鬼ノ岩屋古墳 (別府市)

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鬼ノ岩屋古墳(おにのいわやこふん、鬼の岩屋古墳とも)は、大分県別府市上人西町にある古墳。国の史跡に指定されている(史跡「鬼ノ岩屋・実相寺古墳群」のうち)。

概要[編集]

古墳時代後期(6世紀後半)の円墳2基からなる装飾古墳群。1号墳は別府市立上人小学校の敷地内にあり、2号墳もそのすぐそばにある。安山岩の巨石を組み上げた大きな石室を持つことが特徴である。

1号墳は、墳丘は流失しており、その大きさを推定すると、径約23メートル、高さ5メートルほどの円墳。石室は、全長9.2メートル、玄室は奥行き、幅とも2.3メートル、高さ2.9メートルの複室式の横穴式石室で、内部は全面が赤色に塗られ、前室には白色の鋸歯文が描かれている。また、近年、黄色や黒の三角文、蕨手文も確認されている。

2号墳は、1号墳の南西約80メートルにあり、直径約30メートル、高さ約6メートルの円墳である。石室は、単室の横穴式石室で、奥行き8メートル、玄室の天井高約4メートル。壁は石材をアーチ状に積層した構造を有する。玄室内部は、全面が赤色に塗装され、黒色で多数の円文、蕨文等が描かれている。

文化財[編集]

国の史跡[編集]

  • 鬼ノ岩屋・実相寺古墳群
    1957年(昭和32年)11月28日に「鬼ノ岩屋古墳」として国の史跡に指定[1]
    2017年(平成29年)2月9日に史跡範囲を追加指定し、指定名称を「鬼ノ岩屋・実相寺古墳群」に変更[2]

脚注[編集]

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  1. ^ 鬼ノ岩屋古墳 - 国指定文化財等データベース(文化庁
  2. ^ 平成29年2月9日文部科学省告示第12号。

参考文献[編集]

  • 文化庁文化財保護部史跡研究会監修『図説 日本の史跡 第3巻 原始3』同朋舎出版 1991年 ISBN 4-8104-0926-0

座標: 北緯33度18分56.4秒 東経131度29分32.3秒 / 北緯33.315667度 東経131.492306度 / 33.315667; 131.492306