韓国鉄道2000系電車

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韓国鉄道庁2000系電車
韓国鉄道公社341000系電車
韓国鉄道公社351000系電車
韓国鉄道公社2000系電車(4号線仕様(1次車))
韓国鉄道公社2000系電車(4号線仕様(1次車))
基本情報
製造所 大宇財閥
現代モービス
韓進重工業
現代ロテム
主要諸元
編成 10両、6両
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1,500 V、交流25,000 V(60Hz)
架空電車線方式
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 110 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 10両編成:1,256(座席420)人
6両編成:936(座席312)人
車両定員 先頭車:148(座席48)人
中間車:160(座席54)人
車両重量 33.0t(Tc)、38.0(M1)、42.0(M2)、
32.0(T1)、27.5(T2)
編成重量 10両編成:355.0 t
6両編成:215.5 t
全長 1次車、2次車の中間車:20,000 mm
2次車の先頭車:20,250 mm
全幅 3,200 mm
全高 4,500 mm
主電動機 かご形三相誘導電動機
出力:200 kW
制御装置 VVVFインバータ制御
GTO素子IGBT素子)
制動装置 回生ブレーキ併用
電気指令式空気ブレーキ
保安装置 ATSATC
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韓国鉄道公社2000系電車(盆唐線仕様(1次車))

韓国鉄道庁2000系電車(かんこくてつどうちょう2000けいでんしゃ)または、韓国鉄道公社2000系電車(かんこくてつどうこうしゃ2000けいでんしゃ)は、1993年に登場した韓国鉄道庁通勤形電車。同庁の公社化後は韓国鉄道公社(KORAIL)に継承された。2012年までに全車両が4号線用の341000系電車及び盆唐線用の351000系電車に改番された。また、2011年には盆唐線・水仁線用351000系電車として新規に製造された車両や321000系電車から改造された車両が存在する。

安山線果川線とその乗り入れ先のソウル交通公社4号線首都圏電鉄4号線)および盆唐線水仁線で使用されている。

本項では2000系電車から341000系電車・351000系電車に改番された車両の他、盆唐線の延伸開業と水仁線の再開業に備えて新規に導入された車両についても記述する。

概要[編集]

1993年に試作車(2x30編成)が登場した。これは1994年の果川線開業とソウル地下鉄4号線との直通運転に備えたものである。日本の技術協力によるVVVFインバータ制御と、205系等と同様のビード付ステンレス車体を採用した交直流電車である。これらの車両は安山駅に隣接した安山電動車事務所に配備された。当初6両編成であったが、のちに10両編成化され、烏耳島駅への延伸開業と共に広大な電動車事務所(始興車両事務所)も開所した。VVVFインバータ制御装置は、初期に製造された編成は東芝製、あとは東芝との技術提携を結んだ韓国・宇進産電製である。

また、1994年の盆唐線開業に際しては6両編成が投入された。こちらは交流電化路線を専ら走行するため、ワンマン運転に対応した交流型電車として製造されている。

2011年4月より、4号線所属車両は341000系、盆唐線所属車両は351000系への改番が進行中であり、改番完了まで2000番台と341000番台、351000番台が混在する状況が続くことになる。以下、本稿では改番前の状況を記述する。なお、2012年4月の時点で、全編成の改番が終了している。

2011年には盆唐線の延伸開業と水仁線の再開業に備えて新規に製造された車両が登場した。

2013年9月現在4号線所属車両(341000系)が10両編成30本300両、盆唐線所属車両(351000系)が6両編成43本258両、水仁線所属車両(351000系60番台)が6両編成10本60両が在籍している。 また、4号線所属車両と水仁線所属車両は始興車両事業所に、盆唐線所属車両は盆唐車両事業所に、それぞれ配置されている。

仕様[編集]

1次車[編集]

1993年から1999年までに導入された。 旧.大宇重工業・現代精工・韓進重工業(あと現代ロテムで統合)で製作された。主に4号線には大宇・現代産が、盆唐線には韓進産が多い。

4号線には341x01編成から341x25編成まで、盆唐線には351x01編成から351x22編成までが在籍している。

外観[編集]

車体はステンレスに橙色と茶色の細帯が巻かれていた。公社化に伴って、2006年1月頃までに恒久的な新塗装化(盆唐線は黄色をドア上部に、紺色をドア下部にそれぞれ配置、前面部の塗り分けはその逆、安山・果川線は乗り入れ先であるソウルメトロ4号線ラインカラーである水色をドア上部に、紺色をドア下部にそれぞれ配置、前面部の塗り分けはその逆に配置)が行われ、同時に車内の不燃化工事・車両番号ステッカーの貼り付け・行先方向幕のLED化が施された。

車内[編集]

座席は20m車のためドア間は7人掛け、車端部は3人掛けになっている。車両の中心付近の天井に2段LED式の旅客案内表示器が1基設置されてある。車両間ドアは自動ドアに改造されている。

2次車[編集]

4号線は2000年烏耳島延伸、盆唐線は2003年宣陵延伸に備えて導入され、現代ロテム(製造当時にはKOROS→ROTEM)で製作された。

4号線には341x26編成から341x30編成まで、盆唐線には351x23編成から351x28編成までが在籍している。

外観[編集]

4号線

試作的に前面形状のみを変更し製造した。先頭部が最初にフェースリフトとなっている、FRP素材で製作された流線型先頭部を採用した(韓国鉄道5000系電車トングリと同じデザイン)。なお、側面は1次車と同じ。当初はステンレス地にオレンジ帯、旧CIを貼り付けて製造されたが、2005年韓国鉄道公社発足に伴い2004年度後半までに暫定的に「KORAIL」のロゴマーク貼り付けを行った。その後2006年1月頃までに恒久的な新塗装化(乗り入れ先であるソウルメトロ4号線のラインカラーである水色をドア上部に、紺色をドア下部にそれぞれ配置、前面部の塗りわけはその逆に配置、ロゴマークは前面に白抜き、側面に正規版を貼り付け)が行われ、同時に車内の不燃化工事・車両番号ステッカーの貼り付け・行先方向幕LED化が施された。

盆唐線

先頭部のみならず側面までもが韓国鉄道5000系電車トングリと酷似している。しかし5000系電車と異なり、窓にUVコーティング処理は施されていない。当初から新CI(KORAILのロゴマーク)を貼り付けていた。また行先表示機と列車番号表示機も当初からLED表示装置を採用していた。その後不燃化と車両番号ステッカーの貼り付けを実施した。

車内[編集]

4号線
  • 基本的に1次車と同じだが、車内LED式案内表示器が2個である(5000系の大宇産と同様)。韓国鉄道100年記念マークがドアの内側に刻まれている。また、車両間ドアが自動ドアに改造されている。
盆唐線
  • 5000系トングリと酷似している。また、車両間ドアが自動ドアに改造されている。

3次車[編集]

盆唐線の2011年の器興延伸と水仁線烏耳島松島間再開業に備えて導入され、現代ロテムで製作された。

  • 盆唐線用車両(0番台)の塗装は黄青、水仁線用車両(60番台)の塗装は1号線用車両と同じ赤青である。
  • 盆唐線には351x29編成から351x43編成まで、水仁線には351x61編成から351x72編成までが在籍している。
  • 盆唐線の351x29編成からで351x33の編成と351x41編成から351x43編成は完全な新造車であり、351x34編成から351x40編成は321000系電車の6両化により捻出された中間車を改造して351000系にしたものである。但し一部の車両は再び321000系に復帰している。
  • 車内案内表示装置は液晶ディスプレイ式で枕木と平行に4基設置している。
  • 車両間ドアは導入当初より自動ドアである。

走行路線[編集]

341000系(4号線用)[編集]

351000系(盆唐線·水仁線用)[編集]

編成[編集]

新製当初、2100番台ディーゼル機関車(2006年10月31日を以って全廃)が2128まで使用していた為、車号は30から始まる(2012年4月現在は改番により1から始まる)。

341000系10両編成(4号線用)[編集]

  • ↑烏耳島
  1. 341000型(2000型)Tc(SIVCOMP蓄電池
  2. 341100型(2200型)M(VVVF)
  3. 341200型(2300型)M'◇◇(VVVF、主変圧器、下枠交差形パンタグラフ2基)
  4. 341300型(2800型)T
  5. 341400型(2500型)M'◇◇(VVVF、主変圧器、下枠交差形パンタグラフ2基)
  6. 341500型(2400型)T1(SIV、変圧器)
  7. 341600型(2900型)T
  8. 341700型(2600型)M(VVVF)
  9. 341800型(2700型)M'◇◇(VVVF、主変圧器、下枠交差形パンタグラフ2基)
  10. 341900型(2100型)Tc(SIV、COMP、蓄電池)
  • ↓タンゴゲ

351000系6両編成(盆唐線・水仁線用)[編集]

  • ↑水原・松島
  1. 351000型(2000型)Tc(SIV、COMP、蓄電池)
  2. 351100型(2200型)M(VVVF)
  3. 351200型(2300型)M'◇◇(VVVF、主変圧器、下枠交差形パンタグラフ2基)
  4. 351300型(2800型)T
  5. 351400型(2500型)M'◇◇(VVVF、主変圧器、下枠交差形パンタグラフ2基)
  6. 351900型(2100型)Tc(SIV、COMP、蓄電池)
  • ↓往十里・烏耳島

編成表[編集]

341000系(4号線所属)[編集]

車種 Tc M M' T M' T1 T M M' Tc 改番

車両形態
形式 341000 341100 341200 341300 341400 341500 341600 341700 341800 341900
編成番号 1 341001 341101 341201 341301 341401 341501 341601 341701 341801 341901 2x30 在来型
2 341002 341102 341202 341302 341402 341502 341602 341702 341802 341902 2x31
3 341003 341103 341203 341303 341403 341503 341603 341703 341803 341903 2x32
4 341004 341104 341204 341304 341404 341504 341604 341704 341804 341904 2x33
5 341005 341105 341205 341305 341405 341505 341605 341705 341805 341905 2x34
6 341006 341106 341206 341306 341406 341506 341606 341706 341806 341906 2x35
7 341007 341107 341207 341307 341407 341507 341607 341707 341807 341907 2x36
8 341008 341108 341208 341308 341408 341508 341608 341708 341808 341908 2x37
9 341009 341109 341209 341309 341409 341509 341609 341709 341809 341909 2x38
10 341010 341110 341210 341310 341410 341510 341610 341710 341810 341910 2x39
11 341011 341111 341211 341311 341411 341511 341611 341711 341811 341911 2x40
12 341012 341112 341212 341312 341412 341512 341612 341712 341812 341912 2x41
13 341013 341113 341213 341313 341413 341513 341613 341713 341813 341913 2x42
14 341014 341114 341214 341314 341414 341514 341614 341714 341814 341914 2x43
15 341015 341115 341215 341315 341415 341515 341615 341715 341815 341915 2x44
16 341016 341116 341216 341316 341416 341516 341616 341716 341816 341916 2x45
17 341017 341117 341217 341317 341417 341517 341617 341717 341817 341917 2x46
18 341018 341118 341218 341318 341418 341518 341618 341718 341818 341918 2x49
19 341019 341119 341219 341319 341419 341519 341619 341719 341819 341919 2x51
20 341020 341120 341220 341320 341420 341520 341620 341720 341820 341920 2x52
21 341021 341121 341221 341321 341421 341521 341621 341721 341821 341921 2x53
22 341022 341122 341222 341322 341422 341522 341622 341722 341822 341922 2x54
23 341023 341123 341223 341323 341423 341523 341623 341723 341823 341923 2x70
24 341024 341124 341224 341324 341424 341524 341624 341724 341824 341924 2x71
25 341025 341125 341225 341325 341425 341525 341625 341725 341825 341925 2x72
26 341026 341126 341226 341326 341426 341526 341626 341726 341826 341926 2x77 トングリ
27 341027 341127 341227 341327 341427 341527 341627 341727 341827 341927 2x78
28 341028 341128 341228 341328 341428 341528 341628 341728 341828 341928 2x79
29 341029 341129 341229 341329 341429 341529 341629 341729 341829 341929 2x80
30 341030 341130 341230 341330 341430 341530 341630 341730 341830 341930 2x81

351000系(盆唐線·水仁線所属)[編集]

車種 Tc M M' T M' Tc 改番

車両形態
形式 351000 351100 351200 351300 351400 351900
編成番号 1 351001 351101 351201 351301 351401 351901 2x47 在来型
2 351002 351102 351202 351302 351402 351902 2x48
3 351003 351103 351203 351303 351403 351903 2x50
4 351004 351104 351204 351304 351404 351904 2x55
5 351005 351105 351205 351305 351405 351905 2x56
6 351006 351106 351206 351306 351406 351906 2x57
7 351007 351107 351207 351307 351407 351907 2x58
8 351008 351108 351208 351308 351408 351908 2x59
9 351009 351109 351209 351309 351409 351909 2x60
10 351010 351110 351210 351310 351410 351910 2x61
11 351011 351111 351211 351311 351411 351911 2x62
12 351012 351112 351212 351312 351412 351912 2x63
13 351013 351113 351213 351313 351413 351913 2x64
14 351014 351114 351214 351314 351414 351914 2x65
15 351015 351115 351215 351315 351415 351915 2x66
16 351016 351116 351216 351316 351416 351916 2x67
17 351017 351117 351217 351317 351417 351917 2x68
18 351018 351118 351218 351318 351418 351918 2x69
19 351019 351119 351219 351319 351419 351919 2x73
20 351020 351120 351220 351320 351420 351920 2x74
21 351021 351121 351221 351321 351421 351921 2x75
22 351022 351122 351222 351322 351422 351922 2x76
23 351023 351123 351223 351323 351423 351923 2x82 トングリ
24 351024 351124 351224 351324 351424 351924 2x83
25 351025 351125 351225 351325 351425 351925 2x84
26 351026 351126 351226 351326 351426 351926 2x85
27 351027 351127 351227 351327 351427 351927 2x86
28 351028 351128 351228 351328 351428 351928 2x87
29 351029 351129 351229 351329 351429 351929 新造

当時

から

改番

新トングリ
30 351030 351130 351230 351330 351430 351930
31 351031 351131 351231 351331 351431 351931
32 351032 351132 351232 351332 351432 351932
33 351033 351133 351233 351333 351433 351933
34 351034 351134 351234 351334 351434 351934
35 351035 351135 351235 351335 351435 351935
36 351036 351136 351236 351336 351436 351936
37 351037 351137 351237 351337 351437 351937
38 351038 351138 351238 351338 351438 351938
39 351039 351139 351239 351339 351439 351939
40 351040 351140 351240 351340 351440 351940
41 351041 351141 351241 351341 351441 351941
42 351042 351142 351242 351342 351442 351942
43 351043 351143 351243 351343 351443 351943
44 351061 351161 351261 351361 351461 351961
45 351062 351162 351262 351362 351462 351962
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画像[編集]