黄道帯

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黄道帯(こうどうたい、: Zodiac)とは、黄道の上下に9度の幅をとって空にできる帯のこと[1]。獣を象った星座を多く通ることから獣帯(じゅうたい)とも呼ばれる[2][3]。現在、黄道帯には13の星座があり、このうちへびつかい座を除いた12の星座を黄道十二星座という。

日本における13星座論争[編集]

占星術家鏡リュウジは『占星綺想』で、13星座論とは1995年に天文学者ジャクリーン・ミットン天文学の立場から占星術の流行阻止を啓蒙するためにパロディとして唱えた論争で[4][† 1]、西洋占星術における「サイン(黄道十二宮)」という占星理論上の概念に対する誤解に基づいていると述べている[4]

ミットンは「占星術師家たちに対し、「占星術のサインは天文学的におかしい。もし占星術を正しく行おうとするのなら、歳差によるズレを修正し、黄道に隣接するへびつかい座をも入れるべきだ」と論じた[4]が、「日本のマスコミはなぜか『新しい星座が発見された』などととりあげ」てしまい、「メディアで活躍している占星術師家の多くも十三星座に便乗してしまった」と鏡は述べている[4]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 占星綺想は雑誌「ユリイカ」で2000年1月から1年間にわたって連載されたエッセイであると鏡は「あとがき」で述べている。

出典[編集]

  1. ^ 中嶋浩一 『天文学入門 星とは何か』 丸善出版2009年5月30日、30頁。ISBN 978-4621081167。
  2. ^ 羽仁礼 『図解 西洋占星術』 新紀元社2008年12月19日。ISBN 978-4775306819。
  3. ^ 渋沢龍彦 『黒魔術の手帖』 文藝春秋〈文春文庫〉、2004年2月。ISBN 978-4167140069。
  4. ^ a b c d 鏡リュウジ 『占星綺想』 青土社2007年6月10日(原著2000年)、増補新版、203-204頁。ISBN 9784791763467。

関連項目[編集]