関東学連選抜

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関東学連選抜(かんとうがくれんせんばつ)は、東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の出場チームの一つである。

毎年10月に行われる箱根駅伝予選会で出場権を得られなかった大学の中から、予選会の個人成績の優秀な選手を選抜(各校最大2人まで[1])して構成される。予選会に出場しなかった選手は選ばれない。

また、監督は通常、箱根駅伝予選会で落選した大学のうち最上位の大学の監督が務める。

第79回大会(2003年)から、チームとしての順位がつかない(個人成績は残る)オープン参加として出場した。第83回大会(2007年)からは正式参加になり、チーム順位がつくようになった。関東学連選抜が10位以内に入れば、通常10校のシード校(予選会免除校)が1つ減って9校となり、翌年の予選会からの出場枠が1校分増えることになった。

タスキの色は、白地に赤字で「KGRR」(関東学生陸上競技連盟のロゴマーク)。箱根駅伝でのナンバーカードに記載されるチーム番号は、前年の本大会で関東学連選抜が10位以内に入った場合は前年順位の数字、入れなかった場合は「20」となる。

成績・記録[編集]

大会 総合成績 往路成績 復路成績 備考
総合順位 総合記録 往路
順位
往路記録 復路
順位
復路記録
79回 OP
(16位相当)
11時間27分21秒 OP 5時間41分33秒 OP 5時間45分48秒
  • 復路一斉スタート
80回 (日本学連選抜が選抜チームとして出場したため、出場せず)
81回 OP
(18位相当)
11時間26分38秒 OP 5時間42分25秒 OP 5時間44分13秒
  • 復路一斉スタート
82回 OP
(19位相当)
11時間29分10秒 OP 5時間44分59秒 OP 5時間44分11秒
  • 復路一斉スタート
83回 20位 11時間41分53秒 20位 5時間53分45秒 20位 5時間48分08秒
  • 復路一斉スタート
  • 鶴見中継所繰り上げスタート
84回 4位 11時間12分25秒 4位 5時間36分25秒 4位 5時間36分00秒
  • 総合10位以内により次大会予選会枠1増
85回 9位 11時間18分20秒 13位 5時間40分33秒 3位 5時間37分47秒
  • 23チーム参加
  • 総合10位以内により次大会予選会枠1増
86回 16位 11時間29分37秒 11位 5時間41分37秒 19位 5時間48分00秒
87回 18位 11時間21分17秒 19位 5時間41分24秒 17位 5時間39分53秒
  • 復路一斉スタート
88回 17位 11時間21分36秒 10位 5時間35分08秒 20位 5時間46分28秒
  • 復路一斉スタート
  • 鶴見中継所繰り上げスタート
89回 13位 11時間31分50秒 10位 5時間47分52秒 17位 5時間43分58秒
90回 (選抜チームの編成なし)
91回以降 (選抜チーム編成予定)
  • OPはオープン参加を表す(79回-82回)。

廃止に関する議論[編集]

関東学連選抜は箱根駅伝に出場できない大学の選手にも出場機会を広げるために導入されたが、参加する大学がほぼ同じになっている現状があるため、関東学生陸上競技連盟では毎回ではなく、5年ごとの記念大会のみの編成とすべきとの声も挙がっていた[2]。一方で存続を希望する大学もあり、第89回大会(2013年)までの実施は決定していたが、第90回大会以降については廃止も提案されていた[3]。しかし、学連選抜の選手として走った川内優輝がマラソンで好成績を挙げ、インタビューなどでも学連選抜で箱根に出られたことを語っている[4][5]ため、今後の存続議論に影響を与えていた。そして様々な議論を重ねた結果、2012年6月6日に行われた関東学連代表委員総会において、学連選抜チームについては第89回は現行どおり実施(ただし、各校から1名とし、16校から選出)するが、第90回(2014年)は不採用とした。第91回(2015年)以降は、廃止・継続のいずれの可能性も残し検討を重ねた[6]結果、2013年6月10日に行われた委員総会で当初の5年ごとの記念大会の編成ではなく、第91回以降も継続して実施することが決定した[7]

脚注[編集]