魔王様、リトライ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魔王様、リトライ!
ジャンル ファンタジー
小説
著者 神埼黒音
イラスト 飯野まこと
出版社 双葉社
掲載サイト 小説家になろう
レーベル モンスター文庫
Mノベルズ
刊行期間 2016年10月10日 -
巻数 既刊3巻(2019年1月現在)
漫画
原作・原案など 神埼黒音
作画 身ノ丈あまる
出版社 双葉社
掲載サイト WEBコミックアクション
レーベル モンスターコミックス
発表期間 2017年10月20日 -
巻数 既刊4巻(2019年10月現在)
アニメ
原作 神埼黒音
監督 木村寛
シリーズ構成 谷崎央佳
キャラクターデザイン 中山知世
音楽 宝野聡史
アニメーション制作 EKACHI EPILKA
製作 「魔王様、リトライ!」
製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2019年7月 - 9月
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学・漫画・アニメ

魔王様、リトライ!』(まおうさま リトライ)は、神埼黒音による日本ライトノベル。略称は「まおリト」。2016年10月10日から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載開始。2017年から双葉社モンスター文庫で書籍化され、2018年にはMノベルス(同社刊)より新装版が刊行されている。イラストは文庫版(モンスター文庫版)を緒方剛志、新装版(Mノベルス版)を飯野まことが担当している。

2018年10月時点でシリーズ累計発行部数は20万部以上[1]2017年10月20日からは『WEBコミックアクション』(双葉社)にて、身ノ丈あまるによるコミカライズ作品が連載中。2019年7月からはテレビアニメが放送中[2]。漫画、アニメともにデザインや作風に若干違いが存在する。

あらすじ[編集]

ゲーム運営者の社会人「大野晶」は気づくと異世界の森におり、そこでは自分の作成したプレイヤーキャラクターの魔王「九内伯斗」の姿になっていた。その状況に混乱する伯斗だが、森の中で怪物に襲われていた「アク」という少女を助ける。伯斗はこの世界の情報を知るために、アクを連れて旅に出る。

登場人物[編集]

声の項はテレビアニメ版の声優

主要人物[編集]

九内 伯斗(くない はくと)
声 - 津田健次郎[3]
本作の主人公。45歳。身長187㎝。自身が作った「GAME」の最終日にラスボスにログインしたまま異世界に飛ばされてしまった、元はゲーム内での運営管理者。名前も同様にゲーム内のもので、中身は大野晶という一般的な社会人。「GAME」では大帝国を根城とする「魔王」であり、見た目は渋い顔立ちにオールバックの長髪、黒いロングコートに身を包む姿。
異世界に飛ばされるも、「GAME」でのラスボスという設定を引き継いだのか、ステータスは異常に高く、また管理者権限でログインしていたため、異世界でも管理者コマンドといったある程度の特異能力を持ち、得られたスキルポイントを使用することで物質生成や部下の呼び出しなどが行える。武器は投擲も可能なナイフ。また、気力が回復できるタバコ系アイテムでことあるごとに喫煙する。レベル30以下のキャラクターの物理攻撃は効かない反面、魔法への耐性がないのが弱点。
アクとの出会い以降、アクや出会う人から魔王と呼ばれたり、行動に壮大な意図があると誤解されつつ、最終的に元の世界へ帰るための手掛かりを探しながら、各地でトラブルを巻き起こしていく。
「GAME」では悠や田原といった8人の側近を従え、大帝国を作り上げた人物。その課程で400万人も殺戮するなどまさしく魔王である。
なお、漫画版では髪の長さが肩までになっている。
大野 晶(おおの あきら)
声 - 津田健次郎
「GAME」の開発者で、設定なども全て1人で作成した。30代。本業はサラリーマンだったようである。作中では例えるなら、大野が九内を演じているような形になっている。つまり、超絶な能力に対して一般人程度のメンタリティーしか持ち合わせていないので、様々なプレッシャーに晒されて苦労している。アニメの12話のアイキャッチから詐欺師として優れている模様。
霧雨 零(きりさめ ぜろ)
声 - 森久保祥太郎[4]
大野が持つもう一つのキャラクターで、テーマは硬派な暴走族。身長180㎝。背中に龍の絵を入れた白の特攻服を纏い、圧倒的な拳闘で戦う正義の漢。残虐非道な極悪の相手であるほど強烈なバフスキルを発揮する。
キャラクターチェンジをすることで現れるが、その間は、大野の意識そのものは維持されるものの、性格が変わったような発言を含む肉体的な意思を一切受け付けない自動操縦モードになる。あまりに大野の性格と剥離した言動であるため大野自身が気恥ずかしくなり、1度目のチェンジ以降はよほど切羽詰まった状況でない限りチェンジは控えている。
キラー・クイーンならびにサタニストや悪魔たちからは龍人(たつびと)と誤解されている。
大野は「九内が実家なら、零は1人暮らしの部屋」と評している。
アク
声 - 高尾奏音[3]
本作のメインヒロイン。村人の少女。両親は幼くして戦争で亡くしており、村で迫害をうけ、グレオールへの生贄に出されたところを伯斗に助けられる。左右の瞳が色が違っていて、左目を伸ばした前髪で隠している。一人称は「ボク」純粋無垢な性格で、伯斗を魔王と称して父のように慕う。迫害が原因で初登場時には右足を引きづっていたが、桐野悠の治療で完治した。
なお、ルナやトロンとは違い、アニメ12話時点では何の特殊能力を持たない一般人である。このため、漫画版ではアクが対価となる能力を持っていないにも関わらず九内の寵愛を受けていることに、悠や田原といった側近たちが疑問を抱いている。

伯斗の側近[編集]

伯斗のスキルによって出現した側近たち。「GAME」内と違い自我を持つ。

桐野 悠(きりの ゆう)
声 - 佐藤利奈[5]
ヒロインの一人。伯斗の側近の女性。22歳。身長175㎝。天才的な医者かつマッドサイエンティストで、指を術用器具に変化させられる。伯斗が自身の魔法耐性の無さを危惧し、彼女の技術で克服するため、真っ先に召喚にした。GAME内ではサディスティックなキャラとして創造されており、アニメのEDでは解剖も含めた人体実験を行っているような光景が描写され、カーミヤ相手には嗜虐性の一端を覗かせた。側近たちの間でもソリが合わないようで、伯斗(正確には中の人である大野)も彼女の切れすぎる知性で、正体がバレてしまうことを恐れていた。しかし、悠の治療でアクの脚が完治した事を伯斗に褒められたことがきっかけで、伯斗に惚れてしまう。このため、ショタコンという設定をもち、アクと対面した時にはアクに男装してもらうよう興奮したが、伯斗に惚れた後は彼女が好みそうなショタが大勢いるラビの村でも、男の子たちに手をだしてはいない。なお、伯斗に対しては長官と呼ぶ。
田原 勇(たはら いさみ)
声 - 関智一
伯斗の側近の男性。31歳。身長182㎝。普段の姿は怠惰で無気力であるが、世界中の銃器に愛される体質を持っており、側近内で唯一“天才”の設定を与えられている。どんなことでもソツなくこなしてしまう才能の持ち主で、妹が絡まない限り、人格も安定しているのである意味では、伯斗から一番信頼されている。なお、伯斗を長官と呼ぶのは悠と同じ。
真奈美(声 - 相良茉優)という妹がおり、重度に溺愛するシスコンでもある。伯斗には妹ともども救われた事から恩義を覚えている。悠とあまり衝突しないことから2番目に召喚されたが、それでも敵はおろか、味方にまで手にかけかけない悠に恐怖心を抱いている。[6]トロンからは「きれいな色」と評価されている。
加藤 勝(かとう まさる)、近藤 友哉(こんどう ともや)、野村 武文(のむら たけふみ)
アニメ版の予告の中で九内に「剣術バカ」、「引きこもりの弓遣い」、「総合格闘技チャンピオン」と回想されている。
藤崎 茜、的場 静、宮王子 蓮
アニメ版の側近召喚のメニュー画面にて氏名表示されたのみで、人物詳細は不明。メニュー画面のバナーの色が悠と同系統な事や、ED画面から女性だと思われる。

伯斗の配下[編集]

トロン
声 - 木下鈴奈[4]
ヒロインの一人。元サタニストの少女。身長143㎝。魔人とのハーフであり、人間の世界でもサタニストの中でも身の置き場がなかった。オルイット対キラー・クィーンの戦闘では「奈落」をぶちまけた事で戦況を悪魔側優位にさせるものの、オルイットが零(伯斗)に追い詰められ、力を得るために吸血された事によって死にかける。が、零が与えた回復アイテム「カロリー冥土」によって一命を取り留めた。その一連の行動と零の性格にキラー・クィーン同様に惚れてしまう。人の感情や魂を色で見分ける眼を持つおかげで、九内と零が同一人物だと見抜き、九内の元に押しかけて、そのまま配下になった。
アニメ版では髪が地面につくほど長い髪をポニーテイルにしている。漫画版でもロングヘアではあるが、そこまで長くはない。

三聖女[編集]

ルナ・エレガント
声 - 石原夏織[3]
ヒロインの一人。三聖女の一人。三女。16歳。身長153㎝。聖女の中でも飛び抜けた魔法の才がある。非常にワガママ。元々は貧民の出身であったが天賦の才によって教会に入り、10歳にして三聖女になった。魔法の才はあるが領地経営の才はなく、おべっかや阿諛追従に簡単に乗せられてしまうので、周囲の大人たちによって都合のいいように担がれている。
魔王が出現したと聞くや否や、討伐と称して騎士たちを引きつれて出陣。野盗と伯斗の絡みに乱入し、騎士たちとともに戦闘を仕掛けるもそろって返り討ちにあう。大金貨入りの財布を捲きあげられた後に伯斗の後を追ってきたが、伯斗の周囲への紳士的な対応や、泊まる宿がなく彼らの宿に訪れた際に財布を返してもらったことで興味を持ち、伯斗とアクの旅に同行する。三女扱いだったためか、アクに姉呼びするように願い出る。その後、ラビの村の領地経営に関わることとなる。返り討ちにあった時に尻をさんざん叩かれた後遺症で伯斗のことを尻好きの変態だと思いこんでいるが、実情は逆であろう。本人は否定しているが、周りから魔王に惚れていると思われている。エビフライからは「ワガママで素直な子」という評。
アニメでも漫画でもロングヘアなのは同じだが、漫画版では前髪を作らず73に分けているので雰囲気が若干、変化している。
キラー・クイーン
声 - 戸松遥[5]
ヒロインの一人。三聖女の一人。次女。17歳。身長170~173㎝。好戦的で立ち振る舞いは女王そのもの。人呼んで「世紀末聖女」北斗の拳に出てくるような馬車に乗り、屈強でモヒカンな男達を従えてる。粗暴な立ち振る舞いからは想像できないが、自分より強い運命の相手が現れるのを待っている乙女な一面もあり、とある出来事で出会った零の強さに一目惚れしてしまう。
外見の描き方はルナとは逆で、漫画版では前髪有り、アニメでは分けている形になっている。また、アニメ版のほうが更に髪が伸びている。
エンジェル・ホワイト
声 - 豊崎愛生[5]
ヒロインの一人。三聖女の一人。長女。18歳。身長165㎝。三聖女の中で一番の常識人であり、いつも妹たちに振り回されている苦労人。三聖女のうち唯一、政務に真面目に関わっていて、一部の特権階級が冨を独占している状況を知りながらも変えられないことに苦慮している。
魔王のルナの領地経営を認めはしたものの、魔王が聖光国を侵略すると思い込んでいて、魔王の強さやワガママなルナを手なづけてしまったこと、クィーンの零への狂いっぷり、更にはエビフライまでも取り込んでしまった事に危機感を抱いて、ルナを取り戻すべく全移動でラビの村に訪れる。ルナによって温泉に案内されたが、間違って男湯に入ってしまったことから、思わぬ形で魔王との会談になった。そこで「天使の輪っか」をプレゼントされて、ルナを取り戻せずに神都に帰った。
聖女ではあるものの人並みに恋したいと思っている。スキルポイントでこの世界ではあり得ないアイテムを作り出すことや、ルナを簡単に手なづけてしまったこと、聖女でさえも簡単にはできない事をあっさりやってのけてしまうこと、最後に伯斗が「座天使に召喚された」といったことから、伯斗を天使と誤解してしまう。

冒険者[編集]

魔物を討伐して報酬を獲たり、迷宮や遺跡などから宝物を発見するのが主な仕事。冒険者にはランクがあり、高ランクの冒険者は優遇されるが、稼げなければ傭兵で糊口を凌ぐことも。

ミカン
声 - 生天目仁美[7]
極端に露出度が高い、際どい服の女戦士。17歳。身長172㎝。いつもユキカゼの言動に振り回され苦労している。オレンジの短髪にゴーグルを装着している。コミック版では、パフスリーブのシャツ・ミニスカート・長ブーツと割と落ち着いた服装をしている。魔王ということで、珍しく伯斗には好印象を抱いていないが、2度ほど魔王に助けられているので、その点に関しては恩に感じてはいる。
ユキカゼ
声 - 徳井青空[7]
Bランク冒険者。ミカンの相棒の魔法使いで、魔王も誤解するほどの超絶美少女であるが、実の性別は男の娘。16歳。身長160㎝。九内のことを「おじ様」と呼び、なぜか距離感が近い。マント留めや胸当て、ミニスカートと長靴にの珠(ボール)飾りをつけている。コミック版では、大きなえりの七分袖シャツ・ショートパンツ・短ブーツとおとなしめな服装をしている。更にコミック版では髪型がボブでショタに見えなくもないが、アニメ版では髪を伸ばしてポニーテイルにしているため、より女の子にしか見えなくなっている。
ミカンともどもサンドウルフ討伐の依頼を引き受けたものの、数の圧倒的多さに逃げる羽目に陥る。その進路上に魔王一行がいて、魔王が圧倒的火力でサンドウルフを一掃したことで一目惚れした。酒場「ノマノマ」において、九内に冒険者やアイテム事情を説明したところ、迷宮に潜って魔法防御アイテムを探すことを伯斗が決意したので同行を願い出る。このため、アニメ12話で伯斗とミカンとユキカゼのパーティが結成されることになった。
ミンク
声 - 桜咲千依[4]
Sランク冒険者。中二病気味で巨乳の僧侶。20歳。身長171㎝。その禍々しい詠唱は周りから呆れられるほど痛々しい。オルガンとは凸凹コンビで、両者の雰囲気にはかなりの温度差が見てとれる。
オルガン
声 - M・A・O[4]
ミンクと行動を共にするSランク冒険者。身長155㎝。フードマントを羽織り、謎に包まれているが、その正体は魔人。マントの中は、ミカンに負けず劣らず露出が多い。魔王様ほどではないが相当に強く、余裕のある態度を見せる。

サタニスト[編集]

サタニスト
声 - 猪股慧士
舞台となる聖光国で黒ローブを着て破壊の限りを尽くす集団のこと。名前の通り、悪魔信奉主義者で悪魔による世界征服を臨んでいるようである。伯斗も彼らの歪んだ願いによってこの世界に召喚された。各個人の戦闘力はさほどないので、奈落を展開するのと、命と引き替えに悪魔たちを召喚するのがメインな戦い方になる。
ユートピア
声 - 子安武人
サタニストの教祖。
ウォーキング
声 - 辻井健吾
ユートピアの配下。集団を率いているリーダー。神都襲撃で、「奈落」をぶちまけた事で戦況をサタニスト側優位にさせるものの、零(伯斗)には奈落の効果はなく逆に反撃され追い詰められてしまう。
マージ
声 - 峰健一
集団に所属している一人。神都襲撃で、自分の命と引き替えにカーニバルを召喚した。父親は腕の良い靴職人だったが、不況の煽りから廃業に追い込まれてしまい酒に溺れ、家の中で暴れ回りマージにも度々暴力を振るうようになった。まだ若かったマージは耐え切れず父親を刺し殺して村から飛び出した。転落人生の中サタニストの集団に拾われた。
カーミヤ
声 - 岩澤俊樹
サタニスト達の神都襲撃の時、高級レストラン「アルテミス」において恐怖に襲われた客達を落ち着かせるために雇われたピエロ、というのは表向きで、サタニストからアルテミスで食事を楽しんでいる聖女ルナを殺害するよう依頼された暗殺者。しかし、桐野悠を「単なる聖女の取り巻きの1人」と見てしまうなど実力は大したことがなく、実行に移す前に、悠に「手品」と称して、気づく間もない一瞬で両腕を肩から切り落とされてしまう。幸い、1度の失敗の後に再接合されて元通りになるが、当然のことながら、これは悠がカーミラの正体を見破った上での脅しであり、そのまま退散する。
トロン
上記を参照。

悪魔[編集]

グレオール
声 - 山中真尋
肩書きは悪魔王。智天使が自身の命と引き替えに封印したという強大な悪魔で、封印されてもなお呪いで周辺の土地を汚染するほど。伯斗の召喚に前後して自力で封印を解き、各地で暴虐の限りを尽くす。人々に生け贄を要求、その生け贄に選ばれたうちの1人がアク。かすり傷とはいえ物理攻撃で伯斗に傷を負わせるなど、そこそこの実力者ではあったが、伯斗の敵ではなくあっさりと秒殺された。
カーニバル
声 - 福西勝也
神都襲撃でマージが、自身の命と引き替えに召喚した中級悪魔。背中にギターを背負った道化師の格好をしておねぇ言葉で喋る。しかし、伯斗の敵ではなく、汚い花火として処分された。
オルイット
声 - 緑川光
神都襲撃でサタニスト達が、自身の命と引き替えに召喚した悪魔。肩書きは闇侯爵、暗黒光線(ブラックイレイザー)など光線を駆使して戦う貴族然とした悪魔。王宮前でキラークィーンとミンクとの戦闘になり、互角の戦いを繰り広げる。トロンが「奈落」を展開して、キラークィーン達を弱らせたことで優位に立つが、その後に乱入した零の敵ではなく、トロンを吸血して力を得た後、最後には化け物に変身して襲いかかるが、零の拳にあっさりと吹き飛んだ。
ハニトラ
声 - 豊田萌絵
姉妹の下級悪魔。悪魔の中では最弱。キラー・クイーンとマーシャル・アーツに瞬殺される。

聖光国関係者[編集]

ドナ・ドナ
声 - 松平真之介
貴族の中でも貴族長を勤める大貴族。実質、聖光国を支配している1人といっても過言ではないが、九内が言うところの「毒物」且つ「無能」というべき人物。九内がラビの村を経営しようとした時、会議で九内を危険視して排除しようとしたが、アーツの反対やホワイトの判断もあって見送らざるを得なかった。
マーシャル・アーツ
声 - 内田直哉
聖光国の戦士長、聖光国の軍事のトップ。62歳。身長180㎝。この手の作品にしては良識のある人物で、会議においてドナドナが九内を排除しようとした時には反対した。クィーンからも一目おかれている。
コマンド・サンボ
声 - 塩屋翼
退役兵士。アーツの側近であったが、魔獣討伐で目に怪我を負って半ば失明状態になってしまったので退役を余儀なくされた。エビフライのラビの村訪問の際に同行、桐野悠の治療によって目が治ったのでアーツの元に戻っていった。エビフライとは憎まれ口をたたき合う仲であるが、サンボの目が治ると謝礼としてエビフライは悠にラムダ聖貨を進呈したので関係性の良さがしのばれる。[8]
マウント・フジ
声 - 稲田徹
キラー・クィーン側近のモヒカンで筋骨隆々な兵士。28歳。身長2m。参謀および楯、聖槌シグマの運搬役といったところが主な役目。

市井の人々[編集]

イエイ
声 - 桑谷夏子
冒険者御用達の酒場「ノマノマ」の店長をつとめる陽気な中年女性。45歳。身長168㎝。九内によれば「飯がうまい」とのこと。
ナンデン・マンネン
声 - 菊池通武
交易都市ヤフーで美術品・骨董品を扱っている「NANDEN-MANDEN」の店主で、九内がスキルポイントで作ったアイテムを、値段を提示するのではなく、マンネンに価格を決めさせるという鑑定眼を確かめてくるようなやり口で売ってくるので高値掴みをさせられているという印象があるが、大金貨15枚(3000万)で九内から仕入れたオルゴールをオークションで大金貨42枚(8400万)で売却しているので、そこそこといったところだろう。ちなみに落札者はエビフライの姉妹のカキフライで、落とすつもりだったドナ・ドナが逆上して、暴挙に出ることとなる。
ビンゴ
声 - 興津和幸
服飾店の店長。オネエ言葉で話す。M気質がある。

その他[編集]

モモ
声 - 久保ユリカ[4]
ラビ村で暮らす娘。ボーイッシュな見た目で言葉や態度に少しトゲがある。語尾に”ウサ”を付けて話す。
キョン
声 - 荒浪和沙[4]
モモと同じラビ村の娘。ロングヘアで語尾に“ピョン”を付けて話す。
エビフライ・バタフライ
声 - 斉藤貴美子
帝都の社交界の重鎮。身長170㎝。非常に恰幅が良い。貴族の間での中心人物で、九内に興味を示す。魔王の実体を知った上で接触をしてきたので、九内も「喰えない奴」という評価をした。「カキフライ」という名前の妹がいるが、姉妹仲は悪い。
世間の女性同様、加齢による美貌の衰えを気にしており、九内との会食の席で肌を綺麗にする石鹸を提供された事から、ラビの村にある魔王の温泉旅館に訪れる。温泉の効用の数々にノックアウトされて、温泉旅館に逗留することを決意した。
オ・ウンゴール
声 - 山本兼平
山賊集団の土竜(もぐら)の頭領。大野晶の上司の顔に似ている。聖女のルナが討伐にきたと思いこみルナに奇襲をかけようと企てるが、伯斗やルナに返り討ちにされる。
イーグル
声 - 鬼頭明里
貧民の出身のルナの幼馴染。当時6歳で、ルナと同い年。ルナは彼を教会に迎えようとしたが、亜人だったため教会の使者(声 - 美斉津恵友)に殺処分された。そのことでルナの心に深い傷が残りモモやキョンを見るたびにイーグルを重ねている。
願いの祠の神像
声 - 斎藤千和
「願えば、どんな願いでも叶えてくれる」という願いの祠に安置された神像。その霊験は確かで、サタニスト達が願った事によって伯斗が召喚された。禍々しい姿をしているが、当人?いわく「人々の悪しき願いを叶えるうちに邪悪な姿に変わっていた」とのことで、元々は白い姿であったとのこと。漫画とアニメでは外見が変わっていて、アニメ版のほうがマイルドになっている。
神像と対面した伯斗は帰還を臨むが、神像は「召喚者の願いに背く」と拒否。伯斗の召喚で力を使い果たしていたため、伯斗に厨二病溢れる指輪を授けて消滅した。
伯斗は、その正体を座天使とみている。
悪魔の指輪
声 - 黒田崇矢
神像から与えられた指輪。伯斗の指に密着しており外すことはできない。邪悪で残忍な性格で伯斗を悪の道へ導こうとする。いざという時には伯斗の身体を支配する能力があるようで、この事が零の登場につながった。

用語[編集]

天使
智天使と座天使と熾天使がいる。ただし、智天使は消滅しており、座天使も消滅している可能性がある。
聖光国
物語の舞台となる国。天使たちを信仰をしており、三聖女を中心に教会や騎士団やら貴族などが収めている。
一番偉いのは表向きは三聖女であるが、実際に国を動かしているのは教会や貴族の上層部で、彼らが住む神都は繁栄を享受しているが、収奪されている地方は貧困にあえいでいる。識字率は高いようで、貧民であったアクでも平仮名・数字・英字などを問題なく読める程である。
人間族以外への差別もひどい。ルナも幼い頃、亜人の友人がいたがルナが教会に入った頃に殺処分されてしまったほど。
貨幣も流通しており、貨幣1枚につき、銅貨=100円、大銅貨=1000円、銀貨=1万円、金貨=10万円、大金貨=200万円といった価値がある。大金貨の上にラムダ聖貨というものがあり、これは流通枚数や時期によって価値が変動する。最低でも2億円ほどの価値があるといわれている。
Infinity GAME
大野が作ったネットゲーム。伯斗や霊、悠たちはこのゲームの登場人物という設定。
舞台は近未来なようで魔法という概念がない。この事がこの世界における伯斗の魔法耐性の無さにつながっている。
奈落
サタニスト達が武器として使うアイテム。黒い汚泥のようなものが箱の中に収容されており、それを浴びるとたちどころに弱ってしまう。キラークィーンが2度、相手に使われて窮地に陥っている。
不夜城
「GAME」の最終ステージで伯斗たちの根拠地。
この物語でも伯斗は魔法耐性の修得と並んで、根拠地の創造に勢力を傾けるが、病院と温泉と銭湯を合わせた複合施設の経営と方向性が180度違っている。
ラビの村
ルナの領地であるが土地は痩せていて、水も出ないなど環境は良くない。ウサミミが生えているバニーという種族の居住地。ニンジンが特産という貧乏な土地であったが、九内が領地経営に乗り出してからは温泉旅館を中核にした歓楽地へと変わりつつある。

既刊一覧[編集]

小説[編集]

電子書籍版と合わせて刊行。

モンスター文庫版[編集]

小説家になろう・ハーメルンで連載されていたWeb版に加筆修正を行ったもの。Mノベルス版発刊に伴い絶版となった。

  1. 2017年6月30日、ISBN 978-4-575-75141-3
  2. 2017年10月30日、ISBN 978-4-575-75166-6
  3. 2018年3月30日、ISBN 978-4-575-75194-9

Mノベルス版[編集]

モンスター文庫版に加筆修正を行ったもの、及びその続き。

  1. 2018年10月22日、ISBN 978-4-575-24115-0
  2. 2019年2月15日、ISBN 978-4-575-24147-1
  3. 2019年5月30日、ISBN 978-4-575-24178-5
  4. 2019年8月30日、ISBN 978-4-575-24202-7

漫画[編集]

発売日 ISBN
1 2018年3月30日 ISBN 978-4-575-41023-5
2 2018年8月30日 ISBN 978-4-575-41032-7
3 2019年1月30日 ISBN 978-4-575-41046-4
4 2019年6月28日 ISBN 978-4-575-41063-1

テレビアニメ[編集]

2019年7月から9月までTOKYO MXほかにて放送された[5]

12話Cパートを除いて、Mノベルス版1~2巻に準じた内容となっている。 特徴としてはアイキャッチがキャラクターの紹介になっていて、能力値や設定などが表示されている。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 神埼黒音[3]
  • 監督 - 木村寛[3]
  • シリーズ構成 - 谷崎央佳[3]
  • キャラクター原案 - 飯野まこと[3]
  • キャラクターデザイン・ プロップデザイン - 中山知世[3][4]
  • モンスターデザイン - ことさん
  • 美術設定 - スタジオWHO[4]
  • 美術監督 - 下元智子[4]
  • 色彩設計 - 有尾由紀子[4]
  • 撮影監督 - 岡田由紀[4]
  • 編集 - 柳編集室[4]
  • 音響監督 - 阿部信行[5]
  • 音楽 - 宝野聡史[5]
  • プロデューサー - 蔵本昌也、桂山泰佐、森田剛、山崎史紀、堀切伸二、北澤史隆、鈴木英昭、大森慎司、岩崎暁太、岩谷能宣、菅謙太郎、髙橋朋之
  • アニメーションプロデューサー - 葛西良信
  • アニメーション制作 - EKACHI EPILKA[3]
  • 製作 - 「魔王様、リトライ!」製作委員会

主題歌[編集]

オープニングテーマ「TEMPEST」[5]
作詞 - こだまさおり / 作曲 - よる。 / 編曲 - 岩橋星実 / 歌 - 石原夏織
エンディングテーマ「NEW」[5]
作詞・歌 - 東城陽奏 / 作曲・編曲 - YOSHIHIRO

各話リスト [編集]

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
第1話魔王降臨
木村寛
  • rere
  • Cerberus
  • Suwarin Promjutikanon
  • Chotanan Pipobworachai
第2話金色のルナ 佐々木勅嘉藤代和也
  • 斎藤和也
  • 櫻井拓郎
  • 山内尚樹
  • 沼田広
第3話キラー・クイーン 飯田崇葛西良信
  • 増田敏彦
  • rere
  • Cerberus
  • Suwarin Promjutikanon
  • Chotanan Pipobworachai
第4話桐野 悠 西森章水本葉月C.K.LIM
第5話容赦なき侵略 ことさん上原秀明
第6話神都動乱 佐々木勅嘉伊藤文雄
  • S.H.LEE
  • S.K.LIM
  • W.H.CHO
第7話乾坤一擲 星野真ウエノ史博
  • J.LEE
  • M.S.LEE
  • rere
  • Cerberus
  • Suwarin Promjutikanon
  • Chotanan Pipobworachai
  • 小川ユリ
第8話魔王の躍動 冨永垣雄粟井重紀
  • J.S.PARK
  • C.G.LIM
  • G.S.CHOI
第9話踊る詐欺師と大金貨 木村寛飯田崇葛西良信
  • 青木真理子
  • 齊藤香織
  • 大谷理恵
  • 古川博之
  • 宮暁秀
第10話マダム、咆える 舛田弦太郎ことさん赤井倍人
  • はっとりますみ
  • 古川博之
  • 宮暁秀
  • rere
  • Cerberus
  • Suwarin Promjutikanon
  • Chotanan Pipobworachai
第11話ユキカゼ、襲来 佐々木勅嘉伊藤文雄
  • H.W.JOO
  • S.K.LIM
第12話白天使と魔王様
  • 木村寛
  • 大島美穂
  • 佐々木綾香
  • 斎藤和也

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[9]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [10] 備考
2019年7月4日 - 9月19日 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) TOKYO MX 東京都 製作参加
2019年7月5日 - 9月20日 金曜 23:30 - 土曜 0:00 J:COMテレビ 日本国内[11][12] CATV / 『アニおび』枠
2019年7月9日 - 9月24日 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜) BSフジ 日本全域 製作参加 / BS/BS4K放送 / 『アニメギルド』枠
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[9]
配信期間 配信時間 配信サイト
2019年7月4日 - 9月19日 木曜 0:00 - 0:30 AbemaTV
2019年7月11日 - 9月26日 木曜 0:00 更新
木曜 23:30 - 金曜 0:00 ニコニコ生放送

BD[編集]

発売日 収録話 規格品番
1 2019年9月27日 第1話 - 第4話 MP-BD0006
2 2019年10月25日予定 第5話 - 第8話 MP-BD0007
3 2019年11月29日予定 第9話 - 第12話 MP-BD0008

Webラジオ[編集]

アク役の高尾奏音、ルナ・エレガント役の石原夏織によるWebラジオ『アニメ「魔王様、リトライ!」presents!ラジオでも、リトライ!』が2019年7月5日より超!A&G+にて毎週金曜19時に配信[13]。初回放送に先駆けて、第0回が6月28日にAG-ON Premiumで配信された。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ “第5回ネット小説大賞・金賞受賞作『魔王様、リトライ!』がTVアニメ化決定! ティザービジュアルも公開”. アニメイトタイムズ. (2018年10月19日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1539853783 2019年3月6日閲覧。 
  2. ^ 第1弾キービジュアル公開!さらに2019年7月放送決定!”. TVアニメ『魔王様、リトライ!』公式サイト. 2019年3月7日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i アニメ「魔王様、リトライ!」津田健次郎が魔王に「やった事の無いタイプ」”. コミックナタリー (2019年2月15日). 2019年3月7日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 『魔王様、リトライ!』森久保祥太郎さん・久保ユリカさんら追加声優6名解禁! 7月3日よりTOKYO MX、BSフジほかにて放送決定”. アニメイトタイムズ (2019年6月5日). 2019年6月5日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 7月放送TVアニメ『魔王様、リトライ!』第2弾キービジュアル公開! 新たに声優・戸松遥さん、豊崎愛生さん、佐藤利奈さんらが出演決定!”. アニメイトタイムズ (2019年4月22日). 2019年4月22日閲覧。
  6. ^ 漫画版では悠に対して「いつものお前さんなら、この辺りの人口が減っていてもおかしかねぇんだがと言っている
  7. ^ a b アニメ「魔王様、リトライ!」に生天目仁美&徳井青空、キャスト登壇の先行上映会も決定”. コミックナタリー (2019年5月15日). 2019年6月5日閲覧。
  8. ^ アニメ版では美談のように見え、治療費に2億円以上と豪勢な話に見えるが、サンボはアーツ派の重鎮で、従ってアーツに恩を売ったと考えるとキナ臭いものになってくる(漫画版ではそういう文脈である)
  9. ^ a b 放送情報”. TVアニメ『魔王様、リトライ!』公式サイト. 2019年7月2日閲覧。
  10. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  11. ^ J:COMのサービスエリアを選択”. J:COM. ジュピターテレコム. 2019年6月2日閲覧。
  12. ^ J:COMテレビ 視聴方法”. MY J:COM. ジュピターテレコム. 2019年6月2日閲覧。
  13. ^ 文化放送 超A&G+にて『アニメ「魔王様、リトライ!」presents!ラジオでも、リトライ!』放送決定!”. TVアニメ『魔王様、リトライ!』公式サイト. 2019年7月2日閲覧。