錦ケ丘 (仙台市)

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日本 > 宮城県 > 仙台市 > 青葉区 (仙台市) > 錦ケ丘 (仙台市)
ハートヒルズ錦ケ丘
(錦ケ丘ニュータウン)
Hillside Outlets Sendai 2008-07.jpg
1丁目にある「錦ケ丘センタープラザ」(2008年7月)。撮影した頃は「仙台ヒルサイドアウトレット」が入居していたが、現在は「錦ケ丘ヒルサイドモール」が入居。
所在地 宮城県仙台市青葉区
位置 北緯38度15分26.3秒
東経140度45分50.4秒
座標: 北緯38度15分26.3秒 東経140度45分50.4秒
錦ケ丘センタープラザ
錦ケ丘ヒルサイドモール
範囲地域 錦ケ丘
(旧宮城町上愛子下愛子の各々一部)
開発規模 2,108,203 m2
整備主体 山万 → 山万アーバンフロント → アーバンフロント → 錦ケ丘住宅販売 → 錦エステート
計画人口 約1万4000人
現在の人口 7,865人(2017年10月1日)
現在の世帯数 2,529世帯(2017年10月1日)
最寄駅 仙山線愛子駅
地図 - Google マップ
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7丁目にある錦ケ丘コミュニティセンター(2015年7月)。奥には錦ケ丘センタープラザや錦ケ丘セントラルハイツが見える。
9丁目にある仙台市天文台(2008年7月)

錦ケ丘(にしきがおか)は、宮城県仙台市青葉区に所在する地名(地図 - Google マップ)。1丁目から9丁目まで存在する。

JR仙山線愛子駅の南、蕃山丘陵の北側斜面に造成されたニュータウンであり、現在はハートヒルズ錦ケ丘として、錦エステートが分譲を行っている。旧宮城町域の人口の1割以上を占める8千人弱の住民が住む(2017年10月1日時点)[1][2]

歴史[編集]

1950年代よりはじまり、70年代に本格的に行われるようになった仙台市およびその周辺自治体(旧泉市や旧宮城町)の宅地造成事業は、当初仙台市の北部および南部を中心に行われていたが、次第に西側にも向けられるようになる。65年に折立団地が宮城県住宅供給公社によって造成されたのをきっかけに、70年には中山吉成が双葉綜合開発、みやぎ台が丸善石油不動産、75年には西花苑がフジタ工業および伊藤忠商事、76年には貝ケ森が住友不動産に、78年には茂庭台団地が仙台市によって造成され、その後も82年には栗生が、84年には国見ケ丘が造成された。そして翌85年、山万[注 1]によって宮城町上愛子南東部から下愛子南西部かけての蕃山丘陵上に錦ケ丘が造成された。

1989年平成元年)の分譲開始から人口が1,000人を突破するまで10年かかった。しかし、2000年(平成12年)に仙台市都心部秋保温泉の最短ルートとなる宮城県道132号秋保温泉愛子線の新道が開通し、錦ケ丘内を通過する自動車が6倍以上に激増、2001年(平成13年)には錦ケ丘住宅販売(現・錦エステート)が設立され、2002年(平成14年)には県外からも広く集客した「仙台ヒルサイドアウトレット」が開業。すると100人/年前後だった人口増加数が一気に上昇し始めた。2004年(平成16年)にはステージショー等も行われるハウスメーカー十数社のモデルハウス内覧・即売会である「錦ケ丘住宅祭イエ・コレ」(河北新報社ミヤギテレビ共催)を初開催した[3][4]。「イエ・コレ」は春と秋の年2回を基本とし[3]、新聞・テレビで広告された。2006年(平成18年)には1,000世帯を超え、前年比で627人/年も増加して住民も3,000人を超えた。その後、広域集客力がある仙台市天文台が移転してきたが、市内にアウトレットモールが2件開業したため「仙台ヒルサイドアウトレット」は「ヒルサイドショップス&アウトレット」となり、愛子バイパス沿いにロードサイド店舗が多数立地するようになるとさらに地域密着傾向を強め「錦ケ丘ヒルサイドモール」となった。集客施設の変化はあれ、人口増加は続き、2016年(平成28年)時点で2,423世帯、7,555人が住む市内有数の巨大ニュータウンの1つになった。なお、かつて山万アーバンフロントは「総区画数4,238戸、計画人口約15,000人」[5]、錦ケ丘住宅販売は将来「4,500世帯」[6]等と広告していた。

公表されている計画の変遷
面積 計画 備考 典拠
戸数 人口
1989年 201.1 ha 3,640 戸 13,832 人 [7]
1991年 201.1 ha 3,640 戸 12,740 人 [8]
2000年 201.1 ha 2,876 戸 10,066 人 集合住宅(1,362戸)を除く [5]
2002年 201.1 ha 2,480 戸 08,680 人 集合住宅(1,758戸)を除く [5][6]
2007年 210.8 ha 2,773 戸 09,705 人 集合住宅(1,758戸)を除く [3]
2015年 210.8 ha 4,731 戸 14,000人 [9][10]

年表[編集]

世帯数・人口[編集]

錦ケ丘の世帯数・人口(住民基本台帳、各年10月1日現在)[2]
世帯数 人口
1丁目 2丁目 3丁目 4丁目 5丁目 6丁目 7丁目 8丁目 9丁目 合計 合計 前年比
1989年 世帯
1990年 2 31 33 世帯 108 人 +108
1991年 10 21 47 78 世帯 244 人 +136
1992年 19 45 53 7 124 世帯 383 人 +139
1993年 30 62 57 6 155 世帯 482 人 099
1994年 42 77 63 7 189 世帯 615 人 +133
1995年 49 89 69 9 216 世帯 684 人 069
1996年 20 63 90 71 12 256 世帯 790 人 +106
1997年 30 72 95 80 8 285 世帯 864 人 074
1998年 37 77 99 80 9 302 世帯 924 人 060
1999年 45 120 108 84 8 365 世帯 1,038 人 +114
2000年 41 138 117 85 12 393 世帯 1,105 人 067
2001年 60 156 127 87 13 11 454 世帯 1,248 人 +143
2002年 81 181 150 94 18 10 534 世帯 1,479 人 +231
2003年 75 203 205 111 38 9 641 世帯 1,794 人 +315
2004年 85 48 225 242 121 42 1 764 世帯 2,210 人 +416
2005年 86 128 271 246 123 73 1 928 世帯 2,709 人 +499
2006年 91 159 294 253 127 212 1 1,137 世帯 3,336 人 +627
2007年 95 165 303 260 128 306 34 1,291 世帯 3,830 人 +494
2008年 99 178 5 306 268 132 367 83 1,438 世帯 4,292 人 +462
2009年 111 181 48 314 268 144 397 111 1,574 世帯 4,759 人 +467
2010年 111 186 124 317 266 149 422 128 1,703 世帯 5,135 人 +376
2011年 123 191 215 324 279 153 438 154 1,877 世帯 5,642 人 +507
2012年 127 196 318 326 285 165 442 159 2,018 世帯 6,120 人 +478
2013年 133 199 395 8 339 290 169 449 159 2,141 世帯 6,571 人 +451
2014年 128 200 429 61 344 291 178 454 157 2,242 世帯 6,907 人 +336
2015年 128 195 434 123 362 311 190 460 149 2,352 世帯 7,320 人 +413
2016年 143 199 437 146 371 325 190 461 151 2,423 世帯 7,555 人 +235
2017年 168 198 438 200 394 335 188 454 154 2,529 世帯 7,865 人 +310
住民基本台帳人口(各年10月1日現在、単位:人)
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
住民基本台帳人口の前年比(各年10月1日現在、単位:人)
100
200
300
400
500
600
700

学区[編集]

7丁目にある仙台市立錦ケ丘小学校(2015年7月)

錦ケ丘はもともと仙台市立広瀬小学校[注 4]の学区であったが、仙台市が政令指定都市に移行して以降、新興住宅地を中心に仙台市西部地域の人口が増加。広瀬小学校の生徒数は激増した。これに対応すべく、2009年4月に仙台市立愛子小学校を分離・開校。これに伴って錦ケ丘の学区が変更された。しかし翌2010年、愛子小学校の生徒数急増によって文部科学省の学校分離新設の目安となる31学級を上回ったために、さらに愛子小学校を分離し、錦ケ丘に小学校を新設することを決定。2015年度開校時の児童数は961人[21]。中学校も同様に仙台市立広瀬中学校の生徒数激増に伴い、2019年度に錦ケ丘中学校が新設された[22]

主な施設[編集]

1丁目
2丁目
  • 錦ケ丘中央公園
4丁目
  • アディダススポーツパーク
5丁目
7丁目
9丁目

アクセス[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ のちに、山万アーバンフロント(山万 関連子会社)へ事業譲渡。
  2. ^ 県道秋保温泉愛子線沿い、当地への愛子側の入口にある「錦ケ丘」の石碑に「定礎 昭和六十年十月吉日」とある。
  3. ^ 旧道は、仙台市道青葉6023号・サイカチ沼線に格下げされた。
  4. ^ 仙台市編入前は、宮城町立広瀬小学校。

出典[編集]

  1. ^ 推計人口及び人口異動(仙台市)
  2. ^ a b c 町名別年齢(各歳)別住民基本台帳人口(仙台市)
  3. ^ a b c d 仙台圏 分譲地と住宅の案内 平成19年7月1日現在 / 月刊"住まいの情報"姉妹誌(フルタプランニング 発行)
  4. ^ a b c d e f g h i 沿革(錦エステート)
  5. ^ a b c d 仙台圏 分譲地と住宅の案内 平成12年7月1日現在 / 月刊"住まいの情報"姉妹誌(フルタプランニング 発行)
  6. ^ a b 仙台圏 分譲地と住宅の案内 平成14年7月1日現在 / 月刊"住まいの情報"姉妹誌(フルタプランニング 発行)
  7. ^ 分譲地と住宅の案内 平成元年7月1日現在 / 月刊"住まいの情報"姉妹誌(フルタプランニング 発行)
  8. ^ 仙台圏 分譲地と住宅の案内 平成3年7月1日現在 / 月刊"住まいの情報"姉妹誌(フルタプランニング 発行)
  9. ^ 錦ケ丘ってこんな街(錦エステート)
  10. ^ a b 宅地分譲 錦ケ丘1丁目 GRAND SQUARE(錦エステート)
  11. ^ 谷津A・B遺跡 芦見遺跡-錦ヶ丘ニュータウン関連遺跡発掘調査報告書仙台市教育委員会 1988年3月)
  12. ^ 平成27年度(第2回)宮城県道路メンテナンス会議 (PDF)国土交通省東北地方整備局 2015年8月28日)
  13. ^ 倒産統計総合版(2014年3月)信用交換所
  14. ^ a b 宮城の都市計画 (PDF) (宮城県土木部都市計画課 2011年2月)
  15. ^ 倒産・動向記事 エヌ・エス・アール株式会社帝国データバンク 2014年2月5日)
  16. ^ 仙台市建設局「秋保温泉愛子線供用開始に伴う交通量調査業務委託」
  17. ^ a b 会社概要(錦エステート)
  18. ^ 仙台市公告377号 (PDF) (仙台市)
  19. ^ a b 仙台の錦エステート、新興住宅地にメガソーラー日本経済新聞 2014年3月18日)
  20. ^ 錦ヶ丘にメガソーラー 14年3月稼働 仙台(河北新報 2013年10月23日)
  21. ^ a b 美しい伝統 築こう 仙台・錦ヶ丘小が開校式河北新報 2015年4月6日)
  22. ^ 広瀬中分離校、2019年開校 仙台市が錦ケ丘に用地取得へ(河北新報 2014年1月22日)
  23. ^ 湖沼・溜池等一覧(仙台市所管) (PDF) (仙台市)

関連項目[編集]