1954年の映画

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1954年の映画(1954ねんのえいが)では、1954年(昭和29年)の映画分野の動向についてまとめる。

出来事[編集]

日本[編集]

日本の映画興行[編集]

  • 入場料金(大人)
    • 130円(東京の邦画封切館)[21][注 6]
    • 127円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[23] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[24]
1954年配給会社別年間配給収入
配給会社 年間配給収入 前年対比
しようちく松竹 46億7899万円 127.3%
とうほう東宝 30億9754万円 131.4%
たいえい大映 39億0156万円 128.8%
しんとうほう新東宝 21億7137万円 098.8%
とうえい東映 37億2090万円 141.0%
につかつ日活 04億2562万円 N/A
※日活は7月から12月までの半年の実績
出典: 井上雅雄「映画産業の戦後「黄金期」の実態(下) : ポスト占領期の映画産業と大映の企業経営・補論」『立教經濟學研究』第71巻第2号、立教大学経済学研究会、2017年10月、 102頁、 doi:10.14992/00015468

各国ランキング[編集]

日本配給収入ランキング[編集]

1954年邦画配給収入トップ10
(対象期間:1954年4月 - 1955年3月)
順位 題名 配給 配給収入
1 君の名は 第三部 松竹 3億3015万円
2 忠臣蔵 花の巻・雪の巻[25] 松竹 2億9064万円
3 七人の侍 東宝 2億6823万円
4 紅孔雀 東映 2億4182万円
5 二十四の瞳 松竹 2億3287万円
6 月よりの使者 大映 1億6491万円
7 宮本武蔵 東宝 1億6341万円
8 ゴジラ 東宝 1億5214万円
9 ハワイ珍道中 新東宝 1億5017万円
10 哀愁日記[26] 松竹 1億4641万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、112頁。ISBN 978-4873767550。
1954年洋画配給収入トップ10
(対象期間:1954年1月 - 1955年3月)
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 ローマの休日 アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画 2億8404万円
2 砂漠は生きている アメリカ合衆国の旗 大映 2億2107万円
3 グレン・ミラー物語 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ 1億8202万円
4 麗しのサブリナ アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画 1億5243万円
5 ケイン号の叛乱 アメリカ合衆国の旗 コロムビア映画 1億4014万円
6 ロミオとジュリエット イギリスの旗イタリアの旗 BCFC=NCC 1億3740万円
7 これがシネラマだ英語版[27] アメリカ合衆国の旗 東宝 1億3399万円
8 恐怖の報酬 フランスの旗イタリアの旗 東和 1億3179万円
9 モガンボ アメリカ合衆国の旗 MGM 1億3070万円
10 赤と黒 フランスの旗 東和 1億2899万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、113頁。ISBN 978-4873767550。

日本公開作品[編集]

受賞[編集]

生誕[編集]

死去[編集]

日付 名前 出身国 年齢 職業
1月 18日 シドニー・グリーンストリート イギリスの旗 イギリス 74 男優
2月 12日 ジガ・ヴェルトフ ロシア帝国の旗 ロシア帝国 58 映画監督
4月 10日 オーギュスト・リュミエール フランスの旗 フランス 91 映画の発明者
7月 24日 エフィー・シャノン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 87 舞台・映画女優
11月 15日 ライオネル・バリモア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 76 男優
12月 8日 グラディス・ジョージ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 50 女優

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 『年表・映画100年史』では「2月」になっている[3]
  2. ^ 〔引用者註〕『東宝五十年史』では「5月26日」(公開1か月後)となっているが、映画公開日の「4月26日」に変更した[9]
  3. ^ 『東宝五十年史』では「第3位」が「銀熊賞」となっている[8]
  4. ^ 『東宝五十年史』には『七人の侍』の銀獅子賞受賞のみが記述されている[8]
  5. ^ 〔引用者註〕『東宝五十年史』は「10月3日」になっているが、公式サイトや映画DBの「11月3日公開」を採用した[19][20]
  6. ^ 『戦後値段史年表』によれば、100円となっている[22]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 松竹 1985, p. 680.
  2. ^ 真田十勇士(1954)”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年9月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 谷川 1993, p. 124.
  4. ^ a b c d e 東宝 1982b, p. 66.
  5. ^ a b c d 山川 1987, p. 233.
  6. ^ a b c 井上雅雄「日活の映画製作再開と「五社協定」」『戦後映画の産業空間: 資本・娯楽・興行』谷川建司、森話社、2016年7月7日、19頁。ISBN 978-4-86405-098-2。
  7. ^ a b 沿革”. 日活公式サイト. 日活. 2020年4月1日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n 東宝 1982b, p. 67.
  9. ^ 七人の侍”. キネノート. キネマ旬報社. 2020年1月3日閲覧。
  10. ^ 新諸国物語 笛吹童子 第一部どくろの旗 第二部妖術の闘争 第三部満月城の凱歌”. キネノート. キネマ旬報社. 2020年4月3日閲覧。
  11. ^ a b c d 東映クロニクル”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
  12. ^ 金色夜叉(1954)”. キネノート. キネマ旬報社. 2020年1月3日閲覧。
  13. ^ 国定忠治(1954)”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年9月28日閲覧。
  14. ^ かくて夢あり”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年9月28日閲覧。
  15. ^ 山川 1987, p. 337.
  16. ^ 松竹 1985, p. 681.
  17. ^ 沿革”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
  18. ^ 東宝 1982b, p. 68.
  19. ^ a b 1954 ゴジラ Godzilla”. ゴジラオフィシャルサイト. 東宝. 2020年1月5日閲覧。
  20. ^ ゴジラ(1954)”. キネノート. キネマ旬報社. 2020年1月5日閲覧。
  21. ^ 角川春樹藤岡和賀夫阿久悠『ザ・ブーム』角川書店、1982年1月25日、200頁。
  22. ^ 『戦後値段史年表』週刊朝日朝日新聞出版〈朝日文庫〉、1995年、23頁。ISBN 4-02-261108-1。
  23. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  24. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年) (Excel)”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  25. ^ 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1954)”. KINENOTE(キネノート). 2018年9月26日閲覧。
  26. ^ 哀愁日記”. KINENOTE(キネノート). 2018年9月26日閲覧。
  27. ^ これがシネラマだ”. allcinema. 2018年9月27日閲覧。
  28. ^ 1954 Awards”. ニューヨーク映画批評家協会. 2012年3月19日閲覧。

参考文献[編集]

  • 井上雅雄「映画産業の戦後「黄金期」の実態(下) : ポスト占領期の映画産業と大映の企業経営・補論」『立教經濟學研究』第71巻第2号、立教大学経済学研究会、2017年10月、 67 - 107頁、 doi:10.14992/00015468 - 1953年から1956年の邦画各社の状況について書かれている。
  • 松竹『松竹九十年史』松竹、1985年12月。全国書誌番号:87001945
  • 谷川義雄『年表・映画100年史』風濤社、1993年5月。ISBN 4-89219-113-2。
  • 東宝『東宝五十年史』東宝、1982年11月。全国書誌番号:83041631
  • 山川浩二『昭和広告60年史』講談社、1987年。ISBN 4-06-202184-6。