障碍人福祉法

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障碍人福祉法
原語名 장애인복지법
通称・略称 障碍人福祉法
国・地域 大韓民国
形式 法律
日付 1981年6月5日制定
効力 現行法
種類 行政法
主な内容 障害者の福祉に関する事項等
条文リンク 障碍人福祉法原文
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障碍人福祉法(しょうがいじんふくしほう、朝鮮語: 장애인복지법)は、障害者の福祉と関連のある韓国の法律。1981年、「心身障碍者福祉法」(しんしんしょうがいしゃふくしほう、심신장애자복지법)という名称で制定、施行されており、1989年12月の法改正により、法律名が障碍人福祉法に変更された。法律名の障碍人(しょうがいじん、장애인)とは、韓国で障害者を意味する。

構成[編集]

第1章 総則
第2章 基本政敵の講究
第3章 福祉処置
第4章 自立生活の支援
第5章 福祉施設と団体
第6章 障碍人補助器具
第7章 障碍人福祉専門人力
第8章 補則
第9章 罰則
附則

変遷[編集]

  • 1981年6月5日:心身障碍者福祉法という名称で制定・施行[1]、下の障害を本法による障害に定めた。
障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む)
肢体不自由 지체부자유 (肢體不自由)
視覚障害 시각장애 (視覺障碍)
聴覚障害 청각장애 (聽覺障碍)
音声・言語障害 음성·언어장애 (音聲·言語障碍)
精神薄弱 정신박약 (精神薄弱)
  • 1982年2月17日:心身障碍者福祉法施行令が制定・施行[2]
  • 1982年5月22日
    • 心身障碍者福祉法施行規則が制定・施行[3]
    • 障害等級制度が制定
  • 1989年12月30日
    • 心身障碍者福祉法が障碍人福祉法に変り[4]、韓国語名で心身障碍者が障碍人に変わった。
    • 障害者の登録制度が法律で規定。
    • 障害種別名・用語が下記のように変わった。
変更以前の種名 変更された種名
障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む) 障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む)
肢体不自由 지체부자유 (肢體不自由) 肢体障害 지체장애 (肢體障碍)
音声・言語障害 음성·언어장애 (音聲·言語障碍) 言語障害 언어장애 (言語障碍)
精神薄弱 정신박약 (精神薄弱) 精神遅滞 정신지체 (精神遲滯)
  • 1990年12月1日:心身障碍者福祉法施行令が障碍人福祉法施行令に全部改正[5]
  • 1991年6月3日:心身障碍者福祉法施行規則が障碍人福祉法施行規則に全部改正[6]
  • 2000年1月1日:1999年に全部改正した障碍人福祉法が施行[7]されて、次の年の2000年に全部改正せれた施行規則[8]と施行令[9]が施行。
    • 障害者の定義を規定
      • 身体的障害:外部身体機能の障害、内部器官に障害
      • 精神的障害:精神遅滞及び精神的疾患で発生する障害
    • 肢体障害種別の細分化
    • 下の障害を障碍人福祉法により障害種別に追加
障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む) 備考
脳病変障害 뇌병변장애 (腦病變障碍)
発達障害 발달장애 (發達障碍) 2007年に自閉性障害に変更
精神障害 정신장애 (精神障碍)
腎臓障害 신장장애 (腎臟障碍)
心臓薄弱 심장장애 (心臟薄弱)
  • 2003年:下の障害を障碍人福祉法により障害種別に追加
障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む) 備考
呼吸器障害 호흡기장애 (呼吸器障碍)
肝障害 간장애 (肝障碍)
顔面障害 안면장애 (顔面障碍)
腸瘻・尿瘻障害 장루·요루장애 (腸瘻・尿瘻障碍)
てんかん障害 간질장애 (癎疾障碍) 2014年にてんかん障害の韓国語名が変更
  • 2007年4月~12月:障碍人福祉法[10]・施行令[11]・施行規則[12]が全部改正・施行。下記のように変わる。
    • 障害者の定義中で精神的障害を「発達障害及び精神疾患で発生する障害」に改正
    • 下の障害種別名が変更。
変更以前の種名 変更された種名
障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む) 障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む)
精神遅滞 정신지체 (精神遲滯) 知的障害 지적장애 (知的障碍)
発達障害 발달장애 (發達障碍) 自閉性障害 자폐성장애 (自閉性障碍)
  • 2011年8月21日:顔面障害の等級で5級を新設[13]
  • 2014年6月30日:てんかん障害の韓国語名が変更。
変更以前の種名 変更された種名
障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む) 障害種別 障害種別の韓国語名称(漢字名称を含む)
てんかん障害 간질장애 (癎疾障碍) てんかん障害
(変更以前と同じ)
뇌전증장애 (腦電症障碍)
  • 2018年12月19日:障害等級を障害程度に変え、障害等級制度を廃止することを改正[14]
  • 2019年7月1日:障害等級が廃止されて障害等級が障害程度に施行[15]

関連制度[編集]

障害種別[編集]

障害種別 当該障害 障害者の範囲に追加された時
大分類 中分類 小分類 細分類
身体的障害
身体外部の障害
肢体障害 切断障害、関節障害、肢体機能障害、変形などの障害 切断ポリオ後遺症、強直性脊椎炎脊椎側彎症小人症軟骨無形成症 1981年
(追加された時に肢体不自由、1990年に肢体障害に変更)
脳病変障害 脳の損傷による複合障害 脳性麻痺脳卒中パーキンソン病外傷性脳損傷 2000年
視覚障害 失力障害、視野欠損障害 失明ロービジョン 1981年
聴覚障害 聴力障害、平衡機能障害 難聴 1981年
言語障害 言語障害、音声障害、口語障害 1981年
(追加された時に音声・言語障害、1990年に言語障害に変更)
顔面障害 顔面部の傷跡、陥没、肥厚など変形による障害 2003年
身体内部の障害
腎臓障害 透析治療中か腎臓移植を受けた場合 2000年
心臓障害 日常生活が著しく制限される心臓機能の異常 2000年
肝障害 日常生活が著しく制限される慢性・重症の肝機能の異常 2003年
呼吸器障害 日常生活が著しく制限される慢性・重症の呼吸器の異常 2003年
腸瘻・尿瘻障害 常生活が著しく制限される腸瘻・尿瘻 2003年
てんかん障害 常生活が著しく制限される慢性・重症のてんかん てんかん 2003年
(2014年に韓国語名が変更)
精神的障害
発達障害
知的障害 知能指数が70以下の場合 知的障害 1981年
(追加された時に精神薄弱、1990年に精神遅滞、2007年に知的障害に変更)
自閉性障害 小児青少年自閉など自閉性障害 広汎性発達障害
(自閉症アスペルガー症候群レット症候群小児期崩壊性障害特定不能の広汎性発達障害)
2000年
(追加された時に発達障害、2007年に自閉性障害に変更)
精神障害 精神障害 統合失調症、統合失調感情障害、双極性感情障害、反復性うつ病 統合失調症双極性障害反復性うつ病統合失調感情障害 2000年

障害等級・程度[編集]

各障害種別の障害程度は重度(障害の程度がひどい障害)と軽度(障害の程度がひどくない障害)で分かれる。2019年6月30日まで1級から6級までの障害等級制度を施行しており、同年7月から障害等級制度が廃止されて、障害等級と障害程度だったものが障害程度に変わった。

障害等級制度の施行当時、障害種別中でない等級ももあるし、障害種別として障害等級の何号に分けた。

  •  : 軽度(障害の程度がひどくない障害)
  •  : 重度(障害の程度がひどい障害)
  •  : 障害等級制度の施行当時(2019年6月30日以前)、障害がある部位によって軽度と重度に分けれる障害等級
  • X : 障害等級が無かったり、認められない障害程度


障害種別 等級(2019年6月30日まで)
1 2 3 4 5 6
肢体障害 O O O O O O
脳病変障害 O O O O O O
視覚障害 O O O O O O
聴覚障害 X O O O O O
言語障害 X X O O X X
顔面障害 X O O O O X
腎臓障害 X O X X O X
心臓障害 O O O X O X
肝障害 O O O X O X
呼吸器障害 O O O X O X
腸瘻・尿瘻障害 X O O X O X
てんかん障害 X O X O O X
知的障害 O O O X X X
自閉性障害 O O O X X X
精神障害 O O O X X X
2019年7月以降
肢体障害 重度 軽度
脳病変障害
視覚障害
聴覚障害
言語障害
顔面障害
腎臓障害
心臓障害
呼吸器障害
肝障害
腸瘻・尿瘻障害
てんかん障害
知的障害 X
自閉性障害
精神障害

障害等級・程度の基準[編集]

韓国の障碍人福祉法による障害程度(2019年6月まで障害等級)の基準は、障碍人福祉法施行規則第2条、同規則の別表第1、保健福祉部告示の障害程度判定基準(2019年6月まで障害等級判定基準)に従う。

障害者登録制度[編集]

障害者登録制度は障害を持っている人が病院・医院の医者に障害があると診断されて、障害があることを証明する書類を邑・面・洞事務所(役所)に提出すれば障碍人福祉法の関連規定の内容(障碍種別と障碍程度)によって法的な障害者として登録する制度だ。

韓国の障害者登録制度は1987年10月、保健社会部(現在の保健福祉部)がソウル特別市冠岳区忠清北道清原郡で1988年11月、韓国の全域で施行し始めた。障害者登録制度の施行初期の1980年代から2011年まで障害があると診断した医者が障害種別と等級を付与する権限があって、障害があることを証明する書類だけを邑・面・洞事務所に提出してもすぐに障害者登録が可能だった。2011年2月以降、障碍人福祉法の改正によって、障害があると診断した医者が障害種別と等級を付与する権限が権限がなくなる病院・医院での障害診断後、障害があることを証明する書類を邑・面・洞事務所に提出すれば、国民年金公団の障害等級審査委員会を通して障害者登録可能可否を把握してから判定する。 2019年7月1日、障害等級制度が廃止され障害程度に代替しながら障害者登録時の障害等級の付与がなくなった。

脚注[編集]

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  1. ^ 심신장애자복지법(법률 제3452호) / 1981.6.5. 제정 / 1981.6.5. 시행 / 국가법령정보센터
  2. ^ 심신장애자복지법 시행령(대통령령 제10730호) / 1982.2.17. 제정 / 1982.2.17. 시행 / 국가법령정보센터
  3. ^ 심신장애자복지법 시행규칙(보건사회부령 제704호) / 1982.5.22. 제정 / 1982.5.22. 시행 / 국가법령정보센터
  4. ^ 장애인복지법(법률 제4179호) / 1989.12.30. 전부개정 / 1989.12.30 시행 / 국가법령정보센터
  5. ^ 장애인복지법 시행령(대통령령 13173호) / 1990.12.1. 전부개정 / 1990.12.1 시행 / 국가법령정보센터
  6. ^ 장애인복지법 시행규칙(보건사회부령 제868호) / 1991.6.3. 전부개정 / 1991.6.3. 시행 / 국가법령정보센터
  7. ^ 장애인복지법(법률 제5931호) / 1999.2.8. 전부개정 / 2000.1.1 시행 / 국가법령정보센터
  8. ^ 장애인복지법 시행규칙(보건복지부령 제141호) / 1999.12.31. 전부개정 / 2000.1.1. 시행 / 국가법령정보센터
  9. ^ 장애인복지법 시행령(제16682호) / 1999.12.31. 전부개정 / 2000.1.1. 시행 / 국가법령정보센터
  10. ^ 장애인복지법(법률 제8367호) / 2007.4.11. 개정 / 2007.10.12. 시행 / 국가법령정보센터
  11. ^ 장애인복지법 시행령(대통령령 제20323호) / 2007.10.15. 개정 / 2007.10.15. 시행 / 국가법령정보센터
  12. ^ 장애인복지법 시행규칙(보건복지부령 제424호) / 2007.12.28. 개정 / 2007.12.28. 시행 / 국가법령정보센터
  13. ^ 장애인복지법 시행규칙(보건복지부령 제55호) <별표 1> 장애인의 장애등급표(제2조 관련) 2011.5.20. 일부개정 / 2011.8.21. 시행 / 국가법령정보센터
  14. ^ 장애인복지법(법률 제15270호) 2017.12.19. 일부개정 / 2019.7.1. 시행 / 국가법령정보센터
  15. ^ 장애인복지법(법률 제15904호) 2018.12.11. 일부개정 / 2019.7.1. 시행 / 국가법령정보센터
  16. ^ (韓国語)장애인복지법 시행규칙(보건복지부령 제606호) 별표 1 2018. 12. 28 타법개정 2019. 1. 1 시행
  17. ^ (韓国語)장애등급판정기준(보건복지부고시 제2018-151호)2018. 7. 27

関連項目[編集]

  • 韓国の障害者登録証