鈴丹

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株式会社鈴丹
SUZUTAN CO., LTD.
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
466-0854
愛知県名古屋市昭和区広路通2-5
設立 1953年昭和28年)8月5日
(株式会社鈴丹洋装店)
業種 小売業
事業内容 カジュアル衣料・ファッション雑貨の販売。
代表者 代表取締役社長 吉田馨
資本金 14億1420万円
(以下、2012年2月期)
発行済株式総数 1121万5678株
売上高 連結144億84百万円
営業利益 連結4億18百万円
純利益 連結-2億38百万円
純資産 連結3億32百万円
総資産 連結61億59百万円
従業員数 143名
他1,010名、契約社員・パートタイマー等社員換算
決算期 2月20日
主要株主 ユニー(株) 60.6%
主要子会社 鈴丹ビックス(株) 100%
外部リンク 閉鎖
特記事項:2012年平成24年)2月21日、存続会社を株式会社パレモとする吸収合併により消滅
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株式会社鈴丹(すずたん、: SUZUTAN CO., LTD.) は、かつて存在していた日本のヤングレディースカジュアル衣料・ファッション雑貨の小売りチェーンである。

概要[編集]

名古屋地区発祥のヤングレディース店としては老舗であり、ヤングに焦点を絞った商品構成と店舗戦略で、同じ名古屋が本拠のリオチェーンをライバルとした。バブル期に全国展開し、三愛鈴屋ともどもレディースアパレルチェーン御三家のひとつであった。当時の女子中高生が大人になる過程で、「一度は通る鈴丹」とまで言われ、1986年には鈴屋を抜き業界1位となり、1992年には年間売上高1,000億円を越えるなどの隆盛を極めた。

社名の由来は、創業者の姓名から一字取った“”と、丹精を込めるとの意をこめた“”の組み合わせとなっている。

その後、ユニー連結子会社となったが、2012年2月、同グループのパレモ吸収合併され企業名としては消滅した。なお、主力ブランドの「SUZUTAN」をはじめ、店舗ブランドは合併後も引き続き展開されることになっている。

鈴丹洋装店の創業した6月に日本ガイシホールでSUZUTAN創業祭(大バーゲンセール)が行われていたが、合併後はパレモが創業祭として開催を継承する。しかし、2012年6月を最後に取り止めとなった。

沿革[編集]

  • 1949年昭和24年)
  • 1953年(昭和28年)8月 - 「株式会社鈴丹洋装店」を設立
  • 1975年(昭和50年)9月 - 中日ビル内で中日店を開設、婦人服店のチェーン展開を開始
  • 1975年(昭和50年)9月 - 商号を「株式会社鈴丹」に変更
  • 1977年(昭和52年)3月 - 株式額面変更のため株式会社丸永質店と合併
  • 1982年(昭和57年)4月 - 名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1986年(昭和61年)12月 - 子会社の鈴丹ビックス株式会社を設立
  • 1989年平成元年)5月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1990年(平成2年)2月 - 東京証券取引所市場第二部及び名古屋証券取引所市場第二部を市場第一部銘柄に指定
  • 1992年(平成4年)
    • 1月 - 香港駐在員事務所を海外現地法人「鈴丹時装有限公司」(元連結子会社)として営業開始
    • 7月 - 子会社のシー・ヴィ・ポポロ株式会社を設立
  • 2000年(平成12年)9月 - メンズ部門強化のために株式会社エフのロードス部門の一部営業を譲受
  • 2001年(平成13年)5月 - 本店所在地を名古屋市中区から昭和区広路通に移転
  • 2004年(平成16年)2月 - 第三者割当増資によりユニーの連結子会社となる
  • 2010年(平成22年)3月 - 東京オフィスを閉鎖
  • 2010年(平成22年)5月 - 海外子会社の鈴丹時装有限公司を解散
  • 2011年(平成23年)6月 - 2012年2月21日付けで株式会社パレモとの合併を決議し発表[1]
  • 2012年(平成24年)

店舗[編集]

下記は、吸収合併時点のデータのままを記載する。

レディース関係のみを扱い全国に220店舗を出店(併設は1店として計上、2012年2月20日時点)。

LADIES[編集]

併設は1店として計上、2011年2月20日時点

  • SUZUTAN(スズタン)- 76店舗(gootsinを含む)
  • S.I2.C(エスアイツーシー)- 40店舗
  • Peak(ピーク)- 39店舗
  • NOWHERE(ナウヒア)- 20店舗
  • LUCCICA(ルシカ)- 13店舗
  • Deux VISAGES (ドゥ・ヴィサージュ)- 8店舗
  • CANDY RING(キャンディリング)- 7店舗
  • AZUL by mussy(アズールバイマウジー)- 7店舗(株式会社バロックジャパンリミテッドのFC事業)
  • FAZBEE(ファズビー)- 6店舗
  • Forest Heart(ホレストハート)- 4店舗

LargeサイズLADIES[編集]

これら2系列の一部は他の系列店舗に併設される。

  • su*pu*re(スプル)- 単独店14店舗
  • COVELY(カブリ)- 単独店7店舗

かつて存在した店舗ブランド[編集]

かつてあったメンズ事業は2010年6月末までに撤退している。

LADIES[編集]

  • 2(ヒトヒト)
  • The tep(ザ・テップ)
  • ローティン・テップ
  • ベルミエ

MEN'S[編集]

  • PO△OΣ(ロードス)
  • RADICALSPOT(ラジカルスポット)
  • RSEEK(アールシーク)
  • ダッシュオン

事件[編集]

1997年、当時の会社会長(創業者)が、同社の子会社の破綻に伴う損失等の発生(重要事実)を知り、公表前に同社株券を売り抜いたことによるインサイダー事件が発生している。翌年、同社の元役員らに名古屋簡裁および名古屋地裁より略式命令による罰金や執行猶予のついた有罪判決を受けた[2]

それらを発端とし、その後の売上げの減少や、バブル期大量出店の不動産投資で抱えていた含み損の処理のため、債権放棄を金融機関に申し入れるなどを経て、2004年2月に地元財界から説得を受けたユニーにより、同社を引受先として15億円の第三者割当増資を受け、ユニーの子会社となる遠因となった[3]

脚注[編集]

  1. ^ パレモ、鈴丹/合併、存続会社はパレモ - 流通ニュース:2011年6月28日閲覧
  2. ^ インサイダー取引で有罪・違法とは思わず株式売却 - 日経ビジネス閲覧
  3. ^ 『鈴丹を引き取ったユニーの本当の理由』 - 中部財界社2004年1月閲覧