韋駄天台風

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韋駄天台風(いだてんたいふう)とは、進行方向を大きく変えることなく、韋駄天のように速い速度で移動する台風のことである[1][2]

移動速度が速い台風[編集]

移動速度の速い韋駄天台風は、9月中旬から10月にかけて発生しやすい傾向にある[3]。台風が加速して移動速度が速くなるということは、台風が温帯低気圧に変わる時の特徴の1つである[4]

1951年の統計開始以降で、平均速度(時速)が速い台風の上位を以下に示す[5]。最も平均速度が速かったのは1966年台風28号で、平均速度は時速72.7 kmであった。

平均速度(時速)が速い台風
順位 台風番号 名前 平均速度 (km/h)
1 昭和41年台風第28号 - 1966年 72.7
2 昭和26年台風第1号 - 1951年 72.6
3 令和元年台風第3号 Sepat 2019年 66.7
4 平成20年台風第10号 Phanfone 2008年 60.7
5 昭和28年台風第15号 - 1953年 59.3
6 昭和52年台風第15号 - 1977年 58.7
7 昭和53年台風第30号 Winnie 1978年 55.1
8 平成11年台風第22号 Gloria 1999年 55.0
9 昭和46年台風第29号 Carmen 1971年 54.4
10 昭和42年台風第29号 - 1967年 53.8

この他、上記のランキングには入っていないが、日本に大きな被害をもたらした過去の著名な台風では、1954年洞爺丸台風1991年台風19号などが韋駄天台風であった。

脚注[編集]