この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護)

青柳晃洋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
青柳 晃洋
阪神タイガース #50
青柳晃洋投手2.jpg
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県横浜市
生年月日 (1993-12-11) 1993年12月11日(23歳)
身長
体重
182 cm
79 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 ドラフト5位
初出場 2016年6月1日
年俸 1,200万円(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

青柳 晃洋(あおやぎ こうよう、1993年12月11日 - )は、阪神タイガースに所属する神奈川県横浜市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

小学校5年生で寺尾ドルフィンズに所属。生麦中学校の野球部で3番手投手を務めると、川崎工科高校へ進学した。

高校時代には、春夏とも甲子園球場での全国大会に出場できなかった[2]。3年生夏の神奈川県大会では、桐蔭学園高校との5回戦で、茂木栄五郎から本塁打を浴びた末に敗退した[3]

帝京大学への進学後は、1年目から公式戦に出場したが、3年時に右肘を手術。4年生の首都大学野球秋季リーグ戦では、リーグ最多の6勝を挙げるとともに、ベストナインを獲得した[4]。リーグ戦通算37試合登板、15勝9敗、防御率1.91。

2015年のプロ野球ドラフト会議で、阪神タイガースから5巡目で指名[2]。契約金4,000万円、年俸720万円(金額は推定)という条件で入団した[5]。背番号は50[6]

プロ入り後

2016年、二軍の春季キャンプを経て、3月5日千葉ロッテマリーンズとのオープン戦5回表から一軍デビュー。甲子園球場における自身初登板で、先頭打者の初球からの10球連続ボールで3者連続四球を出す[7][8]など制球に苦しんだが、2回を投げて1被安打2失点で凌いだ[7][8][8][9]

5月31日に入団後初の出場選手登録を果たすと、6月1日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天koboスタジアム)に先発投手として一軍公式戦にデビュー。当初先発を予定していた左腕投手・横山雄哉が左肩を痛めたことによる緊急措置[10]で、5回裏終了までに110球を投じて5四死球を与えたものの、1点を失っただけで一軍初登板・初先発・初勝利を達成した[11][12]。また、7月7日には、東京ドームの対読売ジャイアンツ(巨人)戦へ先発登板。この試合の敗戦によってチームのセントラル・リーグ(セ・リーグ)自力優勝の可能性がいったん消滅するという状況[13]で、プロ入り後初めて巨人戦のマウンドを託されたが、7回を1被安打無失点に抑える好投で2勝目を挙げた[14]。さらに、フレッシュオールスターゲームウエスタン・リーグ選抜メンバーに入ると、同月14日倉敷マスカットスタジアムで催された同ゲームの2回表に2番手投手として登板。1イニング限定の登板であったが、3点を失って敗戦投手になった[15]。一軍公式戦全体では、13試合の登板で、4勝5敗、防御率3.29という成績をマーク。被本塁打を1本にとどめたほか、後半戦では先発陣の一角に定着した。また、シーズン終了後に台湾で開かれたアジア・ウィンター・リーグでは、ウエスタン・リーグ選抜の投手として4試合に登板。2勝0敗1セーブを記録するとともに、防御率(1.69)でトップに立ったことから、最優秀投手に選ばれた。阪神の投手としては、前年の岩貞祐太に続く受賞であった[16]

2017年、オープン戦で一軍の先発ローテーションに残ると、一軍公式戦の開幕3カード目であった4月8日の対巨人戦に先発したが、3回表2死まで無失点(被安打1)に抑えながら降雨ノーゲームで終了[17]。記録上は、次に先発で登板した4月15日の対広島戦が、一軍公式戦でのシーズン初登板になった。この試合からの先発登板で制球難や自身の失策がことごとく失点につながった[18]ため、4月30日の対広島戦でシーズン2敗目を喫したことを機に出場選手登録を抹消[19]5月28日に再び登録されると、セ・パ交流戦前最後のセ・リーグ公式戦であった同日の対DeNA戦(いずれも甲子園)で、一軍公式戦のシーズン初勝利を挙げた[20]

選手としての特徴

アンダースローまたは低めのサイドスロー[2]から最速147km[9]ストレートの他、スライダー、ツーシームを投げる[21]

50m走で最速6秒8というタイムを計測したほどの足の持ち主であるが、青柳自身によれば、「走り方が他の人と違っていることを気にしている」という[22]

阪神1年目(2016年)の一軍公式戦では、被安打(41)とほぼ同数の四球(40)を出したり、セ・リーグ2位タイの8与死球を記録したりするなど制球面で課題を露呈。走者を塁上に置いた状況での投球では、走者による16回の盗塁企図中、13回で盗塁を許した。このため、同年の秋季キャンプからは、クイック投球や牽制球の技術の向上に取り組んでいる[16]。しかし、2017年の一軍公式戦では、フィールディング面で新たな課題を露呈。平凡なゴロの処理ミス[20]や一塁への悪送球によって、出塁・進塁・失点を許すことが相次いでいる[18][19]

人物

地元の神奈川県内にある大和スタジアムの前に「ドカベン」(水島新司が手掛けた野球漫画)の主な登場人物の銅像が飾られていることから、川崎工科高校の投手として同スタジアムで対外試合へ臨むたびに、チームメイトからのリクエストによって里中智(同作品に登場するアンダースローの右投手)の銅像の横で里中のフォームの真似をさせられた。青柳がツーシームの投げ方を身に付けたのは、里中の代名詞として描かれている「サトルボール」(右打者の足元に落ちる変化球)を遊び半分で練習したところ、うまく投げられなかったことがきっかけだったという[22]

週刊少年マガジン」(講談社)を愛読するほか、阪神の合宿所「虎風荘」への入寮(2016年1月)の際に、およそ300冊の漫画本を持ち込んだほどの漫画好き。同年のアジア・ウィンター・リーグ期間中には、台湾で「週刊少年マガジン」が読めないことを残念がる内容のツイートを、自身のtwitter公式アカウント(#外部リンクを参照)から発信した。講談社も、同誌公式アカウントからのリツイートを通じて、台湾滞在中の3週間に日本国内で発刊された号を取り置くことを約束[23]。青柳が台湾から帰国した同年12月中旬には、3週間分の「週刊少年マガジン」が、同社から虎風荘経由で青柳に届けられた[24]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2016 阪神 13 12 0 0 0 4 5 0 0 .444 289 68.1 41 1 40 0 8 52 2 0 31 25 3.29 1.19
通算:1年 13 12 0 0 0 4 5 0 0 .444 289 68.1 41 1 40 0 8 52 2 0 31 25 3.29 1.19
  • 2016年度シーズン終了時

年度別守備成績


投手












2016 13 10 8 3 0 .857
通算 13 10 8 3 0 .857
  • 2016年度シーズン終了時

記録

初記録
投手記録
打撃記録
その他の記録

背番号

  • 50 (2016年 - )

脚注

[ヘルプ]

出典

  1. ^ 阪神青柳、480万円増に控えめガッツポーズ - 野球日刊スポーツ 2016年11月17日閲覧
  2. ^ a b c 阪神ドラ5青柳が仮契約、目指すは虎の里中智です 日刊スポーツ 2015年12月6日配信
  3. ^ 桐蔭の4番・茂木 プロ注目の川崎工科・青柳から一発スポーツニッポン 2011年7月25日配信
  4. ^ 阪神青柳が継承サブマリン系譜 デイリースポーツ 2015年12月4日配信
  5. ^ 阪神5位の青柳と仮契約 右打者相手に自信あり日刊スポーツ 2015年11月17日配信
  6. ^ 阪神のドラフト1位・高山は背番号「9」 デイリースポーツ 2015年12月7日配信
  7. ^ a b 柏村翔 (2016年3月6日). “落ち着け青柳!ド緊張の虎ルーキー、愛の声かけリレーで蘇生(1/2ページ)”. サンケイスポーツ. http://www.sanspo.com/baseball/news/20160306/tig16030605030016-n1.html 2016年3月6日閲覧。 
  8. ^ a b c “阪神5位青柳「人が多い…」初甲子園で3者連続四球”. 日刊スポーツ. (2016年3月5日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1612991.html 2016年3月6日閲覧。 
  9. ^ a b 柏村翔 (2016年3月6日). “落ち着け青柳!ド緊張の虎ルーキー、愛の声かけリレーで蘇生(2/2ページ)”. サンケイスポーツ. http://www.sanspo.com/baseball/news/20160306/tig16030605030016-n2.html 2016年3月6日閲覧。 
  10. ^ 阪神青柳今日緊急先発 初登板148キロ右腕に託す日刊スポーツ 2016年6月1日配信
  11. ^ 阪神青柳、プロ初勝利記念球は「母にプレゼント」日刊スポーツ 2016年6月1日配信
  12. ^ 阪神青柳が初登板初先発初勝利 前日突然告げられた日刊スポーツ 2016年6月1日配信
  13. ^ 金本監督「予想外」青柳の快投で自力V消滅阻止日刊スポーツニッポン 2016年7月7日配信
  14. ^ 完封狙えた?1安打のドラフト5位青柳交代のワケ 金本監督「球数が未知数」スポーツニッポン 2016年7月7日配信
  15. ^ 2016年7月14日(木) 倉敷 【フレッシュオールスターゲーム】ウエスタン・リーグ vs イースタン・リーグ 投打成績日本野球機構(NPB)公式サイト
  16. ^ a b 青柳、台湾Wリーグ投手MVP 岩貞に続き2年連続で若虎受賞デイリースポーツ 2016年12月18日配信
  17. ^ 阪神青柳「真っすぐ自体良かった」好投も水さされた日刊スポーツ 2017年4月8日配信
  18. ^ a b 阪神青柳、自滅3回6失点 4連勝の勢い消滅日刊スポーツ 2017年4月16日配信
  19. ^ a b 阪神金本監督、怒り心頭!連係ミスから勝ち越し許す日刊スポーツ 2017年4月30日配信
  20. ^ a b 阪神・青柳 苦投1勝 藤浪と入れ替わりで昇格「ミスがあった」スポーツニッポン 2017年5月28日配信
  21. ^ 2015年プロ野球ドラフト スポニチアネックス 2015年12月6日閲覧
  22. ^ a b 阪神ドラ5青柳が仮契約、目指すは虎の里中智です - 野球 日刊スポーツ
  23. ^ 阪神青柳が漫画大使に? 講談社がオファー検討日刊スポーツ 2016年12月18日配信
  24. ^ 阪神青柳、WL最優秀投手より漫画が「一番嬉しい」日刊スポーツ 2016年12月20日配信
  25. ^ “阪神・青柳、1イニング3死球プロ野球史上10人目”. サンケイスポーツ. (2017年7月1日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20170701/tig17070105020020-n1.html 2017年7月1日閲覧。 

関連項目