闇狩人

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闇狩人
ジャンル 現代劇殺人暗殺者ピカレスク
漫画
作者 坂口いく
出版社 集英社
掲載誌 月刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
ジャンプ・コミックス セレクション
発表号 1987年12月号 - 1990年3月号
(連載は1988年2月号より)
巻数 6巻+外伝1巻
5巻(セレクション)
話数 全24話+外伝3話
漫画:我竜京介 PUBLIC FILE
作者 坂口いく
出版社 フロム出版
掲載誌 単行本書き下ろし
レーベル ベル・コミックス→ LE COMICS
発行日 1993年12月31日
発売日 1993年11月
巻数 全1巻
話数 2話
漫画:闇狩人異伝 Dの軌跡
作者 坂口いく
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプオリジナル
レーベル ジャンプコミックス
発表号 1994年1月号 - 1995年2月号
巻数 全1巻
話数 全3話
漫画:新 闇狩人
原作・原案など 坂口いく
作画 細川真義
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ビッグガンガン
レーベル ビッグガンガンコミックス
発表号 2016年4月号 - 2017年7月号
巻数 全3巻
話数 全14話
その他 物語は後継作である『闇狩人Δ』へ継続
漫画:闇狩人Δ
原作・原案など 坂口いく
作画 細川真義
出版社 ホーム社(発刊)
集英社(発売)
掲載サイト Z
レーベル 集英社ホームコミックス(紙書籍)
ジャンプ・コミックス デジタル(電子書籍
発表号 2017年9月8日 -
巻数 既刊3巻
舞台演劇:闇狩人

演劇作品。該当節を参照。

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闇狩人』(やみかりうど)は、坂口いくによる日本のストーリー漫画。および同作に端を発して発表されている一連のシリーズ作品の総称。

なお、本項目においては同作を主軸に置いて執筆された『我竜京介 PUBLIC FILE』(がりゅうきょうすけ パブリックファイル)『闇狩人異伝 -Dの軌跡-』(やみかりうど いでん ディーのきせき)『新 闇狩人』(しん やみかりうど)などの関連する作品についても記述する。

作品概説[編集]

『我竜京介 PUBLIC FILE』に関しては後節を参照。

作品発表時の現代社会を舞台として、法で裁くことのできない悪人たちを、その被害に遭った者たちの恨みの声を受けて人知れず暗殺する殺人代行者である「闇狩人」の活躍を描いたピカレスクロマン。必殺シリーズに似たコンセプトを持つ作品であるが、実際、作者の坂口が同シリーズに影響を受け、そのリスペクトの元に執筆したオマージュ作品という面がある。そのため作者自身が単行本1巻にて「坂口いくの必殺シリーズ」[1]と書いている。

闇狩人[編集]

※本稿では単行本に記載された話数で記述し(後述)、続編にあたる後継作品では本編を「第1シリーズ」と記述する。

月刊少年ジャンプ』(集英社)1987年12月号に読み切りとして『闇狩人(ダークハンター)』のタイトルで初掲載され、1988年2月号から1990年3月号の2年間連載された。連載化に伴いタイトルの読みが「ダークハンター」から「やみかりうど」に変更された[2]
バブル景気受験戦争積木くずし家庭崩壊の発端)の時代を背景に、表の顔は高校生、裏の顔は法で裁けぬ悪を殺す秘密の稼業・闇狩人である間 武士の活躍を中心に描いているが、のち連載が続くにつれて主人公以外の闇狩人も登場する半群像劇となっていった。
連載終了後、本編とは切り離された別の闇狩人の物語である『闇狩人 -蛍-』、間が闇の世界に戻る出来事を描いた『闇狩人 家族の肖像』、幕末を舞台に「人を斬れぬ剣客」間源之介を主人公とした『無名の剣』(むみょうのけん)が描かれている。なお『無名の剣』は後にホーム社(集英社の関連出版社)の漫画雑誌「コミック時代活劇」に連載された『新選組隊外記 無名の剣』のプロトタイプでもある。また、同作者の別作である『きりんBREAK A ROAD』(ぶんか社)とも世界観が共有されている(同作2話に本作のキャラクターである我竜京介が登場する)ことが明かされている[3]
闇狩人本編に関してはジャンプコミックス版として全6巻が刊行され、1998年にホーム社発行の「ジャンプコミックス・セレクション」から復刻(全5巻)。復刻に伴い加筆修正が行われた。以下ジャンプコミックス版を「JC版」、JCセレクション版を「復刻版」と称する。
2016年に舞台(戯曲演劇)化され上演された(舞台に関しては後述)。
また後述する『闇狩人Δ』の連載に先行する形で同作と同じくホーム社のウェブコミックサイト『Z』にて2017年8月25日より『闇狩人 SELECTION 最終改訂版』として本シリーズより著者自身が自薦する6話のストーリーの配信が行われ[4]、現在はACT.2の「スターダストメモリー」がRe ACT1として掲載されている。この配信については復刻版からさらに坂口自身による配信時現在の時代や表現に合わせた加筆修正が行われている。
本作の話数表記は後述する後継作品も含めてすべて「ACT(数字)」とナンバリングされており(作品によりACTと数字の間の句読点が異なる[5]が、本稿では各シリーズに準拠する)、基本的に1話完結形式だが複数話にまたがるエピソードもあり、連載版と単行本版では話数にズレが生じる関係上[6]、特記のない限り単行本の話数で記述する。

闇狩人異伝 Dの軌跡[編集]

『月刊少年ジャンプ』の増刊号である『ジャンプオリジナル』に1994年1月号、同年9月号、1995年2月号と3回にわたり単発のシリーズ読切作として掲載された作品。
幼いころの不慮の事故によりPTSDを患い心を閉ざしたことが原因で、人との関りを拒絶し自身の生への執着を失い、その果てに闇の世界に足を踏み入れてしまった高校生である飛高大悟を主人公としたシリーズ。
最終章において本編にも登場した我竜京介が「本職の闇狩人の代表」として登場している。これは本作の設定に『我竜京介 PUBLIC FILE』とのリンクがあるため[7]
単行本収録にあたっては作品の冒頭と最後に、物語のイメージとして宮沢賢治の詩が一部引用されている。冒頭に引用されたのが『無声慟哭』の冒頭と終盤の抜粋を結合させたものであり、最後に引用されたのが『青森挽歌』の終盤の抜粋。これらの抜粋はちくま文庫の『宮沢賢治全集』からとられている。

新 闇狩人 / 闇狩人Δ[編集]

『Dの軌跡』終了後、20年近くの空白期間を置いて発表されたシリーズ。現実世界と同様、初作のシリーズとなる『闇狩人』から20年以上の時が過ぎた、混迷する現代(2010年代)を舞台に、女子高生の闇狩人である士堂瑠璃の活躍と、その周囲の人々を描いた一連のシリーズ。『Dの軌跡』と同様に前シリーズ作から主人公交代が行われているものの、第1シリーズ主人公である間武士などに代表される『闇狩人』の登場人物や縁者が引き続き主要登場人物としてスピンインしており、初作シリーズからの実質上の続編となっている。
まず『新 闇狩人』として『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)において、2016年4月号から2017年7月号まで連載された。単行本は雑誌刊行元から出されたビッグガンガンコミックスより全3巻。「The lazuline rope 」(意:瑠璃のロープ)のサブタイトルがついている。この作品においては坂口いくは漫画原作者として関わっているため、前作より継承されるコンセプトの監修、新規のストーリープロットおよび絵コンテまでを受け持ち、それを元に細川真義が作画を担当する作品となっている。
単行本2巻での坂口描き下ろしのページによると、復刻版作業中の1998年に基本構想が浮かび[8]、復刻版第1巻のカバー折り返しに士堂瑠璃に似たカラス口を加えた女性のカットが描かれているなど人物の構想もできており、旧作(最終回)から20年後の2010年頃までに発表出来ればと考えていたが、坂口自ら流浪の漫画家と言うほど複数の出版社に断られた結果当初の予定から大幅にずれ込むこととなり、紆余曲折を経ての復活となった[9]
単行本においては初版発行の書籍帯において、第1巻では浅田弘幸[10]から、第2巻ではタカヒロ[11]から、それぞれ激励・推薦の言葉を貰っている。
前述の通り『新 闇狩人』としては2017年7月号で連載を終了したが、その直後にスクウェア・エニックス社から出された最終単行本となる3巻の初版書籍帯において、ホーム社のウェブコミックサイトである『Z』にて新規シリーズ作の連載が行われることが告知された[12]
その上で告知通りウェブコミックサイト『Z』において、2017年の9月8日更新分より新シリーズ作である『闇狩人Δ』(やみかりうど デルタ)が開始された。なお、主人公は前シリーズから引き続き士堂瑠璃が務めており、作画も同様に細川が継続して手掛けている。そのため『闇狩人Δ』は実質上『新 闇狩人』から地続きとなる続編となっている。さらに『闇狩人Δ』の単行本は2018年2月よりサイト運営元であるホーム社を発刊担当社として「集英社ホームコミックス」レーベルで出されているが、電子書籍版に関してはホーム社の親会社である集英社から「ジャンプ・コミックス デジタル」レーベルで出されており、書籍版と電子書籍版が異なるレーベルで(発売担当元はどちらも集英社)発刊されている。一方このことにより、ジャンプ・コミックス側から見た場合はデジタル(電子書籍)版限定とはいえ『闇狩人異伝 Dの軌跡』より23年ぶりに『闇狩人』シリーズ作品がジャンプ・コミックスのラインナップに復活することとなった。

闇狩人とは[編集]

法で裁けぬ人の恨みを、被害者・遺族に代わって裁く「殺人代行者」。報酬金額は決まっておらず、額で見る者もいれば、恨みの正当性や無念さを重視し、金額にはこだわらない者もいるなど様々[13]。組織だって動く者と単独で依頼を受ける者がいるが、本作で登場する闇狩人はほとんど後者。また、そのために「闇狩人」同士でも立場や主義によって行動を異にしていることも多いため、必ずしも一枚岩の存在ではなく、場合によっては対立や殺し合う立場になることもある。ただし「筋の通らない依頼」は受けないという不文律は存在し、個々の相互利益の調整を行っている闇狩人も存在する。そうした闇狩人は自然発生的に地域毎の管轄(縄張り)を持つようになり、他の闇狩人から「(担当地域の)元締め」と呼ばれることもあるが、実力より当人の人格や調整能力が認められて務めているパターンが多く、個々人の行動を強制できるほどの権限があるわけではない。また、裏の仕事はあくまでも副業であり、別に生業を持つ者も多い。

恨みの筋から別々に受けた依頼でターゲットがかち会うこともあり、闇狩人同士で競争となってターゲットを仕留められなかった方が頼み料を返却したり、強敵だった場合共闘する形で依頼を完遂したとするパターンもある。種々の理由で依頼の完遂が難しいと判断した場合、信用できる同業者に後事を託していく者もいる。闇の世界に入った理由は様々だが、中には善意から始めた者もおり、そう言った「良い意味での俗っぽさがない人間」は、その善良さゆえに依頼や報酬の存在しない状況で殺人を行うこともあり、周囲から気に掛けられるのと同じくらい危険視される[14]

民間人による武器の所持が公には認められない現代社会ゆえに、日常的な道具を武器に転用ないし偽装・改造して使用する者が多い。珍しいパターンだと空手やボクシングといった素手を前提とした格闘・戦闘技術を使用する者もいるが、基本的には我流で身体能力に関しては個人差が大きい[15]

殺す相手以外に顔を見られるといけないため、仲間と頼み人を守る目的で仕事の現場で闇狩人の顔を見た一般の目撃者は殺さないといけない掟となっている。

携帯電話が普及した現代(『新』以降)においては秘話性を高めるため主に公衆電話で連絡を取り合っている[16]

遥か昔から名を変え姿を変えて存在しているが、表向きは嘱託殺人の対象が社会的に悪人だった例から自然発生的に生まれた都市伝説扱いになっている。

極めて稀にだが、標的の殺人を伴わない(ただし重い障害が残る)エピソードも存在する。

主な登場人物[編集]

※「演」は舞台作品キャスト。

闇狩人の主要登場人物[編集]

本編の闇狩人[編集]

間 武士(はざま たけし)
演 - 高杉真宙[17]
12月31日生まれの山羊座、血液型はO型、身長165㎝、体重55㎏、趣味はマンガと水辺のガールウォッチング(ムッツリスケベ説あり)、好みのタイプは「(外観で)ぽっちゃりタイプの安産型」。
表の顔は南町学園高校の2年6組に在籍し、ユキエの母親が大家を務める美崎下宿館に下宿している一人暮らしの冴えない高校生(舞台版では予備校生に変更されている)。漫画家志望で「あいだ たけし」[18]のペンネームを持ち、後述する胸の大きなアイドルのファン[19]。だが、真の姿は凄腕の闇狩人。ステンレス製の定規丸ペン[20]を武器とする(定規は常に背中に隠し持っている)。普段は眼鏡をかけているが、「仕事」に入るときはその眼鏡を外す。連載最終話で一度闇狩人を引退する。その後、浪人しながら描き上げた作品で受賞し大学への進学も果たすが、行きがかりの義理から闇狩人に復帰した。
ステンレス製の定規については、当初は先端のエッジを利用して突き刺すための武器だった。しかし将棋一派編の途中で定規の角を破損した際に日本刀のような形に研ぎ直され、側面のエッジを利用して斬ることもできるようになった。定規のサイズは50cm。刃渡りは約25cmほど[21]で片手・両手どちらの持ち方にも対応可能[22]日本刀剣術を応用して扱っているらしい[23]。丸ペンでは相手のつぼを突き神経を一時的ないし半永久的に麻痺させたり、投げつけてへの一撃で絶命させるなどの技術を持つ。
仕事の際には非情に徹し、相手が女子、少年、命乞いをする相手でも殺しているが、自身のトラブルの巻き添えになった子供の遺品を懐に入れ、頼み料として仇を討ったり、元から死ぬつもりで自分の正体を見た頼み人を見逃したりと、情に流されることもある。闇の仕事での収入はあるが、前述の通り金額の多寡には拘らないタイプで、闇以外の収入はないかあっても乏しいため貧乏している。同業者との付き合いもあり、古馴染みから仕事を託されることも多い。後述の「将棋一派」や「皇コンツェルン」の仕事は裏でも評判になっており、知る人ぞ知る闇狩人である。
『新 闇狩人』においてはイメージ画として彼を思わせる人物が我竜京介に似た風貌の人物とともに第1話における解説の1コマに登場する。『新/Δ』での間については該当する後節にて述べる。
我竜 京介(がりゅう きょうすけ)
演 - 横浜流星[17]
4月1日生まれ(6月6日6時という説もあり)の牡羊座、血液型はB型、身長176㎝、体重65㎏、好きな言葉は「天上天下唯我独尊」、好みのタイプは「自分にホレてる女はすべて自分の彼女」。
けん玉の部分がワイヤーになっていて、剣先も鋭く尖らせてある)を武器にする闇狩人。表稼業はトレジャーハンターと自称するが、謎の多い唯我独尊の男。襟足の部分を伸ばした長髪がトレードマークで作者曰く、金も力もある色男[24]
トレジャーハンターとしての活躍は、ACT.19(JC版5巻、復刻版4巻収録)と、彼が主役を務める『我竜京介PUBLIC FILE(フロム出版)』で語られている。
金銭に関してはがめつく、依頼の再交渉で返金せずに済みホッとしたり、殺した相手の財布を漁ったりするなどセコい面もある。また時に品の無い下ネタを語るなど、多少品性に問題のある描写もある。しかし、それを補って余りある美貌と実力、さらにはそれに裏打ちされた自信を持ち、上記の唯我独尊的態度はそれゆえのものである。表・裏問わず「仕事に必要な出費」まではケチらない。愛車であるフィアット500は下手な高級車より金を注ぎ込んでチューンしており、普段の寝床として借りているホテルルームの掃除をしている中年女性にキャッシュカードを一枚報酬として渡したこともある。
『闇狩人異伝 Dの軌跡』にも第3話にて登場。闇狩人として大悟を導き、闇の世界から足を洗わせた。
『新 闇狩人』では間同様イメージ画として第1話の解説の1コマに登場した他に、単行本第1巻及び第3巻の巻末描き下ろしページにも登場した(第1巻では間・陣内・将・皇と共に舞台版に登場する出演者の代わりの姿として、第3巻については後節にて述べる)が本編に登場せず、『Δ』にて登場する。「Δ」での京介については該当する項目にて述べる。
陣内 力(じんない ちから)
演 - 荒井敦史[17]
5月12日生まれの牡牛座、血液型はA型、身長182㎝、体重78㎏、好きな言葉は「一期一会」、好みのタイプは他人の痛みがわかる人。
初登場はACT.11の「京に哭く鬼Ⅰ~発端~」からだが、実は名前だけならば連載初期のACT.5より登場している[25]
鬼神流空手[26]の達人で徒手(素手)での格闘をメインとしている。闇狩人になって以降はその空手をメインに水に濡らした手拭いを用い、相手の顔を叩いて目を眩ましたり、相手の顔や手に巻きつけて動きを封じ手元に手繰り寄せるなど、補助的な武器として使用する。
旧刑部(おさかべ)村[27]出身の青年で、後述する京都の鬼姫事件に関わり、そこで間らと出会う。以前は両親と小学3年の妹ケイコとの4人暮らしだったが、3年前のある夏の日に腰痛に効く薬と言われて飲んだ「人を鬼にする薬」で鬼に変貌した父親に家族や村人を虐殺され、コントロールの利かなくなった父親の凶行を止めるべく空手技を使って殺した。額に出来た縦状の傷はこの一件でに鬼になった父親によって負ったもの。事件そのものは精神錯乱ということで処理され、(もともと過疎化が進んでいた村だったことに加え)この件がきっかけとなって刑部村は廃村に追い込まれたが、それでも納得がいかず単独で真相を究明していた[28]
そして応仁寺で京介と共に薬を飲まされて鬼に変貌した科学者を相手に戦うも、(その科学者も)父親と同じクスリの犠牲者ということを思い自らの手で「鬼」の件に決着を着ける。
その後上京してホームレスとして生活し、探偵まがいのこと[29]などをして日銭を稼いでいたようだが、漫画家志望の青年とその父親が殺された事件で頼み料[30]を受け取り闇狩人となる[31]
最終章では皇コンツェルンとの戦いに挑むが、傭兵の1人と相討ちとなり命を落とし、皇により自爆破壊されたビルの瓦礫の中に消えていく姿が見えた。
闇の仕事をする人間としては善良すぎる面があり、坂口曰く「一番素直だが、出てくると話が暗い」とのこと。
村人やホームレス仲間からは「リキちゃん」と呼ばれている。
前述の通り本篇最終章で絶命したため『新・闇狩人』以降のシリーズでは登場していないが[32]、『新』1巻の坂口描き下ろしページで舞台版に登場する役者の代わりに台本を読んでいる姿が描かれている(額に傷のない「キズなしVer」と付け加えられている)。
三枝 将(さえぐさ しょう)
演 - 鈴木勝大[17]
ACT.17「素顔のままで…」から登場[33]。11月3日生まれの蠍座、血液型はO型、身長175㎝、体重は63㎏、好きな言葉は「Let it be」、好みのタイプは割と古風な感じの子。
表の顔は超人気歌手だが、「かまいたちの将」の通り名で鋼鉄カッターのギターピックを武器とする闇狩人としての顔も持つ。主に芸能界における依頼を受ける。
ピックは一部を折り曲げて軌道に変化がつくようにして投げつけたり、手指の間に挟んで斬りつけたりする。立ち向かってくる相手に対しては動きのリズムを読み、その隙を突く。陣内との初対面・対決時には、ピック投げは返り血を浴びたくないから使うだけで、接近戦が専門だと話している。
闇狩人稼業は「歌で食えるようになって一時引退」していたが、芸能界の恨みつらみを目の当たりにして復帰する。
軽薄なようにみえて意外と義理堅い。いわく「守れない約束はしない主義」。
最終章の皇コンツェルン編ではビルに向かう際に中原中也の「汚れちまった悲しみに」[34]のワンフレーズを呟きながら向かい、入り口で待ち構えていたジェイソン風マスクを被った殺し屋四天王と傭兵の一人[35]を相手に挑むも、手鎌持ちの四天王の一人から受けた攻撃と傭兵の放った銃弾を受けて負傷する。そして5人を始末後「果たさなきゃならない約束」のために這いつくばりながら会場に向おうとした。
アイドル歌手の恋人「姫野さつき(ひめの -)」がいる。交際は秘密にしていたが、皇コンツェルンの仕事で負ったケガが原因となって発覚したようで最終話ラストにてテレビに2ショットが映っていた[36]
『新 闇狩人』にも登場し、かつての「仕事」の血縁者から標的として狙われることとなった。これを含めた後作の将について詳しくは後述。
本来なら間とのエピソードが用意される予定だったが、雑誌のスケジュールの都合で飛ばしてしまったことを『新』第2巻カバー折り返しにて明らかにしている。
本間(ほんま)
ACT.2に登場した壮年の元闇狩人で、アイドル「夢宮ひとみ(ゆめみや -)」のマネージャー。銃を使っての事故に見せかけた殺しを得意とし、間とは1年以上前に1度だけコンビを組んで仕事をしたことがある。
間がひとみのファンでファンレターを送っていたことを知り再会。自分がひとみと共に数多くの芸能関係者を殺し、目的の為なら何でもやる殺人鬼になってしまったことを打ち明ける。さらに自分の殺しのテクを全て盗んだひとみに近いうち殺されるだろうと口にし、ひとみの始末を間に依頼する[37]。その直後にプロダクションの女性社長と共にひとみの手によって殺された。

本編の一般人[編集]

美崎 ユキエ(みさき ユキエ)
3月1日生まれの魚座、血液型はAB型、身長160㎝、体重45キロ、B80 W59 H83、趣味はケンカと間イジメ、好みのタイプは自分がいないとだめな人。
間の下宿先である美崎下宿館[38]の娘。間とは同じクラスの同級生でもあり、校内での間との仲も公認されているほど[39]。いわゆるスケ番で腕っ節も非常に強く、正義感は人一倍強い。いつも子分の女生徒2人[40]とつるんでおり、不良仲間から警察官まで顔が広い。スケ番でありながら「ケンカは身軽なのが一番」という理由でスカートは短い[41]
間の正体は知らず、ほのかに想いを寄せているが、間の言動にイラ立って殴りつけることが多い。大学進学後はモテているらしいが[42]、本人は間一筋で「漫画家だったら下宿の大家しながらでも出来るよな」と言っている。
母親との二人暮らし(間曰く「娘はスケ番、母親は陰険」)[43]
『新/Δ』でのユキエについては後述。
オッサン
本作の初期に登場していたホームレス。肌着シャツにボロボロのジャケットを羽織り、同様にボロのチューリップハットを被って無精髭が伸び放題となっている年配の男性。闇狩人として行動している間に情報を提供したり、また闇狩人への依頼者と間への仲介をしたりと、間にとっては良い相棒だった。
「無言劇」編にて情報収集の動きを将棋一派に悟られて、彼らに「始末」される。その際に通りすがりの子どもも巻き添えとなった。

本編長編の主要人物[編集]

将棋一派[編集]

本編ACT.7から9『無言劇』編将棋一派編)に登場する闇狩人の一派。報酬のみを重視して恨みの正当性を度外視し「筋の通らない恨みも晴らす」ことを主眼とした闇狩人の一派。相手の殺害に手段を択ばず、関係の無い一般市民の巻き添えも辞さない危険な一派であり、同時に全国の闇狩人を強制的に傘下に収めようとして、方針に反する闇狩人に対する粛清を始めたために間らと対立する。組織における上位の人間は将棋のコマを通り名としている。誘いに乗った一番下っ端の闇狩人を「歩」とし、以降はコマ名の通りのランク制となっている。

香(かおり / 香車)
五寸釘を手裏剣のように投擲して目標を殺す闇狩人。ショートボブの女性。オッサンを誘き寄せるために目の前にいた子供の足元に五寸釘を刺して躓かせた。間との対決では桂の投げた手鎌が間によってコースが変わったため首に刺さって命を落とす。
桂(けい / 桂馬)
ブーメラン状の手鎌を用い、投擲によって目標を殺す闇狩人。パーマヘアの女性。手鎌で工事現場のクレーンのワイヤーが切れるよう細工してオッサンと傍にいた子供を巻き添えにした。間と1対1の対決では首を狙おうとしたが、定規を左手に持ち替えたことで手鎌を弾かれて一撃を受けた。
金と銀(きんとぎん)
それぞれ金髪と銀髪を持つ双子の闇狩人[44]。猛虎爪つきの手甲を武器とし、トリッキーな動きで相手を翻弄する戦闘スタイルを持つ。
金は間が仕留めるも、息絶える前に間の左腕に爪を刺し身動きを封じて銀が襲い掛かるが、突如現れた京介に仕留められる。
飛車(ひしゃ)
伸縮性の短槍を武器に持つ青年。根っからのシリアルキラー。お化け屋敷で京介と対峙するも、仕掛けによる攻撃を先読みし過ぎた結果始末される。
角(かく)
三節棍になる鉄パイプを武器に戦うガタイのいい男性。額から左頬にかけて大きな傷がある。間をミラーハウスに追い込んで翻弄する。対決の末間に一撃を受けた際「彼女を救ってやってくれ」という言葉を残し息を引き取った。
金が目的で将棋一派になったため、シリアルキラーな飛車のことを「殺人狂め」と呟いている。
天王寺(てんのうじ / 王将)
長刀を武器とする将棋一派の統括役。そのため「王将」を名乗る天王寺こそが一派の親玉と目されていた。しかし、実は天王寺も「王将」というコマに過ぎず元締めは別に存在し、最後にはその「元締め」に用済みとして始末された。
季士はるか(きし はるか / 棋士)
将棋一派に狙われた、として一時的に間の元に身を寄せた[45]年若く見える見習いの女性闇狩人。
実は将棋一派の元締めである棋士の座にある者。不可視かつ切断機能のあるチタン鋼のワイヤーに結ばれた刃のブレスレットを投擲して敵を刻む戦闘スタイルの持ち主。
7年前に父親が闇狩人に殺されたことをきっかけとして、闇狩人に恨みを持ち復讐を果たすことを目的として騒動を仕掛けた。
自身の経験から「筋が通らなくても恨みは恨み。晴らして何が悪い」という、開き直りを悪化させた危険思想を持っている。その思想を間に「君自身と同じ悲しみを持つ人間を増やし続けている」[46]と指摘されて心に揺らぎを生じさせる。その上で自分のしてきたことを否定してくれる人を探していた模様で、最後にはワイヤーを切った上でブレスレットを弾く「燕返し」で応戦されて一撃を受ける。そして「男の人からプレゼント(スニーカー)もらったのは初めて」という言葉と共に息を引き取る。
ユキエには「実家が北海道で、家出してきたから旅行ついでに送ってきた」と話している。

応仁寺(おうにでら)[編集]

本編ACT.11から13『京に哭く鬼』編に登場する京都嵐山に在する新興宗教「鬼哭教」の寺。通称・鬼寺。昭和55年に建てられた寺で(連載当時としては比較的新しい方)「縁切り寺」とも呼ばれているが、本来は憎しみを捨てることを教義として鬼を「憎しみを持つ人の写し身を見せて下さる鏡」として本尊に祀る。しかし、その裏では地元暴力団・刃和会を檀家(バック)に持ち、その寄進によって薬物による人体増強を研究。その成果として製剤された特殊な薬(一時的に身体能力は飛躍的に向上するが理性が壊れ殺戮本能に支配される)を世間一般に流通させることをたくらむ。元は京介が受けた依頼だったが、修学旅行中の間が巻き込まれる。そして陣内力の仇敵でもある。

しのぶ / 鬼姫(おにひめ)
応仁寺の管理人を名乗る、同寺の実質上のトップ。清楚に見える聖職者の裏で「人を鬼に変える薬」を開発させ、鉄砲玉用の薬として刃和会に卸している。
実は陣内力とは同郷。彼の父を陥れた上で故郷の村を廃村にまで追い込んだ企みを描き、そして成功させた人物。だがその一方で、実は村そのものに「みんなのため」という美名の下で母と弟を謀殺され、村を追われた過去を持ち[47]、陣内の父と廃村の一件はその復讐のためだった。
実は敷島の度重なる人体強化実験の被検体でもあり、その身体能力は本作に登場する「鬼」すらも超える。ゆえに先述した企みの成功もあいまって自らを「選ばれた者」と信じ「人には誰にも憎しみが宿り、自分はそれを開放するため鬼より遣わされた。ゆえに、薬を撒くことでそれを世の人々に知らしめる」と豪語する[48]
本尊の上にある「供養塔」には村人によって死産に追い込まれた弟である太郎の頭蓋骨を祀っていて、間との戦いの際に供養塔から出して見せた。
間との対決では薙刀を武器に終始間を苦しめるものの、欄干を切り落としたことで足場が崩れ、着地の際に踏み外して落下し本尊の槍に頭が突き刺さる。そして頭に槍が刺さったまま再度間に襲い掛かるもとどめを刺される。
敷島(しきしま)
応仁寺の下部組織である研究所「敷島バイオセンター」の所長[49]。薬物などを使用した人体強化という外道な考えから学会を追われた所を鬼姫に拾われた過去を持つ。
件の「人を鬼に変える薬」の開発者。自分を拾い上げ、研究に理解を示してくれた鬼姫(しのぶ)に思いを寄せていたが、薬のレシピが完成した時点で用済みだった。背後に陣内がいることを察知して鬼姫から口移しに薬を飲まされ「鬼」と化すも、竹藪に誘い込んだ末京介が竹で作った巨大な弓矢と陣内の空手技によって倒された。

皇コンツェルン[編集]

本編最終章『Let it be』に登場する巨大コングロマリット。金と癒着で政府要人や代議士の人脈に食い込み、国を喰い物にして利益を貪る、社会的にも多大な影響を持つ大企業。自身の企業活動の邪魔になる人物の排除を行う暗殺要員として間たちに目をつけ「自分たちの仕事を受けないならば存在を社会にばらす」と脅しをかけてきた。と同時に自社が請け負う空港開発において離発着試験時の航空事故を装い、開発反対派と航空機・警備の機動隊を含めた何百人もの人間を「国のため」という「正義」の元に抹殺。だが、その全ては間らへのデモンストレーション[50]のためだけにやらかしたことだった。結果、その行動は間らの怒りを買い、そして激突することとなる。

皇 静馬(すめらぎ しずま)
演 - 丸山敦史[17]
皇コンツェルン会長の29歳。W大卒業後5年間渡米し、前会長だった父親が亡くなったことで日本に戻り2代目会長に就任。
かつて海外留学の際に、ある傭兵部隊に所属して「力こそが全て」という思想を持つに至る。のちに部下を引き連れて闇の中での暴虐の果てに富と権力を手に入れて二流だった皇コンツェルンを一流企業にのし上げて利益を貪る。そうした思想を持つがゆえに、一般市民の生活を鼻で笑い「価値の無い弱者」と切り捨てる人物で、自分たちのみの利益のためならば、他者を殺すことも、あるいは死ぬより酷い目に遭わすことも厭わない本作内トップクラスの富と権力を持つ外道。
『新 闇狩人』第1巻の坂口描き下ろしおまけページで台本を読んでる姿(役者である丸山の代わり)が描かれている。

その他[編集]

森野 恵(もりの めぐみ) / 神崎 いづみ(かんざき いづみ)
演 - 森田彩華
ACT.17に登場したアイドル。愛媛県出身。もともとは漁師の娘で父と兄の3人暮らしだったが、父親が病に倒れ二人で家計を支えていた(母親は恵を産んで間もなく亡くなり、父親も5年の闘病の末、恵が中学3年の時に亡くなった)。
2年前の中学の修学旅行の時にA(エース)プロダクションの人間にスカウトされ、卒業と同時に上京し研修生となり神崎いづみの付き人になったが、後述の一件によりいづみの癖を叩きこまれ、整形手術をして姿も変わりいづみの姿になっていた[51]
実はいづみや恵が所属しているAプロの社長は香港での仕事をきっかけに現地のマフィア「九龍の牙(クーロンのきば)」と手を組み麻薬の密売を始めていて、その秘密を知ったいづみは警察に通報しようとして恵の目の前でマネージャーとボディガードの二人に殺される。そのため表向きは海外充電と称し半年の間に恵をいづみの替え玉に仕立てていた。
半年以上前から妹と連絡の取れなくなった兄で漁師の森野慎二(演 - 中村誠治郎 / 川隅美慎)が上京し陣内に恵を探してもらうよう依頼するが、Aプロに訪れた際に麻薬取引の情報を聞いてしまったために居合わせた香港マフィアに殺される。
その後兄の死を知ったいづみ(恵)の依頼で間・陣内・将の3人で事務所の人間(社長・マネージャー・ボディガード)と香港マフィア(ドン・用心棒の男女二人)を始末するも、その現場にいづみが現れ間に顔を見られてしまう。しかし間は手に出来たタコ[52]でいづみではなく恵であることを見抜いていた。そして自ら死ぬことを望んでいたいづみの要望に沿う形で闇狩人の顔を見た「神崎いづみ」は間によって始末された(実際には恵の髪の毛を切り落としただけ)[53]
その後Aプロは倒産、神崎いづみは引退という形になり表舞台から姿を消す。一方、恵は元の姿に戻り「森野めぐみ」として再デビューし、最終回のラストではセカンドアルバムも発表していた。
2016年上演の舞台版ではいづみの名前が「神埼いずみ」に変更されている。

外伝の主要登場人物[編集]

工藤 大介(くどう だいすけ)
外伝『主人公。自由気ままな出張専門の闇狩人。30歳(作品発表当時)。趣味の釣り(疑似餌を自作するほどのオタクぶりを披露)を応用した技(仕事専用のハリを使っての絞首と、蛍を模した疑似餌の先にある碇型の小型刃を使った頚動脈切断)を披露している。
復刻版第5巻のカバー折り返しに「「家族の肖像」と「Dの軌跡」の二冊は復刻版になる予定はない」という坂口のコメントと共に「復刻版未登場の御二人」としてカットが入っている。
『Δ』にて本編初登場、該当する節にて述べる。
間 源之介(はざま げんのすけ)
コンセプトの共通する関連作である『無名の剣』の主人公。幕末期に生きた無名の流浪人。元は大藩の剣術指南役だったが、藩の面子をかけた御前試合に駆り出され、やむなく相手を斬り殺してしまう。結果、試合相手の身内の運命を狂わせた[54]ことを気に病み、人を斬れなくなってしまった。以降は名のある剣士を相手に往来で立ち合いを挑み、勝ちを譲ることで相手から金銭を要求する、ゆすりまがいな仕事をして生きている。かつての試合相手の身内に対して、自らの稼いだ金を毎月、送金している。
『無名の剣』読切版では坂本龍馬と機知を得て、かなり親しい知り合いになる。しかし用心棒として雇われた先の幕府御用商人を介し、同じく用心棒の浪人であった久野とともに龍馬の暗殺を指示され、渡世の義理から龍馬を狙いつつも彼を逃がすことに成功する。だが、それが久野の暴走を招き、のちに彼の龍馬暗殺を誘発させてしまう。その責任から龍馬と親しかった女性、お葉より「頼み金」を預かって久野の両腕を斬り飛ばし、彼の「剣士としての命」を奪った。
『無名の剣』連載版では新選組と関わりながら幕末を生き、のちに剣士から研師に転職した。
『無名の剣』は『闇狩人』との関連性は表立って語られてはいないが、源之介の顔は、間武士に瓜二つとして描かれており、『新闇狩人』では武士自身が自身の家系が幕末から祖父の代まで研師だったと発言している。

外伝のその他の人物[編集]

真壁 和馬(まかべ かずま)
『家族の肖像』に登場。救急病院の院長。不法就労者相手に格安での検診と言う形でデータを集め、臓器移植のドナーに適合する者を意図的に手にかけていた。幼いころ(32年前)に心臓を患った母が法によって見殺しにされ、医師であった父は重傷を負った犯罪者の治療に駆り出されるという理不尽を体験しており、若いころには闇狩人をしていた。外科用のメスを武器とし、投げて急所を突く方法から近接戦もこなす技量を持つ。メス投げに関しては動作が最適化されており、間でも躱せなかったが、懐に入れていたテツのペンダントで命を拾った。
返り討ちに遭った闇狩人から仕事を引き継いだ間に殺されたが、自身も臓器移植ドナーとなる同意書にサインしていた。
リー
『家族の肖像』に登場。真壁院長と組んでいる鍼師くずれの殺し屋。ドナー対象者を処理するのに直接動くには不都合がある真壁院長に代わって実行している。
岸田、テツ
『家族の肖像』に登場。闇狩人。殺し技は腕時計に仕込んだワイヤーによる絞殺(岸田)とナイフを仕込んだブーツによる急所蹴り(テツ)。真壁院長殺しを依頼されていたが、盲腸で入院していたユキエを見舞い、病院から帰る間に声をかける。その後、真壁に仕掛けるが返り討ちに遭う。間はテツのペンダントを頼み料として闇狩人に復帰した。
マーナ
『家族の肖像』に登場。フィリピンから出稼ぎにきた女性。日本人ビジネスマンとの間にできた娘・チェイミィがいる。リーによって脳幹を破壊され、真壁病院に入院している少女の心臓移植ドナーにされる。
久野 重吾(くの じゅうご)
『無名の剣』に登場。幕府方の御用商人の用心棒。居合の使い手で、己の技に自信をもっているが、竜馬や雇い主から剣術を否定されたことで、意趣返しに竜馬を斬った。源之介と立ち会うが、自身が得意とする居合で両腕を斬りおとされる。

Dの軌跡の主要登場人物[編集]

全主要キャラ中唯一、年齢が明記されている。
飛高 大悟(ひだか だいご)
異伝『Dの軌跡』の主人公。高校生。体術などの心得は無いが、生まれつき反射神経や動体視力などが人よりも優れている。「理論上最強のバイク」D4型を駆り、戦場でも使える専用スーツで正体を隠す「一夜限りの闇狩人[55]」。
幼いころの落石事故で両親を一度に亡くして以来、自分の死にさえ恐怖を感じないほど感情が麻痺している。
大介同様、復刻版第5巻のカバー折り返しに「復刻版未登場の御二人」として専用スーツとヘルメットを被った姿のカットが入っている。
桂木 詩乃(かつらぎ しの)
異伝『Dの軌跡』ヒロイン。大悟の同級生。恋人が殺され、悲嘆して後追い自殺しようとしていたのを大悟に止められ、波多に彼の過去を聞かされる。のち波多が一件に巻き込まれて死亡したことで、彼の遺志であった「大悟に笑顔を取り戻させたい」という願いを実行に移すために接近。大悟は拒絶するものの、結局は大吾に接近していたことがあだとなり、のちに大悟と永田重工の間に巻き起こった最後の戦いに巻き込まれる。大悟に助けられた後、決着をつけようと決戦の場に赴く彼に「待っている」と伝えたことで、大悟に「待つ人がいる」ことを自覚させ、彼を闇の世界から光の元へと引き戻した。
波多(はた)
大悟の幼馴染でありクラスメイト。バイクが趣味でルーレット族に興じている人物でもある。幼馴染ではあるが、大悟の両親の事故以降は、大吾自身が孤児として地元から離れていったために疎遠となっており、クラスメイトになったことで再会を果たした。そのため大悟の幼いころの事情を知る人物でもある。大悟からは避けられているが、本人は大悟のことを心からの親友と思っていて、いつも気にかけている。幼いころは大悟より「コウちゃん」と呼ばれていた。第2話で不良同士の抗争に巻き込まれ、事情を知り遅れて駆け付けた大悟の目の前で死亡してしまう。
立花藤次郎(たちばな とうじろう)
バイクメーカー立花技研工業の会長。あらゆるレースレギュレーションに対応しながらも、既存のあらゆるオートバイの性能を凌駕する「史上最強のバイク」と、それを駆る者の安全性を完全確保した「あらゆる危機下でも生命を確保できるレーススーツ」を夢に見て開発をし続けた技術者。大悟が乗るD4の開発者。
本人は、あくまでも自身の夢を追い続けていただけだったが、その研究を兵器メーカーの永田重工に着目され、知らぬうちに担当技術者をヘッドハンティングされてしまい、レーススーツの技術を軍事強化服の基礎技術として利用されそうになる。それに感づいたがために永田重工のエージェントに殺害されるも、死の間際、自分を見つけた大悟にD型とその全てを託し、大悟が駆るD型のエンジン音に「自分の夢が叶った」と確信し満足の元で逝ってしまう。そのため大悟を「一夜限りの闇狩人」にした人物でもある。
永田滉一(ながた こういち)
兵器メーカー永田重工の社長子息。常に他人を虫けらのように感じ、その傷つく様や命を失う様に対して、自らの万能性を感じプライドを充足させるという外道この上ない高校生。取り巻きに金と武器をバラ巻いて傅かせ、進学校の不良グループのトップに立っていた。詩乃の彼氏と波多を自らの手で殺し、その報復として大悟に誅殺される。その際、大悟に「他人は愛さなくても自分だけは愛してたようだな」と指摘された。
永田(ながた)社長
永田重工の社長。滉一の父親。息子の死に際して調査の果てに大悟の存在を知り、彼をあぶりだすため子飼いの暗殺者たちに、大吾の同級生や行きつけの店の店長など大吾の周囲の一般市民たちを無差別に殺戮させた。息子に対しては単に息子の敵討ちというのではなく「あのバカ息子に会社は継げない」と評価した上で「他人に壊されるなら自分が壊すべきだった」と、人間的な親子関係ではない愛玩動物扱いにしていた(大吾に対しての復讐は、親子の情によるものではなく、自分のモノを他人に壊されたことに対する報復でしかなかった)ことを認めたうえで「自分も他人には壊させない」と、大悟を巻き添えにした大量の爆薬を用いた爆死による自殺を目論む。

新 闇狩人および闇狩人Δの主要登場人物[編集]

本稿では『新 闇狩人』を『新』、『闇狩人Δ』を『Δ』と記述する

『新/Δ』での闇狩人及び関係者[編集]

士堂 瑠璃(しどう るり)
「新 闇狩人」及び「闇狩人Δ」の主人公で、南町学園高等学校2年4組に在籍している女子高生。おかっぱの髪型で眼鏡をかけており、B91cmでFカップの巨乳が特徴だが、後述の諦観もあって自身に男性を喜ばせる魅力があるとは考えておらず、男子生徒などからのセクハラ行為にもやや無頓着[56]漫画家志望で「しどうるり」のペンネームで月例賞投稿などに邁進しているが、それ以外の夢を持っておらず、未来に対してはある種の諦観すら抱いている節がある。漫画家「あいだたけし」こと間の大ファンで、担任のユキエから紹介の話があった時には「私、生きててよかった」と涙すら流して喜ぶほど。
読唇術など時折、謎の特技を見せることがある[57]。実家がかつてサーカス団を経営しており(彼女が中学生の時に父親が亡くなったのを機に畳んだ)部屋に写真が飾ってある他、幼いころは前座幕間で曲芸を披露していたためかなりの身軽。母親は彼女が幼少時に離婚届けを置いて家を出ており実質「母親に捨てられた」形になっている。この経験から、いわゆる「親子の情」に対しては幻想であるかのような意識と強い猜疑を抱いている節がある。
その正体は現代に生きる「闇狩人」の一人。兄と小泉の仕事に巻き込まれて闇狩人となった。本来は兄らの事情による臨時の闇狩人であったが、自分が誰かの役に立つのならとして続けていくことになる[58]。尖端の墨入れクチバシを平らに鋭く研いだカラス口を武器としており、使用時はカラス口を十字架に形を変えた後で敵の首の後ろの骨の間まで刺し、テコの原理の要領で刺したカラス口を持ち上げつつ首の骨を外してショック死させる(作画ではレントゲンを使って首の骨を外す場面が書かれている)[59]という戦闘スタイルの持ち主。仕事時には眼鏡を外し、大きなリボンで髪を結っている。これで大きく印象が変わる他、リボンは薄手だが頑丈で顔を隠す覆面やロープの代用としたりもする。読唇術で遠距離から標的の会話を読んだり、口を利けなくなった状態の人物から依頼を受けたりもしている。
『新』LAST ACT(最終回)で母親である篠崎茜(しのざき あかね)と「闇狩人(瑠璃)と、そのターゲット(茜)」として再会することとなった[60]。秋月によると父親の違う弟妹(性別不明)が2人存在する。瑠璃自身は茜を自らの手で殺すことで自身の過去にケリをつけるつもりだったが、状況を慮った秋月と間によって阻止され達成は叶わなかった。
母親を間によって目の前で殺される結果とはなったが、その後もそれまでと変わらぬ関係を続けている[61]
一方で駿河修とは海水浴で足を運んだ先で知り合い、後に上京した時には標的となった相手を先に仕留めた人物ではと勘づいていた。その後同じ「標的」を相手にした仕事では秋月の指示で顔を隠していたため後に街中で会っても修からは気づかれなかったが、秋月から招集をかけられたときに初めて顔を合わせ、間と共に裏で一緒に仕事をする。表の顔の時(特に同級生と一緒にいるときなど)は裏で顔見知りであることをほかの人に知られないよう一歩引いた立場にいることもある。
第1シリーズ復刻版1巻のカバー折り返しに「新闇狩人?」(新たな闇狩人という意味で『新 闇狩人』のタイトルではない)としてカラス口を加えた瑠璃に似た人物のカットが入っている。
間 武士(はざま たけし)
第1シリーズの主人公で、『新』のACT・3[62]から登場するプロの漫画家。「あいだ たけし」のペンネームは本シリーズでも引き続き使用されている。あごの周りに剃り残しとも思えるわずかな無精髭を生やしている。瑠璃が大ファンの漫画家でユキエの実家が管理するマンション「メゾン美崎」の一室(3階の305号室)を購入して住んでいる[63]。漫画家歴は15年で、瑠璃が中学一年生の時に「音使いのハル」という作品を連載し、最近までは「ゴッドロワイヤル」という漫画を月刊誌で連載していた。ユキエにより瑠璃を紹介され彼女の漫画を評価した上で弟子(アルバイトのアシスタント)に取る。
ムッツリスケベで巨乳好きは現在も変わっておらず、瑠璃に対して幾度となく鼻の下を伸ばす描写がある[64]
ユキエとは結婚せずに本人達曰く「友達以上恋人未満の知り合い」、岩井曰く「高校時代からの腐れ縁」としての関係を続けている。大学時代一時期付き合ったこともあり、今更感でギクシャクした結果元の関係に戻ったと瑠璃に語っているが、実は10年前、ユキエの婚約者に一方的に敵意を持たれて襲われた結果その婚約者を殺害している[65]
結構なヘビースモーカーで、作業机の上にある灰皿には常に吸い殻が山盛りになっている。反対に甘いものは苦手で、過去にユキエからもらった8年分のバレンタインチョコを押し入れの中に隠していたことが発覚し、背後からカカト落としを喰らわされたこともある[66]
闇の(闇狩人として)仕事は「開店休業中」と称し秋月に復帰を促されても漫画家として収入があり、本人曰く「男一人なんとか食っていける」程度である上、防犯から調査まで様々な技術が発展した今の時代に犯罪をする人間は本当の馬鹿という考えを持っていたため断っていた[67]。しかし、「ゴッドロワイヤル」の単行本の売れ行きが芳しくないことから打ち切り[68]の憂き目に遭い[69]、INTERSECTION編より闇狩人として復帰した[70]。引き続き日本刀型のステンレス定規を使った急所刺しと丸ペンを投げて敵の動きを封じるのを得意としている。復帰当初は長年のブランクがあったせいか、数日後に筋肉痛になっている姿もある。ただし向かってきた車を飛び越えるなど運動神経は衰えていない。
秋月から「新人」の存在は聞いているがそれが自分のアシスタントである瑠璃とはお互い知らずにいた。ただし、のちに彼女の使うカラス口に違和感を覚えていたことが明かされる[71]。『新』LAST ACTにおいて、瑠璃が依頼で母親を殺すのを阻止する目的で秋月から「新人」の正体を明かされて瑠璃が闇狩人であることを知る。そして秋月の依頼を受けて「表も裏も面倒を見る」覚悟の元、瑠璃の母親を彼女の眼前で殺害したことで互いの正体を知り、その際に瑠璃に対して「どんな経緯であれ、親殺しは結構残る」[72]と諭すとともに「許せなけりゃ、いつでも殺しに来い」と宣言しているが、彼女とはその後も漫画家とアシスタントとして関係を継続しており、『Δ』では裏の仕事でもコンビを組むことがある。
駿河修の闇狩人としての初仕事の見届け役をしており[73]、街中で顔を合わせ声をかけられた時は「気軽に声をかけるな」と注意をし、闇狩人としてのイロハと心得を教えている。
前述の通り失業中ということもあって秋月に「時間には余裕がある」という理由から、学生である瑠璃や新聞配達員として朝の早い修の代わりに手間のかかる後始末を任されることも多い。
駿河 修(するが しゅう)
S県麻比木町出身[74]の22歳の青年。『新』ACT・11より登場。同町において町の風習から外れて無体を成す者を、町の「裏の掟」によって祭りの「事故」に見せかけて誅を下す家の末裔のひとり。地元では酒屋の配達のバイトなどをしていた。海水浴で比名ヶ浜を訪れた瑠璃ら[75]とも面識があり[76]、秋月とは上京後に無料の法律相談会で知り合い[77]、間には初仕事の見届け人になってもらった。ボクサー志望者だがプロテストには合格できず、それでも夢を諦めきれずに上京[78]。だが故郷から長距離をスクーター[79]で飛ばしたために熱中症になり、そのまま現地のホームレスたちに助けられて彼らと共に過ごすこととなった。ホームレス仲間のひとりである「ゴンさん」こと権田の恨み(後述)を晴らすため自ら「仮免許中の闇狩人」を名乗り「始末」に乗り出すが[80]、相手は何人もの闇狩人を返り討ちにしていた常習の快楽殺人者であったために追い詰められ、最終的に瑠璃と秋月に助けられる。その後もホームレスの「健さん」と共同生活を続けていた。『Δ』ACT 4で通勤時間帯の電車が爆破されて川に落ちた死傷者が流されてくる事件に出くわし、その犯人を突き止めた際に自首を勧めるが、犯人の証人潰しに健さんが巻き込まれたことで正式に闇狩人としての初仕事を果たす[81]。正式加入後は新聞店の配達員を表の顔として活動しており、特に高齢者の多い団地では上階でも玄関先まで届けることで好評を得ている[82]
その動体視力とパンチの速度・正確さは群を抜いており、瑠璃や秋月から見てもプロテストに合格しなかったことを不思議に思われている。自らの拳そのものを凶器として急所を殴打してダメージを与えるという近接戦闘が得意なタイプだが、本来競技であるボクシングでは相手の意識を刈ることはできても殺害に至るには決定打不足だった。その後『Δ』では場合によっては補助的に拳での殴打をするも、メインはT字型のマイナスドライバーを指の間に挟んでのパンチで標的を仕留めるスタイルに変えている。
第1シリーズの陣内力と同じく、善意から闇の世界に入ったこともあって先行きを心配され、同時に危険視されてもいる。
秋月(あきづき)
『新』ACT・2より登場。瑠璃に闇狩人としての仕事を仲介している「つなぎ屋(情報屋)」であり[83]、間からは元締と認識されている。「つなぎ屋」ということもあり殺しの技術は持っていない。年齢は30代前半で怜悧で端整な顔立ちをした男性。現職の弁護士でもあるが、元々は検察側で検事をしていた、いわゆるヤメ検弁護士。検事時代においては非常に優秀であり、ヤメ検にならなくても順調にキャリアを積んでいればエリートとして将来を約束されていたことから、警察・法曹界の事情通間では変わり種のヤメ検として知られている。弁護士としての責務を果たした上で弁護対象者が正確に裁かれることを望んでおり、依頼人に対しても依頼を受ける前にまず法的な措置を勧めることが多い[84]
『新』~『Δ』初期までは間に仕事を依頼する際は依頼者と標的の名前を書いたタバコを差し出していた[85]
闇狩人の「つなぎ屋」としては瑠璃の後見人やトレーナーのような立場にもあり、その立場から『新』LAST ACTにおいては瑠璃の「親殺し」を看過できず、間に瑠璃の正体を明かして緊急の依頼を出した[86]
1年中常に同じスーツを着ているが、クローゼットの中には同じ仕立てのスーツが複数着用意されている[87]
三枝 将(さえぐさ しょう)
『新』INTERSECTION編に登場した、現役トップミュージシャンで元闇狩人。第1シリーズでは長髪だったが本編では短髪となっている。
18年前に結婚を機に「人を殺り続ける手で子どもは育てられない」と闇狩人を引退したが、15年前にある切実な依頼を受けて「仕事」を果たし、ほぼ同時期に離婚。妻との間に女の子を一人設けている。離婚したとはいえ、現在も娘との関係は良好で、娘からは「パパりん」と呼ばれている[88]
その「仕事」の相手の遺族が様々な殺し屋に依頼したことから常に狙われる身となるが、護身用のピックで片目のみ潰して追い払っていた。間にもその依頼が来たため彼と再会する。
裏仕事用のピックはデビュー前から付き合いのある楽器職人の手製。作中では指紋が残らないようにナノコーティング処理が施されている。
間曰く「お互い死にたくないから仕事のために組んでただけで仲間というわけではない」と秋月に語っている。
インターネット検索では150万件ヒットするくらい名前が知れ渡り、2万件ヒットするかどうかの間も驚きを隠せないでいた。
瑠璃とは同じ仕事をしたにもかかわらずドア越しだったため裏での直接の面識はない。ただし街中で同級生の娘と共に現れた将を見て「芸能人だ…」と驚いていた。
『Δ』では直接の登場はしていないが、ACT 9.5で娘が購入した「ゴッドロワイヤル」の単行本(ただし中古品)にサインをする間の脳裏に浮かんだ姿として登場している。
我竜 京介(がりゅう きょうすけ)
第1シリーズにも登場した闇狩人の一人で、現シリーズでは『Δ』ACT 13.5「標(しるべ)なき旅」編で登場。「PUBLIC FILE」で長髪だった髪を短くしているが、本作でも同じ髪型である。
ACT 14の広島で謎の組織に追われている所で観光に来た間と再会を果たし、間に3日間の仕事の手伝いをしないかと声をかける[89]。第1シリーズ同様フィアット500を愛車にしているが、本作では現行型に乗り換えている。チャーターした船の乗組員らによれば「金と力」を持っている色男ではあるが、「遠慮 謙遜 妥協」は持っていないという。
本来ならば『新』で登場する予定だったが、移籍によって『新』が連載終了したために本編には登場できず、単行本三巻の坂口担当の書き下ろしページに名前を出さず「※出番待ちの人」という扱いで登場し、「不甲斐ねえ!」の文句と共に坂口を蹴り付けている[90]。『新』の連載が続けば近く京介の話になる予定だったが、移籍に伴う制約[91]のために、しばらく出番がお預けになっていることが明かされていた[92]
士堂 誠(しどう まこと)
瑠璃の8つ上[93]の実兄。瑠璃にとっては父親亡き後の唯一の家族だが、瑠璃とは母親が違う可能性がある[94]
地方に住んでいたころから「ピエロ」の名で闇狩人の仕事をこなしていたが、上京してすぐの6月に交通事故[95]に巻き込まれて首を骨折し頸椎を断裂してしまう[96]。当時の依頼を小泉に引き継ぐため情報を瑠璃に仲介したことが彼女を闇の世界へ入り込むきっかけとなった。依頼を小泉が終わらせた(実際は3人中2人は瑠璃が行った)という報告を聞き安心したのか夏の終わり(作中の1年前)に息を引き取った。
闇狩人時代は五寸釘[97]を武器に高いところから標的に命中させる戦闘スタイルだった[98]
工藤大介とは知り合いで、闇狩人として沖縄で再会した際に闇の世界から足を洗うよう説得されるが、「あってはいけない仕事だが、追いつめられた誰かにとってはなくてはない仕事」として続けることを語っていた。
小泉(こいずみ)
『新』ACT・4 - 6の主要登場人物の一人で、ACT・6の回想に登場。ただし名前だけはACT・2ですでに出ていた。誠が東京に出た際に大介から紹介された顔なじみの闇狩人。初老ではあるが独身の男性で表の顔は大舟生命の営業マン。武器を使用せず体術のみでのスタイルだった。
誠の依頼を引き継ぎ3人組の始末をしていたが、2人目の現場に瑠璃がついて来てしまったため気が逸れ相手に反撃されてしまう。相手はさらに瑠璃を痛めつけようとしたため死にたくなければ殺せと彼女に言い放つ。さらに人を殺して動揺した瑠璃に「君は奴の首に掛かったロープを引いただけ」「自分達は死刑台のロープ」「死刑執行のボタンを押すか否かは遺族が決めればいい」と諭した。依頼内容が書かれた手帳[99]を燃やすよう彼女に指示をした上で立ち去らせ、彼女の血を隠すのも兼ねてわざと大量出血させ、誠と秋月に詫びながら死んだ。
誠と共に瑠璃が闇狩人として生きるきっかけおよびその思想に影響を与えた人物。
工藤 大介(くどう だいすけ)
外伝『蛍』に登場した闇狩人で、曰く「一匹狼の出張専門闇狩人」。49歳[100]。『Δ』ACT4 - 8に登場。表の顔は趣味と実益を兼ねた釣り巡業をして全国の釣り場の穴場レポートを雑誌や専門サイトに買い取ってもらっている。本作でも前述の釣り道具を武器としている。
瑠璃や誠とは顔なじみで、10年前に瑠璃が玉乗りの練習中に誤って川に落ちそうになるところを助けた(釣りあげた)のが出会いだった。それ以降巡業先が近いときは顔を出す。瑠璃曰く「年に1~2度会う親戚のオジサンみたいな感じ」の人。
瑠璃と北海道で再会したときはしのぶや将子らと一緒にいる姿を見て友達ができたと安堵するものの、誠が亡くなったことを聞き驚きを隠せず、瑠璃が一人ぼっちなのを心配していた。更には仕事の現場を瑠璃の目前で見られてしまい、翌日瑠璃を呼んだ際闇狩人であることを聞かれ、そうであることを認めるも瑠璃自身も同業者(闇狩人)であることを打ち明け、小泉も亡くなったことを含めお互い全てのことを話す。
北海道ではいくつかの闇狩人としての「仕事」をしており、最後の的として白神直也と対決するものの「技」はわずかに外れてしまい、反対に左肩と右足に被弾する[101]。その場に居合わせた瑠璃のカラス口もヒットせず解体中の建物の屋上から白神に巻き添えを受ける形で落ちる瑠璃を自身の道具で釣り上げて転落を防いだ。
翌日空港で昔みたいにギュッと抱きしめてほしいという瑠璃の願いに応える形で抱きしめて別れた。
石動 巌(いするぎ いわお)
『Δ』ACT 12-13「許さざる者」に登場した元闇狩人。40歳。妻がデイトレードで稼いでおり、主夫業と言いつつ実質的にはヒモ。自らを「身勝手な人でなし」「無料(タダ)の人殺し」と名乗っている。
武器はその場にあるものや[102]関節技等の力技を使うなど、特に決まった武器は使用していない。
闇狩人を続けるうちに「いちいち依頼を受けていては手遅れになるだけだ」と考えるようになり、告発サイトなどを参考に問題のある人物を殺すようになった。DVやネグレクトで子供を殺すのも時間の問題だった保護者を殺したのち、施設に入った子供を2人ほど第三者として引き取っている[103]。妻との間に実子はいない。
半グレ集団「悪貨(アッカ)」に入った末、集団を抜けようとして殺された隣家の青年と、それを目撃した告発サイトユーザーの青年から預かったスマホに隣家の青年が殺された証拠があったことで、実行犯であるリーダー含めた共犯者4人を狙っていた。そのうち共犯者の一人を依頼を受けた修より先に仕留める。その後もリーダーも狙いをつけて尾行し仕留める機会を探っていたが、今度は路地から出てきた修によって先に仕留められる[104]。だが、出し抜かれたことにはむしろ喝采を上げていた。

『新/Δ』での一般人[編集]

美崎 ユキエ(みさき ユキエ)
瑠璃が通う高校の卒業生でもあり、瑠璃らのクラスでもある2年4組の担任で現在37歳。実家は下宿館から建て替えたマンション「メゾン美崎」[105]。癖のある生徒たちに囲まれながらも持ち前の度胸と根性で切り抜ける女教師。学校内では常にジャージを着ている。婚期に悩んでおり、結婚関係の話が出ると怒る。元スケ番ではあるが、教師ということもあり凶暴さは以前よりは抑えつつあるものの(ただし間に関しては別)、ユキエの怖さを知る男子生徒は逆らわないようにしている模様。『新』ACT・4で瑠璃をファン&アシスタント志望者として間に紹介する。
20年以上の付き合いがあるにもかかわらず現在も間の裏の顔を知らず、同時に瑠璃の裏の顔も知らない。間には瑠璃の家族のことを聞くなと釘を刺すなど、担任として及び学生時代の間と同じ境遇にある瑠璃のことも心配している。
10年前、間以外のとある実業家と婚約までいったが、間に殺されている(後述)。当然だがユキエは殺された理由も殺した相手が間であることも知らない。
杉崎 将子(すぎさき しょうこ)
瑠璃の同級生の一人。栗色でポニーテールの女子高生。今時のギャルで、どこか思考がお気楽かつ刹那的な人物だが情にはとても厚い。スカートを短くしているため下に短パンを履いている。警戒心の緩い瑠璃に対してスケベ心を見せる男子同級生ら[106]に鉄拳制裁をすることもある。
「INTERSECTION」編の最後に三枝将の娘であることが明かされた[107]。だが父の「裏の顔」は当然知らされてはいない。歌が特技で、父親である将がミュージシャンということもありカラオケではプロ級の腕前を持つ[108]。『Δ』ACT 9.5では間にサインをねだっているが、持ってきた著作は中古本で、間からは「父親は相手のリズムを読むが、娘はリズムを崩す」と評され[109]、『Δ』ACT 9では間の過去の恋愛事情をユキエからカマをかけて聞き出す(間はそのことを瑠璃から聞いて「あのバカ娘」と嘆いている)。修学旅行ではしのぶと共に北海道のグルメを満喫しまくった結果、体重が3㎏増加してしまい泣き叫んでしまう。最近では瑠璃の胸を揉むことを日課としている[110]
佐原 しのぶ(さはら しのぶ)
瑠璃の同級生の一人。本好きで図書館司書を目指しているクールな優等生。黒髪のロングヘアーで眼鏡を掛け、右目の下に泣きボクロがある。趣味と進路が一致したとはいえ、自身が堅実に生きているのを自覚しているが、瑠璃や修の様に夢を追っている者や将子の様に楽しんで生きようとする者にも理解があり友人として付き合いがある。
美奈子同様に暴力団の抗争に巻き込まれるが、鞄に入れていた本に流れ弾が当たって難を逃れる。瑠璃には敬称付けで呼ぶのをやめるようには言ってるが、後に全国巡業してた時の習慣だと癖として抜けないことを聞き納得する。間のことは瑠璃を通して色々聞いているが、実際に顔を合わせたのは海水浴で出会った修よりも遅い。修学旅行では将子に付き合ってあげて北海道のグルメを満喫した結果、体重が増加してしまい絶句する(将子と違い具体的な数値は書いていない)。
今野 美奈子(こんの みなこ)
瑠璃の同級生の一人。ショートヘアでイルカのピン止めを前髪に装着している。瑠璃を含めた仲間からは「ミナ」と呼ばれていた[111]。イルカ好きで将来は水族館の飼育員を目指していた。暴力団の抗争に巻き込まれて流れ弾が当たる。そして闇狩人への依頼(自身の敵討ち)を瑠璃たちに託した二日後に亡くなる[112]。仕事の関係で転校続きで友達ができなかった瑠璃にとってはやっとできた友達だった。
望月 美緒(もちづき みお)
瑠璃の同級生の一人。ボサボサ気味のショートヘアでおとなしめの女子高生。『Δ』ACT5 - 8の北海道の修学旅行[113]で瑠璃たちと一緒の班になり、宿泊先では瑠璃と同じ部屋に泊まる。
別れた父親が元暴力団員で、子供の頃に同級生の親や先生に距離を置かれてることにうすうす気づき自分から友達は作らず、かつて美奈子がヤクザの流れ弾に当たって死んだことを気にかけて[114]、瑠璃らに対して「仲良くなる資格がない」と言って避けていた。それでも父親のことが好きな模様。
瑠璃が見知らぬ男から「君の友達が落としたから」と渡されたハンカチ[115]で父親が北海道にいることを知り、その中に入ってたメモを見て小樽で再会するが、その直後に父親の命を狙う中国マフィアの残党に連れ去られ人質にされるも父親と瑠璃に助け出される。父親が誰かに殺されることを覚悟してか「殺されたりしないで」と告げて別れるが[116]、その直後に(結果的には転落死によるものの)瑠璃と大介によって始末されたことは知らない。
翌日、大介のもとに向かおうとする瑠璃に声をかけた際はどこかすっきりした表情を見せていた。
岩井(いわい)
間のメインアシスタント。秋から新連載が決まり独り立ちが迫っており、夏休みを境に瑠璃と入れ替わりでアシスタントを辞めた。
健さん (けんさん)
『新』ACT・11-12、『Δ』ACT 4に登場のホームレス。本名及び年齢不明。ゴンさん(権田)と共に熱中症で倒れた修を助け、ゴンさん亡き後は修と共に生活していた。もともとは自営業(父親からから継いだ工場を経営)をしていたが、8年前に借金を抱えた挙句に実家が第三者の手に渡り、嫁も息子を連れて消えた。
列車爆発事件の際に川を流されてきた被害者を救助したことでテレビ取材を受けて顔が出たことがきっかけで離れ離れになった家族と連絡が付き、家族の許へ帰ることが決まった矢先に、事件の実行犯である高校生の作ったトラップに巻き込まれ命を落とす[117]
かつては野球部でキャッチャーをしていたこともあり、ゴンさんの敵を討つ修のトレーニングにも付き合っていた。

『新/Δ』長編の主要人物[編集]

仁科 春樹(にしな はるき)
『新』ACT・4 - 6の主要人物の一人で、秋月が馴染の客としてタバコを買いに行くコンビニの店員。だが真の正体は記憶を失った殺人犯であり、瑠璃の兄である誠を交通事故に巻き込んだ張本人。
1年近く前に好意を寄せていたアルバイト先[118]の同僚で大学生の倉持唯(くらもち ゆい)[119]の結婚話に激高し、それを阻止すべく唯の家に乗り込んで両親と婚約者を殺害[120]、証拠隠滅のため火をつけようとしたところ漏れていたガスに引火して爆発。そのショックで記憶喪失となる[121]。そのため起訴されるも自供を得られず裁判は一時中止となり、別人格として仮の生活を送っていた[122]
記憶が戻った事で、逆にその間の記憶を失い戸惑いながらも[123]、用意されていた手紙や日記を利用して記憶を失ったふりを続けて唯とよりを戻そうと探し出すが、倉持家の墓前で唯が亡くなったことを知り茫然としてたところに現れた秋月から記憶が戻ったことを問いただされ、記憶喪失後のことや唯についての全ての真実を聞かされる[124]。その上で裁判を再度受けるか聞かれたところ拒否して襲い掛かったため背後から現れた瑠璃がカッターナイフで首を刺す[125]。そして秋月から自らのしてきた行為について「全てを諦めざるを得なくなった彼女の最後の希望を奪った、ただの悪質なストーカーに過ぎない」と断言されて更に激昂し、首に刺さったカッターナイフを自ら抜いたことによる大量出血で死亡した[126]
正木 始(まさき はじめ)
『新』ACT・7 - 10「INTERSECTION」編の主要人物で、町工場で働く21歳の青年。15年前に三枝将が請け負った依頼で殺した男・正木徹の息子。2年前に母親を失う。父親の死から15年間虚無的に生きてきたが、6億円の宝くじに当選。その資金で多数の殺し屋に将殺しを依頼する。工場ではプリント基板の加工を担当しており、その技術で意図的にバッテリーが破裂するよう改造したガラケーを殺し屋との連絡用に配っていた[127]
ターゲットを狙って第3者を巻き込む真似をした殺し屋を前述の携帯を使って殺害するが、その殺し屋の家族が犯罪者の身内と発覚して苦しんでいるのを目の当たりにして思い悩むなど本人はいたって善良。闇狩人から立て続けに依頼を断られたことで自分の父も悪人だったのかと疑問を持つが、ターゲットである将本人から真相を知らされる[128]。真実を知った矢先に彼の資金を狙った殺し屋に狙撃された上、喉を切り裂かれる。命のあるうちに最後の力で依頼をすべてキャンセルし、現場に駆け付けた秋月と瑠璃に仕事を依頼した。奪われそうになった資金(5億7626万2000円)は彼の遺言を受け取った瑠璃の手で事故犯罪遺児支援団体に寄付された。
菊地 次郎(きくち じろう)
『新』ACT・11 - 12「バトン」編の主要人物。54歳。16歳の時に同級生の女子生徒を「誰でもいいから、人を殺してみたかっただけ」という理由で殺害し、14年の実刑判決を受ける。出所して2年後に住んでいたアパートの隣人を殺害してアパートに放火。13人に及ぶ死傷者を出して逃亡。殺人罪の時効が撤廃される前年に時効が成立し、現在は川崎市郊外で農業をしながら暮らしている。
実際には現在も享楽的な殺人を続けており、いなくなっても騒がれることのない不法就労者やホームレス、更には依頼を受けた闇狩人も少なくない数を返り討ちにしている。被害者の遺体は生ごみ処理用のコンポストで処分している。農業をしているのも武器として転用しやすい園芸用具を揃えるためという側面が強く、闇狩人すら殺害対象の方から来てくれると歓迎している根っからのシリアルキラー。秋月曰く「危険なうえに狡猾かつ大胆」と瑠璃に注意を促し、権田との戦いの様子を見た瑠璃[129]も「対応力の凄さと躊躇のないところ」に怖さを感じていた。最初の殺人事件被害者の恋人からバトンを受け、3年掛けて探し当てた権田も返り討ちにするが、さらにバトンを受け取った修と戦っていた際に後ろから瑠璃に仕留められた[130]
権田 (ごんだ)/ゴンさん
『新』ACT・11 - 12「バトン」編の主要人物の一人で、喜多川の乾橋の下に住むホームレス。56歳、下の名前は不明。ホームレス仲間からは「ゴンさん」と呼ばれており、スクーターで炎天下を長距離走って倒れた修を助ける。修曰く「命の恩人」。
40年近く前に後輩の女子生徒(氏名不詳)[131]を殺した菊地次郎を長年探していた。修からは闇狩人を探したほうがいいと勧められるも、「闇狩人を頼るのは自分が死んでから」と言い、せめて自分の手で一発殴らないと気が済まないと返す。その後、3年間の放浪の末に漸く菊地の居所を突き止め、修に後を託す手紙を遺して菊地の家に向かい、返り討ちにされる覚悟のもと「自分の手で一発入れる」目的のために菊地に挑む。結果的には帰らぬ人になるもその目的は果たした[132]
菊地に挑む直前に自らを振り返り「父親は7年前に死亡、認知症になった母親は退職金で介護施設に入れた(だから自分が殺人犯になっても返り討ちに遭ったとしても、悲しむことはないだろう)」と、志半ばで病に倒れた友人の中島へは「自分は菊池をこの世で殺す、お前はあの世で殺せ」と呟いている。
『Δ』ACT 10では依頼人である老人の身の危険を察知し現場に向かう修の脳裏に浮かんだ姿としてもう一人のホームレス仲間だった健さんと共に登場している[133]
白神 直也(しらがみ なおや)
『Δ』ACT 5 - 8「北に果てる」編の主要人物のひとりで、望月美緒の血のつながりのない父親[134]。50歳。元風神組構成員で組解散後は暴力団の依頼専門の殺し屋となり、5年前に殺人事件の犯人として指名手配されると同時に離婚していた[135]。白髪でオールバックのヘアスタイル、顎に傷があり普段はマスクで顔を隠しており、背中には弥勒菩薩の刺青が入っている[136]。使用している武器は旧ソ連製のPSSという消音拳銃[137]で、命乞いする者に対しても容赦をせず、降りかかる火の粉は完全に消し去る戦闘スタイル。瑠璃曰く、間や大介と似た空気を感じていた。
娘の美緒が修学旅行で北海道に来てることを知り、瑠璃に落とし物と称して美緒へハンカチを渡すよう頼む。そのハンカチには待ち合わせ場所のメモを入れており、それを見た美緒と小樽で再会。再会し別れた直後に美緒が中国マフィア[138]に拉致され、監禁場所である解体中のホテルに単身で乗り込み、屋上にいた男以外すべて始末した[139]。屋上にたどり着き再度再会した美緒に別れを告げ姿が完全に見えなくなったことを確認した上で大介との対決となり、拳銃で大介の動きを止めるものの背後にいた瑠璃にカラス口で刺される。しかし詰めが甘かったため致命傷にはならず、瑠璃のコートの襟を掴んだ際に足を踏み外して瑠璃共々屋上から落下するが、瑠璃に美緒の面影を見て掴んだ襟を放して転落[140]。そして瑠璃らにしばらく見つからない場所に自分の死体を捨ててくれと頼み息を引き取る[141]
一柳 賢也(いちやなぎ けんや)
『Δ』ACT 9(「北に果てる」編のアフターストーリー)で間の10年前の回想に登場したユキエの元婚約者。ネット関連企業の社長で実業家。29歳(当時)。
なんでも新品でないと気が済まない男で、好意を持った女の過去が気になって仕方がないと話す[142]。好意を持った女性が過去に他の男と何らかの関係を持つこと=中古品という見識を持ち、部下の男(氏名不詳、パーマヘアーの一見ホスト風、間は当初興信所の人間だと思っていた)[143]を使って交際していた男の身辺調査をさせたり、自ら食事に誘って二人がどこまでの仲だったかを聞くくらいの執着ぶり。
3年前(回想時点から)に有田春奈(ありた はるな)という女性と結婚を考えるも「中古品」であることを理由に殺害し、その元彼も部下の男によって殺され、凶器の刃物をポケットに入れた状態での春奈への未練による(入水自殺に見せかけた)無理心中として処理されていた。同様にユキエのファーストキスを奪われたという理由だけで間を拉致して殺害しようと企てるも部下の男共々返り討ちに遭う[144]

我竜京介 PUBLIC FILE[編集]

上記の通り、闇狩人の一人である我竜京介の『表の顔』である、トレジャーハンティングを主題とした漫画作品。フロム出版のコミックレーベル「ベルコミックス」より、1993年12月31日に初版発行。後に東京三世社「LE-COMICS」レーベルに移管された。レーベルおよび出版社故に現在では18禁扱いとしている書店[145]もあるが、本作は(少なくとも発刊当時の基準においては)18禁作品ではない。作品内容は描き下ろしで、出版における企画と制作を編集会社であるペーパーハウスが受け持った。評価によっては続編を企画する可能性もあったようだが、結局はこの1冊で完結している。全2話。

PUBLIC FILE あらすじ[編集]

我竜京介。とある資産家に雇われ、その研究仮説をもとに遺跡を探索調査するトレジャーハンター。しかし彼の行く先には、ある時には宝を巡り、ある時には古代の遺産に伴う失われた技術を狙い、様々なキナ臭い陰謀がつきまとう。京介は歴史の真実と資産家よりの報酬、さらには大きなスリルを得るために、それら陰謀を排し戦う。その向こうにあるものは、果たしていかなる「真実」か。

PUBLIC FILEの登場人物[編集]

我竜京介(がりゅう きょうすけ)
上記参照。けん玉を武器に操る凄腕のトレジャーハンター。
第1シリーズでは胸元までくる位の長髪で後ろに束ねていたが、本作では短くしている。
教授(センセイ)
京介の依頼人。歴史異説の研究を行っている資産家の考古学者で、その研究におけるフィールドワークと証拠品の蒐集を京介に依頼している。秘書にセーラー服ナースバニーガールコスプレをさせることが趣味で京介いわく「ヘンタイジジイ」である。
『Δ』ではACT 14で京介との電話越しで登場している。具体的な内容は明らかにされていないが、京介と組んで何かを調査していた。ただ近代史は専門外だったことと身の安全を考え、接触してきた「組織」との交渉に応じ手を引いた[146]が、京介には金は出すから好きに動けと話す。
井原かつみ(いはら かつみ)
第1話『白き花に入りし者』のヒロイン。東北の田舎に住むショートボブの女子高生で家は父子家庭の農家。東京へ冬季の出稼ぎに出た父親が、トラブルによって帰らぬ人となったために、その遺骨を引き取り帰宅したところで、自身の家が家探しされて荒らされていた現場を見て、事件に巻き込まれる。実は父親の死には「義経の遺産」が関わっていたといい、そのために京介のトレジャーハントに同行することになる。
加藤(かとう)
第1話『白き花に入りし者』に登場する敵の一人で暴力団関東鬼龍会に所属しているヤクザ。部下のチンピラを2人ほど引き連れている。かつみの父の知る「義経の遺産」を狙って拷問の末に殺してしまい、次策としてかつみを狙い拉致するも、京介の横槍が入り対立することになる。実は大手不動産会社である光興産の下請けとして動いていた。
平(たいら)
第1話『白き花に入りし者』に登場する敵の一人。光興産渉外四課(トラブルにおける荒事および違法脱法処理を専門とする課)に所属するチームリーダーで部下を2人引き連れている。東京に出稼ぎにきた、かつみの父より居酒屋での話のネタとして、義経の遺産の話を聞きつけてバブル景気崩壊時において目減りした会社の資産の穴埋めのために、これを狙う。
源義経(みなもとのよしつね)
第1話『白き花に入りし者』に登場。本作では「白き我が花に入りし者、黒に染まらん」の言葉を残し、それが財宝伝説となったとされている。同話の最後で「魂転の外法」という転生の秘術によって魂を自らが持つ刀に封じ、自らの寄る辺となる肉体を探し続け、これを乗っ取ることを画策していたことが判明する。
安重(あんじゅう)
第2話『いつかその日まで』に登場。お寺の嫡子で、実家を継ぐために高野山で修行している見習い僧。修業に入って、まだ日が浅く俗世に彼女を置いてきている。だが彼女のほうが我慢しきれずに高野山にやってきてしまい、その彼女と逢引して家に帰るよう説得する最中、京介と出会い成り行きで彼に協力することになる。彼女からは「ヤックン」と呼ばれている。
岸田智子(きしだ さとこ)
第2話『いつかその日まで』のヒロイン。安重の彼女。彼氏に会えない鬱積から禁を破って高野山に押しかけてきた少女。安重と共に京介と出会い、騒動に巻き込まれる。
星海上人(せいかいしょうにん)
安土桃山時代に高野山で即身仏として入定したと言われる人物。元は和歌山県の砂浜に遭難漂流者として流れ着いた人物と言われるが、人よりも優れた知恵を持っていたとも言われ様々な謎に包まれている。
西住(さいじゅう)
かつて修業の孤独に耐えかねた西行の手により反魂の術を用いて創られた人造人間。だが、その出来は西行にとっては満足のいくものではなく、我に返った西行によって高野山の奥に打ち捨てられた。知性やコミュニケーション能力は弱いが、皆無というわけでもなく人の善意と悪意くらいは感じ分けられるようでもある。ただ、害意のある者には一切の容赦がない。のちに星海上人に拾われ、彼の優れた知性によって心を通わせ、上人の入定地の番人として行動するようになる。
その体組成は現代科学においても破壊が困難な攻撃耐性に優れた素体であり、そのために米国特殊部隊に狙われてしまう。のちに米軍がモニタリングした西住の体組成データが『Dの軌跡』主人公・飛高大悟の愛用するライダースーツの素材へと転用されている。
カイル
高野山に西住を狙ってやってきた米国国防総省のエージェント。そのために駐日米軍の部隊を秘密裏に指揮しており、軍での階級は少佐相当。のちに安重と智子を人質にとって京介に西住捕獲の協力という「取引」を持ち掛ける。

舞台[編集]

同名タイトルの舞台化作品が、2016年に天王洲 銀河劇場北九州芸術劇場大ホール、森ノ宮ピロティホールで上演。脚本は鈴木哲也、演出は深作健太、制作・主催は日本テレビ[17]

キャスト[編集]

その他の登場人物[編集]

入江 優(いりえ ゆう) - 稲垣成弥 間の表の世界の親友
鬼塚(おにづか) - 市瀬秀和 皇コンツェルン傭兵部隊の隊長
犬飼(いぬかい) - 中村誠治郎・川隅美慎[147] 皇静馬の部下(右腕)。

スタッフ[編集]

脚本 - 鈴木哲也
演出 - 深作健太
美術 - 土岐研一
照明 - 倉本康史
音響 - 長野朋美
衣装 - KO-SUKE
ヘアメイク - 糸川智文
映像 - 石田肇
アクション指導 - 諸鍛冶裕太
ステージング-広崎うらん
演出助手 - 松森望宏
技術監督 - 小林清孝
舞台監督 - 小川亘
制作進行 - 児玉奈緒子
プロデューサー - 松村英幹
主催・企画・制作 - 日本テレビ

各シリーズの単行本[編集]

『闇狩人』本編単行本[編集]

集英社 ジャンプコミックス発刊分 全6巻

※各エピソードの合間のページにはゲストとなった女性キャラ(善悪問わず)の水着カットがある[148]
  1. 闇の世界より…[149](ISBN 4-08-871321-4)発売:1988年10月
  2. 無言劇[150](ISBN 4-08-871322-2)発売:1989年5月
  3. 京に哭く鬼(ISBN 4-08-871323-0)発売:1989年7月
  4. 夢の途中[151](ISBN 4-08-871324-9)発売:1989年10月
  5. 闇の記憶(ISBN 4-08-871325-7)発売:1990年2月
  6. Let it be(ISBN 4-08-871326-5)発売:1990年9月

ホーム社 ジャンプコミックスセレクション発刊分 全5巻

※JC版で描かれてた水着カットを除く描き下ろしページはカットされている。
eBookJapanからもデジタル配信されている。
  1. 闇の世界より…(ISBN 978-4-83-421671-4)発売:1998年3月19日
  2. 無言劇(ISBN 978-4-83-421672-1)発売:1998年4月17日
  3. 京に哭く鬼(ISBN 978-4-83-421673-8)発売:1998年5月19日
  4. 闇の記憶(ISBN 978-4-83-421674-5)発売:1998年6月19日
  5. Let it be[152](ISBN 978-4-83-421675-2)発売:1998年7月17日

各種外伝の単行本[編集]

集英社ジャンプコミックスより発刊。『無名の剣』のみ集英社ホームリミックスより発刊。eBookJapanからは「我竜京介 PUBLIC FILE」と共に「闇狩人スピンオフシリーズ」としてデジタル配信されている。

  1. 坂口いく短編集 ALBUM 3「闇狩人-家族の肖像-」[153](ISBN 4-08-871550-0)※闇狩人スピンオフシリーズ(2)
  2. 闇狩人異伝 Dの軌跡(ISBN 4-08-871322-2)※闇狩人スピンオフシリーズ(1)
  3. 新選組隊外記 無名の剣(ISBN 4-8342-4156-4)※闇狩人スピンオフシリーズ(4)

我竜京介 PUBLIC FILE 単行本[編集]

フロム出版社ベルコミックスより発刊。のち同社の再編により東京三世社ル・コミックスにレーベル移管。前述の通り、eBookJapanより「闇狩人スピンオフシリーズ」の3作目としてデジタル配信されている。

  1. 我竜京介 PUBLIC FILE(ISBN 4-938752-07-7)※闇狩人スピンオフシリーズ(3)

新 闇狩人 単行本[編集]

坂口いく 原作・細川真義 作画 『新 闇狩人』 スクウェア・エニックス〈ビッグガンガンコミックス〉、全3巻

  1. 2016年8月25日発売 ISBN 978-4-7575-5090-2
  2. 2017年2月25日発売 ISBN 978-4-7575-5257-9
  3. 2017年8月25日発売 ISBN 978-4-7575-5458-0

闇狩人Δ 単行本[編集]

坂口いく 原作・細川真義 作画 『闇狩人 Δ』 発行:ホーム社 / 発売:集英社〈集英社ホームコミックス〉(書籍版)〈ジャンプ・コミックス デジタル〉(電子書籍版)[154]、既刊3巻

  1. 2018年2月19日発売(同年2月24日初版発行) ISBN 978-4-8342-3264-6 
  2. 2018年6月19日発売(同年6月24日初版発行) ISBN 978-4-8342-3267-7 
  3. 2019年1月19日発売(同年1月23日初版発行) ISBN 978-4-8342-3275-2

その他[編集]

第1シリーズでは一部を除く各話にイメージソング[155]が設定されていた。各話のイメージソングはJC版の2巻及び6巻にてリストアップされている(本項では記載しない)。イメージソングの設定されてないエピソードは各読者のイメージで決めてもらうよう記されてある。

脚注[編集]

  1. ^ 単行本カバー折り返し参照
  2. ^ 話中で「闇狩人」を名乗ったのは連載が開始されたACT.2からで、読み切り作品であるACT.1では闇狩人の名前は話中に登場しなかった。
  3. ^ 『闇狩人Δ』P.48
  4. ^ 基本的には本編及び外伝に登場した5人の闇狩人が初登場もしくは大きく活躍するストーリーが掲載されている。
  5. ^ 闇狩人(及び闇狩人Δ単行本版)=ACT.(数字)、新 闇狩人=ACT・(数字)、闇狩人Δ=ACT(デルタの文字の上に数字)と表記されている。その他、『Z』掲載時の『Δ』では表紙が後になる話などでは1ページ目欄外に作品タイトルと共に「#(数字)」とも表記されることもある。
  6. ^ 例として初作の読み切りが単行本ではACT.1になったり、連載時は前後編として掲載されたものなど(ACT.4/17/19)。
  7. ^ 単行本『闇狩人異伝 Dの軌跡』P.120 参照
  8. ^ 新主人公に漫画家志望で巨乳の女子高生を迎え武器はカラス口、間は(現代的な意味合いでの)微妙な漫画家で30代後半と設定されていた。
  9. ^ 『新 闇狩人』単行本1巻カバー折り返しの坂口のコメントでは当初の想定から4~5年遅れたと記されている。
  10. ^ 浅田は『闇狩人』が連載されていた当時、同じく『月刊少年ジャンプ』にて『BADだねヨシオくん!』を連載しており、坂口とは同時期に同雑誌で連載を持っていたライバルにして仕事仲間という「同時期に同じ釜(雑誌)の飯を食った」間柄であり現在でも多少の交流がある。
  11. ^ 同じ『ビッグガンガン』誌にて、同傾向作品である『アカメが斬る! 零』を手掛けている(ただし『闇狩人』は現代劇で『アカメが斬る!』はダークファンタジー)。
  12. ^ 具体的には記されていなかったが、3巻のカバー折り返しや坂口の書き下ろしページにもそれを匂わせる描写があった。
  13. ^ 依頼料に関して、間は金額ではなく「金にしみ込んだ涙の重さで殺(や)る」(『闇狩人』ACT.1)と、秋月は依頼人それぞれの事情も鑑み「同じ金額でも金持ちと貧しい人では価値が違う」(『新 闇狩人』ACT・4)とそれぞれ発言している。
  14. ^ そういう意味では京介のガメツさやセコさも「不必要に事件や被害者・加害者に入れこまないため」に必要な素養でもある。
  15. ^ 殺しに必要なのは半端な技量ではなく「殺す時に躊躇わないこと」であるため。正味な話、普通の人間を殺すのに超人的能力は必要ない。
  16. ^ 携帯からの発信だと通話記録が残るため。なお、第1シリーズでは公衆電話同士での発着信もあった。
  17. ^ a b c d e f アクション現代劇「闇狩人」舞台化!高杉真宙と横浜流星が待望の共演”. コミックナタリー (2016年1月6日). 2016年1月6日閲覧。
  18. ^ 単行本1巻162ページ、ACT.4後半パートの初めにて徹夜で描いた原稿にその名前が記されている。ペンネームは続編でも使用されている。
  19. ^ 後作である『新 闇狩人』ではユキエが自分の教え子(瑠璃)をアシスタントに紹介した際にこのことを思い出し、教え子がそのアイドルに似ていることもあり教師の立場として警戒する描写が描かれている。
  20. ^ 間曰く、ACT.2で手慣れたものが一番だと語っている。『新 闇狩人』の第2巻坂口の後書きによると、当初はカラス口を設定していたのだが地味でマイナーだったため変更したとのこと。カラス口は後に士堂瑠璃の武器として利用されている。
  21. ^ 『新』で使用している定規は刃渡り23~24センチである。
  22. ^ 『新 闇狩人』2巻116Pより。
  23. ^ 幼い武士が血まみれの日本刀を持っている回想シーンがある。
  24. ^ 短編集『闇狩人 家族の肖像』P.126
  25. ^ JC版2巻 p.24及び復刻版1巻 p.218
  26. ^ 空手と言っても古代から続く殺人術で、京介との対決では急所蹴りや目潰しをするなど、間ですら「えぐい空手」というほど。
  27. ^ 岡山県にかつて存在していた村(現在の新見市)と同名。ただし実在した刑部村は昭和2年に刑部町に、後の昭和29年に新見市(旧)に市制変更されたため、話中の刑部村(回想時点で昭和38年)との直接の関連性はない。
  28. ^ 実は京介も半年前の暴力団の鉄砲玉事件の件で依頼されており、陣内とはその組事務所で顔を合わせる。
  29. ^ ホームレス仲間から世話になってるため悪ガキから守ったり人探しをしているだけと語っている。
  30. ^ 出版社から青年の父親に渡すよう頼まれた新人賞入選の賞金を頼み料とした。同時に持ち込みに現れた間とも会い、表の顔の一部を知る。
  31. ^ この際にも当初は頼み料を受け取ろうとしなかったが「“許せねえ”だけでやっていたら、身も心も保たない」と諭されて受け取った。
  32. ^ sakaguchiikuのツイート(985994707623854082)でも「原作での陣内の復活はない」とツイートしている。
  33. ^ 『Z』にて最終改訂版Re ACT5・6として配信された。
  34. ^ 『新』ACT・8「INTERSECTION Ⅱ」の副題としても使われた。
  35. ^ 1時間後に始まる自身のオールナイトライブのため早く抜ける代わりにこの5人の始末を引き受けた。
  36. ^ なお、オールナイトライブも敢行された模様で、将の退院が映ったテレビを展示していた電器店にオールナイトライブのビデオ入荷の広告が掲げられている。
  37. ^ 本間としてはひとみが警察に捕まって汚れる前にアイドルとして始末してほしいと願い、間も始末の際ひとみに「アイドルのままでいかせてやる」と呟いた。
  38. ^ 2階建ての建物で1階は美崎家の住居となっており、2階の下宿部屋は8畳間の居室が3部屋あり、階段上がってすぐのところの間の部屋が、その隣である奥の部屋に生活時間帯の異なる大学生が住んでいる。台所とトイレは住人共用で風呂は美崎家とも共用(ACT.14より)。ユキエが客人を招くときは間の部屋を使う。
  39. ^ 『月刊少年ジャンプ』掲載時の登場人物紹介より。
  40. ^ 連れの1人である明日美(あすみ。髪が長くリボンをつけてないほう)は最終章で皇コンツェルンの息のかかった外国人傭兵に殺された。
  41. ^ それでも『新』以降に登場する教え子の中で一番スカート丈の長い佐原しのぶよりも長く、連載当時の一般女子高生としては普通のスカート長だった。
  42. ^ 言い寄ってくる男の多くはユキエの実家が「都内に土地を持っている」という理由で擦り寄っていた模様。
  43. ^ ACT.14にて受験のため秋田から上京したユキエの親戚の中学生から父親が一人になる心配をして、「ユキエの家と逆だ」と間が口にしてたことからユキエの父親はいない模様。そのほか『Δ』ACT 9にてユキエが実業家の男性からプロポーズされた際に間が「女手ひとつで育てた娘の結婚だもの」と語っている。
  44. ^ 髪に色がついてるほうが金、ついてないほうが銀。
  45. ^ ユキエにはいとこと言ってある。
  46. ^ 本来、悲しまなくてもよい人間を悲しみの底に突き落とし続けているということ。
  47. ^ ヤクザだった父親が麻薬の幻覚症状で銃を乱射し多数の死傷者を出して警官に射殺されたことで「麻薬で頭のいかれた男の子供」という理由で母親に中絶を勧めるも拒まれ、栄養剤と偽った死産にさせる薬を飲ませ続けたことで赤ん坊は死産となり、薬の副作用で母親も衰弱死した。その中心人物が村長、村医、そして陣内の父親だった。小学生だったしのぶは事の真相を話している所を母親の葬儀の日に聞いてしまったことが村へ復讐する「鬼」となるきっかけとなった。
  48. ^ 直接会話していないが、京介は「俺たち(闇狩人)は、その鬼を飼いならしている」と語り、敷島をこれ以上苦しませないため、自ら手にかけた陣内を「やさしい鬼」と評した。
  49. ^ ただし所員は敷島一人のみ
  50. ^ 間らへ向けた「我々は小さな目的のためでも、これだけの大きな犠牲者を簡単に出すことができるぞ(だから我々に逆らうと、お前たちの周囲のもっと多くの人々を不幸に貶めて虐殺してみせるぞ)」というメッセージ。
  51. ^ 背格好、声質、目鼻立ちが似ていたため簡単な整形でいづみに変わることができた。
  52. ^ 手のタコは地引網でできたもの。間はいづみと握手したときに違和感を感じ、5年も続けて出来たタコが1年やそこらでは消えないことで恵であることを確信していた。
  53. ^ 間は恵に「死ぬ事よりも残ってるものを大切にしたほうがいい」と諭す。「もし恵が警察に自分の正体を明かしたらどうするか」という陣内の問いに間は自分が始末して日本から消えると語っている。それを聞いた将は間をロマンチストだと返している。
  54. ^ 試合相手の家を断絶させてしまったばかりか、相手の妻と娘も武士の身分を剥奪されて、卑しい身分として遊郭に売り飛ばされてしまった。
  55. ^ 金銭を代償としたのは最初のバイク会社会長の一件のみで、他の殺しは(闇狩人の主旨からすると)単なる報復と障害排除。
  56. ^ ただし将子からのセクハラ行為にはわずかながら抵抗している。
  57. ^ 事故でしゃべれなくなった兄の看病をしていた際に我流で読唇術を身に着けた。
  58. ^ その一方で「いつか誰かに殺されなきゃいけない悪い子」という葛藤も持っていることを北海道で再会した大介に打ち明けるが「悪い子はそこまで考えない」と慰められる。
  59. ^ 使用道具は異なりレントゲン描写はないが、間や京介も第1シリーズでほぼ同様の方法で仕留めているシーンがある。
  60. ^ 『新』ACT・4における回想シーンで「幸せになりに行く」と語って瑠璃の前から去っていったが、これが切っ掛けとなったのか相手との問題がこじれると事故を装ったり薬物を用いて相手を手にかけるようになり、秋月の下に「仕事の標的」として話がきた。割り切りの良さは瑠璃にも(まだまだ未熟ではあるが)受け継がれている。
  61. ^ 修学旅行のお土産を間に渡した際「お土産をあげられる人は先生(間)だけ」とも打ち明けていた。
  62. ^ 終盤にコンビニで成人雑誌を吟味している姿を瑠璃とユキエに目撃されるところが初登場。なお『Δ』ではACT 2から登場する。
  63. ^ 10年前にユキエから一室空いてるからと勧められ、漫画家でもローンが組めるならということで購入した。ユキエにはちょうどその時結婚話があり、自分が出ていけば一人になる母親の身を案じ、傍に知ってる人がいれば安心できるということで間に購入を勧めた。
  64. ^ ユキエが瑠璃を紹介した際も学生時代巨乳アイドルのファンだったことを思い出し警戒していた。でも実際には手を出すようなことはしていない。
  65. ^ 自衛のためもあるが、婚約者自らが依頼人兼標的となる「仕事」として始末した。将との会話でも「殺人の時効もなくなったし、俺はとても家庭を持つ気にならない」と呟き、瑠璃との会話では「表も裏もいつどうなるか先の分からない仕事だから(幸せにする自信はない)」と話している。
  66. ^ 12年前の下宿からマンションに建て替えるため近所のアパートに引っ越す際の出来事で、瑠璃が間への修学旅行の土産選びに迷ったときにユキエから聞いたもの。瑠璃は間が執筆中は間食をしないことを思い出し、ユキエは思い出しただけで腹が立つと憤慨していた。この話を聞いた3人は唖然とすることとなった。
  67. ^ 『Δ』ACT 3では、嘱託殺人を犯しながら突き止めてくれと言わんばかりに杜撰な後始末をしている犯人の行動に秋月と共に「殺人なんてホントにバカしかやらないのか」と落ち込んでいた。
  68. ^ 連載が始まったころにいつ打ち切りになってもいいよう最終回の構想は頭の中にある、と瑠璃が同級生らに語っている。実際に原作者の坂口も第1シリーズについてはJC版1巻(88年10月当時の)書き下ろしページで90年4月の最終回(実際は90年3月号で最終回を迎えた)の構想がすでに頭の中にあると書いており、最終エピソードのサブタイトルも明らかにしていた。
  69. ^ 現代ではアンケートではなく単行本の初動で左右されるため、数週の売り行き次第で打ち切りになることもある、と秋月に話す。そのため将からは社会的信用度の意味で「微妙な漫画家」と言われ怒りを隠せないでいる描写もある。『Δ』ACT 3では、間の元担当だった男が青年誌の副編集長という縁もあり、持ち込んだ原稿が一度は連載という形で話が進むものの、母親を殺した嘱託殺人の標的となったため間に始末された。そのため復帰は叶わず現在も失業中のまま。間は秋月にその男のことを救いの神という意味での「蜘蛛の糸」みたいな人だと話していたが、後で自分自身を「自分で糸を切るなんて馬鹿な男」とも呟いていた。
  70. ^ 闇狩人に復帰したのは主にローン支払いのため。
  71. ^ 瑠璃が初めて間の部屋に訪れた際、取り出したカラス口を見て違和感を感じる描写があるものの、視線のほとんどが瑠璃の胸元へ向いていた。
  72. ^ 同様に将にも「(一度禁じた「殺し」というタブーを破る)例外はいっぺんこっきり。繰り返すと癖になるぜ」と語っている。これも「家族の肖像」で自身が決めた闇狩人引退を取り消した経験から。
  73. ^ 当初は瑠璃に見届け役を依頼する予定だったが、実行日が修学旅行中のため間が見届け人になった。
  74. ^ 旧麻生村・比名町・木島村の3村合併でできた町で、修は旧麻生村に属する。
  75. ^ 修の知り合いでもある依頼主の青年が「探し物」と称して上京し秋月に仕事を依頼するが殺人ではないことで断わられ、その結果自ら犠牲になったため(ただし標的となる人間に殺されたわけではない)、それを気がかりに思った秋月が様子見を兼ねて海水浴の行き先が決まっていなかった瑠璃に比名ヶ浜を勧めた。本来なら間に頼もうとしていたが、とある事情によるアクシデントで動けなくなり、代わりとして瑠璃に頼むことになった。なお、瑠璃はその「事情」を目の前で目撃しているが裏の世界ではまだ面識がなかったため、秋月の言う「あてにしていた人」が間だったとは知る由もない。
  76. ^ 瑠璃と修とは依頼主だった青年の母親が経営する海の家で知り合う。後に修が上京し「仮免許中の闇狩人」として仕事をした際は顔見知りということに難色を示した秋月の判断により瑠璃の顔を隠してサポートすることとなった。のちに街中で間と一緒にいた際にやってきた瑠璃の存在に気付かず、秋月による招集で初めて裏の世界で顔を合わせた時は驚きを隠せなかった。瑠璃になぜ闇狩人になったのかを聞こうとするも間に止められる。
  77. ^ 修の年齢はこの時の相談者カードに記載されていた。
  78. ^ 『Δ』ACT 12では前の仕事で間の「夢も人も大事にし過ぎると祟る(「どんなに大切なものであっても、それを守るために罪を犯すようになってしまえば恨みを買い、地獄に落ちる」という意味)」という呟きを聞き考えを変えてる模様で「縁がなかったから、それを受け入れていくしかない」としのぶに話している。
  79. ^ 修の祖父が若いころ乗ってたものを乗り継いでいる。
  80. ^ 間は本業のスケジュールの都合がつかず、秋月を通して二人に託した。
  81. ^ 化学が趣味の高校生だが、親すら「自分の財布」としか認識しておらず、他人の生き死に頓着せず、自分の犯行に便乗声明を上げたテロ組織を嘲笑っていた。そんな犯人に「バカヤロウ」と呟きながら初仕事を果たす。初仕事の見届け人となった間には「これでお前さんもバカヤロウだな」と言われた。
  82. ^ 修としてはいいトレーニングにもなり、上階に住む高齢の住人としては大変な階段の昇り降りをせずに済む。そのため団地の住人からは孫のように慕われている。配達も自身のスクーターを使用している。
  83. ^ 情報屋としてなら第1シリーズのホームレスのオッサンと同じ位置付け。
  84. ^ それを踏まえた上で仕事に取り掛かる際、依頼人に対しては「(依頼者自身も)闇狩人という凶器を使った人殺しとなる」ことを確認する。後に瑠璃も母親を殺された女子高生から闇狩人を探してもらうよう頼まれた時に同様のことを話して思い止まらせた(この件については父親が秋月へすでに依頼をしており、その依頼と共に同じ依頼をしようとする娘からの依頼を受けないよう伝えている)。
  85. ^ 主に間への依頼用(及び記憶喪失となった標的の監視も兼ねて)としてコンビニでタバコを購入することはあるが、秋月自身がタバコを吸う描写はない。
  86. ^ 秋月としては表も含めて闇狩人同士が顔見知りであってはいけないと考えていたが、間と瑠璃が表の世界で顔見知りだったのを目前で見てしまい愕然としていた。そのため瑠璃と間が一緒にいたのを見たことを伝えた上で間に依頼を出した。のちに街中で瑠璃・間・修の3人が一緒にいることを目撃しまたしても驚くが、次の仕事で人手を必要としていたため顔合わせの手間が省けたということでよしとしている(『Δ』ACT 9.5)。
  87. ^ 『Δ』2巻(コミックス版)の細川のおまけページより。季節によって上着を脱いだりコートを着用しているが、同じスーツをヨレもなくキチッとしている状態で着ていることを間と瑠璃が不思議に思っている。
  88. ^ 街中で娘と一緒にいるところ(父親として娘の言葉遣いを注意していた)を間に目撃されて動揺する描写がある。
  89. ^ 間は過去の件でいろいろと命の危険を伴う危ない目に遭ってるため当初は断ろうとしたが、京介からポンと渡された札束を見て仕方なく引き受ける。
  90. ^ その中で「続きはWEBで とか言うなよ」と坂口の「何も言えない…」のセリフからWEB連載を匂わせる発言ともとれる内容が伺い知れる。
  91. ^ まずは新規読者のために一話完結の物語を一定期間継続してほしい、とサイト運営側から要望を出されていた
  92. ^ sakaguchiikuのツイート(905911462824075264)
  93. ^ 『Δ』2巻の坂口描きおろしページより。
  94. ^ 『新』で登場した瑠璃の母は作中で「私もじき40歳」と語っており、誠が生まれた頃には10代半ばという計算。
  95. ^ 原因は車を運転中、路地から飛び出してきた暴走運転のバイクを避けようとして起きたものだった。そのバイクを運転していた男は後述するこの事故とは別件での「仕事の標的」となり瑠璃らに始末された。その仕事の際秋月が瑠璃に誠の事故についての真相を伝える。
  96. ^ 脳からの命令が首から下に届かず機械で心臓や肺を動かしている状態のため、意識はあるが動くことも話すことも食べることもできない状態だと瑠璃が小泉に話している。
  97. ^ 第1シリーズ「無言劇」編の香も同じ武器を使用し、ACT.20では記憶喪失から戻った間が咄嗟の武器として使用したこともある。
  98. ^ 沖縄での「仕事」の時は電線の上から標的の頭上に目掛けて投げている。
  99. ^ 瑠璃が代わりにリストアップされていた依頼内容を半年がかりで完遂したため、後に秋月へ渡される。リストのうち、最後の標的である通り魔は『新』ACT・1の冒頭で始末されている。
  100. ^ sakaguchiikuのツイート(951446777579712512)
  101. ^ 全国各地に腕のいい闇医者を押さえているため、翌日には回復していた。
  102. ^ 子供を虐待した父親には玄関に置いてあった傘の先端を鼻の穴に刺したり、標的となった反グレのメンバーは落ちていた割りばしを使って耳の穴に刺すなど(瑠璃も『新』ACT・4ではカラス口を使って後者の方法で標的を始末している)。
  103. ^ そのうちの一人はACT 12の冒頭で親に虐待されてベランダに追い出された女の子。
  104. ^ 残りの二人は秋月によって隠れ家的名店と称した店(実はテナント物件)に誘い込み、間と瑠璃によって仕留められた。
  105. ^ 4階建ての1部屋2LDKで各階4部屋の全16部屋。
  106. ^ この男子生徒は『Δ』ACT 2にも登場しており、屋上からの街並みを撮影したいがためにスカートがめくれてることを知らずに夢中になる瑠璃を見てあまりの羞恥心のなさに将子共々唖然としていた。
  107. ^ 将子曰く「デート」と称して親子で出かけてたところに、漫画の道具を購入に出かけた瑠璃と間に会う。
  108. ^ 『新』第3巻表紙のおまけ4コマより。歌を聞いていた瑠璃は「パパりん」としての将を脳裏に浮かべでいた。
  109. ^ サインをしている間に向けて屈託のない笑顔を見せており、本人としては悪気がない模様であることを間自身察していたが、中古本(しかも100円で購入したもの)ということもあり心中は複雑な気持ちだった。
  110. ^ 本人は癒しと言ってるが瑠璃からはやめてほしいと言われている。しのぶも当初は何か言ってた模様ではあるが、日常化しているため何も言わなくなった。
  111. ^ 『Δ』では瑠璃は「今野さん」と言っている。
  112. ^ 仮に治ったとしても弾が脊髄を傷つけていたため歩くことは絶望的な状態だった。
  113. ^ 後姿のみならACT 4の終盤から登場
  114. ^ 父親がヤクザだったことは将子としのぶには言わないよう口止めをされ、水族館でのイルカショーを見た時に将子としのぶの間に置かれた美奈子の写真に向かって「ごめんなさい」と呟いていた。
  115. ^ 「MIO」とチューリップの刺繍の入ったピンクのハンカチで、美緒曰く自分が小学生の時に持ってたもの。
  116. ^ 父親も最初の再会時に「自分はいつか誰かに殺さないといけない気がするが、もしそうなっても誰も恨むな」と美緒に語りかけていた。
  117. ^ 入り口を開けるとガスボンベが爆発するよう仕組まれていた。本来は修を狙った罠だったが、健さんが髭剃りを返しに入ろうとしたときに爆発した。カセットコンロを持っていたため、買い置きのボンベに引火したと判断されたが、普段買い置きなどしていないのを知っていた修は自分がした警告から引き起こされた物だと気づいた。
  118. ^ この時はドラッグストアに勤めていた。
  119. ^ 肩先くらいのセミロングの女性だが、顔ははっきりとは描かれていない。
  120. ^ 唯は大学からそのまま帰宅の予定だったが帰路の電車が事故で止まり現場には居合わせなかった。
  121. ^ この時、仁科がアルバイト先から唯の家にバイクで向かう際の暴走運転が原因で誠が事故に巻き込まれることとなった。
  122. ^ 保釈と似た扱いとなるため完全に野放しになったわけではなく、秋月がコンビニの馴染み客となって逐一行動をマークしていた。このケースの場合、身元引受人や担当弁護士に定期的に連絡を入れることで仕事や旅行も可能。
  123. ^ 記憶喪失の回復時に喪失中の記憶を失うというのは現実にもあるパターン。喪失時は口調も対応も丁寧だったのが、明らかに口調や態度が変わったこと(タバコを購入する際「いつもの」で通じなくなった)で、秋月は記憶が戻ったことを察知していた。
  124. ^ 唯は余命半年 - 1年のがん告知を受け、秋月に仁科の今後を託して半年ほど前に他界していたこと、記憶が戻ったら「自主的」に裁きを受けるように願っていたことなど。
  125. ^ 同時に法の裁きを拒否した場合は殺すようにも依頼していた。これが唯の最後の願いだった(これらの依頼を秋月に託して息を引き取った模様)。
  126. ^ これは記憶が戻ったときの唯の後追い自殺に見せかけるためで、凶器も秋月の指定によるもの。唯の両親や婚約者を殺害したときの凶器も仕事で使っていたカッターナイフだったため、首に刺さったカッターナイフで秋月を襲おうとしたが出血によりその場に倒れる。
  127. ^ 前金で100万円と前述のガラパゴス携帯。成功報酬は900万円。始の持つ資金額を聞いた間は「最大591人殺し屋がくる」と将に忠告した。
  128. ^ 始の父親である正木徹は闇狩人で、公安関係者を標的にした「仕事」の後の現場付近を通りかかったタクシーのドライブレコーダーに姿を捉えられ、重要参考人として公安に目を付けられた。国家のために必要なら自白剤でもなんでも使う公安部相手に自身の「仕事」が明らかとなり、家族に「人殺しの身内」という重荷を背負わせないため、古馴染みだった将に自身を殺すよう依頼したのが全ての真相だった。
  129. ^ 漫画資料としての風景撮影と称して近くのアパートの踊り場を借りて、秋月から借りた超望遠レンズを使って様子を見ていた。
  130. ^ 秋月も日傘を武器とする女性の闇狩人(情報交換程度の付き合いしかない)から依頼を受け、3日経っても依頼料を取りに戻らなかったら仕事を引き継ぐよう頼まれる。結果的にその女性闇狩人も戻ってこなかったため「もう一つのバトン」として仕事を引き継いでいた。
  131. ^ 菊地に殺された最初の犠牲者である女子生徒は中学からの友人だった中島(なかじま)と共に告白した相手で、彼女は中島を選んだものの、本人にとってはそれでも大切でかけがえのない存在だった(そのためお互い他の女性と結婚しなかった)。菊地の2件目の事件の時効が成立した4年後である3年前に中島が菊地を探す途上で倒れたとの連絡が来て、病床の中島から彼女の星座である射手座が刻印された「婚約の約束指輪」をバトンとして託される。
  132. ^ 身を案じた修が菊地の家へ駆けつけた時にはすでに変わり果てた姿になり、遺体はコンポストの中に詰められていた。そして傍に捨てられていた指輪を拾いバトンを受け継ぐ。帰り際にすれ違った菊地の右頬に指輪の型の入ったパンチの跡が残っており、それを見た修は目的を果たしたことを確認し涙を流す。一方でホームレス仲間の健さんには「菊地に一発入れた後にボロボロになった体を治すため田舎へ帰った」ことにして殺されたことを伏せていた。バトンとして受け継いだ指輪は犠牲になった女子生徒の仏前か墓前に供えたい物として秋月に遺族の住所かお墓の場所を教えてもらうよう頼んでいる。
  133. ^ 二人の時は助けることができなかったため、今度こそは間に合わせるという思いから。
  134. ^ 美緒の母親と出会ったときにはすでにお腹の中に美緒はいた。
  135. ^ 指名手配された数日後に新潟から署名入りの離婚届を送ってきてそれっきりの状態だった。
  136. ^ 幼少の美緒には「自分が悪いことをしているため供養のために入れた」と語ってる。そのうえで「この仏様には56億7千万年後に現れてすべての人を救済してくれる」とも語る。
  137. ^ 薬莢に消音機能を持たせているためサイレンサーがなくても消音効果があるが、特殊な薬莢ゆえに薬莢の入手には難を要する。
  138. ^ 「新牙(シンヤー)」の残党で、1年前に道竜組の依頼でボスである金春泥(ワン チュンニー)を始末した事で命を狙われていた。
  139. ^ 一般人を巻き込むことを避けるため、美緒に身の危険が及びそうになったため、(白神を大介の仕事として)他人には殺させないための理由から屋上の男は別行動をとっていた瑠璃によって始末された。
  140. ^ 瑠璃も建物に手を伸ばすも掴み切れず落下しそうになったが、大介のルアーの仕掛けをコートの留め具に引っ掛けたことによって転落を免れる
  141. ^ 修学旅行は楽しい思い出のままで、との美緒に対しての配慮から。
  142. ^ 「新品が買えないなら、買えるようになるまで努力すべし」とも語っており、一概に問題のある主張ではない。
  143. ^ 本人曰く、あらゆる「処理」のために裏社会から引き抜いた人間。
  144. ^ 食事の際に3年前の春奈の殺人を闇狩人に頼みたかったと言ったため、会計のお釣りである980円を依頼料に一柳を依頼人兼標的として始末する結果となった。
  145. ^ Amazon社など。
  146. ^ 手を引くこととデータを渡す条件で今までの経費の2倍の金額が振り込まれたという。
  147. ^ 東京会場のみ公演日もしくは公演時間によって演者が替わる。
  148. ^ 京に哭く鬼編のしのぶ等一部を除く。ユキエのもう一人の子分の女性(明日美ではないほう)については話中で披露している。
  149. ^ 裏表紙の右3分の1の塗りつぶし部分に表紙と同じ高層ビルの夜景の写真が入る。
  150. ^ この巻よりカバー上の四本線がなくなる。
  151. ^ この巻より表紙カバーでの「闇狩人」ロゴが変わる(背表紙は変わらない)。
  152. ^ 特別読切として「無名の剣」も収録。
  153. ^ 扱い上は同作者の『がんばればHERO』『100%』に続く『坂口いく短編集』の第3巻。そのため既記単行本のシリーズ(続刊)としては扱われない。
  154. ^ デジタル版では描き下ろしページ等おまけページはカットされた再編集版となっている。
  155. ^ 例としてはACT.11~13『無言劇』=「無言劇」、ACT.18『ドリーマーズ』=「SWEET&TEARS」(共にTHE ALFEE)など