金鎮鉉

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金 鎭鉉 Football pictogram.svg
Kim Jin-Hyeon.jpg
名前
カタカナ キム・ジンヒョン
ラテン文字 KIM Jin-hyeon
ハングル 김진현
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
生年月日 (1987-07-06) 1987年7月6日(33歳)
出身地 京畿道水原市
身長 192cm
体重 82kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 セレッソ大阪
ポジション GK
背番号 21
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009- 日本の旗 セレッソ大阪 398 (0)
代表歴2
2011- 大韓民国の旗 韓国 16 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2020年12月20日現在。
2. 2018年11月1日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説■サッカー選手pj

金 鎭鉉(キム・ジニョン、ハングル:김진현ラテン翻字: KIM Jin-hyeon, 1987年7月6日 - )は、大韓民国出身のサッカー選手Jリーグセレッソ大阪所属。韓国代表。ポジションはゴールキーパー(GK)

来歴[編集]

クラブ[編集]

幼少時よりスポーツ好きで、さまざまなスポーツを経験していたが、小学5年次に「背が高く目立っていた」という理由で指導者に誘われて本格的にサッカーを始めた[1]。任されたポジションはGKであり、現在に至るまで一貫してこのポジションでプレーし[1] 、ドリブルの練習やボールを蹴る練習も続け「足元の技術やフィードに優れている印象」[1] との評価を受けるようになった。

マンス中学校、東国大学校師大高等学校を経て2006年に東国大学校に入学してサッカー部に入部した。在学中にU-20韓国代表に選出されてAFC U-19選手権2006および2007 FIFA U-20ワールドカップに出場した他、北京オリンピックの韓国代表候補にも選出されたが、大会前に怪我をした影響もあり、五輪代表には選出されなかった[1]

練習生としての期間を経て、2008年12月29日、セレッソ大阪への入団が発表された[2]。入団のきっかけは代理人の紹介によるものであった[1]。加入初年度より正GKとして試合に出るようになり、負傷離脱[3] 時を除き試合出場を続ける。2009年3月8日のJ2開幕戦となったサガン鳥栖戦で初出場[4]

2014年、セレッソのJ2降格が決まった時は「状況が悪いからといって逃げるのは男としてするべきないと思った」「サッカーは私の人生で最も幸せなことだが、この程度のこと(降格)で逃げたくはなかった」と話しチームに残留[5]。2016年オフにも鹿島アントラーズFCソウルからオファーが届くも残留した[6]

2017年はルヴァンカップの優勝やJリーグ3位でACLの出場権獲得、天皇杯決勝では延長後半に横浜FMのウーゴ・ヴィエイラの決定的ヘディングシュートを防ぎ、天皇杯の43年ぶり優勝に貢献した。

2019年リーグ戦では全試合に出場し、セーブ率79%、ペナルティエリア外からのセーブ率94.9%はどちらもリーグ1位で[7]、102セービング、クリーンシート15回を記録するなどリーグ最小失点に大きく寄与した(34試合/25失点)[8]。またこの年でセレッソ大阪でのリーグ戦出場数をJ1、J2通算364試合とし、森島寛晃の361試合を抜いてクラブ史上最多になった。

代表[編集]

韓国代表には2011年から招集されており、AFCアジアカップ2011で出場機会がなかったものの、チームは3位に入ったため、兵役が免除されている。2012年5月30日、スイスにて行われたスペイン代表との国際親善試合で、先発フル出場でA代表デビュー。AFCアジアカップ2015では、韓国代表の正GKとして活躍し、韓国の準優勝に貢献、自身も大会最優秀GKにノミネートされた。2018年、ロシアワールドカップの韓国代表のメンバーに招集された。

AFCアジアカップ2019を最後に代表を引退する事を示唆していると報道された[9]が、「代表を引退するとはまだ一度も話していないんです。後輩たちに譲っていきたいという気持ちがあるのは確かです。ただ、引退するまでは、代表でプレーするという気持ちは持たないといけない。代表に招集され続ける実力を持つためにベストを尽くさなければならない」などと答えている[10]

2021年3月、2年ぶりに韓国代表に選出された[11]

エピソード[編集]

  • 訪日歴が長いこともあり、日本語に堪能であり、インタビュー等でも通訳なしで難なくこなすことが出来る。
  • オフサイドが適用されないゴールキックの利点を生かし、柿谷曜一朗のゴールを2回アシストした。これらはJリーグのアシスト距離ランキングで1位(93.08m 2016年),2位(89.69m 2013年)にランクインしている[12]
  • 2017年に結婚,入籍を発表。2018年、200試合出場試合では奥さんから祝福の花束を受け取った[13]
  • 2011年4月19日から2021年4月19日までの10年間で最もリーグ出場試合が多いJリーガーである(344試合)。また、同記録は主要35カ国を対象にした国内リーグ出場試合数ランクで、世界3位である[14]。(1位セバスティアン・ビエラ2位カスパー・シュマイケル)
  • 2018年からリーグ戦全試合フル出場を続けている[15]
  • Jリーグの外国籍選手の単一クラブ最長在籍記録を更新し続けている[16]

所属クラブ[編集]

ユース経歴
  • 1998年 - 1999年 グウン小学校
  • 2000年 - 2002年 マンス中学校
  • 2003年 - 2005年 東国大師大付属高校
  • 2006年 - 2008年 東国大学校
プロ経歴

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2009 C大阪 21 J2 50 0 - 1 0 51 0
2010 J1 19 0 5 0 1 0 25 0
2011 34 0 1 0 3 0 38 0
2012 34 0 5 0 0 0 39 0
2013 34 0 8 0 2 0 44 0
2014 31 0 0 0 4 0 35 0
2015 J2 24 0 - 0 0 24 0
2016 39 0 - 1 0 40 0
2017 J1 31 0 4 0 2 0 37 0
2018 34 0 0 0 1 0 35 0
2019 34 0 0 0 0 0 34 0
2020 34 0 3 0 - 37 0
2021
通算 日本 J1 285 0 26 0 13 0 324 0
日本 J2 113 0 - 2 0 115 0
総通算 398 0 26 0 15 0 439 0

その他の公式戦

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2011 C大阪 21 9 0
2014 8 0
2018 4 0
通算 AFC 21 0

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

  • 国際Aマッチ 16試合 0得点 (2011年 -)


韓国代表国際Aマッチ
出場得点
2011 0 0
2012 1 0
2013 0 0
2014 3 0
2015 6 0
2016 2 0
2017 2 0
2018 2 0
通算 16 0

タイトル[編集]

セレッソ大阪

個人タイトル[編集]

韓国代表

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 小田尚史 (インタヴュアー)「INTERVIEW GK21 キム・ジンヒョン ボクがココにいる理由」『エル・ゴラッソ関西版』No. 848、スクワッド、2010年6月、 p. 6。なお同記事中にて金本人は、当時の身長は157cmあったと述べている。
  2. ^ キム ジンヒョン選手 新加入のお知らせ セレッソ大阪公式サイト 2008.12.29付ニュースリリース
  3. ^ C大阪GKが全治2ヵ月の負傷
  4. ^ “キム ジンヒョン”. data.j-league. https://data.j-league.or.jp/SFMS02/?match_card_id=11930 2020年5月23日閲覧。 
  5. ^ <Jリーグ>金鎮鉉「ブッフォンのように1年で再昇格する」 中央日報 2015年5月8日
  6. ^ GK金鎮鉉がC大阪に残留した理由…森島、西沢氏の道へ スポニチ 2017年1月19日
  7. ^ 「やはりうまい」。蹴り出さずつなぐ、セレッソ大阪GKキム・ジンヒョン。大幅なスタイル変更の背景”. GOAL. 2021年5月14日閲覧。
  8. ^ “J ポジション別ベストプレーヤー5選 GK”. www.footballchannel.jp. https://www.footballchannel.jp/2019/12/23/post354682/5/ 2020年5月23日閲覧。 
  9. ^ (단독) 김진현도 국대 은퇴 고민 “후배들에게 길 열어주겠다” スポーツ京郷 2019年2月24日
  10. ^ 韓国代表GK、“Jリーグ進出”の先駆者が貫く覚悟 「助っ人としての使命を担っている」”. 2021年4月17日閲覧。
  11. ^ キム ジンヒョン選手 韓国代表メンバー選出のお知らせ”. 2021年4月17日閲覧。
  12. ^ アシストの距離ランキング(2008年~2019年)編:TOP10 PLAYS”. Jリーグ公式チャンネル. 2021年4月17日閲覧。
  13. ^ J1通算200試合出場を祝福する花束を奥さんと子供から受け取りサポーターの歓声に応える!”. 2021年4月17日閲覧。
  14. ^ “メッシ超え”で世界3、4位に入ったJリーガーは? 主要35か国の「過去10年の国内リーグ出場試合数ランク」が発表!”. サッカーダイジェスト. 2021年4月27日閲覧。
  15. ^ チームを救う桜の絶対的守護神”. 2021年4月17日閲覧。
  16. ^ 韓国代表GK、“Jリーグ進出”の先駆者が貫く覚悟 「助っ人としての使命を担っている」”. 2021年4月17日閲覧。
  17. ^ 2019Jリーグ 優秀選手賞 受賞選手”. jleague.jp. 2021年5月2日閲覧。
  18. ^ 2020Jリーグ 優秀選手賞 受賞選手”. jleague.jp. 2021年5月2日閲覧。

関連項目[編集]