骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

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骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中
ジャンル 異世界ファンタジー
小説
著者 秤猿鬼
イラスト KeG
出版社 オーバーラップ
掲載誌 小説家になろう
レーベル オーバーラップノベルス
連載期間 2014年10月19日 -
刊行期間 2015年6月25日 -
巻数 既刊9巻(2019年3月現在)
漫画
原作・原案など 秤 猿鬼(原作)
KeG(キャラクター原案)
作画 サワノアキラ
出版社 オーバーラップ
掲載誌 コミックガルド
発表号 2017年2月10日配信 -
発表期間 2017年2月10日 -
巻数 既刊8巻(2021年4月現在)
アニメ
原作 秤猿鬼
監督 小野勝巳
シリーズ構成 菊池たけし
キャラクターデザイン 今西亨
音楽 eba伊藤翼
アニメーション制作 スタジオKAI×HORNETS
放送局 未定
発表期間 未定 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学・漫画・アニメ

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』(がいこつきしさま、ただいまいせかいへおでかけちゅう)は、秤 猿鬼による日本ライトノベルイラストはKeGが担当している。オーバーラップノベルスオーバーラップ)より、2015年6月から既刊9冊(2019年3月現在)が刊行されている。また、WEBコミックサイト『コミックガルド』(オーバーラップ)にて、2017年2月から連載されている。2021年4月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は150万部を突破している[1]。放送時期は未定だがアニメ化する事が決定している。

あらすじ[編集]

主人公はオンラインゲームの世界に、自分のゲームキャラクターであるアークの姿と能力で転移した。ゲームで装備していた最強クラスの武器防具があり、天騎士になるまでに覚えていた魔法も使え、ゲーム中最大レベルである255までキャラクターを鍛えていたため、アークは異世界での生活に何も不自由を感じなかった。ただし鎧の中の姿形もキャラクターのままの骸骨人間状態であったため、人前では不用意に兜すら脱ぐ事は出来ない。しかしアークは深く思い悩まず、ダークエルフのアリアンや精霊獣のポンタ、獣人のチヨメと共に、気ままに異世界を旅する事になった。

第1巻
ダークエルフのアリアンに雇われたアークは、ローデン王国の街ディエントでエルフ奪還作戦を成功させる。
第2巻
アークは獣人の忍者チヨメの依頼で、王都オーラヴに囚われた獣人を開放する。
第3巻
拐われたエルフを追って訪れた神聖レブラン帝国の街ライプニッツァで、アークはイフリートを召喚して魔獣使いの使役するヒュドラを倒す。
第4巻
アークは全ての呪いを解く「解呪の泉」と呼ばれる温泉を探し出す。湯に浸かると、ゲームで骸骨姿の前に使用していたダークエルフ風の外見に一時的に戻る。それと同時に異世界に転移してから抑制されていた1ヶ月分の感情が一気に蘇り、その精神的負荷に翻弄されて一週間昏睡する。アークが怒り・悩み・恐れなどの負の感情に惑わされずに異世界で過ごせたのはある種の呪いであった。感情を溜め込むことに生命の危機を覚えたアークは定期的に泉で負荷を開放することを決意する。
第5巻
トマトやトウガラシなど地球世界と共通する食材を求めて南の大陸に赴き、虎人族の里やレブラン大帝国が支配するタジエントの街を襲う黒巨人を掃討した。またチヨメはアンデッドとなり黒巨人を街に誘導した兄弟子、サスケを葬る。さらにアークは巨大なカエルのような姿に変身したヒルク教国の七枢機卿のひとり、チャロス・アケーディア・インダストリアを倒した。
第6巻
第7巻
第8巻
第9巻

登場人物[編集]

声の項はテレビアニメ版の声優

アーク(アーク・ララトイア)
声 - 前野智昭[1]
オンラインゲーム中に寝落ちし目覚めたら異世界に放り出されていた主人公。ゲームキャラクターのアバターを『全身骨格』にしていたため、その姿は骸骨そのものである。ゲームの最強装備である『ベレヌスの聖鎧』『夜天の外套』『テウタテスの天盾』『聖雷の剣(カラドボルグ)』を装備している。レベルやステータスは最大まで成長させてあったため、異常な程のパワーがあり、ゲームでジョブである天騎士までに習得していた攻撃魔法・転移魔法・召喚魔法・回復魔法・蘇生魔法が全て使用可能である。鎧の下が骸骨であることについては、咄嗟に呪いによるものと誤魔化したが、試しに自身の腕に解呪魔法を掛けたところ一瞬だけ元に戻り、それによって本当に呪いによるものであった為、本格的に解呪する方法を探す事となる。完全な骸骨の状態[2]ではあるが飲食は可能で、飲食した物は何処かへと消えているようだが、本人にもわからず一切不明。社にあった解呪効果のあった温泉に触れたり飲んだりする事で、一時的に生身に戻る事が出来るのだが、その際、骸骨の時に感じるはずだった感情を一気に受ける為、最初に戻った際は、一週間昏睡状態となってしまった。以後は定期的に生身に戻る事で対処している。生身に戻った際の姿は、人族ではなく、骸骨姿にする前のアバターの姿で、褐色肌・赤目のゲームで言う所のダークエルフ風だった。後に、ララトイアの里に所属する事になり、アーク・ララトイアと名乗る事になった。自身の能力が最高レベルの状態ではあるが異世界では常識がややズレており、やることなす事が規格外で、うっかりとんでもない事をやらかす事が多い。持ち前のパワーとステータスによるゴリ押しが主な戦い方であり、技術面は低い為、技術が高い相手には苦戦してしまう。
アリアン・グレニス・メープル(アリアン・グレニス・ララトイア)
声 - ファイルーズあい[1]
薄紫色の肌と白く長い髪、金色の瞳を持つダークエルフの女性戦士。魔術や剣術、体術に優れている。エルフ解放のために奔走しておりアークと出会った際に協力を依頼し、その後は一緒に行動している。アークから渡された「獅子王の剣」を使用している。アークのお目付け役という名目で、メープルの里から故郷ララトイアに所属を変えたため、エルフの慣習に従い名前を変えている。
チヨメ
外見は忍者であり獣耳と尻尾を持つ獣人種。初代ハンゾウにより救助されたジンシン一族の末裔。虐げられていた獣人たちを解放するために様々な所に潜入し、情報を集めて救出を行っており、エルフ解放の際にアークたちと出会った。「チヨメ」は本名ではなく、代々優秀な忍者が引き継ぐ名前の一つであり、本名は「ミア」である。兄弟子である「サスケ」の行方を探している。
ポンタ
声 - 稗田寧々[1]
綿毛狐という精霊獣で正式名称は『ベントゥヴォルピーズ』。外見は尻尾が大きいキツネで、前足と後足の間に皮膜があり、ムササビのように風を受けて飛ぶことが出来る。盗賊に捕まっていたのを助けられて怪我の治療を受けたことからアークに懐き、共に行動している。他の綿毛狐とは違って人懐っこく、木の実や果物を好んで食べる。アークの兜の上が定位置で、戦闘になると首元にやってきてマフラーのようになっている。一度、食べ過ぎで極端に太ってしまい、自身の起こした風で飛び上がる事すら出来なくなった為、ダイエットをさせられた事がある。アークが醤油モドキを作った際、その香りを嗅いでフレーメン反応を起こしている。
紫電
南の大陸に生息する疾駆騎竜(ドリフトプス)と呼ばれる大型爬虫類で外見は6本足のトリケラトプスである。元々は虎人族が所有していたが、諸事情によりアークが所有することになった。草食であるがそのパワーはアークも本気で相手をしないと抑えられないほど強く、走る速度も6本脚によりかなり速い。ただし、騎乗するためには力試しとして1対1で戦って勝利する事で始めて騎乗することが可能になる。普段はアークが住居として修復を行っている社の回りで生活している。

制作背景[編集]

本作品は秤猿鬼の最初の小説[3]で、2014年10月19日より小説家になろうに掲載。2018年3月25日に本編「終章」を、同年7月15日に番外編を掲載して全8章200話のweb版が完結した。

オーバーラップノベルス(オーバーラップ)より書籍化され、2015年6月25日に第1巻が刊行された[4]。以後、4〜5ヶ月に1冊のペースで刊行されている。2019年3月発売の9巻からは書籍版描き下ろしの続編となる。

2016年2月より、オーバーラップのWEBコミックサイト『コミックガルド』にて漫画版が連載されている[5]

社会的評価[編集]

書籍第2巻・3巻・5巻が書泉ブックタワーによるライトノベル週間ランキングで共に最高7位となった[6][7][8]

このライトノベルがすごい! 2017において「事件があれば手を貸してしまうお人好しな骸骨騎士の活躍にワクワクが止まらない。ゲームで鍛えた剣技や魔法で悪役相手に無双する様は痛快」と評されている[9]

既刊一覧[編集]

小説[編集]

  • 秤猿鬼(著)『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』、株式会社オーバーラップ〈オーバーラップノベルズ〉、既刊9巻(2019年3月25日現在)[10]
    1. 2015年6月25日発売、ISBN 978-4-86554-054-3
    2. 2015年10月25日発売、ISBN 978-4-86554-075-8
    3. 2016年3月25日発売、ISBN 978-4-86554-109-0
    4. 2016年7月25日発売、ISBN 978-4-86554-146-5
    5. 2016年11月25日発売、ISBN 978-4-86554-169-4
    6. 2017年4月25日発売、ISBN 978-4-86554-209-7
    7. 2017年8月25日発売、ISBN 978-4-86554-249-3
    8. 2018年3月25日発売、ISBN 978-4-86554-318-6
    9. 2019年3月25日発売、ISBN 978-4-86554-432-9

漫画版[編集]

  • 秤猿鬼(原作) / KeG(キャラクター原案) / サワノアキラ(作画)『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』、株式会社オーバーラップ〈ガルドコミックス〉、既刊8巻(2021年4月25日現在)[10]
    1. 2017年8月25日発売、ISBN 978-4-86554-252-3
    2. 2018年2月25日発売、ISBN 978-4-86554-322-3
    3. 2018年9月25日発売、ISBN 978-4-86554-398-8
    4. 2019年3月25日発売、ISBN 978-4-86554-468-8
    5. 2019年9月25日発売、ISBN 978-4-86554-552-4
    6. 2020年2月25日発売、ISBN 978-4-86554-619-4
    7. 2020年8月25日発売、ISBN 978-4-86554-733-7
    8. 2021年4月25日発売、ISBN 978-4-86554-904-1

テレビアニメ[編集]

2021年4月に製作が発表された[1]

スタッフ[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中:オーバーラップノベルスのラノベがアニメ化 前野智昭が骸骨騎士に ファイルーズあい、稗田寧々も”. まんたんウェブ (2021年4月17日). 2021年4月17日閲覧。
  2. ^ 寝ている際にポンタが肋骨の中に入り込んでいた事がある。
  3. ^ 序章”. 2017年3月30日閲覧。
  4. ^ 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中”. 2017年3月30日閲覧。
  5. ^ 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中”. 2017年3月30日閲覧。
  6. ^ 【10月19日〜10月25日】週間ライトノベル売上ランキング”. 2017年3月28日閲覧。
  7. ^ 【3月21日〜3月27日】週間ライトノベル売上ランキング”. 2017年3月28日閲覧。
  8. ^ 【11月21日〜11月27日】週間ライトノベル売上ランキング”. 2017年3月28日閲覧。
  9. ^ 霜戸真広『このライトノベルがすごい! 2017』宝島社、2016年11月24日、145頁。ISBN 978-4800263452。
  10. ^ a b 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中”. オーバーラップ. 2021年4月25日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h 骸骨騎士が世直し「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」前野智昭主演でアニメ化”. コミックナタリー (2021年4月17日). 2021年4月17日閲覧。