鶴ケ谷 (仙台市)

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鶴ケ谷
鶴ケ谷の位置(宮城県内)
鶴ケ谷
鶴ケ谷
鶴ケ谷の位置
座標: 北緯38度17分25.47秒 東経140度54分19.24秒 / 北緯38.2904083度 東経140.9053444度 / 38.2904083; 140.9053444
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Miyagi Prefecture.svg 宮城県
市町村 Flag of Sendai, Miyagi.svg 仙台市
行政区 宮城野区
人口 (2017年(平成29年)4月1日現在)[1]
 - 計 12,173人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 983-0824
市外局番 022[2]
ナンバープレート 仙台
鶴ケ谷北
座標: 北緯38度17分48.51秒 東経140度54分53.23秒 / 北緯38.2968083度 東経140.9147861度 / 38.2968083; 140.9147861
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Miyagi Prefecture.svg 宮城県
市町村 Flag of Sendai, Miyagi.svg 仙台市
行政区 宮城野区
人口 (2017年(平成29年)4月1日現在)[1]
 - 計 992人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 983-0825
鶴ケ谷東
座標: 北緯38度17分40.51秒 東経140度55分40.5秒 / 北緯38.2945861度 東経140.927917度 / 38.2945861; 140.927917
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Miyagi Prefecture.svg 宮城県
市町村 Flag of Sendai, Miyagi.svg 仙台市
行政区 宮城野区
人口 (2017年(平成29年)4月1日現在)[1]
 - 計 3,577人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 983-0826

鶴ケ谷(つるがや)は、宮城県仙台市宮城野区に所在する地名。

概要[編集]

旧・宮城郡鶴谷村から引き継いだ地名であり、七北田丘陵東端近くの北斜面、および、七北田川南岸にかけての平地に広がる。

旧・鶴谷村の生活の場だった平地には鶴ケ谷を大字とする小字地名が今も残り、鶴ケ谷字大樋、大谷、金堀(地図)、川原、崖ノ上、北畑、京田、京原、坂下、佐野原、菖蒲沢、新田、竹ノ花、舘下、筒下、洞堀、中曾根、並柳、原田、東菖蒲沢、本山、谷地、山沢がある[3]

平地の南側にある七北田丘陵には造成された鶴ケ谷団地があり、鶴ケ谷1丁目から8丁目、鶴ケ谷北1丁目および2丁目[4]、鶴ケ谷東1丁目から4丁目[5]がある。昭和後期には、隣接する旧・泉市(現・仙台市泉区南光台などと共に、仙台市都心部から見て北東に所在する大型ニュータウンとして市民が多く移り住んだ。

鶴ケ谷団地[編集]

高度経済成長期になって人口が急増していた仙台市は、国の全国総合開発計画に呼応して1962年(昭和37年)3月16日公害がなく、全市民が健康な生活や福祉を享受出来、かつ、東北開発の中核としての近代的大都市建設を目ざした「健康都市宣言」を発表した[6]。また、同年国が制定した新産業都市建設促進法に基いて、1964年(昭和39年)3月3日に仙台市を含む仙台湾地区が新産業都市に指定された。すると仙台市は1966年(昭和41年)、都市計画区域の範囲を従来の市内限定から、隣接する宮城郡泉町宮城町、および、名取郡秋保町(以上の1市3町が現・仙台市域)にまで広げた都市計画を策定し、将来の政令指定都市移行を目指して広域行政を展開した[7]

この都市計画において、仙台駅東口の中心市街地化(参照)や、現在の3環状12放射状線の元なった都市計画道路網の建設、建設中の国道4号仙台バイパス沿いに東部工業団地および東部流通団地の建設、新設する仙台港に臨海工業集積などが打ち出され、さらに中心市街地を囲む丘陵地には住宅地を配置することとした[7]

この都市計画を実現すべく、仙台バイパスに隣接する丘陵地である鶴ケ谷地区に、東北最大と言われるモデル・ニュータウンが市の主導で造られることになった[8]

1963年(昭和38年)に創設された新住宅市街地開発事業に基づき、「仙塩広域都市計画事業 鶴ケ谷新住宅市街地開発事業」が、面積178.0ha、計画人口2万3千人で、1966年(昭和41年)3月16日に当初決定され、翌年から造成開始した[9]。大部分が国有地であった東北大学の演習林を買収して、造成が行われた。

「鶴ケ谷団地」と称されるのは上記事業により造成された鶴ケ谷1-8丁目である場合が多いが、土地区画整理事業などにより造成された鶴ケ谷東、および、鶴ケ谷北を含む場合もある。

鶴ケ谷地区での土地区画整理事業[10]
事業名 現住所 面積
(ha)
施行期間
(年度)
事業認可
公告
換地処分
(公告)
総事業費
(百万円)
山崎西部 鶴ケ谷東2丁目の一部 2.7 1971年度~'73年 '71年4月23日 '73年9月4日 63
鶴ケ谷 鶴ケ谷東3丁目 8.8 1977年度~'82年 '77年11月4日 '81年10月9日 1,145
鶴ケ谷南 鶴ケ谷東2丁目ほか 5.5 1977年度~'81年 '78年1月7日 '81年12月25日 700
鶴ケ谷中央 鶴ケ谷東2丁目の一部 5.6 1982年度~'84年 '82年6月22日 '84年10月16日 694
山崎東 鶴ケ谷東2丁目の一部 1.5 1983年度~'87年 '83年4月26日 '86年6月24日 302
鶴ケ谷第二 鶴ケ谷東4丁目の一部 2.0 1984年度~'89年 '84年8月7日 '88年4月15日 535

高度経済成長はインフレーション参照)も伴っていたため、スーパーマーケットが発達していなかった当時、生鮮食品の廉売や安定供給を目的に都市部への「食料品公設小売市場設置事業」を農林水産省が1967年(昭和42年)から補助していた[8]。仙台市も同省の方針に従い、1971年(昭和46年)12月に鶴ケ谷団地に市内初の公設小売市場を設置し、以後、仙台市や泉市で設置が相次いだ[8]

画像外部リンク
smtせんだい時遊map」写真
1985年(昭和60年)11月 東仙台から北向きに鶴ケ谷方面の空撮

1976年(昭和51年)、鶴ケ谷公設小売市場の隣接地にトーコーチェーンの旗艦店が核店舗である鶴ケ谷ショッピングセンターが開店し、さらに翌年には温水プールが併設された市民センターも開館するなど、鶴ケ谷は施設が充実した団地として発展した。しかし、スーパーマーケットの大規模化や、モータリゼーションの発達による大駐車場を伴ったロードサイド店舗の興隆もあって、駐車場が20台分程度しかない鶴ケ谷団地の中心商業施設の集客力は低下していった[8]。近年は、少子高齢化や老朽化した市営団地の建て替えが問題になっている。

歴史[編集]

鶴ケ谷ショッピングセンター(2010年4月)。トーコー鶴ケ谷店の閉店後。
  • 1976年(昭和51年)
    • 鶴ケ谷ショッピングセンター(核店舗:トーコー鶴ケ谷店)開店。
    • 2月 - 鶴ヶ谷オープン病院(現・仙台オープン病院)開院[13]
  • 1977年(昭和52年)
    • 鶴ケ谷土地区画整理事業施行(1982年度まで)
    • 鶴ケ谷南土地区画整理事業施行(1981年度まで)
  • 1978年(昭和53年) - 仙台市立鶴谷養護学校(現 仙台市立鶴谷特別支援学校)開校。
  • 1982年(昭和57年) - 鶴ケ谷中央土地区画整理事業施行(1984年度まで)
  • 1983年(昭和58年) - 山崎東土地区画整理事業施行(1987年度まで)
  • 1984年(昭和59年) - 鶴ケ谷第二土地区画整理事業施行(1989年度まで)
  • 1988年(昭和63年) - 鶴ケ谷字大久保山、山沢、本山に住居表示が実施され、鶴ケ谷北1丁目~2丁目が生まれた[4]
  • 1989年平成元年)4月1日 - 仙台市の政令指定都市移行に伴って、鶴ケ谷地区は宮城野区の一部となった。
  • 1990年(平成2年) - 鶴ケ谷字山沢、佐野原、菖蒲沢、東菖蒲沢、岩切字菖蒲沢南、山崎西、燕沢字案内沢北に住居表示が実施され、鶴ケ谷東1丁目~4丁目が生まれた[5]。これにより、旧・鶴谷村では無かった旧・岩切村および旧・燕沢村の一部が鶴ケ谷の地名になった(ただし、いずれも新制・岩切村の一部)。一方、岩切地区の住居表示実施により、鶴ケ谷字大樋が岩切三丁目の一部になった。
  • 1992年(平成4年)4月 - 鶴ヶ谷市民センターに児童館を併設[11]
  • 2008年(平成20年)10月20日 - 都市計画道路東仙台泉線北畑工区(国道4号仙台バイパス・仙台市鶴ヶ谷交差点~仙台オープン病院前の交差点)[14]開通。
  • 2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震東日本大震災)が発生。鶴ヶ谷市民センターが使用不能となる[11]
  • 2012年(平成24年)3月 - 鶴ヶ谷市民センター仮事務所が、みやぎ生協鶴ヶ谷店2階に開設(会議室2室併設)[11][15]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

鶴ケ谷(丁目)[編集]

丁目 世帯数 人口
鶴ケ谷1丁目 586世帯 1,299人
鶴ケ谷2丁目 1,013世帯 1,796人
鶴ケ谷3丁目 442世帯 1,796人
鶴ケ谷4丁目 599世帯 1,292人
鶴ケ谷5丁目 696世帯 1,437人
鶴ケ谷6丁目 1,578世帯 2,856人
鶴ケ谷7丁目 548世帯 1,175人
鶴ケ谷8丁目 366世帯 775人
6,061世帯 11,653人

鶴ケ谷(小字)[編集]

小字 世帯数 人口
鶴ケ谷字大谷 3世帯 8人
鶴ケ谷字北畑 24世帯 78人
鶴ケ谷字京原 57世帯 66人
鶴ケ谷字坂下 6世帯 25人
鶴ケ谷字舘下 119世帯 275人
鶴ケ谷字筒下 6世帯 16人
鶴ケ谷字原田 1世帯 3人
鶴ケ谷字本山 35世帯 49人
6,061世帯 520人

鶴ケ谷北[編集]

丁目 世帯数 人口
鶴ケ谷北1丁目 233世帯 538人
鶴ケ谷北2丁目 189世帯 454人
422世帯 992人

鶴ケ谷東[編集]

丁目 世帯数 人口
鶴ケ谷東1丁目 226世帯 511人
鶴ケ谷東2丁目 533世帯 1,270人
鶴ケ谷東3丁目 431世帯 987人
鶴ケ谷東4丁目 337世帯 809人
1,527世帯 3,577人

主な施設[編集]

鶴ケ谷[編集]

1丁目
2丁目
  • 学校法人お人形社学園お人形社第二幼稚園[16]
  • 鶴ヶ谷ショッピングセンター アバイン(地図
  • みやぎ生協鶴ヶ谷店(地図) … 2015年4月、二丁目1番街区に移転。
  • 鶴ヶ谷第一市営住宅[17]
  • UR仙台鶴ヶ谷団地[18]
3丁目
4丁目
  • 学校法人菅原学園鶴ケ谷幼稚園[16]
  • (私立)鶴ケ谷マードレ保育園[19]
5丁目
6丁目
7丁目
  • (公立)鶴ケ谷保育所[19]
8丁目

鶴ケ谷北[編集]

1丁目
  • 仙台市教育センター(地図

鶴ケ谷東[編集]

1丁目
  • カトリック鶴ヶ谷墓地(地図、展望施設あり)

鶴ケ谷字北畑[編集]

  • 仙台市鶴ヶ谷交差点(地図

鶴ケ谷字京原[編集]

  • 宮城総合給食センター(地図


脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 町名別年齢(各歳)別住民基本台帳人口” (日本語). 仙台市 (2017年4月28日). 2017年6月30日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 自動車登録関係コード検索システム(国土交通省)
  4. ^ a b 鶴ケ谷北(昭63) (PDF) (仙台市「仙台市の住居表示実施状況」)
  5. ^ a b 鶴ケ谷東部(平2) (PDF) (仙台市「仙台市の住居表示実施状況」)
  6. ^ 健康都市宣言(仙台市)
  7. ^ a b 『仙台市史 通史編9 現代2』 p.120~p.127
  8. ^ a b c d 『仙台市史 通史編9 現代2』 p.236~p.240
  9. ^ (2)新住宅市街地開発事業 Page white excel.png (XLS)国土交通省都市計画現況調査」 2008年3月31日現在)
  10. ^ 土地区画整理事業地区の一覧表(区別・換地処分順)(仙台市)
  11. ^ a b c d e Ⅲ 地区館事業 平成25年度 師弟管理事業実績 (PDF) (仙台市生涯学習センター「市民センター事業の概要」)
  12. ^ 鶴ケ谷市民センター(仙台ひと・まち交流財団)
  13. ^ 事業の沿革(仙台オープン病院)
  14. ^ 仙台市(国土交通省 ESTデータベース)
  15. ^ 鶴ヶ谷市民センター(仙台ひと・まち交流財団)
  16. ^ a b 幼稚園等一覧(仙台市)
  17. ^ a b 市営住宅のご案内(仙台市)
  18. ^ a b 仙台エリアの物件一覧(UR都市機構)
  19. ^ a b c d 保育所一覧(仙台市)

参考文献[編集]

  • 鶴ヶ谷 村から団地へ、そしてもっと住みよいまちへ(新しい杜の都づくり宮城野区協議会)1997年3月
  • 仙台市交通事業50年史(仙台市交通局)1979年

関連項目[編集]