高橋洋介

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高橋 洋介(たかはし ようすけ、1985年 - )は 日本のキュレーター金沢21世紀美術館学芸員。

経歴[編集]

東京都出身。東京芸術大学大学院修了。青森県立美術館アソシエイトキュレーターを経て、2014年より現職

2015年、金沢21世紀美術館で、初音ミクDNAをウェブ上でつくり、IPS細胞に挿入して心筋細胞をつくる展覧会「Ghost in the Cell」を企画[1]。美術館では世界初となるiPS細胞を用いた遺伝子組換え芸術作品を展示した[2][3]

2017年、金沢21世紀美術館で開催された「死なない命」展では、エドワード・スタイケンが生み出した新種の花をバイオアートの起源としてニューヨーク近代美術館が所蔵する記録写真とともに80年ぶりに展示した[4][5]。同年、マシュー・バーニー、ピエール・ユイグ、サスキア・オルドウォーバースらの現代アートに特化した映像祭「バイオバロック」を企画。[6]

2018年、コロンビア大学大学院准教授のカーラ・ロススタインと金沢21世紀美術館で「DeathLAB展:死を民主化せよ」を共同企画。[7][8]

同年、ゴッホの耳の生きたレプリカの作者として知られるドイツのディムット・ストレーブや、路上のゴミから個人の顔を復元するアメリカのヘザー・デューイ=ハグボーグらとバイオアート独自の主題に焦点を当てた「2018年のフランケンシュタイン」を開催[9]。同展は、TOKYO ART BEATにおいて200万人のユーザーが選ぶ東京の2018年の展覧会ランキング1位を獲得した。[10]

特に遺伝子組み換え技術を用いた芸術を得意とし、バイオアートを専門的に扱う国内唯一のキュレーターとして知られる。専門はポストヒューマンの美学、トランスヒューマニズムの芸術。

キュレーションした主な展覧会[編集]

  • 「2018年のフランケンシュタイン:バイオアートにみる科学と芸術と社会のいま」(2018、表参道GYRE/ロバート・スミッソン、マーク・ダイオン、ディムット・ストレーブ、ティナ・ゴヤンク、ヘザー・デューイ=ハグボーグ、BCL、AKI INOMATA、本多沙映、平野真美)
  • 「DeathLAB:死を民主化せよ」(2018-2019年、金沢21世紀美術館/コロンビア大学大学院准教授カーラ・ロススタインとの共同企画)
  • 「Ghost in the Cell: 細胞の中の幽霊」(2015-2016年、金沢21世紀美術館/アルスエレクトロニカ)
  • 「10年代の無条件幸福」(2013年、eitoeiko/出品作家:JohnHathway夢眠ねむ・鎌谷徹太郎・相川勝・石垣克子・中村宏北川民次[11]
  • 「10年代の終戦」(2012年、eitoeiko/出品作家:青秀祐、梅沢和木、木村泰平、潘逸舟、柳井信乃、檜山高雄[12]

その他の企画[編集]

  • 「バイオバロックー生命の変容をめぐる映画祭」(2017年、金沢21世紀美術館/出品作家:マシュー・バーニー、ピエール・ユイグ、サスキア・オルドウォーバース、キム・ギドク、やくしまるえつこ)

脚注[編集]

  1. ^ 賛否両論? 遺伝子を扱うアート集団BCLが初音ミクの細胞を展示”. 2018年3月28日閲覧。
  2. ^ 金沢21世紀美術館年報「Ghost in the Cell」”. 2018年3月28日閲覧。
  3. ^ 金沢21世紀美術館研究紀要7号:特集「バイオテクノロジーと芸術」”. 2018年3月28日閲覧。
  4. ^ MOMA Archive”. 2018年3月28日閲覧。
  5. ^ 金沢21世紀美術館「死なない命」プレスリリース”. 2019年2月23日閲覧。
  6. ^ 金沢21世紀美術館「バイオバロック」公式HP”. 2018年3月28日閲覧。
  7. ^ Yahoo!ニュース 【金沢21世紀美術館】現代の「死」を発明せよ。「DeathLAB」キュレーターが追究する、近代的な人間観が滅びた後の芸術”. 2019年2月23日閲覧。
  8. ^ 金沢21世紀美術館「DeathLAB」プレスリリース”. 2018年9月7日閲覧。
  9. ^ 2018年のフランケンシュタイン公式HP”. 2019年2月23日閲覧。
  10. ^ 200万人のTABユーザーが今年注目した展覧会は? 2018年展覧会ランキング”. 2019年2月23日閲覧。
  11. ^ 「10年代の無条件幸福」展覧会HP”. 2018年3月28日閲覧。
  12. ^ ARTiT :リーズ大学教授エイドリアン・ファヴェルによる展評”. 2018年3月28日閲覧。
  13. ^ 金沢21世紀美術館「東アジア現代映画ことはじめ」公式HP”. 2018年12月2日閲覧。