飯島伸子

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飯島 伸子(いいじま のぶこ、1938年 1月3日- 2001年11月3日)は、日本の社会学者環境社会学の研究で有名。環境社会学会初代会長。旧姓、工藤。東京大学医学部保健学科保健社会学講座助手、桃山学院大学教授、東京都立大学(現在の首都大学東京)教授を経て、富士常葉大学教授。腎臓癌にて死去。従兄弟に経済思想史研究者の後藤文利、哲学者・社会学者で思想の科学研究会会長代行を務めた後藤宏行がいる。

来歴・人物[編集]

日本の環境社会学のパイオニア。水俣病の研究でも有名。

年譜[編集]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『環境問題と被害者運動』(学文社、1984年)
  • 『髪の社会史』(日本評論社、1986年)
  • 『環境社会学のすすめ』(丸善、1995年)
  • 『環境問題の社会史』(有斐閣、2000年)

編著[編集]

  • 『公害・労災・職業病年表』(公害対策技術同友会、1977年)
  • 『環境社会学』(有斐閣、1993年)
  • 『講座環境社会学5 アジアと世界:地域社会からの視点』(有斐閣、2001年)
  • 『新版 公害・労災・職業病年表(索引付)』(すいれん舎、2007年)

共編著[編集]

  • (年表編集委員会)『公害および労働災害年表』(公害対策技術同友会、1970年)
  • 塩原勉・松本通晴・新睦人)『現代日本の生活変動:1970年以降』(世界思想社、1991年)
  • 萩原清子監修)『大都市における水環境:社会学的視点から』(東京都立大学都市研究所、1997年)
  • 舩橋晴俊長谷川公一)『巨大地域開発の構想と帰結:むつ小川原と核燃料サイクル施設』(東京大学出版会、1998年)
  • (舩橋晴俊)『環境』(東京大学出版会、1998年)
  • (舩橋晴俊)『新潟水俣病問題:加害と被害の社会学』(東信堂、1999年)
  • 松本康監修)『廃棄物問題の環境社会学的研究:事業体・行政・消費者の関与と対処』(同時代社、2001年)
  • 鳥越皓之・長谷川公一・舩橋晴俊)『講座環境社会学1 環境社会学の視点』(有斐閣、2001年)
  • (藤川賢・渡辺伸一)『公害被害放置の社会学:イタイイタイ病・カドミウム問題の歴史と現在』(東信堂、2008年)
  • (舩橋晴俊・長谷川公一)『核燃料サイクルの社会学:青森県六ヶ所村』(有斐閣、2012年)

研究・論評(飯島に関する)[編集]

に論文要旨と学位審査要旨が載っている)

  • 友澤悠季『「問い」としての公害―環境社会学者・飯島伸子の思索』勁草書房、2014年2月(第40回藤田賞(主催:公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所・旧、東京市政調査会)受賞作)(上記博士論文を加筆修正した著作)
  • 舩橋晴俊「飯島伸子先生の歩みと環境社会学の方法」環境社会学研究 (8), 217-220, 2002年10月

参考文献[編集]

  • 「飯島伸子さん死去」『朝日新聞』2001年11月06日 朝刊 1社会