高千穂あまてらす鉄道

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高千穂あまてらす鉄道株式会社
Takachiho Amaterasu Railway
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
882-1101
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1
旧高千穂駅駅舎内
設立 2006年3月17日
(神話高千穂トロッコ鉄道株式会社として設立)
業種 陸運業
法人番号 4350001007352
代表者 代表取締役 工藤雅康
外部リンク https://amaterasu-railway.jp/
特記事項:2008年4月1日に高千穂あまてらす鉄道株式会社へ商号変更
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高千穂あまてらす鉄道株式会社(たかちほあまてらすてつどう)は、かつて宮崎県北部で高千穂線を運営していた高千穂鉄道から同線を引き継いで運営する計画で設立された会社である。

2018年時点で、高千穂駅 - 高千穂鉄橋 約5.1kmを、観光向け保存鉄道として運行中である。

概要[編集]

2006年3月に「神話高千穂トロッコ鉄道」として設立。目的が後述のように鉄道記念公園での保存鉄道の運行に変わったことから、公募で決定した「高千穂あまてらす鉄道」に2008年4月1日より改称した。

高千穂鉄道の事業を引き継ぐために第一種鉄道事業者となることを目指したが、事業計画の妥当性と資金力が問題となり、許可を得ることを断念。当面の目標として、高千穂駅 - 日之影温泉駅間について鉄道記念公園の指定を受けるとともに、高千穂駅 - 天岩戸駅間において、遊具という形ではあるが、単なる動態保存ではなく保存鉄道としての列車運行を目指している。ただし、将来的な目標として第一種鉄道事業者への申請計画はある。

したがって、敷地および設備等については高千穂鉄道から地元自治体が譲り受けるとともに、高千穂あまてらす鉄道は公園管理者および遊具運営者としての位置づけで列車を運行することとする方針である。

2010年より、休日にトロッコをスーパーカートで牽引して、高千穂駅 - 天岩戸駅の約3km間の往復運行を開始した。2013年7月20日からは、天岩戸駅の先にある高千穂鉄橋を渡って往復する運行を開始している。

現在は軽トラックを改造し、それを2両連結にした高千穂あまてらす鉄道オリジナルの『スーパーカート』(定員18名)と2500㏄ディーゼル動力車2両をプッシュプル運転する『グランド・スーパーカート』(定員30名)を運用している。

営業概要[編集]

2018年時点で、高千穂駅 - 高千穂鉄橋 約5.1kmを『スーパーカート』『グランド・スーパーカート』などにより保存鉄道として運行している。

毎月第3木曜日はメンテナンスのため休園する。

このほか、ディーゼルカーTR-202の運転体験も実施している。

運行期間、運行時間帯、運休日(メンテナンス)は、ホームページ[1]の運行状況を確認のこと。

路線[編集]

高千穂鉄道高千穂線の路線を利用する計画。

  • 高千穂 - 天岩戸 約3km(第一期計画)
    • 高千穂駅 - 高千穂鉄橋 約5.1kmは保存鉄道として運行中。
  • 高千穂 - 日之影温泉 12.4km (第二期計画)

歴史[編集]

  • 2005年(平成17年)9月6日 台風第14号の被害により高千穂鉄道高千穂線の全線が運行休止。
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)
    • 5月14日 鉄道再開に向けた取締役会と臨時株主総会を開催。枕木・犬釘・鉄橋塗装などのオーナー制度による支援金公募を決議。
    • 12月27日 高千穂鉄道が高千穂線高千穂 - 槇峰間の廃止届を提出。このため、支援金を受けつつも資金不足で鉄道事業者となることが困難な状態のなか、高千穂線の運営引き継ぎがさらに困難な状況となる。
  • 2008年(平成20年)
    • 1月19日 臨時株主総会開催。観光協会や商工会を含む地元株主の一部が出資から離脱。地元企業主導の経営体制から、個人株主中心の新経営体制に移行する[2]。支援金を送っていた支援者に対し、株式へ振替えて株主になってもらうことを求める方針へ転換。
    • 4月1日 高千穂あまてらす鉄道に社名変更。
  • 2009年(平成21年)4月28日 高千穂鉄道みに公園開放。
  • 2010年(平成22年)
    • 4月29日 スーパーカートにより、高千穂駅から天岩戸駅手前0.5kmまでの運行を実施(5月5日まで)[3]
    • 8月9日 スーパーカートによる高千穂駅 - 天岩戸駅間の運行を開始(8月末まで)[4]
  • 2013年(平成25年)7月20日 スーパーカートによる高千穂橋梁までの運行を開始[5]
  • 2016年(平成28年)
    • 4月 熊本地震により運休となる。[6]
    • 5月5日 線路調査が終わったため、高千穂駅 - 天岩戸駅間往復で仮運行を行う。同7日から正式運行。
    • 7月23日 鉄橋の枕木点検調査と線路内整備が終わったため、高千穂鉄橋までの往復運行を再開する。
  • 2017年(平成29年)3月 『グランド・スーパーカート』の運行を開始。

役員[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 公式ホームページ”. 高千穂あまてらす鉄道株式会社 | 公式サイト. 2019年3月1日閲覧。
  2. ^ “「神話高千穂トロッコ鉄道」 新社長に作家の高山文彦さん”. MSN産経ニュース. 産経新聞. (2008年1月19日). オリジナルの2008年1月20日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080120212603/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080119/trd0801191807009-n1.htm 2019年3月7日閲覧。 
  3. ^ “新型トロッコ大人気 高千穂あまてらす鉄道”. 宮崎日日新聞 (47NEWS). (2010年4月30日). オリジナルの2014年4月13日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140413174440/http://www.47news.jp/localnews/odekake/2010/04/post-20100430104551.html 2019年3月7日閲覧。 
  4. ^ “天岩戸駅まで延伸 あまてらす鉄道「しあわせ号」”. 宮崎日日新聞 (47NEWS). (2010年8月10日). オリジナルの2014年4月13日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140413155856/http://www.47news.jp/localnews/odekake/2010/08/post-20100810103630.html 2019年3月17日閲覧。 
  5. ^ 公開情報 - 高千穂あまてらす鉄道公式サイト
  6. ^ 代表者挨拶・地震を受けて - 高千穂あまてらす鉄道公式サイト