高城俊人

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髙城 俊人
オリックス・バファローズ #22
20120310 Shuto Takajo, catcher of the Yokohama BayStars, at Seibu Dome.JPG
DeNA時代
(2012年3月10日、西武ドームにて)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県福岡市東区
生年月日 (1993-05-03) 1993年5月3日(26歳)
身長
体重
176 cm
86 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2011年 ドラフト2位
初出場 2012年7月18日
年俸 1,800万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

髙城 俊人(たかじょう しゅうと、1993年5月3日 - )は、オリックス・バファローズに所属する福岡県福岡市東区出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学2年時から土井ジャガーズに所属すると、小学6年時には、福岡ソフトバンクホークスジュニアの正捕手として第1回NPB12球団ジュニアトーナメントに出場。福岡市立多々良中央中学校時代には、粕屋フェニックス粕屋ボーイズで主将を務めていた。中学3年時には、シニアリーグ日本代表の「4番・捕手」として世界大会優勝を経験している。

九州国際大付属高校への進学後は、1年夏の選手権福岡大会から、控え捕手としてベンチ入り。チームは福岡大会の優勝を経て全国大会に出場するが、自身の出場機会はなかった。1年秋から正捕手に定着。2年秋には、「4番・主将」としてチームの福岡県大会優勝に貢献すると、九州大会で14打数6安打を記録した。九州大会準優勝を経て臨んだ3年春の第83回選抜高等学校野球大会では、前橋育英高校との初戦で大会第1号本塁打を放ったことを皮切りに、東海大相模高校との決勝で敗れるまで、大会通算で19打数12安打をマーク。12安打のうち8安打で、8打数連続安打の大会史上最多タイ記録を達成した[2]。決勝で1-6で敗れ準優勝。
。夏の選手権福岡大会では、三好匠とのバッテリーで3季連続の全国大会出場を決めたが、自身の通算打率は.261にとどまった。さらに、全国大会では、関西高校(岡山)との初戦で延長12回の末に2-3というスコアでサヨナラ負けを喫した。しかし、春夏の全国大会では、通算で打率.591、本塁打1、打点5という成績を残した。

髙城の打撃フォーム(2012年4月1日、横須賀スタジアム)

2011年のNPBドラフト会議で、横浜ベイスターズから2巡目で指名。契約金7,000万円、年俸650万円(金額は推定)という条件で入団した。背番号32。ちなみに、指名後の12月2日にベイスターズの経営権がTBSホールディングスからディー・エヌ・エー(DeNA)へ譲渡されたため、譲渡によって誕生した横浜DeNAベイスターズの1期生にも当たる。

DeNA時代[編集]

2012年、他の新人選手と共にキャンプのスタートを二軍で迎えたものの、キャンプ中に新人で唯一一軍に昇格すると、対外試合で決勝打を放った[3]7月18日のヤクルト戦では、小林太志の女房役として新人一番乗りで初出場・初スタメンを果たすと、マスクを被った1回から6回までを無失点に抑え、2011年5月以来となるチームの同一カード3連勝に貢献した。球団としては、高卒ルーキーのスタメンマスクは谷繁元信以来23年ぶりである[4]。打撃面では、122打席に立って打点は0、打率.170の成績を残した。

2013年、一軍公式戦で初めて、開幕戦からスタメンで起用。4月21日の対中日戦(横浜スタジアム)では、プロ初のサヨナラヒットを放ったことによって、チームの勝率5割復帰に貢献した[5]。一軍公式戦全体では51試合に出場したものの、打率が.136にとどまるほど極度の打撃不振に陥ったため、シーズン中盤以降は打撃好調の鶴岡一成に正捕手の座を奪われた。7月26日に出場選手登録を抹消されたが、イースタン・リーグ公式戦では23試合の出場で打率.140の成績を残し、一軍へ復帰できないままシーズンを終えた。

2014年、開幕を二軍で迎えたが、4月2日に捕手の嶺井博希と入れ替わりで一軍登録された。一軍の正捕手は黒羽根利規であったが、井納翔一が先発する際は専属バッテリーを組んだ。

2015年、一軍公式戦で自己最多の64試合に出場。打率が初めて2割を超えたほか、5月5日の対ヤクルト戦(横浜)4回裏に、成瀬善久から一軍公式戦での初本塁打を放った。

2016年、新任のアレックス・ラミレス一軍監督の方針で、ルーキーの戸柱恭孝を正捕手格に据えたことから、2番手捕手として山口俊の先発登板試合を中心にスタメンマスクを任された。三浦大輔の引退試合であった9月29日の対ヤクルト戦(横浜)でも、三浦とのバッテリーでスタメンに起用。一軍公式戦全体では47試合の出場で、2年連続の本塁打はならず、打率も.163にとどまった。

2017年、レギュラーシーズンの一軍公式戦では、ドラフト1巡目で入団した左腕投手・濵口遥大の先発登板試合に限ってスタメンに起用。濵口が登板した22試合のうち、19試合でスタメンマスクを被った。濱口が故障で戦線を離れた7月には、高城も出場選手登録を抹消されたが、8月に再び登録。濱口のレギュラーシーズン2桁勝利(10勝)達成に貢献した。ラミレスが一軍公式戦の開幕から戸柱・嶺井との併用による捕手3人制を取った関係で、自身の出場はプロ入り後自己最少の29試合にとどまったが、3本の三塁打や一軍公式戦での自己最高打率(.250)を記録。チームのレギュラーシーズン3位で迎えたポストシーズンも、濱口の先発登板試合に限ってスタメンに起用された。11月1日日本シリーズ第4戦(横浜)では、一軍公式戦2年振りの本塁打を含む3安打3打点の活躍によって、チームの19年振りシリーズ勝利に貢献した[6]

2018年、前年から主にバッテリーを組んでいた濵口が左肩痛で出遅れたこともあって、公式戦の開幕を二軍で迎えた。4月15日に一軍へ昇格すると、一軍公式戦28試合に出場。7月上旬までの通算打席数は75で、前年のシーズン通算打席数(61)を上回っていたが、打率は.136にとどまった。

オリックス時代[編集]

2018年7月9日に、赤間謙伊藤光との交換トレードで、白崎浩之と共にオリックス・バファローズへ移籍することが発表された[7]。背番号は、自身と同じ捕手の伊藤が着用していた22。移籍後は、ウエスタン・リーグ公式戦27試合の出場で打率.229、2本塁打、5打点を記録したが、一軍昇格の機会はなかった[8]

選手としての特徴[編集]

DeNA時代の2017年10月24日 マツダスタジアム

遠投115メートルの強肩捕手であり、二塁送球は1.81秒を記録する[9]
打撃は高校通算21本塁打と中距離タイプだが、軸がぶれない力強いスイングで右方向にも難なく打てる柔軟性を持つ[9]

人物[編集]

名前の「俊人」は「しゅうと」と読み(「」の本来の音読みは「シュン」)、サッカーシュートにちなむ[10]

オリックスへ移籍した2018年のシーズン終了後に催されたベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)選抜チームとの練習試合で、DeNAでの同期生だった古村徹(出場時点は富山GRNサンダーバーズに所属)と対戦したが、空振り三振を喫した。ちなみに古村は、その直後にDeNAへ5シーズン振りに復帰している[11]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2012 DeNA 45 122 106 6 18 3 0 0 21 0 0 0 4 0 5 1 7 33 6 .170 .254 .198 .452
2013 51 124 110 6 15 4 0 0 19 4 0 0 7 0 6 0 1 42 2 .136 .188 .173 .361
2014 48 76 69 8 10 1 1 0 13 4 0 0 0 0 5 0 2 28 0 .145 .224 .188 .412
2015 64 148 129 9 26 7 0 1 36 9 0 0 7 0 8 0 4 32 6 .202 .270 .279 .549
2016 47 103 92 4 15 2 0 0 17 9 0 0 2 0 8 2 1 31 3 .163 .238 .185 .422
2017 29 61 56 11 14 0 3 0 20 4 0 1 2 0 3 0 0 15 1 .250 .288 .357 .645
2018 28 75 66 7 9 1 0 0 10 3 2 0 4 1 2 0 2 25 1 .136 .183 .152 .335
NPB:7年 312 709 628 51 107 18 4 1 136 33 2 1 26 1 37 3 17 206 19 .170 .236 .217 .452
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



捕手






















2012 DeNA 45 236 29 3 1 .989 3 39 28 11 .282
2013 50 244 26 2 6 .993 1 40 29 11 .275
2014 45 171 13 2 5 .989 2 18 13 5 .278
2015 62 310 25 4 4 .988 2 34 27 7 .206
2016 45 227 13 4 2 .984 1 21 17 4 .190
2017 26 165 9 2 0 .989 0 10 9 1 .100
通算:6年 273 1353 115 17 18 .989 9 162 123 39 .241
  • 2017年度シーズン終了時

記録[編集]

背番号[編集]

  • 32 (2012年 - 2018年途中)
  • 22 (2018年途中 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 筒香嘉智が仕掛けた悪戯で流れた。[12]

出典[編集]

  1. ^ オリックス - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年12月8日閲覧。
  2. ^ “九国大付・高城、大会タイ8打数連続安打も…”. スポニチ Sponichi Annex. (2011年4月4日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/04/04/kiji/K20110404000559880.html 2012年5月21日閲覧。 
  3. ^ “新球団1期生の高城が決勝打!DeNA 待望初勝利”. スポニチ Sponichi Annex. (2012年2月19日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/02/19/kiji/K20120219002666600.html 2012年5月21日閲覧。 
  4. ^ “高城 同一カード3連勝呼んだ!球団23年ぶり高卒新人マスク”. スポニチ Sponichi Annex. (2012年7月19日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/19/kiji/K20120719003710570.html 2012年8月2日閲覧。 
  5. ^ “DeNA、高城のサヨナラ打で5割復帰”. SANSPO.COM (サンケイスポーツ). (2013年4月21日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20130421/den13042119180002-n1.html 2013年4月22日閲覧。 
  6. ^ “DeNA高城3安打&浜口快投演出「腕振ってこい」”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2017年11月1日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711010000756.html 2017年11月2日閲覧。 
  7. ^ オリックスの伊藤光、赤間とDeNA白崎、高城が緊急トレード! スポーツ報知(2018年7月9日)
  8. ^ “オリックス高城は現状維持、今季移籍も一軍出場なし”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2018年11月13日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201811300000543.html 2018年12月23日閲覧。 
  9. ^ a b “【横浜2位】高城俊人 打撃も柔軟 “城島2世”は圧巻の二塁送球1.81秒”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2011年10月27日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/10/27/kiji/K20111027001905340.html 2015年2月6日閲覧。 [リンク切れ]
  10. ^ “いつ出番が来てもいいように…準備を怠らず試合に備えるDeNA・高城”. BASEBALL KING (FROM ONE). (2016年5月18日). https://baseballking.jp/ns/71381 2017年12月30日閲覧。 
  11. ^ 戦力外から裏方、そして再びプロ野球選手へ―150キロ左腕・古村徹(元DeNA)の復活と進化【後編】”. Yahoo!ニュース (2018年11月12日). 2018年11月17日閲覧。
  12. ^ いたずら好きの筒香 主砲の気配りがチームを笑顔に スポーツニッポン 2016年8月4日

関連項目[編集]