龍と狐のジャイアント・キリング

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龍と狐のジャイアント・キリング
ジャンル ファンタジー
小説
著者 神秋昌史
イラスト 東西
出版社 ホビージャパン
レーベル HJ文庫
刊行期間 2016年10月1日 - 2017年2月1日
巻数 2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

龍と狐のジャイアント・キリング』(りゅうときつねのじゃいあんときりんぐ)は、神秋昌史による日本ライトノベル作品。イラストは東西が担当。ホビージャパンHJ文庫刊。

あらすじ[編集]

帝国が誇る最新鋭の巨大鋼鉄機兵を前に、滅亡の危機を迎える日ノ本共和国。 そんな中、共和国軍に所属する少年「七舎龍一郎」は、単独で国内を駆け巡り、「神霊種」と呼ばれる旧く尊き者達を集める。 彼らの力を借りた共和国は、帝国への反撃を開始するのだった。

登場人物[編集]

日ノ本共和国[編集]

七舎 龍一郎(ななや りゅういちろう)
主人公。日ノ本共和国の軍人。神霊種と共存した血筋の末裔でもある。
帝国に陥落されつつある日ノ本を救うため、二ヶ月の間に関東各地の神霊種に声をかけまわった結果、狐貂を含む数名の神霊種の協力を得る。
戦況分析能力に長けており、神霊種たちを含めた軍隊の指揮をとる。
録宝院 紗斗子(ろくほういん さとこ)
共和国の皇室で、日ノ本の「姫」にあたる少女。幼少の頃から共に育った龍一郎を「龍兄さん」と呼び慕っている。
鳥羽川 麻雲(とばかわ まくも)
共和国の女性軍人。龍一郎の上官でもあり、関東防衛軍第三七吉分隊長を務める。
眼鏡をかけている時は厳しい口調だが、眼鏡を外すとたおやかな口調になる。

神霊種[編集]

紅 狐貂(くれない こてん)
狐の神霊種で、紅尾一族の姫君。炎を自在に操る。きつねうどんと龍一郎のことが大好き。
自由奔放な性格で、自分が裸の状態になっても全然気にしない[1]
すばやい動きでマイスアタッカーを次々と燃やしていく姿から、帝国側からは「フレイムビースト」と呼ばれる。
白麗 雪華(びゃくれい せつか)
雪女の神霊種。
自分の事を「おねえさん」と言ったり、仲間をからかうなど非情にノリの良い性格をしているが、敵対者には容赦しない冷酷な一面も持つ。
雪を操るほか、雪ん子を大量に生み出して敵を襲わせる広範囲の制圧戦を得意とする。
帝国兵を徹底的に凍死させる姿から、帝国側からは「ホワイトデビル」と呼ばれる。
雪ん子
雪華が作り出す、子供の姿をした雪の化身。
水を消費して大量に作ることが出来、触れたものを凍らせる。
黒座獄王(こくざのごくおう)
筋肉隆々の老人の姿をした神霊種。
戦い好きで圧倒的な膂力を持ち、伸縮自在の二股金棒「如意双櫻(にょいそうおう)」を武器にする。また、周囲の地面を自らの身に纏い、頑丈な鎧を作ることが出来る。
その鎧武者のような姿でマイスアタッカーを圧倒する姿から、帝国側からは「リビングロック」と呼ばれる。
人間は好きでないが、龍一郎のことは一目置いている。
明 日暮(あけの ひぐらし)
女性の姿をした、古杣の神霊種。龍一郎を「主様(ぬしさま)」と呼ぶ。音を消すほか、自身の肌を「ないもの」にできるため隠密行動を得意とする。しかし服まではうまく消せないため最低限の布(紐)を身に着け、痴女同然の格好になっている。
双谷峰の手長(そうやみのてなが)
巨大神霊種。双谷峰の地下神殿に封印されていた。

帝国[編集]

アルフレッド・リルアルカス
カントー(関東)方面長の長。階級は大佐。帝国陸軍と、自ら搭乗する「オプレスアンハイド」に絶対の自信を持つ。
ゲデニス
アルフレッドのお世話役。
ゼンダー
帝国の将軍。キンキ(近畿)方面を担当している。

用語[編集]

日ノ本共和国(ひのもときょうわこく)
いわゆる日本。地方ごとの自治区に分権している。
帝国に劣勢を強いられ、龍一郎が説得した神霊種を連れてくるまでの間に、関東と近畿の二つを除く自治区を制圧される。
帝国(ていこく)
世界一の文明と軍事力を持つ国。
神霊種を忌み嫌っており、日ノ本の神霊種を駆逐するために戦争を仕掛けてきた。
神霊主(しんれいしゅ)
妖怪とも呼ばれる存在。
紅尾一族(べにおいちぞく)
関東最大勢力である、狐の神霊種一族。関東一円で、炎の威力において右に出る者はいないとされる。長は狐貂の祖父。
神話の侵食(マイスアタッカー)
帝国が作り上げた人型兵器。石力エンジンで稼働する。
実は関東軍にも旧式が数台存在する。
超神話侵蝕(アーティファクト)
巨大マイスアタッカー。通常のマイスアタッカーを超える戦闘力を持つ。

登場メカ[編集]

帝国のマイスアタッカー
帝国の新式人型兵器。全高約8メートルで、甲種合金(リッチアマルガム)の装甲を持つ。基本的に三機編成で行動し、龍一郎によると「戦車もヘリも相手取れる」とのこと。帝国陸軍の主戦力であるが、狐貂たちにあっさりと破壊されてしまう。
オプレスアンハイド
アルフレッドが搭乗する超神話侵蝕。
全高約45メートルで、一機で戦車中隊クラスの砲火を行えるほどの複数の砲塔を有し、通常の倍の初速で長射程の特殊弾「バルファルドバレット」を発射できる。
他にも、対物電磁膜(AMEM)のバリアによる防御と、透視も行える広範囲索敵能力「イビルアイズ」を持つ。

脚注[編集]

  1. ^ ただし、自覚があると恥ずかしがるなど、多少の羞恥心はある模様。

既刊一覧[編集]

龍と狐のジャイアント・キリング
巻数 サブタイトル 初版発行日 ISBN
1 鋼鉄機兵のシンプルな倒し方 2016年10月1日 ISBN 978-4-7986-1309-3
2 空飛ぶ機兵の大胆な墜とし方 2017年2月1日 ISBN 978-4-7986-1378-9