鈴木健吾
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![]() マラソングランドチャンピオンシップ (2019年9月15日撮影) | ||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||
フルネーム | 鈴木 健吾 | |||||||||||
ラテン文字 | Kengo SUZUKI | |||||||||||
国籍 |
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競技 | 陸上競技 | |||||||||||
種目 | 長距離種目 | |||||||||||
所属 | 富士通 | |||||||||||
大学 | 神奈川大学経済学部現代ビジネス学科 | |||||||||||
生年月日 | 1995年6月11日(25歳) | |||||||||||
生誕地 |
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身長 | 163cm | |||||||||||
体重 | 46kg | |||||||||||
自己ベスト | ||||||||||||
5000m | 13分57秒88(2016年) | |||||||||||
10000m | 27分49秒16(2020年) | |||||||||||
ハーフマラソン | 1時間01分36秒(2017年) | |||||||||||
マラソン |
2時間04分56秒(2021年)![]() | |||||||||||
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鈴木 健吾(すずき けんご、1995年6月11日 - )は愛媛県宇和島市出身の陸上競技選手。専門は長距離種目。宇和島東高校、神奈川大学経済学部・現代ビジネス学科卒業。富士通所属。マラソン日本記録保持者。マラソンで非アフリカ出身選手として初めて2時間5分の壁を破った選手。
経歴[編集]
- 小学校6年生の時に父親の勧めで陸上を始めた。父親は愛媛県立宇和島東高等学校出身で、全国高校駅伝にも出場経験があり、3区で区間19位の実績がある。
- 高校時代にはインターハイに出場することや、四国駅伝では区間賞を取るなどと、結果を残した。
- 高校卒業後は神奈川大学に進学し、1年生から箱根駅伝のメンバー入りを果たした。1年生のときは6区区間19位。
- 2年生では全日本大学駅伝では1区区間8位だったものの、箱根では2区区間14位と結果を残せなかった。
- 3年生になるとチームの駅伝主将に任命。すると5月に行われた関東インカレの10000mでは、駒澤・中谷圭佑、青学・一色恭志といった強豪校のエースに継ぐ3位という結果になりこれを機に急成長する。2016年7月に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジでは、10000mを28分30秒16と神大新記録となったが、11月に山藤篤司に更新され、山藤と共にWエースと言われるまでに成長した。全日本大学駅伝予選会と箱根駅伝予選会では、共に日本人トップでゴールし、箱根駅伝予選会では、58分台をマークした。2017年1月2日-3日に行われた第93回東京箱根間往復大学駅伝競走では2年連続2区を任されたが走りは違った。5位で襷をもらうと、すぐにトップグループに加わり、権太坂を過ぎて残りで仕掛けて、前回の区間上位の一色恭志や工藤有生らを一気に引き離し、戸塚中継所では神大史上初のトップで越川堅太に襷を渡し、1時間07分17秒と当時歴代8位の好記録となり、自身初の区間賞を取った。特に権太坂から戸塚中継所までを22分台で走っており、これは2区の区間記録保持者のメクボ・ジョブ・モグスや前区間記録保持者の三代直樹しか記録しておらず、後半区間をいかに快走したかを物語っている。同年3月5日に行われた日本学生ハーフマラソンでは、序盤から圧巻な走りを魅せ、2位と30秒で優勝し、1時間01分36秒と、日本人学生歴代8位という好タイムでゴールした。
- 4年生の2017年11月5日に行われた第49回全日本大学駅伝にて、最長区間である8区を担当、神奈川大学は20年ぶり3度目の優勝を果たすゴールテープを切った。2018年2月25日に行われた東京マラソンに招待選手として出場、総合19位(日本人13位、日本人学生1位)、2時間10分21秒でフィニッシュした。
- 大学卒業後も競技は継続し、富士通に入社。
- 第76回びわ湖毎日マラソンにおいて、2時間4分56秒の日本新記録で優勝した[1]。
自己記録・成績[編集]
自己ベスト記録[編集]
- 5000m - 13分57秒88(2016年4月2日、世田谷記録会)
- 10000m - 27分49秒16(2020年9月19日、全日本実業団対抗陸上競技選手権大会)
- ハーフマラソン - 1時間01分36秒(2017年3月5日、日本学生ハーフマラソン選手権)
- マラソン - 2時間4分56秒(2021年2月28日、びわ湖毎日マラソン)
大学駅伝成績[編集]
学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
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1年生 (2014年度) |
第26回 神奈川大学 不参加 |
第46回 3区-区間9位 28分16秒 |
第91回 6区-区間19位 1時間02分42秒 |
2年生 (2015年度) |
第27回 神奈川大学 不参加 |
第47回 1区-区間8位 43分28秒 |
第92回 2区-区間14位 1時間10分20秒 |
3年生 (2016年度) |
第28回 神奈川大学 不参加 |
第48回 神奈川大学 不参加 |
第93回 2区-区間賞 1時間07分17秒 |
4年生 (2017年度) |
第29回 不出場 |
第49回 8区-区間2位 57分24秒 |
第94回 2区-区間4位 1時間07分26秒 |
鈴木健吾のマラソン日本記録[編集]
- 2時間04分56秒 : 2021年2月28日 第76回びわ湖毎日マラソン
5km | 10km | 15km | 20km | ハーフ | 25km | 30km | 35km | 40km | ゴール | |
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タイム | 14:53 | 29:46 | 44.32 | 59:21 | 1:02:36 | 1:14:09 | 1:28:59 | 1:44:01 | 1:58:40 | 2:04:56 |
スプリット | 14:53 | 14:53 | 14:46 | 14:49 | 14:48 | 14:50 | 15:02 | 14:39 | 06:16 | |
kmあたり | 2:59 | 2:59 | 2:57 | 2:58 | 2:58 | 2:58 | 3:00 | 2:56 | ||
通過順位 | 23 | 19 | 16 | 15 | 14 | 11 | 3 | 2 | 1 | 1 |
1位(または2位)とのタイム差 | +0:02 | +0:02 | +0:01 | +0:01 | +0:01 | +0:02 | +0:00 | +0:00 | -0:57 | -1:30 |
前日本記録とのタイム差 | +0:20 | +0:34 | +0:31 | +0:39 | +0:36 | +0:37 | +0:19 | +0:25 | -0:11 | -0:33 |
脚注[編集]
- ^ “鈴木健吾 驚異の日本新で初V 2時間4分56秒 大迫の記録を33秒更新!“最後”のびわ湖毎日マラソン”. Sponichi Annex (株式会社スポーツニッポン新聞社). (2021年2月28日) 2021年2月28日閲覧。
外部リンク[編集]
- 鈴木健吾 (@Kengo_Suzuki_) - Twitter
- 鈴木健吾 (Kengo_Suzuki_) - Instagram
- ジンダイエキデンサイト
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