしまう。さくらはその病院で父と再会するが、既に末期症状の彼は、「愛する我が娘の肖像」を描き終えて娘の記憶を取り戻した直後に絶命する。
父の死の原因が蒲生たちの犯行によるものと知った彼女は復讐を決意。怪盗紳士を騙って国際絵画コンクールに「愛する我が娘の肖像」を蒲生剛三の未発表画を盗んだものの名誉を与えたいという名目で出品し、蒲生剛三の娘を名乗り出て蒲生家に潜り込む。そして、蒲生と海津を殺害し、その罪を怪盗紳士に着せようとした[91]。さらにドラマ版では、第一の殺人として「鷲尾社長の肖像」を盗み画廊社長の鷲尾(わしお)を殺害し顔をえぐり取るという残酷な行為に手を染めている[92]
結局は一に犯人と見破られ、全てを告白した直後にナイフで自らの胸を刺して自殺を図り、死に際に一に想いを伝えて、その直後に息絶えてしまった。名前を騙られ殺人の濡れ衣を着せられた本物の怪盗紳士は意に介しておらず、絵が盗まれるまで可能性すら考慮に入れていなかった。
以前から一に微かな恋心を抱いていたらしく、不動高校から転校する日に、2人の不良女生徒に絡まれていたところを一に助けられたことが[93]、きっかけで彼に強い好意を寄せるようになった[94]。不動高校時は、過去の苦労から地味な印象になっていたが、本来は天真爛漫で目の覚めるような美人であり、蒲生邸で再会した時は、外見のあまりの変わり様に一も美雪も心底驚いていた。ドラマ版ではさらに真壁に好意を寄せられており、死の間際に一と真壁がさくらをラベンダー畑へ連れて行くシーンがあった。
原作版では、さくら死亡後、蒲生家の執事・小宮山吾郎(こみやま ごろう、声 - 西村知道 / 演 - 徳井優)は、自分がかつて妊娠中の妻の前から失踪したこと、妻が女児を産むと同時に死亡し、産まれた子供がどこかに引き取られたこと、妻の左胸にはチョウのアザがあったことを話し、さくらの実父が自身である可能性を示唆した。その後、蒲生の名義になっていた絵は全て宣彦の作品として認められた。
なお、一の推理に対して最後まで一切の反論をしなかった最初の犯人である[95]だが、彼女の容疑を晴らそうと抗弁したのは小宮山(ドラマ版では真壁)であった。しかし、犯罪者とはいえ平然と他人に罪をなすりつけた。
岸一成(きし いっせい、演 - 横山輝一)と羽沢星次(はざわ せいじ、声 - 二又一成)は原作では共に登場しているが、ドラマ版では羽沢が、アニメ版では岸がそれぞれ未登場となった[96]。また原作及びアニメ版では波照間島で調査をしたのがいつきであるのに対して、ドラマ版では1人で沖縄旅行に出かけていた美雪が担当していた。
さくらはドラマ版における最後に自殺した真犯人である[97]
檜山達之(ひやま たつゆき)、森下麗美(もりした れみ)〔ドラマ:鷹島友代(たかしま ともよ)〕
声 - 檜山修之(檜山)、大谷育江(麗美)
演 - 金子賢(檜山)、三浦理恵子(友代)
怪人名 - 「亡霊兵士」(ぼうれいへいし)〔ドラマ:「生き残り兵士」(いきのこりへいし)〕
関与事件 - 墓場島殺人事件/オペラ座館殺人事件(ドラマ版鷹島友代)
殺害人数 - 6人(米村チーム4人・難波は檜山、萩元は森下(鷹島)が殺害)
殺害未遂人数 - 1人(岩野渉)
その他の罪 - 火薬類取締法違反(職業などから火薬・爆薬を入手した合法的根拠・資格がない)
結末 - 割腹(アニメ版では服毒)自殺(ドラマ版では岩野渉によって刺殺)(檜山)・逮捕(森下(鷹島))
ドラマでの分類 - 初代(FILE15)
アニメでの分類 - 無印(FILE19)
檜山は大学2年生、森下(鷹島)は不動高校2年生。
長野県の黒坂村という小さな山村で育った幼馴染だったが、その村で2年前に起きた全焼事件により2人の家族も含む村人など合計32人が焼死し[98]、帰る家も故郷も失ってしまう[99]。その数ヵ月後、火災に気付く直前にすれ違った「戦闘サバイバルサークル」の岩野渉難波昌平(なんば しょうへい、声 - 河本浩之 / 演 - 村松亮太郎)、萩元哲範(はぎもと てつのり、声 - 渋谷茂 / 演 - NARUKO)、米村(よねむら、声 - 長谷部浩一 / 演 - 正名僕蔵)、守屋(もりや、声 - 高戸靖広 / 演 - 松上順也)、河野(こうの、声 - 林延年 / 演 - 有吉崇臣)、井坂(いさか、声 - 鈴木琢磨 / 演 - 増田英治)ら7人に東京で偶然遭遇し、その際の会話から彼らの失火により黒坂村が焼かれたと考え、復讐を決意する。その後、2人は全く無関係の人間を装うため、森下は不動高校に通い、檜山は「戦闘サバイバルサークル」に潜り込み、アーミーオタクを装っていた。ドラマ版では演技とはいえ、すぐに手が出る等、暴力的な一面が強められ、それが後に真壁が暴走する要因[100]となってしまった。
墓場島でサバイバルゲームの計画が持ち上がると、島にまつわる亡霊兵士の怪談を利用して、お互いに他人の振りをしながらメンバーの殺害を実行。最初に米村チームのメンバーを小型の爆弾で殺害[101]。その後、亡霊兵士から逃れるフリをしながら防空壕跡で萩元、キャンプ場で難波を次々と殺害していった[102]。最後に残された標的の岩野も殺害しようとしたが、実行の際に一が身代わりを頼まれて、岩野と入れ替わっていたために中断。逆に一の罠に掛かって捕まりそうになるが[103]、共犯者の助けもあって、その場は何とか逃れることに成功するも一の推理を固めさせてしまった。
米村[104]が監禁時に遺したある物をモールス信号として利用したダイイングメッセージ[105]から最初に檜山が犯人であることを一に突き止められ、さらには萩元殺害時のある矛盾点から森下との共犯関係も見破られた。犯人である証拠を固められても檜山は森下とは無関係を装い[106]、「アーミー気取りのこいつらを殺したかっただけだ」と残った標的の岩野を殺害しようとするが、一の説得を受け復讐の虚しさを悟り最後は森下を庇い、全ての罪を被ろうとしてナイフを腹に刺して(アニメ版では米村殺害に使った毒入りカプセルを服毒)死の間際、森下に復讐を止めて自分を大切にするよう言い遺して息を引き取る。森下は逮捕された後、暫くは黙秘していたが、妊娠を知り、全てを自供した。ドラマ版では錯乱した岩野のナイフから鷹島を庇って致命傷を負い、真相解明の中で妊娠が発覚していた事から子供を託して息を引き取る。
ドラマ版での森下麗美(もりした れいみ、演 - 建みさと)は真壁誠に好意を抱いているが、原作の平嶋千絵(ひらしま ちえ、声 - 岩井由希子)の代役であるため、原作での麗美の役割は鷹島友代に変更された。
前述にあったように2人は数少ない対等な共犯関係であり、本来の檜山は明るい好青年であった[107]
檜山はドラマ版における逮捕前に死亡した最後の真犯人である[108]
ドラマ版では第二シーズンの最終回でありテレビドラマとしては初代シリーズの最後の事件[109]となった。
高遠遙一(たかとお よういち[110]
関与事件 - 魔術列車殺人事件(当時)
殺害人数 - 4人※事件当時
殺害未遂人数 - 1人(金田一一)※事件当時
結末 - 逮捕後に逃亡
ドラマでの分類 - 2代目(FILE1)
アニメでの分類 - 無印(FILE12)
詳細はリンク先を参照。
小野寺将之(おのでら まさゆき)
声 - 緑川光
演 - 本宮泰風
怪人名 - 「不死蝶」(ふしちょう)
関与事件 - 黒死蝶殺人事件
殺害人数 - 3人
殺害未遂人数 - 1人(斑目揚羽)
結末 - 焼身自殺(ドラマ版では逮捕)
ドラマでの分類 - 2代目(FILE4)
アニメでの分類 - 無印(FILE15)
金沢研究家・斑目紫紋(まだらめ しもん、声 - 長島雄一 / 演 - ムッシュかまやつ)の長女・舘羽(たては、声 - 三石琴乃 / 演 - 山口佳奈子)の婚約者で旅行社社員(ドラマ版では斑目紫紋の助手で婚約はしていない)。年齢は24歳で、出生名は須賀徹(すが とおる)[111]。目の色は左だけ緑色(いわゆるオッドアイロシアと日本のハーフである母親からの遺伝)。
彼が生まれる前の25年前、彼の父親である蝶研究家の須賀実(すが みのる、声 - 不明 / 演 - 舞の海秀平)が200年前に絶滅していたとする「夜光蝶」のサナギを見つけたが、同じ蝶研究家の斑目紫紋にそれを奪われてしまい、須賀はそれを自分以外で唯一サナギのことを知っていた婚約者・緑の裏切りによるものと思い絶望のあまり自殺[112]。一方その当時妊娠中だった緑(みどり、声 - 竹田愛里 / 演 - 小柳ルミ子)は生まれた息子・徹を須賀の実家に預けた後、復讐心から紫紋へ嫁ぎ、冷凍保存していた須賀の精子を使って人工授精で3人の娘(ドラマでは2人の娘と1人の息子)を生み、紫紋の娘と偽って育てていた。緑は紫紋が死去する時に真実を告げ復讐をするつもりだったが、それを知る由もない小野寺は斑目一族を根絶させようと家に入って信用を勝ち取り、紫紋、舘羽、るり(声 - 杉本ゆう / 演 - 柳英里紗)を殺害[113]。揚羽(あげは、声 - 山口由里子 / 演 - 成宮寛貴)をも毒グモ(シドニージョウゴグモ)で殺害しようとしたが失敗に終わる[114]
一に真相を暴かれ、さらに緑が事実を告白したことで自身が殺した2人が父親も同じである実の妹であったことを知り刃物で腹を刺して自殺を図った。その後、緑が家に火を放ち、緑の腕の中で炎に包まれ共に死亡した[115](ドラマ版では母・緑と共に一と揚羽に助けられている。そのため、高遠を除くドラマ化したFILEシリーズの男性犯人で唯一生存している)。その後、斑目紫紋に夜光蝶の発見を密告した山野勝己(やまの かつみ、声 - ザジ[声優 1] / 演 - 石田太郎)(偶然須賀の持つサナギを目撃したが、須賀はそのことに気付いていなかった)が罪滅ぼしのために夜光蝶の発見者を須賀実にするように努力した[116]。なお、彼が殺害した斑目るりは、本作品中に登場する被害者の中で最年少(12歳)である。
上述の通り舘羽たち3人は須賀と緑の血を引く実の妹であることが犯行後に判明するが、母親が同じであることは最初から理解していたため、緑に近づくための偽装とはいえ、実の妹と婚約していたということになる。
犯行が暴かれるまでは自分本意な性格を演じていた[117]が、犯行が暴かれてからは、打って変わり、毅然とした態度で会話をするようになるなど、本来は芯が強く潔い性格であり、憎んでいた緑の話に聞く耳を持ち自分が間違えていたことを認めるなど思慮深い青年であった。
ドラマ版での小野寺は先述の理由により原作での紫紋の助手である深山日影(みやま ひかげ、声 - 鈴木琢磨)の一部設定を継承している。また、六波羅和馬(ろくはら かずま、声 - 千葉進歩)を大幅に変更した六波羅舞子(ろくはら まいこ、演 - 佐藤仁美)は深山の代役として登場している。
鳥丸奈緒子(とりまる なおこ)
声 - 荘真由美
演 - 高橋理奈
怪人名 - 「葬送銀貨」(そうそうぎんか)
関与事件 - 仏蘭西銀貨殺人事件
殺害人数 - 3人(ヒロシ、アキオ含む)
殺人教唆により他人に殺害させた人数 - 2人
殺害未遂人数 - 1人(君沢ユリエ=本人と誤信して生命維持装置を切ったので殺人の実行行為に着手)
その他の罪 - 脅迫罪(高森ますみに対して)・犯罪の教唆(ますみに犯行を指示)・銃刀法違反(職業などから拳銃を入手した合法的根拠がない)・死体遺棄罪(9年前のアキオ)
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 2代目(FILE3)
アニメでの分類 - 無印(FILE17)
ファッションブランド「キミサワ」レディース(ドラマ版では「サロン キミサワ」)のチーフデザイナー。年齢は28歳(ドラマ版では32歳)。広島県出身。ブドウアレルギーがある。
小学4年生の時に母親に捨てられ、親戚をたらい回しにされた結果、不良となるが、その状況を脱しファッションブランド「キミサワ」のトップモデルになる。しかし不良時代の悪友・アキオに脅迫されたため、衝動的に彼を殺害してしまう。それを「キミサワ」の社長・君沢ユリエ(きみさわ ユリエ、声 - 山本圭子 / 演 - 白川由美)に見られるが、君沢には黙認されただけでなく死体を隠す協力や励ましまで受けた。それ以来彼女は君沢に絶大の信頼を寄せ、君沢もそれに応えて彼女をチーフデザイナーに抜擢する。しかし君沢と副社長・犬飼要介(いぬかい ようすけ、声 - 山崎たくみ / 演 - 大澄賢也)の密談から君沢が犬飼に自身の秘密を話したと思い込み、君沢に激しい憎悪を燃やすと共に自分の立場が無くなることを恐れ、「キミサワ」を自分のものとするために殺人を計画する[118]
その中で一の小学校時代の同級生で「キミサワ」のモデル・高森ますみが自分とほぼ同様の人生・考え方を持った「精神的双子」とも呼べる存在(奈緒子にも同様の幼馴染がいる)であるのに気付いて計画に利用することにし、彼女に元悪友のヒロシを差し向けて自分と同様に殺害させ(ただし実際にとどめを刺したのは奈緒子自身[119])、その死体を捨てる所を撮影した写真を元に脅迫し、ますみに鳥丸奈緒子[120]、犬飼要介の2人の殺人を仕向ける。
その後、彼女が犯人だと確信していたパタンナーで犬飼の愛人の霧山小夜子(きりやま さよこ、声 - 深見梨加)(ドラマ版ではアシスタントデザイナーの中山小夜子(なかやま さよこ、演 - 赤坂七恵))も殺害し[121]、その罪を密室トリックにさせた上でますみに押し付けようとする。さらにますみに銃を持たせた上で心理誘導し、君沢に発砲させ殺害を目論む(君沢は一命を取り留めた)。自分も殺害対象だったように装うことで嫌疑を逃れ、全ての罪をますみに押し付けようとした。
君沢の殺害を目論んでコードにからむイスを移動させる形で生命維持装置を切る[122]が、真相を解き明かした一から君沢がマネキンにすりかえられていたことを知らされ、一の仕掛けた罠にかかり自分が「葬送銀貨」であることを暴かれた。
追及に関してはしぶとく粘った。君沢の殺人未遂の犯行現場を大多数の人間に目撃されたこと、真犯人とされたますみが婚礼衣装が用意できないこと、ルームキートリック、一度命を狙われて用心深くなるはずなのに自分の部屋に鍵をかけないで平気だった心理的証拠、自身のブドウアレルギーを利用したトリックなどを一に暴かれて突きつけられるも、生命維持装置を切ったのはコードに絡まったイスに気付かずに当たってしまった事故であり、他の殺人についてはあくまでも状況証拠に過ぎないと言い張り、完全な物的証拠[123]を一に突きつけられるまでシラを切り続けた。
その後、君沢は先述のアキオの死体を捨てる現場を目撃していた犬飼から脅迫を受けていたため言うことを聞かざるを得なかったことを告白し、彼女の動機が誤解によるものだと判明した。そして君沢が勝ち取った仕事の契約を彼女に譲り、彼女を新しいブランド「ロワゾ」で独立させようとしていたことを知り、泣き崩れる。しかし、裏切られたと思ったら、ますみ同様にあっさりと相手を葬り去ろうとするスイッチが入ってしまう。
幼馴染みであるソムリエ・弓削透(ゆげ とおる、声 - 津久井教生 / 演 - 甲本雅裕)を証言者として利用するつもりで計画に巻き込んではいたが、素の自分をさらけ出してコミカルなやり取りを繰り広げるなど、内心では憎からず思っていた。事件後に弓削は頻繁に面会に訪れており、自分の誕生日を早とちりして花束を持ってきた彼に笑顔を浮かべている。
村西弥生(むらにし やよい)
声 - 田中真弓
怪人名 - 「凶烏の命」(マガドリノミコト=常にカタカナ表記されていた)
関与事件 - 魔神遺跡殺人事件
殺害人数 - 2人(ほか1人(湊屋寛一(みなとや かんいち、声 - 井原啓介))は事故による想定外の死者)
その他の罪 - 火薬類取締法違反(火薬・爆薬を入手した合法的根拠・資格がない)
結末 - 石川総合病院に入院し、少なくとも本エピソード終了後に病死(アニメ版では事故死)
アニメでの分類 - 無印(FILE18)
宗像家の家政婦。年齢は38歳。
19年前、家政婦として入った宗像家の当主・志郎(しろう)と密かに恋仲となり、彼の子を妊娠[124]。それに気付いた志郎の本妻・今日子(きょうこ、声 - 日野由利加)と階段でもみ合いとなり、今日子は転落死してしまう。子供の将来を考えた志郎はそれを隠すことにし、弥生が今日子との一人二役を演じることとなる。しかし1年前に志郎は土砂崩れに巻き込まれ他界。
その後、宗像家に降りかかっている「凶鳥の命の戒め」(宗像家の娘は18歳までに契った男性を当主に迎える)のため、志郎との間の娘・宗像さつき(むなかた さつき、声 - 水谷優子)が東京から帰ってくることになるが、1年前の土砂崩れの原因が志郎の2人の助手(大和猛(やまと たける)、蘇我豊広(そが とよひろ))の勝手な発掘行為にあったことと、二人が財宝の発掘権を得ようとさつきの体を狙っていることを知り、殺害を実行する。犯行後はさつきを気にかけていた一に花をもっていかせることを頼むなど一をさつきの夫として見込んでいた描写がある。一に犯人と指摘された後に一切反論しなかった犯人である。その一方で犯人と指摘される前には一に犯人が誰なのか詰め寄るなど大胆な一面[125]をもっている。
一に真相を暴かれた後、自殺を図ろうとした瞬間に目の前に雷が落ちてショックで倒れ、目が覚めると事件の記憶を全て喪失していた(そのため、事件は事実上不起訴となる)[126]。その場では一命を取り留めたものの実は余命半年という病気の身体であったため、そのまま入院するが、初めてさつきと親子らしい時間を過ごせることとなった。原作では一と美雪がさつきと鳥辺野章(とりべの あきら、声 - 権ノ条勉[声優 2])と共に看病しに行くシーンがあったが、アニメではそのシーンはなく[127]、代わりに彼女の死後の話が描かれ、二三も加えて新たに生まれ変わった魔神村を訪れるシーンが加えられた他、物語は事件の半年後に魔神村へ向かう列車の中で一と美雪が事件の内容を二三に話すという回想録として描かれていた[128]
FILEシリーズで唯一ドラマ化されていない事件であり、「犯人たちの事件簿」ではその事を逆手に取ったように弥生が一を見て、堂本剛ら歴代の担当俳優にそっくりだと驚く場面が存在する。
安岡真奈美(やすおか まなみ)
声 - こおろぎさとみ
演 - 有森也実
怪人名 - 「道化人形」(どうけにんぎょう)〔ドラマ:影法師(かげほうし)〕
関与事件 - 速水玲香誘拐殺人事件
殺害人数 - 1人
その他の罪 - 身代金誘拐罪・監禁罪・傷害罪(速水玲香)・銃刀法違反(職業などから拳銃を入手した合法的根拠がない)
結末 - 高遠遙一によって毒殺(ドラマ版では逮捕)
ドラマでの分類 - 2代目(FILE5)
アニメでの分類 - 無印(FILE16)
鏑木プロダクションスタッフ、安岡保之の妻。年齢は31歳。
元は鏑木プロ所属のアイドル。アイドル時代は事務所社長・鏑木葉子(かぶらぎ ようこ、声 - 鈴木れい子 / 演 - 浅香光代)に散々屈辱的な仕事をやらされてきた[129]。7年前人気が出てきた頃、強姦事件(アニメ版、ドラマ版では暴行事件)の被害に遭い、マスコミに過熱報道され仕事が無くなる。そのショックから自殺を図ろうとしたところを保之に救われ、立ち直るきっかけとなり結婚。しかし結婚して6年半後、その保之が強姦事件の首謀者であることを知り、復讐を誓う。表向きには保之と共謀し、鏑木と玲香の養子縁組話を壊すために身代金誘拐として狂言誘拐を起こす[130]。しかし実は高遠の知恵を借りており、狂言誘拐は保之を殺すためのものでもあった[131]。なおアニメ版では夫の復讐以外にも保之と同じように玲香が養女の話を蹴るように仕向け鏑木プロを手に入れることも計画に入っていた。
犯行が暴かれた後、鏑木の秘書・小渕沢英成(おぶちざわ ひでなり、声 - 金光宣明)に変装した高遠に毒殺された(ドラマ版では高遠が変装した小渕沢は登場せず毒殺されることはないため自白後の筋書きは変更されており、吊り橋から飛び降り自殺をしようとするが[132]、玲香の説得によって自殺を思い止まり、その後警察に逮捕された)。
原作では子供はいないが、ドラマ版では保之との間に舞(まい)という娘がいる設定になっている。事件解決後、舞は鏑木に引き取られた[133]
「犯人たちの事件簿」では保之に対してどうやって復讐すべきか悩んでいたところに高遠と出会い、彼の美貌と甘い言葉に騙されマリオネットとして付き従っていたが、彼の強引かつ傲慢なやり方に対し次第に我慢の限界がくるようになったことが描かれていた。また、彼の一に対する執着心を「問題あり」と指摘した。

真犯人に利用された従犯(FILEシリーズ)[編集]

時田若葉(ときた わかば)
演 - 遊井亮子
関与事件 - 異人館村殺人事件
殺害人数 - 1人(兜霧子)
結末 - 小田切進(六星(神崎)竜一)によって絞殺
一のクラスメイト。
一や美雪の同級生で不動高校の生徒。教員である小田切進(六星竜一)との交際が校長にばれて退学させられそうになるが、一の機転で退学は免れたが、家にそのことがしられ、婚約のため実家に呼び戻されてしまう[134]。本来は明るく前向きな性格だったが一や美雪達を異人館村に招いた際は、静かで大人しい様子となっており、一は「カゴの中の鳥」と評していた。結婚式の日に斬首され殺害されているのが見つかる。当初発見された死体は実際は彼女とすり替わった兜霧子のものであったが、若葉は霧子の殺害後に六星に殺害され、その遺体は改めて霧子の遺体とすりかえられる。本人は六星に殺害されることは薄々気付いていたようであり、抵抗をせず、自ら死を選んだ。
仙田猿彦(せんだ さるひこ)
声 - 二又一成
演 - 小倉久寛
関与事件 - 飛騨からくり屋敷殺人事件(ドラマでは首無し村殺人事件)
殺害人数 - 1人
その他の罪 - 死体損壊・拉致監禁
結末 - 銃の暴発による事故死
巽家使用人。元軽業師。
高校を中退した紫乃に身を任せられるが、妊娠(後の巽龍之介)を知ると紫乃の前から姿を消した。紫乃が巽家の後妻として入ると、巽家の使用人として入り、昔の関係をちらつかせながら紫乃に金をせびる。軽業師だった頃の芸の最中に転落して以降、高い場所が苦手となっている。
冒頭で紫乃の前に姿を見せた鎧武者は彼の変装である。「首狩り武者(アニメ版では「呪い武者」)」や赤沼三郎を紫乃と二人一役で演じ、捜査をかく乱させた。最期は共犯関係にあった紫乃を殺害して遺産を独り占めしようとするが、鉛が詰まっていた銃が暴発して死亡した[135]
速水雄一郎(はやみ ゆういちろう)
声 - 大場真人
演 - 長谷川初範
関与事件 - 幼児二人誘拐事件/タロット山荘殺人事件
殺害人数 - 3人(15年前の玲香の実父を含む)
結末 - 影の脅迫者(小城拓也(速水玲香の兄))によって絞殺
タロット山荘のオーナーにして、速水玲香の養父。年齢は50歳。
15年前に起きた幼児二人誘拐事件の真犯人であり、身代金受け渡しの場に警察を呼ばれていたことに動揺・逃走を図るも事故を起こし、その際に兄妹を逃がそうとした彼らの父親をネクタイで絞殺した。この時兄である拓也は救出されたが、妹の梓はそのまま連れ去られてしまう。この梓こそ、幼い頃の速水玲香その人だった。
梓の実父に刺された左足を記憶を無くした梓が気遣ってくれたことから梓に情が移り、せめてもの償いとして、梓を育てることにし、自身の娘の玲香とした。左足に後遺症が残ったために左足を引きずっているが、それが災いして、誘拐事件現場に遭遇した伊丹吾郎に正体を知られてしまう。口止め料として金だけでなく玲香を要求されたことに激高し、衝動的に灰皿で撲殺。伊丹の死体を運んでいる姿を玲香の実兄の小城に目撃されたことから、正体を隠した彼に脅迫され、入浴中の赤間光彦[136]をタロットカードの「運命の塔」に見立てて、電流殺害。その後、小城の手で絞殺され、「吊るされた男」に見立てられた。
ドラマ版では、『金田一少年の事件簿 永久保存版』において、一の葬儀の最中にモニター越しで現れ、会場内にいる犯人に警告。玲香に「私はお前の父ではない」と玲香を突き放す発言をした後に苦しみながら消えていった。本人曰く、現在は地獄の業火にいるという。
旅行会社の男[137]
声 - 平田広明
演 - 神戸浩
関与事件 - 墓場島殺人事件
結末 - 不明(後述の内容から逮捕された可能性がある)
犯した罪 - 詐欺、殺人幇助
地元の旅行会社を名乗っていたが、実態は不明。怪しい風貌の中年男性で、スピンオフ『犯人達の事件簿』では、インチキおじさんと呼ばれる。檜山から大金を積まれて、共犯の森下(ドラマでは鷹島)と目撃者役の一達不動高校のメンバー[138]を格安の無人島探検ツアーと称して、墓場島へ誘い入れた。
原作、アニメ版では連絡用の通信機を電池切れの状態で渡していた為、危機感を強める形となった。彼自身はどのような目的で、案内を頼まれたのかは知らなかったようだが、結果的に殺人事件を手助けして一達を危険な状況に巻き込んだ為、何らかの罪に問われた可能性がある。ドラマ版では「翌日には迎えに行く」と言って一日分の水と食料しか与えなかった事で、原作よりも危機的な状況となってしまった。解明シーンで合流する剣持が拘束した状態で一たちの前に引き連れてきた事から解決後に逮捕された可能性が高い。
高森ますみ(たかもり ますみ)
声 - 西村ちなみ
演 - 吹石一恵
関与事件 - 仏蘭西銀貨殺人事件
殺害人数 - 2人
殺害未遂人数 - 1人
その他の罪 - 死体遺棄罪
結末 - 逮捕
ファッションブランド「キミサワ」のトップモデルにして、一と美雪の幼なじみ。
小学生の頃は活発だったが、母親が蒸発、父親が他界し、親戚にたらい回しにされたという辛い経験があった。中学では窃盗や薬物、売春などの悪行を働いていたが、「キミサワ」にスカウトされた後は改心した。
かつての悪友であったヒロシにゆすられ、襲われそうになり、抵抗の末彼を殴り倒してしまう(この時にはまだ死んでおらず、実際に殺したのは真犯人「葬送銀貨」)。その後遺体を遺棄するまでの現場を「葬送銀貨」に見られてしまい、脅迫される形で次々と殺人に手を染める。
最後は霧山小夜子の死体と共に密室で気絶していた所を一たちに目撃され、言い逃れできない状況に追い詰められたことで恐慌状態に陥り、君沢ユリエに向けて発砲、その場で逮捕される。事件の終息後はキミサワのモデルとして最後のファッションショーに臨み、その後改めて収監された。
安岡保之(やすおか やすゆき)
声 - 高木渉
演 - 岩本恭生
関与事件 - 株乗っ取り未遂事件/アイドル強姦事件(アニメ版とドラマ版ではアイドル暴行事件)/速水玲香誘拐殺人事件
結末 - 道化人形(ドラマ版では影法師)(安岡真奈美)によって銃殺
鏑木葉子の甥で、安岡真奈美の夫。年齢は42歳。
かつては鏑木プロダクション株乗っ取り未遂事件[139]を起こしたことがある。この事件から鏑木から愛想を尽かされた。
真奈美を手に入れたい一心で、自作自演の強姦事件(アニメ版とドラマ版では暴行事件)を起こし、事件で傷心していた彼女を励まして目論見どおり結婚する。
速水玲香を養子にしようとする鏑木の思惑を阻止するべく、真奈美と共謀して狂言誘拐を起こすが、真相を知っていた真奈美によって殺害される。その後、玲香は鏑木の本性を知り、養女縁組の話を蹴ったため、結果的には彼の計画は成功したといえる。
FILEシリーズとしては最後の被害者でもある。

真犯人に利用されていない従犯(FILEシリーズ)[編集]

的場勇一郎(まとば ゆういちろう)(ドラマのみ)
詳細は該当項目を参照。

真犯人が犯した事件につながる犯罪者(FILEシリーズ)[編集]

刀丸猛人(とうまる たけと)
関与事件 - 村人無差別殺人事件[140]/悲恋湖殺人事件
殺害人数 - 13人
結末 - 逮捕後、本編の1年前[141]に死刑執行。
事件当時25歳。コンプレックスが強く孤独な性格で、職に就かず家に引き籠っていた。好きな映画やドラマを見続ける内に、自身を作品の主人公だと思い込んで整形手術を繰り返すようになる。しかし杜撰な整形を続けた事で顔は崩れて妄想の中で変わる事ができるのは悪役、怪物だけになってしまう。そして10年前の事件当日、映画の怪物ジェイソンになり斧で村人13人[142]を惨殺して逮捕され死刑判決を受ける。ドラマ版は無職で暗い性格の孤独な青年である所は共通しているものの、殺人に至る原因がコンプレックスを抱いていた自身の顔を燃やした事で、目も当てられない醜さに変貌したショックに変更された。アニメでは刀丸の背景に触れなかった。
刑が執行されていたので直接関わる事が無かったものの、その情報が知られていなかった事[143]でツアー参加者の恐怖心を煽り、互いに不信感を抱かせそれぞれを孤立させる事と「被害者の顔を潰していた」という特徴から、トリックの為に脱獄囚としてその存在を利用される形となった。
赤髭のサンタクロース(ドラマ版:冥界の道化師)
関与事件 - 麻薬密売事件/異人館ホテル殺人事件
犯した罪 - 薬物取締法違反
結末 - 万代と虹川によって殺害される
麻薬の売人。「異人館ホテル殺人事件」において事件の元凶といえる人物。
10年前のクリスマスイブの日に異人館ホテルを訪れ大金を積んで曰く付き扱いされている315号室を10年間貸し切りにして、更にはホテルに無断で部屋を全て赤く染め上げてしまう。そしてホテルの隠し通路[144]を利用しながら警察の目を逃れて麻薬の売買をしていた。不破(ドラマでは兵頭)がかつて同棲していた男に麻薬を売っていた。
しかし1年前、麻薬の取引をしていた万代、虹川と金の事で揉めて、その二人に轢き殺されてしまう。そして彼が滞在していた部屋は密室殺人のトリックに利用される事となった。
事件関係者をはじめとする多くの人間に麻薬を売りさばいていた彼自身も服装や部屋全体を赤く染めるといった特定の色に対する異常な執着や味覚の異常を伺わせる描写[145]から麻薬中毒に陥っていた可能性がある。
前田(まえだ)
関与事件 - 臓器密輸事件
結末 - 不明(少なくとも逮捕された可能性が高い)
犯した罪 - 臓器密輸
病院の医師。「金田一少年の殺人」において事件の元凶といえる人物。
娘・瑞穂の事で悩んでいた都築哲雄に臓器密輸を持ちかけ、「瑞穂と合う腎臓が見つかったら、優先的に譲る」と言い、都築を協力させた(その約束を本当に守るつもりかどうかは不明)。
回想のみの登場であり、その後どうなったかは不明だが、都築が亡くなった後、臓器密輸はノンフィクション作家・橘五柳の遺作として全国に知れ渡った為、逮捕された可能性が高い。
狭山恭次(さやま きょうじ)
声 - 塩沢兼人
演 - 遠城啓輔
関与事件 - 3億円強奪事件(アニメ版、ドラマ版では4億円に変更)/蝋人形城殺人事件
犯した罪 - 現金強奪、犯罪教唆
結末 - 裏切った仲間に殺害、死体を建設現場に遺棄される。
サークル「犯罪研究会」に所属する大学生で多岐川の恋人。結果的に「蝋人形城殺人事件」の元凶となった人物。
元々は様々な犯罪計画[146]を立ててはいたものの実行されるのは彼の想像の中だけで、現実に行われる事はなかった。犯罪に完璧さを求め、そこに芸術性を見出していた点は、後に一にとって宿敵となる高遠遙一に通じる物があると言える。自身の卒業が近づいた頃、サークルに所属していた仲間達に現金強奪の計画を持ちかける。
捜査の裏をついた方法で計画通りに犯行を成功させるが、銀行から奪った金[147]を巡って仲間と対立し殺害され、多岐川と共に死体をバルト城の建設現場に遺棄されてしまう。
彼の悪事は当時の捜査官であった明智の父親を死に至らしめ、同時にその息子である明智の人生に暗い影を落とす形となった。
蒲生剛三(がもう ごうぞう)
声 - 矢田耕司
演 - 深水三章
関与事件 - 怪盗紳士の殺人
犯した罪 - 搾取、薬物による傷害致死
結末 - 和泉さくらによって撲殺
画伯。53歳。「怪盗紳士の殺人」の元凶となった人物の一人。
15年前に当時競い合っていた画家吉良幹二郎の絵を盗用した作品が、大賞を獲得した事がきっかけに日本を代表する画家にまで上り詰めるが、すぐに行き詰まり立場が危うい状況に追い込まれる。そんな時に優れた才能を持ちながら埋もれていた無名の画家、和泉宣彦と出会う。そして自身の作品として発表した作品が予想以上に高い評価を得た事に味を占めて、彼を騙して監禁し自身のゴーストライターに仕立てた。
やがて利用されている事に気が付いて激怒した宣彦に詰めよられるが、彼を気絶させ意識を失っている間に大量の薬を投与して廃人状態にして死に追いやる。その後、父宣彦の死の真相を探る為に蒲生の娘として潜り込んできた和泉さくらの前で、彼を侮辱する発言をして殺意を固めさせてしまう。さくらについてはそれほど素性を疑うこともなく体を狙うような素振りを見せており、宣彦殺しの共犯で恋人同然の関係だった海津が殺害された当初も悲しむどころか「気兼ねなくモノにできる」と切り捨てる冷酷さを見せた。しかし、さくらは髪を切られるだけで済んだのに対して、海津が殺害された事で宣彦が本当は生きており騙した自分達に復讐しようとしているのではないかと疑念を抱く。死亡確認をしようと入院させた波照間島の病院に電話を掛けようとした所をさくらに襲われ、時間差トリックの為に目を潰された[148]後、怪盗紳士の仕業に見せかけられる形で殺害される。死体は自画像[149]と同じように釣り人の格好をさせられ屋敷内に存在する崖から川に放り込まれる。
海津里美(かいづ さとみ)
声 - 横尾まり
演 - 日野美歌
関与事件 - 怪盗紳士の殺人
犯した罪 - 搾取、薬物による傷害致死
結末 - 和泉さくらによって絞殺(ドラマ版では刺殺)
蒲生剛三の主治医[150]。32歳。「怪盗紳士の殺人」の元凶となった人物の一人。蒲生とは恋人同士で共犯者。医者としての知識を悪用して騙されている事に気付いた和泉宣彦を薬物(ドラマ版では麻薬)漬けの廃人状態にして死に追いやる。その後、復讐の為に娘を装ったさくらが蒲生の元に現れていると、彼の情がさくらに移ろうとしているのではないかと疑念を抱くようになる。表向きは彼女を庇い助ける振りをしながら、切り捨てられる事を恐れてさくらを毒殺しようとするが、逆に絞殺[151]され自身のヌードデッサン[152]に見立てられる形で全裸で池に放り込まれる[153]
ピエロ左近寺(ピエロ さこんじ)
声 - 鈴木勝美
演 - 井上順
関与事件 - マジック団団長死亡事故/魔術列車殺人事件
犯した罪 - 殺人
殺害人数 - 1人
結末 - 焼死
幻想魔術団の一員。「魔術列車殺人事件」において事件の元凶といえる人物。
カードマジックの道化師と呼ばれており、普段のおどけた姿とは裏腹にかなりの技術を持っている。飄々として摑みどころのない性格。
5年前に近宮玲子を事故に見せかけて死に追いやりトリックノート[154]を奪った張本人。本性は陰湿で腹黒く、近宮の死に関わった他の三人からも警戒されていた[155]。転落死の真相を暴かれても「運が悪かっただけ」と言って悪びれる事もなく、団員達の死までもソロデビューの為の宣伝材料に使い、自身を悲劇のマジシャンとして売り出した。
近宮の死については、証拠や証言が揃ったものの転落はあくまでも不幸な事故という扱いで逮捕される事はなかった。しかし殺人事件解決後にソロデビュー公演の中で披露した、これまで未発表だったマジック「無重力岩(ドラマ版ではエアーズロック)天外消失」に隠された欠陥(近宮が仕掛けた殺人トリック)に気付かず脱出に失敗して焼死する。
彼の悪事の数々は高遠の殺人鬼としての本能を覚醒させるきっかけとなった。

真犯人が犯した事件とは別に犯罪を犯した犯罪者(FILEシリーズ)[編集]

五塔蘭(ごとう らん)
関与事件 - 異人館村殺人事件/七瀬美雪誘拐事件
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 六星竜一によって斬殺される
犯した罪 - 誘拐
塔の館の主人。「異人館村殺人事件」の元凶の一人。
上品な雰囲気を漂わせているが、実際には若さと美貌を保つ事にかなり固執している。所持するミイラは右肩から左脇が無い。
「七人目のミイラ」を名乗る犯人による残虐な殺人事件が続く中で、披露宴の段階から目を付けていた美雪[156]を誘拐して自らをエリザベート・バートリに見立てる等の異常な行動を起こす。そして鏡に映した自身の裸体に魅入っていた所を六星に斬り殺され[157]、他の被害者と同様に自身が所持するミイラと同じ箇所を切り取られてしまう。殺害時に館を燃やされるが、何の為に放火したのかは不明。
ドラマ版には未登場。
冬木三子(ふゆき みつこ)
演 - 白川和子
関与事件 - 異人館村殺人事件
結末 - 六星竜一によって斬殺される
犯した罪 - 麻薬取締法違反
白い館の主人。「異人館村殺人事件」の元凶の一人。所持するミイラは右肩から左脇がない。原作における草薙三子に相当する人物。
高齢の老婆だった草薙と違って冬木は中年女性となっており、若葉殺害後の聞き込みでドラマでは未登場だった一色に代わり犯人は姿を消した霧子だと主張し、さらに反論する霧子の父、礼二と言い争う一幕が追加される。ヘロインを服用し快楽状態になっていた所を神崎に斬殺され絶叫を上げながら絶命する。原作の草薙[158]と同様に披露宴で不可解な言葉を発するが、殺害時の状況から薬物中毒の影響による可能性が示唆されている。館の位置と所持するミイラが変更された事により、殺害後の切り取り箇所も左脚から右腕に変更された。
明石道夫(あかし みちお)
声 - 小和田貢平
演 - 中西良太
関与事件 - 飛行機墜落事故[159]/画家死体遺棄事件/雪夜叉伝説殺人事件
犯した罪 - 死体遺棄、財産乗っ取り、盗撮
結末 - 綾辻に撲殺される。
32歳。カメラマン。
原作、ドラマ版では関西訛りで話す。仕事ぶりがいい加減で金遣いが荒い為、業界の中での評判はよくない。加納を脅す仕掛けを用意するだけでなく、玲香の入浴を盗撮していた[160]。10年前に起こった飛行機墜落事故(ドラマ版ではバス転落事故。)の取材に関わり氷室の財産乗っ取りを企てたクルーの一人で、彼の死体を隠そうとする最中に助けを求める綾辻を邪魔者扱いして追い払い彼女の母が命を落とす原因を作った為、怨みを買ってしまう。2番目の被害者として雪だるまの中から死体となって発見される。本来は加納の次に殺害する予定であったが、下準備に出かけた綾辻を追いかけた際トリックに繋がる物を偶然発見した事で最初に殺害されてしまったものの死ぬ間際にダイイングメッセージ代わりの飼い葉を握り締めていた。
立花良造(たちばな りょうぞう)〔ドラマ:雨宮良造(あまみや りょうぞう)〕
声 - 藤城裕士
演 - 河原さぶ
関与事件 - 学園七不思議殺人事件/不動高校教員殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
不動高校の警備員。年齢は50歳。
青山ちひろの父親。10年前、娘が死亡した時は単身赴任中だった為、学校側には顔を知られておらず、それを利用して娘の死の真相を確かめる為、5年前に警備員として、不動高校に潜り込んだ。一により真相を暴かれた直後、娘の命を奪った的場勇一郎(ドラマでは浅野令子)を殺害した。その後、娘の葬儀が行われたが逮捕された為、参列しなかった。アニメ版では、一が事件を解決してくれることを信じ、彼に10年前のミステリー研究会(当時は推理小説部)の会報を託した。
テレビドラマ版「金田一少年の事件簿 永久保存版」では、懲役8年の刑が確定した後に留置所から脱獄し、放課後の魔術師の姿で一の葬儀に訪れたが、張り込んでいた警察に逮捕された。
クリス・アインシュタイン
声 - 石川寛美(アニメ)、ならはしみき(PS)
演 - 金子信昭
関与事件 - 秘宝島殺人事件
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 解決後に帰国
財宝探索ツアーの参加者。年齢は13歳。知能指数が一と同じ180の天才少年で大学の博士号を取得しており数ヶ月前に日本の大学に留学して来たが、生い立ち等も謎に包まれているとの事。
当初は大人しい少年を装いながら一達と行動を共にしていたが、柿本殺害時の推理を一に否定[161]された事で敵意を抱くようになり間欠泉に誘い込み熱蒸気で焼き殺そうと計画したが、探偵役が死ぬ事を恐れた佐伯が体を張って一を助けた為失敗に終わる[162]。八十島が殺害された後に腹黒い本性を現し独自に行動を開始する。
しかし彼自身も佐伯がスケープゴートにする為に選んだ招待客に過ぎず、少年時の佐伯に特徴が似ていた事と招待状が正規の物と違っていた点[163]から犯人にされそうになったものの一の推理で難を逃れた。事件解決後、アメリカに帰国した(ドラマ版では両親のもとへ送り帰されたことになっている)。自身はソロモン王の末裔で島の財宝は祖先が遺した宝だと称しているが、一から「とんでもない誇大妄想のガキ」と呆れられていた。後日談であるゲーム「悲報島 新たなる惨劇」にも登場しており、相変わらずの尊大な態度をしている。
岩田英作(いわた えいさく)
声 - 青野武
演 - 高城淳一
関与事件 - 世田谷区保険金殺人事件(原作・アニメ)/秘宝島殺人事件
殺害人数 - (少なくとも)1人
殺害未遂人数 - 2人(佐伯航一郎・金田一一)
結末 - 圧死(原作・アニメ)/逮捕(ドラマ)
美作家の執事。年齢は65歳(ドラマ版では68歳)。
温厚そうに見えるが、本性は残忍な性格で、美作ら同様、財宝に目が眩んでいた。航一郎が犯行を自供したあと、銃で殺害しようとした。財宝を見つけたあと、一を殺害しようとするが、自身を追う刑事だった茅に追い詰められた末、洞窟の仕掛けにより死亡。また、原作・アニメでは世田谷区保険金殺人の容疑がかけられている。ドラマ版では茅が未登場ということもあってか、崩壊する洞窟から一たちと共に脱出。その後、逮捕された。
プレイステーションゲーム「悲報島 新たなる惨劇」では原人・岩田として半野生化した状態で生き残っており、島に来た剣持に逮捕された。
七瀬美雪(ななせ みゆき)(ドラマのみ)
演 - ともさかりえ
関与事件 - 異人館ホテル殺人事件/高校生探偵報酬窃盗(ドラマのみ)
結末 - お咎め無し(被害者である金田一が犯行に気づかなかった為)
詳細はリンク先を参照。
巽龍之介(たつみ りゅうのすけ)
声 - 林延年
演 - 山本太郎
関与事件 - 飛騨からくり屋敷殺人事件(ドラマ版では首無し村殺人事件)/巽家先代当主後妻毒殺事件
殺害人数 - 1人
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 逮捕
紫乃と猿彦の息子。年齢は18歳。
生まれてすぐ、紫乃の嬰児交換によって同じ時期に生まれた巽家の長男・征丸と入れ替えられ、18年間巽家に育てられる。
育ての母・綾子(征丸の母親)と実父・猿彦の影響か、横暴な性格に育っており、客人に対して怒って日本刀を振り回したり、育ての父に可愛がられていた義弟・隼人に嫉妬し、飲み物に毒を入れて隼人を重症に陥れた事[164]もある。学力は優秀であり、3年前はイギリスに留学していた。
巽家の家督相続で当主になり、邪魔者である紫乃を殺害しようと彼女の紅茶に毒を仕込んだ。しかし一から紫乃が実母であった事を知り驚愕し、毒入りの紅茶を飲む紫乃を止めようとしたが、紫乃が死亡してしまう。息子に殺されたにもかかわらず、「自分がやった」と息子の罪を庇い、最後まで息子の幸せを願いながら亡くなる紫乃の前で母親の名前を叫びながら泣き崩れた。その後、自分の犯した罪を認め、警察に逮捕された。
滝下間太郎(たきした またろう)
声 - 高橋広樹
演 - 河崎健男
関与事件 - タロット山荘殺人事件/ロープウェイ操縦室破壊事件
結末 - 生存[165]
犯した罪 - 不正アクセス、器物損壊、盗撮
アイドルオタクの青年。年齢は19歳。
速水玲香の大ファンであるが、コンサートでは歌そっちのけで彼女のスカートの中を盗撮しているらしい。玲香がベタ惚れしている一に嫉妬しており、一に襲いかかった事もある。
事務所のパソコンにハッキングし、玲香がタロット山荘にいる事を突き止め、タロット山荘に訪れる。玲香と長く一緒にいたいという理由でロープウェイの操縦室に忍び込み、スコップで制御盤や電話を壊した。操縦室から出るところを小城拓也に目撃されて、伊丹殺害後に自白した。
ドラマ版では医大生という設定になっており、伊丹の検死を担当した[166]。さらに父(正確には養父)を失った玲香を慰めようと、玲香の部屋に勝手に入った為、彼女から嫌がられ、一から「本当のファンなら玲香ちゃんの気持ちを考えろ」と注意され、一を逆恨みする描写があった。
テレビドラマ版「金田一少年の事件簿 永久保存版」では、玲香に会えるという理由で葬儀に参列し、皮肉混じりの弔辞を述べた。
真木目仁(まきめ じん)(原作のみ)
声 - 龍田直樹
関与事件 - 蝋人形城殺人事件/ミステリー・ナイト参加者襲撃事件(原作のみ)
殺害未遂人数 - (原作)1人
結末 - 生還
ミステリー・ナイト参加者で、犯罪ルポライター。年齢は30歳。
中世ドイツの城に関する知識と、大広間に飾られた肖像画とマリアがそっくりだった事から彼女が吸血鬼と推測し、多岐川かほると共謀して[167]リチャードの殺害に使われた拷問器具「鉄の処女」を使って彼女を殺害しようとしたが、南山が止めに入り未遂に終わる。原作では、助け出されたマリアが血で汚れていた事からリチャードが、鉄の処女で殺害された事が明らかになった。
アニメ版では後述のマリアの正体にまつわることがなかったため、彼女を襲っていない。ドラマ版では彼が登場しない代わり、ロス市警の心理分析官である真木目ひとみ(まきめ ひとみ、演 - 芳本美代子)に変更されたが、原作とは逆に錯乱したマリアに襲われる立場になるが、襲撃を受けながらも彼女を「思い込んでいるだけよ」と諭していた。原作やアニメではバルト城炎上時にマリアの誘導によって助かり、軽傷で済んだ。
マリア・フリードリヒ(ドラマのみ)
声 - 笠原弘子
演 - ビアンカ・アレン
関与事件 - 蝋人形城殺人事件/ミステリー・ナイト参加者襲撃事件(ドラマ版のみ)
殺害未遂人数 - (ドラマ版)1人
結末 - 消息不明
ミステリー・ナイト参加者で、ドイツ警察の最年少監察医。透き通るような白肌の美少女。
永遠の美貌を求めて猟奇殺人を犯したとされるバルト城の主、エリザベート・フリードリヒの末裔であることが劇中で判明する。バルト城炎上後、彼女は姿を消しており、ドイツ警察から「そのような監察医は存在しない」という事実が語られた。
原作ではドラマ版のようなヒステリックさはなく、参加者を襲うようなこともないが、怪我を負って流れる血を舐める、はじめの首筋に背後から口付けしその唇が氷のようにつめたいなど、オカルトじみた描写が多くなされていた。
ドラマ版では自分は吸血鬼だと思い込み、真木目ひとみを襲ったことがある。また、多岐川の自殺後に罪を悔いることなく嘲笑う坂東に対し、超能力で制裁を加えたかのような描写がなされている。
アニメ版では彼女の正体にまつわる演出がカットされているが、彼女自身の口からミステリーツアーに参加した目的が語られた他、大広間での夕食の際に飾られていた肖像画の女性が自分に似ていると言及され、微笑みながら絵を見つめるという追加シーンでさりげなく正体が示唆されている。
和久田春彦(わくた はるひこ)
声 - 難波圭一[168]
演 - 相島一之
関与事件 - 怪盗紳士の殺人/絵画窃盗未遂事件/金田一一襲撃事件(ドラマ版のみ)
殺害未遂人数 - (ドラマ版)1人
結末 - 逮捕(ドラマ版)
犯した罪 - 窃盗未遂
天文学者[169]。画家・蒲生剛三の甥。年齢は34歳。
都内の大学で天文学を担当している。女癖が悪く、教え子である女性に手を出し、彼女から多額の手切れ金を要求された。娘を名乗って現れたさくらに嫌味な発言を繰り返し、金を手に入れようと叔父の蒲生のもとを訪れ、絵画を盗もうとしたが、一に見破られてしまう。それでも懲りることなく事件の解決直後に持ち出そうとするが、最終的に絵画はすべて蒲生のゴースト・和泉宣彦のものと認められて押収されたため、失敗に終わる。そういった言動から美雪に呆れられ、剣持に「また説教されたいのか!」と一喝された。
テレビドラマ版「金田一少年の事件簿 永久保存版」にも登場。蒲生の絵画を盗んだことにより遺産を受け取る権利を失い、交際中の女性とは婚約破棄[170]となってしまった。その事で一を逆恨みし、偽の手紙で一をおびき寄せて襲い掛かった[171]。一の葬儀に顔を出したが、一命をとりとめた一の罠にかかり、真相を暴かれた。その後、反省する様子もなく一に「死んでしまえ!」と暴言を吐きながら警察に逮捕された。
羽沢星次(はざわ せいじ)
声 - 二又一成
関与事件 - 怪盗紳士の殺人/絵画窃盗未遂事件
結末 - 一によってお咎めなしになった。
犯した罪 - 窃盗教唆
画商。年齢は27歳。
銀座の有名画廊「仙画堂」の2代目。絵を見る目や口の上手さは本物だが、絵を手に入れる為なら手段を選ばない性格であり、「養父母が病死したのは星次のせい」という噂が流れている。
蒲生の絵画を盗む事にも失敗し、さくらを殺害しようと刃物を抜こうとしていた和久田に対し、「本物を自分の持っている複製画と擦り替える」事を思い付き、和久田を唆した。和久田が一に見つかってしまい、「自分の持っていた絵は和久田に盗まれ、本物かどうかを確かめる為に複製画を持って来た」と嘘を言い、罪を和久田に押し付けた。その後、一に見破られてしまい、一から「怪盗紳士を誘き寄せる作戦に協力してくれたら、窃盗の事を警察に言わない」という条件を受け入れて協力した。
アニメ版では一は羽沢の犯行に気付かなかった為、実行役が和久田になっている。アトリエから宣彦のスケッチブックを盗もうとしたところを一に見られた為、失敗に終わった。
ドラマ版では羽沢が未登場だった為、一が作戦を提案するだけでなく実行役も務めている。
岸一成(きし いっせい)(ドラマのみ)
演 - 横山輝一
関与事件 - 怪盗紳士の殺人/絵画窃盗未遂事件
結末 - 不明(ドラマ版。逮捕されたかどうかは不明)
犯した罪 - 窃盗未遂
美大出身のフリーデザイナー。年齢は28歳。
幼い頃、事故で両親を失い、親戚に引き取られ、実の兄弟と離ればなれになった過去を持つ。5年前、絵のスランプに陥ったが、絵画の展覧会で蒲生の絵画(実際は和泉宣彦の絵画)に興味を持つようになった。蒲生邸に訪れるも、門前払いされ、それでも諦めきれずアトリエに侵入して宣彦のスケッチブックを盗んだ。それから5年間世界中を回り、スケッチブックを返そうと蒲生邸に訪れるが、和久田の起こした絵画窃盗未遂事件に巻き込まれてしまい、窃盗犯と疑われるが、一によって無実が証明された(警察に見つかる前、山に迷っていたさくらの愛犬・ポアロを保護していた)。解決後、一に和泉宣彦に対する思いを語り迷いを捨てたような表情を見せた。
ドラマ版ではスケッチブックが登場しないため、蒲生邸に来た目的は不明。さくらが隠した海津の肖像画を見つけ、自分の荷物の中に隠して持って帰ろうとしたが、剣持に見破られて失敗に終わった。
アニメ版では未登場。
岩野渉(いわの わたる(ドラマ版では「しょう」))(ドラマのみ)
声 - 二又一成
演 - ケイン・コスギ
関与事件 - 黒坂村全焼事件/墓場島殺人事件
殺害人数 - (ドラマ版)1人
殺害未遂人数 - (ドラマ版)1人
結末 - 逮捕[172](ドラマ版に限らず、原作・アニメ版も同様)
大学4年生。「戦闘サバイバルスクール」岩野チームのリーダー。
原作、アニメでは爽やかな性格だったが、ドラマ版ではやや冷酷な面[173]があり、元軍人の父を持つ日系二世の帰国子女という設定が追加された。墓場島殺人事件の2年前に黒坂村でサバイバルゲームをしていたところ、メンバーの火の不始末が原因で黒坂村全焼事件を引き起こしてしまう[174]
サークルのメンバーが次々と殺害される中で、殺人事件と自分達が2年前に起こした火事が関係していることに薄々気付いたらしく、見張りの際に狙われる事を恐れて一に自身のヘルメットを被らせて身代わりにしようとした。謎解きの中でその事も明かされ原作・アニメでは不動高校のメンバーから非難を浴びる事となり、ドラマでは「何も知らん」と言い張るが島にやって来た剣持に火事の一件で捜査線上にサークルのメンバーが挙がっている事を理由に一喝されて黙り込んでしまう。
原作・アニメ版ではサークルの中で唯一生き残った岩野は命を狙われた事で改心したらしく、火事の一件での取り調べに対して素直に応じそうである事が剣持(アニメ版では明智)から語られた。
しかしドラマ版では友代に墓場島ですべてを自供され一度は非を認め謝罪をしたものの、剣持に「こいつは法が裁く」と言われ逮捕されそうになって錯乱し、友代を人質に逃亡を図るが追い詰められると、今度は彼女を殺そうと襲いかかり[175]、それを檜山が庇って命を落とした。その直後、「正当防衛だ!俺は悪くない!」と見苦しく言い訳をする岩野の態度に激怒した一に殴りつけられた。
ノーブル由良間(ノーブル ゆらま)(ドラマを除く)
声 - 檜山修之
演 - 村井克行
関与事件 - マジック団団長死亡事故/魔術列車殺人事件
結末 - 高遠遙一によって刺殺
犯した罪 - 脅迫、下着泥棒
スタンダップマジックの貴公子。
性格は傲岸不遜でキレやすく自身の人気の高さから増長しており、左近寺らは手を焼いていた模様。ピエロ左近寺の犯行の同調し、近宮玲子を死に追いやる。列車内のマジックで美雪のブラを抜き取り[176]、それを手の中で丸めて別のマジックに繋げようとするが、一の機転により薔薇に変えられてしまい失敗に終わる[177]。夕海達は団長が殺害された事を理由に死骨ヶ原ホテルで行われるマジックショーの中止を主張するが、由良間は気にせずに開催を強行する。二代目の団長気取りでショーの挨拶を行うが、公演の中で高遠に刺殺された後、生きたマリオネットと入れ替わった。
原作では真犯人が犯した事件の元凶に利用された犯罪者も兼ねているが、ドラマ版では列車内でのマジックショーが行われなかった為、ただ単に真犯人が犯した事件の元凶に利用された犯罪者となっている。
スージー星河(スージー ほしかわ)
声 - 橘U子
演 - 椎名英姫
関与事件 - 仏蘭西銀貨殺人事件/ドレス破損事件/デザイナー襲撃事件(原作のみ)
殺害未遂人数 - (原作)1人
結末 - 生存
犯した罪 - 器物損壊
六条専属モデル。社長・六条光彦の愛人。年齢は19歳。
社長である六条が殺されたことをライバル企業のキミサワの仕業と考えてキミサワの専属モデル・高森ますみのドレスを破いていた。
鳥丸奈緒子を殺害しようとするも、鍵谷善司(かぎたに ぜんじ、声 - 塩屋浩三)によって阻止される。それでも鳥丸を憎んでおり、彼女が殺人の動機を語っている時に殺害しようとするが、君沢ユリエの割り込みによって失敗に終わる。
アニメ版及びドラマ版では襲撃する描写はなく、ヒステリックな性格も控えめになっている。
蘇我豊広(そが とよひろ)
声 - 大場真人
関与事件 - 魔神遺跡殺人事件
結末 - 村西弥生に撲殺される
犯した罪 - 犯罪教唆
31歳。「矛の館」の住人。かつては宗像教授の助手を務めていた。かなり自己中心的でな性格で魔神具の発掘に執念を燃やしている。2年前に勝手な発掘作業を行い教授が命を落とす土砂崩れの原因を作ってしまう。また教授を死なせるだけでなく、発掘権を得るために帰郷する教授の娘さつきを強姦しようとしていた事を村西に聞かれた事で殺害の標的となる。
「銅鏡の呪い」に見立てられる形で撲殺されるが、死の間際にダイイングメッセージとなる物を握りしめて命を落とす。
大和猛(やまと たける)
声 - 成田剣
関与事件 - 魔神遺跡殺人事件
結末 - 村西弥生に絞殺される
犯した罪 - 覗き、脅迫
29歳。「宝玉の館」の住人。蘇我と同様に宗像教授の助手を務めており、蘇我にとっては腰巾着同然の存在だったが、良識を疑う言動や提案を繰り返し、偉そうに命令ばかりしてくる彼に対しては不満を抱いている様子を見せていた。凶鳥の格好で入浴中のさつきを脅かす悪戯[178]をするが、眼鏡が曇っていた事を隠す為に外していたことから一に犯人と見抜かれる。
翌夜、発掘作業の現場だった石室「凶鳥の座」に隠れていた所[179]を村西に「宝玉の呪い」に見立てられる形で殺害され、カラスの死体に囲まれた状態で発見される。

真犯人が犯した事件の元凶となった人物に利用された犯罪者(FILEシリーズ)[編集]

ジェントル山神(ジェントル やまがみ)
声 - 不明
演 - Mr.マリック
関与事件 - マジック団団長死亡事故/魔術列車殺人事件
結末 - 高遠遙一によって惨殺
犯した罪 - 脅迫
幻想魔術団の団長でファイヤーマジックの紳士。本名は「山神文雄(やまがみ ふみお)」。
ピエロ左近寺の犯行に同調し、近宮玲子を死に追いやった後、幻想魔術団を結成しマジシャンとしての地位を確立したが、由良間の話では最近はスランプ気味で悩んでいたらしい。列車内のマジックショーで乗客に挨拶[180]をした直後、高遠に殺害[181]されバラバラ死体にされた後、列車でのマジックを経て死骨ヶ原ホテルの客室で、関節を縛ってつなげた、ねじれたマリオネットに見立てられた状態で発見された。
ドラマ版で彼を演じたMr.マリックは劇中に登場するマジックの監修を担当した。
ノーブル由良間(ノーブル ゆらま)
詳細は該当項目を参照。
マーメイド夕海(マーメイド ゆみ)
声 - 大川千帆
演 - 井上晴美
関与事件 - マジック団団長死亡事故/魔術列車殺人事件
結末 - 高遠遙一によって殺害された後、首吊りにされる。
犯した罪 - 脅迫
ウォーターマジックの人魚姫。本名は「山神夕海(やまがみ ゆみ)」でジェントル山神の妻[182]
ヒステリックで怒りっぽい性格だが夫に対する愛情は本物。山神、由良間と共に左近寺の犯行に加担する。山神、由良間と立て続けに殺され、左近寺が口封じで2人を殺害したと推測するが、その2人を殺害した高遠によって殺害[183]され、用意していたロープで窓の外の木に吊るされた。
ドラマ版ではヒステリックな一面が抑えられる代わりに、近宮を死に追いやった事に対する罪悪感と、殺人事件に恐怖を抱いている心理描写と、自身が殺害される直前にトリックノートの譲渡を求めた左近寺が、近宮から「三流マジシャン」、「あなた達はショーの道具でしかない」と馬鹿にされた事と、その近宮が転落死した直後を思い起こす描写が追加された。

長編(第1期)Caseシリーズ[編集]

千家貴司(せんけ たかし)〔ドラマ:千堂恭子(せんどう きょうこ)〕
声 - 菊池正美(千家)
演 - 山田優(千堂)
怪人名 - 「ケルベロス」
関与事件 - 魔犬の森の殺人
殺害人数 - 3人
殺害未遂人数 - 1人(百田梅男)
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 2代目(FILE6)
アニメでの分類 - 無印(FILE27)
詳細はリンク先を参照。
遊佐チエミ(ゆさ チエミ)
声 - 矢島晶子
演 - 上白石萌歌
怪人名 - 「スコーピオン」
関与事件 - 銀幕の殺人鬼/映画研究部主役傷害未遂事件(原作・アニメ)
殺害人数 - 4人
その他の罪 - 傷害未遂(原作・アニメ)
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 4代目(N、FILE3)
アニメでの分類 - 無印(FILE23)
不動芸術高校1年生[184]で映画研究部の雑用兼役者担当。5年前に両親が離婚[185]。父方に引き取られた2歳年上の実兄・本多影行(ほんだ かげゆき、声 - 津久井教生 / 演 - 中島広稀)にちょくちょく会いに行っていたが、自主映画の撮影に行くと言ったきり行方不明になったことに疑問を持つ。その後、兄の行方を独自に捜索中、立ち寄った文化祭の上映で兄とうかがえるスタントマンが出演している自主映画を怪しいと思い、密かに立ち聞きした部員たちの会話から、演出を重視したために安全対策を怠って撮影中に兄が転落死したのは殺されたも同然だと激怒し、危険なアクションシーンを強制されて惨めに死んだと思い込んでしまう。さらには、それ泉谷シゲキ(いずみや シゲキ、声 - 高戸靖広 / 演 - 岡山天音)、真田コージ(さなだ コージ、声 - 加納詞桂章)(ドラマ版では真田コウジ(さなだ コウジ、演 - 中川大志))、門脇靖浩(かどわき やすひろ、声 - ねずみ/ 演 - 大和田健介)、蔵沢光(くらさわ ひかる、声 - 上田祐司 / 演 - 神木隆之介)の4人が死体を隠して揉み消していたこと[186]を知り復讐を誓う。
映画研究部のお蔵入りとなった映画「サソリ座の惨劇」[187]、に見立てて部員達を殺害し、蔵沢に全ての罪を着せ毒殺。その後、一に真相を見破られ逮捕される[188]。収監後、食事をとろうとせず面会に来た母親ともろくに話そうとしなかった。しかし、面会に来た一から「本来、彼はスタントマンではなく主役であった(事故によって部員達が急遽代役を立てた)」という事実を告げる。その知らせに彼女は涙を流す。
4人への復讐とは別に黒河美穂の代わりに主役に選ばれた美雪に対して、カッターの刃を仕込んだ石鹸を使わせようとした[189]。アニメ版では演技か本心かは不明だが、黒河を強く敬愛していたため、原作同様カッターの刃を仕込んだ石鹸を美雪に使わせようとしたが、そのことを見抜いた黒河に咎められた。逆にドラマ版では、一が蔵沢犯人説に異論を唱えたことから、黒河に罪を着せるための工作を急ごしらえとして行った。
ドラマ版での蔵沢たちは本多と一緒に撮影を行っていた頃は互いを励まし合うなど善良な性格で関係は良好だったが、本多の死により関係が悪化した[190]。逆にアニメ版では自主映画「大追跡」の主役に本多を起用したのは同じだが、撮影中の事故で黒河が大火傷を負った際、蔵沢たちは動揺しているだけで本多以外は助けようとはしなかったと、原作以上に「映画を作る楽しさだけを優先して、注意が散漫していた」問題ぶりが描かれていた[191]
ドラマ版ではオリジナルキャラクターとして原作版の遊佐の面影を持つ辻隼人(つじ はやと、演 - 萩原利久)が登場する。また後日談として、映画研究部は廃部となり、黒河、辻、星野かなえ(ほしの かなえ、声 - 木村亜希子 / 演 - 小島あやめ)はミステリー研究部に移籍することとなる。
ドラマ版では四代目シリーズにおける連続放送の第1話となった。
和田守男(わだ もりお)
声 - 井上倫宏
怪人名 - 「白髪鬼」(はくはつき)
関与事件 - 天草財宝伝説殺人事件
殺害人数 - 4人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(FILE25)
「妄草社」の雑誌「週刊ケンタイ」の編集者。年齢は35歳。いつきとは旧知の仲。一人称が「ワテ」である等、ステレオタイプな関西人として描かれている。経費が出ないことを分かっていながら、領収書を切るふりをして金欠のいつきに鰻を奢るなど、本来は情に厚い人物であったが、それが逆に殺人へと走らせてしまうことになる。
娘の朋美(ともみ、声 - 西村ちなみ)が多額の手術費を必要とする心臓病[192]を患い、自分の保険金を治療費に企てようと事故に見せかけ自殺しようとした過去がある。ある日、義父から亡き妻・明絵(あきえ)が蔵元コンツェルンの会長・蔵元醍醐(くらもと だいご)の長女であることと、かつて立山の佐々成政財宝ツアーで出会ったトレジャーハンターの中田絹代(なかた きぬよ、声 - 原えり子)、赤門秀明(あかもん ひであき、声 - 二又一成)、考古学者の最上葉月(もがみ はづき、声 - 岡村明美)、カメラマンの赤峰藤子(あかみね ふじこ、声 - 宇和川恵美)の4人が明絵の兄弟であることを知る[193]。和田は蔵元コンツェルンの財産があれば朋美を救えるのではと考えるが、遺産争いで4人の兄姉を失ったという過去から子供たちによる遺産争いを防ぐことしか頭に無く現実が見えなくなっていた醍醐は「自分の実子以外には、例え孫であっても財産を相続させない」ことを遺言に記してしまっていた[194]。和田は悩んだ末[195]に悪魔に魂を売ることを決意し、天草を舞台にした殺害計画を立てて犯行を実行。中田・赤峰・赤門の3人を殺害し、その罪を葉月に着せて彼女を殺害して犯行を終え、後は蔵元醍醐の死亡を待つのみであった。一に全てを見破られた後もすべての証拠が状況的証拠であり最後までシラを切り続けようと犯行を否認していたが、一がつけたテレビに蔵元醍醐の死と全く同じタイミングで蔵元コンツェルン倒産の一報が入り、蔵元醍醐の遺産は全て蔵元コンツェルンの負債にあてられ、4人を殺したことが無駄になってしまい、自分は一体何の為に人殺しをしたのかと膝を突いて愕然して罪を認めた[196]
逮捕後は自暴自棄となり死刑を望んでいたが、一が自ら発見した天草財宝を朋美に(匿名で)贈ったため、その売却益が治療費に当てられることになった[197]。その事実を剣持から聞かされ励まされた和田は、号泣しながら感謝の言葉を述べた[198]
島津匠(しまづ たくみ)
声 - 千葉一伸
演 - 須賀健太
関与事件 - 雪影村殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 4代目(N、FILE7)
アニメでの分類 - 無印(FILE28)
秋田県・雪影高校2年生、一の旧友の一人。元は野球部で投手として活躍していたが、肩を壊したためやめざるを得なくなった[199]
幼馴染で恋人だった葉多野春菜(はたの はるな、声 - 矢島晶子 / 演 - 小川涼)が、仲間の社冬美(やしろ ふゆみ、声 - 石塚理恵 / 演 - 藤原令子)と蓮沼綾花(はすぬま あやか、声 - 宇和川恵美 / 演 - 平祐奈)が軽い冗談で口にした「2人は異母兄妹である」という嘘[200]を鵜呑みにして同名異人を疑いもせず、妊娠と結婚が不可能であることに絶望して自殺。実際には島津の実父で春菜の母(声 - 竹田愛里)が働く隣りの岬町にある大丸食堂の常連・今井龍矢(いまい たつや、声 - 佐藤政道 / 演 - 小木茂光)と春菜の父・今井龍矢(いまい たつや、声 - 宗矢樹頼)とは同姓同名[201]の他人だったが、離婚前には近所づきあい等の交流もあり春菜の父が我が子のように幼児の島津を抱き上げる写真が運悪くアルバムにあった。島津は金田一に春菜の自殺を知らせ一を久し振りに雪影村に呼び、雪影村の中学校で一と親友達と別れた後に冬美と綾花の後をつけた事で、その真実を知る。アルバムについては後に自分から思い出し知る事となる。実は春菜の自殺を知らせ一を雪影村に呼んだ際は冬美と綾花を殺そうと考えておらず、島津は目先の憎悪に目が眩んで雪影村の葬儀で使用される神送りの矢で2人を殺害する計画を実行したが、冬美殺害後に警察が死体発見時にその場に居合わせずかつて春菜に失恋した過去を秘める魚住響四郎(うおずみ きょうしろう、声 - 岡野浩介 / 演 - 上遠野太洸)に濡れ衣を着せる結果を生んだ。冬美と綾花の死に怒りを燃え上がらせ、一に真相を暴かれた後にアルバムで春菜の誤解をさらに深め春菜に止めの一撃を与えてしまったと自分も冬美と綾花と同罪だと実感した島津は、最後に自分を罰する為に取っておいた神送りの矢で自殺を図ろうとしたが、一や親友である立石直也(たていし なおや、声 - 西村朋紘 / 演 - 入江甚儀)の説得により自首した。憎悪に突き動かされて衝動的に殺人を犯したため、春菜を殺人犯の恋人、隣町に住み春菜の母とも親しい実父とその本当の父の名を記憶に留めぬほどに幼い頃に離婚した母と職種は明らかでないものの会社社長である義父を殺人犯の親にしてしまう。強がって「勝手に勘違いして死んだ」という冬美の言葉だけを捉えて彼女を殺してしまったが、冬美の母(声 - 光明寺敬子)から一と都が聞いた話では、軽はずみな発言を悔いて自責の念に苦しんでいたことを知ろうともしなかった。また綾花を雪影高校テニス部部室で殺害した際は春菜の葬儀に使用した親友達と同じ数珠を所持したまま犯行に及び、その最中に数珠を落としてしまい、それを綾花が踏み付け転んだ隙に綾花を殺害したが、綾花殺人現場となった雪影高校テニス部部室は電球が切れており、さらに電球の蓋を取る為には両腕を使用しないと開けられないほどに硬かった上に肩を壊していた事から腕を上げる事が出来ず床に落ちていた数珠の欠片を綾花が所持していた懐中電灯を頼りに取るしかなく全部拾い切ったか不安だった為に容疑者として疑われない為に親友達からの数珠を全て盗んだ。ところが、逆にこの行為が一に犯人だと悟られてしまう結果となった。恋に夢中になった者特有の自分達だけで過ごしたい願望があり、春菜がみんなと一緒にいたいという言葉がなければ仲間と疎遠になった可能性がある。
長編シリーズに登場する犯人としては珍しく、怪人名がない。そのため、ドラマ版では『金田一少年の殺人』以来18年ぶりとなる怪人名なしの事件となった。
原作では雪影村は桜の時期に雪が降る田舎町で「一が春菜の自殺という報せを受け、葬儀に出席するために雪影村を訪れる」という設定になっているが、ドラマ版では放送時期が夏であるため、雪影村は300年前から続く夏に珍しい雪が降る田舎町で「春菜は本編の1年前に自殺していて、一は「夏に降る雪」に興味を持った竜二と真壁を伴って雪影村を訪れ、そこで初めて、春菜が自殺したことを聞かされる」という設定に変更されている。さらには、原作では未登場の剣持が「別件で雪影村を訪れている」という形で登場[202]し、出番がなかった美雪も登場しており、アニメ版にも割と多く登場して一を迎えに来る。また、一に宿泊する家を提供してくれた太刀川都(たちかわ みやこ、声 - 坂本千夏 / 演 - 山下リオ)の母親が節子(せつこ、演 - 榊原郁恵)、自殺した春菜の母親が恵(めぐみ、演 - 中島ひろ子)という下の名前がそれぞれ付けられている。
桐江想子(きりえ そうこ)
声 - 吉田小南美
演 - 橘実里
怪人名 - 「指揮者」(コンダクター)
関与事件 - 露西亜人形殺人事件
殺害人数 - 3人
殺害未遂人数 - 2人(原作・アニメ:梅園薫・犬飼高志 / ドラマ:梅園薫・佐木竜太)
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 2代目(FILE7)
アニメでの分類 - 無印(FILE32)
山之内家のメイド。年齢は18歳。
元は貿易商・桐江純一郎(きりえ じゅんいちろう、演 - ラサール石井)の一人娘。唯一の肉親である父の死後は社員の裏切りにより、会社は倒産し、天涯孤独の身となった。裕福な暮らしから、一変して、極貧生活を味わったことで、重度の人間不信に陥る。
安酒場でホステスとして働いていた際に、父の旧友で高名な推理小説作家となっていた山之内恒聖に遭遇。山之内の作品が亡き父のつくったトリックや設定と瓜二つであった事から、小説の修行を理由に自分が住んでいた露西亜館のメイドとして入り込む。山之内が露西亜館の隠し金庫を開けてノートをめくるのを目撃し、覚えていたナンバーで金庫を開けて父直筆のトリックノートを発見した。自らの不幸が山之内のせいでなければ、彼の成功が父のアイデアを盗んだだけとも言い切れなかったが、「父のアイデアを盗んでいた」という確信から、「父のトリックを元に成功したのだから、山之内が手にしたものは本来全て私が手に入れるはずだったものである」という偏った考えを抱くようになってしまう。
山之内の死後、遺産相続を巡ってのゲームの中で、遺言の隠されたゲームの謎を真っ先に解いていた想子は、第2の遺書を手に入れて候補者の中から利益を得ようと目論んだが、遺書に記された「期限時に資格者がいなければ暗号解読を行った本人に遺産を譲る」という内容を見た結果、目的を相続候補者の殺害に変更。遺産を独占すべく、5人の相続候補者殺害の計画を立てる。これは館に集まった5人の人間がロシア人形に見立てられて、真犯人「コンダクター」によって5人とも殺害されるという山之内恒聖最初の作品「露西亜人形殺人事件」のストーリーと同じであった。
5人の内、3人までを殺害したが、一と高遠と残った2人の候補者による芝居に引っかかり、真相を見破られてしまう。「山之内の幽霊の仕業」や「高遠こそが真犯人」と言い逃れをするが、完全にトリックを暴かれ、言い訳のしようがなくなってしまった事で、逆切れに近い形で罪を認めた後、自分の惨めな人生に終止符を打とうと刃物で自殺を図るも高遠によって阻止される。犠牲者の一人であり、自身の協力者・幽月来夢(ゆづき らいむ)の仇敵でもあった桐江を彼が助けた理由について、一は「亡き親のトリックノートを奪われたことから、犯罪者になった者同士の憐み」、美雪は「親を亡くし、孤独となった境遇が自分自身と重なったから」と推測した。
後に発覚したことだが、山之内は生前より想子の正体に気付いており、亡くなる前に「露西亜館 新たなる殺人」という未発表作を執筆していた。内容は暗号解読で遺産相続ができると持ちかけられた弦楽器の素人楽団5人が、遺産を狙っていたメイドの少女・片桐(かたぎり)に皆殺しにされるというもので、2人が生き残ったことを除けば今回の事件とほぼ同じであった。つまり本当の「コンダクター」は、亡き山之内恒聖本人で、選ばれた候補者5人は挿絵にトリックのヒントを描かれた(幽月)、原稿の取立てが厳しかった(宝田光二(たからだ こうじ、声 - 内田直哉 / 演 - 黒部進))、作品を酷評され文学賞候補から落選した(神明忠治(じんめい ただはる、声 - 山口負平[声優 3] / 演 - そのまんま東))、アイディアを盗用された(梅園薫(うめぞの かおる、声 - 鵜飼るみ子 / 演 - 片桐はいり))、神奈川で隣人関係にあり、飼っていた犬の鳴き声がうるさく執筆に集中できなかった(犬飼高志(いぬかい たかし、声 - 一条和矢)(ドラマでは佐木竜太))等、山之内が殺意を抱いていた。つまり暗号解読レース自体が桐江の経歴や人格を利用した巧妙な殺人計画で、結果として彼女は山之内の操り人形に過ぎなかったことになる。仮に桐江が全員の殺害に成功して、遺産をせしめたとしても、遺書や山之内の遺作の内容が知れ渡ってしまえば、警察から重要参考人として徹底的に調べられた末に真相が発覚し、どの道逮捕を免れることは出来なかったと言える[203]
公式ガイドブックでは、この事件は一の信念・思いが根底から否定されており、全体的に高遠の勝ちだったと評されている。
ドラマ版では2代目シリーズにおける最後の事件となった。
「犯人たちの事件簿」では牛丼が好物であり、山之内の遺産を手に入れたら牛丼を一生食べるつもりであることが描かれていた。
小椋乃絵留(おぐら のえる)、小椋顕人(おぐら けんと)
声 - 多田葵(乃絵留)、岩永哲哉(顕人)
怪人名 - 「MONSTER」(モンスター)
関与事件 - 怪奇サーカスの殺人
殺害人数 - 2人
結末 - 補導
アニメでの分類 - 無印(FILE33)
「ゴブリンサーカス」団員。姉の乃絵留はティンカー・ベル役、年齢は14歳。弟の顕人はピーター・パン役、年齢は12歳。本作の殺人事件の犯人としては最年少(顕人が主犯、乃絵留が共犯)。
母親・リリィ(声 - 潘恵子[204]を空中ブランコの事故で亡くしている。前団長であった父親・伸吾(しんご、声 - 忍野タケル)と2人を可愛がっていた団員の石川隆(いしかわ たかし、声 - 江川央生)が、ゴブリンサーカスのピエロ3人組「ジョーカーズ」が、6年前(アニメ版では10年前)の日帝銀行5億円強盗事件の犯人グループであることを知ってしまったことから、殺されたこと[205]を知ると、復讐を決意し、石川のサーカス内での役であるモンスターに扮する。ジョーカーズの内、2人(クラブのエドこと小平(こだいら、声 - 烏賊杉八郎太[声優 4][206]とスペードのサムこと榎本(えのもと、声 - 山野浩司)[207])を殺害する(もう一人の強盗犯、ハートのジョンこと大久保勇夫は剣持に逮捕される)[208]。一に犯行を暴かれた際に顕人は空中ブランコから飛び降り自殺を図るも母親の友人であった現団長・アネット根来(アネット ねごろ、声 - 田村真紀[209]に助けられる。事件後には、一命をとりとめながらも記憶喪失になっていた石川の前で空中ブランコを披露して、記憶を取り戻させる。
原作の石川は、記憶を失いながらも炎に関する記憶が残っていたことから、ゴミ処理場で働いていたが、アニメ版では、大怪我・大火傷を負った状態で伊豆の海岸で発見され、明智の知人の精神分析医・ハーバード博士の患者になっており、明智は、石川の一件から、5億円強盗事件を洗い直した。その後断片的に記憶を取り戻し石川は明智とハーバードと共に茜島に足を運び、一と顕人が落下した光景を見て、記憶を完全に取り戻すと大型のマットを動かして、2人を救っている。
アニメ版では第1期の最後の事件となった。
狩谷純(かりや じゅん)
声 - 釘宮理恵
演 - 髙橋楓翔
怪人名 - 「巌窟王」(がんくつおう)
関与事件 - 金田一少年の決死行
殺害人数 - (原作)3人(ドラマ)4人
殺害未遂人数 - 1人(原作、アニメ:明智健悟 / ドラマ:剣持勇)
結末 - 高遠遥一によって重傷を負わされるが病院に入院しその後回復(ドラマ版ではなしだが、逮捕)
ドラマでの分類 - 4代目(N、FILE6)
アニメでの分類 - R(FILE6)
「キングドラゴンホテル」で働くボーイ[210]。年齢は22歳、ドラマ版では26 - 27歳、アニメ版では28歳。
12年前、大学教授である父親・周平(しゅうへい)と共に香港(ドラマ版では神奈川)で旧日本軍の隠し財宝を発見[211]。しかし、財宝に目がくらんだ父親の教え子達(神山(かみやま、声 - 西村太佑 / 演 - 林泰文[212]、藤井文香、四之宮徹、松岡修治によって父共々塹壕に幽閉された。その後、旧日本軍の備蓄食糧や道具を利用し、暗闇の中で「地獄の12年間」を過ごす[213]事になり、その恐怖から髪以外は成長せず、10歳の身体のままで12年の時を過ごした[214]
22歳の時、とある経緯から幽閉の事実を知った高遠の助けで塹壕から脱出[215]。自分を閉じ込めた者達に復讐すべく、残されていた財宝でキングドラゴンホテルを買い取ってオーナーとなり、ボーイの「周龍道(チャン(アニメ版ではチャウ)・ロンタオ)」(ドラマ版では子供コンシェルジュの「道場龍(みちば りゅう)」)とホテルオーナーの「王劉仁(ワン・リュウレン)(ドラマ版では王子弘一郎(おうじ こういちろう))」という2つの偽名を使い、殺人計画を立てる[216]
一たちが香港(ドラマ版では神奈川)に滞在している際、高遠の指示に従い、一に罪を着せる形で父の教え子3人を殺害。さらには明智(ドラマ版では剣持、以降同じ)をも襲撃し重傷を負わせた。しかし自身も父も内臓逆位症であったために思わず右胸を刺してしまい[217]、抹殺には失敗する。一に対しては行動を共にしていく内に情が移り、復讐を終えて高遠と連絡を取った際には一を見逃してくれるように頼んだが拒否されてしまう。また、「麗昌(麗子)の側にいながら、失った12年間を取り戻したい」と告げた際、高遠は巌窟王でなくなってきた狩谷の姿に寂しげな様子(ドラマ版では無表情)を見せていた。
一に犯行を暴かれ、証拠を提示された後は抵抗もせず素直に罪を認めるが、直後に高遠に毒矢で始末されかける。一と明智の対処が早かったこともあり、奇跡的に一命を取り留めた後、刑務所に服役する。ドラマ版では高遠が狩谷純に向けて矢を放つ[218]描写はあったものの純を抹殺しようとする明確な描写は無く[219]、純は無傷のまま警察に連行された。巌窟王でなくなったゆえか声変わりし、身長も年相応に急激に伸びたことが初恋相手の南麗昌(ナン・レイチン、声 - 井上麻里奈)(ドラマ版では南麗子(みなみ れいこ、演 - 美波(幼少期:キッド咲麗花))からの手紙を通じて一も知ることになった[220]
ドラマ版では香胡蝶(フォン・フーティー、声 - 松浦チエ)と江健一(ジャン・ジェンイー、声 - 新垣樽助)に相当する日本人はそれぞれ登場しないため、藤井が催眠術がかけられた直後の一の標的役(原作では胡蝶が標的役)となっている。
原作第1期最後の事件であるが、アニメ版では第2期に当たるRの第2シーズンの第1話として放送され、ドラマ版では本事件後に連載された香港九龍財宝殺人事件・獄門塾殺人事件・ゲームの館殺人事件の3事件の後になっている。
その為、いずれも原作におけるグランドフィナーレに当たる場面はカットされている。

真犯人が犯した事件につながる計画発案者(Caseシリーズ)[編集]

山之内恒聖(やまのうち こうせい)
声 - 伊集院源一郎[声優 5] / 演 - 黒沢年雄
怪人名 - 真の「指揮者」(コンダクター)
関与事件 - 露西亜人形殺人事件
殺人教唆により他人に殺害させた人数 - 3人
結末 - 事件前に他界
露西亜館に住む小説家で桐江純一郎の旧友。純一郎のトリックノートを駆使して小説家の地位に上り詰めたが、幽月に挿絵にトリックのヒントを描かれて作品を台無しにされる、宝田の原稿の取立てが厳しすぎる、神明に作品を酷評され文学賞候補から落選に追い込まれる、梅園にアイディアを盗用される[221]、犬飼(ドラマでは佐木竜太)が飼っている犬の鳴き声がうるさく執筆に集中できなかったなどの理由からそれぞれに殺意を抱き、想子の素性を知った上で彼女を殺害実行者にし、遺産相続レースと称して5人を亡きものにすることを決意。その下準備として「露西亜館 新たなる殺人」という未発表作を執筆し他界した。
生前は人格者として知られていたが、相続レース開始時のビデオレター内において参加者をそれぞれの困窮した状況[222]を皮肉った言動や上記の計画を他者に実行させる点から、実際には陰湿で悪意に満ちておりエピローグの中でその本性が明らかとなった。

真犯人が犯した事件につながる犯罪者(Caseシリーズ)[編集]

萬屋透(よろずや とおる)
声 - 竹若拓磨
演 - スマイリーキクチ
参道麻衣(さんどう まい)
声 - 松谷彼哉
演 - 三浦早苗
渡辺鐘(わたなべ あつむ)
声 - 中村秀利
演 - 岡本光太郎
関与事件 - 医療事故隠蔽事件/魔犬の森の殺人
犯した罪 - 無免許医療、カルテ改竄
結末 - 千家貴司(千堂恭子)に殺害
三城大学オカルト研究会[223]に所属する学生。萬屋、参道は医学部で渡辺のみ薬学部。「魔犬の森の殺人」において元凶と言える人物達。
萬屋はサークルのリーダー格で、萬屋総合病院の院長を父に持つ気のいい性格。事件の舞台にもなる合宿に使われた廃墟は彼の実家の所有する土地の中にある施設だった。最初に殺害されるが、あるトリックで2番目の被害者と間違われる。
参道は萬屋の恋人。ドラマ版では二ノ宮が萬屋に色目を使っていると思い込んでおり、彼女を目の敵にしてキツく当たる場面がある。二番目に被害者だったがトリックで萬屋と殺害された順番が間違えられてしまう。アニメ版ではオリジナルの登場キャラ、十和田清(とわだ きよし、声 - 古川登志夫)に発見される形となった。
渡辺はサークルの中で唯一薬学部に所属。知識をひけらかす嫌みっぽく身勝手な性格で、アニメ版では小心者を伺わせる描写が追加された。新薬を作る事に意気込んでいたようで、よく後輩を実験体にしており[224]同じサークルに所属する五十嵐郁登(いがらし いくと、声 - 千葉一伸 / 演 - 丹直樹)からは嫌悪感を持たれていた[225]。ドラマ版では命を軽く見ている面が強調され、狂犬病に感染した(演技ではあったが)千堂に救いの手を求める美雪に「たかが一人の人間の為に全員を危険に晒せるか」と発して彼女の怒りを買っている[226]。3番目の被害者。致命傷を負わされ、絶命する直前にクイズ王の知識と経験を活かして果物と野菜を使ったダイイングメッセージ[227]を遺す。
実は1年前に千家の恋人、利緒(ドラマ版では千堂の恋人)を死なせた張本人。医師ではない彼らが利緒の治療を担当したのは萬屋が父に頼み込んだ為であった。利緒は渡辺が作った薬の実験体にされた末に命を落とし、この医療事故も隠蔽されて病死として処理されてしまう。命を軽く見ていたようで、利緒の治療もバイト感覚で彼女の死に対しても「たかが半年しか生きられない患者だったんだ!そんなので捕まったらバカを見るぜ?」[228]と吐き捨てるなど全く罪の意識を持っておらず、ドラマ版では手術の成否を賭けの対象にして、合宿を行う理由にほとぼりが冷めるまでの口実に変更されるなど罪悪感の無さが強調された。
事件の解決後、逮捕された百田の取り調べにより、萬屋の病院も利緒の死を隠蔽した一件で世間から批判を浴びる事[229]となった。
大久保勇夫(おおくぼ いさお)
声 - 林栄作
関与事件 - 日帝銀行強盗事件(アニメでは津雲銀行強盗事件)/怪奇サーカスの殺人
殺害人数 - 1人[230]
殺害未遂人数 - 1人(原作のみ)
その他の罪 - 銀行強盗
結末 - 逮捕
強盗犯のメンバーで、潜伏していたゴブリンサーカスではピエロ「ハートのジョン」として活動していた。「怪奇サーカスの殺人」において元凶と言える人物の1人。
5年前に自身と同様にスタントマンくずれの榎本、小平ら[231]と共に日帝銀行を襲撃して[232]5億円を奪い指名手配を受けていた。
各地を移動するサーカスの特性と、普段メイクを落とさなくても怪しまれる事のないピエロの特性を活かして警察の捜査から逃れていたが、偶然にも素性を知った当時団長だった小椋伸吾、団員の石川隆らを事故に見せかけて殺害する。しかし石川が遺した全ての真相が書かれているメモ[233]を顕人たちに発見されたことで彼らの恨みを買い、復讐の標的となってしまう。
時効まで残り数か月の時点で正体を暴かれ、逮捕される。事件解決後は死刑を恐れ、証拠が不十分な状況からも小椋と石川の殺害については否認を続けていた。しかし、石川の生存が確認されて記憶を取り戻したため、殺人罪でも立件されることが示唆されている。
アニメ版では、真相解明前に共犯者を立て続けに殺された恐怖心から逃亡を図るが、明智から情報を提供された剣持に逮捕される。
狩谷周平(かりや しゅうへい)
声 - 松山鷹志
演 - 半海一晃
関与事件 - 香港ホテル放火事件/金田一少年の決死行
犯した罪 - 建造物放火
結末 - 監禁後、死亡
大学教授。事件当時29歳。「金田一少年の決死行」において元凶となった人物。
自己中心的で金に汚い性格だった事から教え子達からは嫌われていた。沖縄で発見した旧日本軍の暗号を解読し[234]、大量の金塊が隠された地下壕が香港に存在する事を突き止める。そして発掘の邪魔になるという理由で地下壕の上に存在するホテルを放火して多数の犠牲者を出して廃業に追いやった。
事件のほとぼりが冷めると教え子を引き連れ発掘に乗り出すが、金塊を独り占めされないかと疑念を抱いた彼らに拷問用のマスクを被せられ、親子揃って地下壕に閉じ込められてしまう。そして監禁された三年後、息子の純に復讐を託して命を落とし遺体は屍蝋[235]となった。
ドラマ版は金塊の設定が変更された為[236]、放火事件は起こさなかったものの自己中心的な性格は原作通りであり、教え子が先に金塊を発見したにもかかわらず「分け前はやらん」と独り占めを宣言し、彼らに反発されると「三流学生の言うことなど信用するものか」と罵倒した為、怒りを買い監禁されてしまう形となった。

真犯人が犯した事件とは別に犯罪を犯した犯罪者(Caseシリーズ)[編集]

黒河美穂(くろかわ みほ)(ドラマのみ)
声 - 水原リン
演 - 岡本あずさ
関与事件 - 銀幕の殺人鬼/映画研究部主役傷害未遂事件(ドラマ)
犯した罪 - 傷害未遂
結末 - 釈放後、剣持の申し出により美雪に謝罪した後に和解、映画研究部廃部後ミステリー研究部に入部
詳細はリンク先を参照。
幽月来夢(ゆづき らいむ)
声 - 松谷彼哉
演 - 山咲千里
関与事件 - 露西亜人形殺人事件
犯した罪 - 逃走幇助、犯人隠避
結末 - 桐江想子によって絞殺される
挿絵画家。年齢は32歳。自宅の火災で受けた火傷の跡を髪で隠している[237]。火災で意識不明の重態となった弟の治療費を得る為、遺産相続を賭けた謎解きに参加する。担当楽器はビオラ
一の宿敵、高遠の逃走を手助けしており[238]相続争いでは彼を協力者として参加させた。
山之内の生前に挿絵を担当した作品で、悪戯心からトリックを明らかにしてしまうトラブルを起こしており、ファンから抗議が殺到するほどの騒動に発展し表向きは笑って許してもらえたものの実際には作品を台無しにされた怒りは消えていなかった[239]
3人目の被害者として桐江に絞殺され、他の被害者と同様に首を切断されてしまう[240]。死体発見時、高遠は寂しげな表情で見開いたままだった彼女の瞼を閉じた。
なお、彼女はドラマ版2代目シリーズにおける最後の被害者となった。
藤井文香(ふじい ふみか)
声 - 魏涼子
演 - 伊藤裕子
関与事件 - 大学教授監禁事件/金田一少年の決死行
犯した罪 - 逮捕監禁致死
結末 - 狩谷純によって殺害される
宝石商。32歳。日本と香港を中心に事業を展開している。いつきとは女性誌の取材で面識があり一とも事件の序盤で顔を合わせている[241]。狩谷の教え子の1人で、12年前発掘に関わった松岡達と共に教授親子を地下壕に監禁している。事件に対する罪悪感の有無は不明だが、教授を閉じ込める事には困惑する様子を見せており、アニメ版では無関係だった息子の純を巻き込む事にも躊躇していた。ショーの後で純に殺害され、ホテルの旧館2階で一に罪を被せるような形で発見される。
四ノ宮徹(しのみや とおる)
声 - 武虎
演 - 駿河太郎
関与事件 - 大学教授監禁事件/金田一少年の決死行
犯した罪 - 逮捕監禁致死
結末 - 狩谷純によって殺害される
古美術商。35歳。協会で懺悔した神山ほどではないが、原作ではバブル期の事業失敗、アニメ版ではギャンブルが原因で多額の借金を抱えている。12年前に松岡たちと起こした監禁事件については、発覚を恐れる藤井とは対象的に「とっくに時効を迎えている」と言って気に留めていなかった様子だったが、監禁事件の共犯だった神山や藤井が立て続けに殺害されると、教授親子が今も生存して自分たちに復讐しようとしているのではないかと恐怖心を抱くようになる。
そして松岡と共に教授親子の生存を確認する為、監禁した地下壕の跡を探索する[242]が入り口付近で偶然を装い自身を狙っていた純に喉を斬られて殺害される。
松岡修治(まつおか しゅうじ)
声 - 楠大典
演 - KREVA
関与事件 - 金田一少年の決死行
犯した罪 - 逮捕監禁致死傷罪、銃刀法違反
結末 - 狩谷純によって射殺
金融ブローカー(ドラマ版ではITコンサルタント)。年齢は38歳。12年前の香港(ドラマ版では神奈川)で大学の恩師、狩谷周平から他の教え子と共に旧日本軍が隠していた金塊の運び出しを手伝わされ、発見した金塊を前にして欲に目が眩んだ事と教授が金に汚かったことから分け前を期待できないと思い込み、狩谷親子を塹壕の中へ監禁し金塊を強奪してしまう。原作、アニメ版では周平が旧日本軍の遺した暗号を解読して金塊の隠し場所を発見したことになっているが、ドラマ版では財宝の居場所を特定したのは周平ではなく松岡ら教え子達に変更される。また周平が金塊を独り占めしようとするだけでなく、その際教え子達を「三流学生」と罵倒したことへの怒りも教え子達が凶行に至った動機の1つとされた。金塊を手にした後は、その資金を元手に金融業を興し監禁に関わった四人の中では最も成功を収めた。
事件当初は一を塹壕から脱出した狩谷親子の手先で、自身の仲間を次々と殺害した犯人だと思い込む。拘束して強引に聞き出そうとするが、逆に隙を突かれて返り討ちに遭い先述の狩谷親子を幽閉した過去を全て打ち明けた[243]。しかしそれらの事実を話してる内に一と同行していた龍道が、かつて周平と共に閉じ込めたはずの純であることに気がつき、監禁した12年前と同じ姿をしていた事に対する恐怖心から逃げ出し、逃亡する中で純に射殺されてしまう。
原作における第1期最後の被害者でもある。

真犯人が犯した事件の元凶となった人物に利用された犯罪者(Caseシリーズ)[編集]

百田梅男(ももた うめお)
声 - 山崎たくみ
演 - 田口浩正
関写事件 - 医療事故隠蔽事件/魔犬の森の殺人
犯した罪 - 無免許医療、カルテ改竄
結末 - 逮捕
三条大学オカルト研究会に所属する学生。医学部3年生だが23歳の為、在学年と年齢が合わない[244]。極端な潔癖症。身に覚えがあったようで標的となった人物の中で特に恐怖を抱いていた。
実は萬屋ら3人と共に1年前に千家の恋人、利緒(ドラマ版では千堂の恋人)を死なせてしまう。(原作以外では利緒の容態が急変した際に、医師に見せるよう萬屋達に訴えたり、彼女の死後も「後味が悪い」と語るなど良識が強められていた。ドラマ版では3人と共に賭けをしていたためアニメ版のようにはならなかったが、良心的な性格なため4人の中で唯一賭けに勝っている。)真相解明の場で、千家は彼を食い殺すように命令するがお座りのポーズで拒絶した事と、利緒の幻影が復讐を止めるよう懇願した事で命拾いする。
事件の解決後に逮捕され取り調べを受けている。

短編(第1期)Short Fileシリーズ[編集]

鈴森笑美(すずもり えみ)
声 - 大坂史子
関与事件 - 氷点下15度の殺意
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 白峰辰貴の申し出により放免
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE1)
不動高校2年。スキーマネージャー。かつてはミステリー研究会の部員であったこともあり、「学園七不思議殺人事件」のことで一のことを知っていた。
周囲に内緒で恋愛関係にあったスキー部のエース、渋沢圭介(しぶさわ けいすけ、声 - 宮本充)が、競技中の事故によるケガが原因で昏睡状態に陥った。事故の責任がスキー板のビンディングの調整をした白峰辰貴(しらみね たつき、声 - 加納詞桂章)にあると思い込んだため、犯行を決意する。凍らせたリネン(アニメ版では、ホテルにあったタオルに変更されている)をスキー板に見せかけることで、スキー板を持っていない自身には犯行は無理だと思わせたが、一に看破された。後に意識が回復した渋沢からの電話で事故が渋沢自身の過失によるものであると判明し、白峰もこの事件を「ただの転倒事故」だとして、鈴森を許したことにより、事件は終息した(原作では、俵田刑事率いる青森県警が捜査しているが、アニメ版では警察は介入していない)。
汐見初音(しおみ はつね)
声 - 松谷彼哉
関与事件 - 誰が女神を殺したか?
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 中津川賢人の申し出により放免
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE2)
不動高校3年。美術部副部長。
秘密の恋人同士だった美術部の顧問の教師・中津川賢人(なかつがわ けんと、声 - 家中宏)の子供を妊娠して彼に相談したが、はっきりとした答えをもらえないまま彼が後輩で一と美雪の幼友達・神津さやか(かみづ さやか、声 - 増田ゆき)と宝石店に入るところを目撃してしまう。裏切られたと思い美術室にあったヴィーナス像で殴り倒してしまった。アリバイ工作でさやかに罪を着せようとしたが一に見破られ、さらに中津川がさやかと宝石店に行ったのは、初音との婚約指輪を買うためだと判明する。事件後に中津川から、「卒業したらでいいから、僕と結婚してほしい。僕にとってのヴィーナスは、生涯君一人だから…」というプロポーズの言葉を受けた初音は涙ながらに中津川に謝罪し、中津川も謝罪を受け入れたことで事件は収束することとなった。
アニメ版では、恋人関係ではなく汐見は片思いで、中津川には他に婚約者がいるという設定に変更。それに伴い、汐見は中津川に交際を断られた悲しみから彼が絵の題材にしているヴィーナス像を壊そうとして、それを止めようとした中津川が転倒したことに驚き、彼の上にヴィーナス像を落としてしまい傷つけてしまったという、半ば事故のような展開になった。
桐沢紅子(きりさわ べにこ)
声 - 笠原弘子
関与事件 - 1/2(にぶんのいち)の殺人者(アニメでは剣持警部の秘密)
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE3)
華道家元桐沢香四郎(きりさわ こうしろう)の義理の長女。一卵性双生児の姉。年齢は20歳。
実父の死後、桐沢と実母の再婚時より父から母を奪った桐沢に復讐心を抱き、言うことをよく聞くいい子を演じてきた。自分と違い奔放に生きてきた双子の妹・緑子(みどりこ、声 - 加藤優子)が華道の才能を高く評価されていたことも気に食わず、桐沢を殺害する。現場にDNAを残してしまったものの警察は一卵性双生児の姉妹のどちらが犯人か分からなかったが、高所恐怖症であることが証拠となり自白した。自白後、妹すら敵視し自分自身だけが貧乏クジをいつも引かされて可哀想だと嘲笑する姿に耐えかねた桐沢の婚約者・冬堂あけみ(とうどうあけみ、声 - 富沢美智恵)から自分達が桐沢の実の娘だったことを聞かされ泣き崩れた。
秋吉梢(あきよし こずえ)
怪人名 - 「聖なる復讐者(セイントリベンジャー)」
関与事件 - 聖なる夜(クリスマス)の殺人
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
OL。年齢は21歳。1年前のクリスマス・イヴの日、母親が突然倒れ病院へ急行するが、運ばれた病院の医師・京極優介(きょうごく ゆうすけ)は私用を優先し治療を断る。渋滞で別の病院へ辿り着く前に母はクモ膜下出血で亡くなってしまった。後日京極の病院を訪れ再会するが、彼は自分のことを全く覚えておらず[245]、あろうことか自分をナンパしてきたため、復讐のために京極の恋人となり二三の父が営むコテージで殺害する。しかし、一たちに全ての真相を打ち明けた直後の泣き崩れていた様子から、当初は復讐目的で京極に近づいたものの次第に本当に恋愛感情を京極に抱いてしまっていた様子が窺い知れる。
秋元和那(あきもと かずな)
声 - 松井菜桜子
関与事件 - 鏡迷宮(ミラーラビリンス)の殺人(アニメでは「金田一フミの可憐な活躍! 鏡迷宮の殺人」)
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE7)
アナウンサー志望で、テレビ局に内定が決まっている優蘭女子大学4年生。
会社を経営していた父親(声 - 中嶋聡彦)が銀行から融資を断られ、資金繰りに奔走した挙句過労死してしまう(原作ではアナウンサー合格発表当日に事務所で突然死、アニメでは病院で息を引き取る)。後に資金繰りの悪化の原因が、銀行の支店長から融資と引き換えに娘である彼女にアナウンサー最終面接を辞退させるように迫られたが、父が「娘の夢を奪う融資はこちらからお断りする」と突っぱねたことだと会社関係者から知る(父親はアナウンサー試験に影響が出るといけないと思い、口止めをしていた)。そして同級生でその支店長の娘、同じくアナウンサー志望だった小峰円(こみね まどか、声 - 長沢直美)が全ての原因だと分かり、遊園地のミラー・ラビリンスの中で殺害し、アリバイ工作もするも、容疑者全員にアリバイが出来てしまったため、一に見破られる。
容疑をかけられた時に友人たちで容疑のなすりつけをしたが、実際に犯人だと確定したときに友人たちから「嘘でしょ! ありえない!」と絶叫されたことから本心では根強い友情があったようである[246]
相馬敦士(そうま あつし)
声 - 千葉繁
関与事件 - 金田一フミ誘拐事件(アニメでは「金田一フミの可憐な活躍! フミの誘拐事件」)
犯した罪 - 銀行強盗
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE6)
会社経営者。会社の借金が嵩み、会社を潰したら昔から勤めてくれた従業員に申し訳ないと思い、銀行強盗を実行するも逃げるところを二三に目撃されたため彼女を誘拐し監禁する。窮地に立たされ二三にナイフを突きつけるが、現場に駆けつけた妻・妙子(たえこ、声 - 水原リン)と社員たちに説得され、投降する。普段は責任感が強く、従業員からも慕われる人物で一からも「そんなに悪い人ではない」と言われ、解放された二三が「勝手についていった」と主張したため略取・誘拐罪には問われなかった。
猪熊英夫(いのくま ひでお)[247]
声 - 中尾隆聖
関与事件 - 金田一フミの冒険(アニメでは「金田一フミの可憐な活躍! 鵜飼村殺人事件」)
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE8)
二三の担任教師(アニメでは絵画塾の講師)。教え子を連れ、故郷の鵜飼い祭を見物に訪れた際に、1年前に川で溺れた一人息子・英之(ひでゆき)を見殺しにした香取マキオ(かとり マキオ、声 - 粟津貴嗣)に再会。英之が溺れたそもそもの原因が香取であることが分かっており、罪悪感に悩む様子が全くない態度をしていた為、殺害を決意した[248]。二三からは慕われており、それゆえに彼女は猪熊を犯人として告発する辛い役目を背負ってしまった[249]。アニメ版では剣持が家族旅行で現地を訪れており、捜査にあたった。
若林夕雨子(わかばやし ゆうこ)
声 - 折笠愛
関与事件 - 白銀に消えた身代金
犯した罪 - 身代金搾取?
結末 - 黒塚和成の申し出により放免
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE11)
国会議員黒塚和成(くろづか かずなり、声 - 麦人)の息子・巧(たくみ、声 - ゆきじ)の家庭教師。母親の病気の治療費3000万円を貸してほしいと和成に頼んだが断られ、途方に暮れていたところ、母親のいない巧にとって若林は単なる家庭教師以上の存在だったことから巧自身が狂言誘拐・身代金を治療費に充てる計画を立てる。身代金運搬役に抜擢された一が真相を看破するが、親の愛情を踏み躙った巧の言葉に傷つけられながらも和成の温情で身代金を治療費として貰えることとなった。しかし、結果的に幼い子供を犯罪に利用したことになる。
美隅陽平(みすみ ようへい)
声 - 山口勝平
関与事件 - フィルムの中のアリバイ
犯した罪 - ひき逃げ
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE15)
カメラマン見習い。年齢は23歳。草太と映画に行く約束をしていた美雪をひき逃げする形になってしまう。事故のあった時刻には水戸偕楽園にいたとアリバイを主張するが、一に真相を暴かれ逮捕される。その後、剣持の手助けで今は亡き恋人[250](声 - 高橋理恵子)との思い出の場所に連れてってもらった。
声を担当した山口は、映画版『オペラ座館 新たなる殺人』での一役を担当した。
男性
声 - 牛山茂
関与事件 - 殺人レストラン(アニメでは「殺意のレストラン」)
殺害人数 - 1人(アニメでは殺人未遂)
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE10)
大学の助教授。本名不明。
学長の娘との結婚が決まり、法外な手切れ金を要求され邪魔になった元恋人のレストランの女店主(声 - 勝生真沙子)を撲殺。その後、偶然客として訪れた一と剣持を、レストランのマスターになりきって何とかやり過ごそうとするが、一からは入店してすぐに不審点に気付かれて犯行が明るみに出てしまい、逃亡を図るも剣持の一本背負いを受け、制圧された。
アニメ版では女店主は辛うじて息があり、偽店主の逃亡を阻止した後、救急車で病院に運ばれていった。
荻野千花(おぎの ちか)
声 - 白鳥由里
関与事件 - 血染めプールの殺人(アニメでは「逆転不可能! 七瀬美雪の殺人容疑」)
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE16)
桜恵大学医学部の女子医大生。24歳。
借金を残して蒸発した父親と病気がちの母親の件から、学費の捻出に苦しんでいた時に、たまたま入手した入試問題を横流ししてしまい、大学の同級生で内定先の病院の理事長の令嬢であった千吉良澪(ちぎら みお、声 - 夏樹リオ)に、このことを知られて脅迫されていた。さらに、医師国家試験の身代わり受験を強要されたことが直接的な動機となり、監視員のアルバイトをしていたプールで、医学知識を利用したトリックを用いて澪を殺害する。偶然にも美雪に罪を被せようとするも、一に見破られてしまう。
尚、アニメ版では家庭の事情と身代わり受験はカットされた。
鳴沢研太(なるさわ けんた)
声 - 鳥海勝美
怪人名 - 「花子さん」
関与事件 - 亡霊学校殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE13)
山科大学附属高校2年生、美術部員。妹・洋子(ようこ)を弄び自殺に追い込んだ「K」という男が先輩の伊能耕平(いのう こうへい、声 - 柏倉つとむ)だということを美術館のコンクールで入選した彼のCGから知り、復讐のために彼を肝試しに乗じて殺害する。暗闇と恐怖心を利用した心理トリックを使うが、一に見破られ罪を認めた。自身の憎悪を妹を悪霊にして彼女に転嫁する言葉を吐いた。パトカーで連行される途上、刑事に対して殺したのは自分だが、伊能の服を赤いちゃんちゃんこのように染めたのは自分ではないと主張し、一を悩ませた。
アニメ版では冬に放送されたが、事件自体は夏に起きたことから、美雪と佐木がフミに語るという回顧録で展開された。
岩見範之(いわみ のりゆき)
関与事件 - 妖刀毒蜂殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
骨董商。年齢は35歳。
20年前、刀剣専門の骨董商だった父親が名刀「毒蜂」をオークションに出したが、その会場でとある男性に「持ち主を不幸にする呪われた刀だ」と騒がれた。その後、刀を落札した資産家が自殺してしまった事で、刀の呪いの噂がたってしまい、父親の店は潰れ、一家も離散してしまった。
「毒蜂」に恨みを持った彼は父同様骨董商となって必死に「毒蜂」を捜索。以前にオークション会場で「毒蜂」が呪われた刀だと騒いだ高槻政宗(たかつき まさむね)本人が所持していたことを突き止め、その噂のことを問いただすと「呪いは単なる偶然」と言い放った。この事から、彼は高槻が「毒蜂」を安値で手に入れるために呪いをでっち上げたのだと思い、自分自身が呪いとなって高槻を殺害する事を決意。呪いに見せかけたトリックを用いて殺害するも、最終的には一に暴かれて警察に逮捕された。
岩見や一は知る由もないが、高槻の養女である鈴音(すずね)は、毒蜂について訪ねてきた岩見の様子から興信所で彼の素性を調べ上げており、養父の数十億の遺産を密かに狙っていた鈴音は岩見が養父を葬りさるのを待ち続け、一が岩見の犯行と気付くきっかけをわざと作り一人密かにほくそ笑んでいた[251]。だが、事件の黒幕(仕掛人)であった鈴音は事件後に岩見の資料を焼却処分し終えた直後に、スズメバチに刺されたアナフィラキシーショックに苦しみ、報いを受けるかのように息絶えた。
森京香(もり きょうか)(アニメのみ)
声 - 三石琴乃
関与事件 - 怪盗紳士からの挑戦状
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE17)
美術品鑑定家・藤田時継(ふじた ときつぐ、声 - キートン山田)の第一秘書。年齢は27歳。
雪峯美砂(ゆきみね みさ)
声 - 恒松あゆみ
関与事件 - 午前04:40の銃声
結末 - 拳銃自殺
アニメでの分類 - R(SHORT FILE4)
警視庁捜査一課の刑事。年齢は25歳。
女癖の悪い元恋人の村山智彦(むらやま ともひこ、声 - 上田燿司)に罪を着せることも兼ねて自身の拳銃を用いて他殺に見せかけた自殺を行う。トリックは一によって暴かれるが、証拠の合鍵を残していたことから「村山に罪を着せたのは破滅させることではなく、一時的に懲らしめるためだったのでは?」と一は好意的に解釈した。しかし、村山に騙されて道を踏み外したと取調室で胸を締め上げるという暴挙をしでかした剣持の様子から、冤罪事件に発展しかねない様相を呈していた。
アニメ版では新人研修時に剣持から指導を受けており、警察の使命を全うすることを剣持に語った。事件後、雪峯が抱負を語った高台に一と共に足を運んだ剣持は花を供えた[252]
柏木(かしわぎ)
声 - 坂本真綾
関与事件 - 女医の奇妙な企み
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - R(SHORT FILE5)
中合病院に勤務する女医。
不倫した夫を衝動的に殺害してしまい、その死亡証明を手に入れるために身元不明の救急患者を連れ出し、以前勤務していた病院を訪れる。しかし、そこに怪我の治療で来ていた一と鉢合わせしてしまい、罪を暴かれて逮捕された。
京谷雅彦(きょうたに まさひこ)
声 - 高橋直純
関与事件 - 瞬間消失の謎
結末 - 一にトリックを見破られふてくされる
犯した罪 - 窃盗(ただし、盗んだのが自分の私物であるため罪には問われない)
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE14)
詳細はリンク先を参照。

短編(第1期)Akechi Fileシリーズ[編集]

明智少年の華麗なる事件簿[編集]

和島尊(わじま たかし)
声 - 家中宏
関与事件 - 明智少年最初の事件 Farewell, My Dear Friend(アニメでは「明智少年の華麗なる挑戦」)
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕後更生して、予備校講師になる・逮捕後更生して医師になるも、赴任先の外国で洪水により事故死(アニメ版)
アニメでの分類 - 無印
明智が通っていた秀央高校の3年生で、ホームズの明智を支えるワトソン的立場だった。成績優秀者ばかりが集まった特Aクラスの生徒だったが、レベルの高さに付いて行けなくなり、カンニングに手を染める。それを同じ高校の3年生である不良・内田(うちだ、声 - 鈴木琢磨[253]に見られて脅迫され、さらに自分も想いを寄せていた女子生徒・薬師寺かおる(やくしじ かおる、声 - 篠原恵美)を狙われ、逆上して内田を本で殴り殺害。真相を明智に見抜かれた後、「なぜ明智が容疑者になることを承知の上で罪を犯したのか」という謎を明智に残して自首したが、その答えは「罪から逃げるためではなく、謎を解かれることを全て計算済みでわざと明智に容疑がかかるトリックを使用した」というものだった[254]
現在は予備校・南真塾の講師として陰ながら明智を見守っている。アニメ版では、出所後に通信教育を経て医師となり、海外のとある村で医療活動をしていたが、本編の1年前、洪水に飲み込まれそうになった子供を救った際に濁流と共に流れて来た木に激突して川に沈み、帰らぬ人になった。高校時代の事件以降、繋がりが途切れてしまったために明智は彼が医者になったことや亡くなったことを知らずにいたが、高校時代の友人である赤沢次郎(あかざわ じろう、声 - 津久井教生)と彼の妻になっていた薬師寺に再会した際に知らされた。赤沢と薬師寺は事件後に交際を始め結婚。赤沢は小説家志望の雑誌編集者。薬師寺は医師になり、尊(たかし)という息子を儲けている。
赤沢は、和島の死後に明智と再会した際、「和島は覚悟していたように思えるんだ。人1人の命を奪ってしまった償いをいつかしたいと願っていたんだ」と話しており、和島の死は、ある意味和島本人が1番望んでいたものであったといえる。
石山征爾(いしやま せいじ)
声 - 辻谷耕史
関与事件 - 殺意の四重奏 The Perfect Violinist Akechi(アニメでは「明智少年の華麗なる協奏曲」)
怪人名 - 「魔弾の射手」
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印
東京音楽芸大学生、指揮者。
同じ大学の桐島レオナ(きりしま レオナ、声 - 岡村明美)と将来を誓い交際していたが、音楽家としての一大舞台である「アメリカ留学」のために彼女は学校の教授で一番発言力のある椎名(しいな、声 - 宗矢樹頼[255]と密会する。自分の夢のためとはいえ桐島に裏切られ、復讐を考えていたが、理性で押さえていた。しかし、棘つきのバラが贈られて、桐島が小指を怪我したことから、トリックを立案して、彼女をウェーバーの「魔弾の射手」に見立ててコンサート中に殺害した。背中に矢が刺さっていたことから、後ろにいた奏者が弦を弓代わりにしたという、警察の推測から、指揮者である自分は容疑者から外されたものの、桐島の椅子は背もたれがあり、しかも足を骨折していたことから立ち上がったところを狙うというのも出来るわけがなく、実は鍵盤に仕込まれていた毒針が凶器というのも判明。矢がささったのもカモフラージュとしか言いようがなく、それが出来たのは最初に桐島の死体に近づいた石山しかできなかったことから犯行を暴かれてしまった。当初は桐島に対する憎しみから感情的になっていたが、明智から「自分の都合で関係ない人間に罪をなすりつけようとしたのは醜悪」と言われて、改めて自分の非を認めた。実は同僚生の城晋一郎(じょう しんいちろう、声 - 加納詞桂章)はスポットライトを壊したことで音楽家失格というメッセージを送り、桐島が足を骨折した事件の椅子に切れ目を入れられた嫌がらせも赤堤響介(あかづつみ きょうすけ、声 - 成田剣)の仕業であり、先述の棘つきのバラを贈ったのも吉野音美(よしの おとみ、声 - 小西寛子)など3人が別個に桐島に嫌がらせをしており「自分たちの音楽を傷つけた」としてその罪滅ぼしのため全員が「アメリカ留学」を断念し日曜音楽家として活動開始。そして10年後、罪を償った彼はその元同僚生が行う日曜音楽コンサートの特別ゲストで指揮をとることになった。
宇佐美乙也(うさみ おとや)
声 - 坂口候一
関与事件 - 幽霊剣士殺人事件 The Pride Murder(アニメでは「明智少年の華麗なる剣技」)
怪人名 - 「幽霊剣士」
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印
大学生でフェンシング選手。年齢は20歳。
努力家タイプの人物でスポーツの成績は常に優秀だがプライドが高い。同級生の東城真琴(とうじょう まこと、声 - 松本保典)は大した努力をせずとも彼を追い越すような天才肌でルックスのいい顔立ちな為に女性にもモテていた。宇佐美を嫌っており、嫌がらせして彼のプライドをたびたび傷付けた。フェンシングに打ち込むことで自信を取り戻し、全国大会で優勝するほどの実力を身につけた宇佐美であったが、東城もフェンシングを始め、短期間で彼に追い付き始めた。東城にまた負けることを恐れた宇佐美は合宿所に伝わる幽霊剣士の祟りに見立て東城を殺害する計画を立てる。ところが犯行直前、動機がプライドだった為に一度は自分を信じて踏み止まろうとした宇佐美だったが、宇佐美と別れて東城と付き合っていた元恋人が東城に電話で一方的に振られている現場に遭遇。その際の東城の言葉で東城が宇佐美のプライドを傷付ける為だけに宇佐美の元恋人と付き合った事と宇佐美の元恋人に初めから一切好意を抱いていなかった事に気付き逆上。そのままの勢いで東城を殺害した。なお、寸分の狂いもなく、芸術的な技で凶器を突き刺していたことから、先述の実績をもっている宇佐美しかありえないと明智は踏んでいた。連行されていくときに明智に「君も天才をひけらかして、恨まれないようにしておきな」と警告をして去った。

明智警視の優雅なる事件簿[編集]

八木清(やぎ きよし)
声 - 石丸博也
関与事件 - 証言パズル The Murder Train
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印
不動山電鉄車掌。年齢は28歳。
乗務中に、父親を借金苦に陥らせ、一家離散に追い込んだ金貸し・江熊忠夫(えぐま ただお)に偶然再会し、衝動的に殺害してしまう。たまたま同じ車両で1人眠りこけていた一に罪を被せ、他の車両に乗っている乗客に、自分の犯行は不可能に思わせるように偽装工作をするも、凶器に指紋が残っていなかったことが逆に仇となり明智に見破られ、さらに、証言どおりずっと車掌ボックスにいたなら絶対に知っているはずのないこと(乗客の行動)を証言してしまったため、それを指摘されて観念。江熊への憎しみを吐露するが、如何に被害者が下劣な人間であっても、自身の犯した罪を無関係の人間に押しつけようとしたのは、自分自身の弱さだと指摘され、自分のやったことを後悔した。
アニメでは犯行動機が父親でなく自分の金を騙し取られたかのようなものに変更された。
三矢鉄男(みつや てつお)[256]
声 - 山本亘
関与事件 - 殺人ポーカー Unlucky Men in the Rain
殺害人数 - 3人(15年前の強盗殺人含む)
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印
宝石商。年齢は40歳。登山中に雨に降られ立ち寄った山小屋で、偶然同じ状況で集まった面々とポーカーに興じる。ところが不幸にもその内の1人の猫田光成(ねこた みつなり、声 - 鈴木清信)が嘗て自分が15年前に犯した銀行強盗(行員2人を殺害)の目撃者で更に追い討ちをかける様にその場に居合わせた明智が刑事だった事とポーカーの際に偶然同じ状況で集まった面々の前で自分が現在宝石商を営んでいる事を話した事から、これを好機と思った猫田がその場で明智に自分の罪を告発及び揺すられそうになったため、停電になった一瞬に彼を殺害し、手持ちのカードでダイイング・メッセージを作り握らせ、居合わせた赤菱五郎(あかびし ごろう、声 - 広瀬正志)に罪を着せようとしたが、些細な矛盾を見逃さなかった明智によって罪を暴かれた。
アニメ版では、ハッタリで勝負を賭けようとするときに鼻をかく癖があり、それを明智に指摘されている。
ケネス・ゴールドマン
声 - 家弓家正
関与事件 - 死者のチェックメイト The Great Chess Player Akechi(アニメでは、明智警視の華麗なる推理 in Las Vegas)
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印
チェスプレイヤー、「THE GOLDMAN HOTEL」経営者。
世界選手権での優勝経験を持つ名チェスプレーヤーとして知られた人物。しかしある時、世界選手権優勝者がコンピューターに敗北するのを見て人間の限界を知りチェスを打てなくなった。本業のホテル経営に行き詰まりコンピューターを利用したカンニングをしていたが、それに気付き告発しようとした対戦相手の舟木敏朗(ふなき としろう、声 - 乃村健次)を殺害。明智警視に犯行トリックはおろかカンニングに使っていたコンピューターまで破られてしまい、カンニングに手を貸したアニタ・ロビンソン(声 - 杉山佳寿子)と共に逮捕された。明智にはいつか真剣勝負がしたいともちかけられたが前述の通り自身のチェスに限界を感じておりチェスの呪縛から解放できたと明智に感謝しその誘いを断った。
原作では日本人を侮辱するような言葉を時折発するが、アニメではカットされている。
ボブ・デイヴィス
関与事件 - 幽霊ホテル殺人事件 The Encounter
怪人名 - 「ゴースト」
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
ロサンゼルス市警刑事、元重量挙げチャンピオン。
離婚した日本人の妻との間にケン・ムラタという息子がおり、5年前に一緒にグランドキャニオンに観光しに行く予定だった。しかし急に仕事が入ったためケンを1人ホテルに残したが、そのホテルで火災が発生し、ケンは逃げる最中にジム・チッパという男性に殺されてしまった。しかし、チッパは火災によるパニック状態だったとされて軽い刑で済み、しかもその後そのことに関して全く反省せず、さらには殺害したケンのことを馬鹿にするような発言をしたため、チッパを殺害した。

漫画第2期[編集]

長編(第2期)新シリーズ(無印)[編集]

湊青子(みなと あおこ)
声 - 三石琴乃 / 演 - 星野真里(幼少期:有安杏果
怪人名 - 「吸血鬼(ヴァンパイア)」
関与事件 - 吸血鬼伝説殺人事件
殺害人数 - (原作)2人 / (アニメ)1人 / (ドラマ)3人
殺害未遂人数 - 1人 (原作:緋色景介、アニメ:海谷政夫)
結末 - 警察病院に入院
ドラマでの分類 - 3代目
アニメでの分類 - SP(FILE2)
ペンション「ルーウィン」のスタッフ(元看護師)。年齢は22歳。
青子は再会を夢見た異母姉・辻由利亜(つじ ゆりあ、声 - 久川綾 / 演 - 加藤ローサ[257]の5年前の不審死を調べ、姉が5000万円という多額の医療費と引き替えにボンベイタイプの血液を抜かれて殺されたと確信する。姉を殺した医師・二神育夫(ふたがみ いくお、演 - 正希光)と、元看護師の海谷朝香(かいたに あさか、演 - 山下容莉枝)(アニメ版では、医師の二神育子(ふたがみ いくこ、声 - 松岡洋子))を吸血鬼伝説を利用して殺害し、ドラマ版では正体を見られたオリジナルの登場人物である安池薫(やすいけ かおる、演 - 矢島健一)も口封じに殺害した[258]
一連の犯行の際、美雪を「目撃者兼一時的容疑者」として利用したが、本来なら、ペンションの常連である猫間純子(ねこま じゅんこ、声 - 東さおり / 演 - 小西美帆)がそうなるはずだったところ、ある事情から猫間が利用不可能になったため、急遽変更された。しかし、何の因縁もない美雪を選んでしまったことで、かえって計画に無理が生じてしまった[259]
一に犯行が暴かれた後、最後の1人である緋色景介(ひいろ けいすけ、声 - 池田秀一 / 演 - 中村俊介)を殺害しようとするが、緋色の自殺未遂により、彼が由利亜の恋人であり自分同様に苦しんでいたことを知る。アニメ版では、小児科医海谷政夫(かいたに まさお、声 - 二又一成)殺害しようとしたが、緋色が庇い重傷を負ってしまう。実は、当時余命半年の心臓病に侵されていた由利亜は自らの意思で怪我をした少女に輸血をして死亡してしまい、二神と海谷の2人がその件をもみ消したのであった。金の譲渡はあったものの二神と海谷はあくまで少女の名誉を守ろうとした結果であると発言をしているが、その発言が嘘なのか本意なのかは不明である。緋色は生死の境を彷徨ったが、青子自らの輸血により一命を取り留める[260]。その後、緋色が一命を取り留めたことを一から聞き彼が姉を心から愛してくれたことに対する感謝と自分の彼に対する行為を謝罪してくれと一に伝言を頼んだ。
ドラマ版では、3代目シリーズにおける唯一の事件となった。
湖月レオナ(こづき レオナ)
声 - 折笠富美子
怪人名 - 「ファントム」 (自らは「ファントムの花嫁」と名乗っている)
関与事件 - オペラ座館・第三の殺人(アニメのタイトルは「オペラ座館・最後の殺人」)
殺害人数 - (原作)3人 / (アニメ)2人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - SP(FILE1)
劇団「遊民蜂起」の劇団員。火が苦手である。年齢は20歳。
軽井沢の合宿所で起きた火事から大やけどを負うのもかまわず自分を救い、スターになるきっかけ(顔に大やけどを負った自分の「オペラ座の怪人」の出演と引き換えに彼女をヒロイン、クリスティーヌ役へ大抜擢させる)を与えてくれた霧生鋭治(きりゅう えいじ、声 - 古谷徹)と恋仲になり、劇団の妨害を振り切り駆け落ちする。しかし鋭治は、火事の原因が劇団員3名(絵門いずみ(えもん いずみ、声 - 山崎和佳奈)・三鬼谷巧(みきたに たくみ、アニメ版では登場していない・以後同じ)・城龍也(じょう たつや、声 - 三木眞一郎))の有能な新人劇団員を皆殺しにする為の不逞行為が原因であったことを知り、そのことを彼らに問いただした。しかし、3人は口封じに加え、レオナの役者としての天賦の才能を利用してのし上がろうと考えて、彼女から引き離すために霧生を睡眠薬で眠らせて樹海に放置する。霧生は樹海をさまよった後、手帳に3人を告発する手記を残して遭難死した(アニメでは2人によってオペラ座館のある歌島の崖から突き落とされた)。連れ戻された(3人によって霧生に拉致監禁されたことになった)レオナは、偶然見つけたその手帳から事実を知る(アニメでは、オペラ座の舞台の下で2人の話を聞いてしまう)。さらに合宿所の火事を霧生の仕業だとマスコミにリークする(失火の罪を霧生に擦り付ける)3人の話を聞いた彼女は「ファントムの花嫁」として復讐を誓い、オペラ座の怪人に見立てて3人を殺害した。一に犯行が暴かれた後、苦手である火を使って自殺を図るが、霧生の幻に別れを告げられ、一によって助けられる。その後、新オーナー・響静歌(ひびき しずか、声 - 藤田淑子)から、霧生鋭治が彼女と元オーナー黒沢和馬の息子であると知らされた(アニメ版ではカットされ、火災の焼け跡から出るシーンで終わっている)。
氏家貴之(うじいえ たかゆき)、濱秋子(はま あきこ)
声 - 菅生隆之(氏家)、金元寿子(秋子) / 演 - 北村一輝(氏家)、波瑠(秋子)
怪人名 - 「スパロウ」
関与事件 - 獄門塾殺人事件
殺害人数 - 6人(少なくとも内2人(ドラマでは3人)は秋子が、3人(ドラマでは2人)は氏家が殺害[261]
結末 - 高遠遙一によって毒殺(氏家)・逮捕(秋子)(ドラマ版では両者とも逮捕)
ドラマでの分類 - 4代目(無印、FILE2)
アニメでの分類 - R(FILE3)
氏家は極問塾(ドラマ版では獄門予備校)主任講師で、年齢は48歳。秋子は極問塾(獄門予備校)の塾生(文系グループ)で、年齢は17歳。墓場島殺人事件の檜山達之と森下麗美(ドラマ版では鷹島友代)と並ぶ数少ない対等な共犯である。
海堂瞳(かいどう ひとみ、声 - あいざわゆりか)(ドラマ版では中屋敷学(なかやしき まなぶ、演 - 前田公輝))率いるいじめグループ[262]から酷いいじめを受け、さらには家庭内のトラブルの2重苦に悩まされていた秋子は衝動的に自殺しようとするが、氏家貴之の隠し子・藍野修治(あいの しゅうじ、声 - 羽多野渉)(ドラマ版では馬太知(マー・タイチ、演 - ニックン))によって助けられる。その後、いじめグループに騙された秋子は藍野(馬)の持病の薬をビタミン剤のアンプルと取り替え、死なせてしまう。恩人と我が子を失った2人の深い心の闇は高遠につけこまれることとなり、6人の殺害を決意(ドラマ版では氏家が息子の復讐に躊躇しているが、秋子の決意がきっかけで共犯に至ったことが明かされている)。退塾した茂呂井連(もろい れん、声 - 小田久史 / 演 - 大石悠馬)の殺害を皮切りに、樹海に佇む2件の合宿所(ドラマではマレーシアにある2件のロッジ)を舞台とした高遠の大掛かりなトリックを駆使し、藍野(馬)を死に追いやった残りの塾生達を次々と殺害していった。一と明智に犯行が暴かれると、赤尾一葉に変装していた高遠が正体を明かして「操り人形の始末」を開始。毒入りの薔薇の矢で最初に仕留められた氏家は残った力を振り絞り、秋子に放たれた2本目の薔薇を自ら受けて秋子の命を救った後に絶命した[263]
命拾いしながらもより傷ついた秋子は警察に連行される中、一から「君は藍野を殺してはいない」と告げられ、自らの犯した罪と向き合い始めた。アニメ版では高遠が放った薔薇は最初に秋子に放った1本だけで、一の秋子へのメッセージも勾留中の秋子に送った手紙に変更され、一だけでなく美雪や草太も手紙や差し入れを出しており、秋子はそれらを大事にしていることが、剣持の口から語られた。
ドラマ版では竜二が草太の代役として登場しているが、式部清子(しきぶ(ドラマ版ではしきべ) せいこ、声 - 木下紗華 / 演 - 三吉彩花)の一部設定も継承している為、秋子に想いを寄せている(式部と秋子が親友同士である設定の名残である)。一によって真実を暴かれた後、高遠によって秋子が人質にされるも竜二によって救われ、氏家も高遠に左肩に傷を負わされただけで生存している。高遠が逃亡した後、一は秋子に馬を殺していないと告げたが、2人の逮捕後の描写はない。
原作版の中屋敷学(声 - 高橋英則)は好奇心旺盛な性格のミステリーマニアで、茂呂井が殺害された後のエセ探偵ぶりを披露している。藍野の死にも疑問を感じており、容疑者の一人に入っていたが、海堂らが主導するいじめや藍野の死に関しては完全に関与していないため殺害されることなく生存しているが、ドラマ版では鯨木大介(くじらぎ だいすけ、声 - 木村昴)の一部設定を継承する形で海堂の代役として登場する。陰険で非道な性格をしており、秋子を騙して馬を間接的に死に至らしめておきながら、問い詰めた秋子に「俺達は何もしてないし、やったのはお前」[264]と彼女に全ての罪を押しつける発言を他人事のように言い放った。その後、茂呂井が氏家に殺害されても平然とした態度を取り、いじめの仲間に「お前等、裏切ったらどうなるか分かってるんだろうな?二度と馬の事件の話をするな。」と恫喝した。後に事前テストでカンニングを行った事が厳島蘭子(いつくしま らんこ、声 - 竹内順子)の代役である堂島耕平(どうしま こうへい、演 - 笠原秀幸)にバレて自習室送りになり[265]、最後の犠牲者[266]として秋子に殺害された。そのため、原作にも登場した式部が原作の中屋敷の代役として登場した[267]
霧沢透(きりさわ とおる、声 - 朝比奈拓見 / 演 - 栗原類)は「氏家に殺害される」のは共通しているが、原作とドラマ版では設定が異なる。原作では理系グループで両親を医者に持つ弱々しい性格の持ち主。氏家によって実習室送りにされた後、最後の犠牲者[266]として氏家に殺害された。ドラマ版では文系グループとして登場してうえで、海堂と絵波ゆりか(えなみ ゆりか、声 - 五十嵐由佳)の一部設定を継承する形で登場し、絵波と同じ末路[268]を辿る。それに伴い絵波の代役となる梅素鶯(メイ・スーイン、声 - 小暮智美(ドラマ日本吹き替え) / 演 - ジニー)が海堂と同じ末路[269]を辿る事になる。
ドラマ版では近衛元彦(このえ もとひこ、声 - 清水一貴)と鯨木が未登場な為、林智雄(リン・ジーション、声 - 堀田勝(ドラマ日本吹き替え) / 演 - リン・ボーホン)が霧沢の一部設定を継承する形で、近衛の代役として登場し、陳剣隆(チェン・ジェンロン、声 - 須田祐介(ドラマ日本吹き替え) / 演 - RYU)が鯨木の代役として登場した。
また、最初の犠牲者である茂呂井は、原作・アニメ版では元文系グループとして登場していることは共通しているが、設定が異なる。原作では藍野を死に追いやった事で怯えて塾を退塾しただけだったが、アニメ版では笑みを浮かべながら藍野をいじめていた[270]ものの、藍野の死に怯えながらも深く後悔しているような描写があり自分を脅して仲間に戻そうとする鯨木に対して自分の本音を吐き出しはっきりと海堂達から決別しようとするなど原作に比べてやや良心的な一面を持っているような描写がある。ドラマ版では、霧沢の一部設定を継承する形で登場。元理系グループとして登場したうえで両親が医者という設定である。原作やアニメ版と違い、怯えている描写や後悔している描写がない。
なお、いじめグループのサブリーダーは原作では近衛だが、ドラマ版では霧沢、アニメ版では鯨木にそれぞれ変更されている。
氏家については、長編では初の本格的な倒叙形式(ただし、始めから犯人が明らかになっているが、トリックの分からない半倒叙)の犯人である[271]が、アニメ版及びドラマ版では本格的に犯人を暴くため倒叙形式は採用されなかった。
黒沼繁樹(くろぬま しげき)
怪人名 - 「雪霊」
関与事件 - 雪霊伝説殺人事件
殺害人数 - 3人
殺人教唆により、他人に殺害させた人数 - 1人
結末 - 逮捕
常に少々薄気味悪い笑みの白い仮面を掛けた弁護士。年齢は28歳。
2年前、かつて遭難したところを助けてもらい、恋仲になった女性写真家・神城唯夏(かみしろ ゆいか)が謎の遭難事故で死亡。そのショックで転落事故を起こして右頬に怪我を負う。その後彼女の遺品から瀬倉未沙(せくら みさ)、鱒井渉(ますい わたる)、堂崎一志(どうざき かずし)、堂崎次生(どうざき つぐお)の2人の兄弟の4人に装備を奪われ置き去りにされ凍死したことを知り、そのことを登山家・氷垣岳史に告白する。氷垣の言葉により復讐を決意し、親睦会を開いて4人の殺害を計画。その中で一志が次生を殺害して1人2役を演じ、2人分の分け前を独り占めする計画を知る。現場に居合わせた黒沼は、アリバイ確保のために彼を助け、「兄への復讐」と「遺産の増加」を条件に次生にも犯罪計画に加担させた。こうして完璧なアリバイを作り上げ、遺産を餌に4人を「雪稜山荘」に誘い出した。まず、瀬倉を雪霊「タカハシ」の伝説になぞらえ残酷極まりないやり方で殺害し、鱒井も雪霊伝説に見立てて殺した。そして亡霊さながらに現れた次生により兄・一志を殺させ、最後に共犯の次生を裏切り、ピッケルで風呂場で殺害するが彼を襲った際に残されたダイイング・メッセージにより一に犯行を暴かれた。実は次生は黒沼に風呂場で殺害される直前に黒沼に反撃可能な置物が風呂場にあったのだが、黒沼に殺される覚悟で向日葵が描かれたマグカップだけ黒沼に投げ反撃した。次生の残したダイイング・メッセージの意味は「投げた物に注目して欲しい」という意味で「向日葵が描かれたマグカップ」→「向日葵の絵」→「向日葵」→「向日葵の弁護士バッジ」→「弁護士バッジ」→「弁護士」を意味し、金田一に犯人だと暴かれてしまった。さらに瀬倉殺害の密室トリック、次生と組んで行ったアリバイトリック、鱒井殺害の心理的トリックを金田一暴かれても次生の単独犯や他の相続者による犯行を主張するなど弁護士としての弁論術を使って無実を主張したが瀬倉殺害の夜に黒沼が読んでいた本に次生の指紋が付いているという物的証拠を指摘され罪を認めた。素顔を曝した後逃亡し自殺しようとする。しかし一や剣持らの捜索により発見され雪霊「タカハシ」に導かれるように助けられた。実際の「タカハシ」は山荘の管理人・耶麻田雪雄(やまだ ゆきお)の旧友で、山岳者に危険を知らせる1人の優しい男の魂であった[272]
井沢研太郎(いざわ けんたろう)
声 - 内山昂輝
怪人名 - 「黒魔術の呪い」(本人はその怪人名は名乗っていない)
関与事件 - 黒魔術殺人事件
殺害人数 - 3人
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - OVA
詳細はリンク先を参照。
毒島陸(ぶすじま りく)
声 - 丹沢晃之
怪人名 - 「死刑執行人」
関与事件 - 剣持警部の殺人
殺害人数 - 2人
殺害未遂人数 - 1人(自殺)
その他の罪 - 死体遺棄
結末 - 再逮捕
アニメでの分類 - R(FILE4)
3年前に起きた女子高生十神まりな(とがみ まりな、声 - 渡邉佳美)監禁暴行死体遺棄事件の「主犯」とされた人物。陰惨な事件にもかかわらず、結果的に事故死[273]であることと、未成年でありまだ更生の余地があると当時担当していた弁護士湖森涼介(こもり りょうすけ、声 - 阪口周平)によって、3年の刑期で済まされた。現在20歳。
出所後、被害者である十神まりなの剣道の師匠であり、父親同然の存在だったことを知らなかったため、剣持に罪を着せるべく彼を拉致し、拳銃と帽子を強奪。自身が剣持に襲われたように装い、さらには共犯であった魚崎葉平[274]・多間木匠を剣持の犯行に見せかけて殺害。自分もトリックを使って自殺を図るが、一が場所を察知して息を吹き返す。その後、自分の発言の矛盾点を一に気付かれ、トリックを見破られる。
実は3年前の事件の真の主犯は、毒島の部屋を強引に借りていた多間木・魚崎[275]であり、毒島本人はまったくの無関係であった。父親は医療機器メーカーを経営しており、病院の院長であった多間木の父親が得意先であった。幼少から、それを付け込まれて多間木たちに逆らえず、彼らの不祥事の尻拭いを日々させられ、そのせいで周囲からは不良扱いされていた。毒島は彼らと縁を切り医者となって父親の仕事を助けるため、医大の進学を目指していた。勉強先のファミレスでバイトをしていたまりなは評判が悪かった彼の唯一の理解者であり、毒島はほのかな想いを寄せていた。しかし、まりなは多間木たちに目を付けられ[276]、拉致監禁されてしまう。毒島が気付いて駆けつけた時に、まりなは部屋から転落して死亡。多間木の口車に乗せられ、罪悪感を感じ、なおかつまりなも自分のことを恨んでいると思った毒島は流されるままにまりなの死体遺棄に協力し、父親の医療機器メーカーへの注文を増やすという条件で自分が主犯だと主張し、それを真に受けた剣持に主犯として送検されてしまう。しかし、約束は守られずに注文が打ち切られた[277]毒島のメーカーは倒産し、父親は蒸発。過ちを悟った毒島は剣持警部に真相を書いた手紙を湖森弁護士を通して送ったが、当時重病をわずらい、多間木の父親なしではできない手術を受けていた娘のために湖森が処分してしまう[278]。そして告発文が届いていない事を牧師と偽り相談役をしていた高遠から知らされ、その原因が「多間木家から賄賂をもらって剣持が公表していない」と騙されてしまう。その事がきっかけで自身を含めた「汚い奴ら」への「死刑執行」という名の復讐を決意。高遠の協力の下、今回の犯行に及んだ。真相を暴かれた後に湖森の謝罪を受け、犯人であることを自供し、3年前の事件の真相を打ち明けるが、冤罪の加害者の我が身を顧みない剣持に殴られてしまう[279]。そして一に剣持とまりなは家族ぐるみの付き合いであることと、剣持の性格上非道な行為をする事は絶対にあり得ないという事実を聞かされ、自分が高遠に騙されていたことに気付き、剣持に謝罪をして連行されていった。偏見を持ち頭から犯人だと決めつけた剣持の歪んだ熱意の犠牲者である。
実はまりなは、毒島からプレゼントされ、死の直前まで握っていたストラップの録音機能に彼が無実である証言を録音しており、剣持はストラップの仕掛けに気づかずに毒島が犯人だと告発するものだと思い込み、毒島本人もまりなが自分への恨みからストラップを握っていたと思っていた。後日それを知った彼は泣きながら、まりなと一にお礼を言った。また、まりなの妹の十神えりな(とがみ えりな、声 - 中村千絵)は当初毒島を憎んでいたが、彼が無関係かつまりなを暴行した多間木らを殺害した死刑執行人であると知ると姉は戻ってこない分本心が聞けて楽になったと語っている。
犯人であることが発覚する前は自己中心的で自分の行為に何の罪の意識を持っていない悪党を装っていたが、実際の彼は父親思いの優しい少年だった。そのことを理解していたのは十神まりなだけであり、恋人の刑事も妹も何より剣持は不良っぽく見える外見や言動で彼を悪党だと決めつけていた。
神丘風馬(かみおか ふうま)
声 - 柿原徹也(子供時代:小林さとみ
怪人名 - 「錬金術師」
関与事件 - 錬金術殺人事件
殺害人数 - 4人
殺害未遂人数 - 1人(美影紗月)
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - R(FILE2)
歯学部の大学生で、テレビ番組の宝探しツアーのゲスト出演者の一人。年齢は24歳。
幼少期に両親が交通事故で他界し、引き取り手の都合で妹・はるか(声 - 後藤沙緒里)と離ればなれになった過去を持つ。生き別れの妹はアイドル「夕凪はるか(ゆうなぎ はるか)」として芸能界で活躍していたため、ファンを装った手紙をきっかけに互いに連絡を取り合っていた。この頃、神丘自身は実子が生まれた里親に蔑ろにされるようになり、大学中退を考えるほど金銭的に苦労していたが[280]、はるかから金銭的な援助を提案され学業を続けられることとなった。
しかし2年前、はるかの自殺および覚醒剤使用について報道で知る。その直後、兄に真相を知ってもらうべく送られたはるかからの手紙には、主演予定だった映画「ゴールドラッシュ」で主演争いをしていたアイドルの深森蛍(ふかもり ほたる、声 - 椎名へきる)と、その協力者3名(ディレクター鬼沢龍子(おにざわ りゅうこ、声 - 高乃麗)、AD繭村琢也、マネージャー美影紗月(みかげ さつき、声 - 宮島依里))による策略で、知らず知らず覚醒剤を使用していたことが書かれていた(ただし美影の場合、罪の自覚はあるが鬼沢の策略に騙されていたようである。アニメ版ではそのことは触れられずただ泣き崩れるだけだった)[281]。この4名がはるかを自殺に追い込んだことを悟った神丘は、彼女らへの復讐を決意した。
神丘は、標的の4名が参加・出演するテレビ企画の一般参加者となるべくクイズ大会に参加、好成績を残して出演資格を得る。その後、ロケ地のかつての所有者・絵崎蔵人を思わせる「錬金術師」に扮し、ロケ地の孤島「恋琴島」で標的の繭村・深森・鬼沢を立て続けに殺害する(うち繭村は、密室トリックの下準備のため買収・利用される)。さらに、凶器消失トリックの手がかりを発見したカメラマンの不二森映(ふじもり あきら、声 - 沼田祐介)も口封じのため殺害する[282]が、その後に発見された数々の証拠をゲスト出演者の金田一に突きつけられ、最後の標的である美影は、鬼沢達に脅されていたと告白したため、彼女を殺害する前に逮捕された。
なお、神丘はこの事件で速水玲香をスケープゴートにすべく高度な密室トリックを実行している。その意図は、彼女が2年前の事件の影響で「ゴールドラッシュ」主演となって名声を得ており、その名声を殺人容疑によって落とすことにあった。しかし神丘が殺害動機を語った際、玲香からは「ゴールドラッシュ」助演獲得の理由が自殺直前のはるかからの依頼であったことが語られたため、神丘は誤解で事件に巻き込んだことを謝罪することとなった。
後日談としてロケに参加していた一色理科子(いっしき りかこ、声 - 百々麻子[声優 6])が怪盗紳士の変装であることが判明し、一が見つけた金塊を横取りしていった。さらに、絵崎蔵人の娘と自称していたが、怪盗紳士の話からして本物の一色と入れ替わったことも、本物の一色がただのクイズ王であることも判明した。
菊川早苗(きくかわ さなえ)
声 - 唐沢潤 / 演 - 高橋惠子(整形前:ふせえり
怪人名 - 「ゲームマスター」
関与事件 - ゲームの館殺人事件
殺害人数 - (原作)4人(ドラマ・アニメ)2人
結末 - 警察病院に入院し、少なくとも本エピソード終了後に病死(アニメ版では事件解決後に病死)
ドラマでの分類 - 4代目(N、FILE4)
アニメでの分類 - R(FILE5)
表向きの職業・名前はスナックのママの麦林美佳(むぎばやし みか)。年齢は46歳(ドラマ版では55歳)。事件発生時は、すでに余命6ヶ月であった。
若い頃はテレビの制作会社でプロデューサーを目指しており、その時知り合った男性[283]と結婚、娘の梢(こずえ、声 - 柚木涼香 / 演 - 福田彩乃)を儲けるも、仕事の忙しさからすれ違い離婚する[284]。離婚後、自分で作った小さな番組制作会社の番組中で死人が出て会社が倒産寸前になり、気の焦りから詐欺を働き(ドラマ版では詐欺の被害で借金苦になる)、いざこざで人を刺殺してしまう(アニメ版では詐欺を働いたのは原作と同じだが、殺人には至っていない。逆にドラマ版では詐欺の被害者であるため、殺人に手を染めていない)。
何もかもおしまいだと思い樹海で自殺しようとしたときに「麦林美佳」という人物の白骨遺体(ドラマ版では首をつって自殺した「麦林美佳」(演 - 高橋惠子)という人物)を発見。整形して「麦林美佳」となり人生をリセットすることを決断する。整形手術は成功したが、そのことで脅迫してきた担当医をも絞殺する羽目になった(ドラマ版・アニメ版ともに、担当医師の脅迫、およびそれによる殺人はない)。
開業したスナックのママをしているうちに偶然梢と出会い、彼女が自分の残した借金を抱え込んでしまい[285]、男性に貢いだせいもあって身動きが取れなくなっていることを知る。そんな折に偶然前夫の死亡記事を発見し、写真に写っていた後妻で有名アパレルメーカー社長[286]の霜村志保(しもむら しほ、声 - 堀越真己 / 演 - 山野海[287]と息子でワインのアドバイザーの勉強をしている大学生(ドラマではソムリエ見習い)の生馬(いくま、声 - 水島大宙 / 演 - 渡部豪太)を順番に殺害することで[288]、生馬と異母姉弟の関係にある梢に遺産相続させることを思い付き、自身が余命幾泊もない状態だったこともあって、計画を実行。無差別殺人を装うため、殺人ゲームを演出した。一と美雪に関しては、たまたま巻き込まざるをえなくなったために参加させたが、場合によっては口封じに殺すつもりだった。
一に犯行を暴かれた後、入院。見舞いに訪れた梢から遺産を自分と同じ境遇の子供たちに寄付したことや、早苗の店でウェイターをしている真津本潤(まつもと じゅん)(ドラマ版では町田和哉(まちだ かずや、演 - 上島竜兵))と結婚することを告げられ、成長した梢に涙した。アニメ版では、事件後に早苗は亡くなっており、梢の他に真津本の名前を大幅に変更した杉本潤[289](すぎもと じゅん、声 - 近藤隆)と一緒に墓参りするシーンに変更され、梢が志保が築き上げた財産を寄付したことや杉本が梢を支えると打ち明ける場所は原作の病院から早苗が眠る墓地に変更された。
また、原作で下戸だと判明した宝樹滋(たからぎ しげる、声 - 織田圭祐 / 演 - 阿部翔平)は、ドラマ版では単に犯人が生馬のツイッターを見たことで参加させられたことになっており、宝樹の酒嫌いは変わらないが、下戸だと告白したのが町田になっている。「ゲーム」のステージも原作の5つから3つ(アニメ版では4つ)に削減したため[290][291]、梢が毒殺されかかるくだりはカットされ[292]、さらに、第3ステージで宝樹と町田がもめているところを一が仲裁する途中で催眠ガスを嗅がされる展開となった(アニメ版では生馬の死体を発見した後に催眠ガスを嗅がされる展開となる)。その際宝樹が一に食って掛かり、「お前のせいだ!お前が(生馬の)知恵の輪を手伝ったから俺たちは殺されるんだ!」と一を責め立てている[293]。梢の性格も、原作の大人しくかつ天然な性格から男勝りの強気な性格となっている。
なお、同エピソードは原作・アニメ版では遊園地の帰りに「ゲーム」に参加させられるのは共通しているが、設定が異なる。原作では、一と美雪のほか、村上草太、岡崎浩司郎、秋峰あかね、鷹野樹里の6人で遊園地に来る(その後、あかねの提案により一と美雪の2人きりにする)設定だが、アニメ版は一と美雪のみになっている。また、チケットを入手したきっかけも異なる[294]。ドラマ版では、一、美雪、竜二、真壁、黒河、辻、星野の7人で遊園地に来ている。しかし、一が3Dメガネを持ってきてしまい、遊園地に返しに行ったが、営業終了だったため、帰ろうとしたときに「ゲーム」に参加させられたことになっている。
これまでの犯人の性格などを足したような犯人である[295]
第二期無印シリーズの最後の事件に当たり、アニメ版もR第一シーズンの最終回として放送された。

真犯人に利用された従犯(新シリーズ(長編))[編集]

堂崎次生(どうざき つぐお)
関与事件 - 神城唯夏凍死事件/雪霊伝説殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 雪霊(黒沼繁樹)によって斬殺
堂崎一志の双子の弟。年齢は24歳。遭難事件の際、兄・一志や瀬倉・鱒井と共に唯夏を死に至らしめるが、実際は兄との仲は非常に険悪で、氷垣岳史の遺産相続のために山荘へ向かう途中、兄に崖から突き落とされて殺されかけるが、黒沼に救助され、彼と共謀して瀬倉殺害時のアリバイ作りに鱒井殺害後のアリバイの確保、そして、自らの手で兄を殺害することに成功するが、直後に黒沼に裏切られ、自分も「雪霊」こと黒沼によってピッケルで殺害されるが、その直前に黒沼の職業を暗示するダイイング・メッセージを残した。実は次生は黒沼に風呂場で殺害される直前に黒沼に反撃可能な置物が風呂場にあったのだが、黒沼に殺される覚悟で向日葵が描かれたマグカップだけ黒沼に投げ反撃した。次生の残したダイイング・メッセージの意味は「投げた物に注目して欲しい。」という意味で「向日葵が描かれたマグカップ」→「向日葵の絵」→「向日葵」→「向日葵の弁護士バッジ」→「弁護士バッジ」→「弁護士」を意味していた。
火祀星子(ひまつり ほしこ)
声 - 朴璐美
関与事件 - 井沢一家強盗殺人事件/黒魔術殺人事件
結末 - 逮捕
火祀家の長女。年齢は28歳。表向きは穏やかな性格で「火祀家の中で一番まとも」と井沢研太郎に評されていたが、実際はその裏で黒魔術を使い火祀家に呪いをかけていた。
火祀家とはそもそも、井沢研太郎の家族を殺害して現金を強奪したメンバーにより成り立った仮初の家族であり、彼女もその一人で事件当時はカード破産寸前の元風俗嬢だった。旧姓は花木。裕福ではあったものの、お互いを監視するために行われる「家族ごっこ」の窮屈さに耐え切れなくなり[296]、黒魔術を使って彼らを呪い殺そうと企んでいたが、その思惑を真犯人「黒魔術の呪い」に利用され、スケープゴートにされ罪を被って毒殺されそうになる。
毒殺は逃れたものの真相解明の中で事件の犯人であることを暴かれた井沢にナイフで殺害されそうになるが、身を挺して守った一に助けられる。解決後は警察に逮捕され井沢一家殺害事件の真相を全て自供する。殺害自体は事故に近い為、大した罪にはならないとのこと。
繭村琢也(まゆむら たくや)
声 - 藤本たかひろ
関与事件 - 夕凪はるか覚せい剤事件/錬金術殺人事件
結末 - 錬金術師(神丘風馬)によって証拠隠滅を兼ねる形で刺殺
犯した罪 - 麻薬取締法違反(原作)
アシスタントディレクター。年齢は19歳。仕事を金儲けしか考えておらず、深森、鬼沢とつるんではるかを芸能界から追放させてしまう。番組収録で恋琴島にやってきたが、神丘に買収された後、部屋割りの時にフォージングというトリックで深森を特定の部屋に誘いこみ神丘から報酬を受け取るが、自身もはるかを死に追いやった罪人の1人であったため、証拠隠滅を兼ねる形で殺害された。後に、彼の部屋は不二森の死体の発見現場となった。

真犯人が犯した事件につながる犯罪者(新シリーズ(長編))[編集]

火祀青竜(ひまつり せいりゅう)
声 - 岩崎ひろし
関与事件 - 井沢一家殺人事件/黒魔術殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 井沢研太郎によって殺害
火祀コーポレーション前社長。本編では故人だった為、回想のみの登場で顔は常に影がかかったようになっていた。
生前は黒魔術に対して強い感心を持っていたらしく事件の舞台となった「葡萄の館」も、5年前に彼が別荘として購入した屋敷である。
10年前に多額の負債[297]を抱え自社が倒産寸前の状況に追い込まれており、金融会社のロビーで自身と同様に借金で苦しんでいた星子たちと知り合い残った所持金1万円で食事を済ませたら暁の持っていたクロロホルムを使って雪山で一緒に自殺しようと考えていたが、偶然にも同じレストランの後席で食事していた井沢一家の会話から、彼らが住宅資金として、自身の負債と同額の3千万円を持っていた事を知る。そして会社の立て直しに成功したら、まとめて面倒を見る事を条件として星子たちに井沢一家を襲い現金を強奪する計画を持ちかけ実行に移す。
一家の殺害後[298]、計画に加わった3人と宣誓を交わして家族となり、奪った資金を元に会社を大手企業へと成長させる。その後、高遠の差し金で家族の死の真相[299]を知った井沢研太郎の復讐の標的となり、本編の二週間前に「鉄道模型の線路上に真っ二つにされた呪い人形」に見立てられる形で列車事故を装って殺害される。
火祀九曜(ひまつり くよう)
声 - 宮野真守
関与事件 - 井沢一家殺人事件/黒魔術殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 井沢研太郎によって殺害
火祀家次男。年齢は30歳。火祀コーポレーションの運営に関わっている描写や現在の職業に言及がなかった為、無職の可能性がある。星子に辛く当たるなど家族との仲は良好ではないが、メイドの葉村いずみ(はむら いずみ、声 - 牧野由依)には気があるらしく友好的に接している。
旧姓は丸島(まるしま)で、事件当時は多額の借金を抱えた遊び人だった。
「点灯した電球のコードに首を絞められた呪い人形」に見立てれられる形で絞殺死体として発見される。
火祀暁(ひまつり あきら)
声 - 及川いぞう
関与事件 - 井沢一家殺人事件/黒魔術殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 井沢研太郎によって殺害
火祀家長男。年齢は48歳。火祀コーポレーション社長[300]。右の頬に大きな火傷の痕があり、17歳の夏目(なつめ、声 - 彩夢)を妻に持つ。
旧姓は間田(あいだ)で、劇薬を専門に扱うトラック運転手だったが、事故[301]が原因で他の3人と同様に莫大な借金を背負っていた。当初、自殺に使うはずだったクロロホルムは彼が所持でしていたもの。
「水槽に頭を沈められた呪い人形」に見立てられる形で「儀式の間」に隠された地下水で水浸しになっていた階段で溺死体として発見される。
多間木匠(たまき たくみ)
声 - 内田雄馬
関与事件 - 女子高生死体遺棄事件/剣持警部の殺人
犯した罪 - 監禁・暴行傷害致死・死体遺棄
殺害人数 - 1人
結末 - 死刑執行人(毒島陸)によって焼殺
女子高生死体遺棄事件の共犯とされる少年。20歳。父親は病院の院長。爽やかな好青年を装っているが、実際は暴力的で卑劣な性格。三年前に毒島が勉強部屋に使っていたアパートの一室を強引に乗っ取り、そこで友人の魚崎と一緒になって誘拐した十神まりなに凄惨な暴行を繰り返して死に追いやる。事件の主犯だったが、無関係だった毒島を言いくるめて彼に罪を押し付けた事と、十神の直接の死因が転落による事故死[302]と判断された事で鑑別所に数ヶ月入所するだけの罪で済む。物語の冒頭で悪党を演じていた毒島が剣持に語っていたように、3年前の事件を全く反省しておらず罪の意識も持っていなかった。出所後は世間の目から逃げるように、先述にある毒島との約束を破ってアメリカへ留学、その3年後に父の計らいで不動高校に転入するが、その初日から乱暴な運転で美雪にぶつかりそうになったり、様々なクラスの女生徒に手を出すなど素行や評判はかなり悪かった。
自身の周辺を警護で固められていたとはいえ犯人に対しては全く警戒心を抱いていなかったようで、毒島が襲撃され[303]魚崎が殺害された後も何事もなかったかのように不動高校へ通い続けていた。そして事件の真相を探る中で十神に対する暴行の詳細を知った一から彼自身も犯人に命を狙われている事を警告されるだけでなく、過去の監禁事件の内容を蒸し返された事に激怒して、一を徹底的に痛めつける[304]。その直後「日本で犯罪すんのは20歳前ってか?」[305]と世間を嘲笑うような発言をして、送り迎えの車に乗り込もうとしたところ[306]、車体に仕掛けられた装置が爆発し、その炎に巻き込まれ自身が監禁した十神に行った拷問の一つ「火あぶり」に見立てられる形で火だるま[307]となって全身大火傷を負う。重体となった後の末路については、原作では詳細な説明がされる事はなかったが[308]、少なくとも重体を負った数時間後に死亡しており、アニメ版では搬送先の病院からかかって来た電話で明確に死亡が確認された。
魚崎葉平(うおざき ようへい)
声 - 小田柿悠太
犯した罪 - 監禁・暴行傷害致死・死体遺棄
殺害人数 - 1人
結末 - 死刑執行人(毒島陸)によって溺殺
女子高生死体遺棄事件の共犯とされる少年。20歳。三年前に多間木と共に、十神まりなに対する凄惨な暴行に加担する。彼も主犯の1人だが多間木と同様の理由で、数か月の入所だけの罪で済む。多間木と同様に罪の意識を持っておらず、出所後も逮捕前と変わらず不良仲間などと遊び歩く日々を送っていた。
湖森に付き添われる形で十神家に焼香に訪れるが、無反省な状況を知っていたえりなに門前払いされて追い返されてしまう。その直後、出所を果たした毒島に脅されながらホテルへ連れ込まれた後に気絶され、ガムテープでぐるぐる巻きにされた後、バスタブの底に固定され、わざと耳に銃弾を発砲し入院した毒島による遠隔殺人により十神に行った拷問の一つ「水責め」に見立てられる形で溺殺された。

長編(第2期)新シリーズ(20周年記念)[編集]

中神深志(なかがみ ふかし)
怪人名 - 「ヒトクイ」
関与事件 - 人喰い研究所(ラボ)殺人事件
殺害人数 - 3人
殺害未遂人数 - 1人(谷瀬あやね)
結末 - 逮捕
仁久井研究所副所長。年齢は32歳。
生まれてすぐ両親に捨てられて幼少時代を養護施設で過ごしていたが、中学生時代に教授・緑川研堂(みどりかわ けんどう)と知り合い、彼に師事し勉強をしつつ、教授の娘で一たちの中学時代の友人である繭(まゆ)の遊び相手をするという生活を送り、その後に仁久井研究所に勤務するようになった。2年前に教授が無尽藻のオイル生産能力の鍵を握る環境因子・緑川因子を発見、その成果をインターネットで無償公開することを表明。だが巨万の富を生むこの発見を無償公開されることを恐れた鰐部鋭介(わにべ えいすけ)、麻木根司(まきね つかさ)、谷瀬あやねの研究員3人は、教授を自殺に見せかけて殺害することを計画。研究所管理人である葉島秋也(はじま しゅうや)の弟が自殺したことを利用し、自らが狂言自殺を図った上で、最終的に教授を焼死させることでこれを"ヒトクイ"による自殺に見せかけた[309]。このため、父のように慕っていた教授を殺めた3人に復讐心を抱くようになった。
一方、父の跡を継ぎ研究所所長となった繭も父の遺したダイイングメッセージからその自殺に疑念を抱き、鰐部と麻木根のメールのやり取りから彼らが父を殺害した確信を得て、3人に復讐する計画を立てていた。教授の死後、3人は奪った緑川因子レポート入りのチップを開いたが、セキュリティトラップにより暗号化され解読できなくなっており、繭はその解読の鍵をエサに父の仇である3人を仁久井村に呼び寄せた。中神はこれらのことを繭が匿名で書いていたブログで知り、繭に成り代って復讐計画を実行に移した。
当初は計画実行を躊躇したものの、不確実であった遠隔トリックで鰐部を殺害することに成功し、また谷瀬が仁久井村に通じる唯一の吊り橋を焼き捨てた[310]ことにより、計画実行の決意を新たにする。麻木根、さらにアリバイ工作に使われたトリックのカギを握った財前乙彦を自殺に見せかけて殺害し[311]、一が真相を告発すべく関係者全員を集めた場で毒入りの茶を谷瀬に飲ませようとしたが、一はそれを逆に利用し中神が犯人であることを告発、さらに麻木根および財前殺害のアリバイトリックを明かした。
中神および谷瀬が上記の経緯を語った後、繭は自らの復讐計画を練り上げ、しかしいざターゲットの3人を目の前にしてそれを実行できなかったことを明かした。自らの計画を実行できず中神に殺人をさせることになってしまったことを悔やむ繭と、それをなだめる中神を見た一は、中神が繭に犯行をさせないために自らの手を汚したと推察した。
楊蘭(ヤン・ラン)
声 - 中川亜紀子 / 演 - 川口春奈(幼少期:畠山彩奈
怪人名 - 「毒龍」
関与事件 - 香港九龍財宝殺人事件
殺害人数 - 2人
殺人教唆により、他人に殺害させた人数 - 1人
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 4代目(無印、FILE1)
アニメでの分類 - R(FILE1)
香港のファッションイベント「ガーリーモード」に出演するモデル。外見が美雪に瓜二つの中国人。日本で暮らしていた経験があり日本語も堪能。年齢は19歳。
マフィアの巣窟「九龍城」の主であった「九龍皇帝」王龍(ワン・ロン、声 - 木下浩之 / 演 - エリック・ツァン)の娘で、瀧川龍太(たきがわ りゅうた、声 - 浜田賢二 / 演 - 桐谷健太)、李白龍、金龍東(キム・ロンドン、声 - 森訓久 / 演 - V.I)の妹。20年前、王が自分の部下で九龍財宝「龍の眼」を狙う新力、陳永福(チャン・ヨングー、声 - 梅津秀行 / 演 - 矢野浩二)、柳愛碧(リュウ・アイビー、声 - 佐古真弓 / 演 - ビビアン・スー)の3人によって殺害された後、彼女は母親・美琴(メイジン、声 - 高橋理恵子 / 演 - 福本幸子)と共に財宝を狙う3人から逃げ続ける生活を送っていた。メイジンは自らの身体に彫られたタトゥーにより「龍の眼」の在り処が知られることを防ぐため、裏切った3人と蘭の目の前で焼身自殺を遂げる。その後日本へ逃げ成長した蘭は、龍太の仲介により陳と愛碧に再会、同時に両親を死に追いやった三人に復讐を遂げる計画を立てる[312]
新を買収して香港に来た美雪を拉致させて入れ替わった蘭は、新に陳を毒が盛られたスープ皿の席に座らせ殺害し、その後新を衣裳部屋に呼び出して殺害した。そして愛碧を拉致し、自殺に見せかけて毒殺し真犯人に仕立て上げようとしたが、麻酔が切れた愛碧が抵抗したためやむなくガラス片で首を切って殺害し、その返り血を誤魔化すため「拉致されて暴行を受けた美雪」を装い、その場を切り抜けて病院へ搬送された。しかしその際、一のことを「はじめちゃん」ではなく「はじめ」と呼んだことを一に指摘され正体が明らかになり、全ての真相を暴かれた後は言い逃れを一切せず罪を認めた。白龍の手で逮捕されるも、香港で再会した兄たちと一からやり直すことを決意した。美雪に関しては、拘束などもされず、蘭に雇われたおばさんの世話になって、外に出られない以外は何不自由無く過ごしていたため、美雪本人は、自分が軟禁されていること自体、気づいていなかった。
事件後、美雪の許可を得た龍太らの計らいで「ガーリーモード」に代役の七瀬美雪として出演。出演直前に一に好意を寄せていたことを伝え、ステージへと向かっていった。
長編の中で唯一の外国人の真犯人であった。
ドラマ版は陳永福が張永福(読みはチャン・ヨンフー)、柳愛碧が劉艾薇(読みは原作と同じ)に名前が変更されている。他にも張殺害に使用するスープ皿がシャンパングラスに代わったり、新殺害の下準備にラジコンヘリを用いるなど筋書きが異なっており、「龍の眼」を狙い蘭たちを追っていたのは張と新の2人で、艾薇は無関係の人間であったが、彼女も張らの仲間だと蘭が誤解してしまい、標的に入れたことになっている。艾薇が彼らと手を組んだ理由は王龍がくり抜いた「龍の眼」を元の場所に返す為であり、真相を暴かれた後、龍太と白龍から艾薇が財宝を狙っていた本当の理由と、彼女が兄弟たちの命の恩人であった事実を告げられ、動揺し泣き崩れた。続編となる『獄門塾殺人事件』で、高遠から殺害方法を教わったことを告白した。
原作第2期の事件の一つだが、九龍城砦を取り壊した時期の20年後に合わせるため早期メディア化された。そのため、四代目ドラマ版とアニメ版第2期(R)では最初の事件として扱われた。
月読ジゼル(つくよみ ジゼル)
声 - 沢城みゆき / 演 - 藤井美菜
怪人名 - 「ローゼンクロイツ」
関与事件 - 薔薇十字館殺人事件
殺害人数 - (原作)4人(ドラマ)3人(小金井睦除く)
殺害未遂人数 - 1人(冬野八重姫)
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 4代目(N、FILE8)
アニメでの分類 - R(FILE7)
ゴスロリの服装をした歌人。年齢は20歳。
思いついたポエムをその場で口ずさむ奇癖があり、当初は一には「プッツン系女」と評されている。
本名は美咲ジゼル。月読は引き取られた親戚の名字[313]、改名後詩人の才能を活かして本を出版した。
薔薇のブリーダーであった美咲蓮花(みさき れんか、声 - 杉本ゆう / 演 - 斎藤慶子)の娘として母子家庭で育ち、新種の青薔薇を完成させた母と共に薔薇の博覧会の為にローズグランドホテルに宿泊するも、青薔薇を盗もうと企んだ皇翔(すめらぎ しょう、声 - 岩崎征実 / 演 - 橋本じゅん)・小金井睦(こがねい むつ、声 - 町田政則)・祭沢一心(まつりざわ いっしん、声 - 津田健次郎 / 演 - 中村靖日)・禅田みるく(ぜんだ みるく、声 - 岡村明美 / 演 - 久世星佳[314]・冬野八重姫(ふゆの やえひめ、声 - 皆川純子 / 演 - 野波麻帆[315]によってホテルは炎上(だが原作およびアニメでは、小金井がばら撒いた酒によって引火した火事を祭沢だけが必死に消そうとしていた)[316]。偶然展示室にいる彼らの姿を目撃してしまった蓮花は口封じに重傷を負わされた挙げ句(八重姫は最後まで気絶した蓮花を助けようとしたが、皇に「破滅する」と言われたことで蓮花を見捨て逃げてしまった。ドラマ版では皇が蓮花だけ火事で逃げ遅れたことにしようと提案し蓮花を助けようとした八重姫を唖然とさせた)八重姫以外の4人(ドラマ版では皇と祭沢)によって展示室に閉じ込められ、ジゼルに5つ(ドラマ版では4つ)の薔薇が入ったダイイングメッセージを残して焼死した。「皇翔」という薔薇の品種だけが黒こげにならなかったことにより、母を死に追いやった罪人の一人が皇ということだけは突き止めていた。
背中には母を助けようとした際に負った十字型の大きな火傷が残っており、彼女自身も炎には重度のトラウマを抱えている。
その出自は高遠遙一の異母妹で、殺害手法や法則が魔術列車の時の高遠と似通っており[317]、白樹紅音(しらき べにね、声 - 本名陽子)以外の薔薇十字館に登場した人物も、魔術列車を彷彿とさせるような仕草を見せている[318]
見知らぬ父から受け継いで母が管理していた薔薇十字館の譲渡を餌に皇に接触して事件の真相を問い質すも、襲われて反射的に彼を殺害してしまう。茫然自失で街を彷徨っている時、公園で子供相手にマジックを披露する高遠を偶然目撃し、所持していた特殊な薔薇から彼を兄だと理解。「血を分けた兄が殺人鬼」という運命に勇気づけられて復讐を決行した[319]。最初は皇をプリザーブドフラワーで用いられる手法でエンバーミングを施した後バラバラ死体(ドラマ版ではデスマスク、アニメ版ではバラバラ死体ではない)にし、皇のバラバラ死体を見た小金井が罪人であることを確信し彼を自滅に追い込んだ(ドラマ版では祭沢とみるくが負傷覚悟で脱出しようとしたが毒に気づいた一に止められている)。そして、「美咲」と「蓮花」の薔薇が入った薔薇風呂を使い、祭沢・みるく・八重姫が罪人であることを確信し、母を死に追いやった5人(4人)全て揃うことになった。最初は祭沢を刺殺し、トリックを使って自殺に見せかける。次に祭沢殺しで使ったトリックを利用しみるくを開かずの間に見せかけた離れに呼び出して射殺した。そして最後の標的である八重姫を殺害しようとした瞬間、高遠(ドラマ版では一)に阻止され、失敗してしまう。これにより、八重姫が火事の真相を語ることになった。犯行を暴かれた後、薔薇十字館に仕掛けた爆弾を起爆し自分もろとも全ての証拠を焼き払おうとしたが、高遠に気絶させられ失敗。ドラマ版では兄である高遠の目の前で自殺しようとしたが、高遠に阻止され、一から高遠がジゼルに逢いたかったことを伝えられ落胆する。その後、館から脱出した一達の通報により駆けつけた警察に兄妹揃って逮捕された。一は5人(4人)の他に白樹(ドラマ版では真壁誠)・佐久羅京(さくら きょう、声 - 川田紳司 / 演 - 須賀貴匡)・毛利御門(もうり みかど、声 - 山路和弘 / 演 - 久保酎吉)も後ろ暗い過去を持っていると感づいていたが、ジゼル(ドラマ版では剣持)の発言により確信へと代わり、世話役として招集され、当時・ホテルの支配人だった毛利が一番の罪人であること[320]、高遠に興味を抱いていた白樹(ドラマ版では不安に駆られていた真壁)の兄が佐久羅であることも判明した。
ジゼルが高遠の異母妹であると判明した時点においては彼女が「自身の犯罪計画のために高遠を利用」したことが明らかになっていたため、このことで犯罪芸術家としてだけでなく、自身のプライドをも踏みにじられたと感じた高遠は不快感を露わにし、それまで微かに抱いていた異母妹への私情や想いを一切捨てけじめのために彼女を抹殺しようとしたが、この世に生き残っている数少ない肉親[321]であったこともあってか私情を捨てきれず、前述のように彼女を殺すことはできなかった。ドラマ版でもそれが強調され、殺害すると宣言したのにも関わらず自殺を阻止するなど矛盾する行動をとっている。
ドラマ版では4代目シリーズにおける現時点での最終回である。

真犯人に利用された従犯(新シリーズ(20周年記念)(長編))[編集]

新力(シン・リー)
声 - 飛田展男 / 演 - 小松拓也
関与事件 - 九龍皇帝殺害事件/香港九龍財宝殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 楊蘭によって撲殺
陳(張)永福、柳愛碧[322]と共に王龍を殺害した実行犯。年齢は45歳。真犯人「毒龍」に買収され、香港旅行に来た美雪を拉致し、さらにかつての共犯者であった陳を殺害するが、直後に自らも殺害される。

真犯人が犯した事件とは別に犯罪を犯した犯罪者(新シリーズ(20周年記念)(長編))[編集]

谷瀬あやね(たにせ あやね)
関与事件 - 人喰い研究所(ラボ)殺人事件
犯した罪 - 器物損壊
結末 - 生存
観光客で仁久井研究所の元研究員。年齢は28歳。研究員時代に莫大な借金を抱えていて本気で自殺を図る。しかし、それが未遂に終わった後鰐部と麻木根が教授を殺害している所を目撃した事で彼らに脅されて協力してしまい、さらに、教授は焼死する際に姿を見せた谷瀬も自らを殺害した者を告発するダイイングメッセージに含めてしまった。事件前夜「緑川因子を見つけるまで帰らない」と決意し仁久井村につながる吊り橋を焼き捨てるが、結果的に自分の命が狙われる結果となった。しかし、一によって中神の犯行が暴かれたため、緑川教授の死の真相を語ることとなった。
先述のとおり、緑川教授が鰐部と麻木根に焼殺された時点では犯罪者ではなかったが、吊り橋を焼き捨てた際に犯罪者になり下がった異例の人物である。
財前乙彦(ざいぜん おとひこ)
関与事件 - 仁久井研究所研究員襲撃事件/人喰い研究所(ラボ)殺人事件
犯した罪 - 脅迫
結末 - 中神深志により、二酸化炭素で中毒死
観光客で谷瀬の部下兼恋人。年齢は28歳。谷瀬の命で中神を襲ったが、偶然証拠となるトランシーバーを発見し緑川因子をネタに中神を脅迫したが、逆に谷瀬殺害に用意したロープに首にくくりつけられた後、中神により、水道管から送られた二酸化炭素によって死亡した。

短編(第2期)新シリーズ(無印)[編集]

朽沼末吉(くちぬま すえきち)
声 - モロ師岡
関与事件 - 速水玲香と招かれざる客
殺害人数 - 1人(アニメでは殺人未遂)
その他の罪 - 脱獄罪
結末 - 再逮捕
アニメでの分類 - R(SHORT FILE1)
脱獄犯。刑務所から脱獄し、高飛びのために船に乗り込んだ。船内のトイレで御手洗幸男(みたらい ゆきお、声 - 千葉進歩)という人物をスパナで撲殺(アニメでは一命を取り留めた)し、服を奪って彼になりすましたが、その船はアイドル・速水玲香の「玲香クルージングパーティー」の会場であり、しかも一と剣持と相席になってしまう。長い間服役していたため世情に疎くなっており、一に数々の不審な点を指摘された上に脱獄犯である事も指摘されてしまう。本物の御手洗幸男をスパナで撲殺した際に付着した血が決定的となり、自暴自棄なり玲香を人質に取って逃れようとしたが、一に呼ばれ潜んでいた剣持に一本背負いされ失敗。脱獄及び殺人の現行犯で逮捕された。この際に剣持の口から本名が口沼末吉だと判明して剣持に連行される直前に一から玲香のフルネームをようやく知った。
声を担当したモロ師岡は、テレビドラマの堂本剛版第1シリーズ・「オペラ座館殺人事件」に従業員役で出演している。
津雲成人(つくも しげと)
関与事件 - 不動高校学園祭殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
不動高校化学教師・写真部顧問。年齢は48歳。写真部部員だった六野冬花(ろくの ふゆか)は年の離れた恋人だったが、それを知った写真部部員の伊志田純(いしだ じゅん)は六野を脅迫しヌード写真を撮影、さらにはそれを裏サイトに流し、彼女を自殺に追い込んだ。事実を知った津雲は学園祭の最中に伊志田を殺害し、化学教師らしいトリックを用いてアリバイを確保したが一に見破られる。真相解明後、逮捕された。
実は伊志田が六野の脅迫ヌード写真を撮影した原因は同じ写真部の部長で六野に恋心を抱いていた江塔大樹(えとう だいき)が「六野は自分と付き合っている」という伊志田の虚言が怒りに触れて津雲と六野との恋愛の秘密を伊志田に喋ってしまう。プライドを傷つけられた彼を非道な行為に走らせて六野を死に追いやったのは自分だと江塔は津雲に涙ながらに謝罪し、津雲が逮捕された直後に部活の集合写真からたまたま並んで写っている津雲と六野の写真をアップし切り抜いて一に届けさせ幸せそうな表情をしている六野との写真を受け取った津雲は涙を流しながら連行されていった。
海峰学(かいほう まなぶ)
声 - 吉野裕行
関与事件 - 「血溜之間」殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - R(SHORT FILE3)
不動高校1年、囲碁部所属。開桜学院との囲碁部合宿対戦の大将。対戦相手の一人でもある星桂馬(ほし けいま、声 - 菅沼久義)とは中学のころからの親友だった。しかし、本来合格していたはずの開桜学院を何者かによって入学辞退させられており、息子の合格に全てを賭けていた母親はノイローゼを患って自殺。そして、その黒幕が二次補欠合格していた星と突き止めた彼は今回の合宿で星を殺害。星も入学辞退にしたことを深く後悔しており、合宿が終わったら自主退学する予定だった。
小金井守(こがねい まもる)
声 - 遊佐浩二
関与事件 - 高度1万メートルの殺人
殺人教唆により他人に殺害させた人数 - 1人
その他の罪 - 薬物取締法違反
結末 - 加賀谷唯によって刺殺(アニメ版では逮捕)
アニメでの分類 - R(SHORT FILE2)
副操縦士。影で麻薬密輸を行っていたが、それが機長の志田智明(しだ ともあき、声 - 園部好徳)に知られてしまい、警察沙汰になる前に彼の殺害を計画。婚約者の加賀谷唯に志田を殺させ、テロリストの仕業に見せかける。犯行を暴かれても殺人教唆の証拠がないのをいいことにシラを切り、加賀谷に全ての責任を押し付けたため、激昂した彼女にペンで心臓を刺され死亡。彼の死により、旅客機の操縦をできる人間がいなくなり、一時機内はパニックに陥るが、志田から事前にシミュレーターで操縦を教わっていた明智により事無きを得た。アニメ版では突き飛ばされて首を絞められるも生存。頭を強く打ったショックで気を失ったが、明智の操縦で着陸した後に意識を取り戻す。
加賀谷唯(かがや ゆい)
声 - 小松由佳
関与事件 - 高度1万メートルの殺人
殺害人数 - (原作)2人(アニメ)1人
殺害未遂人数 - (アニメ)1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - R(SHORT FILE2)
キャビンアテンダント。小金井に頼み込まれて、志田の殺害を行うが、犯行発覚後に小金井が自分に全ての罪を押し付けて逃げようとしたため、衝動的に刺し殺してしまう。アニメ版では小金井を扼殺しようとするが、女優の石田麻利亜(いしだ まりあ、声 - 河原木志穂)の格闘術[323]で取り押さえられ、戦場カメラマンの大越豊(おおごし ゆたか、声 - 藤原貴弘)に論されて改心した。

短編(第2期)中学生編[編集]

潮美波留(うしお みはる)
声 - 福圓美里
怪人名 - 「飛込プールの悪霊」
関与事件 - 飛込プールの悪霊
殺害人数 - 1人(アニメでは殺害未遂)
結末 - 補導
アニメでの分類 - R(中学生編 FILE2)
美雪が中学3年生だった頃、通っていたスイミングスクールの生徒であり飛び込みのプロ。事件当時14歳。幼馴染の虹枝光世(にじえだ みつよ、声 - 雪野五月)とライバル関係だったが、プロへのコースである高校の推薦を光世が金でとったため、怪我をさせようと飛び込みのプールに塩とビニールシートで細工をして、結果光世を死なせてしまう。光世本人はプライドから推薦辞退を決めており、また将来潮とペアでシンクロナイズドダイビングをする夢を持っていた。
アニメ版では光世は意識不明の重体で死んではおらず、殺害未遂となった。事件解決後、光世は意識を回復したことが一と美雪の会話で明らかとなっている。また、アニメ版では「キャンプ場の”怪”事件」同様回顧録として描かれた。
金田一一(きんだいち はじめ)
声 - 松野太紀
関与事件 - キャンプ場の”怪”事件
犯した罪 - 下着泥棒
結末 - 美雪・あかね・樹里に袋叩きにされる
アニメでの分類 - R(中学生編 FILE1)
詳細はリンク先を参照。

短編(第2期)新シリーズ(20周年記念)[編集]

桐森蘭(きりもり らん)
関与事件 - 暗黒城殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 補導
桐森岳志(きりもり たけし)の義理の娘。年齢は13歳。中学生。単独犯による殺人事件の犯人としては佐伯航一郎と並んで歴代最年少である。
母親の再婚相手である岳志に対して元々好印象を抱いていなかったが、間もなく母親が練炭自殺により亡くなる。その際の岳志の言動を不審に思い、彼の金庫をこっそり開けてみたら、結婚詐欺の訴状が大量に入っていたことから、母親は岳志に保険金目当てで殺害されたと確信し、彼への復讐を決意した。訴状から自ら同様岳志に恨みを持つ人物(雁野菜月(かりの なつき)、影島龍(かげしま りゅう)・灯(あかり)夫妻の3人)を特定し、動機をカモフラージュさせるために彼らを暗黒城のイベントに招待した上で、自らの若さを利用し、暗黒城の暗闇の中でモスキート音を用いて岳志の場所を特定し殺害することに成功したが、一に真相を暴かれた。なお、桐森岳志は保険金詐欺の常習犯であることが判明し、死亡後ながら今後起訴されることが示唆されている。
なお、暗黒城のイベントに参加した鯨木六郎(くじらぎ ろくろう)は桐森に恨みを持つ蘭や他の3人とは違い、桐森が起こした事件に遭っておらずまったくの無関係であり、主催者の綾川春絵(あやかわ はるえ)に逢うために当日キャンセル待ちで参加し、たまたま事件に巻き込まれていることが明かされている。

R(リターンズ)[編集]

長編(R)[編集]

月見里光(つきみざと ひかる)
声 - 諏訪部順一
怪人名 - 「雪鬼」
関与事件 - 雪鬼伝説殺人事件
殺害人数 - 2人
殺害未遂人数 - 1人(椿原紅湖)
結末 - 警察病院に入院
アニメでの分類 - R(FILE8)
IT企業「うぇぶすれっど」CEOであり、イケメン社長としても名が知られる。「スノーゴブリン・スキーリゾート」の主催者でもある。年齢は20歳。
元はパソコンオタクにして引きこもりであり[324]容貌も冴えないなどイケメンではなかったが、雪原さやか(ゆきはら さやか、声 - 茅野愛衣)と中学時代に付き合い始めて、互いに夢を応援し合うようになってからは引きこもりを脱する。自身はIT企業「うぇぶすれっど」を立ち上げ、さやかはそのイメージガールとしてアイドルデビューを果たす。以降はさやかとの関係を悟られないためにプレイボーイを演じ、さやかとの関係も敢えてうやむやにした。しかし、「うぇぶすれっど」が管理する掲示板において雪原への誹謗中傷が行われ、その後、雪原は雪山で死亡してしまう。 月見里は彼女が謂れのない誹謗中傷に耐え切れず自殺したと考え、中学時代はぽっちゃり体系だったさやかをいじめていた[325]同級生の椿原紅湖(つばきばら べにこ、声 - 伊瀬茉莉也[326]と雲沢夏樹(くもさわ なつき、声 - 五十嵐裕美)と彼女たちの誘導でさやかの中学時代のいじめ画像をネットに流出した鯖木海人(さばき かいと、声 - 安元洋貴)への復讐を誓った。
「スノーゴブリン・スキーリゾート」を主催し、モニターとして集めた標的たちを雪鬼ヶ岳周辺に伝わる「雪鬼伝説」の都市伝説に見立てて殺害していくが、最後の標的である椿原を殺害する前に一に犯行を暴かれてしまう[327]
最後の足掻きとして椿原を人質に取り、雪山を爆破して全員道連れにしようとするが、一から雪原の死の真相[328]を聞かされて思いとどまり、その場にいた全員にロッジに逃げるように伝えた後、改めて雪山を爆破し、襲ってきた雪崩に呑みこまれた。しかし、雪崩に呑みこまれた際、偶然にもさやかのスキー板が月見里のいる場所の近くに刺さり、それが目印になって救助された。一からさやかの遺志であると告げられた月見里は泣き崩れながら再起を誓うことにした。
なお、雪鬼伝説は月見里自身が急な天候回復を見越して作ったニセ伝説であり、一はその雪鬼伝説を信用しなかった。さらに、月見里は自身と「うぇぶすれっど」と「スノーゴブリン・スキーリゾート」が間接的にとはいえさやかの死の原因を作ってしまったことを悔いてもいた。
遠間もえぎ(とおま もえぎ)
怪人名 - 「亡霊教頭」
関与事件 - 亡霊校舎の殺人
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕
西條大学1年生。廃墟探索部部員。年齢は19歳。
中学時代に家庭環境等が原因で不良となり、やがて不登校となる。そんな時、当時の中学校の教頭であった早坂(はやさか)と出会う。自分のために身を粉にして奔走し、献身的に支えてくれる早坂に遠間は次第に心を開くようになった。母親が急死した際は、中学卒業まで親代わりとして面倒を見てもらい、遠間も恩師に報いるために心を入れ替え、都会で働きながら大検の資格を取得した。
やがて震災が起こり、早坂の身を案じた遠間は故郷へ帰るが、そこで母校の崩壊に巻き込まれ下敷きとなった早坂を発見する[329]。彼は成長した遠間を見て安堵の言葉をつぶやき、そのまま息を引き取った。しかし付近に落ちていた早坂の携帯電話を見た遠間は、その中に早坂を見捨てて火事場泥棒を図る3人の男女の姿が映ったムービーを見てしまった。3人が早坂のかつての教え子で遠間の先輩でもある鬼城歩夢(きじょう あゆむ)と、その仲間である矢森雪雄(やもり ゆきお)、花泉響也(はないずみ きょうや)であることを突き止めた彼女は、恩師を見殺しにした3人に復讐することを誓う。その後、パソコンを通じて高遠から殺人教唆を受け、鬼城の後輩として大学へ入学した。
建物の傾斜を利用し「1階にある音楽室を2階にあると錯覚させる」[330]というトリックを使い鬼城を、さらにマジシャンズセレクトの心理トリックを利用して花泉を、消えるインクと木目が描かれた水溶性の紙のトリックで矢森を大穴へ落として殺害し、自身のアリバイを完璧にしていた。しかし一と明智によりそれらのトリックを看破され、犯人しか知りえない情報を口走ってしまったことが決め手となり犯行を見破られた。犯行の自供後、明智から「早坂が望んでいたことは殺人ではなく、3人を告発することだった」と説かれ、自らの行いを後悔しながら警察に連行された。
神小路陸(かみこうじ りく)
声 - 櫻井孝宏[331]
怪人名 - 「白狐」[332]
関与事件 - 狐火流し殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕(アニメ版では自分から警察に出頭)
アニメでの分類 - R(FILE9)
6年前に一が所属していたカブスカウト仲間の一人[333]。無口でややひねくれているが、男らしい一面を見せたこともあり、一が鐘本あかり(かねもと あかり、声 - 森谷里美)と共に信用できる仲間と断言できるほどである。
かつては両親と3人暮らしで、家庭はあまり裕福ではなかったが、母親(声 - 茂呂田かおる)がカブスカウトキャンプの費用を工面してくれたことで参加することができ、新しいスニーカーも買ってもらうことができた。しかし、そのキャンプで一たちと遭難した際、ペットボトルで救命胴衣を作るのに皆が靴紐を使う中、陸だけは母親が苦労して買ってくれたスニーカーをバラしたくなかったがために、それを拒否した。そのため、当時の仲間だった月江茉莉香(つきえ まりか、声 - 阿澄佳奈)や乾光太郎(いぬい こうたろう、声 - 市来光弘)から不満を抱かれ、霧谷凛(きりたに りん、声 - 仙台エリ)を襲ったスズメバチを捕えて陸の水筒の中に入れるという悪戯を3人に行われる。しかし、水筒を開けたのは帰宅した陸から水筒を受け取った彼の母親であり、過去にスズメバチに刺されたことのある彼女は開けた瞬間に中で生きていたスズメバチに刺され、アナフィラキシーショックを起こして死亡した。父親(声 - 高塚正也)はスズメバチを仕込んだのは陸であると誤解し、酒浸りになって彼に八つ当たりするようになり、家庭は崩壊した。物語の半年前に父親は肝硬変で死去し、最後まで誤解が解けることはなかったが、死に際に母親の死因がスズメバチによるものであることを陸に打ち明けている。当初は誤解により息子にあたっていた父親だったが、それでも我が子に対して「母親は心臓発作で死んだ」と言い聞かせていた。
死の真相を聞かされた陸は6年前の遭難事件を思い出し、母親を死に追いやったのは茉莉香たちが原因ではないかと疑う。そんな中、茉莉香から届いた年賀状の住所から彼女のもとを訪れ、当時のことを「スズメバチが水筒の中で死んでいた」と事実をすり替えて伝えたところ、当時のことを根に持っていることを逆に非難されたため激昂、さらに茉莉香が抵抗した際に負傷したことで衝動的に彼女を殺害してしまう。茉莉香にかかった自分の返り血を「狐火流し」に見立てることでごまかし、さらにその場にあった黒電話で電報を飛ばすことで当時の仲間を呼び寄せ、光太郎と凛も殺害する計画を立てる。
犯行の自供後、一は自首することを勧めるが、その後の過程で茉莉香たちも本当は陸に謝らなければならないと感じていたことを凛の父親・霧谷健三(きりたに けんぞう、声 - 山岸治雄)から知らされる。川原刑事の計らいで一以外のカブスカウト仲間には彼が真犯人であるという事実は伏せられたまま、一と別れた後に逮捕される[334]
アニメ版はRの第2シーズンの最終回として放送された。そのためか、原作では登場しなかった美雪がアニメ版では同行した。
舞谷かえで(まいたに かえで)
怪人名 - 「蟻地獄」
関与事件 - 蟻地獄壕殺人事件
殺害人数 - 2人
殺害未遂人数 - 1人(祝木桐彦)
結末 - 逮捕
大学2年生。年齢は20歳。心理学の実験モニターとしての服の色はエメラルドグリーン。
呉服屋を営む家で育ったが、高校3年生の時、父親の会社が倒産。従業員の退職金だけでも工面しようと倒産の原因となった取引相手にまで掛け合った父が、その取引相手に罵倒され激昂してその人物を刺殺してしまい逮捕、その知らせを受けた母親はショックで心臓発作を起こし死亡。天涯孤独となった彼女に待っていたのは、父が抱え込んだ借金と毎日のように鳴る嫌がらせの電話だった。人生に絶望し崖から身を投げて自殺を図るが、たまたま近くでシュノーケリングをしていた草凪蓮(くさなぎ れん)に救助される。その後、舞谷は草凪と付き合う事になり、彼の家で同棲しながら、同じ大学へ進学、互いに結婚を考えるほどの仲となった。途中、草凪の両親が身元調査を行ったことで自らの過去がばれてしまうが、それでも自分との結婚を望む彼に涙する。子宝も授かり、結婚は秒読みかと思われた。
しかし、2人が付き合っていたことは大学の人間には知らせていなかったため、草凪はサークル仲間である彩世泉(あやせ いずみ)からの告白を断った。これに逆恨みを覚えた彩世と、それに同調した華形拓人(はながた たくと)、祝木桐彦(いわき きりひこ)の3人により、ライフジャケットの中身を空気から水溶性ポリマーに入れ替えられるという悪戯を行われる。このジャケットを着てシュノーケリングに臨んだ草凪は、3人の目論見通り溺れそうになるが、彼らが草凪を助けようとした時に乗ってきたボートのエンジントラブルが原因で死亡。草凪の死を知った舞谷は、精神的不安定さから発作を起こし昏倒、彼との子も流産してしまう。再び孤独となった彼女の前に高遠遙一が現れ、彼から真実と殺人教唆を受けて復讐を誓った。
事件関係者を心理的に操り、自らのアリバイを完璧としながらの犯行だったが、一にトリックを看破され、それを逆用される形で最後の標的である祝木を殺害しようとした現場を抑えられる。高遠はモニターの一人だった高校生の巳月七生(みづき ななお)に変装しており、一に見破られた後は正体を表し、ナイフで脅しながら堂々と皆の前で逃亡した。一、美雪、いつきの部屋にはカギがつけられていなかったことから、高遠は初めから事件の展開やその結末を予測しており、舞谷も彼に利用された被害者の一人だったのではないかと一は推測している。
葉崎栞(はざき しおり)
怪人名 - 「血吸い桜」
関与事件 - 吸血桜殺人事件
殺害人数 - 2人
殺害未遂人数 - 1人(冬部蒼介。後に自殺)
結末 - 逮捕
都の郊外にあるペンション「夜桜亭」で働くアルバイト。年齢は22歳。
出生名は青桐夏美(あおぎり なつみ)で、15年前に同級生からの虐めの延長で殺された中学生・青桐岳人(あおぎり たけと)の妹。岳人の死から数年後、一家心中で死亡したとされていたが、彼女だけは一命を取り留め、子供のいなかった葉崎家に養子として拾われた。
心中事件の真相は、息子の死に精神を病んだ彼女の母親が、夏美が梨を切っている最中に少し目を離した隙に、その包丁で自殺を図ったことによる。その際、母親に刺さった包丁を抜いたことで彼女は死亡してしまい、父親と共に死体を処理しようと車で移動していた際に、交通事故に遭い父親も死亡してしまった。夏美はこの記憶を一切失っていたが、葉崎家の人間となって数年後、母親の悪夢にうなされるようになる。
その後は「夜桜亭」のアルバイトとして働くが、兄を殺した元凶である斧田鏡一郎(おのだ きょういちろう)、絵東ちなつ(えとう ちなつ)、冬部蒼介が客として現れたことで、当時の記憶が突如蘇ってしまう。3人が楽しく過ごす様子を見たことと、斧田に言い寄られたことが引き金となって復讐の衝動を抑えきれなくなり、発作的に斧田を殺害。家族の復讐と、「青桐夏美」としての自分を抹消するために、3人の殺害を敢行した。
衝動的な殺人であったため、彼女自身はトリックを用いることはおろか殺害後の証拠隠滅等も全く行っていなかったが、斧田殺害の現場を目撃した冬部によりその後の死体の処理や、密室殺人の様態が作り上げられた。そして、最後に自分が殺される事を知りながらあえてそれを受け入れ、全ての罪を被って自殺を遂げている。
彼女は冬部が自身の犯罪の手助けをしていることには気づいていたが、彼が庇った理由を一から聞かされるまで彼の過去や金銭的援助に関しては全く関知しておらず、「もっと早くそのことに気付いていれば」と泣き崩れることとなった。
星坂花梨(ほしざか かりん)
怪人名 - 「祟り人形」
関与事件 - 人形島殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
ミステリー雑誌「月刊クィーン」記者。年齢は27歳。いつきの知り合いで、三位一体の仮面作家「ペルソナドール」の取材のために同行する。
犯行の動機は、義姉である弓月時雨(ゆみつき しぐれ)のための復讐。時雨は弓月清吾(ゆみつき せいご)の妻で、弓月は林堂まこと(りんどう まこと)の妹・まゆみを交通事故で死亡させ、その事故による賠償金を支払うための莫大な借金に負けて強盗を働き、その強盗先で田中豪(たなか つよし)の母親の小百合(さゆり)を殺害し、剣持に逮捕されて裁判で無期懲役が確定した後に自ら命を絶った人物であった。互いに再婚した両親の連れ子同士であったが、本当の姉妹のように仲が良かったという。かつて星坂が重い腎臓病に侵された際、夫が事件の容疑者となっている切羽詰まった状況であるにもかかわらず、真っ先に彼女への臓器移植を申し出た程である。
しかし田中の母親を殺害した事件が、当時「時田朋江」というペンネームで小説を書いていた朱鷺田忍により書籍化され、弓月家は「犯罪者の家族」として世間からバッシングを受けるようになる。これを苦にした時雨は、一人娘の楓(かえで)と共に心中を図ってしまう。星坂は小説を読んで事件のことに気付き義姉を訪問するが、付近に張り込んでいたゴシップ記者のグループに絡まれその場をあとにし、結局彼女を救えなかった。
それ以後、星坂は義姉の復讐を誓い、ある時「ペルソナドール」の名で書かれた小説が時田朋江のものに酷似していることに気付いた彼女は、時田朋江が名前を変えて再び小説を書き始めたことを悟る。そして出版社に就職し、追っかけの記者という体で朱鷺田に接触し、その裏で彼女のことを徹底的に調べ上げた。そして、火吐潟島の人形社のこと、祟り人形のこと、朱鷺田が「ペルソナドール」を抹殺し、一人の小説家として再起を図ろうとしていることを知り、それを利用して彼女を殺害する計画を立てた。
後述のとおり元々「ペルソナドール」は朱鷺田が作り出した架空の小説家集団であり、事件の舞台となった火吐潟島を訪れたのも一人は彼女で、残りは臨時で雇った外国人のアルバイトだった。星坂は朱鷺田を殺した後、彼女が変装していた紅小路巴に成りすまし他の2人を島から遠ざけるよう図った上で、朱鷺田の死体を頭部、胴体、下半身に分割し、それぞれを「ペルソナドール」のメンバーとして「人形柱」に見立て、死体が3人分あるように演出した。さらに人形社を焼いて証拠を隠滅しようとしたが、朱鷺田が自身の幕引きに金田一を呼んでいたことが仇となり、トリックや失言を暴かれてついに罪を認める。
逮捕後は「復讐は終わった」としてろくに食事もとらない日々を送っていたが、金田一から朱鷺田自身も罪の意識に苛まれ、「ペルソナドール」の収益のほとんどを支援団体への寄付に回していたこと、そして今回の幕引きを「自分の足で前を向いて進むことを決めたから」という言葉を聞かされ、感謝の意を述べた。
志月豹馬(しづき ひょうま)
怪人名 - 「黒い悪霊」
関与事件 - 黒霊ホテル殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
映画「黒霊ホテル」の監督。年齢は53歳。我が強い上、非常に横柄で、事件の発生で弱気になったり帰りたがっているスタッフや出演者に脅しを掛ける形で現場に留めさせており、番組制作会社プロデューサーの宇津木剣二(うつぎ けんじ)を始めとする多くのスタッフと意見を対立させる。
しかし上記の振舞いは、自身が誰かに殺されるかもしれないと周りに印象付けるための演技であり、本来は映画を撮る技量も確かでスタッフらの人心も掴める優れた監督だった。動機は物語の1年前に、黒霊ホテルでの連続ドラマ撮影中に自殺したADであり、彼の一人息子(ただし、前年に死別した彼の妻の子ではなく、隠し子である)である一堂百太(いちどう ももた)のための復讐。彼にこの業界の仕事を勧めたのは志月本人であり、仕事で悩む彼に厳しくあたることもあった。しかし一年前の映画撮影中、女優の深松美鶴(みまつ みつる)からの告白を断った一堂は、彼女に逆恨みされて陰湿な虐めを受けるようになり、また彼女に惚れていたプロデューサーの宇津木もその虐めに加担するようになる。志月がその真相に気付いたのは、彼の死後に出てきた彼の手記を読んでからであり、2人を殺害する決意をする。
電磁石を使った遠隔殺人のトリックで、深松を衆人環視の状況で殺害、さらに自身の部屋のドアノブに毒針を仕掛け、部屋番号を誤認させるトリックで宇津木を殺害、あたかも自分が命を狙われていたかのように見せかけた。しかし、第2の殺人のトリックに使用した磁石を一に回収されてしまい、罪を認める。犯行の自供後、一堂と当時付き合っていたADの絵上小鳩(えがみ こばと)から、彼が父のような優れた映画監督になることを夢見ていたことを聞かされ、感極まり涙を流す。その後、他のスタッフや役者らからの要望もあり、映画は志月の指揮の下で最後まで撮影され、無事に上映されるまでに至った。
白神黄介(しらかみ こうすけ)
怪人名 - 「白蛇」[335]
関与事件 - 白蛇蔵殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕
白神屋白蛇酒造社長・音松(おとまつ)の三男。年齢は28歳。白神三兄弟は母親が違うが仲が良かった。しかし、音松が兄・蓮月(れんげつ)に継がせると発言したことで、腹違いの兄・左紺と険悪になる。そして、蓮月が三日三晩の行が始まった日に左紺を見かけるが、その左紺に襲われ、蓮月は火あぶりにされ死んでしまう。その際、自身も全身大やけどを負いその状態で県境近くの林道で登山者に発見される。以前の記憶を失い、白いフードをかぶってバイトする日々を送っていた。そのうち裏社会の人間と絡むようになっていた。その過程で死にかけているホームレスから戸籍を買って鷺森弦(さぎもり げん)と名乗る。居酒屋で鬼門影臣と知り合い記事に載っていた左紺の写真を見たことで記憶の一部が戻り、鬼門が調べてきた(黄介曰く「目敏く見つけてきた」)5年前の放火の記事を見て、左紺が打った自作自演のメールにより指名手配をされていたことを知る。鬼門の勧めでモグリの整形外科医に整形する事となり、左紺に復讐するために「白蛇」となった。その後、杜氏見習いの募集に応募し白神酒造の社員になった後、やけどを負った鬼門と再会。彼から、白神酒造を2人で乗っ取るという提案を敢えて乗り、DNA鑑定の結果を蓮月を名乗る鬼門のものを自分のものをすり替え、彼が蓮月でないことをばれるのを防いだ。そして、鬼門を蔵に誘い気絶させたうえで睡眠薬をかがせて二重底のタンクに隠し、左紺を睡眠薬をかがせ眠らせ、鬼門同様二重底のタンクに隠し鬼門を酒の入ったタンクに放り込み殺害、その後、左紺の喉を折れた櫂棒で刺して殺害、アリバイを完璧にしたが、音松が混乱して部屋をめちゃくちゃにした後、きれいに整理されていたことと、自分が左紺と偽った際の違和感がきっかけで一に暴かれ逮捕されたが、左紺殺害計画の過程で、母・鞠乃(まりの)を死に追いやった鏡花が左紺と結託し、自分と蓮月を殺害した後、左紺を娘の蒼葉(あおば)に飼わせていた中南米にいる猛毒蛇のアルビノ種のシロちゃんを使って毒殺しようとしていたことを知り、逮捕前にシロちゃんをシャワー室に放ち鏡花を毒殺させた。その後、音松から帰りを待っているという伝言を面会に訪れた一から聞かされた。
伊豆丸険(いずまる けん)
怪人名 - 「セイレーン」
関与事件 - 聖恋島殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕
ゴマスリ製薬会社の医薬情報担当。年齢は50歳。フィッシング大会では医療機器メーカーに勤める鰐瀬たかし(わにせ たかし)とチームを組んでいるが、聖恋島の出身で唯一の島民である霧声昼子(きりごえ ひるこ)とは顔見知りだった。島を出た際は名字が違っていたが、母親の再婚を機に伊豆丸性に変わった。かつては、ゴマスリ製薬の研究所に勤める研究員だったが、妻・美月(みづき)と離婚して以来数年ぶりに娘の麻里香(まりか)と再会。日曜日に必ず遊んでいたが、ある時を境に来なくなり、2週間後妻の美月と再会。そこで、麻里香が死んだことと娘の死に立ち会えなかったという話を美月から聞かされる。しかし、医療関係者としてその話に違和感を感じて(最後に会った時、仮に麻里香が小児がんだったとしても2週間で死亡するような状態ではなかった)麻里香の死に何かあると察し、病理検査薬の研究中に娘が入院していた帝王大学病院を調べていたら、帝王大学病院で新薬による人体実験紛いの治療をしていたことを知り、人事部に無理を言って営業に移り、麻里香を死に追いやった影尾風彦(かげお かぜひこ)、潮小次郎(うしお こじろう)、寒野美火(かんの みか)の医師3人に近づいた。彼らを刑事告発するため、彼らの油断を突き、内部資料を調べ会話の録音を行った。ところが、接待の飲み会で潮が酔った勢いで小児がんで入院していた麻里香を死なせたことを告白。実は麻里香の小児がんは初期のもので、潮の見解では他の治療でも十分治せるものだった。しかし、以前から影尾が新薬の治験データに小児がんの適用実験を欲しがっており、潮と寒野も出世のために麻里香を悪性の小児がんと診断し、新薬を投与したところ薬の副作用で死亡したという。助かるはずの娘の命を実験動物のように扱っただけでなく、その事を(酔っていたとはいえ)悪びれることなく話した潮の態度に激昂。刑事告発だけでは生ぬるいと判断し、自ら裁くことを決意する。まず手始めに、音羽アイランド広告の鬼島高彦(きじま たかひこ)に寒野の部屋を殺人トリックが実行しやすいロケーションのいいところにするよう依頼し、2日目の早朝、影尾を10分遅れにさせ彼を殺害、カップ&ボールの要領と潮の流れを駆使し桟橋小屋の影尾の死体を演じて、彼の死体があるコテージに導き、次に潮をセイレーン伝説に見立てて殺害、最後は寒野を潮の流れを駆使した自動殺人トリックで殺害。アリバイを完璧にしたが、潮殺害後のカメラマンの海星終悟(うみほし しゅうご)が撮影した映像の違和感と不自然な言動がきっかけで一に暴かれた。
麻里香の死の前後に撮影に来ていた海星も影尾達が人体実験紛いの治療を目撃しており、伊豆丸同様の見解を感じていたことを告白。伊豆丸の殺害動機を語った際も、一が海星も目撃していたことを語っていた。
永倉新八(ながくら しんぱち)
怪人名 - 「沖田総司」
関与事件 - 金田一二三誘拐殺害事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
海外で活躍する総合商社の社員。恋人・夕月カンナ(ゆづき かんな)とは中学生からの付き合いで大学卒業を機に遠距離恋愛となった。しかし、カンナに送ったメールの返事が来ないことに不審に思い電話を掛けたところ、男の声が聞こえ何かあったと察し上司に無理を言ってアフリカから帰国。カンナの会社に行ったところカンナが3日前に手首を切って自殺し亡くなったことを聞かされ、葬儀に参加するが、彼女の同僚から彼女の上司である山南敬助(やまなみ けいすけ)が新人歓迎会でカンナに迫られ断られたことを根に持ち彼女に無茶苦茶なノルマを課したり、自分が送ったメールをカンナが見る前に削除したりと「最愛の人の命をゴミのように扱った最低ブラック上司」であることを確信し、偶然声をかけられた高遠の知恵を借りて山南を殺害することを決意。まずはじめに、新撰組祭りで小学生くらいの子供を誘拐しようとしたが、誘拐したのは偶然にもフミだった。それでも計画を実行し、自分も山南も実際に存在する新撰組の同姓同名であったためか、同姓同名コンテストに参加した近藤勇(こんどう いさみ)・土方歳三(ひじかた としぞう)・新見錦(にいみ にしき)・斉藤一(さいとう はじめ)の4人を巻き込んだ山南殺害計画を実行に移す。4人をパソコンから自動送信されたメールからの指令で撒き、目的地の渋谷に到着したころに一がいたことに気づき山南を通して一を足止めするよう自らの携帯で指令をだし彼を足止めした後自らも携帯を中をくりぬいた時刻表に隠した後に渋谷駅を降り、降車専用階段でレインコートを纏い、先に降りた山南の元に向かい彼を殺害。その後、急行で永福町駅に向かい、各駅停車に乗る際にレインコートを脱いだが、急行に乗っているときにタンクローリー事故を目撃したことが仇となり一に暴かれてしまう。
犯罪を犯したとはいえ、誘拐されたフミに対して食料や遊び道具などを用意してくれるなど誘拐犯にしては人質に悪いようなことはしていないため、根っからの悪人ではないことを一から聞かされ落胆する。また、事件に巻き込まれた近藤達4人も永倉を怨んでおらず、色紙に励ましのメッセージを書き、一を通して永倉に送った。
Rシリーズ最後の事件に当たり、現時点で少年としての一が最後に解いた事件でもある。

真犯人に利用されていない従犯(R(長編))[編集]

冬部蒼介(ふゆべ そうすけ)
関与事件 - 青桐岳人変死事件/吸血桜殺人事件
結末 - 葉崎栞(青桐夏美)によって致命傷を負った後に自殺
弁護士。年齢は30歳。今までの従犯の中で真犯人に利用されておらず、自らの意思で従犯になった人物。中学生時代絵東と斧田と共に青桐岳人をイジメていたが、結果的に彼を死なせてしまう。その後、少年院に送られて罪を償うが、出所後に岳人の家族が心中したことを知り、気分転換に夜桜亭を訪れるようになった。
偶然、葉崎栞の犯行を目撃してしまう。斧田の死体に桜の枝を突き立てて現場を密室に仕立て上げた。絵東の死体に刺さったナイフの指紋をふき取って彼女の遺体を血吸い桜に運び、自分自身も殺害されることを知りながら敢えてそれを受け入れて栞に刺された後、現場を密室にした上で彼女の罪を被り枝を自身の身体に突き刺して自殺した。
他の2人[336]とは異なって青桐を殺したも同然の罪を悔いており、その事件が原因で自身の家庭が周囲から「犯罪者の家族」と非難されたことで崩壊し、両親が首吊り自殺してしまい天涯孤独になり自らの罪を思い知った。高校・大学に進む学費を自分で稼ぎ、やがて「自分と同じ過ちを繰り返させない」ために少年少女による非行や犯罪を主に扱う弁護士になった。また新聞配達のアルバイトをしていた際、自分達が殺してしまった同級生・青桐の妹・夏美が記憶を失い配達区域にある葉崎家の娘として名前を変えて住んでいることを知り、稼いだ金を匿名で生活の苦しい葉崎家に届けていたことがいつきの調査で判明した。

真犯人が犯した事件の元凶となった人物に利用された犯罪者(R(長編))[編集]

白神左紺(しらかみ さこん)
怪人名 - 「毒蛇」[335]
関与事件 - 白蛇神社全焼事件及び白神蓮月焼死事件
殺害人数 - 1人
殺害未遂人数 - 1人
犯した罪 - 放火
結末 - 白蛇(白神黄介)によって刺殺
白神屋白蛇酒造社長・音松の長男で、次期社長。年齢は38歳。
かつては腹違いの弟・蓮月、黄介とも仲良くやっていたのだが、大学で経営学まで学んだにもかかわらず、酒造りに向いていないという理由で音松が蓮月を跡取りに指名してからは、義理の母・鞠乃を元々嫌っていたこともあって、徐々に蓮月との仲が険悪になってしまう。
鞠乃を死に追いやった鏡花と結託し、5年前の行(酒造の跡取りが白蛇神社にこもって断食を行う)の日にガソリンタンクを持って白蛇神社に放火するが、彼の怪しげな行動を見回りを行っていた黄介に見られて問い詰められたことから、彼も蓮月と共に殺害しようと襲撃した。その際、黄介の持っていた携帯を奪い自作自演のメールにより黄介に罪を擦り付けた後、消去法により次期社長の座に収まっていた。
復讐のために蔵に鷺森弦と名乗って帰ってきた黄介により、鬼門殺害の容疑を掛けられたまま殺害された。死去後、鏡花によって口封じを兼ねて殺害される計画を立てている事実を黄介が知ったことで彼自身が彼女の口車に乗せられた操り人形に過ぎないことが判明した。

真犯人が犯した事件につながる犯罪者(R(長編))[編集]

鬼方桜柳(きがた おうりゅう)
関与事件 - サナトリウム患者行方不明事件
殺害人数 - 6人
結末 - 藍染吉野によって刺殺
サナトリウムの医師。一見温厚そうな外見をしているが、本性は狂気に満ちたサイコキラー。サナトリウムに埋められていた治水桜に患者を殺害した後バラバラ死体にして埋めることで、血吸い桜に変えた。その後、サナトリウムから姿を消したが、サナトリウムに入院してきた藍染吉野(あいぜん よしの)を血吸い桜に捧げるため、サナトリウムに戻り彼女を生き埋めにしようとしたが、医師の虎元勝男(とらもと かつお)に阻止されたことで、彼の口に傷を負わせ、血吸い桜に捧げようとした所を吉野によって背後から刺され死亡。虎元の提案で血吸い桜に埋められたことで自分自身が血吸い桜の生け贄になってしまった。
サナトリウムが閉鎖した後は、退院した吉野が彼の死体が気になったことでサナトリウムを購入し夜桜亭としてリフォームした。一によって暴かれたが生涯独身で罪の意識を感じていた2人の心情を知り、闇に葬ることになった。なお、殺害されてから50年が経過しているため、罪に問われたとしても時効が成立しておりかつ、彼が殺害された時の状況からして、2人の行為は正当防衛と認められる可能性が非常に高い。
鬼門影臣(きもん かげおみ)
怪人名 - 「毒蛇」[335]
関与事件 - モグリ整形外科医殺害事件
殺害人数 - 1人
結末 - 白蛇(白神黄介)によって溺殺
剣持が追っている指名手配犯。
闇世界の居酒屋で記憶を失った黄介と知り合い、白蛇という酒がきっかけで黄介の記憶が戻ると、彼が黄介であることを確信。モグリの整形外科医を紹介しやけどを負った彼の顔を別人の顔に整形するよう勧めた。その後、自身もモグリの整形外科医によって別人の顔に整形するが、金銭のトラブルで殺害してしまい、裏社会の連中の逆鱗に触れ、顔を焼かれた挙げ句有り金をせしめられて逃げてきた。白神酒造で蓮月と名乗るが、そこで黄介と再会。2人で白神酒造を乗っ取るという提案を出したことが災いし、黄介に殺害された。

真犯人が犯した事件につながる計画発案者(R(長編))[編集]

朱鷺田忍(ときた しのぶ)
関与事件 - 人形島殺人事件
犯した罪 - 人権侵害
結末 - 祟り人形(星坂花梨)によって斬殺
表向きは不動高校社会科教師、裏の顔は小説家の2つの顔を持つ。年齢は34歳。
小説家としては当初「時田朋江(ときた ともえ)」として活動していたが、不運な交通事故で幼い少女・まゆみをひき殺してしまった弓月清吾が賠償金を支払うための莫大な借金に負けて強盗先で主婦・田中小百合を殺して無期懲役が確定した直後に自殺してから1年後、この事件を題材にしたルポタージュ小説「闇」を執筆するも弓月時雨・楓が簡単に特定されてしまう書き方だったため、時雨が娘を道連れに電車に飛び込んで無理心中したことで、筆を折り不動高校に赴任した。その後、複数のバイトを駆使して能面と和服に身を包んだ「紅小路巴(べにこうじ ともえ)」・ピエロのお面と服装に身を包んだ「漢田切裏子(かんだ きりこ)」・フランス人形のような格好をした「鈴丘魔矢子(すずおか まやこ)」からなる小説家トリオ「ペルソナドール」として活動するようになった。元々は3人を演じるのに限界を感じた彼女が紅小路1本に絞るため、キャラクターとしての漢田・鈴丘の2人の存在を抹殺するために計画したのだが、バイトの外国人とバイト達が乗る帰りの船を手配したことを盗聴により星坂に知られていたことが災いし、胴体は第1の犠牲者・「漢田切裏子」の胴体だけ死体として、下半身は第2の犠牲者・「鈴丘魔矢子」の下半身だけ死体として、首は第3の犠牲者・「紅小路巴」の首だけ死体としてそれぞれ発見された。
警察の調査により、加害者家族サポート団体に多額の寄付をしていることが判明し、再び筆を執った動機は時雨らを死に追いやった罪を償うために、せめて加害者家族の一助になればと寄付金を作るためだった。「ペルソナドール」殺人計画は隠れることをやめ、再び時田朋江として罪を償う決意をしてのことである。
姫小路鏡花(ひめこうじ きょうか)
怪人名 - 「毒蛇」[335]
関与事件 - 白神鞠乃事故死事件、白蛇神社全焼事件及び白神蓮月焼死事件
殺害人数 - 1人
犯した罪 - 殺人教唆
結末 - アルビノ種の毒蛇シロちゃんによって毒殺
白蛇旅館の女将。年齢は42歳。白神家を乗っ取るために音松に近づき、その子供3人を亡き者にしようと企むが、鞠乃と口論となり事故死してしまう。左紺を手玉にとって自ら手を汚さずに蓮月を死に追いやり、黄介を犯人に仕立て上げる。その後、左紺をシロちゃんを使って毒殺しようと企むが、鷺森弦と名乗って帰ってきた黄介に感づかれ、事件後シャワー室に放たれたシロちゃんにかまれ半日苦しんだ後に死亡した。

短編(R)[編集]

花都千冬(はなと ちふゆ)
関与事件 - なぜ暖炉は燃えていたか?
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
いつきの知り合いの出版社社長・野間口(のまぐち)の愛人で、遺産相続を巡る親族会議の主催者。年齢は38歳。
実際は野間口の愛人ではなくその娘。母親の蒸発後、娘として認められるために野間口に尽くしてきたが、ついぞ認知されることはなかった。さらには、遺言状の中で野間口のもう一人の娘であり、あっさり実子として認知された影原夕菜(かげはら ゆうな)の存在を知り、遺産相続の優先順位が彼女より低いことも知ってしまう。そして影原が死ねば遺産は自身が相続できると考え、彼女の殺害を計画した。
暖炉の薪が燃えているように見せるトリックで密室を作り影原を自殺に見せかけて殺害するが、一に看破される。母に、そして野間口に捨てられまいと都合の良い道具と知りつつ尽くしてきたが、野間口に娘だと認められることはなかった。しかし、影原は腹違いの姉に会えることを楽しみにしており、また自身も裕福な家庭に拾われ起業家に見初められて婚約し、金には困らない生活を送っていたことを一から聞かされた。

短編・明智シリーズ(R)[編集]

美国 礼菜(みくに れな)、名鳥 めぐみ(なとり めぐみ)
関与事件 - 学生明智健悟の事件簿
殺害人数 - 1人(美国礼菜による)
結末 - 逮捕
共に音羽山女子大学3年生。美国は秀央高校出身で明智の先輩。名鳥は彼女の友人で、大学の放送部のディレクター(当時22歳)。
秀央高校在学中の美国は放送部のアイドル的存在で、明智を始め彼女を慕う者も多かった。大学へ進学してからは「アイドルDJ」として活動を続けており、テレビ局からの内定も貰っていた程だった。しかし、西東医科大学の海堂理人(かいどう りひと)に睡眠薬を盛られて強姦され、さらにその時の写真を利用した肉体関係を強要されていた。一時は自殺を考える程思い悩み、秀央高校放送部の顧問だった姫野や名鳥にも相談を持ち掛けたが、その過程で名鳥も同じ目に遭っていたことを知り、自分たちのような被害者をこれ以上出さないために海堂の殺害を計画する。
計画実行の日は音羽山女子大の大学祭で、美国によるラジオの生放送中に彼女が海堂を殺害することで、完璧なアリバイを作りあげる予定だった。その方法とは生放送する予定の内容を、CM中も順次録音していき、生まれた空白の時間を海堂殺害に充てるというもの。しかし、当日に予期せぬ地震が起こり、それに咄嗟に反応してしまった美国の声を消すため、その時流す曲の尺を他よりも長くとってカバーするという名鳥の機転が裏目に出てしまう。偶然にもその曲は明智がリクエストしていた曲であり、彼にアリバイトリックを切り崩すきっかけを与えてしまった。さらに、放送室からは外の様子が見えないにもかかわらず、その内容を呟いてしまったことが美国たちが犯人である決め手となった。
真相の解明後、明智の仲立ちのもとで剣持に自首する。最後のラジオ放送では、「高校時代の初恋の人に贈る」という名目で、明智がリクエストしていたMr.Childrenの「HERO」を流した。
本事件は大学生だった明智と警部補だった剣持が初めて出会った話でもあり、エピローグでは小学生の一と美雪も大学祭に遊びに来ていた[337]
羊山 城(ひつじやま じょう)
関与事件 - ソムリエ明智健悟の事件簿
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
ワインパーティーの主催者の資産家。年齢は70歳。
真夏に盲腸で倒れていた際、ワイン通を自称する空調整備会社社長・金堂守(こんどう まもる)にワインセラーの空調を切られ、保管してあったワインを既に手に入らない希少なものも含め全て台無しにされてしまった過去を持つ。実際にワインに関しては無知に等しい金堂は、「電気代が勿体無いから」という気遣いから空調を切ったのだが、それを彼のケチな性格からくるものと捉えた羊山は、自身の誕生日用にとっておいた古酒「1945年物シャトー・ラフィット」を使い、彼の殺害を計画する。
金堂がワインに関して無知なことを利用し、瓶の底に沈んでいた澱に毒を仕込んで金堂を毒殺するが、ワインソムリエの顔を持つ明智にそのトリックを見破られる。
他に招待したワイン愛好家たちも金堂とトラブルまたは嫌悪感を示した(楽蘭樹(らく らんじゅ)は会社の空調の設備メンテナンスを金堂に依頼したが代金をぼったくられた。梶木丸子(かじき まるこ)は金堂が大量のアンチエイジングサプリを買っておきながら支払いを踏み倒した。乳井三蔵(にゅい さんぞう)は自身の不動産のことで金堂とトラブルがあった。フランス人モデルのエリゼ・ルロワは金堂の下品な行動を見て嫌悪感を示した)ため、羊山が殺人の動機を告白した際は、涙ながらに同情された。

ノベルズシリーズ[編集]

長編(ノベルズ)[編集]

能条光三郎(のうじょう こうざぶろう)
声 - 平田広明
怪人名 - 「ファントム」
関与事件 - オペラ座館 新たなる殺人
殺害人数 - (原作)3人 / (劇場版)2人
殺害未遂人数 -(劇場版) 2人
結末 - 逮捕
劇団「幻想」の団員。年齢は27歳。
劇団「幻想」の演出家・黒沢和馬(声 - 山本圭)の娘で同じ団員の美歌(みか、声 - 円谷憂子)とは結婚を誓い合った仲だった。しかし、能条を自分のものにしたい同団員の真上寺聖子(しんじょうじ せいこ、声 - 勝生真沙子)が、同じく団員の緑川由紀夫(みどりかわ ゆきお、声 - 千葉一伸)と滝沢厚(たきざわ あつし、声 - 高木渉)を使い、美歌を強姦して、その光景をビデオに撮影し、美歌を自殺に追い込んだ。彼女の遺書で事実を知った能条は人生の全てを賭して美歌の復讐と非道なビデオテープの回収・破棄を決意。そのために聖子と結婚し、傲慢な男を演じながら、聖子たちを「オペラ座の怪人」に見立てて殺害し、自身もファントムに襲われたように偽装して、全ての罪を滝沢に着せた。その後、滝沢のマンションへ赴き、テープを回収。待ち伏せしていた一によって真相を見破られたが、ビデオテープは一と剣持の配慮により、能条の手で破棄された。剣持によると、無期懲役は確定らしい。
劇場版では、聖子とは結婚しておらず、婚約者となっている。聖子と緑川は能条が殺害しているが、滝沢に関しては、加奈井が正当防衛という形で殺害。加奈井に容疑が向かないよう、滝沢殺害現場である劇場を証拠隠滅のために放火した際、劇場を調査中の一と美雪を殺しかけた。真相解明後、捕まる前に、黒沢の許しを得て、東京公演初日に出演。警察に連行される前に、一と会話するシーンも描かれた。なお、美歌が聖子一派から受けた行為は「能条からのいつもの差し入れの飲み物」と偽っての幻覚剤を飲ませての舞台失敗に変更され[338]、美歌は幻覚の中で能条に捨てられてしまうが、能条を恨むことなく、自殺する展開となり、自殺も服毒とリストカットから首吊りに変更されたが、舞台上であることは同じ。
香取洋子(かとり ようこ)
声 - 日高のり子 / 演 - 雛形あきこ
怪人名 - 「幽霊船長(ゴーストキャプテン)」 (アニメではゆうれいせんちょう)
関与事件 - 幽霊客船殺人事件
殺害人数 - (原作・ドラマ)3人 (赤井義和除く)/ (アニメ) 4人
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 2代目(FILE2)
アニメでの分類 - 無印(FILE11)
東太平洋汽船の客船「コバルトマリン号(ドラマ版ではロイヤルウイング号)」の雑用係兼売店係兼ウエイトレス。年齢は19歳。同クルーの二等航海士・水崎丈次[339](みずさき じょうじ、声 - 菊池正美 / 演 - 石原良純)と恋人関係。 早くに母親を亡くしている[340]
父親の鹿島伸吾(かしま しんご、演 - 森次晃嗣)はタンカー「竜王丸」の船長だったが、竜王丸は豪華客船「オリエンタル号」と衝突事故を起こし双方の船は沈没[341]、父も帰らぬ人となる[342]。事故の責任は実際には操舵室と監視台の双方を無人にした[343]オリエンタル号側にあったが、オリエンタル号の生存者で一等航海士・若王子幹彦(わかおうじ みきひこ、声 - 乃村健次 / 演 - 伊武雅刀)と船長・鷹守郷三(たかもり ごうぞう、声 - 小山武宏 / 演 - 団時朗)、その2人に買収された竜王丸の唯一の生存者・加納達也(かのう たつや、声 - 高木渉 / 演 - KORN)の3人は口裏を合わせて竜王丸側に非があると裁判で主張、全ての責任は洋子の父に押しつけられた(加納は裁判で鹿島船長が操舵中に飲酒をしていたと虚偽の証言をした他、アニメ版ではその前段階として海洋雑誌記者・赤井義和(あかい よしかず、声 - 世田一恵)を通じてそのことをマスコミにリークした)。7ヵ月後[344]、事故現場近くの海岸に流れ着いた父のバッグの中から航海日誌を発見し、そこから真相を知り父親の復讐を決意する[345]。そして3人が「コバルトマリン号」に配属されたと聞いた彼女は航海士の水崎と恋仲となることで潜り込み、航海史上の怪事件マリー・セレスト号に見立てたトリックを駆使し、父に責任を擦りつけた航海士達を次々と殺害していった(アニメ版では犯行完了後に父の汚名の記事を最初に書いたのが偶然「コバルトマリン号」に乗客として乗船していた赤井であることを知り、彼も殺害した[346])。真相解明に当たって一は身元を隠していた中村刑事(謎解きまで姿を隠していたのは、ズル休みの状態で上司の剣持警部も乗船していた為であり、小笠原まで向かうのも別居して故郷に帰った妻を説得するのが目的だった)[347]の協力で大芝居(中村とドラマ版のワラガイはズル休みを見逃してもらう代わりでもあった)を打ち、彼女の操船技術を立証した。真相を告白後、恋人であった水崎がオリエンタル号の船員であった事実を聞き、驚愕する[348]。その後水崎の証言で事故の再調査が行われ、洋子は拘置所で彼からの婚約指輪を受け取った[349]
アニメ版では未登場の飯島優(いいじま ゆう)と美里朱美(みさと あけみ)に代わってオリジナルキャラクターとして、大沢貴史の親友である乗船客・吉田明(よしだ あきら、声 - 千葉一伸)とオリエンタル号沈没事故で夫を失った未亡人・時原優が登場した。また、モールス信号の解読役を大沢から吉田に変更されている。
原作版の赤井義和(演 - 大隈いちろう)は怪奇写真家であり、オリエンタル号の事故とは無関係。偶然撮影した船内の写真の1つが幽霊船長が使ったあるトリックを一に気づかせるきっかけを作った。さらにドラマ版では、原作の設定を反映しつつも、若く設定されている。
ドラマでは2代目シリーズにおける連続放送の第1話となった。
アガサ
声 - 平松晶子
怪人名 - 「トロイの木馬」
関与事件 - 電脳山荘殺人事件
殺害人数 - 5人
殺害未遂人数 - 2人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(FILE22)
本名は「琢磨ゆり(たくま ゆり)」。本人は高校生と名乗っていたが、実際は大学生。年齢は21歳。
かつて荒んでいた自分を支え大学まで行かせてくれた高校時代の元担任・榊原秋男(さかきばら あきお)と恋愛関係になる。彼はとある生徒への暴力事件で職を失い自暴自棄になり、やがて自殺志願の女子高校生を止めるために向かった喫茶店近くの電話ボックスで謎の死を遂げる。
榊原の死は不幸な事故として処理されたが、彼を呼び出した女子高校生のことが気になり行方を探した彼女は、その女子高生がパソコン通信のネットワーク「電脳山荘」に「アガサ」[350]のハンドルネームで所属しており、同じく「電脳山荘」のメンバーである乱歩(らんぽ、声 - 宮本充)、僧正(そうじょう、声 - 江川央生)、スペンサー、ぱとりしあ(声 - 加藤優子)、シド(声 - 三木眞一郎)、ワトソン(声 - 小野健一)の6人[351]と共に、かつて体罰死亡事件で騒ぎ立てられた事のあった榊原を、自分達が面白半分に計画した完全犯罪の実験台にして殺した[352]事実を知る。その場で本物のアガサを殺害した彼女はアガサに成りすまし、メンバーとして溶け込み、冬山の山荘で開かれたオフ会を舞台に巧妙なトリックを駆使し、メンバー達を次々と葬っていった。一に真相を暴かれ毒ガスで残ったメンバーのシド、ワトソンを道連れにして自殺を図ろうとしたが、間一髪のところに駆け付けた剣持に助けられ、号泣した後、逮捕された。シドだけはミステリー関係以外のハンドルネームである(バンド「セックス・ピストルズ」のベーシストの名前であるシド・ヴィシャスからつけられたと考えられている)。
連行される際にターゲットの一人であったシドは榊原の件をずっと後悔していたと告白すると同時に自首することを告げ、許しを請う彼にアガサは「考えておく」とだけ言い残し連行された。
殺害されたぱとりしあは一に好意を持っていたが、殺害される直前に「自分の身に何かあったら、自分のパソコンを見てくれ」と一に伝えており、彼女のパソコンが犯人の正体や過去の殺人計画を明らかにする鍵となった。
アニメではワトソンが自分の正体を知ったシドを襲う展開が描かれている[353]
女性犯人の中では殺害人数は最も多い[354]
椎名真木男(しいな まきお)
声 - 柏倉つとむ / 演 - 増田貴久
怪人名 - 「午前零時の悪霊」
関与事件 - 鬼火島殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 4代目(N、FILE5)
アニメでの分類 - 無印(FILE20)
高校3年生。FHS[355]受講生(ドラマ版では不動総合病院の研修医)。
同じFHS受講生で親友だった海老沢邦明(えびさわ くにあき、演 - 間宮祥太朗)とは、共に推理小説を書く事を夢見る親友同士であったが、ある理由から彼は自殺未遂を起こし植物状態となってしまう。その原因は同受講生の森村圭一(もりむら けいいち、声 - 鈴木琢磨 / 演 - 前野朋哉)と加藤賢太郎(かとう けんたろう、声 - 浪川大輔 / 演 - 千葉雄大)による陰湿ないじめで、気の弱い性格が災いして、自分も脅迫され加担していた[356] 。海老沢の自殺と彼の残した遺書を見た事で、自身が親友に対して取り返しの付かない事をしてしまったと激しく後悔し、その海老沢の為に森村と加藤に復讐し、自己保身の為にいじめに加担してしまった自分自身も罰する事を決意する。
FHSの合宿で彼と共に作った推理小説のトリックを使って森村と加藤を殺害しており[357]、これは植物状態になってしまった海老沢がいつか目覚めた時、復讐をしたのは自分である事を海老沢に伝えるメッセージである事を意味していた。また、残された家族が殺人犯の家族として周囲に責められる事に悩んだ結果、自分勝手である事を承知の上で、連続殺人の中で自分も殺害されたように偽装。その後、復讐を終えた事で、全身に灯油をかぶって自身の殺害を偽装した場所である教会で、最後の罪滅ぼしをするべく焼身自殺しようと試みたが、一の推理によって真相を全て見抜かれ、一が事件の真相解明と同時に時間稼ぎを行ったことで自殺の決心を鈍らされ、警察に自首する[358]。なお原作及びアニメ版では新谷百合(しんたに ゆり、声 - 矢島晶子 / 演 - 森口瑤子)は海老沢の姉であったのに対して、ドラマ版では海老沢の母親である恵子(けいこ、演 - 千葉雅子)の妹(海老沢の叔母)となっている。
加藤は海老沢を自殺未遂にまで追い込んだことに罪の意識を感じていたが、原作・アニメでは同じ部屋で匿って貰うことになった一に「自分は森村と椎名の板挟みにあった。自分のせいではない」などと言い訳をしていたため、罪の意識があっても反省はしていなかった。しかしドラマ版では一に救出されたこともあって「俺は間違っていた」と素直に反省の弁を述べている[359]
川島豊(かわしま ゆたか、声 - 草尾毅 / 演 - 桐山漣)は「標的にされていない」・「鬼火を飛ばした張本人である」ことは共通しているが、原作・ドラマ版では設定が異なる。原作では楽天的な性格のお調子者で、加藤よりも下の立場にある人間として登場。ドラマ版では父親が内科部長という設定であるため、加藤と同じ立場の人間として登場している。
「栄光寮」の寮長・塚原伝造(つかはらでんぞう、声 - 西川幾雄 / 演 - 品川徹)は原作では豪快な性格、アニメ版では頑固な性格、ドラマ版では怪しげな言動をとる人物になっている。ドラマ版では「不知火島にあった診療所の患者で、医師によって他の患者が亡くなって以来、医師を恨んでいる」「栄光寮が閉鎖されると、行き場がなくなる為、嘘の怪談話で島の売却を阻止しようとした」という設定が追加された。
ドラマ版では「命の大切さ」が強調されており、椎名の死体を見て錯乱して海に溺れた加藤を一が救出したり、研修の講師・川崎洋三(かわさきようぞう、声 - 堀内賢雄 / 演 - 布施博)が研修医達に「人の命を尊重する事」を語るシーンが描かれている。
楊麗俐(ヤン・レイリー) / 小林千恵(こばやし ちえ)[360]
声 - 湯屋敦子 / 演 - 水川あさみ(幼少期:内田莉紗
怪人名 - 「魚人」
関与事件 - 上海魚人伝説殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 初代(劇場版、FILE16)
アニメでの分類 - 無印(FILE24)
楊雑技団の団員。年齢は17歳[361]。雑技団長であり父親・楊王(ヤン・ワン、声 - 伊藤和晃)(実写映画版では楊達仁(ヤン・ターレン、演 - 何子嵐))が何者かに殺害され[362]、その容疑をかけられている兄・楊小龍(ヤン・シャオロン、声 - 植村喜八郎 / 演 - 陳子強)の容疑を晴らしてもらうことを、文通相手である美雪に依頼する。
実は日本人であり、10年前に雑技団メンバーの唐人美(タオ・レンメイ、声 - 山口由里子)(実写映画版ではマルチナ(演 - アダ・マウロ))と、プロデューサーである藤堂壮介(とうどう そうすけ、声 - 大竹宏 / 演 - 中尾彬)が日本で起こした強盗殺人[363]の被害者の娘であり、この時実父の小林哲治(こばやし てつじ、演 - 保積ペペ)に小学校へ送ってもらう途中だった彼女は、父が彼女を車に残して買い物をしている間に父を驚かそうと車のトランクに隠れていたため藤堂達に気付かれず、車ごと上海に渡った[364]。その後上海にて藤堂の協力者であった楊王(楊達仁)に発見され、以後は楊麗俐として楊王(楊達仁)の養女として生活していくことになる[365]。楊王(楊達仁)の死は実際には自殺[366]であり、その部屋に書かれていた「春」という文字から、雑技団に伝わる悲劇のスター、王美魚(ワン・メイユウ)(実写映画版では葉四蘭(ヨウ・スーラン、演 - 翠玲))[367]が残した五言律詩になぞらえて二人を殺害することを計画。一と美雪を呼んだのは、殺人を決行するに当たって容疑の目が向くであろう小龍を守ってもらうためだった[368]。全ての準備を整えた後でまず夏の詩になぞらえて演技中の唐人美(マルチナ)を射殺、逮捕された小龍が一と脱走している間に今度は秋の詩になぞらえて藤堂を射殺した[369]。小龍が再逮捕され、一もまた美雪、剣持警部と共に日本へ帰ることとなるが、空港で飛行機に乗る直前に全ての謎を解き、麗俐が真犯人であることを突きつける。全てを自白した後、麗俐は呪いの五言律詩の冬の詩を自分に当てはめ、密かに日本人に戻って人生をやり直そうとしていたことを告白。一や実姉である西村志保(にしむら しほ、声 - 深見梨加 / 演 - 佐貫真希子)と小龍達に見送られながら警察へと連行された[370]。なお麗俐は強盗殺人と父の死の真相を昔から知っていたが復讐のターゲットに実の父のような存在になっていた楊王(楊達仁)がいたために実行できなかった。
ドラマでは初代シリーズの完結編に当たる事件となり、結末は一と引っ越す事になった美雪が互いの想いを確かめ合う形で締めくくられた。
朝木春子(あさき はるこ)
声 - 野沢由香里
関与事件 - 雷祭殺人事件
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(FILE26)
一と美雪の元同級生・朝木秋絵(あさき あきえ、声 - 今井由香)の叔母。
昆虫学者の武藤恭一(むとう きょういち、声 - 難波圭一)と交際していたが、武藤が義理の姉妹・葉月(はづき、声 - 池田昌子)に乗り換えたため、その事で口論となり、武藤を殴打する(ただしこの時点では生きていた)。その時、彼女も武藤に突き飛ばされ、数分間失神していた。
武藤を殺害した事(時雨が止めを刺した事を知らなかった)を葉月に擦り付けようと天気を利用したトリックで誤魔化すが、一に見破られ、逮捕された。
朝木時雨(あさき しぐれ)
声 - 寺田はるひ
関与事件 - 雷祭殺人事件
殺害数 - 1人
結末 - 病死
アニメでの分類 - 無印(FILE26)
葉月の娘で秋絵の義理の妹。中学3年生。非常に大人しい性格で、どこか儚さを感じさせる色白と黒髪の少女。雷祭の始まる前に、一人で道を散歩していた所をバス停で寝そべっていた一と出会う。一に惹かれていた節があり、彼の前で浴衣の肌蹴た姿を晒しても全く動じず、雨が好きである事を語っていた。
春子が武藤を殴ってその反動で気絶する光景を目撃し、その間に部屋に侵入し、母を脅迫していた武藤に止めを刺した。春子が捕まった後、自らの行いに罪の意識を感じていたのか、余命半年の病気に冒されていた彼女は、持病の薬をあえて飲まず、病状が悪化しこの世を去っている。
母・葉月が武藤に脅迫されていたのは、養父・冬生(とうせい、声 - 菅原正志)の死に関係がある。実は冬生は、時雨の身体を狙って葉月を後妻に迎えており、時雨が冬生に強姦されかかっていた所を目撃した葉月は、時雨を守る為に冬生を火掻き棒で喉笛を貫き殺害[371]。その現場を目撃した武藤は、冬生が自殺したように見せ掛ける代わりに、葉月を脅迫していたのである。ただし、冬生が時雨を襲った事からも、葉月が冬生を殺害したのは、ほぼ正当防衛であったと言える。
一は担当刑事の赤井(アニメでは長島警部)に時雨が真犯人である事実を告げることをやめ、真相を知る母・葉月に全てを託した。
三井文也(みつい ふみや)〔テレビアニメ:遠藤由明(えんどう よしあき) / アニメ映画:周防武(すおう たけし)〕
声 - 関俊彦(アニメ)、青羽剛高橋直純(少年時代)(映画)
怪人名 - 「キング・シーサー」
関与事件 - 殺戮のディープブルー
殺害人数 - (原作)4人(藍沢秀一郎の先妻及び本物の三井文也含む) / (アニメ)2人 / (映画)3人
殺人教唆により他人に殺害させた人数 - (原作)2人(同士討ちをさせたテロリスト・グリーン含む) / (アニメ)1人
結末 - 溺自殺
アニメでの分類 - 無印(FILE30)
いずれも藍沢国際海洋開発の社員で藍沢茜(あいざわ あかね、声 - 西村ちなみ)の婚約者候補。
紺碧島(ディープブルー・アイランド)の海底遺跡(通称・ディープブルー)の調査を行っていた考古学者・那国守彦(なぐに もりひこ)の発掘事業に出資していた実業家の息子。那国守彦によるディープブルーの発掘が藍沢国際海洋開発会長・藍沢秀一郎(あいざわ しゅういちろう、声 - 広瀬正志)によって乗っ取られ、観光化の道具にされようとしていたため、秀一郎に接近しその娘・茜と結婚して後釜になることで、死亡した父や自らが望むようにディープブルーの発掘を行おうとした[372]。そのためにまず医学生の三井文也(本物)を殺害して彼に成りすまし、また母方で暮らしていた茜の藍沢家への引き取りの邪魔となる可能性のある秀一郎の先妻に発癌性の高い物質を投与[373]。その後、5人の人間をホームページのプログラムで洗脳して「キング・シーサー」に従順なテロリストに仕立て上げ、彼らに紺碧島のホテルの乗っ取りを行わせ、秀一郎の後妻・由里絵(ゆりえ、声 - 百々麻子)を殺害させた。また、(自分を含めた)人質の脱出のさなかで秀一郎の義理の息子二人(社長の優(すぐる、声 - 郷古潔[声優 7])と専務の剛(つよし、声 - 御友公喜))を自ら殺害。一に真相を見抜かれた後、ホテルの下層部の海底アクアリウムに逃亡し、津波にのまれて姿を消した。
唯一ノベルスで自殺した犯人。
アニメ版の「遠藤由明」は那国守彦の息子で、本名は那国直人。動機も原作に比べて、父から全てを奪った秀一郎に同じ思いを味わわせるという点が強くなっている。
映画版の「周防武」は那国守彦(声 - 夏八木勲)の養子で、本名は倉田卓也(くらた たくや)[374]。華奢な体躯の優しそうな男性だが、尋常ならざる戦闘力を持っており、重傷の状態でありながら、裏切りに激昂した斉藤を片手でねじ伏せる程の実力を持つ。当初は、那国を水難事故に偽装して殺害した秀一郎(声 - 納谷悟朗)らに復讐を果たそうとしていたが、茜の誕生日パーティーで権力を握った者こそが自分の夢を実現できると知る。そして自分は秀一郎と同類だと気付き、彼の近くに潜り込み、同じやり方で彼のすべてを奪おうとした。茜に近付いたのも、彼女を利用するためだった。秀一郎の命を受けて那国の酸素ボンベに細工をした藍沢優(声 - 堀内賢雄)・藍沢浩一(あいざわ こういち、声 - 京極夏彦[375]、事故として揉み消した秘書の赤森鬼介(あかもり きすけ、声 - 田の中勇)を殺害し、最終的には斎藤たちに全ての罪を被せて秀一郎と由里恵(声 - 田中敦子)、若林信(わかばやし しん、声-安原義人[376]を道連れに自爆させる計画だったが、一の機転によって阻止された。その後、一たちの前に姿を現して犯行の動機を語った直後に発生した地震の混乱に乗じて姿を消し、最期は紺碧島に単身残り、一時的な引き潮で姿を現したディープブルーを眺めながら津波にのまれ死亡した。
常葉瑠璃子(ときわ るりこ)
怪人名 - 「邪宗門」
関与事件 - 邪宗館殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
天才バイオリニストで一の旧友。年齢は17歳。
幼少期のキャンプ中に毒キノコの食中毒により両親と弟2人を亡くし[377]、軽井沢の「邪宗館」に住む絵馬龍之介に引き取られ“仲間”と称す天才児3人と共に同居生活を始める。小学5年生の頃に夏休みに軽井沢に遊びに来ていた一と出会う。6年後、再び軽井沢に訪れた一と再会したが、その時一の持っていた情報誌の資料から毒キノコ事件の原因が絵馬龍之介(えま りゅうのすけ)にあったことを知る[378]。そして“仲間”である荒木比呂(あらき ひろ)に「龍之介は殺人犯だ」と話したところ、そのことは忘れるようにと逆に説得を受け、カッとなった勢いで比呂をハンマーで撲殺してしまう。その後龍之介の殺害も遂げるが、一に犯行を全て見抜かれてしまう。それと同時に、比呂が忘れろと言ったのは龍之介が毒キノコの解説を誤り瑠璃子の家族を死なせてしまった事件のことではなく、比呂が過去に偶然目撃してしまった龍之介による出島丈治殺害事件のことであった(比呂は瑠璃子の家族の事件を知らず、瑠璃子は出島の事件を知らなかった)ということも告げられ、自分の勘違いを理解し精神錯乱に陥り自殺を図る。一の必死の行動と説得によって一命を取りとめ、その後自首することとなった。
なお、この殺人事件は結果的に一が来たことで起こってしまった面もあり、話の終わりで一が美雪に泣き崩れるシーンがある。
第1期完結後に発売された事件で、ノベルスシリーズの中では唯一アニメ化されていない。

真犯人に利用された従犯(ノベルズ(長編))[編集]

テロリスト達
関与事件 - 殺戮のディープブルー
殺害人数 - (原作)2人 / (アニメ)1人
殺害未遂人数 - 3人
彼の計画に協力した5人。各人物については個別に紹介する。
那国 巫琴(なぐに みこと) 〔テレビアニメ:水城 巫琴(みずしろ みこと)〕
声 - 小西寛子西村ちなみ(映画)
結末 - 逮捕
コードネーム「パープル」(五聖者の"電脳"を現す。TVでは「アナト」)。年齢は15歳。
那国守彦の娘。両親の死後、父親の遺言により水城親子に引き取られる。その後、キング・シーサーに通信教育でコンピューターの操作の手解きを受け、プログラミングやハッキングなどの技術に優れている。ホテルの乗っ取りにおいてはホテルのセキュリティシステムのハッキングや爆弾との連動作業などを担う。明智とのチャットにより、最も早く洗脳が解けた。
映画版ではテロリストの一員ではなく周防の協力者として登場し、ラストで秀一郎が父を殺害したことを告白する映像をインターネットでTV局に流して父の復讐を果たした。
宮垣健也(みやがき けんや)
声 - 江川央生
結末 - 銃殺(アニメ版では逮捕)
コードネーム「レッド」(五聖者の"勇者"を現す。五聖者のナンバー1。TVでは「バアル」)。
空手の有段者で、自衛隊員の経験もある。7年間ほど警備員を務めていたが、酷い耳鳴りに悩まされており、苛立って同僚を警棒で殴って解雇された。その後、キング・シーサーから洗脳を受けた後、耳鳴りの原因は古代のカビだと説かれる。ホテルの乗っ取り後は五聖者のナンバー1として中心的な役割を担ったが、キング・シーサーから受けた同士討ちを誘発する命令に従ってグリーンを銃で撃つ(アニメではカットされている)。
水城龍之臣(みずしろ りゅうのしん)
声 - 佐々木敏
結末 - 逮捕
コードネーム「イエロー」(五聖者の"軍人"を現す。TVでは「ヤム」)。年齢は78歳。
白内障の気はあるが、健康的な老人である。第二次世界大戦中、九州帝国大学在学中に軍の研究機関に招聘され、新型爆弾の開発のため上海にも渡った。その後某研究機関の職員を経て、紺碧島で漁師として生活していた。だが藍沢国際海洋開発の開発事業により島を立ち退きさせられ、島の自然保護を訴えるホームページを立ち上げた時、そのページにアクセスしたキング・シーサーにより洗脳を受けた。乗っ取りに際しては爆弾の調達などを担当。巫琴の説得により洗脳が解けた。
水城龍壱(みずしろ りゅういち)
声 - 相沢正輝
結末 - 逮捕
コードネーム「オレンジ」(五聖者の"武闘"を現す。TVでは「モト」)。龍之臣の孫。
龍之臣直伝の琉球拳法の達人である。乗っ取りにおいては主に人質の制圧や見張りなどを担う。龍之臣と共に巫琴の説得で洗脳が解けた。
新堂雄一(しんどう ゆういち)
声 - 中嶋聡彦[声優 8]
結末 - 銃殺(アニメ版では逮捕)
コードネーム「グリーン」(五聖者の"知恵"を現す。TVでは「イルウ」)。年齢は20代後半。
東京大学卒で大手商社に勤めている。背は低く、話す際にも常に体を揺り動かす癖がある。会社内の人間関係が嫌になって無断欠勤を繰り返し、インターネットにのめり込んでキング・シーサーと出会って洗脳された。その後、レッドに銃で撃たれて倒れ、レッドを銃で撃ち返す。
アニメ版では、藍沢国際海洋開発の社長秘書に変更されており、ホテル乗っ取り後に正体を表す。宮垣との同士討ちは行われず、他のテロリストと共に連行された。
斉藤(さいとう)
声 - 玄田哲章
結末 - 逮捕
映画版のテロリストの一人でリーダー格。筋骨隆々とした男性。他のテロリストが警察に連行されていく中、彼だけは事件の真相を最後まで聞き、自分達を利用した周防に襲いかかるが、逆にねじ伏せられてしまい、その後警察に連行された。
沼田(ぬまた)
声 - 矢尾一樹
結末 - 逮捕
映画版のテロリストの一人。神経質で情緒不安定気味。斉藤の命令を無視して発砲し、結果、周防が負傷した。最後は剣持に背負い投げを喰らい、逮捕された。

真犯人に利用されていない従犯(ノベルズ(長編))[編集]

加奈井理央(かない りお)(劇場版のみ)
声 - 大谷育江
関与事件 - オペラ座館 新たなる殺人
殺害人数 - 1人(劇場版)
結末 - 不明
劇団「幻想」所属の女優。能条が滝沢を殺害するべく、劇場に呼び出した際、偶然遭遇するが、聖子と緑川が殺害されたことから自分も殺されることを予感していた滝沢に犯人と間違われ、護身用の斧を手にしている滝沢に殺されそうになる。能条に助けられるが、逆に能条が殺されそうになり、加奈井は滝沢が落とした斧で滝沢を殺害し、能条を救った。
原作では、親友の美歌と彼の父親で憧れの黒沢への想いから、黒沢親子を苦しめた能条に深い恨みを抱いていた。

真犯人が犯した事件とは別の事件を犯した犯罪者(ノベルズ(長編))[編集]

時原優(ときはら ゆう)(アニメのみ)
声 - 岩井由希子
関与事件 - 幽霊客船殺人事件 / コバルトマリン号航海士殺人未遂事件
犯した罪 - 殺人未遂
結末 - 水崎丈次の申し出により放免
コバルトマリン号の乗船客。事故当時、若王子が夫・昌樹(まさき)を殴り飛ばして、救命胴衣を奪い[379]、夫を死に追いやったことに恨みを抱き、殺害を試みるも断念している。若王子の自殺(実際は殺害)後、自身も船から飛び降りるが、一や水崎の手で救出される。
大沢貴史(おおさわ たかし)(ドラマのみ)
声 - 沖田蒼樹 / 演 - 伊藤高史
関与事件 - 幽霊客船殺人事件 / ロイヤルウイング号乗船員人質事件
犯した罪 - 監禁
結末 - 生還[380]
コバルトマリン号(ドラマ版ではロイヤルウイング号)の乗船客で掃除のバイトをしている。年齢は26歳。殺人事件が起こる中、恐怖のあまり暴走。挙句の果てに洋子を人質にするという暴挙に出た[381]
原作ではチャラ男系となっているが、ドラマ版のような暴挙はしていない。アニメ版ではオリジナルキャラの吉田明が彼の親友として登場し、美雪や優をナンパしようとするがいずれも失敗に終わっている。
荒木比呂(あらき ひろ)
関与事件 - 幽霊屋敷脅迫事件/邪宗館殺人事件
犯した罪 - 脅迫
結末 - 常葉瑠璃子によって撲殺される
天才作家で一の旧友。17歳。
物心ついた時から両親の記憶はなく施設で虐待を受けて育っていた所を、他の天才児3人と同様に絵馬龍之介に引き取られる。文学好きで同居生活を始めて以降、作家としての才能が開花し最近では芥川賞の最年少記録を更新するかもしれないと期待されていた。中学時代は最低限の日数しか出席しなかったものの学力は優秀だった[382]。タウン誌の記事を読んで家族の死の真相を知った瑠璃子から「龍之介は殺人犯だ」と言われた際に彼女が語った内容を、自身が6年前に目撃した龍之介の出島を殺害した事件と誤解して「昔の事なんだから、忘れるべきだ」と返した事で、激怒して我を忘れた瑠璃子にハンマーで殴り殺されてしまう。
また事件の前半に幽霊屋敷を探索していた一達に脅迫状を送った張本人であり、真相解明の中で6年前の出島が殺害された事件の真相を知っていた比呂は、一に全てを暴かれ龍之介が逮捕される事により平穏な日常生活が壊されるのを恐れて、彼を怖がらせて追い返そうとして脅迫に及んだ事が真相解明の中で明らかにされている。
出島丈治(でじま じょうじ)
関与事件 - 浅間山遭難事故/邪宗館殺人事件
犯した罪 - 脅迫
結末 - 絵馬龍之介に餓死させられる
元雑誌編集者。
一が持ち込んだタウン誌「軽井沢マガジン」の編集を担当していた。出版社を退社した後は事業に失敗して借金を作る度[383]に、キノコの誤った説明をネタに脅迫して金をせびる行為を繰り返していたが、度重なる脅迫に耐え切れなくなった龍之介に幽霊屋敷と呼ばれる廃虚に閉じ込められ餓死させされ[384]、死後その遺体は浅間山に遺棄され転落による遭難事故として処理された。6年前に幽霊屋敷を探索していた一が聞いた呻き声の正体であり、屋敷近くの草むらに自身の名前が書かれたバッグを残していた為、後に一が死に疑念を持ちそこから殺人事件へと繋がってしまう。
エピローグの中で遠藤樹里[385]の恋人だった事が明らかになる。出島の死の真相に加え翠が本当は歩ける事を知ると、自身が館に留まる必要も無いので夏が終わったらメイドを辞めて人生を再出発する事を誓って一達に別れを告げた。

短編(ノベルズ)[編集]

浜岡健一(はまおか けんいち)[386]
声 - 松本保典
怪人名 - 「共犯者X」
関与事件 - 共犯者X(アニメは「剣持警部の秘密 FILE.2」)
その他の罪 - 横領罪(アニメ版のみ)
教唆により他人に殺害させた人数 - 1人
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE4)
名門私立高校のコンピュータ実習の担任。自身の売春の過去を知る瀬川奈々子(せがわ ななこ)に脅され殺害を決意する。
アニメ版では都内パソコン塾の講師で、剣持とは同じ料理教室の生徒という設定で登場。友人の瀬川に勤務先の会社への不正アクセスによる横領を手伝わされ、それが徐々にエスカレートしてゆき悩んでいた。
生徒である三島由里絵(みしま ゆりえ、声 - 柊美冬)が恋敵の中島留美(なかじま るみ、声 - 笠原留美)に殺意を抱いているのを知り、パソコンの机を会話手段に用い交換殺人を呼びかけた。相手の三島は瀬川の殺害を果たしてしまうも、彼自身は中島を監禁しただけで手を下さないという手段を使った。
出門章一(でもん しょういち)
声 - 杉田鏡介[声優 9]
怪人名 - 「殺人鬼デモン」
関与事件 - 迷い込んできた悪魔(デモン)
殺害人数 - 10人(本人の発言による。作中で起きるのは1人のみ)
結末 - 逮捕・架空の人物(アニメ版)
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE12)
長野県在住の劇団員。
連続殺人事件の犯人として逮捕されていたが逃走、近場のスキー場の主人・恩田(おんだ)を殺害し自らが恩田に成りすます。しかしそのスキー場に訪れた一によって真相を見破られる。なお、アニメ版ではこの事件は全て明智によるミステリークイズの問題になっている。
富山桜(とみやま さくら)
声 - 川崎恵理子
関与事件 - 金田一少年の悪夢(アニメは「真夏の悪夢殺人事件」)
殺害人数 - 1人
結末 - 他の幽霊二人とともに成仏
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE9)
テニスクラブの部員。前々から自分と友人の香川小梅(かがわ こうめ、声 - 冨永みーな)と長崎百合(ながさき ゆり、声 - 清水香里)に言い寄り軽侮していたテニスコーチ・須藤亜我志(すどう あかし、声 - 水島裕)を四人で訪れた合宿先のコテージで殺害するも、崖崩れによるコテージ崩壊に巻き込まれ残った3人も全員が死亡。その1年後に友人ともども亡霊となり、現場となったコテージで犯人を暴こうとする「降霊術」に参加していたが、そこに訪れた一によって犯行を見破られる。しかし3人とも須藤への好意はなく、ただ2人に勝ちたいという思いがあっただけであることが判明し、最後に仲直りした。そして真相を解いてくれた一にお礼を言って成仏した。

CDブック[編集]

紅亜理沙(くれ(ドラマでは「くれない」) ありさ)
声 - 島本須美川村万梨阿(CDブック) / 演 - 国生さゆり
怪人名 - 「御堂周一郎の亡霊[387]
関与事件 - 悪魔組曲殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
ドラマでの分類 - 初代(FILE10)
アニメでの分類 - 無印(FILE6)
御堂周一郎(みどう しゅういちろう、声 - 飯塚昭三筈見純(CDブック) / 演 - 寺田稔)の弟子でバイオリニスト。
御堂に想いを寄せ、「いつかお前のために曲を作る」と約束されるが、その後急に自分の話を聞かなくなった御堂の様子から「御堂は私を愛していなかった」と認識し別れる。その後、御堂の遺作「悪魔組曲」を手に入れようとしていたが、その遺作探索時に御堂の弟子であるマイケル・ヘンリー(声 - 飛田展男二又一成(CDブック))(ドラマでは小沢竜二郎(おざわ りゅうじろう、演 - 多田木亮佑))を「悪魔組曲を自分の物として発表する」と告げられた事で激怒し、殺害(アニメでは衝動的に殺害。ドラマではもみ合いの末、突き飛ばした際に転落死)。その現場を偶然見てしまい自身を脅迫した風倉百合恵(かぜくら ゆりえ、声 - 折笠愛(アニメ・CDブック共通) / 演 - 石井苗子)も「悪魔組曲」に見立てて殺害した。一に犯行を暴かれた時に自殺を試みたが、実は御堂は耳が全く聴こえない身になっており本当に自身を愛していたということを一から説得され自殺を止め、警察に自首した。
アニメ版では御堂の実の娘ということになっており、そのことを知らずに御堂を憎んでいたが一に説得される。
彼女の苗字「くれ」は事件解決の重要キーワードであったが、ドラマ版では苗字の読みは「くれない」となっている。
ドラマでは第二シーズンの第1話として放送された。
聖正 景太郎(きよまさ けいたろう)〔アニメ:聖正 映子(きよまさ えいこ)〕
声 - 丸山詠二(景太郎)、玉川紗己子(映子)
怪人名 - 「死神」
関与事件 - 死神病院殺人事件
殺害人数 - (CDブック)3人 / (アニメ)2人
アニメでの分類 - 無印(FILE9)
聖正総合病院・院長(景太郎)。聖正総合病院看護師。院長・聖正景太郎の次女(映子)。 CDブックでは映子(声 - 日高のり子)が無関係の人間として登場。
3年前の医療ミスで長男の秋人(あきひと、声 - 池田秀一)は病院の医療ミスの責任をとる形で自殺。しかし実際には患者に新薬の実験投与をしていた病院の実態を公表しようとして長女の夫で医局長の智明(ともあき、声 - 中村秀利田中秀幸(CDブック))、看護師長・高沢和子(たかざわ かずこ、声 - 五十嵐麗神宮寺弥生(CDブック))、外科部長の扇谷(おうぎたに)[388]の3人によって殺害されていた。その上医療ミスの犠牲者の臓器を利用し、臓器売買を行っていた3人を医師として、そして秋人の父親として許せず殺害した。なお映子の婚約者である雪室憂一(ゆきむろ ゆういち、声 - 池田秀一・飛田展男(CDブック))が彼を庇い、アリバイ作りに協力した[389]
アニメ版では殺害の動機は原作と同じく、兄の秋人の事件[390]。真相を知った彼女は兄の事件になぞらえる形で扇谷と高沢を殺害。智明に真相を語らせた後に殺害する予定であったが、その前に一に真相を暴かれる[391]。その後に運ばれた急患の緊急オペの際、メスを智明に向け手術室に緊張が走るが、秋人の患者への熱意を思い出し、智明にメスを渡して泣き崩れた。オペ終了後、秋人の形見の鈴を一に手渡され、父や雪室に見守られながら警察に連行されていった[392]。アニメ版では新薬の人体実験に変更されている。
なおアニメ版では原作に同時収録されていた「明智警視の華麗なる休日」も同一時間軸上で再現されており、一と明智のザッピング形式で話が進行していた。電話で一が聞いた明智と怪盗紳士とのやり取りがヒントとなって事件解決に繋がったという演出がなされている。

テレビメディアオリジナル[編集]

アニメ[編集]

二宮水穂(にのみや みずほ)
声 - かないみか
怪人名 - 「死の天使(しのてんし)」
関与事件 - 聖(セント)バレンタインの殺人
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(SHORT FILE5)
スキー場コテージ「Snow Candle」の宿泊客の一人。
1年前、スキー場で自殺した如月静歌(きさらぎ しずか、声 - 日高のり子)の実妹。元は姉と共に施設に居り、当時から知り合いだった島崎薫から姉と深い関係にあった医師・京極優介(声 - 速水奨)の存在を聞かされる。そして姉を自殺に追い込んだ原因が、彼が難病を患っていた姉の診療を拒否し見殺しにしたことにあると誤解し、復讐心から彼の殺害を計画する。
コテージに宿泊し、優介を殺害する機会を伺うが、その計画を京極家の三男・拓弥(たくや、声 - 高木渉)に聞かれてしまい、逆に脅迫されたためやむなく殺害する。その後優介を呼び出して監禁し、トリックを使って殺害するが一に見破られる。
優介のすぐ下の弟である次男の浩二郎(こうじろう、声 - 矢尾一樹)の口から優介が静歌の診療を拒否した理由は彼女が病気であることを知らず診療順における緊急性がないと判断したためで、後に真実を知った優介は彼女の死の間際に婚約指輪を渡すことで彼なりの精一杯の誠意を見せていたことを知らされる。
辻口美奈子(つじぐち みなこ)、江波勝彦(えなみ かつひこ)
声 - 折笠富美子(辻口)、塩屋浩三(江波)
怪人名 - 「嘆きの鬼」
関与事件 - 嘆きの鬼伝説殺人事件
殺害人数 - 2人(辻口美奈子、江波勝彦共に1人ずつ)
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - 無印(FILE29)
美奈子は金沢吉野高校の生徒、江波は面打ち師・辻口鈴置(つじぐち すずおき、声 - 西村知道)の内弟子。
美奈子は辻口家の養女で、自身と同じような境遇だった鬼頭早百合(きとう さゆり、声 - 鵜飼るみ子)という少女と出会い、やがて意気投合し親友となっていた。ところが鬼頭は、彼女の才能を妬んだ演劇部の3人[393]が、ハイキング中にふとした気まぐれで彼女を誤った道に誘導したことが原因で死んでしまう[394]。その事実を知った美奈子は、親友の敵を討つべく復讐を決意。江波は美奈子が中野を殺害した現場に出くわしてしまい、彼女をかばい協力することを選んで、美奈子に完全なアリバイがある時を狙って坂本を殺害した。
嘆きの鬼に関しては義姉に「辻口家の血を引いていないから」と言われ続けたこともあり、美奈子は辻口家に来てからずっと独りぼっちであると思い込んでいたが、そんな彼女を全身全霊で庇おうとした江波の存在を一に指摘され、二人でその場に泣き崩れた。
坤田友代(こんだ ともよ)
声 - 野沢雅子
怪人名 - 「ヤマタノオロチ」
関与事件 - 出雲神話殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕後に病死
アニメでの分類 - 無印(FILE31)
書道教室の講師。年齢は51歳。
出雲神話の研究家だった乾英基(いぬい ひでき、声 - 堀内賢雄)教授の幼馴染であり、彼とは恋仲であった。やがて二人の間に娘・公子(きみこ、声 - 菊地祥子)を産んだが、因習に固執する乾の両親に結婚を猛反対されて娘を乾の元に置き去りにして逃げてしまう。十数年後、生き別れとなった娘をひと目見たいと思い、出向いた先で乾教授と再会。のちに幼い頃二人で交わした約束を果たす為に出雲へと赴くが、乾教授は自身が研究していた出雲神話をネタに観光開発をしようとしていた3人(白井虎太郎(しらい とらたろう、声 - 緒方愛香)・青山龍子(あおやま たつこ、声 - 中澤やよい)・朱雀斎助(すざく せいすけ、声 - 竹末広一[声優 10]))に殺されてしまう(直接手を下したのは白井)。その現場を目撃していた彼女は、「ヤマタノオロチ」に導かれるがごとく3人を殺害。一方で、変装し二三の前に現れ、乾教授の死体がある場所まで誘導、警察の捜索が入るよう仕向けさせた。彼女の人柄に触れる機会があった一は彼女が犯人だと認めたくなかった気持ちがあり、また証拠が服に隠れた部分にあったので真相解明時は敢えて公子を犯人だと告発することにより彼女を自白させた。不治の病に冒されており、犯行を暴かれた後に倒れ、10日後に死亡した。
鮫島進(さめじま すすむ)、若杉健太(わかすぎ けんた)
声 - 磯部勉(鮫島)、保村真(若杉)
関与事件 - 消えた金メダルの謎
殺害人数 - 1人(鮫島進による)
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - R(SHORT FILE6)
鮫島はスポーツジムのオーナーで、年齢は60歳。若杉はジムのインストラクターで、年齢は25歳。
若い頃の鮫島は重量挙げ選手であり、金メダルを手に入れた経歴がある。しかし、それはドーピングをして手に入れた物であり、その事を新聞記者・亀井保(かめい たもつ、声 - 桐本拓哉)に知られたことで、彼に強請られてしまい、学生時代レスリングの経験を持ち真相を知った若杉と共謀して亀井の殺害を決意する。
怪盗紳士から予告状が届いたと嘘を流し、鮫島が若杉のアリバイを確保した所を見計らい亀井を殺害した後、アリバイの確保を兼ねてショーケースを破壊して金メダルを怪盗紳士に盗まれたことにしようとするが、一に見破られて逮捕された。鮫島と若杉逮捕後、金メダルは剣持に変装した怪盗紳士に盗まれた。

ドラマ[編集]

石井光三(いしい みつぞう)
演 - 本人
関与事件 - お笑い金田一少年の事件簿 ラサール石井殺人事件
殺害人数 - 1人
被害者のラサール石井(ラサール いしい、演 - 本人)が所属している事務所の社長(実在の人物)。番組出演者の高田万由子(たかた まゆこ、演 - 本人)がかつて生き別れた娘であり、陰ながら彼女の幸せを願って見守っていた。しかし、芸能界に入ってきた彼女に、ラサール石井が言い寄ったことを知る。仕事柄、芸能界の汚れた事情も深く知る光三は、万由子を守るために、編成担当の小山啓(こやま けい、演 - 中田浄)と共謀してラサール石井を殺害した。外部との通信手段を絶ったはずのスタジオで倉庫の電話が使えると知って連絡を取ろうとしたプロデューサーの櫨山裕子(はぜやま ひろこ、演 - 柴田理恵)を襲撃。さらにカメラを持っていた佐木竜太を襲い、犯行のトリックが映った可能性のあるテープを奪った。

イブニング[編集]

金田一37歳の事件簿[編集]

麻生早苗(あそう さなえ)
関与事件 - 歌島リゾート殺人事件 / 連続保険金殺人
怪人名 - 「第4のファントム」
殺害人数 - 10人以上(作中では2人を殺害)
殺害未遂人数 - 3人
結末 - 逮捕後、拘留中に高遠によって毒殺。
看護師で音羽ブラックPR社が企画する婚活ツアーの参加者。27歳。実は高遠から「アルテミス」のコードネームを与えられた連続保険金殺人の重要参考人で、柔道の重量級で優勝するほどの危険人物。参加者の1人である小野塚哲也(おのづか てつや)の保険金を狙おうとするが、桜沢楓(さくらざわ かえで)が小野塚に好意を抱いていることを知り、まず、桜沢をトリックを使い殺害。その後、自分の正体に感づいた鈴木実(すずき みのる)をオペラ座の怪人に見立て殺害。参加者を危険にさらしたくないと察した一に暴かれ、口封じに一とまりんを殺害しようとしたが、駆けつけてきた明智達に逮捕された。面会で自らの犯行をぺらぺらとしゃべったことで高遠の失望を買い、VXガス入りのコンタクトレンズをはめたことにより死亡した。

マガジンSPECIAL[編集]

明智警部の事件簿[編集]

根元(ねもと)、荒川(あらかわ)、佐竹(さたけ)、渡部(わたべ)、飯田(いいだ)
声 - 伊丸岡篤(根元)、三輪隆博(荒川)、室元気(佐竹)、蟹江俊介(渡部)、平丸拓実(飯田) [395]
関与事件 - 少年の"仕返し"(アニメ版では『明智警部の事件簿』)
犯した罪 - 窃盗、放火
結末 - 逮捕
アニメでの分類 - R(SP FILE1)
不良グループ。国会議員・貴島順一(きじま じゅんいち、声 - 五代高之)を父に持つ貴島洋平(きじま ようへい 声 - 咲野俊介)とつるんでおり、数々の犯罪をもみ消してもらっていたが、本心では快く思っておらず、いずれもみ消せなくなると思い、洋平に罪を擦り付け、切り捨てることを決意。
夜中に「すぎのこ書店」に忍び込み、売れそうな漫画を盗み、その罪を以前、店で万引きを行った洋平の生徒手帳を現場に残して彼に擦り付けようとした。しかし、防犯カメラの存在に気付き、撮られた映像を隠滅する為、放火までやらかしてしまう。濡れ衣を着せられた上、父からも切り捨てられた洋平を袋叩きにするが、明智に止められる。
明智の推理で事件の真実を知り、拳銃[396]を手にした洋平に「主犯は誰か正直に言った者だけ助けてやる」と脅されると、責任の押し付け合いをし始めるが、実は洋平の脅しは自白させるための芝居であり、最終的には明智によって逮捕された[397]
事件後、改心した洋平は「すぎのこ書店」店長の杉野円(すぎの まどか 声 - 生天目仁美[398]にこれまでの悪行を謝罪し、罪滅ぼしとして、彼女の店の手伝いをすることにした。
アニメ版では小林がある経緯から一と美雪に語った思い出話のような形で描かれた。
三浦義明(みうら よしあき)
関与事件 - 正義の姿
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
老舗和菓子店の従業員。年齢は32歳。一年前の殺人事件で未亡人になった三浦しずか(みうら - )の婿養子。しずかと被害者の三浦浩平(みうら こうへい)の妹・五十嵐のぞみ(いがらし - )と共に当時容疑者であった笹原恵子(ささはら けいこ)を逮捕しないことを警察に文句を言いに来ることがあるが、どちらか言えば2人の間でおどおどしており2人をなだめることが多い。
一年前に浩平を殺害した張本人。当時、しずかと不倫関係にあった彼はしずかの家が持つ財産を狙っており、メールで浩平を呼び出した。しかし、浩平はこの事を友人の笹原にメールで伝えており、笹原からは金を要求される。頭にきた彼は彼女を殺害し、その罪を南条に擦り付けるため、様々な工作を行うが、すでに真実にたどり着いていた明智に自宅に持ち込んで隠滅しようとしていたハードディスクを見つけられた。その後の取り調べは一年前の事件で担当だった南条が行うことになった。
水島愛美(みずしま まなみ)
関与事件 - 引き裂かれた絆
殺害人数 - 1人
その他の罪 - 狂言誘拐
結末 - 逮捕
(明智が警部の時に)売り出し中の高校生アイドル。年齢は17歳。14年前、父・柴田尚樹(しばた なおき)が殺人を犯して逮捕された。その後、柴田と別れた母・陽子(ようこ)が水島健作(みずしま けんさく)と再婚した。
柴田が殺人を犯した事を知っていたが、義父・健作が大好きだった為、忘れようとするも、学校の帰りに出所した柴田と再会し、柴田から「実父は殺人犯だと流されたくなかったら言う事を聞け」と脅された。狂言誘拐で水島家から5千万円を奪い取る計画に巻き込まれた挙げ句、陽子と自身に一生金を貢がせようと企んでいた事を聞き、実父の外道さに絶望し、衝動的に灰皿で柴田を撲殺してしまう。柴田を殺してしまった事を陽子に電話して公園で落ち合い、「柴田は誘拐の共犯者に殺害された」と見せかける計画を立てた。服を交換して愛美がアリバイ作り、陽子が犯行現場の物色を行い、作業を終えた後は倉庫で陽子に縛られ、監禁されたフリをして明智達に発見された。
病室の外から明智の推理を聞き、自分の犯行を庇おうとする陽子の前に現れ、自分がやったと告白。健作に抱かれ、義父を信じて頼ろうとしなかった事を悔み、陽子と共に健作に謝罪した。
女性
関与事件 - 渡らざるルビコン川
殺害未遂人数 - (少なくとも)1人
結末 - 不明(逮捕されたかお咎めなしになったのかは不明)
本名は不明。ある人物を事故死に見せかけて殺害しようと計画を立てた。
バス停近くの橋を待ち合わせ場所に指定し、標的に壊れた橋を渡らせて増水した川で溺死させようと企むも明智達に見つかってしまう。まだ良心が残っており、涙を流しながら橋を渡ろうとする明智を制止し、計画は失敗に終わった。この事件では被害者と加害者の詳細、動機、その後の結末が語られておらず、謎のままで終わっている。
運転手
関与事件 - バッカスの偽り
犯した罪 - 酒気帯び運転
結末 - 逮捕
性別や容姿は不明。飲み屋の帰りに同乗者の女性を乗せて車を運転していたが、自転車に乗っていた少年と衝突してしまった。同乗者の女性が「自分が運転した時、夕日の光が目に入ってミスを犯した」と嘘を言うが、明智に見破られた。少年は一命を取りとめており、その報告を聞いた後、逮捕された。運転手の詳細は不明であり、事故を起こした時は何処にいたかも不明(車のトランクに隠れたかその場から立ち去ったかも不明)。
渡辺俊輝(わたなべ としき)
関与事件 - 歪められた想い
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
大学院生であり、ファミレスのバイト店員。年齢は23歳。
一見大人しそうに見えるが、実は覚せい剤に手を出している常習犯である。トイレ掃除の時間、ファミレスの5階で覚せい剤を摂取していた所をバイト店員・三宅孝則(みやけ たかのり)に目撃され、口封じに彼を非常階段から突き落とした。アリバイを誤魔化す為、トイレを汚して「自分が綺麗に掃除した後で質の悪い客に汚された」という状況を作った。入れ違いで5階にいたバイト店員・桜田美緒(さくらだ みお)が「自分がやった」と名乗り出た事でバレずに済んだが、明智の推理によって犯行がバレてしまった[399]
桜田と三宅は中学時代の同級生だったが、当時の三宅は松本(まつもと)率いるグループに虐められており、桜田は松本と同じグループにいた。桜田は虐めに関しては快く思っていなかったが、松本に逆らう事が出来なかった為、話題を逸らして三宅を逃がしたり、松本達がいない時に三宅を励ましたりと陰で彼を守っていた。しかし、松本の目の前で三宅を裏切ってしまい、その翌日に三宅は学校を辞めてしまった[400]。その後、桜田はファミレスで三宅と再会し、何事もなかったように彼にバイトの仕事を教えていた。桜田はあの日、三宅に呼び出されて5階で待っていたが、駆けつけて来た警察官から三宅が転落死した事を聞き、「裏切った事を怨んでおり、見せつけで自殺した」「自分が殺したのも同然」と思い、犯人だと名乗り出て逮捕された。実は三宅は桜田に手紙を渡そうと5階で待っていたが、手紙が風で飛ばされ、追った先で渡辺に殺害された。手紙は明智と小林によってビルの外階段で発見され三宅の墓参りに来ていた桜田に渡された。手紙には裏切った事を恨んでいた文は無く、感謝の言葉や桜田の事が好きだと書かれており、手紙を読んだ桜田は涙ぐんでいた。桜田は真面目に仕事をこなす優しい性格の持ち主であり、中学時代の同級生達やファミレスの店長・福田則行(ふくだ のりゆき)も彼女の本当の性格を知っており、序盤での中傷サイトに書かれていた「桜田は援助交際や集団窃盗をやっていた」という内容はデマであった事が判明。
事件解決後、渡辺と松本は三宅に危害を加えた事で周囲から集中的に嫌がらせを受ける事になったが、後にその情報を流したのが警察官である事が明らかとなった。
箱崎(はこざき)
関与事件 - 奇妙な観察者
犯した罪 - 覗き
結末 - 明智によってお咎めなしになったが、白藤から制裁を受けた
講談アパート203号室の住人。ボサボサ頭と無精髭が特徴の男。
田舎から出て東京に引っ越して来たが、友達や恋人もおらず、人と会話しない寂しい生活を送っていた。会う度にいつも挨拶してくれる202号室に住む看護師・白藤彩子(しらふじ あやこ)に好意を抱き、自分の部屋に開いた穴で覗きをやっていた[401]
ある日、白藤の部屋を覗いた時に彼女の部屋のヒーターが不完全燃焼で一酸化炭素が発生していたのに気付き、寝ている白藤を起こそうと呼び鈴を鳴らしたり、テレビを大音量にするが、白藤は耳栓をしている為、起きなかった。管理人に部屋を開けさせる手もあったが、覗きの事がバレるのを恐れて言えず、白藤を放っておく訳にはいかないと思った末、「202号室で殺人があった」と警察に通報した。明智と小林が駆けつけた事で白藤は一命を取りとめたが、明智に覗きの事がバレてしまった。しかし、白藤の命を助けた事は本当であり、明智の助言でアパートを引っ越すことにした。
明智達が帰った後、白藤に覗きの事がバレたが、被害届を出されず、ゲンコツ数発だけで済んだ。その後、白藤と両思いになり、新しい家で同棲する事になった。
濱義昭(はま よしあき)
関与事件 - 哀哭の放浪者
犯した罪 - 死体遺棄
結末 - 逮捕
病院に勤務する医師。年齢は31歳。
妻がいるが、同じ病院に勤務する女性看護師・御園結姫(みその ゆき)と不倫関係を持っていた。一ヶ月前から御園が体調を崩して腹痛や吐き気が生じたり、妊娠検査薬で陽性反応が起こるのを見て妊娠したではないのかと思った。真夜中に病院の屋上で御園に呼び出されるが、妊娠の事を恐れて「僕には関係ない」と発言した結果、彼女は自殺してしまった。自殺を隠蔽する為、遺体を死体冷蔵庫置き場に隠し、彼女の家に入って失踪に見せかけた。明智が煙草に犯人の手がかりがあると聞き、回収した吸い殻を処分しようと小林の病室に忍び込むが、明智の罠にはまってしまった。
実は御園は胆嚢炎や絨毛ガンにかかっており、体調不良や陽性反応もその症状によるものであり、女医・順堂綾称(じゅんどう あやね)に頼んで検査を受けていた。御園は濱に嫌われるのを恐れており、順堂から不妊と聞いて安心し、その事を濱に話そうとしたが、濱がロクに話を聞かずに彼女を突き放した為、御園はショックを受けて自殺してしまった。順堂からその真実を聞き、御園を殺した事を後悔して泣き崩れた。
佐々木美香(ささき みか)
関与事件 - 五里霧中の密告者
殺害人数 - 2人
その他の罪 - 死体遺棄罪、警察内部の情報漏洩
結末 - 逮捕
音羽署の留置管理課に所属する婦人警官。小林や音羽署の刑事部捜査一係に所属する刑事・碓氷光蔵(うすい こうぞう)とは警察学校の同期。
一ヶ月前、泥酔状態で保護された滝沢一馬(たきざわ かずま)を保護室に収容しようとしたが、抱き付いて来た滝沢を突き飛ばしてしまい、滝沢が冷水器に頭をぶつけて死亡してしまった。悩んでいた時、泥酔で保護室に収容されていたフリーライター・杉田奈々子(すぎた ななこ)に持ちかけられ、彼女の提案で滝沢の遺体を路上に放置した。しかし、杉田に弱味を握られ、碓氷から聞いた警察内部の情報を彼女に教えていた。
ある夜、取材中に殺人を犯した杉田が音羽署に訪ねて来て「逃亡を手伝わないと滝沢の件をバラす」と脅された為、彼女を殺害して署の外に運び、外で殺害されたかのように見せかけた。明智に真相を見破られた後、泣きながら碓氷に謝罪した。
藤原玄道(ふじわら げんどう)
関与事件 - 正義の御名下に
その他の罪 - 殺人の教唆
結末 - 逮捕
元警視庁人事部長。明智の父・省吾や警視庁刑事部長・斉藤吉継(さいとう よしつぐ)とは同期。趣味は生け花。
現役時代は公安を踏んで人事部に入り、監察係を担当した事がある。しかし警察組織に蔓延る数々の腐敗を見せ付けられてきた事で警察に「正義」などないと断じ、警察を辞めた。引退し隠居の身でありながらも影響力は現在も絶大であり、明智が冷や汗をかくほどである。
2年前、東京高等検察庁の元公安部長・池尻(いけじり)が公安部の裏金作りを暴こうとした際、検察側の人間によって殺害され、警察は事故としてもみ消していた。その半年後、斉藤はその事件の真実を知るも、隠蔽に協力しており、それが原因で藤原に抹殺されそうになった。
真実を知って屋敷を訪れた明智に対し、「私を捕まえると懲罰を受ける」と巧みな話術で明智を戦意喪失に追い込もうとするも、駆けつけて来た小林達に「自分の誇りに賭けて逮捕する」という志を見て素直に負けを認めた。明智から「貴方は正義が存在する事を信じていた」と聞き、明智にお礼を言って逮捕された。
斉藤を撃った犯人は自責の念をかられて病死。裏金作りに関わっていた検察側の人間も斉藤の要請で検察を辞めさせられていた事が判明。斉藤は一命を取りとめ、更迭処分を受けた。明智は警視に昇格したが、小林達は懲罰で捜査一課から異動となった。明智はこれがキッカケで「仲間を守る事が出来なかった」「もう誰にも頼らない」と思うようになり、『金田一少年の事件簿』の初登場回である「雪夜叉伝説殺人事件」で冷酷な態度を取るようになった[402]

真犯人と共謀した従犯(明智警部の事件簿)[編集]

水島陽子(みずしま ようこ)
関与事件 - 引き裂かれた絆
その他の罪 - 狂言誘拐
結末 - 不明(愛美の頼みでお咎めなしになったのか逮捕されたのかは明らかになっていない)
愛美の母。年齢は35歳。高校生の娘を持つ母親とは思えないほど若く見える。高校時代、幼馴染みの柴田と交際して愛美を儲けるが、21歳の時に柴田が殺人を犯して逮捕されたのを機に彼と別れ、当時3歳だった愛美を連れて水島健作と再婚した。
柴田に脅されて金を渡し続けており、狂言誘拐で水島家から5千万円を奪い取る計画に巻き込まれる羽目になった。愛美から衝動的に柴田を殺害してしまった事を聞き、公園で落合い、「柴田は誘拐の共犯者に殺害された」と見せかける計画を立てた。愛美の服を着て、現場を物取りの犯行に見せかけて荒らし、作業を終えた後は倉庫で愛美を縛り、柴田のアパートに倉庫のカギを置いて帰宅した。身代金入りの鞄の中に「このお金の半分をあげる条件としてもう半分を慈善団体に寄付してほしい」という手紙を入れ、ゴミ収集車の清掃員に回収させ、明智達に柴田の事を話して倉庫へと誘導させた[403]
娘を庇う為、自分がやったと嘘を言うが、明智に真相を見破られ、それでも自分がやったと突き通そうとするも、その事を聞いて現れた愛美に止められた。健作に抱かれ、夫として頼らなかった事で涙を流しながら謝罪した。

真犯人が犯した事件につながる犯罪者(明智警部の事件簿)[編集]

柴田尚樹(しばた なおき)
関与事件 - 引き裂かれた絆
殺害人数 - (少なくとも)1人
その他の罪 - 脅迫罪、狂言誘拐
結末 - 愛美によって撲殺
陽子の元夫であり、愛美の実父。年齢は37歳。若い頃の職業はシンガーソングライター。高校時代、陽子と交際して愛美を儲けたが、23歳の時に殺人を犯した事で逮捕され、懲役13年の刑を言い渡され、陽子と別れた。
出所後は貧乏生活を送っており、家賃を滞納している。道端で娘の愛美と再会し、陽子や愛美を強請って金を手に入れていた。狂言誘拐で水島家の金を手に入れる他、陽子と愛美に一生金を貢がせようと企んでいたが、陽子に狂言誘拐の電話をしている途中、愛美に灰皿で撲殺された。
杉田奈々子(すぎた ななこ)
関与事件 - 五里霧中の密告者
殺害人数 - 1人
その他の罪 - 死体遺棄罪、脅迫罪
結末 - 佐々木によって殺害
フリーライター。年齢は30歳。泥酔で音羽署に保護される事が多い為、音羽署の常連になっている。
1ヵ月前、佐々木が滝沢を殺害してしまう場面を目撃し、悩んでいる佐々木に話を持ちかけ、滝沢を路上に放置した。その弱味を利用し、佐々木から警察内部の情報を集め、そのネタを各所に売り込んでいた。
2週間前に起こった殺人事件で被疑者として警察に疑われた会社員・米沢康治(よねざわ こうじ)を居酒屋に呼び出し、事件を聞き出そうとするが、探りを入れられて逆上した米沢を突き飛ばして殺害してしまう。偶然居酒屋にいた小林達から逃げ切って音羽署に駆け込み、「逃亡を手伝わないと滝沢の件をバラす」と佐々木を脅迫するが、不意を突かれて佐々木に殺害された。

真犯人が犯した事件とは別に犯罪を犯した犯罪者(明智警部の事件簿)[編集]

貴島順一(きじま じゅんいち)(アニメのみ)
声 - 五代高之
関与事件 - 少年の"仕返し"(アニメ版では『明智警部の事件簿』)
犯した罪 - 傷害の教唆(アニメのみ)
結末 - 生存
国会議員であり、洋平の父。義父は元首相であり、自身も大臣をやっていた経験がある。黒い噂が多く、息子が犯した数々の犯罪を権力でもみ消しているが、息子に対して愛情を持っておらず、秘書の藤堂(とうどう)と通じて会話している。
洋平が明智達に万引きで捕まった際、権力でもみ消し、警視庁にクレームを流した。洋平が放火の濡れ衣を着せられた際、選挙が終わったから親子の縁を切ると彼を斬り捨てた。
アニメ版では自分に逆らおうとする明智達に対し、警告として男性2人を送り、小林に暴行を仕掛けた。明智が警視になった現在でも国会議員を続けており、無実が証明されて改心した洋平に対しても「私には息子などおらん」と嘲っている。
男性2人組(アニメのみ)
関与事件 - 小林竜太郎襲撃事件(アニメのみ)
犯した罪 - 傷害罪
結末 - 生存
スーツを着た謎の男性2人組。順一の依頼で小林を闇討ちし、全治2ヵ月の怪我を負わせた[404]。明智が警視になった現在でも正体や行方は不明になっているが、明智は「順一を失墜に追い込む秘密兵器」を持っており、小林を傷付けた2人組は必ず捕まえてみせると決意している。

マンガボックス[編集]

霧島純平(きりしま じゅんぺい)
怪人名 - 「死神マジシャン」
関与事件 - 高遠少年の事件簿
殺害人数 - 2人
殺害未遂人数 - 3人
結末 - 高遠遙一によって刺殺
秀央高校1年生でマジック部員。高遠のクラスメイトで、優等生ながら近寄りがたい雰囲気を醸し出していた高遠にも親しげに接しており、彼をマジック部に勧誘した。
その本性は快楽殺人者であり、高遠に同じにおいを感じ彼を付け狙っていたが、マジック部の先輩・藤枝つばき(ふじえだ つばき)とマジック部顧問・姫野優未(ひめの ゆうみ)が高遠と親しくすることで彼が腑抜けになると考え、彼女らの殺害を計画した。
まず、藤枝を絞殺した上で夜中にマジック部員を誘い集め3Dトリックアートを利用し密室内で彼女の首を消失させる演出を行った。続いて廃屋にある自らの首を見せた後に廃屋を爆破し自身の死を演出、その後自らの不審な行動に勘付いていたため殺害したマジック部先輩・黒江真砂也(くろえ まさや)の首を発見させるという「マジックホラーショー」を完成させた。その後には、自身の両親を家ごと焼き殺すことも目論んでいたが、藤枝の胴体を隠したファイヤーストームに点火しようとしたところに現れた高遠に真相を暴かれた。自身の犯行を見破った高遠を犯罪者仲間に勧誘するも自分が高遠に友人として行っていることの愚かさや間違いを彼に指摘される形で拒否され、不審な言動を権藤刑事に疑われていた高遠を死神マジシャンとして葬るべくナイフで刺殺しようとするが、高遠のマジックにより返り討ちに遭い絶命した。
霧島の胴体は藤枝のそれと共に高遠の手により点火され、権藤刑事が高遠の関与を疑うものの「マジックホラーショー」を実行できないことを理由に否定し、事件の真相は闇に葬られた。
現段階で高遠が最初に殺害した人物であり、前述の左近寺同様高遠の殺人鬼としての本能を覚醒させた人物である。

ゲーム[編集]

葉月マユラ(はづき まゆら)
声 - 天野由梨
怪人名 - 「山童の使者」
関与事件 - 悲報島 新たなる惨劇
殺害人数 - 3人
殺害未遂人数 - 1人
結末 - 逮捕
白石幸子(しらいし さちこ)本名:左近雅(さこん みやび)
声 - 草地章江
怪人名 - 「禍いのローレライ」
関与事件 - 地獄遊園殺人事件
殺害人数 - 5人
結末 - 逮捕
真田孝一(さなだ こういち)
声 - 緑川光
関与事件 - 青龍ホテル殺人事件
殺害人数 - 3人
結末 - 北条理恵によって刺殺
佐伯明子(さえき あきこ)
関与事件 - 登山列車殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
中山佐織(なかやま さおり)、武笠行男(むかさ ゆきお)
声 - 松岡文雄(武笠)
関与事件 - 遊覧船殺人事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕
北条理恵(ほうじょう りえ)
声 - 山崎和佳奈
関与事件 - 青龍伝説殺人事件
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
赤城広海(あかぎ ひろみ)
関与事件 - 悪魔の殺人航海
殺害人数 - 4人
結末 - 行方不明

パチンコオリジナル[編集]

美和絢也(みわ じゅんや)
怪人名 - 「吟遊詩人」
関与事件 - 長崎十字架島事件
殺害人数 - 2人
結末 - 逮捕

ミステリーツアー[編集]

橘信也(たちばな しんや)
関与事件 - 萩・津和野 ミステリーツアー
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕
本田晃(ほんだ あきら)
関与事件 - 岡山・倉敷 ミステリーツアー
殺害人数 - 4人
結末 - 逮捕
倉本美和(くらもと みわ)
関与事件 - 金沢・和倉 ミステリーツアー
殺害人数 - 3人
結末 - 自殺
中島秋子(なかしま あきこ)
怪人名 - 「鎧武者」
関与事件 - 山口・津和野 ミステリーツアー
殺害人数 - 3人
結末 - 逮捕
羽玄徳武(はぐろ とくたけ)
関与事件 - 松江・出雲 ミステリーツアー
殺害人数 - 3人
結末 - 服毒自殺
播場一恵(ばんば かずえ)
関与事件 - 加賀温泉郷 ミステリーツアー
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕
風笛女子高の生徒、天文部部員。一恵が中学生だった頃、隣の家に憧れていたお兄さんがいた。彼の家族は有名なアマチュア天文家で、彼も星が好きで、よく一緒に星を眺めていた。そんなある日、彼から彗星を発見したと、一恵に電話がかかってきた。彼は一恵にEメールで彗星のデータを送ったが、一恵はそれを見る前に彼のもとへ向かった。しかし、その話を浅田純(あさだ じゅん)は立ち聞きしており、一恵が部屋を出た後、メールを盗み見て学会に自分が発見したと報告した。ところが、その彗星は特徴のある動きをすることがわかり、彼の資料には、その動きも記載されていた事から浅田純の報告に対して学会が不審を抱いた。だが、学会の不審に対して、浅田純は、彼が播場一恵を使ってデータを盗んだのだと涙ながらに主張した。そして、学会はその主張を信じてしまい、ひどい汚名を着せられた彼は、学会から責められ、所属していた研究会からも追放されやがて首を吊って自殺した。彼の残した遺書には、家族が築いた名誉を奪われた悔しさと浅田純への恨み、身の潔白、そして、一恵への裏切りに対する怒りが記されていた。
津吉極堂(つよし きょくどう)
関与事件 - 松山・道後温泉 ミステリーツアー
殺害人数 - 1人
結末 - 逮捕

脚注[編集]

  1. ^ 元凶ではない人物も含まれている者もいるが、原作・アニメ・ドラマどれか1つでも元凶になっていれば対象に含まれることがある。
  2. ^ 公式サイトでは『オペラ座の怪人』になぞらえた連載中での呼称「ファントム」となっている。ドラマ版では「オペラ座の怪人」となっている。 http://www.kindaichi20.com/jiken01.html
  3. ^ これは「学園七不思議殺人事件」における美雪の「部の掛け持ちは禁止」という発言と矛盾する(後に美雪自身もミステリー研究会と掛け持ちしている)。
  4. ^ ドラマ版では反省をせずにクリスティーン役で揉める3人の姿に心を痛める流れに変更。アニメ版では、加えてヒロイン役が転がり込んできたとも言い放っている。
  5. ^ 顔は影などでぼかしており、具体的な描写では描かれなかった。
  6. ^ 原作・アニメ版では、3人の話も冬子と聞いており、怒りから3人の前に飛び出そうとするも、彼女に止められる。ドラマ版では冬子自身から真相を打ち明けられている。
  7. ^ ドラマ版では、ずっと冬子に思いを寄せていて実は両想いだったがそれぞれ胸に秘めていた
  8. ^ 事件後、一は「早乙女グループは内心では冬子の件で脅えていた」と語ったが、桐生だけは「犯人は冬子の幻影に取りつかれた者」と述べるなど、狙われる心当たりがあるにもかかわらず、脅えた様子は見せなかった(早乙女も脅えた様子を見せたのは2人目(桐生)が殺害された後から)。また、アニメ版では冬子の死後も彼女に嫉妬しており「冬子の亡霊に会ったら、悔しさをぶつける」と発言した。
  9. ^ 事件後、冬子の一件はあくまでも事故であったため、早乙女は罪に問われることはなかったことが、剣持の台詞で語られた。公式ガイドブックでは「早乙女は事件後、自責の念から学校を自主退学し、各地の老人ホームを訪問するボランティア活動をしており、冬子と有森の命日には、いつも墓参りに訪れている」という後日談が語られた。
  10. ^ 原作・ドラマでは、ファントム役の布施光彦が劇のために自宅から持参したものを盗み出したが(ドラマ版では、布施の所有物かは不明)、アニメ版では、オペラ座館の食堂に飾られていたものを盗み出している。また、時限装置用の時計は、オペラ座館の食堂にあったものを使用。
  11. ^ 桐生の部屋の外の窓周りに絞殺用のワイヤーを張り巡らせるというもので、激しい風雨が吹き付ける中自らの体をロープ一本で縛り付けて実行した。
  12. ^ 演じた夏八木は、映画版『オペラ座館 新たなる殺人』での剣持役を担当した。
  13. ^ アニメ版・ドラマ版ではボーガンの矢が外されていたため、投身自殺を図る。アニメ版では飛び降りた際に手にしていたナイフが腹部に刺さったことが致命傷となった。
  14. ^ ドラマ版では手紙は黒沢に送られており、前述の内容に加えて有森が好きだったことも書かれていた
  15. ^ ドラマ版ではカットされ、クルーザーで帰途につくシーンで終わっている。美雪は一に、「あれが全部、芝居の中の出来事だったらよかったのにね…」と語りかけ、一は事件を振り返り、「たかが芝居の主役じゃないか。もっと大事なことがあるのにな…」とつぶやいている。
  16. ^ 実は両想いであったことは黒沢に教えられるまで知らなかった
  17. ^ 事実、犯行が暴かれるまでほとんど喋らなかったが、桐生殺害現場では自ら見立てを指摘したり(原作では美雪が指摘している)冬子の恋人だと嘘を言っていた(アニメ版のみ)布施光彦(ふせ みつひこ、声 - 伊藤健太郎(エンディングクレジットでは一彦(かずひこ)) / 演 - 秋山純)に「次(に殺されるの)はお前だ」と言って脅かすなど、犯人としては大胆な一面を見せている。
  18. ^ 冬子の日記は、兄・亮二が形見として持ち歩いており、日記内には、神谷の名前の代わりに「R」が記されていたことから、日記を読んだ一は、Rのイニシャルである亮二が真犯人ではないかと考えたが、事件後の美雪との会話において、Rは、クリスティーヌの恋人のラウルのイニシャルであり、神谷と冬子の2人だけの暗号だったと推理した。
  19. ^ 『金田一少年の事件簿 謎ときファイル2』(講談社、1998年) 70頁
  20. ^ 原作の大麻は百年前に訪れた宣教師が栽培した物、ドラマ版のヘロインは数十年前にやって来た牧師が持ち込んだモルヒネから製造した物。
  21. ^ 自身の養女達が成長して罪悪感を抱き始めた為。
  22. ^ 詩織は戸籍上は亡くなったことになっていたため、まともな職に就く事ができず各地を転々としながら貧困の中で竜一を育てた。
  23. ^ ドラマ版では本物の小田切については触れられず、偽名のような扱いとなっている。
  24. ^ ドラマ版では若葉の実家である時田家に直接送り付けた。そのため交際に激怒した若葉の父、十三が護衛を引き連れ乗り込んできて、娘を強引に村へと連れ戻す事となった。またドラマ版では、小田切の存在が偽名扱いとなっている為、交際を発覚させた理由も1日でも早く復讐したかった事に変更された。
  25. ^ 兜礼二の娘。事件当時は若葉が行う儀式の為、教会の入り口で寝ずの番を任されていた。原作では言葉を話す事はなかったが、ドラマ版では村を訪れた一たちに各館の詳細を話し、去り際に無理やり結婚させられる若葉を同情するような言葉をつぶやいた。彼女の衣装に使われた烏の羽が密室のトリックを見破り解決への糸口になった。
  26. ^ 原作ではミイラに残されているはずの痕跡を確認した後、ドラマ版では告白直後とタイミングが異なる。また村の成り立ちも原作とドラマ版では麻薬の密売で得た巨額の利益で発展してきた点は共通するものの、そこに至るまでの経緯が変化しており、原作では事件の百年前に日本を訪れた宣教師たちが、原生していた大麻を栽培して製造した物だったが、ドラマ版では事件の数十年前に当時は貧しかった村にやって来た牧師の持ち込んだ軍の隠匿物資であるモルヒネから製造した物に変更されており、時田は亡くなる直前に事件に対する恐怖心から麻薬の製造所を焼きはらおうとした。しかし火を付ける寸前で張り込んでいた剣持に止められ全てを打ち明けるに至った。
  27. ^ なお、兜礼二は原作で死亡したゲストキャラがドラマで生存する初の人物であるが、永久欠番である異人館村殺人事件を除けば岩田英作(秘宝島殺人事件)が初めてとなる。後に、小野寺将之(黒死蝶殺人事件)、斑目緑(黒死蝶殺人事件)、安岡真奈美(速水玲香誘拐殺人事件)、氏家貴之(獄門塾殺人事件)が続いている。
  28. ^ 県内屈指の名門資産家の御曹司で、普段から袋を被って顔を隠した病弱な青年。若葉の事は写真でしか知らず結婚も政略婚のような物であったが、彼自身の若葉を愛する気持ちは本物だった。真相を探る一達を脅迫する為に教会で使われた罠を仕掛ける所を偶然目撃して以降は六星を怪しいと思っていたらしく、独自に若葉の仇を討とうと付け狙っていた。それらの事は全て自身が遺した日記に書き記されており、連城の死亡後に俵田から一達に伝えられ、やりきれない気持ちを残し後味の悪さを強くする形となった。公式ガイドブックによると袋の下の素顔は色白の美青年だったらしい。ドラマ版では「連城家の跡取り」とセリフに出てくるだけで、本人は未登場。本作において素顔を隠した人物は「オペラ座館」の歌月、「飛騨からくり屋敷」の赤沼のように犯行に関わった者の変装、或いは「雪夜叉伝説」の氷室(水沼)のように何らかの事情で素性を隠した人物が殆どだが、連城はどちらにも当てはまらない珍しい例である。
  29. ^ その為、原作では初めて真相の解明後に第三者に命を絶たれた犯罪者になった。
  30. ^ 若葉は帰京する際、一と共に見送りに来た美雪に家宝のペンダントを譲り、去り際には涙を流しながら「あなたたちのことを忘れない」と告げた。事件後、一は「若葉は自分が殺されることを分かっていたから、美雪に形見としてペンダントを譲ったのかもしれない」と口にした。
  31. ^ 警察が若葉の遺体を司法解剖することを耳にした際には「これ以上、若葉を傷つけないでくれ」と訴えるが、その時の一人称は小田切時の「僕」ではなく六星時の「俺」であったことから、六星としての本音であったことが伺える。
  32. ^ 入院中に一は「27年前の惨劇が起きずに結婚した風祭夫妻の間に生まれた竜一が幼馴染として若葉と結ばれる」という夢を見た。
  33. ^ 説得の中で美雪は若葉の名前を双葉と間違えている。また本来は若葉との密会写真をみせようとしていた。エピソードの最後に「六星竜一は死亡しています」の注意書きが記された
  34. ^ 生存者リストはカタカナ表記であるため、漢字ではどう書くのかは不明。
  35. ^ 「黒死蝶殺人事件」の須賀実も同様だったが、エンディング・クレジットには表示されなかった。
  36. ^ ドラマでは瓜二つの顔だったに変更。
  37. ^ ドラマ版では、真理には父親は存在せず(祖父が「父親の分からない子供」と言っていたことから婚外子である可能性が高い)、母親と死別した事故はバス事故に変更されている。
  38. ^ 原作では母親の死の瞬間を夢の中で何度も見ており(アニメ版では「脳裏に焼きついて離れない」と述べている)、そのことを「地獄の夢」と述べていた。ドラマ版では「誰にも頼ることなく1人で生きていた」と述べており、生還後も過酷な環境下にあったことが窺える。
  39. ^ ドラマ版では、ちゃんとしたドラマ撮影であり、ドッキリは後で追加されたもの。
  40. ^ 原作、ドラマ版では明智は番組ゲストとして登場予定に入っていたが、アニメ版は別の事件を追って搭乗していたジープの故障による偶然の登場であり、真理奈が当初誰を探偵役にするつもりだったのか(もしくは完全に警察の捜査にゆだねるつもりだったのか)は不明である。また、明智の初登場が本件ではなく事件に介入する経緯も変更された為、金田一との衝突から推理対決に至る展開と玲香を容疑者として追及する場面は削除されている。
  41. ^ 原作・ドラマでは、風邪のためにバイトに参加できず、一が代わりに引き受けた。
  42. ^ 彼女は氷室と高校の同級生であるため、彼の顔を知っていた(原作では加納りえが過去に取材した経緯から顔を知っていた)。事故直前に比留田と氷室が学生時以来の再会を果たすが、喜ぶ比留田とは対照的に氷室は画家として成功して以降は冷酷で人間嫌いな性格に豹変しており、比留田を金目当てに近付いてきた物と思い込んで彼女を冷たくあしらってしまう。当時の比留田は夫の事業失敗から莫大な借金を抱えていたが、氷室の財産を乗っ取った後は夫と離婚、借金を返済し映像制作会社を立ち上げ成功を収めていた。事件の終盤まで、その事実が分からなかったのは事故に巻き込まれた当時の姓が結婚していた夫の梶原だった為である。これに伴い、標的(テレビクルー)の1人が音響係の響史郎(ひびき しろう、声 - 私市淳)に比留田雅志の要素を加えるなど大幅に変えた高田洋一になっているため、ディレクターである裕子は比留田雅志・綾辻真理奈の一部設定を継承する形で響の代役として登場し、真理自身も響の一部設定を継承している。また、オネエ俳優の棟方ケン(むなかた ケン、声 - 森久保祥太郎)も未登場であるため、彼に響史郎の要素を加えたアシスタントディレクターの江川松夫(えがわ まつお、演 - 遠山俊也)が登場した。
  43. ^ 背氷村に伝わる雪夜叉伝説では、「人買いに売られた女が子連れで逃げ戻ってきたが、家族も他の村人も報復を恐れて女を拒絶したために子供は凍死し、女は雪夜叉となった」と語られており、彼もその伝説のように、かつて実家に帰ってきた娘と孫(真理)を追い返してしまった。自分の行動のせいで娘は事故死、孫は犯罪者になってしまった事を後悔しており、亡くなる直前に真理に謝罪している。また事故現場の近くには追悼の慰霊碑が建てられており、祈りを欠かさなかった事が語られ、原作以上に事故と事件の結び付きが強くなっている。
  44. ^ ただし、明石道夫については殺害予定に入っていたとはいえ、トリックにつながるものを見られてのとっさの犯行(殺害)であるため、100%スムーズに進んでいたわけではない。
  45. ^ ドラマ版では、的場の前の職業は医者に変更され、事件の根源となった出来事も「的場が勤務していた病院で起こった医療ミスで6人の患者が死亡した」という内容に変更されている。
  46. ^ 化学兵器の開発命令に従わなかったため、同じ研究員の1人に敵国のスパイとして密告された。神保博士を恩師として慕っていた医師の話では、「兵器開発の研究をやらされるくらいなら」と抵抗せず大人しく逮捕され、その後、処刑されたとのことである。神保博士には一人息子がいるが、消息は不明となっており、真相を知る前の一は「神保博士の息子が成長した姿が現在の立花かもしれない」とも推理した。
  47. ^ ドラマ版では、桜樹と真壁が部室で喧嘩した際に、真壁が桜樹に突き飛ばされた拍子で倒してしまった本棚が壁を破損させてしまい、その後、1人で部室の片付けをしていた桜樹が壁に隠されていた青山の遺骨を発見するという展開に変更されている。
  48. ^ 貼ったのは真壁の顔写真入りのポスター(学園祭後の連休に壁を塗り直すまでの時間稼ぎ)であり、的場曰く「部の立場上、剥がす者はいない」と思ったが、真壁が尾ノ上に嫌がらせをしたり、美雪にセクハラをした事で2人は真壁を嫌い、「センス悪い」「目に毒」と評して彼の顔写真入りのポスターを剥がそうとしていた。美雪は的場が血だらけの床を拭くのに必死になったせいで、生死を確かめないまま放置されたために命拾いした。それらの事から真壁に対して「どんだけ嫌われてんだ」と呆れながらも憐れむような複雑な感情を抱いており、インタビューの中で敗因の一つに真壁が嫌われ者だった事を挙げていた。なお、尾ノ上は原作のみポスターを剥がす事を仄めかす発言をしただけだったが、ドラマ版では実際に剥がして隠された白骨を目撃した理由で、アニメ版では暗号を解いたことから殺害され、また「犯人達の事件簿」では発言通りに別のポスターを用意して張り替えようとしたことから殺害された。
  49. ^ 白骨を隠す道具の中に孫が描いた似顔絵が存在する。ただし、スピンオフの中での話なので、本当に孫を含めた家族がいるのかは不明。ドラマ版では、浅野の好意に気付きながらも過去に犯した罪から「自身に人を愛する資格は無い」と言い聞かせて拒んで生きてきたことから独身となっている。
  50. ^ ただしこれは、疑いの目を自身に向けさせ、その時点で手がかりを探す金田一と一緒にいた浅野のアリバイを確保し、容疑者から外す事と、尾ノ上がワープロに遺したダイイングメッセージを消す為の犯行だったので殺意が無かった可能性もある。
  51. ^ これは原作は桜樹が一に謎解きをさせるために作ったのに対し、ドラマでは尾ノ上が殺害される直前に残したダイイングメッセージとなっているためである。
  52. ^ 佐伯教授は偶然財宝のある洞窟を見つけ、航一郎を連れて洞窟に入った。佐伯教授は財宝を「今まで多くの人の心を狂わせ、多くの命を奪った呪われた宝」と称し、これ以上災いが起きないよう、財宝を国の文化財として寄付する事を考えた。しかし美作達はその事に反対し、「財宝を一人占めしようとしている」と思い込み、佐伯教授に財宝の在処を問い詰めようとした際、佐伯教授は断崖の足場を踏み外して転落死した(ドラマ版では碧と幼少の航一郎もその場におり、佐伯教授が転落した際には碧は航一郎に見せないように配慮していた。)。
  53. ^ トイレの便座を開けたままだったため、入れ替わりに入った一に女性の碧本人ではないことを気づかれてしまう。なお、公の場での航一郎の正体暴きは原作・アニメ版では服を破って証明したが、ドラマ版では鬘を外しての証明となった。
  54. ^ 原作では生存するが、ドラマで死亡する初の人物となった。後に、生存した原作のゲストキャラに被害者の1人の性格を加えた中屋敷学(獄門塾殺人事件)が続いているが、立場の入れ替わりを除けば、航一郎が唯一である。
  55. ^ 金田一少年の事件簿 公式ガイドブックより
  56. ^ ドラマ版では、二人が両親と死別したのは16歳の時で、この時蓮子を引き取ったのが彼女を麻薬中毒にした男性だった(その男性が蓮子を引き取った経緯は不明である)。
  57. ^ ドラマ版では、警察側からの圧力があったかどうかは不明だが、花江は姉のためを思って自ら通報した。
  58. ^ アニメ版では佐木は重傷を負ったものの一命を取り留め、解決後に意識を取り戻した。佐木は原作で死亡したキャラクターが、アニメ版で生存している初の人物となった。その後、レストランの女性店主(殺人(殺意の)レストラン)、御手洗幸男(速水玲香と招かれざる客)、小金井守(高度1万メートルの殺人)、虹枝光世(飛び込みプールの悪霊)が続いている。ドラマ版では佐木は登場せず、代わりに捜査を依頼した天神学園・新聞部員の宿泊している部屋が荒らされる展開に変更された。その際盗みに入った目的がビデオがである事を隠す為、部屋は酷く荒らされ部員の一人、太の財布に入っていた現金が盗まれた。太は万代を撮影してものの、殺害したトリックの手掛かりには気づいていなかった為、佐木のように襲撃されることはなかった。
  59. ^ 異人館ホテルを建てたオーナーが麻薬の密売人であり、自分の命を狙う者から身を守る為、地下室や抜け穴を作った。しかし自身も麻薬中毒になってしまい拳銃で自殺。そのホテルの設計図は赤髭のサンタクロースの元に流れ着いた。
  60. ^ 幼い頃に蓮子と交わした約束「蓮子は女優になり、花江はデザイナーになって姉に自分がデザインした服を着てもらう」を叶えるため、花江は女優として活動する傍ら、デザイン事務所に通っていた。芸名の「花蓮」は蓮子と花憐の名を合わせたものであり、花江は蓮子が戻ってきたら、女優の花蓮を蓮子に託し、自身はデザイナーの花江として活動し、自分がデザインした服を蓮子に着てもらおうとしていた。アニメ版では一の説明に加え、花江の日記も読んだことで妹の思いを知った。
  61. ^ その人物は不明だが、少なくとも「赤髭のサンタクロース」の事で怯えていた榎戸あきら(えのきど あきら、声 - 沖田蒼樹 / 演 - 高川裕也)が麻薬を所持していた可能性が高い。
  62. ^ 首吊りをする生徒が後を絶たないことから、首吊り学園とも呼ばれている。また、学園がプリズンであった頃、浅野の祖父が集団首吊りのリーダーだった。
  63. ^ 仁藤(ドラマ版では古屋)は普段から鉛筆が折れるほどの強い筆圧だった為、便箋を入れて封を閉じた後に宛先である浅野(ドラマ版では小野)の名前と住所を書いた事から遺書に使われた紙(便箋)にその跡が残ってしまった(浅野は封筒に名前などを記入してから便箋を入れていたため、これを見逃してしまう)。
  64. ^ 深町が描いた「子守唄」という油絵に描かれた女性は浅野がモデルであり、深町は浅野と一緒に暮らせる時まで隠そうと「子守唄」の浅野を水彩絵の具を塗り重ねることで別の人物に変えていた。深町の死後、「子守唄」は彼の両親の願いで学園に飾られていたが、水彩絵の具が剥がれてきたことで髪が伸びているように見え始めた。なお、深町の両親も浅野の殺人は否定しても息子を愛してくれたことには感謝していた。
  65. ^ 回想の中で、深町をいじめる現場の近くを偶然通りかかった真壁を脅して、無理矢理彼に深町を殴らせた。その為、真壁自身も深町に復讐されるのではないかと怯えて金田一に助けを求めて真相を話すに至った。
  66. ^ それでも古谷は「あいつらは勝手に死んだんだ」「他の奴らもライバルが減って喜んでるハズだ」と室井達を平然と見捨てて嘲笑うような態度で接していた。しかし、真相解明時の犯人から脅迫されていた時の怯えた様子から、古谷自身も本心では彼らの死に恐怖心を抱いていた。
  67. ^ またドラマ版では「秘宝島」の佐伯が原作と異なり死亡、「首無し村」の巽紫乃と「蝋人形城」の多岐川は原作通り死亡した為、第一シーズンでは唯一生存した犯人となった。
  68. ^ 被害妄想という形だが、綾子に「あんたと家族が幸せになれないのは運命」と嘲笑った声が聞こえていた。
  69. ^ 柊兼春は合戦で敗北し、くちなし村付近まで辿り着いたが、家来に裏切られて殺害される(彼を討ったのが巽家の先祖)。兼春の死後、村人として生活していた家来達が首のない死体となる出来事が起き、兼春の呪いだと恐れた村人達は身代わり地蔵を作ったり、神社の祠に兼春の鎧を置いて祀った。400年以上経った現在でも村人の殆どが兼春の呪いを信じ続けており、警察の捜査に協力しなかったり、一達を災いを呼ぶ者として追い出そうとしていた。
  70. ^ 柴乃の主治医でもある冬木倫太郎こそが柊兼春の子孫であり、本名の柊倫太郎の名でインターン活動していた頃、柴乃が赤ん坊を交換した光景を目撃してしまうも先祖の恨みから黙認。その後、復讐の行く末を見届けるために苗字を変えて、くちなし村を訪れた。しかし、柴乃の主治医になってからは彼女に好意を抱いたらしく、事件後の冬木は自身の復讐心が招いた結末を悔いていた。アニメ版では冬木の過去は語られず、ドラマ版には未登場だった。
  71. ^ ドラマ版では龍之介に殺されることを薄々勘づいていたらしく、真相が解明された後、「飲んじゃだめだ」という龍之介の制止を振り切るような形で飲んでいたため、半ば自殺の形で死去した。
  72. ^ 征丸は亡くなり、龍之介は逮捕され、残った男子の隼人も使用人の桐山環と駆け落ちする気でおり、もえぎは娘ゆえに当主の資格はなく、巽家の当主は空席となった。ただし、法的には、巽家の財産はもえぎが相続することが可能である。また、もえぎは後に「誰が女神を殺したか?」において、猫好き同士、「異人館村殺人事件」の草薙三子と共に再登場している(ただし、草薙は既に故人)。
  73. ^ ただし、剣持の年齢は後に、剣持警部の殺人の中の設定によれば48歳とされているため、37歳の紫乃と同じ学校には通えるはずがなく、設定に矛盾が生じている。ドラマ版では高校2年まで住んでいた地域にかつて剣持が駐在として勤務しており、その時、知り合いになったとされている。アニメ版では詳細は語られていないが、剣持の年齢が38歳となっているため、幼馴染という設定にも無理がなくなっている。
  74. ^ 原作では真実をつきつけられた際、「龍之介が巽の血を受け継いでる」と発言し、征丸を連れてきたことが災いの原因になったと反論していたが、最終的に紫乃がやったことが息子である自身が相続することだと知ることとなる。ドラマ版では真実を突きつけられた際、反論するシーンはカットされ、龍之介は魂が抜けたかのようにあ然とした。
  75. ^ 前田は、外国の臓器提供者をTV局が呼んだタレントと偽ることで入国ビザを入手し易くするために、密輸した臓器の中に瑞穂に合う腎臓があれば優先的に譲ることを条件に(本当に約束を守るつもりだったかは不明である)、TVディレクターである都築に近づいた。
  76. ^ 後に「臓器密輸」として発表された。
  77. ^ 都築は娘のために心ならずも犯罪に加担していたのだが、橘にはそれが分からず、「お前のような悪をペンの力で駆逐するのが使命だ!お前のような堕落した人間の言葉など聞く耳持たん!」と頑として譲らなかったことから、「俺がどれだけ苦しんだかお前になどわかるか!」と逆上し、橘を撲殺した。ドラマ版では、都築への怒りと不信感から「お前の娘がどうなろうと知ったことか!」という、さらに非情な言葉を浴びせたために激昂した都築に撲殺される展開が描かれた。
  78. ^ 一は女性にセクハラをする橘を止めようとしたが、橘がカツラの使用者である事をバラしてしまう。激怒した橘は一を殴り、一を連れて来た鴨下に「今後は音羽出版とは一切取り引きをしない」と宣言。一は鴨下に「橘に謝ってほしい」と言われた為、彼の書斎に向かったところ、事件に遭遇する。なお、原作やドラマ版では一の行動はイタズラでやった事だが、アニメでは止めようとした際に偶然カツラが外れた事になっている。
  79. ^ 明日になれば被害者の名前が揃って新聞の朝刊に載ってしまうため、謎を解かれてしまうことがほぼ確実であった。
  80. ^ ドラマでは、一が暗号を解き、皆が橘の原稿のフロッピーを発見した際に、証拠隠滅をはかってそれを燃やした直後(都築が燃やしたのは一がすり替えておいたダミーのフロッピー)に一に真相を暴かれる。
  81. ^ いつきの配慮で、瑞穂には父の死は伏せられており「仕事で外国に行って、しばらくは帰ってこれない」とされた。
  82. ^ 橘に関しては、いつき曰く「女好きだが、面倒見が良い」と評されていたが、酔っていたとはいえ大衆の前で美雪に「10万円やるから服を脱げ」と要求したり、カツラがバレた事で一に暴力を振るう等、自分勝手な面があった。
  83. ^ 速水が伊丹を殺害した理由は、15年前の事件で逃走中に伊丹が運転する車と交通事故を起こし、この時同乗させられていた小城の父親は事故に乗じて小城を車外へ逃がしたが、直後に速水に絞殺された。相手の顔を見ていた伊丹は小城の父親に抵抗された際に負った傷が原因で速水が左足をひきずって歩いている姿を見て彼の正体があの時の男であることに気付き、彼を脅迫したため。だが、速水が伊丹を殺害するに至った直接の原因は、伊丹が口止め料を半額にする代わりに玲香の身体を要求してきたことに激昂したためである。
  84. ^ ドラマ版では時期が夏だった為に川に放置した。
  85. ^ 風車山の凍りついた風車を美雪から貰ったアクリル製セーターで火を付けて燃やすことで風車の氷を溶かし、風力発電を起こすことでリフトを動かした。ドラマ版では川に放置された際にロケット花火を使って自分の居場所を知らせた。
  86. ^ 2代目シリーズでは玲香の父は中学時代に病死、母は出産直後に姿を消した設定になっている。
  87. ^ 声を担当した梅津は、CDブック版での剣持役を担当した。
  88. ^ メッセージが加工した音声だった為、一達は「しっくりこない」と言って納得のいかない様子だった。
  89. ^ その後、彼女の焼死体の下から狭山の死体が発見された。なお、一たちは燃え盛る城から脱出できずにいたが、マリアの誘導により、食堂の暖炉に赴き、エリザベート・フリードリヒの絵が飾られている暖炉の防火設計で命拾いし、明智の指示を受けていた剣持に救助される。
  90. ^ ドラマ版としては初めての前後編型式となっている。
  91. ^ 怪盗紳士の犯行に見せかけるため、事前に蒲生邸内の木をモチーフにした絵を隠してその木を燃やしたり、自分の髪の毛を切ったり、蒲生と海津の殺害と平行して2人をモチーフにした絵をどこかに隠した。
  92. ^ さくらが鷲尾を殺害した理由は、彼も蒲生と海津の共犯者で、原作及びアニメ版では宣彦は波照間島の病院に送られていたのに対して、ドラマ版では同島にある鷲尾の別荘に送られたからである。
  93. ^ 原作での不良女生徒2人は、他の女生徒たちから奪ったパンツを売買しており、さくらのパンツも要求していたが、生徒手帳を落として割り込んできた一のスリの手腕により、逆に自分たちのパンツを奪われて退散している。アニメ版では、要求物がパンツではなく金銭に、不良女生徒2人の退散も一が割り込んできたことに気が逸れて立ち去る展開に変更されている。
  94. ^ ドラマ版では一が企画したデートツアーに誘ってくれた事がキッカケになっている。
  95. ^ 前述の遠野英治も一切の反論をしなかったが、彼の場合は犯行の現場を押さえられたため、反論のしようがなかった。また、佐伯航一郎は正体を明かされる前は反論はしたが、正体を明かされると、反論することもなく正体を見破った理由を一に述べている。
  96. ^ ただし、ドラマ版では羽沢の代役として彼の悪評を現実に行っている設定を与えられた鷲尾が登場している。
  97. ^ 「墓場島殺人事件」の檜山達之は原作では自殺であるがドラマ版では他殺であるため、「黒死蝶殺人事件」の小野寺将之は自殺を図るも一命を取り留めたため、さくらが最後に自殺した真犯人である。
  98. ^ ドラマ版では、母親が焼死する悲惨な光景を目撃している。
  99. ^ その後、2人は東京に移住しており、檜山は大学に入学、森下(鷹島)は東京にいる親戚に引き取られた。
  100. ^ 生き残り兵士に狙われてる恐怖や檜山からの度重なる暴力行為などが原因で、精神的に不安定になり萩本が殺害された直後、残された水と食料を持って逃亡しようとしてしまう。しかし逃げる最中、岩野たちが仕掛けた罠に引っ掛かり大怪我をしてしまう。
  101. ^ 原作・ドラマでは、井坂以外のメンバーは腕や足だけの状態と化し、井坂に至っては、原作では頭部、ドラマ版では上半身のみの状態と化した。アニメ版では全員肉片すら残らない状態と化す。また、アニメ版では、墓場島に残されていた砲塔を使って殺害したともとれる描写がなされたが、解答編において、一は原作同様に「爆弾で殺害した」と述べている。
  102. ^ ドラマでは難波と萩本の殺害される順番が逆になっている。
  103. ^ どちらが捕まりそうになったのかは明かされなかった。尚、一を襲撃した方の犯人は原作、アニメでは様子を見にきた美雪の呼び声、ドラマでは抵抗した一の声で岩野と入れ替わっている事に気づいて犯行を中断した。
  104. ^ 岩野達と別行動を取り、爆弾で襲われたチームの中で一人だけ拉致されていた。難波が殺害される際、トリックに利用する為、日本兵の格好をさせられ、視力と声を失った状態で解放される。原作では解放時に与えたパンに含まれていた遅効性の毒物で命を落としたが、ドラマ版では直接殺害されている。ドラマ版では一たちと顔を会わせる際、近くに落とした眼鏡を見つけられないと言った視力の悪さを強調する場面がある。アニメでは米村チームの中では彼一人が容疑者リストに顔が載っている。
  105. ^ 謎解きの時点では殺人の動機となった全焼事件の真相は分からなかったが、遺されていたメッセージの内容から、標的となったサバイバルチームが殺意に結びつくほどの強い恨みを抱かれている事を推測した。米村がどのような形で檜山が村の生き残りである事を知ったのかは明かされていない。また、この事件で得たモールス信号の知識は後の「金田一少年の決死行」等でも活かされる事になる。
  106. ^ この時、森下の腕をナイフで斬りつけてまで(アニメでは逃げるように警告した森下を平手打ちで追い払う)恋人同士である事を隠そうとした。
  107. ^ コーヒーには角砂糖を3つ入れて飲むことを好むが、森下(ドラマ版では鷹島)が墓場島でコーヒーを配った際、他の皆には、角砂糖2つだけだったのに対し、檜山には、いつもの癖で3つ用意したことから、一に共犯関係であることを知られる理由の一つになった(アニメ版ではコーヒーの件自体がカット)。
  108. ^ ドラマ版では「黒死蝶」の小野寺、「速水玲香誘拐殺人」の安岡、「獄門塾」の氏家が生存した為、逮捕前に死亡した最後の犯人である。
  109. ^ 完結編は劇場放映された上海魚人伝説である。
  110. ^ アニメの名前ボックスの高遠遙一は「たかとう よういち」説明、「魔術列車殺人事件」と「露西亜人形殺人事件」。
  111. ^ 苗字が「須賀」から「小野寺」に変わったのは、12年前に自分を育てた父方の祖母(声 - 橘U子)が亡くなって小野寺家の養子になったことからである。名前を「徹」から「将之」に変えたのは、2年前に「それまでの自分と訣別するため」改名したことによる。
  112. ^ 緑は須賀の自殺の動機が「紫斑に『何らかの手段』で研究を奪われたこと」だと分かっていたが、自分が裏切っているわけがない自覚から、自分も須賀から(勘違いで)恨まれていることが分かっておらず、須賀の遺書が発見されて先述の内容が書かれていたことを知った際には自分の心証の悪さを悟り、うちひしがれていた。
  113. ^ 原作・アニメでは最初に殺されたのはるりだが、ドラマでは舘羽になっている。紫紋が殺害されたときの遺体の状況も原作とアニメで異なっており、原作・ドラマでは片腕を切断されているが、アニメでは切断されていない。
  114. ^ 原作・アニメでは風呂場に大量の毒グモを放ったが、最初に駆けつけてきた深山が揚羽を救助した。ドラマでは揚羽の上着に毒グモを忍ばせたが、六波羅が素手で毒グモを払き落とした。なお、揚羽は毒グモに驚いた拍子で鏡にぶつかって腕を怪我しただけで済んだ。
  115. ^ 現時点で、自殺した最後の犯人である。
  116. ^ 原作及びアニメ版では謎解きの場面では何も言わずに小野寺と緑が死亡した後になって真相を告白していたが、ドラマ版では小野寺の目の前で土下座して密告した事を告白した。
  117. ^ 深山日影に罪を着せるために彼の正体を一に問いただそうとするなど卑劣な一面も見せている。
  118. ^ 犬飼を殺害した動機は、彼が社長になった後、自分をクビにすると言ってきたため。
  119. ^ ますみが、死体を隠すためのアタッシュケースを買いに言っている間に止めをさした(目を閉じていたヒロシが、ますみが帰ってきたときに見開いていたのは、そのため)。
  120. ^ 真犯人本人なので、疑いを逸らすための偽装。本当のターゲットはライバルブランド「六条」(ドラマ版では「六条ブライダル」)の社長・六条光彦(ろくじょう みつひこ、声 - 檜山修之 / 演 - ドン小西)。六条を殺害する動機はライバルブランドを潰す為だった(六条も卑劣な手で「キミサワ」を妨害していたらしい)。
  121. ^ ただし霧山(中山)小夜子は犬飼から奈緒子の殺人を聞いていたため、計画当初から殺害の頭数に入っていた。
  122. ^ ドラマ版では直接生命維持装置のボタンをOFFにして切ろうとした
  123. ^ スタッフのミスで彼女の身体データが全く違うフロッピーディスクに入っており、犯人が用意した婚礼衣装のサイズは彼女自身しか知ることができなかった。
  124. ^ 当時志郎は本妻・今日子が館の鏡をわざと壊したり、研究の資料をゴミと一緒に処分していた事で落ち込んでいた。今日子が志郎を愛する気持ちはほんものだったが、その歪んだ性格から志郎が魔神具を見つけたら自分の前から離れていくのではないかと思い、魔神具の在処を知らないフリをしながらこのような行動をとっていた。
  125. ^ 異人館村殺人事件の六星など、他にも同じような行動を取った犯人は存在する。
  126. ^ 『犯人たちの事件簿』では、落雷を受ける瞬間に時間を止めた超常現象のような状況で、インタビューが行われた。当初は記憶を失う事に動揺していたが、失う記憶が村で20年以内に起こった忌まわしい出来事に関する記憶だけといった都合のいい内容だと知らされると、逆に大喜びする。最後に矛を置いて「普通の主婦に戻ります」と言い残して雷光の中に消えていった。
  127. ^ その為アニメ版では、鳥辺野の幼い頃の真相が明かされる事はなかった。鳥辺野は過去に火事で焼失した銅鐸の館で唯一生き残り行方不明となっていた子供だった。幼少期に女として育てられていたのは、彼の両親が女しか生まれないはずの一族に、男が生まれた事で呪いが降りかかる事を恐れていた為であった。また彼には本来なら後継ぎになるはずの姉がいたのだが、戒めを破り駆け落ちしようとしたところ事故に遭い命を落とした事がさつきから語られている(なお、銅鐸の館が火事で焼失したのはその2日後の話である)。火事から奇跡的に生存した後は施設で育つが、さつきと死んだ家族を忘れる事ができず村に戻ってきた。次に再会した時、さつきに自身の真実を伝える事を一に伝えて去っていった。またアニメ版では原作よりもセリフが少なくなっている。
  128. ^ 原作では事件は2月に起きたという設定に対して、アニメでこのエピソードが放送されたのが1998年の夏だった為。
  129. ^ ドラマ版でこのくだりはカットされ、活躍する事を夢見ていた時期に変更される。
  130. ^ 冷酷な守銭奴の鏑木が新聞紙で身代金を用意する事も計算に入れていたが、三田村が本当に1億円用意した為、取り引きを失敗させる作戦に変更した(クイズを出題したり、出発時間が迫った状態で1日に一便しかないバスに乗れと指示を出す等の無理難題を要求し、それらを突破された時のために吊り橋には細工を仕掛けていた)。その結果、取り引きは失敗し、玲香は鏑木の本性を知り、養子縁組話を蹴った。
  131. ^ ドラマ版では高遠が関与していることを仄めかすシーンがあるが事実関係は不明。
  132. ^ 原作、アニメでは鏑木の事務所で真相解明が行われたが、ドラマ版では玲香の監禁に使われた別荘で行われている。
  133. ^ その為、鏑木が末期癌に侵され余命僅かというくだりはカットされた。また真奈美が犯行を認めた際も「何も殺さなくても…」と複雑な表情で困惑するなど、金に執着する面は共通するものの原作と比べれば人間性が改善されている。
  134. ^ ドラマ版では護衛を引き連れて学校に乗り込んで来た父に、強引な形で連れ戻される。
  135. ^ 3年前、巽家に忍び込んだ泥棒がその銃を盗もうとした為、先代当主が銃口に鉛を詰めた。なお、当時イギリスに留学中だった龍之介や、その事件が起こった後に使用人になった猿彦はその事を知らなかった。
  136. ^ 速水自身は玲香が赤間に狙われている(アニメでは脅迫を受けている)事を知らなかった。
  137. ^ 本名は不明。
  138. ^ 同級生、平嶋の実家である沖縄へグループ旅行に来たものの、あまりの寂れ具合に落胆していた所に声をかける。ドラマ版では旅行の目的が、森下の恋愛を後押しになり、島も小笠原諸島に変更された。
  139. ^ ドラマ版では鏑木が玲香を養女にしようとした事が乗っ取りの動機となっている。
  140. ^ 原作は埼玉県のS村、ドラマ版は北海道大津村。
  141. ^ ドラマでは2年前に変更され、いずれも事件解決後に剣持から一に伝えられた。アニメでは執行その物には触れられなかった。
  142. ^ 原作では被害者の中に刀丸自身の家族も含まれていた。
  143. ^ 連載当時の90年代は死刑が執行されても大きく報道されなかった。
  144. ^ 彼自身の部屋にも抜け穴が存在する。そのため、滞在するようになってから彼の隣部屋を指定する客が急に増えた事が、支配人の雪村から語られている。
  145. ^ 近くの喫茶店でコーヒーに大量の砂糖を注ぐ姿が目撃されていた。
  146. ^ 本人曰く実行可能な完全犯罪の計画書
  147. ^ 原作、アニメ版では民事訴訟の時効を迎える20年後まで手をつけないよう警告した事が原因だったが、ドラマ版では殺害に至る原因が計画が完璧だった事を証明できれば満足だとして、金を銀行へ返却することを反発された事と才能への嫉妬に変更される。
  148. ^ アニメではテープで目隠し。
  149. ^ 後述の海津の絵と同様この作品がどこに消えたのかは明かされなかった。
  150. ^ ドラマ版では蒲生剛三の秘書。
  151. ^ ドラマ版では蒲生の態度に苛立ち酒を飲んでいた所を滅多刺しにされる。
  152. ^ 原作、アニメでは蒲生の自画像と同様にどこへ消えたのかは明かされなかったが、ドラマ版では岸が極秘に持ち出そうとしていた所を剣持に止められ押収される。なお、この絵画は同枠のドラマFiVEの中の重要な意味を持つ小道具として登場した。
  153. ^ ドラマ版ではバスローブ姿で滝に磔にされる。
  154. ^ 「生きたマリオネット」など彼女が作り出したマジックが書き記されたノート。自身が使う為の物と、息子である高遠遙一の為に遺した物の二冊が存在する。
  155. ^ 三人は当初、床板に仕掛けられた細工の事実を知らず、その話を偶然目撃していたチャネラー桜庭から聞くまで(ドラマ版では公演後の打ち上げの中で左近寺本人が細工を仄めかす発言をした)は、偶然発生した事故としか思っていなかった。
  156. ^ 五塔に拘束され、服を引き裂かれて気絶していたが、誘拐と火事に気付いた一達に救助され、顔に軽い怪我を負っただけで済んだ。
  157. ^ 殺害に使用された剣が、鎧の館の主・兜礼二のコレクションだった為、兜は一時的に容疑者として拘束されてしまう。
  158. ^ 一人息子を5年前に事故で亡くして以降、精神的に不安定となり猫を溺愛する状態となっていた。
  159. ^ ドラマ版はバス転落事故
  160. ^ この盗撮ビデオがきっかけで玲香は明智に犯人として疑われてしまう。この時の状況は水島に罪を被せようとしていた綾辻にとっては誤算だった模様。アニメ版では盗撮の描写は削除され、それに伴い玲香が追及される場面も削除される。
  161. ^ 火村(ドラマ版では矢萩)が彼自身に都合のいい死亡時刻をでっち上げたのではないかと推理したが、全員にアリバイのある時刻に設定するのはおかしいと一に否定される。
  162. ^ 佐伯にとってクリスの行動は予想外だったが、結果的に自身に対する信頼を解明の瞬間まで確かなものにする事に繋がった。
  163. ^ クリスの招待状だけ「璧」の字が「壁」となっていた。
  164. ^ 隼人はそれ以降、身を守る為に後遺症で幼児退行したフリをしていた。真相解明の中で後遺症の演技を止め周囲を驚かせた。
  165. ^ 破壊行為が罪に問われたのかは不明。
  166. ^ 結城英作が登場しなかった為。
  167. ^ スピンオフ作品「犯人たちの事件簿」では多岐川が犯人役に予定していた明智の無実があっさりと証明された事で急遽新しい犯人役を用意しなければいけなくなる事態となり、マリアの怪しさに目をつけて彼女に疑いの目を向けさせようとした形となっていた。
  168. ^ 難波は準レギュラーの佐木竜太の声を演じている。
  169. ^ ドラマ版では剣持からどうしようもない遊び人と語られているので無職の可能性が高い。その為、作中で真犯人の正体につながる手掛かりとなる南十字星の情報について話すのは真壁の弟、実の役割となっている。
  170. ^ 別荘を買う約束までしていたが、金が入らず不可能となった為に嘘つき呼ばわりされて、その女に逃げられたとの事。
  171. ^ 手紙は美雪の筆跡を真似て書いており、幼い頃花火をやったという事も調べていた。さらに海岸から車で約1時間かかる公園にビデオカメラを設置してアリバイを作った。また事件を起こす前から一に対して脅迫行為を繰り返していたとの事。
  172. ^ 実際に逮捕された描写はない。
  173. ^ 数量が限られていたとはいえ水に手をつけた真壁に鉄剣制裁を命じ、自業自得な状況ではあったものの真壁が罠に掛かって重傷を負った際も「仕掛けてよかった」「奴は助からん」と言って平然と切り捨てるような発言をした。
  174. ^ 実際に火災の原因が彼らの失火であったという明確な証拠はないが、サークルのメンバーは失火の心当たりがあるため、黒坂村の話をタブー視していたようで、特に米村チームが殺害された後に萩元が触れた際は、激昂した難波が掴みかかってまで口止めしようとした。また、過去に千葉の山でボヤ騒動を起こしたことが会話から示唆されている。ドラマ版では、警視庁からサークルのメンバーたちがマークされており、失火が火災原因であると明確にされている。火事を起こす前から度々村に訪れていたが、苗木を踏み荒らすなどの悪さで、檜山からは「どうしようもない連中」と呆れられている。
  175. ^ この時、取り押さえようとした一や剣持らにナイフを向けて斬りつけるなどの危害を加えている。
  176. ^ この行為は強制猥褻に該当する可能性がある。
  177. ^ 由良間が美雪の下着を抜き取った時の客の反応はイマイチだったが、由良間が一のイタズラで恥をかいた時の客の反応は大うけだった。
  178. ^ 蘇我の命令で他の参加者を怖がらせて発掘から手を引かせる為に行った。
  179. ^ 本来は蘇我と共謀し、他の参加者が寝静まった深夜に石室へ侵入して発掘作業をする計画だった。
  180. ^ ドラマ版では魔術団の過去を美雪に話そうとしたさとみを口止めする。
  181. ^ 原作では殴打して気絶させた後に刺殺だったが、連載当時、解明シーンの中で矛盾が発生する描写があった為、コミックでは添え書きが追加されアニメ版では矛盾を解消した描写となった。その事が影響したのかは不明だが、ドラマ版では死因が撲殺に変更された。
  182. ^ ドラマ版では言及されておらず、夫婦ではない可能性がある
  183. ^ 殺害方法は不明。
  184. ^ ドラマ版では一と同じ不動高校の生徒。
  185. ^ ドラマ版では両親と幼い頃に死別し、別々の親戚に引き取られたという設定に変更。
  186. ^ 遊佐が立聞きした時の会話で蔵沢以外は本多を侮辱したり、責任を押し付け合ったりしていた。蔵沢は本多の死に思うところはあったが「ダミー人形なら死ぬことはない」と発言したことから遊佐の怒りをより買ってしまった。
  187. ^ ドラマではお蔵入りになった映画ではなく、準グランプリを獲得した作品(原作では「大追跡」が準グランプリ)として扱われている。ただし、作品は両者を合わせたような作風のアクションホラー映画「殺人鬼スコーピオン」に変更されている。
  188. ^ 蔵沢達を殺害したスコーピオンをあぶりだすためのトリックの再現は原作・ドラマ版で異なる。原作では水に反応すると赤く染まる薬品を、ドラマ版では紙コップの底に『君はスコーピオンだ!』とマジックで書く方法を用いた。
  189. ^ ドラマ版では、カッターの刃は水道の蛇口に仕込まれていた。竜二が録画していたビデオカメラの映像から、黒河の仕業であることが判明。動機は、蔵沢に推薦された美雪に主役を奪われたことへの腹いせだった。黒河はこの件について美雪に謝罪し、和解している。
  190. ^ 蔵沢は祖父へのコンプレックスから映画作りに没頭するあまり他の3人に邪険にされ、泉谷と真田はそんな蔵沢に反発し、事故の真相を告発しようとしていた。門脇も隠しきれないと悟り、「お前が口封じのために泉谷と真田を殺したのか!?」と蔵沢を問い詰めた。
  191. ^ この一件がきっかけで、黒河は蔵沢、真田、泉谷、門脇に強い嫌悪感を向けるようになった。
  192. ^ 正確には心臓と肺の病気。
  193. ^ 5人とも朋美と同じく名前に漢字の月がある。
  194. ^ 運の悪いことに醍醐は明絵が亡くなる前から脳出血で意識不明の重篤状態で和田は面会する事も出来なかった上に、明絵が既に亡くなっていることはもちろん、朋美が心臓病を患っていることも知らない状態(朋美が心臓病を患ったのは、明絵の死後である)だった。
  195. ^ 現実世界の民法では相続廃除相続欠格にならない限り、孫にも代襲相続や遺留分は認められている。作中でも被相続人の意思で孫への相続を完全に拒否することは法律では不可能と言及する場面があるが、朋美の病状は余命半年と言われるほど切迫しており、裁判が長引くなどして朋美の手術が間に合わないことを危惧した和田は、相続人4人を殺害して朋美を唯一の相続人とすることで、一刻でも早く遺産を手に入れようと考えた。
  196. ^ 和田が罪を認めた後にいつきは元恋人の葉月が殺されたことで割ったグラスで怒りに任せ彼を刺殺しようとしたが、一と八木沢と石井雅之刑事に止められ未遂で終わる。しかし、その直後に和田もいつきに「ワテを殺してくんなはれ!この通りや!」と額を何度も床にぶつけ土下座して懇願したが、最終的にはいつきにこれを断念されている。
  197. ^ 財宝をオークションへ出品したのは同事件の容疑者の一人であった矢木沢亮(やぎさわ りょう、声 - 園部啓一)である。
  198. ^ 娘のためにやった犯行とはいえ何の罪のない4人を殺害したため死刑になる可能性が非常に高い。事実、和田は自分の罪の重大さを理解していたのか、逮捕された後、拘置所を訪れた剣持に「早くワテを死刑にしてくんなはれ」と言っている。
  199. ^ アニメ版では肩の故障を隠しながら部活を続けていた。
  200. ^ 原作版においてはこの2人が島津に好意を抱いていたが故の春菜への嫉妬の感情から彼女を少しこらしめようとするためにこのデマを彼女に聞かせたこととなっている。ドラマ版では、この2人は単なるジョークのつもりでこのデマを春菜に聞かせた描写となっている。
  201. ^ 都の親戚にも今井姓の人間がいるとのことである。なお、一が海で会ったメガネの男性が島津の父親であり、電車内で会った顔に傷がある男性が春菜の父親。
  202. ^ 東京の芸能プロダクションの社長が女優志望の女性を騙してタダ働きさせ、その事を知った女性達が集団で訴えようとしていた(集団の中心人物が冬美)。剣持は当初、「芸能プロダクションの社長が彼女達から訴えられるのを恐れて、口封じの為に冬美を殺害した」と思っていた。
  203. ^ そもそも今回の連続殺人自体が遺書の内容を見たことによる突発的な犯行に過ぎず、ほとんどノープランで行われていた上に犯行のトリックも、元から露西亜館にあった仕掛けを応用しただけの間に合わせなものばかりであった。さらには、湖畔に囲まれている事で犯行の行われた露西亜館自体が密室同然になっており、内部以外の犯行は有り得なかったため、遺産の候補外であっても桐江が容疑者から外れることは不可能だった。
  204. ^ 原作では名前も明かされていないが、アニメ版では石川と共にアメリカのサーカス団で活躍していた際に前団長だった小椋兄弟の父親と親しくなり、駆け落ち同然で日本に渡ったとされている。
  205. ^ アニメでは母親は3人から逃げる途中、空中ブランコから転落死、父親は妻を失ったショックでノイローゼになり、車に轢かれて死亡したという設定になっている。
  206. ^ 原作では下の名前はなかったが、アニメ版では大樹(だいき)という名前が付けられている。
  207. ^ 原作では下の名前はなかったが、アニメ版では武史(たけし)という名前が付けられている。
  208. ^ エドとサムの死因は絞殺だが、遺体は顔が焼かれた状態で発見された。エドの場合は自分達の正体がバレないよう、仲間2人が彼の顔に灯油をかけて燃やした。サムの場合は顕人が遠近法を誤魔化すトリックに使った紙を隠滅する際、火のついた紙が偶然サムの遺体に燃え移った。
  209. ^ アニメ版では伯母(父の姉)となっている。
  210. ^ ドラマ版では子供コンシェルジュ。
  211. ^ 原作版では発見場所の元ホテルは放火されて廃墟になっていたが、これは父親が隠し財宝を探すために起こしたものだったという非道なエピソードも紹介された。
  212. ^ 原作では下の名前はなかったが、ドラマ版では康介(こうすけ)という名前が付けられている。
  213. ^ その間に父親は死亡している。原作では、明智いわく7、8年前には亡くなったとのことであり、純も時期を認めている。なお原作とアニメでは屍蝋となって遺体は残っているが、ドラマでは白骨死体となっている。
  214. ^ 原作では閉じ込められた年は香港返還が起こる前の1988年(香港返還は1997年)であるが、ドラマ版ではキングドラゴンホテルが建つ前の2002年(ホテルが建ったのは2003年)に変更され、さらにアニメ版では1997年(香港返還直前)に閉じ込められた為、閉じ込められた年数は18年に変更されている。
  215. ^ ドラマ版ではこの時に高遠とともにやってきた神山を殺害している。
  216. ^ 神山は狩谷親子を防空壕に閉じ込めた事を悔やんでいたが、高遠(ドラマ版では狩谷純)に殺害される。原作では神父に化けた高遠によって毒入りの聖水を飲んで死亡し、切断された右手(関係者に分かる傷痕が存在する為)は松岡達の元に送られ、残った遺体は一達から逃げる際の身代わりとして利用された。ドラマ版では防空壕に訪れた際、純によって殺害され、遺体の写真を松岡達の元に送り付けられた。
  217. ^ ドラマ版ではこのくだりはカットされた。
  218. ^ ドラマ版では遠隔装置爆弾付きの矢に変更されている。
  219. ^ ただしドラマ版では一が純をかばったため殺害を免れたともとれる曖昧な描写のため、本当に純を始末しようとしたのかそれとも逃走のための単なる牽制の為に矢を放ったのかは不明である。
  220. ^ ただし、ドラマ版ではこの後日談はカット。
  221. ^ その作品のおかげで梅園は山之内が獲得できなかった賞を手にした。
  222. ^ 幽月は火災で重態になった弟の治療費が必要、宝田は株取引で莫大な損害を被った、神明は前妻から莫大な慰謝料の請求、梅園は交通事故の賠償金、犬飼は父親の事業失敗で愛犬が借金の抵当に入っている。
  223. ^ アニメ版では遺伝子研究サークル。
  224. ^ 無理矢理に薬を飲まされた後輩の中には、3日間体の痺れが取れなかった者もいた。
  225. ^ 彼も実験体にされそうになった事がある。また萬屋達が行った解剖にも立ち会ったのだが、その際にも切り取った体の一部を玩具代わりにするなど、信じ難い光景を目の当たりにしていた。そうした事から後述する利緒を死なせた事が噂になった時も「あの人たちならやりかねない」と信じていた。アニメ版では噂を聞いた人物が十和田に変更され、二ノ宮が連れて来た子犬ユージを殺そうとした時に「また意味もなく命を奪うつもりか?」と発している。
  226. ^ この時、美雪は「それが医者を目指す人の言葉なの?」と激怒して渡辺に詰め寄った。
  227. ^ メロンに潰されたトマトの周囲に多数の果実をばら撒いたという物
  228. ^ アニメ版では「不幸中の幸い」と更に軽く見る発言をして、利緒の死の真相を探っていた千家がこの言葉を聞いた事で、萬屋達に強い殺意を抱く事になってしまう
  229. ^ ドラマ版では警察の捜査が介入する結果に変更された。原作の方も隠蔽の内容から警察が介入した可能性が高い。
  230. ^ アニメ版では3人
  231. ^ 榎本はスペードのサム、小平はクラブのエドとして活動していた。アニメ版では素顔が明らかになった。
  232. ^ アニメ版では10年前に津雲銀行を襲い、その際に警備員を2人殺害した事に変更されている。
  233. ^ 行方不明になる前、身の危険を感じていた石川がもしもの時の為に真相を書き記していた。
  234. ^ 周平が金塊の話に取り憑かれたように変貌しだしたのはこの頃からだと息子の純は語っている。
  235. ^ ドラマでは白骨状態で発見される。
  236. ^ 旧日本軍から財閥が残した隠し財産に変更される。
  237. ^ ドラマ版では火傷箇所が右足に変更。
  238. ^ 知り合った時期と彼の逃走を手伝うようになった経緯は明かされなかった。
  239. ^ 幽月自身も薄々とそれを感じていたらしく、本当は殺したいほど憎んでいたんじゃないかと一に語っていた。
  240. ^ ドラマ版では首がつながった状態で発見されたためか、切断された跡がなく代わりに首が絞められた跡が見つかっている。
  241. ^ アニメ版ではいつきが同行しなかった為、一と顔を合わす事はなく、ドラマ版でもいつきが未登場の為、会話することはなかったものの催眠ショーの中で、術にかかったフリをした一に抱きつかれそうになっている。尚このショーで催眠術を披露したのは川上剛史だったが、これは一の宿敵高遠の変装した姿でありショー自体が一を殺人犯に貶める罠だった為、本物の川上がこの時どうなっていたのかは明かされていない。
  242. ^ この時、松岡から自身が抱える借金の面倒を見るという条件を受け一人で探索していた。
  243. ^ その中で「あんなことができたとは信じられない」とかたり、事件の冒頭で懺悔をした神山ほどではないにせよ、狩谷親子を監禁した事に対して少なからず罪悪感や後悔の念を抱いていた事や、拘束しようとした一達に差し入れの食料を持ってくるなど根っからの悪人ではなかった事が伺える。
  244. ^ アニメ版では年齢が合わせられ21歳に変更された。
  245. ^ 京極と初めて会ったときは彼女は髪をくくっていたが、2回目に京極と再会したときには髪をおろしていたことの違いはあったが。
  246. ^ 先述の(和那の父親が関与していることは知らなかったが)事情があったことも周知の事実であったが「アナウンサー試験に合格したことにはかわりない」とフォローしていた。
  247. ^ 原作では下の名前はなかったが、アニメ版でフルネームが設定された。
  248. ^ 英之は水泳が得意だったが、急流付近で釣りをしていた香取の釣り糸が英之の足に絡まり、急流にのまれた。香取はこの事に気付いていたが、面倒な事に巻き込まれるのは御免だという理由で釣り竿を捨てて逃げ去った。半日後、英之は水死体となって発見され、香取の事を警察に報告したが、釣り糸だけでは犯人を特定する事が出来なかった為、事故として処理された。
  249. ^ 二三は青柳と共に殺人現場を目撃していたが、途中で青柳が逃げてしまった。現場検証で二三が青柳のことを言わなかったのにもかかわらず、猪熊が「生徒二人が警察に保護されている」と言っていた事から彼が犯人だと気付いた。
  250. ^ 原作では名前は設定されていなかったが、アニメ版では美知世(みちよ)と設定されている。
  251. ^ 事件後に一は鈴音が黒幕ではないかと推理したが、物的証拠がないゆえ、美雪に語ることしかできなかった。また、普段はオカルトの類には否定的な一も「毒蜂は本当に呪われているのかもしれない」と口にした。
  252. ^ その際、剣持は涙を流しており、雪峯の遺志を継ぐ発言もした。
  253. ^ 原作では下の名前が明らかになっていなかったが、アニメ版では寛(ひろし)という下の名前が付けられた。
  254. ^ 一はこのことについて「あの時あんたの活躍を心底待ち望んでたのは他ならぬ犯人の和島自身だったんだよ」と話している。
  255. ^ アニメ版では椎名克久(しいな かつひさ)というフルネームが設定されている
  256. ^ アニメ版本編のテロップでは三矢鉄雄(読みは同じ)になっている。
  257. ^ 愛人であった母親を亡くして父親を頼った際に、その父親は彼女を拒否したが彼と正妻との子である由利亜は青子を妹として受け入れてくれた。
  258. ^ なお安池の正体は、廃墟人気に目を付けて、ルーウィンを乗っ取ろうとしたリリス不動産の社員だった。ドラマ版では吸血鬼の格好をして出没したのは彼になっており、その動機も宿泊客を怖がらせて営業を妨害する為の嫌がらせが目的に過ぎなかった。理由は不明だが右腕が義手になっており、そのことを隠すため、常に右手をポケットに突っ込んで隠していた。また彼を送り込んだリリス不動産は過去にもルーウィンに対し、脅しや嫌がらせと言った悪徳行為を繰り返していた事がオーナーの口から明らかになっている。
  259. ^ ドラマ版では予定外だった安池を殺害し、他の被害者と違い血を抜かれなかった事から一の推理を固めさせる事に繋げてしまった
  260. ^ 青子、緋色も血液型がボンベイタイプ。ドラマ版では緋色も少女を助ける為に血を提供した事が語られ、その少女も緋色が重傷を負った際、輸血に協力した。
  261. ^ 誰が茂呂井を殺害したかについては言及されていないが、少なくとも外部生のためのテストを用意した氏家の可能性が高い。
  262. ^ 原作では茂呂井連、近衛元彦、絵波ゆりか、海堂瞳、鯨木大介、霧沢透。ドラマ版では茂呂井連、林智雄、霧沢透、梅素鶯、陳剣隆、中屋敷学。
  263. ^ 現時点で逮捕前に死亡した最後の犯人である。
  264. ^ 原作における海堂の「あんたと私達は同じ穴の狢」という発言に相当する。
  265. ^ その際、他の塾生の顔写真にカッターナイフを近付けながら、「カンニング、誰がチクりやがった?」と呟いた。
  266. ^ a b 自殺に見せかける形で殺害され、同時に全ての罪を擦り付けられる
  267. ^ そのため、式部の性格が原作の中屋敷と同じ性格になっており、一が近衛(林)が残したダイイングメッセージを完成させたときに秋子が氏家の共犯であることを最初に気づいたのが原作では中屋敷だったのがドラマ版では式部となっている。ただし、茂呂井が殺害された後のエセ探偵ぶりを披露したのは原作同様中屋敷が行った。
  268. ^ 氏家に殺害された後、秋子によって体が竹やぶに突き刺さる形で放り込まれる。
  269. ^ 秋子に殺害された後、移動トリックを経て二色のテープを持った氏家の手によりグルグル巻きにされる。
  270. ^ 草太や秋子の回想内での、2人が抱くイメージ(アニメ版のみで、原作では触れられていない)。
  271. ^ 今までも、冒頭で実行犯が明らかになる作品(『タロット山荘』の速水雄一郎や『仏蘭西銀貨』の高森ますみがその例だが、前者は真犯人に殺害される標的、後者は精神的双子を利用し真犯人に操られているにすぎない)はあったが、背後で彼らを操る黒幕がおりその正体を暴くのが主眼となっている(今作では黒幕(高遠)は既に明らかになっている)。しかし明かされている犯人は理系グループにいる氏家のみであり、すべてが明確な倒叙形式であったわけではなく文系グループに潜む共犯者(秋子)は明かされずその共犯者を暴くことがトリックと共に主眼であった。
  272. ^ 雪霊の伝説は「タカハシ」の声を知っていた遭難者が山小屋に導く「タカハシ」の声を聞いてパニックになり山小屋直前で力尽きたことからできたものである。
  273. ^ 直接の死因は逃亡を図った際に転落した事によるものと判断された為。
  274. ^ 魚崎殺害の際に使用したトリックの再現で使用した防水機能の携帯電話は、原作ではごく普通の携帯電話だったが、アニメ版では時代に合わせスマートフォンとなっている。
  275. ^ 本来は毒島の父が勉強に専念できるように借りた部屋であった。
  276. ^ 毒島と親しい様子から問題が起きた時に罪をなすりつけるのに好都合だと考えていた。
  277. ^ 多間木の父親はそれらの事情を知らなかった為。
  278. ^ 原作では湖森の娘は手術の甲斐無く命を落とした事が、彼自身の口から語れている。
  279. ^ 殴る理由は原作だと多間木に言いくるめられた挙句、死体遺棄に加担した事への不甲斐なさに対する怒りも含まれていたが、アニメ版では早く自身の部屋に駆けつけていれば助けられたかも知れなかった事のみに変更され、毒島に対し「お前も共犯だ」と叫んだセリフがカットされ、膝をついて涙を流す描写が追加された。
  280. ^ アニメ版では多忙なバイト生活が描かれ、その時の溶接経験が恋琴島でのトリックに活かされることになった。
  281. ^ 深森は暴力団と繋がりがあり、鬼沢は暴力団から金を貰っていた
  282. ^ 標的が決まっている犯行計画中での想定外の殺人は、第I期FILEシリーズで数回あったが、それ以降のシリーズでは今事件まではなかった。
  283. ^ 原作では下の名前はなかったが、ドラマ版では一雄(かずお)、アニメ版では昭三(しょうぞう)という名前が付けられている。
  284. ^ アニメ版では志保と顔見知りとなるが、志保が昭三との間に子供がいることを打ち明けたことで昭三と離婚するきっかけを作った。
  285. ^ 相続放棄すれば親の借金を背負わずに済むが、梢はそれを知らなかった。
  286. ^ ドラマ版では会社名が『クロスユニバース』であることが明かされている。
  287. ^ 原作ではマスクをつけられていたため素顔が公開されていないが、アニメ版及びドラマ版では素顔を明かしている。
  288. ^ 最初に志保を殺害することにより、梢にも相続権が発生する。その後に生馬を殺害することによって梢に全ての遺産を相続させるというものだった。もし、生馬を先に殺害してしまった場合は、誰のものにもならず、国の管理下に置かれることになる。
  289. ^ アニメ放映の際、本名が2代目ドラマ版で一を演じた松本潤とかぶっているための変更。また、年齢も異なり、真津本は27歳に対し、杉本は29歳(公式サイトでは27歳)。
  290. ^ 第1ステージは原作、ドラマ版とも「出題された問題に対して、4桁の数字を入力して答えるゲーム」であるが、設定は若干異なる。原作は「制限時間が5分」で、ドラマ版は「制限時間が3分」であること、もう一つの違いとして、原作は「一人正解することに問題が変わる」設定だが、ドラマ版は「1分経過すると次の問題に移り、それまでは何人でも同じ問題に答えられる」という設定に変更されている。なお、原作、アニメ版、ドラマ版の第1問目はそれぞれ違う問題で、原作は「鎌倉幕府はいつできた?(答えは1192)」、アニメ版は「関ヶ原の戦いはいつ?(答えは1600)」、ドラマ版は「桶狭間の戦いがあったのはいつ?(答えは1560)」となっている。この問題を正解したのは全て宝樹であり、ドラマ版では宝樹に加え生馬と梢もこの問題に正解して1分経過している。
  291. ^ 第2ステージの仕掛けも原作・ドラマ版では異なる。原作では部屋中に撒いた可燃性のガスが発火した設定になっているが、ドラマ版では時間と共に床に仕込んだ発火装置から次々と炎が出るという設定になっている。また、鍵の種類も異なり、原作では普通の鍵で、出た後鍵で締める必要があったが、ドラマ版ではカードキーになっているため、ドアを閉めた時にロックされるようになっている。
  292. ^ アニメ版ではそのくだりはやっている。
  293. ^ 実際に「ゲーム」では、「他人に答えを教える」、「他人の手伝いをする」という行為を禁止事項としていた。
  294. ^ 原作では、一が商店街の福引で6人分のチケットをもらったのに対し、アニメ版はCafeふくろうのマスター(声 - 佐藤友啓) からもらうという設定に変更されている。
  295. ^ 死亡した女性に整形して人生をリセットする(異人館ホテル殺人事件の北見蓮子)、他の相続人を殺害して娘に遺産を相続させる(天草財宝殺人事件の和田守男)、余命幾泊もない(魔神遺跡殺人事件の村西弥生)
  296. ^ 本人曰く「お金は手に入ったけどちっとも幸せじゃなかった」との事。また彼女だけでなく、家族殺害に加わり火祀家の次男となった九曜も普段から星子に辛く当たるなど、他の家族と険悪な状態だった事から同じような感情を抱いていた可能性がある。そうした様子から、一は火祀家を見た目ほど幸せじゃなかったと評している。
  297. ^ 社運をかけた新商品の開発が原因で、不渡り寸前だったとの事。
  298. ^ 元々は金だけを奪って井沢一家は車内に眠らせるだけで終わらせるつもりで、凍死を避け仮眠に見せかける為に暖房を作動させて逃亡したが、事件当時に降り積もっていた大雪のせいで排気菅が詰まって排ガスが逆流し一酸化炭素中毒で家族は3人とも死亡してしまう。
  299. ^ 研太郎は高遠から送られた封書に書かれた火祀一族の資料を読んでから家族の死に疑念を抱くようになり、真相を探る為に自身を売り込むフリをして火祀コーポレーションへ潜り込もうとする。青竜は当初、研太郎の才能は評価したものの実績が乏しく若過ぎる事を理由に契約を見送ろうとした。しかし研太郎がアピールの中で「子供の頃、排ガス逆流事故で両親を亡くした」と語ったことから、彼が自身の犯した事件の遺族である事を察して一応の罪滅ぼしと、研太郎が殺人の真相には気づかないと考えて契約を結んだ。
  300. ^ 前社長の青龍が存命だった頃から役員として火祀コーポレーションの運営に関わっていた。
  301. ^ 回想の中で頰の火傷痕は事故が原因である事が示唆されている。
  302. ^ ただし、治療を受けられずに監禁と拷問が続いていたら1週間もしない内に衰弱死していた可能性が高かったとされている。
  303. ^ これは結果的に毒島の自作自演だった。
  304. ^ この時の表情は、残虐な本性を剥き出しにした悪意に満ちた顔つきとなっていた。
  305. ^ アニメ版では「20歳前に事件を起こしといて本当によかったぜ」
  306. ^ この時一は「あんな奴…」と呟きながら多間木を睨みつけ、アニメ版では多間木に食い下がろうとする。
  307. ^ アニメ版では火だるまになって苦しむ描写がカットされる。
  308. ^ 事件直後に一が草太に「あれじゃおそらくもう…」と助かる見込みがない事を語ったのみ。
  309. ^ 主犯は鰐部であり実行犯は麻木根である。
  310. ^ この行為は谷瀬が「緑川因子を見つけるまでは帰らない」という決意を示すために行ったことで、外界との接触が遮断される状況となったのは全くの偶然である。
  311. ^ 想定外の殺人ではあるが、財前が中神を襲ったあと偶然証拠となるトランシーバーを発見し、トランシーバーと引き換えでこれをネタに中神を脅していたため谷瀬の余計な行動が標的を1人増やす結果となった。この殺害方法は、元々谷瀬殺害のために用意したものである。
  312. ^ 正確には父の復讐と考えていた兄三人とは違い父のことは家族をめちゃめちゃにした本人と考え嫌っており焼身自殺に追い込まれた母の復讐の意味合いが強かった。
  313. ^ ドラマでは、「月読」という苗字は偽名であると告白している。
  314. ^ ドラマ版の4代目シリーズでは現時点での最後の被害者となった。
  315. ^ ただし、八重姫は青薔薇を盗むために荒っぽい手段まで使おうとは思っておらず、放火・蓮花の殺害に関しては消極的だったが、他の4人(ドラマ版では3人)の口車に振り回されてしまい、蓮花をはじめ多数の焼死者を出したことに罪悪感を抱いていた。首謀者は皇・もう1人の主犯が小金井(ドラマ版では祭沢)であり祭沢とみるく(ドラマ版ではみるく)も若干のためらいを持っていたが結局皇に賛同することになった。そのため、ジゼルに殺害される前の祭沢が美咲と蓮花の薔薇風呂を見た瞬間、「悪いのは皇と小金井だ!」と本音を漏らしていた。ドラマ版ではもう一人の主犯であるため、「こんな薔薇風呂入れるわけがない!」と一蹴している。
  316. ^ 小金井が青薔薇が入っていたケースを壊すのを見た皇が、小火を起こして青薔薇が燃えてしまったと思わせることで盗難を誤魔化すことを提案したのだが、火元として選んだ大量の吸殻が入っていた灰皿に、小金井がブランデーを大量に入れ過ぎたことで火の勢いが予想以上に強かったことと、ローズグランドホテルの出火対策がずさんであった(スプリンクラーが全く作動しなかった)ことも災いし、全ての悪事に消極的だった八重姫をはじめ他の4人(ドラマ版では3人)の当初の思惑に反してホテルを全焼させる大惨事となった。
  317. ^ 皇翔=ジェントル山神(バラバラ死体(アニメ版及びドラマ版では最初の被害者))、小金井睦(ドラマ版では皇翔と祭沢一心)=ピエロ左近寺(自滅。ただし双方とも未必の故意による殺人とみなされる(ドラマ版では自業自得))、祭沢一心=ノーブル由良間(刺殺)、禅田みるく=マーメイド夕海(バラバラ死体にされた人物(アニメ版及びドラマ版では最初の被害者)と恋愛関係にある人物。ただしみるくと夕海で殺害方法は異なる(みるくは射殺、夕海は殺害方法は不明であるが、殺害された後、首吊りにされている。))
  318. ^ 冬野八重姫=チャネラー桜庭(チャネラー さくらば、声 - 阪口大助 / 演 - 片桐仁)(被害者たちの犯行には直接加担していないがその真相を知っていた人物。ただし冬野八重姫は標的に入っていたが生存しており、チャネラー桜庭は八重姫同様生存しているが八重姫とは違い標的に入っていなかった)、毛利御門=長崎巧四郎(ながさき こうしろう、声 - 関根信昭 / 演 - 秋野太作)(ホテルの支配人)、佐久羅京=残間さとみ(ざんま さとみ、声 - 篠原恵美 / 演 - 山田まりや)(ドラマ版で主要人物と血縁関係にある人物、ただし佐久羅京は後に真壁の実の兄であることが判明し、残間さとみは美雪の従姉妹として登場している)、美咲蓮花=近宮玲子(ちかみや れいこ、声 - 小山茉美 / 演 - 金久美子)(殺害実行者の母親)
  319. ^ ドラマ版では、最初から自身の異母兄である高遠が凶悪犯であることはすでに知っており、皇を殺害した直後、街に出た彼女は何人も人を殺めている悪人であるにもかかわらず街中を悠然と歩き回る高遠を見て、同じく兄が殺人鬼という運命に勇気づけられ犯行を決意した。
  320. ^ ホテル火災は、原作では2年前の出来事に対し、ドラマ版は1年前の出来事になっている。
  321. ^ 『薔薇十字館殺人事件』が起こった段階では実母の近宮と義父はすでに死亡しており、実父とも事実上生き別れ当然であったため、ジゼルが唯一の血のつながった肉親とも言える存在であった。
  322. ^ ドラマ版での劉艾薇は財宝を元に戻すために新たちと手を組んでいるが、美琴が焼身自殺した時には姿を見せていない。
  323. ^ 女優として、SP役を演じた経験から、覚えたらしい。
  324. ^ 両親はいないようであり、原作では、その時からお金はそこそこ持っていたとのこと。
  325. ^ 椿原と雲沢以外の女生徒たちもいじめに加担していた。
  326. ^ 過去に生き延びた標的たちのように改心(例を挙げるなら「オペラ座館」の早乙女涼子や原作とアニメでの「墓場島」の岩野渉や「電脳山荘」のシド)したり、それ相応の報いを受ける(例を挙げるなら「魔術列車」のピエロ左近寺、ドラマ版「蝋人形城」の坂東九三郎)様子はなく、事件後の動向は不明。後に「蟻地獄壕殺人事件」の祝木桐彦がこれに続いている。
  327. ^ 月見里は一のことを逐一、「キンダニ(くん)」と呼んでいたが、犯行を完全に暴いたことに敬意を評して「金田一くん」と呼ぶようになった。
  328. ^ さやかが雪山に行ったのは気分転換目的のためで、偶発的な雪崩に巻き込まれたことによる事故死だった。
  329. ^ 震災の中、早坂がわざわざ中学校へ向かった理由は、卒業証書を回収するためだった。
  330. ^ この建物は30年前に、「殺人事件の舞台」とするために高遠遙一の父によって改修されたものである。
  331. ^ 声を担当した櫻井は、パチンコ版での一役を担当した。
  332. ^ 作中でその怪人名を使ったのは茉莉香が亡くなった後の凛の発言や誌上掲載時のあおり文のみであり、事実上『雪影村殺人事件』以来の怪人名なしの事件となる。
  333. ^ アニメ版では美雪も所属していたが、キャンプの際は、風邪で欠席となった。この改変のため、美雪も狐火流しに参加した。
  334. ^ 一は帰り際、「あの時、救命胴衣を思いつかなければ……」と自身を責めており、涙を流していた。
  335. ^ a b c d 「白蛇」である黄介の発言からして、殺される側にも「毒蛇」という怪人名が与えられている。そのため、犯人・被害者双方に怪人名がある唯一の事件となった。
  336. ^ 絵東はいじめによる変死がきっかけで罪を償ったと発言しており、家族が心中したことについては自分たちのせいではないと弁明。斧田に至っては出所してもまったく反省していない。
  337. ^ ただし、一と美雪は剣持とすれ違っただけで、一に至っては剣持の足を踏みつけていた。
  338. ^ 劇場版での聖子は、能条への恋心に加え、美歌の才能への嫉妬から、オペラ座の怪人の本番で美歌に恥をかかせるために幻覚剤を飲ませた。
  339. ^ アニメでは「丈二」と表記されることもあるが、原作小説で「丈次」とあるため、こちらが正しい。
  340. ^ ドラマ版では少なくとも事故発生直前までは健在だったようであり、航海直前に父親は「(娘である犯人)とお母さんと昔みたいに3人で暮らそう」と語っていたという。
  341. ^ ドラマ版では貨物船に設定変更された竜王丸のみ沈没しており、オリエンタル号は船名を変えて後に事件の舞台となった。
  342. ^ 原作・ドラマ版ではこの航海を最後に船を降り、家族との時間を大切にするつもりであった。一方、アニメ版はそのような描写はなく、逆に船を降りられない人間だと犯人が語っている。
  343. ^ アニメ・原作版では鷹守と若王子には確執があり、鷹守が若王子と彼の派閥の乗員たちを処女航海パーティー中に操舵業務に就かせ、その際に見張りをしていた水崎をパーティーに連れ出してしまう。それに抗議した若王子たちが業務をボイコットして操舵をオートシステムにしてパーティーに出席し、操舵室を無人にしたのが原因である。ドラマ版では鷹守と若王子は対立しておらず、彼ら2人はあくまでパーティーへの出席を優先させるため、その時操舵室にいた水崎の反対も押し切って操舵をオートシステムにし、後は原作・アニメ版同様水崎もパーティーに連れ出し操舵室を無人にしてしまったということになっている。
  344. ^ 洋子は仕事中心の父親に反発して家出していたため、事故を長い間知らずにいた(家出自体はドラマ、アニメ共にカットされているが、ドラマでは航海日誌にある「笑ってくれ、昔のように」のようにある程度ギクシャクした仲だったが、アニメでは手紙のやり取りをするなど良好な仲であった)。
  345. ^ アニメ版では航海日誌は未登場で加納に近づいて真相を聞き出した。一方、ドラマ版では原作とほぼ同じであるが日誌の入手経路は不明である。
  346. ^ 標的が決まっている犯行中(完了後含む)に新たな標的が判明するケースは原作にはなく、本作以外ではドラマ版「雪夜叉伝説殺人事件」(未遂)のみである。また、原作で生き残ったゲストキャラクターがアニメで死亡するのは神矢修一郎に続いて2人目(ただし、神矢の場合、有森裕二(アニメでは月島亮二)と立場を入れ替えたことによる死亡であり、純粋に追加での死者は赤井が初)である。その後、村西弥生(魔神遺跡殺人事件)、和島尊(明智少年の華麗なる挑戦)、菊川早苗(ゲームの館殺人事件)と続いている(村西、菊川は原作で病によって余命が短いことが述べられており、アニメで後日談として余命を終えて亡くなったことが語られている)。
  347. ^ アニメでは機関長の大槻健太郎(おおつき けんたろう、声 - 中博史 / 演 - いかりや長介)、ドラマでは剣持の部下のワラガイ刑事(中村同様ズル休みで乗船していたが、小笠原へ向かう理由が異なっており合宿で免許を取りに行く為であった)。
  348. ^ 原作、アニメ版では、彼に対する思いは復讐のための演技ではなく本物であることが示されているが、ドラマ版でははっきりしていない。
  349. ^ ドラマでは事故の再調査、拘置所のシーンがカットされている。
  350. ^ 本物のアガサは、原作では眼鏡をかけた太めの容姿だが、アニメ版ではコギャルに変更された。彼女もそうだが、他の参加者の職業を偽っており、僧正は商社マンと自称していたが、詐欺まがいな商品を売り込む営業マン(アニメでは売上成績が悪い営業マン)。乱歩は一流大学生と自称していたが、浪人生(アニメでは就職の当てがない就活生)。スペンサーは一流大学生と自称、性別も男性ではなく女性。ぱとりしあは漫画家と自称していたが、風俗嬢(アニメではホステス嬢)。ワトソンは医者(アニメでは医大生)と自称していたが、コンピューター・プログラマー(アニメでは予備校生)。シドはミュージシャンと自称していたが、医大生(アニメでは小さな自動車工業の息子)。
  351. ^ 本名はそれぞれ、僧正は貴志日出男(きし ひでお)、乱歩が辰巳哲(たつみ てつ)、スペンサーが飯田文江(いいだ ふみえ)、ぱとりしあが浅香奈々(あさか なな)、シドが吉行淳也(よしゆき じゅんや)、ワトソンが泉健一(いずみ けんいち)、これらの名前はアニメ版ではアガサを除き明らかになっていない
  352. ^ 僧正は計画犯罪を立てた元凶で、他のメンバーにあらかじめ役割が与えられている。乱歩は僧正が選んだ喫茶店でアルバイトとして入り、自分が用意した洗剤で喫茶店前の道路の落書きを落とす。スペンサーは喫茶店前の道路にカラースプレーで落書きする。ぱとりしあは電話ボックスの隣のゴミ捨て場に漂白剤入りの容器を置く。シドは電話ボックスのガラスに穴をあける。ワトソンはゴミ捨て場に停めてあった自転車を動かし、漂白剤入りの容器を倒す。本物のアガサは榊原を電話ボックスまで誘導させるのが役割となっている。
  353. ^ ワトソンは何度も受験に失敗し、親に見捨てられた為、「ネットの世界が自分が自由に出来る居場所だ」と現実逃避しており、自分のコテージに忍び込んで荷物を探ったシドを襲った。それを聞いた美雪は「そんな事で襲ったの?」と呆れていた。
  354. ^ 濱秋子は2人から3人(ドラマ版では3人から4人)の可能性が高い。北見連子も殺害人数は同じだが、原作・アニメ共通の殺害人数ではアガサ(琢磨)が最多である。
  355. ^ 不動ヒポクラテスセミナーの略で、医学部を目指す受験生のための特別セミナー
  356. ^ ドラマ版では、研修医達とその肉親が勤めている不動総合病院では院内カーストによって親の序列が子供の上下関係を決めているという設定になっている(森村の父親が理事長、加藤の父親が外科部長、川島の父親が内科部長、椎名の父親がヒラの外科医、白石美穂(しらいし みほ、声 - 永野愛 / 演 - 大野いと)の母親と海老沢の母親が看護士)。
  357. ^ 森村に関しては殺害後死体は行方知れずとなったが、アニメ版及びドラマ版では死体が発見される。
  358. ^ アニメ版では、自殺を思い留まる理由が海老沢の実姉である新谷からの説得に変更されている。
  359. ^ この時「海老沢が意識を取り戻したら心の底から謝る」と語っており、一に対しても酷い態度で接した事を謝罪している。
  360. ^ 実写映画版では「小林麗美(こばやし れいみ)」
  361. ^ 実写映画版では、演じた水川の当時の年齢に合わせて14歳に変更されている。
  362. ^ アニメでは一たちが上海にやって来た翌日に死亡
  363. ^ 原作及びアニメ版では日本で盗んだ自動車を、実写映画版では日本で盗んだ家電製品を中国に密輸して売りさばいていた。
  364. ^ 実写映画版では、彼女が父と死別したのは7年前のクリスマスイブの夜で、彼女が事件に巻き込まれたのは、トラック運転手の父にクリスマスプレゼントを渡すために密かにトラックの荷台に忍びこんだため。アニメ版では、父の運転するトラックで小学校へ送ってもらう途中、原作と同様の展開(隠れた場所は実写映画版と同様トラックの荷台)で事件に巻き込まれた。
  365. ^ 楊王(楊達仁)は千恵が強盗殺人の目撃者と察し、藤堂達に命を狙われると思い、千恵を守る為に彼女を「私の娘だ」と誤魔化した。
  366. ^ 楊王(楊達仁)が藤堂の密輸に協力したのは貧しい自分の村を救う為であり、楊王(楊達仁)は罪の意識を感じていたが、藤堂に脅されて逆らう事が出来なかった。持病の悪化を機に自殺を決意し、密輸の事が書かれた日記と密輸で稼いだ金を自分の家の時計に隠し、雑技団の団員達に疑いがかからないよう、ショーの最中に自殺した。しかし、第一発見者の麗俐に遺書を隠され殺人計画に利用された他、偶然ショーから抜けた小龍が容疑者として疑われる事になった。
  367. ^ 雑技団の名物「魚人遊戯」の主役であった王美魚(葉四蘭)は他の団員から慕われていたが、彼女に嫉妬した唐人美(マルチナ)の策略によって拳銃自殺に追い込まれた。原作・アニメでは唐人美が「王美魚は魚人だ」という噂を流した上、魚の生臭い匂いを付着させたり魚の鱗をばらまくといった偽装工作を行い、王美魚を雑技団から追放させており、実写映画版ではマルチナが葉四蘭の化粧水に硫酸を混ぜ、葉四蘭の顔に大火傷を負わせた。実は硫酸入りの化粧水を置いたのは石達民(スー・タアミン、声 - 松本保典 / 演 - 黄以勒)であり、マルチナに指示されたが中身のことまでは聞かされていなかった。
  368. ^ アニメ版では、一と美雪が上海へやって来た翌日に楊王が自殺しているので、彼女が二人を呼んだのは全くの偶然だった。
  369. ^ ドラマの初代シリーズでは最後の被害者となった。
  370. ^ 実写映画版では、自白後にナイフで割腹自殺を図ろうとした際に、止めに入った小龍の腹を誤って刺して彼を負傷させてしまい、警察へ連行される彼女と共に小龍も救急車で病院に搬送されるシーンが描かれていた。
  371. ^ アニメ版では、時雨の芸術センスに嫉妬した結果、冬生が時雨を殺そうとした為に殺害している。
  372. ^ だが、一たちへ本人が動機を述べるシーンが無いため、やや不明確な部分や抽象的な部分もある。一はテロリストに撃たれかけた茜を三井が命懸けで庇ったことから、彼にとっては茜がディープブルーと同じくらい大切なものになっていたのではないかと推測している。
  373. ^ その後先妻は癌で死亡したが、それが薬物投与の結果かどうかは三井自身にも分からなかった。
  374. ^ 原作では同姓同名の別人が茜(声 - 高橋理恵子)の家庭教師で登場している。
  375. ^ 2人は秀一郎の先妻の連れ子で茜の異父兄。秀一郎との関係は劣悪で彼を会長の座から追い落とし、グループの実権を掌握しようと企んでいた。
  376. ^ 若林は那国の助手を勤めていた考古学者で映画版のみに登場。彼も殺害の頭数に入っていたかどうかは不明だが、秀一郎は那国の事故死に不審を抱いた彼に金を渡していたようである。
  377. ^ 瑠璃子は当時、体調を崩し母から消化の悪いキノコは食べないように止められて、キノコの汁だけを飲んでいた為、入院はしたものの一命を取り留めた。
  378. ^ 毒性を持つドクツルタケの写真を、誤って毒性の無いキノコとして掲載してしまう。
  379. ^ この行為は、緊急避難には見なされない為、罪に問われる可能性がある。
  380. ^ 罪に問われたのかは不明
  381. ^ この時、船体が揺れた影響で外れた部品から洋子を守ろうとした一が船から転落しそうになる事故が起きている。
  382. ^ 県内トップの高校に進学できるほどの成績で、進学しない意思を示した際は担任の教師が惜しむほどであった。尚、他の3人も比呂と同様に高校には進学していない。
  383. ^ ただし本人がそう語っただけなので、事実なのかは不明。
  384. ^ この時、逃げられないように両足の骨を折られていた。
  385. ^ 邪宗館で働くメイド。運転手もこなす優秀な女性で、館で働くようになった理由は「出島と出会った軽井沢が懐かしかったから」との事。
  386. ^ 原作では名前はなく、「先生」と呼ばれている。
  387. ^ 原作では怪人名は無く、ドラマでも後のスペシャル番組の総集編第2弾「永久保存版」にて「御堂周一郎の亡霊」の名称が使用されただけで、その話の中では1度も使われていない。
  388. ^ アニメでは下の名前が三郎(さぶろう)となっている
  389. ^ 雪室の妹・アヤが医療ミスの犠牲者で、景太郎が彼女の治療に尽力したことで、景太郎のことを尊敬していた。
  390. ^ 臓器売買は原作のみ。
  391. ^ なお景太郎(声 - 大塚周夫)も智明を殺害しようとするが、一に止められる。
  392. ^ その際智明も医療ミスと秋人殺害の罪で逮捕された。
  393. ^ 中野宏和(なかの ひろかず、声 - 岸尾大輔)・坂本裕子(さかもと ゆうこ、声 - 寺田はるひ)・岡安俊秀(おかやす としひで、声 - 鳥海勝美
  394. ^ 中野達3人は鬼頭を死なせてしまった事を反省しておらず、責任を擦り付けあっていた。唯一殺害されなかった岡安は謎解きが明かされた後、反省するどころか鬼頭を侮辱するような発言をしていたが、美奈子と早百合の泣き顔を見て自分の過ちに気付いたのかそれ以上口を出さなくなった。
  395. ^ 名前は其々アニメ版で設定された。
  396. ^ 明智から借りたものだが、エピローグで玩具の拳銃であったことが判明。原作では明智自身が明かしたが、アニメ版では現代パートで小林が明かした。
  397. ^ 洋平は不良グループに裏切られたのにも関わらず、彼らの結末を明智に聞いたり、「立場が逆だったら俺もやっていた」「一緒にいたからあいつらの思っている事がわかる」と呟く等、少なくとも彼らに対する仲間意識が残っており、「虚しい」と涙を浮かべていた。
  398. ^ 不良グループ同様にアニメ版で名前が設定された。
  399. ^ 明智達が「桜田が5階にいた理由」を調べる際、渡辺は「桜田は火事を見ようと5階にいたんじゃないのか」と言ったが、桜田は脚立に乗れない程の高所恐怖症である事や外を見るにはビルの構造上、非常階段からでないと見えない為、矛盾が生じてしまった。火事はテレビのニュースで見たと誤魔化すも、渡辺が見た煙は火事ではなく、河川敷で行われていた野焼きであり、野焼きが行われていた時間帯が三宅の死亡推定時刻と一致した為、渡辺が犯人だと明らかになった。
  400. ^ 桜田は「裏切った事で三宅は恨んでいる」と罪を感じていた。桜田だけでなく、クラスメイト達も虐めを止められなかった事に罪を感じており、明智は桜田の友人達に「止めさせるには覚悟と勇気や知恵と機転が必要」「同じ過ちを繰り返さないように自らの正義を貫く強さを持ってほしい」と諭した。
  401. ^ 壁の穴は箱崎が住む前にあったものなのか、箱崎が開けたものなのかは不明。
  402. ^ 実際、それ以前の付き合いだった剣持に対して再会してからの半年間「やってらんねーよ」と言われるほど今以上に酷い仕打ちをし続けた挙句、彼を警察手帳を賭けるほど辞職の危機に晒し、明石の盗撮ビデオを元に玲香を平然と犯人扱いしていた。これらのことは一から「まともじゃねーよ」と評されている。
  403. ^ 陽子がわざわざ夜中に外出したのも「1時間以内なら柴田を殺して部屋を荒らせるが、愛美を倉庫に連れて監禁をした場合、1時間以内では無理であり、愛美は始めから柴田に誘拐・監禁されていた」という状況を作る為だった。仮に共犯者が存在しない事がバレたとしても、陽子は愛美を庇って自分が真犯人だと名乗る覚悟でいた。なお、身代金は明智達によって身代金を回収した清掃員を割り出して保管している。
  404. ^ 証拠を残さずに犯罪を行う為、一や明智は「犯罪のプロ」と称した。小林は2人組が書店を放火して洋平に罪を着せたと思ったが、一や明智は「証拠を残さずに犯罪を行うプロが洋平の生徒手帳といった目立つ物を放置するという単純な真似はしない」と論した。

アニメにおける注釈[編集]

  1. ^ 演じた辻親八が刈谷竹蔵(かりや たけぞう、演 - 南州太郎)と二役であるため使用した変名。
  2. ^ 演じた成田剣が大和猛と二役であるため使用した変名。
  3. ^ 演じた平田広明がいつきと二役であるため使用した変名。
  4. ^ 演じた森川智之が明智と二役であるため使用した変名。
  5. ^ 演じた青野武が田代富士夫(たしろ ふじお、演 - 宍戸錠)と二役であるため使用した変名。
  6. ^ アニメ版『錬金術殺人事件』ファイル1~3は九十九絹子名義で出演。
  7. ^ 演じた佐々木敏が水城龍之臣と二役であるため使用した変名。
  8. ^ 本性を現すまではOYAKATA名義の出演。
  9. ^ 演じた小杉十郎太が剣持と二役であるため使用した変名
  10. ^ 演じた松尾銀三が玄武徳一(げんぶ とくいち)と二役であるため使用した変名。