駿河小山駅

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駿河小山駅*
駅舎(2011年5月)
駅舎(2011年5月)
するがおやま
Suruga-Oyama
CB07 谷峨 (4.6km)
(4.3km) 足柄 CB09
所在地 静岡県駿東郡小山町小山
駅番号 CB  08 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CB 御殿場線
キロ程 24.6km(国府津起点)
電報略号 スル
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
393人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1889年明治22年)2月1日
備考 駅員無配置駅
* 改称経歴
- 1912年 小山駅→駿河駅
- 1952年 駿河駅→駿河小山駅
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駿河小山駅(するがおやまえき)は、静岡県駿東郡小山町小山にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線である。駅番号CB08

概要[編集]

紡績業で発展した小山町に位置し、駅の裏手に紡績工場が控える。駅がある場所は小山町東部の小山地区で、静岡県と神奈川県の県境に近い。普通列車と、一部の特急ふじさん」が停車している。

静岡県内の鉄道駅では最も北に位置する。

駅は1889年(明治22年)2月に開業した。当時は小山駅(おやまえき)を名乗ったが、1912年(明治45年)7月に駿河駅(するがえき)に改称、戦後の1952年(昭和27年)1月に駿河小山駅に改称している。

歴史[編集]

1889年(明治22年)に国府津 - 御殿場 - 沼津間の鉄道が開業したとき、その中間駅の一つとして開業したのが小山駅、後の駿河小山駅である。国府津 - 沼津間を結ぶ現在の御殿場線は開業当時は東海道本線の一部であり、小山駅も東海道本線の駅として機能していた。

駅の開業は、周囲の村が発展する契機となった[1]1898年(明治31年)には富士紡績の工場が村内で操業を開始し、日本全国から集められた工男・工女が小山駅に降り立ったと言われる[1]。この紡績工場は、鉄道省の『新鉄道唱歌』で「瓦斯紡績の工場に その名知られし駿河駅」と歌われている[1]。鉄道開通によって活況を呈した周囲の村は、大正になって町制がしかれている[1]

1934年(昭和9年)に丹那トンネルを通る熱海 - 沼津間が開業し東海道本線が同区間経由に変更され、国府津 - 御殿場 - 沼津間が「御殿場線」という地方路線に格下げされたことは、小山の町にも悪影響を与えた[1]。夏場に富士登山に訪れる客を見込んで土産品の即売所を開設しアピールしたが失敗し、地元商工会が町民に町内での買い物を呼びかけたほどである[1]。見切りを付けた商人が町から出ていったとも言われている[1]

年表[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。ホームの南側が下り列車が発着する1番線、北側が上り列車が発着する2番線である。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。

ホームの外側に1本ずつ側線があるほか、上り側線から、富士紡績小山工場(現・フジボウテキスタイル小山工場)への専用線を転用した保線車両留置線が分岐している。

御殿場駅管理の無人駅。かつては東海交通事業による業務委託駅であったが、2012年3月17日に無人化され、キヨスクも閉店した。このため、乗車の際はワンマンカーは整理券を取り下車駅精算、または乗りかえ列車内で乗車券類購入、特急「ふじさん」号などの車掌乗務列車は車内で乗車券類購入となる。但し土曜、休日の一部時間帯に御殿場駅から駅員が派遣される。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 CB 御殿場線 下り 御殿場沼津方面[注釈 1]
2 上り 松田国府津方面[注釈 1]

駅舎は構内の南側にある。駅舎はやや高い位置に設置されているため、出入口前に階段がある。跨線橋は駅舎に直結し、1番線を跨いだ先から階段がホームへ下りている。

利用状況[編集]

「静岡県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員393人である[利用客数 1]。近年は減少傾向が続いている。

なお、近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1993年(平成05年) 1,226 [利用客数 2]
1994年(平成06年) 1,133 [利用客数 3]
1995年(平成07年) 1,110 [利用客数 4]
1996年(平成08年) 1,099 [利用客数 5]
1997年(平成09年) 1,035 [利用客数 6]
1998年(平成10年) 1,005 [利用客数 7]
1999年(平成11年) 967 [利用客数 8]
2000年(平成12年) 956 [利用客数 9]
2001年(平成13年) 910 [利用客数 10]
2002年(平成14年) 848 [利用客数 11]
2003年(平成15年) 806 [利用客数 12]
2004年(平成16年) 787 [利用客数 13]
2005年(平成17年) 754 [利用客数 14]
2006年(平成18年) 720 [利用客数 15]
2007年(平成19年) 714 [利用客数 16]
2008年(平成20年) 693 [利用客数 17]
2009年(平成21年) 662 [利用客数 18]
2010年(平成22年) 608 [利用客数 19]
2011年(平成23年) 553 [利用客数 20]
2012年(平成24年) 474 [利用客数 21]
2013年(平成25年) 470 [利用客数 22]
2014年(平成26年) 455 [利用客数 23]
2015年(平成27年) 421 [利用客数 24]
2016年(平成28年) 402 [利用客数 25]
2017年(平成29年) 393 [利用客数 1]

駅周辺[編集]

  • 小山町観光案内所
  • 小山町役場
  • 金太郎郵便局 - 金太郎誕生の地にちなむ
  • 小山町立成美小学校
  • 小山町立小山中学校
  • フジボウテキスタイル小山工場
  • 富士ヘルスカントリークラブ
  • リバーサカワゴルフクラブ

バス路線[編集]

駅前バスターミナル(2011年5月)

富士急行のバス路線がある。

  • 小山教会 ※平日のみ
  • 冨士霊園(小山町文化会館・冨士小山病院・富士スピードウェイ東ゲート/西ゲート前経由) ※土休日のみ
    • 平日は富士霊園運営のマイクロバス(無料)が運行している。
  • 明神峠 ※土休日のみ
  • 御殿場駅(一色経由)
  • 小山高校足柄駅経由) ※平日のみ

隣の駅[編集]

※特急「ふじさん」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道(JR東海)
CB 御殿場線
谷峨駅 (CB07) - 駿河小山駅 (CB08) - 足柄駅 (CB09)

脚注[編集]

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記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 原口隆行 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
  2. ^ a b c d e f g h 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』 JTB、1998年
  3. ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編1』 JTB、1998年
  4. ^ 小山町都市計画マスタープラン・小山町の歴史(小山町ウェブサイト)による
  5. ^ 御殿場線の山北駅、無人化へ 2012年2月9日 読売新聞
  6. ^ 「TOICA」のサービス拡充について ~2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!~”. 東海旅客鉄道. 2018年12月12日閲覧。

利用状況[編集]

  1. ^ a b 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2017(平成29年). 静岡県 (2019年3月27日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  2. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1993(平成5年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  3. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1994(平成6年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  4. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1995(平成7年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  5. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1996(平成8年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  6. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1997(平成9年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  7. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1998(平成10年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  8. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1999(平成11年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  9. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2000(平成12年). 静岡県. p. 338 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  10. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2001(平成13年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  11. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2002(平成14年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  12. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2003(平成15年). 静岡県. p. 284 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  13. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2004(平成16年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  14. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2005(平成17年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  15. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2006(平成18年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  16. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2007(平成19年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  17. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2008(平成20年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  18. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2009(平成21年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  19. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2010(平成22年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  20. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2011(平成23年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  21. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2012(平成24年). 静岡県 (2014年5月1日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  22. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2013(平成25年). 静岡県 (2015年5月11日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  23. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2014(平成26年). 静岡県 (2016年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  24. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2015(平成27年). 静岡県 (2017年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  25. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2016(平成28年). 静岡県 (2018年3月29日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。

関連項目[編集]