長浜ロマンロボシリーズ

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長浜ロマンロボシリーズ(ながはまロマンロボシリーズ)は、1976年4月から1979年1月まで、3年間、テレビ朝日系で放映されたテレビアニメシリーズの総称。東映テレビ事業部が企画し、創映社(日本サンライズ)に委託するかたちで製作されたロボットアニメ3作品を指す。長浜忠夫が総監督として制作指揮したことからこう呼ばれている。各作品においてストーリー上の関連性はない。

東京12チャンネル(テレビ東京)にて長浜が総監督を務め、ほぼ同様の体制で製作された『未来ロボ ダルタニアス』を含み4部作として扱われる場合もある[1]

概要[編集]

主人公(とその仲間達)が合体ロボットや変形ロボットに乗り、地球を侵略する異星人と戦うという筋立てのスーパーロボット系アニメ。全ての作品において、敵の首領役を市川治が、ヒロイン役を上田みゆきが演じている。戦闘シーンで繰り出される必殺技や、殺陣師の指導を参考にしたアクション演出が見せ場である。

「ロマンロボ」と称される由縁は、総監督の長浜が導入した大河ドラマ的な演出にあった。長浜は従来のロボットアニメにみられる勧善懲悪パターンから脱し、異星人側の地球を侵略する理由を描いて主客(善悪)の相対化を行った。視聴対象である小学校低学年には難解な面もあったものの、敵味方のキャラクターが織りなす愛憎・血縁・宿命など深みのある人間ドラマは、すでにロボットアニメを卒業していた年長の世代を引きつけた。その結果アニメブームを牽引するヤングアダルト層のファンを開拓することになった。

またシリーズの特色として、侵略軍の司令官である美形の男性キャラクターの存在も挙げられる。長浜が富野由悠季に代わり後半から担当した『勇者ライディーン』のプリンス・シャーキンに始まり、大将軍ガルーダ(『超電磁ロボ コン・バトラーV』)、プリンス・ハイネル(『超電磁マシーン ボルテスV』)、リヒテル提督(『闘将ダイモス』)と続く系統のキャラクターはいずれも高貴な身分に生まれ、種族の誇りをかけて地球人と戦い、数奇な運命に翻弄されながら散っていく。その悲劇性と金山明博ら(ただし、『超電磁ロボ コン・バトラーV』のみ安彦良和が坦当)のキャラクターデザインにより、女性アニメファンの支持を集め、市川治の人気も高まった(『未来ロボダルタニアス』のクロッペンは中年ではあるが彼も市川が演じている)。

女性人気が話題になりやすい本シリーズであるが、商業的に見ると玩具も売れており、『マジンガーZ』に始まる日曜午後7時のロボットアニメよりも売れ、両者のスポンサーだったポピー(後のバンダイ)では本シリーズが主力となった。

バンプレスト(後のバンダイナムコゲームス)が販売している『スーパーロボット大戦シリーズ』では、主人公シリーズとして扱われている「ガンダムシリーズ」、「マジンガーシリーズ」、「ゲッターロボシリーズ[2]に次ぐ、登場回数が多いシリーズである。なお、原作のストーリー上の関連性はないが、一部のシリーズ作品では、コン・バトラーV、ボルテスV、ダイモス3作品専用合体攻撃が用意された[3]

シリーズ作品[編集]

参考文献[編集]

  • スタジオハードMX編 『スーパーロボット画報 巨大ロボットアニメ三十年の歩み』 1997年 竹書房
  • 『アニメーションDVDパーフェクトガイド2006-2007 愛と戦いのロボット 完全保存版』 2006年 ぴあ ISBN 4-8356-1010-5

脚注[編集]

  1. ^ 未来ロボ ダルタニアス - 東映アニメBBプレミアム
  2. ^ 「スーパーロボット大戦EX 熱血・幸運・必中ガイド」1994-05-10 アスペクト刊 インタビュー記事より。
  3. ^ コン・バトラーV、ボルテスVによる「超電磁スピンV字斬り」(『スーパーロボット大戦A』)、コン・バトラーV、ボルテスV、ダイモスによる「超電磁烈風正拳突き」(『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』)など

関連項目[編集]

NET→テレビ朝日 土曜18時台前半枠
前番組 番組名 次番組
JFGAゴルフマッチ
長浜ロマンロボシリーズ
コン・バトラーV - ダイモス
(1976年4月 - 1979年1月)
東京12チャンネル 水曜19時台後半枠(ここからアニメ枠
長浜ロマンロボシリーズ
未来ロボ ダルタニアス
(1979年3月 - 1980年3月)