鵜の田尾峠

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国道318号標識

鵜の田尾峠(うのたおとうげ)は、香川県東かがわ市(旧白鳥町)から徳島県阿波市土成町吉田にまたがるである。

地理[編集]

かつて峠を越える道路は国道318号に指定されていたが、特に阿波市土成町吉田から東かがわ市兼弘間の7.2kmは見通し悪く、山間部特有の急カーブの連続、狭い道幅、冬季の凍結などがあり、交通の難所であったため、トンネルの必要性が認められ、1986年に完成した。

現在峠を越える旧道は崩壊の危険性があることから閉鎖され、通ることはできない。

歴史[編集]

  • 1970年昭和45年) - 国道318号に指定。
  • 1982年(昭和57年) - 鵜の田尾トンネル工事着工。
  • 1986年(昭和61年) - 3月に鵜の田尾トンネル完成。

伝承[編集]

この峠にはいくつかの伝説がある。

昔、を使ってをとるのが上手な漁師がいた。漁師が峠で休憩していたら一人の旅がやってきて「漁師さん、あなたは長い間殺生をしてきたがもうやめなさい。年老いてから生物怨念に悩まされますよ」と説いた。漁師は「ごもっともですが、生業なので」といって持っていた団子を僧にすすめた。僧は「ありがとう」と言って団子を口にほうりこんだが、一口もかまずにグッとのみこむんだ。漁師はその異様な食べかたにゾッとするのを覚えたので、いそいで立ち上がり漁に向かう支度をはじめた。ところがふとみると僧がどこにもいなく、漁師は不思議に思ったが、そのままある池で漁をはじめた。ところが、鵜が突然、怪魚に襲われた。漁師は、格闘の末、怪魚をとらえ、持ち帰り腹をさくと、峠で僧に与えた団子が出てきた。峠の僧は、怪魚の化身だった。その後、漁師は、一切魚をとらなかったと言われている。この後、この峠が「鵜の峠(たわ)」と呼ばれるようになった。

関連項目[編集]

座標: 北緯34度10分20.8秒 東経134度20分36.9秒 / 北緯34.172444度 東経134.343583度 / 34.172444; 134.343583