飯塚・招木古墳群

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飯塚地区(2015年1月)

飯塚・招木古墳群(いいづか・まねきこふんぐん)は、埼玉県秩父市寺尾にある群集墳

概要[編集]

荒川左岸の寺尾の河岸段丘上、飯塚地区に73基、招木地区に53基の古墳が展開する秩父地方最大の群集墳である。径5〜27メートル、高さ1〜4メートルの円墳で構成されるが、方墳が存在する可能性もある[1]1977年(昭和52年)和銅大橋の架設による秩父市道38号線(現、秩父市道幹線8号、通称招木古墳通り)の新設に伴い[2]、路線にかかる招木地区の古墳7基の発掘調査が行われた。その内の1基である89号古墳が市道脇に移築復元されている[3]。石室は玄室の控え積みを強固にし、周列石を2、3列巡らす児玉地方でよく見られる築造方法がとられている。埴輪が出土せず、副葬品も乏しいことから7世紀後半から8世紀前半にかけ[3]、郷戸主層が築造した古墳群であるとみられている。

風景[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 石碑『飯塚・招木古墳群』(1979年3月1日、埼玉県教育委員会・秩父市教育委員会)より(2015年1月20日確認)。
  2. ^ 『秩父市誌 続編三』367頁。
  3. ^ a b 現地案内板『古墳復元について』(1982年3月30日、秩父市教育委員会)より(2015年1月20日確認)。

参考文献[編集]

  • 塩野博 『埼玉の古墳 比企・秩父』pp443-452、さきたま出版会、2004年。
  • 秩父市誌続編三編集委員会編集『秩父市誌 続編三』、埼玉県秩父市、2000年12月27日。

関連項目[編集]