錦富士隆聖

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基礎情報
四股名 小笠原→錦富士
本名 小笠原 隆聖
生年月日 (1996-07-22) 1996年7月22日(24歳)
出身 青森県十和田市
身長 183cm
体重 141kg
BMI 42.1
所属部屋 伊勢ヶ濱部屋
成績
現在の番付 西十両13枚目
最高位 西十両13枚目
生涯戦歴 102勝72敗10休(25場所)
優勝 幕下優勝1回
序二段優勝1回
序ノ口優勝1回
データ
初土俵 2016年9月場所
趣味 サッカー観戦
備考
2020年11月22日現在
テンプレート  プロジェクト 相撲

錦富士 隆聖(にしきふじ りゅうせい、1996年7月22日 - )は、青森県十和田市出身で、伊勢ヶ濱部屋所属の現役大相撲力士。本名は小笠原 隆聖(おがさわら りゅうせい)。身長183cm、体重141kg、血液型はB型[1]。最高位は西十両13枚目(2020年9月場所、11月場所)。

来歴[編集]

相撲は十和田市立三本木小学校3年次に始め、6年次にわんぱく相撲全国大会でベスト8の実績を残した[2]十和田市立十和田中学校在学中も3年次に全国中学校相撲選手権大会で8強入りした[2]。高校は三本木農業高校農業機械科に進み、3年次に全国高校相撲宇佐大会で個人3位入賞するなどの実績を残している[2]。高校卒業後は近畿大学経営学部経営学科に進学した[2]。高校の同期に阿武咲(1年次中退)、大学の同期に欧勝竜翠富士(2年次中退)がいる。

近大相撲部では2年次にレギュラー入りをしていたが、「大学を卒業した後では形が決まってしまい、直せなくなる」という理由から、大学を中退して大相撲入りすることを決意し、伊勢ヶ濱親方(第63代横綱旭富士)の熱意もあって伊勢ヶ濱部屋に翠富士とともに入門することになった[3]。入門を仲介したのは、三本木農高相撲部監督と親交があり、当時伊勢ヶ濱部屋所属の現役力士だった安美錦である[4]。2016年11月場所にて序ノ口[3]、2017年1月場所にて序二段優勝決定戦にて翠富士と対戦しいずれも勝利し連続優勝を果たした[5]。同年11月場所で幕下に昇進後は幕下の番付に定着した。2018年1月場所は、1番目の相撲で左膝を痛めて2番目から途中休場となったが、靭帯は断裂していなかったとして4番目の相撲から再出場した[6]

2019年9月場所は自己最高位となる東幕下3枚目の番付で迎えたが、場所前の稽古で左肘の筋を断裂しており、5番目の相撲で負け越しが決定すると、6番目以降は休場となった[7]。9月20日に右肘の手術を受け[8]、翌11月場所は全休[9]。怪我からの復帰2場所目となった2020年3月場所で幕下優勝を果たし[8]新型コロナウイルスの感染拡大に伴う5月場所の中止を経て、再び自己最高位の東幕下3枚目に戻った7月場所で5勝2敗とし[10]、場所後に開催された番付編成会議で、9月場所での新十両昇進が決定した[11]。新十両昇進に際して「ケガして苦しい時に師匠や安治川親方楯山親方照ノ富士関や翠富士関、照強関とか、たくさんの人に声をかけてもらって頑張ってきた。そのことがよぎって目が熱くなった」と振り返った。伊勢ケ浜親方は「もっと前に出る相撲を。まだまだ取り切れていない。自分から攻める相撲が取れれば幕内もいけると思う」と期待[12]

エピソード[編集]

  • 自身と同じ青森県出身であり、伊勢ヶ濱部屋の兄弟子でもある安美錦(現・安治川)は、先述のように入門時から深い関係にある人物であり、安美錦に関するいくつかのエピソードがある。
    • 自身の四股名錦富士」の錦は、安美錦の四股名に由来する[5]
    • 安美錦の付け人を、2017年1月場所から[5]、安美錦が現役を引退する2019年7月場所まで務めた[13]
    • 自身が幕下優勝をした2020年3月場所では、取組の無い日は自身が、取組のある日は安治川が、差し入れのカレーライスを食べるというゲン担ぎをしていた[7]。幕下優勝を果たした後には、同年10月4日に予定されていた安治川の引退相撲までには関取になるという目標を掲げた[8]。安治川の引退相撲は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年5月30日に延期となったが[14]、当初予定されていた日程より前の9月場所で新十両に昇進することになり[11]、目標を達成した形となった。
    • 2020年6月に日本相撲協会の公式YouTubeチャンネルに公開されたトレーニング動画に、安治川が紹介するストレッチの実演担当者として出演した[15][16]
  • 2020年3月場所では、前年5月場所限りで引退した兄弟子・駿馬の名前が書かれたサガリを使用した[8]。なお、駿馬のサガリは、直前の1月場所では翠富士が、さらに前は照ノ富士も使用していた[17]

主な成績[編集]

2020年11月場所終了現在

  • 通算成績:102勝72敗10休(25場所)
  • 十両成績:10勝20敗(2場所)

各段優勝[編集]

  • 幕下優勝:1回(2020年3月場所)
  • 序二段優勝:1回(2017年1月場所)
  • 序ノ口優勝:1回(2016年11月場所)

場所別成績[編集]

錦富士 隆聖
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2016年
(平成28年)
x x x x (前相撲) 東序ノ口21枚目
優勝
7–0
2017年
(平成29年)
東序二段10枚目
優勝
7–0
東三段目19枚目
3–4 
西三段目38枚目
5–2 
東三段目13枚目
4–3 
西三段目2枚目
4–3 
西幕下52枚目
6–1 
2018年
(平成30年)
西幕下23枚目
1–5–1 
西幕下47枚目
5–2 
西幕下30枚目
4–3 
東幕下23枚目
2–5 
西幕下37枚目
5–2 
西幕下24枚目
5–2 
2019年
(平成31年
/令和元年)
西幕下13枚目
3–4 
西幕下17枚目
5–2 
東幕下11枚目
4–3 
西幕下8枚目
5–2 
東幕下3枚目
1–4–2 
西幕下18枚目
0–0–7 
2020年
(令和2年)
西幕下58枚目
4–3 
東幕下49枚目
優勝
7–0
新型コロナウイルス
拡大により中止
東幕下3枚目
5–2 
西十両13枚目
7–8 
西十両13枚目
3–12 
2021年
(令和3年)
x x x x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴[編集]

  • 小笠原 隆聖(おがさわら りゅうせい)2016年9月場所 - 2016年11月場所
  • 錦富士 隆聖(にしきふじ りゅうせい)2017年1月場所 -

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 伊勢ヶ濱部屋ホームページ
  2. ^ a b c d 「全新弟子名鑑」『相撲』2016年10月号、ベースボール・マガジン社、 106頁。
  3. ^ a b 「十両以下各段優勝者」『相撲』2016年12月号、ベースボール・マガジン社、 69頁。
  4. ^ 「9月場所花の新十両データバンク」『相撲』2020年9月号、ベースボール・マガジン社、 15頁。
  5. ^ a b c 「十両以下各段優勝者」『相撲』2017年2月号、ベースボール・マガジン社、 69頁。
  6. ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2018年2月号、ベースボール・マガジン社、 90頁。
  7. ^ a b 「十両以下各段優勝者」『相撲』2020年4月号、ベースボール・マガジン社、 68頁。
  8. ^ a b c d 錦富士「狙ってた」幕下V、助言の元安美錦に恩返し」『日刊スポーツ』、2020年3月20日。2020年8月3日閲覧。
  9. ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2020年4月号、ベースボール・マガジン社、 93頁。
  10. ^ 錦富士5勝で十両昇進確実、兄弟子照ノ富士に刺激 日刊スポーツ  2020/8/1 20:16(2020年8月3日閲覧) 
  11. ^ a b 新十両昇進の錦富士「次は勝ち越して上にいくこと」」『日刊スポーツ』、2020年8月5日。2020年8月5日閲覧。
  12. ^ 新十両昇進の錦富士「次は勝ち越して上にいくこと」 日刊スポーツ 2020年8月5日14時11分(2020年8月6日閲覧)
  13. ^ 安美錦元付け人の錦富士勝ち越し十両昇進で恩返しを」『日刊スポーツ』、2019年7月16日。2020年8月3日閲覧。
  14. ^ 元安美錦の安治川親方 引退相撲は来年5月に延期」『日刊スポーツ』、2020年7月15日。2020年8月3日閲覧。
  15. ^ 【自宅で簡単!相撲トレーニング】安治川・井筒・中村親方がオススメの運動を紹介! - YouTube
  16. ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2020年7月号、ベースボール・マガジン社、 84頁。
  17. ^ 翠富士が5勝目 照ノ富士のさがりで新十両昇進決めた」『デイリースポーツ』、2020年1月25日。2020年8月3日閲覧。