鎧駅
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鎧駅 | |
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![]() 駅舎(2019年6月) | |
よろい Yoroi | |
◄香住 (5.4 km) (1.8 km) 餘部► | |
所在地 | 兵庫県美方郡香美町香住区鎧字タルビ410-2[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | A 山陰本線 |
キロ程 | 185.4 km(京都起点) |
電報略号 | ヨロ |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
8人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1912年(明治45年)3月1日[1] |
備考 | 無人駅[1] |
鎧駅(よろいえき)は、兵庫県美方郡香美町香住区鎧字タルビにある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である[1]。
歴史[編集]
- 1912年(明治45年)3月1日 - 国有鉄道山陰本線の香住駅 - 浜坂駅間延伸により開業[1]。客貨取扱を開始。
- 1955年(昭和30年)3月25日 - 香住町(第2次)成立に伴い、所在地表示が兵庫県城崎郡香住町鎧字タルビになる。
- 1970年(昭和45年)12月15日 - 貨物取扱を廃止かつ無人化。
- 1980年(昭和55年) - 駅舎改築[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 香美町成立に伴い、所在地表示が現行のものになる。
- 2010年(平成22年)7月17日 - 余部橋梁工事のため、同日から8月11日まで列車が運休(バス代行)となり、営業を一時休止。
- 2012年(平成24年)3月17日 - ダイヤ改正により、一部普通列車が通過となる[2](該当列車は2013年3月16日より名義を「快速」に変更)。
- 2021年(令和3年)3月13日 ‐ ダイヤ改正により快速の設定が無くなり、普通列車が全停車となる[3]。
駅構造[編集]
浜坂方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)[1]。豊岡駅管理の無人駅。
かつては相対式ホーム2面2線を持ち、交換設備を有しており[1]、駅舎側の2番線に浜坂方面行き、地下道を渡った先の1番線に豊岡方面行きが発着していた。2008年のダイヤ改正と同時に1番線への列車停車設定がなくなり、浜坂方面・豊岡方面ともに駅舎側の2番線に発着するようになった[1]。1番線の場内・出発信号機自体は2009年頃までは稼動していたが、2010年3月現在では使用を停止している。2012年の秋頃に棒線化の工事が実施され、分岐器が撤去された後、1番線のレールも撤去された。1番線ホームから日本海を見下ろすことができるため、観光客への配慮から1番線ホームへの出入りは可能となっている。 駅前に自治体管理の水洗公衆トイレがある。
利用状況[編集]
1日平均の乗車人員は8人である(2016年度兵庫県統計書)。近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000 | 58 |
2001 | 55 |
2002 | 51 |
2003 | 52 |
2004 | 47 |
2005 | 43 |
2006 | 43 |
2007 | 35 |
2008 | 31 |
2009 | 29 |
2010 | 25 |
2011 | 21 |
2012 | 17 |
2013 | 14 |
2014 | 12 |
2015 | 9 |
2016 | 8 |
駅周辺[編集]
その他[編集]
- 宮本輝の小説『海岸列車』は当駅を舞台にしたシーンが主題となっている[1]。
- NHK連続テレビ小説のふたりっ子(1996年 - 1997年放送)のロケ地として使われている[1]。
- TBS系列ドラマ『砂の器』(2004年放送)の第2話において「丹後神山駅」という駅名でロケ地となった駅である。
- 過去には鎧漁港で水揚げされた海鮮物を貨物列車で運び出すために港と駅がインクライン(傾斜鉄道)で結ばれており、現在も遺構が残る[1]。
- 「青春18きっぷ」のポスターに使用された[4]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
外部リンク[編集]
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